JP2006246176A - Mimo受信装置、受信方法および無線通信システム - Google Patents

Mimo受信装置、受信方法および無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】 各送信アンテナで異なるチップ電力比を用いる場合のMIMOのフィルタ受信において、正確なMMSE制御を行うことが可能なMIMO受信装置、受信方法および無線通信システムを提供する。
【解決手段】 補正係数計算部41は、各送信アンテナのチップ電力比を入力し、各送信アンテナのチップ電力比が基準となる送信アンテナのチップ電力比と等しくなるようなパイロット電力を仮定し、各送信アンテナの実際のパイロット電力を補正する補正係数βmを計算する。ウエイト計算部40は、FFT部12−1−1〜12−M−Nで周波数領域に変換した伝送路のインパルス応答、チップ雑音推定部16で推定したチップ雑音電力および補正係数計算部41で計算した補正係数βmを入力し、MMSEにより、フィルタのウエイトを計算する。
【選択図】 図1

Description

本発明はMIMO受信装置、受信方法および無線通信システムに関し、特に複数の受信アンテナを用いて、最小平均自乗誤差法(MMSE:Minimum Mean Square Error)により、信号の復調を行うMIMO受信装置、受信方法および無線通信システムに関する。
次世代移動通信の無線通信方式では、高速データ伝送を実現することが重要である。高速データ伝送を実現する技術として、複数の送信アンテナから同一の周波数、時間を用いて信号を送信し、複数の受信アンテナを用いて信号の復調(信号分離)を行うMIMO(Multiple Input Multiple Output)多重方式が注目されている。
図4は、送信アンテナの数をM(Mは1以上の整数)、受信アンテナの数をN(Nは1以上の整数)とした場合のMIMO送受信装置を示す図である。送信側は送信アンテナ1−1〜1−Mおよび送信装置2で構成され、受信側は受信アンテナ3−1〜3−Nおよび受信装置4で構成される。複数の送信アンテナ1−1〜1−Mから異なる信号を同一の周波数、時間を用いて送信し、複数の受信アンテナ3−1〜3−Nを用いて信号を受信することにより、伝送帯域幅を増加せずに送信アンテナ数に比例した高速データ伝送が可能となる。受信側では複数の受信アンテナ3−1〜3−Nで受信した信号から複数の送信アンテナ1−1〜1−Mからの信号を復調する信号分離処理が必要となる。
MIMO多重信号の復調方法には種々の方法があるが、比較的簡易な方法に線形フィルタ受信がある。DS−CDMA(Direct Sequence−Code Division Multiple Access)信号にMIMO多重方式を用いた場合、他の送信アンテナからの干渉に加え、希望の送信アンテナ信号のマルチパスも干渉となり、これらの干渉を同時に抑圧するフィルタ受信が有効である。この信号処理を周波数領域で簡易に行う周波数領域イコライザが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
図5は、非特許文献1に記載された周波数領域イコライザをDS−CDMAのMIMO受信装置に用いた場合の構成の一例を示す。送信アンテナの数をM(Mは1以上の整数)、受信アンテナの数をN(Nは1以上の整数)とし、MIMO受信装置について説明する。従来のMIMO受信装置は、伝送路推定部10−1−1〜10−M−N、S/P(直並列)変換部11−1−1〜11−M−N、14−1〜14−N、FFT(高速フーリエ変換)部12−1−1〜12−M−N、15−1〜15−N、GI(ガードインターバル)除去部13−1〜13−N、チップ雑音推定部16、ウエイト計算部17、フィルタ処理部18、IFFT(高速逆フーリエ変換)部19−1〜19−M、P/S(並直列)変換部20−1〜20−Mおよび逆拡散回路21−1〜21−Mで構成される。
伝送路推定部10−1−1〜10−M−Nは、受信アンテナ3−1〜3−Nで受信した信号を入力し、受信信号に含まれる既知のパイロット信号を用いて、送信アンテナ1−1〜1−Mと受信アンテナ3−1〜3−N間の伝送路推定値をパス毎に推定し、インパルス応答を求める。
S/P変換部11−1−1〜11−M−Nは、伝送路推定部10−1−1〜10−M−Nで推定した伝送路のインパルス応答をS/P変換する。
FFT部12−1−1〜12−M−Nは、S/P変換部11−1−1〜11−M−Nで変換した伝送路のインパルス応答を入力し、周波数領域に変換する。
チップ雑音推定部16は、受信アンテナ3−1〜3−Nで受信した信号および伝送路推定部10−1−1〜10−M−Nで推定した伝送路推定値を入力し、チップ雑音電力を推定する。
ウエイト計算部17は、FFT部12−1−1〜12−M−Nで周波数領域に変換した伝送路のインパルス応答およびチップ雑音推定部16で推定したチップ雑音電力を入力し、最小平均自乗誤差法(MMSE)により、フィルタのウエイトを計算する。
GI除去部13−1〜13−Nは、受信アンテナ3−1〜3−Nで受信した信号を入力し、受信パスタミングを基準にして、GIに相当する部分の受信信号を除去する。
S/P変換部14−1〜14−Nは、GI除去部13−1〜13−NでGIを除去した受信信号をS/P変換する。
FFT部15−1〜15−Nは、S/P変換部14−1〜14−Nで変換した受信信号を入力し、周波数領域に変換する。
フィルタ処理部18は、ウエイト計算部17で計算したウエイトおよびFFT部15−1〜15−Nで周波数変換した受信信号を入力し、周波数領域で受信信号のフィルタリング(等化)を行う。
IFFT部19−1〜19−Mは、フィルタ処理部18で等化した周波数領域の信号を入力し、時間領域に変換する。
P/S変換部20−1〜20−Mは、時間領域に変換した信号をP/S変換する。
逆拡散回路21−1〜21−Mは、P/S変換部20−1〜20−Mで変換した時間領域の信号を入力し、逆拡散を行い、送信アンテナ1−1〜1−Mからの送信信号を復調する。
図6は、FFT後のサブキャリアf(1≦f≦F)におけるウエイト計算部17の構成を示すブロック図である。サブキャリアfにおける従来のウエイト計算部17は、相関行列生成部30−1〜30−M、相関行列加算部31、雑音加算部32、逆行列演算部33およびウエイト生成部34−1〜34−Mで構成され、各サブキャリアでは同一の構成を有する。
相関行列生成部30−1〜30−Mは、図5のFFT部12−1−1〜12−M−Nで周波数領域に変換した送信アンテナと受信アンテナ間の伝送路推定値を入力し、送信アンテナ毎に各送信アンテナから受信アンテナへの相関行列を生成する。
相関行列加算部31は、相関行列生成部30−1〜30−Mで生成した送信アンテナ毎の相関行列を入力し、相関行列を加算する。
雑音加算部32は、相関行列加算部31で加算した相関行列、図5のチップ雑音推定部16で推定したチップ雑音電力およびチップ電力比を入力し、チップ雑音電力にチップ電力比の逆数を乗じて、相関行列に加算する。
逆行列演算部33は、雑音加算部32で雑音成分を加算した相関行列を入力し、逆行列演算を行う。
ウエイト生成部34−1〜34−Mは、逆行列演算部33で演算した逆行列および周波数領域に変換した送信アンテナと受信アンテナ間の伝送路推定値を入力し、フィルタのウエイトを生成する。
以上の処理に関して、数式を用いて詳細に説明する。FFT部12−1−1〜12−M−Nで伝送路のインパルス応答を周波数領域に変換したサブキャリアfにおける送信アンテナm(1≦m≦M)と受信アンテナ間の伝送路ベクトルHm(f)は次式で定義される。
m(f)=[hm,1(f),hm,2(f),...,hm,N(f)]T (1)
ここで、Tは転置を表す。また、FFT部15−1〜15−Nで受信信号を周波数領域に変換したサブキャリアfにおける受信信号ベクトルX(f)は次式で定義される。
X(f)=[x1(f),x2(f),...,xN(f)]T (2)
ウエイト計算部17で計算されるサブキャリアfにおける送信アンテナmのフィルタのウエイトベクトルWm(f)は、次式で表される。
Figure 2006246176
ここで、Hは複素共役転置、Pはパイロット電力、Dはデータ電力、N0はチップ雑音電力、Iは単位行列を示す。
フィルタ処理部18で等化、信号分離されたサブキャリアfにおける送信信号ベクトルY(f)は、次式で表される。
Y(f)=WH(f)X(f) (4)
ここで、W(f)、Y(f)は、次式で定義される。
W(f)=[W1(f),W2(f),...,WM(f)]T (5)
Y(f)=[Y1(f),Y2(f),...,YM(f)]T (6)
Xu Zhu and Ross D.Murch,"Novel Frequency−Domain Equalization Architectures for a Single−Carrier Wireless MIMO System," IEEE VTC2002−Fall,pp.874−878,Sep.2002.
従来のMIMO受信装置では、次のような問題点がある。ウエイト計算部17におけるフィルタのウエイト計算では、相関行列生成部30−1〜30−Mで送信アンテナ毎に相関行列を生成し、相関行列加算部31において全送信アンテナで加算する際にそれらの大小関係で送信アンテナ間の干渉の抑圧度合いが決まる。非特許文献1に記載された周波数領域イコライザは各送信アンテナで同一の総チップ信号電力対パイロット信号電力比(チップ電力比)γ=(P+D)/Pを仮定した場合におけるフィルタのウエイトの計算式であり、各送信アンテナで異なるチップ電力比を用いる場合(適応変調などを行う場合)にはMMSEウエイトの精度がずれ、特性が劣化するという問題がある。
本発明の目的は、各送信アンテナで異なるチップ電力比を用いる場合のMIMOのフィルタ受信において、正確なMMSE制御を行うために、各送信アンテナのチップ電力比が基準となる送信アンテナのチップ電力比と等しくなるようにパイロット電力の補正を行い、フィルタのウエイトを計算することで優れた特性を実現できるMIMO受信装置、受信方法および無線通信システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明が提供するMIMO受信装置は、請求項1に記載されるように、複数の送信アンテナから送信した信号を、複数の受信アンテナで受信する受信装置において、各送信アンテナの総チップ信号電力対パイロット信号電力比(チップ電力比)が基準となる送信アンテナのチップ電力比と等しくなるようなパイロット電力を仮定し、各送信アンテナの実際のパイロット電力を補正する補正係数を計算する補正係数計算手段と、前記補正係数と全ての送受信アンテナ間の伝送路推定値を用いて、最小平均自乗誤差法(MMSE:Minimum Mean Square Error)に基づいて、フィルタのウエイトを計算するウエイト計算手段と、前記ウエイトで受信信号をフィルタリングし、干渉となる送信アンテナ信号を抑圧し、希望の送信アンテナ信号を復調するフィルタ処理部を有することを特徴とする。
また、本発明によれば、前記MIMO受信装置における前記補正係数計算手段は、各送信アンテナのチップ電力比γ1,γ2,・・・,γM(Mは1以上の整数)を入力し、γ1を基準となる送信アンテナのチップ電力比とすると、補正係数β1,β2,・・・,βMを1,γ2/γ1,・・・,γM/γ1と計算することを特徴とする。
また、本発明によれば、前記MIMO受信装置における前記ウエイト計算手段および前記フィルタ処理部は、時間領域の信号処理で行うことを特徴とする。
また、本発明によれば、前記MIMO受信装置における前記ウエイト計算手段および前記フィルタ処理部は、周波数領域の信号処理で行うことを特徴とする。
また、本発明によれば、前記MIMO受信装置における前記ウエイト計算手段は、周波数領域の信号処理であって、周波数領域で表された送信アンテナと受信アンテナ間の伝送路推定値から相関行列を生成する相関行列生成手段と、前記相関行列生成手段で生成した送信アンテナ毎の相関行列に前記補正係数計算手段で計算した前記補正係数をそれぞれ乗算する補正係数乗算手段と、前記補正係数を乗算した送信アンテナ毎の相関行列を全て加算する相関行列加算手段と、前記相関行列加算手段で加算した相関行列に基準となる送信アンテナのチップ電力比の逆数を乗じた雑音成分を加算する雑音電力加算手段と、前記雑音電力加算手段で雑音成分を加算した相関行列の逆行列を演算する逆行列演算手段と、前記逆行列演算手段で演算した相関行列の逆行列と周波数領域で表された送信アンテナと受信アンテナ間の伝送路推定値からウエイトを生成するウエイト生成手段を有することを特徴とする。
本発明のMIMO受信装置では、各送信アンテナで異なるチップ電力比を用いる場合のMIMOのフィルタ受信において、正確なMMSE制御を行うために、各送信アンテナのチップ電力比が基準となる送信アンテナのチップ電力比と等しくなるようにパイロット電力の補正を行い、フィルタのウエイトを計算することで優れた特性を実現できる。
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明のMIMO受信装置の一実施例を示す構成図であり、図5と同等部分は同一符号にて示している。図1において、送信アンテナの数をM(Mは1以上の整数)、受信アンテナの数をN(Nは1以上の整数)とし、MIMO受信装置について説明する。
本発明のMIMO受信装置は、伝送路推定部10−1−1〜10−M−N、S/P変換部11−1−1〜11−M−N、14−1〜14−N、FFT部12−1−1〜12−M−N、15−1〜15−N、GI除去部13−1〜13−N、チップ雑音推定部16、フィルタ処理部18、IFFT部19−1〜19−M、P/S変換部20−1〜20−M、逆拡散回路21−1〜21−M、ウエイト計算部40および補正係数計算部41で構成される。
伝送路推定部10−1−1〜10−M−Nは、受信アンテナ3−1〜3−Nで受信した信号を入力し、受信信号に含まれる既知のパイロット信号を用いて、送信アンテナ1−1〜1−Mと受信アンテナ3−1〜3−N間の伝送路推定値をパス毎に推定し、インパルス応答を求める。
S/P変換部11−1−1〜11−M−Nは、伝送路推定部10−1−1〜10−M−Nで推定した伝送路のインパルス応答をS/P変換する。
FFT部12−1−1〜12−M−Nは、S/P変換部11−1−1〜11−M−Nで変換した伝送路のインパルス応答を入力し、周波数領域に変換する。
チップ雑音推定部16は、受信アンテナ3−1〜3−Nで受信した信号および伝送路推定部10−1−1〜10−M−Nで推定した伝送路推定値を入力し、チップ雑音電力を推定する。チップ雑音電力の推定方法は種々の方法があるが、本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成および説明は省略する。
補正係数計算部41は、各送信アンテナのチップ電力比を入力し、各送信アンテナのチップ電力比が基準となる送信アンテナのチップ電力比と等しくなるようなパイロット電力を仮定し、各送信アンテナの実際のパイロット電力を補正する補正係数βm(1≦m≦M)を計算する。
ウエイト計算部40は、FFT部12−1−1〜12−M−Nで周波数領域に変換した伝送路のインパルス応答、チップ雑音推定部16で推定したチップ雑音電力および補正係数計算部41で計算した補正係数βmを入力し、最小平均自乗誤差法(MMSE)により、フィルタのウエイトを計算する。
GI除去部13−1〜13−Nは、受信アンテナ3−1〜3−Nで受信した信号を入力し、受信パスタミングを基準にして、GIに相当する部分の受信信号を除去する。
S/P変換部14−1〜14−Nは、GI除去部13−1〜13−NでGIを除去した受信信号をS/P変換する。
FFT部15−1〜15−Nは、S/P変換部14−1〜14−Nで変換した受信信号を入力し、周波数領域に変換する。
フィルタ処理部18は、ウエイト計算部40で計算したウエイトおよびFFT部15−1〜15−Nで周波数変換した受信信号を入力し、周波数領域で受信信号のフィルタリング(等化)を行う。フィルタ処理部18は、他の送信アンテナからの干渉を抑圧すると同時に希望の送信アンテナ信号のマルチパス干渉も抑圧する。
IFFT部19−1〜19−Mは、フィルタ処理部18で等化した周波数領域の信号を入力し、時間領域に変換する。
P/S変換部20−1〜20−Mは、時間領域に変換した信号をP/S変換する。
逆拡散回路21−1〜21−Mは、P/S変換部20−1〜20−Mで変換した時間領域の信号を入力し、逆拡散を行い、送信アンテナ1−1〜1−Mからの送信信号を復調する。
本発明の実施例の動作について、図を参照して説明する。ここでは特に図1に示されたウエイト計算部40について詳細に説明する。図2は、本発明のFFT後のサブキャリアf(1≦f≦F)におけるウエイト計算部40の構成を示すブロック図である。サブキャリアfにおけるウエイト計算部40は、相関行列生成部50−1〜50−M、補正係数乗算部51−1〜51−M、相関行列加算部52、雑音加算部53、逆行列演算部54およびウエイト生成部55−1〜55−Mで構成され、各サブキャリアでは同一の構成を有する。
相関行列生成部50−1〜50−Mは、図1のFFT部12−1−1〜12−M−Nで周波数領域に変換した送信アンテナと受信アンテナ間の伝送路推定値を入力し、送信アンテナ毎に各送信アンテナから受信アンテナへの相関行列を生成する。
補正係数乗算部51−1〜51〜Mは、相関行列生成部50−1〜50−Mで生成した送信アンテナ毎の相関行列および図1の補正係数計算部41で計算した補正係数βmを入力し、補正係数βmを送信アンテナ毎の相関行列にそれぞれ乗算し、各送信アンテナのチップ電力比が基準となる送信アンテナのチップ電力比と等しくなるように、各送信アンテナの実際のパイロット電力の補正を行う。
相関行列加算部52は、補正係数乗算部51−1〜51−Mで補正係数βmを乗算した送信アンテナ毎の相関行列を入力し、それぞれの相関行列を加算する。
雑音加算部53は、相関行列加算部52で加算した相関行列、図1のチップ雑音推定部16で推定したチップ雑音電力および基準となる送信アンテナのチップ電力比を入力し、チップ雑音電力に基準となる送信アンテナのチップ電力比の逆数を乗じて、相関行列に加算する。
逆行列演算部54は、雑音加算部53で雑音成分を加算した相関行列を入力し、逆行列演算を行う。
ウエイト生成部55−1〜55−Mは、逆行列演算部54で演算した逆行列および周波数領域に変換した送信アンテナと受信アンテナ間の伝送路推定値を入力し、フィルタのウエイトを生成する。
以上の処理に関して、数式を用いて詳細に説明する。FFT部12−1−1〜12−M−Nで伝送路のインパルス応答を周波数領域に変換したサブキャリアfにおける送信アンテナmと受信アンテナ間の伝送路ベクトルHm(f)の定義を式(1)のように、FFT部15−1〜15−Nで受信信号を周波数領域に変換したサブキャリアfにおける受信信号ベクトルX(f)を式(2)のように定義すると、図1のウエイト計算部40で計算されるサブキャリアfにおける送信アンテナmのフィルタのウエイトベクトルWm(f)は、次式で表される。
Figure 2006246176
ここで、P1は基準となる送信アンテナのパイロット電力、D1は基準となる送信アンテナのデータ電力を示しており、補正係数計算部41で計算した補正係数βm′(1≦m′≦M)は、送信アンテナm′のチップ電力比γm′=(Pm′+Dm′)/Pm′が基準となる送信アンテナのチップ電力比比γ1=(P1+D1)/P1と等しくなるようなパイロット電力P′m′を仮定し、送信アンテナm′の実際のパイロット電力Pm′がP′m′となるように
Figure 2006246176
に補正を行う値であり、次式のように求められる。
Figure 2006246176
式(8)において、実際のパイロット電力を補正した様子を図3に示す。送信アンテナm′のチップ電力比γm′が基準となる送信アンテナのチップ電力比γ1と等しくなるようなパイロット電力P′m′は、図3における太字の点線の領域となる。
以上説明したように、ウエイト計算部40では、各送信アンテナのチップ電力比が基準となる送信アンテナのチップ電力比と等しくなるようなパイロット電力を仮定して、各送信アンテナの実際のパイロット電力の補正を行い、フィルタのウエイトを計算するため、各送信アンテナで異なるチップ電力比を用いる場合のMIMOのフィルタ受信において、正確なMMSE制御を行うことが可能である。
また、上記の実施例では、基準となる送信アンテナを1番目の送信アンテナとしているが、どの送信アンテナを基準にしても同様の効果を得ることができ、本発明は適用できる。
また、上記の実施例では、ウエイト計算部40およびフィルタ処理部18は、周波数領域での信号処理を行っているが、時間領域の信号処理を行っても同様の効果を得ることができ、本発明は適用できる。
本発明は移動通信システムの基地局無線装置および移動局無線装置のどちらにも適用できる。
本発明のMIMO受信装置の一実施例を示す構成図である。 本発明のウエイト計算部の構成を示すブロック図である。 本発明のパイロット電力を補正した様子を示す図である。 MIMO送受信装置の構成を示す図である。 従来のMIMO受信装置の一例を示す構成図である。 従来のウエイト計算部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1−1〜1−M 送信アンテナ
2 送信装置
3−1〜3−N 受信アンテナ
4 受信装置
10−1−1〜10−M−N 伝送路推定部
11−1−1〜11−M−N S/P変換部
12−1−1〜12−M−N FFT部
13−1〜13−N GI除去部
14−1〜14−N S/P変換部
15−1〜15−N FFT部
16 チップ雑音推定部
17 ウエイト計算部
18 フィルタ処理部
19−1〜19−M IFFT部
20−1〜20−M P/S変換部
21−1〜21−M 逆拡散回路
30−1〜30−M 相関行列生成部
31 相関行列加算部
32 雑音加算部
33 逆行列演算部
34−1〜34−M ウエイト生成部
40 ウエイト計算部
41 補正係数計算部
50−1〜50−M 相関行列生成部
51−1〜51−M 補正係数乗算部
52 相関行列加算部
53 雑音加算部
54 逆行列演算部
55−1〜55−M ウエイト生成部

Claims (7)

  1. 複数の送信アンテナから送信した信号を、複数の受信アンテナで受信する受信装置において、各送信アンテナの総チップ信号電力対パイロット信号電力比(チップ電力比)が基準となる送信アンテナのチップ電力比と等しくなるようなパイロット電力を仮定し、各送信アンテナの実際のパイロット電力を補正する補正係数を計算する補正係数計算手段と、前記補正係数と全ての送受信アンテナ間の伝送路推定値を用いて、最小平均自乗誤差法(MMSE:Minimum Mean Square Error)に基づいて、フィルタのウエイトを計算するウエイト計算手段と、前記ウエイトで受信信号をフィルタリングし、干渉となる送信アンテナ信号を抑圧し、希望の送信アンテナ信号を復調するフィルタ処理部を有することを特徴とするMIMO受信装置。
  2. 前記補正係数計算手段は、各送信アンテナのチップ電力比γ1,γ2,・・・,γM(Mは1以上の整数)を入力し、γ1を基準となる送信アンテナのチップ電力比とすると、補正係数β1,β2,・・・,βMを1,γ2/γ1,・・・,γM/γ1と計算することを特徴とする請求項1記載のMIMO受信装置。
  3. 前記ウエイト計算手段および前記フィルタ処理部は、時間領域の信号処理で行うことを特徴とする請求項1記載のMIMO受信装置
  4. 前記ウエイト計算手段および前記フィルタ処理部は、周波数領域の信号処理で行うことを特徴とする請求項1記載のMIMO受信装置。
  5. 前記ウエイト計算手段は、周波数領域の信号処理であって、周波数領域で表された送信アンテナと受信アンテナ間の伝送路推定値から相関行列を生成する相関行列生成手段と、前記相関行列生成手段で生成した送信アンテナ毎の相関行列に前記補正係数計算手段で計算した前記補正係数をそれぞれ乗算する補正係数乗算手段と、前記補正係数を乗算した送信アンテナ毎の相関行列を全て加算する相関行列加算手段と、前記相関行列加算手段で加算した相関行列に基準となる送信アンテナのチップ電力比の逆数を乗じた雑音成分を加算する雑音電力加算手段と、前記雑音電力加算手段で雑音成分を加算した相関行列の逆行列を演算する逆行列演算手段と、前記逆行列演算手段で演算した相関行列の逆行列と周波数領域で表された送信アンテナと受信アンテナ間の伝送路推定値からウエイトを生成するウエイト生成手段を有することを特徴とする請求項1記載のMIMO受信装置。
  6. 複数の送信アンテナから送信した信号を、複数の受信アンテナで受信する受信装置において、各送信アンテナの総チップ信号電力対パイロット信号電力比(チップ電力比)が基準となる送信アンテナのチップ電力比と等しくなるようなパイロット電力を仮定し、各送信アンテナの実際のパイロット電力を補正する補正係数を計算し、前記補正係数と全ての送受信アンテナ間の伝送路推定値を用いて、最小平均自乗誤差法(MMSE:Minimum Mean Square Error)に基づいて、フィルタのウエイトを計算し、前記ウエイトで受信信号をフィルタリングし、干渉となる送信アンテナ信号を抑圧し、希望の送信アンテナ信号を復調することを特徴とするMIMO受信方法。
  7. 複数の送信アンテナを備え、各送信アンテナで異なるチップ電力比を用いて送信する送信装置と、請求項1記載の受信装置を有することを特徴とする無線通信システム。
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