JP2006242021A - 異常診断装置 - Google Patents

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英生 吉田
Noriyuki Sato
敬之 佐藤
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Abstract

【課題】エンジンを冷却する冷却水など、ある被検対象物の温度の推定精度を高め、被
検対象物の温度を検出する温度検出手段の異常診断精度を高めることのできる異常診断装
置を提供すること。
【解決手段】冷却水の温度を検出する水温センサ13の異常を診断するための異常診断
装置において、冷却水を加熱する主たる原因のパラメータ(例えば、エンジンの温度)が
降下する状況下で、水温センサ13で検出された温度の変化に基づいて、水温センサ13
の異常を診断する異常診断手段を装備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は異常診断装置に関し、より詳細には、水温センサなどの温度センサの異常を診
断するための異常診断装置に関する。
エンジンの冷却のために水と油とが役立っているが、水温や油温はエンジンの状態を示
す一つの判断材料となり、例えば、アイドル回転数制御時において、水温によって空気流
量が決定されたり、暖機特性改善や加速性向上、排出ガス浄化などのために基本噴射燃料
量を補正する補正係数が水温によって決定されるようになっている。
従って、この水温を検出する水温センサに異常があると、異常な出力信号に基づいて各
種制御が実行されることになり、何らかの不具合を生じるおそれがある。そこで、水温セ
ンサの異常を診断するための技術について、種々提案されている。
例えば、下記の特許文献1には、暖機判定後に検出した冷却水温があらかじめ設定され
た所定水温を下回る場合に、水温センサの異常を診断する発明について開示されている。
また、下記の特許文献2には、エンジンの発熱量(エンジンから冷却水に伝達される熱量
)に関連するパラメータと冷却水の放熱量に関連するパラメータとに基づいて冷却水温を
推定し、その推定冷却水温と水温センサで検出した冷却水温とを比較して、冷却水の流量
を調整する流量調整バルブの異常を診断する発明について開示されている。
しかしながら、特許文献1、2に記載された発明はいずれも、エンジン駆動中に(すな
わち、冷却水を加熱する主たる原因となるエンジンの温度が高い状況下で)、水温センサ
や流量調整バルブの異常を診断するものである。エンジンの温度が高いと、エンジンから
の発熱量も高くなり、冷却水温も上昇する。従って、エンジン駆動中は、エンジンからの
発熱量の影響を大きく受け、冷却水温も大きく変動するため、冷却水温の推定精度の高さ
があまり期待できないおそれがある。
特開平11−82144号公報 特開2004−76689号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、冷却水など、ある被検対象物の温度の
推定精度を高め、前記被検対象物の温度を検出する温度検出手段の異常診断精度を高める
ことのできる異常診断装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る異常診断装置(1)は、被検対象物の温度を検
出する温度検出手段の異常を診断するための異常診断装置において、前記被検対象物を加
熱する主たる原因のパラメータが降下する状況下で、前記温度検出手段で検出された温度
の変化に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断する異常診断手段を備えていることを
特徴としている。
上記異常診断装置(1)によれば、前記被検対象物を加熱する主たる原因のパラメータ
(例えば、熱源温度)が降下する状況下で、前記温度検出手段の異常が診断される。前記
パラメータが降下する状況下では、その降下に伴い、前記被検対象物も徐々に降下してい
くことになる。そのため、前記被検対象物の温度の変化を監視することによって、前記温
度検出手段の異常を診断することができる。また、前記パラメータは上昇しないので、前
記被検対象物の温度変化の推定がしやすくなる。これにより、前記温度検出手段の異常診
断精度を高めることができる。
また、本発明に係る異常診断装置(2)は、上記異常診断装置(1)において、前記被
検対象物が、移動体に搭載されるものであり、前記被検対象物を加熱する主たる原因とな
るパラメータが、内燃機関の温度であることを特徴としている。
上記異常診断装置(2)によれば、前記被検対象物が、移動体(例えば、車両)に搭載
されるものである。従って、前記温度検出手段の異常発生に起因する、車両などの移動制
御に不具合が生じるのを防止することができる。
また、前記被検対象物を加熱する主たる原因となる内燃機関(例えば、エンジン)の温
度が降下する状況下(例えば、IGスイッチのオフ状態)で、前記温度検出手段の異常が
診断される。前記内燃機関の温度が降下する状況下では、その降下に伴い、前記被検対象
物も徐々に降下していくことになる。従って、前記被検対象物の温度変化の推定をしやす
くすることができる。
また、本発明に係る異常診断装置(3)は、上記異常診断装置(2)において、前記被
検対象物が車両であり、IGスイッチがオフである場合、前記パラメータである内燃機関
の温度が降下する状況下にあると判断されるように構成されていることを特徴としている
上記異常診断装置(3)によれば、IGスイッチがオフである場合、前記パラメータで
ある内燃機関(例えば、エンジン)の温度が降下する状況下にあると判断されるように構
成されている。従って、前記内燃機関の温度が降下する状況下にあるか否かの判断を適切
に行うことができる。
また、本発明に係る異常診断装置(4)は、上記異常診断装置(2)又は(3)におい
て、前記被検対象物が、前記内燃機関を冷却する冷却水であり、前記温度検出手段が、前
記冷却水の温度を検出する水温センサであることを特徴としている。
上記異常診断装置(4)によれば、もし万一、前記内燃機関を冷却する冷却水の温度を
検出する水温センサに異常が発生し、前記水温センサから異常な信号が出力されるように
なったとしても、前記水温センサの異常を適切に診断することができるので、前記移動体
に前記水温センサの異常に起因する不具合が生じるのを防止することができる。
また、本発明に係る異常診断装置(5)は、上記異常診断装置(2)〜(4)のいずれ
かにおいて、前記温度診断手段が、前記被検対象物の放熱量、及び/又は前記被検対象物
への加熱量に関連するパラメータに基づいて、前記被検対象物の温度を推定する温度推定
手段と、該温度推定手段により推定された推定温度と前記温度検出手段で検出された温度
とを比較する温度比較手段とを備え、該温度比較手段による比較結果に基づいて、前記温
度検出手段の異常を診断するものであることを特徴としている。
前記被検対象物の温度変化は、前記被検対象物の放熱量と前記被検対象物への加熱量と
によって決まる。換言すれば、前記被検対象物の放熱量と前記被検対象物への加熱量とを
考えれば、前記被検対象物の温度変化を適切に推定することができる。
上記異常診断装置(5)によれば、前記被検対象物の放熱量、及び/又は前記被検対象
物への加熱量に関連するパラメータに基づいて、前記被検対象物の温度が推定され、推定
された推定温度と前記温度検出手段で検出された温度とが比較され、そしてこの比較結果
に基づいて、前記温度検出手段の異常が診断される。従って、適切に推定された推定温度
と前記温度検出手段で検出された温度との比較によって、前記温度検出手段の異常が診断
されるので、該診断の精度を高めることができる。
また、本発明に係る異常診断装置(6)は、上記異常診断装置(5)において、前記温
度推定手段が、所定時に前記温度検出手段で検出された前記被検対象物の温度と、前記所
定時におけるパラメータ、及び/又は前記所定時から所定の期間経過後におけるパラメー
タとに基づいて、前記所定の期間経過後の前記被検対象物の温度を推定するものであるこ
とを特徴としている。
A時からa時間経過する、その間における前記被検対象物の温度変化を推定する場合、
下記のイ〜ハの情報があれば、その精度を高められる。
イ.A時における前記被検対象物の温度
ロ.A時における環境(例えば、外気温)
ハ.A時から時間aの経過後における環境(例えば、外気温)
但し、時間aがあまり長い時間でなければ、「ハ」の環境を「ロ」の環境で代用したり
、その逆に「ロ」の環境を「ハ」の環境で代用するようにしても良い。例えば、A時から
時間aが経過するまでの間、外気温が変化していないと考えるようにしても良い。
また、「ロ」の環境から「ハ」の環境を推定したり、その逆に「ハ」の環境から「ロ」
の環境を推定するようにしても良い。例えば、A時の外気温が20℃である場合、時間a
経過後の外気温を数度(e.g.2℃)上げて22℃にしたり、数度(e.g.2℃)下げて18
℃にしても良く、その逆に、A時から時間a経過後の外気温が20℃である場合、時間a
経過前(A時)の外気温を数度(e.g.2℃)下げて18℃にしたり、数度(e.g.2℃)上
げて22℃にしても良い。なお、温度の上げ下げやその幅は時間帯などによって調整すれ
ば良い。
上記異常診断装置(6)によれば、前記所定時に前記温度検出手段で検出された前記被
検対象物の温度と、前記所定時におけるパラメータ、及び/又は前記所定時から所定の期
間経過後におけるパラメータとに基づいて、前記所定の期間経過後の前記被検対象物の温
度が推定される。従って、前記所定の期間経過後の前記被検対象物の温度を精度良く推定
することができる。
また、本発明に係る異常診断装置(7)は、上記異常診断装置(5)又は(6)におい
て、前記パラメータとして、外気温、及び内燃機関油温の少なくとも1つが用いられるこ
とを特徴としている。
上記異常診断装置(7)によれば、前記パラメータとして、外気温、及び内燃機関油温
(例えば、エンジン油温)の少なくとも1つが用いられる。前記内燃機関の温度が降下す
る状況下では、外気温やエンジン油温が前記被検対象物(例えば、冷却水)の放熱に大き
く関係する。例えば、60℃の冷却水の温度降下速度は、外気温が30℃の場合と、−1
0℃の場合とでは、後者の方が圧倒的に温度降下速度が速くなる。
従って、前記被検対象物の放熱に大きく関係する外気温や内燃機関油温が、前記パラメ
ータとして用いられるので、前記被検対象物の推定温度をより適切に求めることができる
また、本発明に係る異常診断装置(8)は、上記異常診断装置(5)〜(7)のいずれ
かにおいて、前記被検対象物の温度降下に関連するパラメータに基づいて、推定温度が補
正されるように構成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る異常診断装置(9)は、上記異常診断装置(8)において、前記パ
ラメータとして、大気圧、及び前記移動体の位置情報の少なくとも1つが用いられること
を特徴としている。
外気温が同じであったとしても、外気温以外のその他の環境の違いによって、前記被検
対象物の温度降下に差異が生じることが考えられる。例えば、外気温が同じ4℃であった
としても、海抜0mのところと、海抜1000mを越えるようなところとでは、冷却水の
温度降下速度は異なってくる。
上記異常診断装置(8)又は(9)によれば、前記被検対象物の温度降下に関連するパ
ラメータに基づいて、推定温度が補正されるので、推定温度の精度をより一層高めること
ができる。
なお、前記パラメータとしては、大気圧や前記移動体の位置情報が挙げられる。前記移
動体の位置情報からは、前記移動体の位置する標高を認識したり、前記移動体が市街地(
冷却水の温度降下速度が遅くなる場所)に存在することや、涼しい風の吹く山間部(冷却
水の温度降下速度が速くなる場所)に存在することなどを認識することができる。
また、本発明に係る異常診断装置(10)は、上記異常診断装置(2)〜(4)のいず
れかにおいて、前記温度診断手段が、前記移動体の位置情報と、ある特定の場所における
前記被検対象物の温度の降下特性に基づいて、前記被検対象物の温度を推定する温度推定
手段と、該温度推定手段により推定された推定温度と前記温度検出手段で検出された温度
とを比較する温度比較手段とを備え、該温度比較手段による比較結果に基づいて、前記温
度検出手段の異常を診断するものであることを特徴としている。
また、本発明に係る異常診断装置(11)は、上記異常診断装置(10)において、前
記特定の場所が、前記移動体を頻繁に駐車させる駐車場であることを特徴としている。
ある特定の場所では、その場所に応じた前記被検対象物の温度の降下特性が存在するこ
とが考えられる。また、そのような特性を利用すれば、温度の推定精度を高めることがで
きる。
上記異常診断装置(10)又は(11)によれば、前記特定の場所における前記被検対
象物の温度の降下特性に基づいて、前記被検対象物の温度が推定され、推定された推定温
度と前記温度検出手段で検出された温度とが比較され、そしてこの比較結果に基づいて、
前記温度検出手段の異常が診断される。
従って、前記移動体が前記特定の場所で駐車された場合には、前記特定の場所における
前記被検対象物の温度の降下特性に基づいて、前記被検対象物の推定温度が精度良く求め
られる。これにより、前記温度検出手段の異常診断の精度についても高めることができる
。なお、前記特定の場所としては、前記移動体を頻繁に駐車させる駐車場(例えば、自宅
の車庫や会社の駐車場)が挙げられる。
以下、本発明に係る異常診断装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットの要
部を概略的に示したブロック図である。
図中1はエンジン制御ユニットを示しており、エンジン制御ユニット1は図示しないC
PU、ROM、及びRAM、並びにデータベース5などを有したマイコン2と、入力回路
3と、出力回路4と、IGスイッチのOFF(すなわち、エンジン制御ユニット1への電
力供給遮断)から、所定の時間T(例えば、180分)経過後、エンジン制御ユニット1
への電力供給を実現するためのソークタイマ6と、EEPROM7とを含んで構成されて
いる。なお、データベース5については、処理速度は遅くなるが、マイコン2内ではなく
外部に設けるようにしても良い。
マイコン2は入力回路3を介して各種センサ(例えば、空気量センサ11、クランク角
センサ12、エンジンを冷却するための冷却水の温度を検出する水温センサ13、スロッ
トル開度センサ14)などからの情報を取り込んで、各種演算処理を行い、出力回路4を
介してエンジン制御などを行うことができるようになっている。また、マイコン2には入
力回路3を介して外気温センサ15が接続され、マイコン2では外気温を把握することが
できるようになっている。
図2は、エンジン停止時の水温と、エンジン停止時の外気温と、エンジン停止時から所
定の時間T経過後の外気温と、エンジン停止から所定の時間T経過するまでに降下する水
温との関係を示したマップであり、これがデータ化されたものがデータベース5に記憶さ
れている。
図2に示したマップから、エンジン停止時の水温が80℃以上、外気温が30〜39℃
で、エンジン停止から所定の時間T経過後の外気温が20〜29℃である場合、エンジン
停止から所定の時間T経過するまでに降下する水温が「d823」であることが分かる。例
えば、エンジン停止時の水温が82℃、外気温が33℃で、エンジン停止から所定の時間
T経過後の外気温が28℃であり、降下水温d823が「20℃」に設定されている場合、
図2に示したマップから、エンジン停止から所定の時間T経過後の水温は62℃(=82
℃−20℃)であると推定することができる。
実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット1におけるマ
イコン2の行う処理動作[1−1]を図3に示したフローチャートに基づいて説明する。
なお、処理動作[1−1]は所定の期間毎に行われる動作である。まず、IGスイッチが
OFFになったか否かを判断し(ステップS1)、IGスイッチがOFFになった(すな
わち、エンジンが停止した)と判断すれば、水温センサ13から得られる冷却水の温度情
報(水温WT1)を取得し(ステップS2)、外気温センサ15から得られる外気の温度
情報(外気温OT1)を取得し(ステップS3)、そして、これら温度情報をEEPRO
M7に格納する(ステップS4)。
次に、実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット1にお
けるマイコン2の行う処理動作[1−2]を図4に示したフローチャートに基づいて説明
する。なお、処理動作[1−2]はソークタイマ6によって電力が供給されたとき(すな
わち、エンジン停止から所定の時間T経過したとき)に行われる動作である。
まず、水温センサ13から得られる冷却水の温度情報(水温WT2)を取得し(ステッ
プS11)、外気温センサ15から得られる外気の温度情報(外気温OT2)を取得し(
ステップS12)、次に、エンジン停止から所定の時間T経過後の冷却水の水温WT2’
を推定する(ステップS13)。水温WT2’の推定方法については、図5に示したフロ
ーチャートに基づいて、後で詳しく説明する。
水温WT2’の推定後、水温センサ13で検出された水温WT2と推定水温WT2’と
の差が、所定値ΔWT以上であるか否かを判断し(ステップS14)、水温WT2と推定
水温WT2’との差が所定値ΔWT以上である(すなわち、水温センサ13で検出された
水温WT2が推定水温WT2’から大きく離れている)と判断すれば、水温センサ13に
異常が発生していると判定する(ステップS15)。一方、水温WT2と推定水温WT2
’との差が所定値ΔWT以上でないと判断すれば、水温センサ13は正常であると判定す
る(ステップS16)。
次に、実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット1にお
けるマイコン2の行う処理動作[1−3]を図5に示したフローチャートに基づいて説明
する。なお、処理動作[1−3]は図4で示したステップS13『推定水温WT2’の算
出』で行われる動作である。
まず、EEPROM7からエンジン停止時における水温WT1、外気温OT1を示した
情報を読み出し(ステップS21、S22)、次に、エンジン停止時における水温WT1
と、エンジン停止時における外気温OT1と、エンジン停止から所定の時間T経過後の外
気温OT2とに基づいて、データベース5に記憶されているマップ情報(図2参照)から
、エンジン停止から所定の時間T経過するまでに降下する水温dnij(例えば、d811)を求め(ステップS23)、その後、水温WT1から降下水温dnijを減算することによ
って、推定水温WT2’を算出する(ステップS24)。
なお、ここでは外気温を冷却水の放熱量に関連するパラメータ(但し、外気温が冷却水
の温度よりも高い場合、外気温は冷却水への加熱量に関連するパラメータとなる)として
採用し、冷却水の温度を推定するようにしているが、冷却水の放熱量や、冷却水への加熱
量に関連するパラメータは外気温に限定されるものではなく、別の実施の形態では、例え
ば、冷却水の放熱量や、冷却水への加熱量に関連するパラメータとして、エンジン油温を
採用するようにしても良い。もちろん、複数のパラメータを採用しても良い。
上記実施の形態(1)に係る異常診断装置によれば、冷却水を加熱する主たる原因のエ
ンジン温度が降下する状況下で、水温センサ13の異常が診断される。エンジン温度が降
下する状況下では、その降下に伴い、前記冷却水も徐々に降下していくことになる。その
ため、前記冷却水の温度の変化を監視することによって、水温センサ13の異常を診断す
ることができる。また、エンジン温度は上昇しないので、前記冷却水の温度変化の推定が
しやすくなる。これにより、水温センサ13の異常診断精度を高めることができる。
図6は、実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットの要
部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示したエンジン制御ユニット1と同
様の構成部分については同符号を付している。
図中21はエンジン制御ユニットを示しており、エンジン制御ユニット21は図示しな
いCPU、ROM、及びRAM、並びにデータベース5などを有したマイコン22と、入
力回路3と、出力回路4と、IGスイッチのOFF(すなわち、エンジン制御ユニット2
1への電力供給遮断)から、所定の時間T経過後、エンジン制御ユニット21への電力供
給を実現するためのソークタイマ6と、EEPROM7とを含んで構成されている。なお
、データベース5については、処理速度は遅くなるが、マイコン22内ではなく外部に設
けるようにしても良い。
マイコン22は入力回路3を介して各種センサ(例えば、空気量センサ11、クランク
角センサ12、エンジンを冷却するための冷却水の温度を検出する水温センサ13、スロ
ットル開度センサ14)などからの情報を取り込んで、各種演算処理を行い、出力回路4
を介してエンジン制御などを行うことができるようになっている。また、マイコン22に
は入力回路3を介して外気温センサ15及び大気圧センサ23が接続され、マイコン22
では外気温及び大気圧を把握することができるようになっている。
実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット21における
マイコン22の行う処理動作[2−1]を図7に示したフローチャートに基づいて説明す
る。なお、処理動作[2−1]は所定の期間毎に行われる動作である。まず、IGスイッ
チがOFFになったか否かを判断し(ステップS31)、IGスイッチがOFFになった
(すなわち、エンジンが停止した)と判断すれば、水温センサ13から得られる冷却水の
温度情報(水温WT1)を取得すると共に(ステップS32)、外気温センサ15から得
られる外気の温度情報(外気温OT1)を取得する(ステップS33)。
さらに、大気圧センサ23から得られる大気圧情報(大気圧AP)を取得し(ステップ
S34)、そして水温情報、外気温情報、大気圧情報をEEPROM7に格納する(ステ
ップS35)。
次に、実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット21に
おけるマイコン22の行う処理動作[2−2]を図8に示したフローチャートに基づいて
説明する。なお、処理動作[2−2]はソークタイマ6によって電力が供給されたとき(
すなわち、エンジン停止から所定の時間T経過したとき)に行われる動作である。
まず、水温センサ13から得られる冷却水の温度情報(水温WT2)を取得し(ステッ
プS41)、外気温センサ15から得られる外気の温度情報(外気温OT2)を取得し(
ステップS42)、次に、エンジン停止から所定の時間T経過後の冷却水の水温WT2’
を推定する(ステップS43)。水温WT2’の推定方法については、図9に示したフロ
ーチャートに基づいて、後で詳しく説明する。
水温WT2’の推定後、水温センサ13で検出された水温WT2と推定水温WT2’と
の差が、所定値ΔWT以上であるか否かを判断し(ステップS44)、水温WT2と推定
水温WT2’との差が所定値ΔWT以上である(すなわち、水温センサ13で検出された
水温WT2が推定水温WT2’から大きく離れている)と判断すれば、水温センサ13に
異常が発生していると判定する(ステップS45)。一方、水温WT2と推定水温WT2
’との差が所定値ΔWT以上でないと判断すれば、水温センサ13は正常であると判定す
る(ステップS46)。
次に、実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット21に
おけるマイコン22の行う処理動作[2−3]を図9に示したフローチャートに基づいて
説明する。なお、処理動作[2−3]は図8で示したステップS43『推定水温WT2’
の算出』で行われる動作である。
まず、EEPROM7からエンジン停止時における水温WT1、外気温OT1を示した
情報を読み出し(ステップS51、S52)、次に、エンジン停止時における水温WT1
と、エンジン停止時における外気温OT1と、エンジン停止から所定の時間T経過後の外
気温OT2とに基づいて、データベース5に記憶されているマップ情報(図2参照)から
、エンジン停止から所定の時間T経過するまでに降下する水温dnij(例えば、d811
を求め(ステップS53)、次に、水温WT1から降下水温dnijを減算することによっ
て、推定水温WT2’を算出する(ステップS54)。
次に、EEPROM7から大気圧AP(自車両が停止している場所での大気圧)を示し
た情報を読み出し(ステップS55)、大気圧APが所定の気圧AP’以下であるか否か
を判断する(ステップS56)。大気圧APが所定の気圧AP’以下である(すなわち、
気圧が低く、通常よりも温度降下速度が速くなる)と判断すれば、推定水温WT2’に係
数K(>1)を積算したものを推定水温WT2’とする(ステップS57)。一方、大気
圧APが所定の気圧AP’以下でないと判断すれば、そのまま処理動作[2−3]を終了
する。
上記実施の形態(2)に係る異常診断装置によれば、冷却水の温度降下に関連するパラ
メータとして、大気圧APを考慮に入れて、冷却水の温度を推定しているので、その推定
精度を高めることができる。なお、ここでは大気圧APが所定の気圧AP’以下である場
合に、推定水温WT2’に単に係数Kを積算することによって、推定水温を補正している
が、補正の方法はこれに限定されるものではなく、別の実施の形態では、大気圧APの大
きさに応じて、係数Kを設定するようにしても良い。
例えば、大気圧APが気圧AP1以上である場合、係数Kを1未満に設定し、大気圧A
Pが気圧AP2(AP2<AP1)以上で気圧AP1未満である場合、係数Kを1に設定
し、大気圧APが気圧AP2未満である場合、係数Kを1より大きくする。
図10は、実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットの
要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示したエンジン制御ユニット1と
同様の構成部分については同符号を付している。
図中31はエンジン制御ユニットを示しており、エンジン制御ユニット31はCPU、
ROM、及びRAMなどを有したマイコン32と、入力回路3と、出力回路4と、データ
ベース35と、IGスイッチのOFF(すなわち、エンジン制御ユニット31への電力供
給遮断)から、所定の時間T経過後、エンジン制御ユニット31への電力供給を実現する
ためのソークタイマ6と、EEPROM7とを含んで構成されている。
マイコン32は入力回路3を介して各種センサ(例えば、空気量センサ11、クランク
角センサ12、エンジンを冷却するための冷却水の温度を検出する水温センサ13、スロ
ットル開度センサ14)などからの情報を取り込んで、各種演算処理を行い、出力回路4
を介してエンジン制御などを行うことができるようになっている。また、マイコン32に
は入力回路3を介して外気温センサ15及び大気圧センサ23が接続され、マイコン32
では外気温及び大気圧を把握することができるようになっている。
また、マイコン32にはナビゲーション装置33が接続され、マイコン32ではナビゲ
ーション装置33からナビゲーション情報として送信されてくる、現在位置が市街地であ
ることや、現在位置が山間部であることや、現在位置が自宅の車庫であることを示した情
報などを受信することができるようになっている。
図11は、ある特定場所(ここでは自宅の車庫)でのエンジン停止時の水温と、エンジ
ン停止時の外気温度と、エンジン停止時から所定の時間T経過後の外気温と、エンジン停
止から所定の時間T経過するまでに降下する水温との関係を示したマップであり、これが
データ化されたものがデータベース35に記憶されている。なお、データベース35には
図11に示したマップ(特別マップ)だけでなく、図2に示したマップ(一般マップ)が
データ化されたものが記憶されている。なお、データベース35についてはマイコン32
(例えば、CPU)内に設けるようにしても良い。これにより、処理が速くなり、省電力
化が図られる。
実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット31における
マイコン32の行う処理動作[3−1]を図12に示したフローチャートに基づいて説明
する。なお、処理動作[3−1]は所定の期間毎に行われる動作である。まず、IGスイ
ッチがOFFになったか否かを判断し(ステップS61)、IGスイッチがOFFになっ
た(すなわち、エンジンが停止した)と判断すれば、水温センサ13から得られる冷却水
の温度情報(水温WT1)を取得し(ステップS62)、外気温センサ15から得られる
外気の温度情報(外気温OT1)を取得する(ステップS63)。
さらに、大気圧センサ23から得られる大気圧情報(大気圧AP)を取得し(ステップ
S64)、次に、ナビゲーション装置33に対してナビゲーション情報の送信を要求し、
ナビゲーション装置33から送信されてくるナビゲーション情報を取得し(ステップS6
5)、そして水温情報、外気温情報、大気圧情報、ナビゲーション情報をEEPROM7
に格納する(ステップS66)。
次に、実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット31に
おけるマイコン32の行う処理動作[3−2]を図13に示したフローチャートに基づい
て説明する。なお、処理動作[3−2]はソークタイマ6によって電力が供給されたとき
(すなわち、エンジン停止から所定の時間T経過したとき)に行われる動作である。
まず、水温センサ13から得られる冷却水の温度情報(水温WT2)を取得し(ステッ
プS71)、外気温センサ15から得られる外気の温度情報(外気温OT2)を取得し(
ステップS72)、次に、エンジン停止から所定の時間T経過後の冷却水の水温WT2’
を推定する(ステップS73)。水温WT2’の推定方法については、図14に示したフ
ローチャートに基づいて、後で詳しく説明する。
水温WT2’の推定後、水温センサ13で検出された水温WT2と推定水温WT2’と
の差が、所定値ΔWT以上であるか否かを判断し(ステップS74)、水温WT2と推定
水温WT2’との差が所定値ΔWT以上である(すなわち、水温センサ13で検出された
水温WT2が推定水温WT2’から大きく離れている)と判断すれば、水温センサ13に
異常が発生していると判定する(ステップS75)。一方、水温WT2と推定水温WT2
’との差が所定値ΔWT以上でないと判断すれば、水温センサ13は正常であると判定す
る(ステップS76)。
次に、実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット31に
おけるマイコン32の行う処理動作[3−3]を図14に示したフローチャートに基づい
て説明する。なお、処理動作[3−3]は図13で示したステップS73『推定水温WT
2’の算出』で行われる動作である。
まず、EEPROM7からエンジン停止時における水温WT1、外気温OT1を示した
情報とナビゲーション情報とを読み出し(ステップS81〜S83)、次に、読み出した
ナビゲーション情報に基づいて、自車両がある特定場所(ここでは自宅の車庫)に存在す
るか否かを判断する(ステップS84)。
自車両は自宅の車庫に存在しないと判断すれば、次に、エンジン停止時における水温W
T1と、エンジン停止時における外気温OT1と、エンジン停止から所定の時間T経過後
の外気温OT2とに基づいて、データベース35に記憶されている一般のマップ情報(図
2参照)から、エンジン停止から所定の時間T経過するまでに降下する水温dnij(例え
ば、d811)を求め(ステップS85)、次に、水温WT1から降下水温dnijを減算す
ることによって、推定水温WT2’を算出する(ステップS86)。
次に、ナビゲーション情報に基づいて、自車両が市街地に存在するか否かを判断し(ス
テップS87)、自車両が市街地に存在する(すなわち、温度が下がりにくい場所に、自
車両が存在する)と判断すれば、推定水温WT2’の補正に利用する係数K1をα(>1
)に設定し(ステップS88)、その後、ステップS92へ進む。
一方、自車両は市街地に存在しないと判断すれば、次に、ナビゲーション情報に基づい
て、自車両が山間部に存在するか否かを判断し(ステップS89)、自車両が山間部に存
在する(すなわち、温度が下がりやすい場所に、自車両が存在する)と判断すれば、推定
水温WT2’の補正に利用する係数K1をβ(<1)に設定し(ステップS90)、その
後、ステップS92へ進む。他方、自車両は山間部に存在しないと判断した場合、係数K1を1に設定し(ステップS91)、その後、ステップS92へ進む。
次に、EEPROM7から大気圧AP(すなわち、自車両が停止している場所での大気
圧)を示した情報を読み出し(ステップS92)、大気圧APが所定の気圧AP’以下で
あるか否かを判断する(ステップS93)。大気圧APが所定の気圧AP’以下である(
すなわち、気圧が低く、通常よりも温度降下速度が速くなる)と判断すれば、推定水温W
T2’に係数K1と係数K(>1)とを積算したものを推定水温WT2’とする(ステッ
プS94)。一方、大気圧APが所定の気圧AP’以下でないと判断すれば、推定水温W
T2’に係数K1を積算したものを推定水温WT2’とする(ステップS95)。
また、ステップS84において、自車両が自宅の車庫に存在すると判断すれば、次に、
エンジン停止時における水温WT1と、エンジン停止時における外気温OT1と、エンジ
ン停止から所定の時間T経過後の外気温OT2とに基づいて、データベース35に記憶さ
れている特定のマップ情報(図11参照)から、エンジン停止から所定の時間T経過する
までに降下する水温Dnij(例えば、D811)を求め(ステップS96)、次に、水温W
T1から降下水温Dnijを減算することによって、推定水温WT2’を算出する(ステッ
プS97)。
上記実施の形態(3)に係る異常診断装置によれば、冷却水の温度降下に関連するパラ
メータとして、大気圧APや自車両の場所(ここでは、市街地/山間部)を考慮に入れて
、冷却水の水温を推定しているので、その推定精度を高めることができる。
また、自車両がある特定の場所(自宅の車庫)に存在する場合には、その場所における
冷却水の温度降下特性に基づいて、冷却水の水温が推定される。従って、自車両がある特
定の場所に存在する場合には、さらに冷却水の温度の推定精度を高めることができる。な
お、図11に示した特別マップについては、データを累積し、学習させることによって取
得することができる。
なお、上記実施の形態(1)〜(3)では、異常診断装置をエンジン制御ユニットに採
用する場合について説明しているが、異常診断装置とエンジン制御ユニットとを別の装置
として構成しても良く、別の実施の形態では、異常診断装置でエンジン制御ユニットから
異常診断に必要な情報を受信できるようにして、診断の結果を異常診断装置からエンジン
制御ユニットへ送信するようにしても良い。
また、上記実施の形態(1)〜(3)に係る異常診断装置では、冷却水の温度を検出す
る水温センサ13の異常を診断する場合について説明しているが、診断の対象となるセン
サは水温センサ13に限定されるものではなく、別の実施の形態では、エンジン油の温度
を検出するセンサなどを診断の対象とするようにしても良い。
また、本発明に係る異常診断装置は、エンジンを冷却するための冷却水の温度を検出す
るセンサやエンジン油の温度を検出するセンサの診断だけに有効となるのではなく、被検
対象物を加熱する主たる原因のパラメータが降下する状況下で異常診断を行う場合に有効
となる。
例えば、自動追い焚き機能(すなわち、風呂の湯温を一定温度以上に保つ機能)が装備
された風呂の湯温を計測する温度センサの診断に有効となる。自動追い焚き機能は、風呂
の湯温がある一定温度以下になると、再度、風呂を焚くものである。そのため、湯温を計
測する温度センサに異常があると機能が発揮されない。
風呂が沸き、湯沸かし機能が停止した後、すなわち湯温が降下する状況下にあるにも拘
らず、一定時間が経過しても、前記温度センサで検出される温度が下がっていない場合、
前記温度センサが異常であると診断することができる。
また、空炊きの防止機能や揚げ物油の温度調整機能を有したコンロ(例えば、ガスコン
ロ)に装備された温度センサの診断に有効となる。火を消した後、すなわち温度が降下す
る状況下にあるにも拘らず、一定時間が経過しても、前記温度センサで検出される温度が
下がっていない場合、前記温度センサが異常であると診断することができる。
本発明の実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットの要部を概略的に示したブロック図である。 データベースの記憶フォーマットの一例を示した図である。 実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットの要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットの要部を概略的に示したブロック図である。 データベースの記憶フォーマットの一例を示した図である。 実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
符号の説明
1、21、31 エンジン制御ユニット
2、22、32 マイコン
5、35 データベース
6 ソークタイマ
7 EEPROM
13 水温センサ
15 外気温センサ
23 大気圧センサ
33 ナビゲーション装置

Claims (11)

  1. 被検対象物の温度を検出する温度検出手段の異常を診断するための異常診断装置におい
    て、
    前記被検対象物を加熱する主たる原因のパラメータが降下する状況下で、前記温度検出
    手段で検出された温度の変化に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断する異常診断手
    段を備えていることを特徴とする異常診断装置。
  2. 前記被検対象物が、移動体に搭載されるものであり、
    前記被検対象物を加熱する主たる原因となるパラメータが、内燃機関の温度であること
    を特徴とする請求項1記載の異常診断装置。
  3. 前記被検対象物が車両であり、
    IGスイッチがオフである場合、前記パラメータである内燃機関の温度が降下する状況
    下にあると判断されるように構成されていることを特徴とする請求項2記載の異常診断装
    置。
  4. 前記被検対象物が、前記内燃機関を冷却する冷却水であり、
    前記温度検出手段が、前記冷却水の温度を検出する水温センサであることを特徴とする
    請求項2又は請求項3記載の異常診断装置。
  5. 前記温度診断手段が、
    前記被検対象物の放熱量、及び/又は前記被検対象物への加熱量に関連するパラメータ
    に基づいて、前記被検対象物の温度を推定する温度推定手段と、
    該温度推定手段により推定された推定温度と前記温度検出手段で検出された温度とを比
    較する温度比較手段とを備え、
    該温度比較手段による比較結果に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断するもので
    あることを特徴とする請求項2〜4のいずれかの項に記載の異常診断装置。
  6. 前記温度推定手段が、
    所定時に前記温度検出手段で検出された前記被検対象物の温度と、
    前記所定時におけるパラメータ、及び/又は前記所定時から所定の期間経過後における
    パラメータとに基づいて、前記所定の期間経過後の前記被検対象物の温度を推定するもの
    であることを特徴とする請求項5記載の異常診断装置。
  7. 前記パラメータとして、外気温、及び内燃機関油温の少なくとも1つが用いられること
    を特徴とする請求項5又は請求項6記載の異常診断装置。
  8. 前記被検対象物の温度降下に関連するパラメータに基づいて、推定温度が補正されるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかの項に記載の異常診断装置
  9. 前記パラメータとして、大気圧、及び前記移動体の位置情報の少なくとも1つが用いら
    れることを特徴とする請求項8記載の異常診断装置。
  10. 前記温度診断手段が、
    前記移動体の位置情報と、ある特定の場所における前記被検対象物の温度の降下特性と
    に基づいて、前記被検対象物の温度を推定する温度推定手段と、
    該温度推定手段により推定された推定温度と前記温度検出手段で検出された温度とを比
    較する温度比較手段とを備え、
    該温度比較手段による比較結果に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断するもので
    あることを特徴とする請求項2〜4のいずれかの項に記載の異常診断装置。
  11. 前記特定の場所が、前記移動体を頻繁に駐車させる駐車場であることを特徴とする請求
    項10記載の異常診断装置。
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