JP2007239612A - 異常診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンを冷却する冷却水など、ある被検対象物の温度の推定精度を高め、被検対象物の温度を検出する温度検出手段の異常診断精度を高めることのできる異常診断装置を提供すること。
【解決手段】冷却水の温度を検出する水温センサ13の異常を診断するための異常診断装置において、冷却水を加熱する主たる原因のエンジンの温度が降下する状況下で、水温センサ13で検出された温度の変化に基づいて、水温センサ13の異常を診断する異常診断手段を装備する。
【選択図】図1

Description

本発明は異常診断装置に関し、より詳細には、水温センサなどの温度センサの異常を診断するための異常診断装置に関する。
エンジンの冷却のために水と油とが役立っているが、水温や油温はエンジンの状態を示す一つの判断材料となり、例えば、アイドル回転数制御時において、水温によって空気流量が決定されたり、暖機特性改善や加速性向上、排出ガス浄化などのために基本噴射燃料量を補正する補正係数が水温によって決定されるようになっている。
従って、この水温を検出する水温センサに異常があると、異常な出力信号に基づいて各種制御が実行されることになり、何らかの不具合を生じるおそれがある。そこで、水温センサの異常を診断するための技術について、種々提案されている。
例えば、下記の特許文献1には、暖機判定後に検出した冷却水温があらかじめ設定された所定水温を下回る場合に、水温センサの異常を診断する発明について開示されている。また、下記の特許文献2には、エンジンの発熱量(エンジンから冷却水に伝達される熱量)に関連するパラメータと冷却水の放熱量に関連するパラメータとに基づいて冷却水温を推定し、その推定冷却水温と水温センサで検出した冷却水温とを比較して、冷却水の流量を調整する流量調整バルブの異常を診断する発明について開示されている。
しかしながら、特許文献1、2に記載された発明はいずれも、エンジン駆動中に(すなわち、冷却水を加熱する主たる原因となるエンジンの温度が高い状況下で)、水温センサや流量調整バルブの異常を診断するものである。エンジンの温度が高いと、エンジンからの発熱量も高くなり、冷却水温も上昇する。従って、エンジン駆動中は、エンジンからの発熱量の影響を大きく受け、冷却水温も大きく変動するため、冷却水温の推定精度の高さがあまり期待できないおそれがある。
特開平11−82144号公報 特開2004−76689号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、冷却水など、ある被検対象物の温度の推定精度を高め、前記被検対象物の温度を検出する温度検出手段の異常診断精度を高めることのできる異常診断装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る異常診断装置(1)は、被検対象物の温度を検出する温度検出手段の異常を診断するための異常診断装置において、前記被検対象物が、車両に搭載されるものであり、前記被検対象物を加熱する主たる原因となる内燃機関の温度が降下する状況下で、前記温度検出手段で検出された温度の変化に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断する異常診断手段を備え、該異常診断手段が、前記被検対象物の放熱量、及び/又は前記被検対象物への加熱量に関連するパラメータに基づいて、前記被検対象物の温度を推定する温度推定手段と、該温度推定手段により推定された推定温度と前記温度検出手段で検出された温度とを比較する温度比較手段とを有し、IGスイッチがオフである場合、前記内燃機関の温度が降下する状況下にあると判断するように構成され、前記温度比較手段による比較結果に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断するものであり、前記温度比較手段が、IGスイッチがオフになってから所定の期間経過後の推定温度と、前記温度検出手段で検出された測定温度とを比較するものであることを特徴としている。
また、本発明に係る異常診断装置(2)は、被検対象物の温度を検出する温度検出手段の異常を診断するための異常診断装置において、前記被検対象物が、車両に搭載されるものであり、前記被検対象物を加熱する主たる原因となる内燃機関の温度が降下する状況下で、前記温度検出手段で検出された温度の変化に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断する異常診断手段を備え、該異常診断手段が、前記被検対象物の放熱量、及び/又は前記被検対象物への加熱量に関連するパラメータに基づいて、前記被検対象物の温度を推定する温度推定手段と、該温度推定手段により推定された推定温度と前記温度検出手段で検出された温度とを比較する温度比較手段とを有し、IGスイッチがオフである場合、前記内燃機関の温度が降下する状況下にあると判断するように構成され、前記温度比較手段による比較結果に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断するものであり、前記温度推定手段が、所定時における前記被検対象物の温度と、前記所定時におけるパラメータと、前記所定時から所定の期間経過後におけるパラメータと、前記所定時から前記所定の期間経過するまでに降下する前記被検対象物の温度との関係を示したマップに基づいて、前記所定時から前記所定の期間経過後の前記被検対象物の温度を推定するものであることを特徴としている。
また、本発明に係る異常診断装置(3)は、被検対象物の温度を検出する温度検出手段の異常を診断するための異常診断装置において、前記被検対象物が、車両に搭載されるものであり、前記被検対象物を加熱する主たる原因となる内燃機関の温度が降下する状況下で、前記温度検出手段で検出された温度の変化に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断する異常診断手段を備え、該異常診断手段が、前記被検対象物の放熱量、及び/又は前記被検対象物への加熱量に関連するパラメータに基づいて、前記被検対象物の温度を推定する温度推定手段と、該温度推定手段により推定された推定温度と前記温度検出手段で検出された温度とを比較する温度比較手段とを有し、IGスイッチがオフである場合、前記内燃機関の温度が降下する状況下にあると判断するように構成され、前記温度比較手段による比較結果に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断するものであり、前記温度検出手段で検出される測定温度に近付くように、前記温度推定手段により推定される推定温度を補正する補正手段と、前記温度推定手段により推定された前記被検対象物の推定温度と、正常と診断された場合の前記温度検出手段で検出された測定温度との偏差に基づいて、前記補正手段による補正量を学習する学習手段とを備えていることを特徴としている。
上記異常診断装置(1)〜(3)によれば、前記被検対象物が、車両に搭載されるものである。従って、前記温度検出手段の異常発生に起因する、車両の移動制御に不具合が生じるのを防止することができる。
また、前記被検対象物を加熱する主たる原因となる内燃機関(例えば、エンジン)の温度が降下する状況下(例えば、IGスイッチのオフ状態)で、前記温度検出手段の異常が診断される。前記内燃機関の温度が降下する状況下では、その降下に伴い、前記被検対象物も徐々に降下していくことになる。従って、前記被検対象物の温度変化の推定をしやすくすることができる。
さらに、上記異常診断装置(1)〜(3)によれば、IGスイッチがオフである場合、前記内燃機関の温度が降下する状況下にあると判断するように構成されている。従って、前記内燃機関の温度が降下する状況下にあるか否かの判断を適切に行うことができる。
また、前記被検対象物の温度変化は、前記被検対象物の放熱量と前記被検対象物への加熱量とによって決まる。換言すれば、前記被検対象物の放熱量と前記被検対象物への加熱量とを考えれば、前記被検対象物の温度変化を適切に推定することができる。
上記異常診断装置(1)〜(3)によれば、前記被検対象物の放熱量、及び/又は前記被検対象物への加熱量に関連するパラメータに基づいて、前記被検対象物の温度が推定され、推定された推定温度と前記温度検出手段で検出された温度とが比較され、そしてこの比較結果に基づいて、前記温度検出手段の異常が診断される。従って、適切に推定された推定温度と前記温度検出手段で検出された温度との比較によって、前記温度検出手段の異常が診断されるので、該診断の精度を高めることができる。
また、上記異常診断装置(1)によれば、IGスイッチがオフになってから所定の期間経過後(例えば、エンジン停止から180分経過後)の推定温度と測定温度とが比較される。これにより、例えば、前記被検対象物(エンジンを冷却する冷却水)を加熱する主たる原因となるエンジンが十分に冷めてからの推定温度と測定温度とを比較することによって、前記被検対象物の温度を検出する温度検出手段(水温センサ)の異常を診断することができる。
前記被検対象物の温度については、エンジンが高温状態にある時よりも、低温状態にある時の方がその精度が増すものと思われる。従って、IGスイッチがオフになってから前記所定の時間経過後の推定温度と測定温度とを比較することによって、異常診断の精度を高めることができる。
また、上記異常診断装置(2)によれば、前記所定時における前記被検対象物の温度と、前記所定時におけるパラメータと、前記所定時から所定の期間経過後におけるパラメータとを検出することによって、前記所定時から前記所定の期間経過後の前記被検対象物の温度を適切に推定することができる。
例えば、下記のイ〜ハの情報を検出すれば、エンジン停止から180分後の冷却水の温度を推定することができる。
イ.エンジン停止時の冷却水の温度。
ロ.エンジン停止時の外気温。
ハ.エンジン停止から180分後の外気温。
また、前記温度推定手段により推定される推定温度と測定温度との間に大きな差が生じている場合に、前記温度検出手段に異常が生じていると診断されることになる。そのため、推定精度が低い場合、異常が生じていないにも拘らず、前記温度検出手段に異常が生じていると診断され、その逆に、異常が生じているにも拘らず、前記温度検出手段に異常が生じていないと診断されるおそれがある。
上記異常診断装置(3)によれば、前記温度検出手段で検出される測定温度に近付くように、前記温度推定手段により推定される推定温度が補正され、推定温度と正常と診断された場合の測定温度との偏差に基づいてその補正量が学習される。これにより、前記被検対象物の推定温度の精度を高め、診断の精度を高めることができる。
また、本発明に係る異常診断装置(4)は、上記異常診断装置(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記パラメータとして、外気温、及び内燃機関油温の少なくとも1つが用いられることを特徴としている。
上記異常診断装置(4)によれば、前記パラメータとして、外気温、及び内燃機関油温(例えば、エンジン油温)の少なくとも1つが用いられる。前記内燃機関の温度が降下する状況下では、外気温やエンジン油温が前記被検対象物(例えば、冷却水)の放熱に大きく関係する。例えば、60℃の冷却水の温度降下速度は、外気温が30℃の場合と、−10℃の場合とでは、後者の方が圧倒的に温度降下速度が速くなる。
従って、前記被検対象物の放熱に大きく関係する外気温や内燃機関油温が、前記パラメータとして用いられるので、前記被検対象物の推定温度をより適切に求めることができる。
また、本発明に係る異常診断装置(5)は、上記異常診断装置(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記被検対象物の温度降下に関連するパラメータに基づいて、推定温度が補正されるように構成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る異常診断装置(6)は、上記異常診断装置(5)において、前記パラメータとして、大気圧、及び前記車両の位置情報の少なくとも1つが用いられることを特徴としている。
外気温が同じであったとしても、外気温以外のその他の環境の違いによって、前記被検対象物の温度降下に差異が生じることが考えられる。例えば、外気温が同じ4℃であったとしても、海抜0mのところと、海抜1000mを越えるようなところとでは、冷却水の温度降下速度は異なってくる。
上記異常診断装置(5)又は(6)によれば、前記被検対象物の温度降下に関連するパラメータに基づいて、推定温度が補正されるので、推定温度の精度をより一層高めることができる。
なお、前記パラメータとしては、大気圧や前記車両の位置情報が挙げられる。前記車両の位置情報からは、前記車両の位置する標高を認識したり、前記車両が市街地(冷却水の温度降下速度が遅くなる場所)に存在することや、涼しい風の吹く山間部(冷却水の温度降下速度が速くなる場所)に存在することなどを認識することができる。
以下、本発明に係る異常診断装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットの要部を概略的に示したブロック図である。
図中1はエンジン制御ユニットを示しており、エンジン制御ユニット1は図示しないCPU、ROM、及びRAM、並びにデータベース5などを有したマイコン2と、入力回路3と、出力回路4と、IGスイッチのOFF(すなわち、エンジン制御ユニット1への電力供給遮断)から、所定の時間T(例えば、180分)経過後、エンジン制御ユニット1への電力供給を実現するためのソークタイマ6と、EEPROM7とを含んで構成されている。なお、データベース5については、処理速度は遅くなるが、マイコン2内ではなく外部に設けるようにしても良い。
マイコン2は入力回路3を介して各種センサ(例えば、空気量センサ11、クランク角センサ12、エンジンを冷却するための冷却水の温度を検出する水温センサ13、スロットル開度センサ14)などからの情報を取り込んで、各種演算処理を行い、出力回路4を介してエンジン制御などを行うことができるようになっている。また、マイコン2には入力回路3を介して外気温センサ15が接続され、マイコン2では外気温を把握することができるようになっている。
図2は、エンジン停止時の水温と、エンジン停止時の外気温と、エンジン停止時から所定の時間T経過後の外気温と、エンジン停止から所定の時間T経過するまでに降下する水温との関係を示したマップであり、これがデータ化されたものがデータベース5に記憶されている。
図2に示したマップから、エンジン停止時の水温が80℃以上、外気温が30〜39℃で、エンジン停止から所定の時間T経過後の外気温が20〜29℃である場合、エンジン停止から所定の時間T経過するまでに降下する水温が「d823」であることが分かる。例えば、エンジン停止時の水温が82℃、外気温が33℃で、エンジン停止から所定の時間T経過後の外気温が28℃であり、降下水温d823が「20℃」に設定されている場合、図2に示したマップから、エンジン停止から所定の時間T経過後の水温は62℃(=82℃−20℃)であると推定することができる。
実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット1におけるマイコン2の行う処理動作[1−1]を図3に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作[1−1]は所定の期間毎に行われる動作である。まず、IGスイッチがONからOFFになったか否かを判断し(ステップS1)、IGスイッチがONからOFFになった(すなわち、エンジンが停止した)と判断すれば、水温センサ13から得られる冷却水の温度情報(水温WT1)を取得し(ステップS2)、外気温センサ15から得られる外気の温度情報(外気温OT1)を取得し(ステップS3)、そして、これら温度情報をEEPROM7に格納する(ステップS4)。
次に、実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット1におけるマイコン2の行う処理動作[1−2]を図4に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作[1−2]はソークタイマ6によって電力が供給されたとき(すなわち、エンジン停止から所定の時間T経過したとき)に行われる動作である。つまり、処理動作[1−2]はエンジン停止状態が所定の時間T継続している時に行われる。
まず、水温センサ13から得られる冷却水の温度情報(水温WT2)を取得し(ステップS11)、外気温センサ15から得られる外気の温度情報(外気温OT2)を取得し(ステップS12)、次に、エンジン停止から所定の時間T経過後の冷却水の水温WT2’を推定する(ステップS13)。水温WT2’の推定方法については、図5に示したフローチャートに基づいて、後で詳しく説明する。
水温WT2’の推定後、水温センサ13で検出された水温WT2と推定水温WT2’との差が、所定値ΔWT以上であるか否かを判断し(ステップS14)、水温WT2と推定水温WT2’との差が所定値ΔWT以上である(すなわち、水温センサ13で検出された水温WT2が推定水温WT2’から大きく離れている)と判断すれば、水温センサ13に異常が発生していると判定する(ステップS15)。一方、水温WT2と推定水温WT2’との差が所定値ΔWT以上でないと判断すれば、水温センサ13は正常であると判定する(ステップS16)。
次に、実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット1におけるマイコン2の行う処理動作[1−3]を図5に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作[1−3]は図4で示したステップS13『推定水温WT2’の算出』で行われる動作である。
まず、EEPROM7からエンジン停止時における水温WT1、外気温OT1を示した情報を読み出し(ステップS21、S22)、次に、エンジン停止時における水温WT1と、エンジン停止時における外気温OT1と、エンジン停止から所定の時間T経過後の外気温OT2とに基づいて、データベース5に記憶されているマップ情報(図2参照)から、エンジン停止から所定の時間T経過するまでに降下する水温dnij(例えば、d811)を求め(ステップS23)、その後、水温WT1から降下水温dnijを減算することによって、推定水温WT2’を算出する(ステップS24)。
なお、ここでは外気温を冷却水の放熱量に関連するパラメータ(但し、外気温が冷却水の温度よりも高い場合、外気温は冷却水への加熱量に関連するパラメータとなる)として採用し、冷却水の温度を推定するようにしているが、冷却水の放熱量や、冷却水への加熱量に関連するパラメータは外気温に限定されるものではなく、別の実施の形態では、例えば、冷却水の放熱量や、冷却水への加熱量に関連するパラメータとして、エンジン油温を採用するようにしても良い。もちろん、複数のパラメータを採用しても良い。
また、ここまで実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット1におけるマイコン2の行う、本発明に係る発明の特徴である処理動作[1−1]〜[1−3]を個々に説明してきたが、次に、図6に示したフローチャートを使ってマイコン2の行う全体の処理動作[1−T]を説明する。なお、処理動作[1−T]はマイコン2が起動した場合に行われる動作である。
まず、マイコン2のイニシャル処理を行い(ステップS101)、その後、IGスイッチがONであるか否かを判断する(ステップS102)。なお、イニシャル処理としては、例えば、スタンバイRAMのデータを通常のRAMへ転送するといった処理が挙げられる。
IGスイッチがONである(すなわち、IGキー操作によってマイコン2が起動することになった)と判断すれば、エンジン制御システムのセンサ(水温センサ13など)やアクチュエータ、ワイヤーハーネスなどに異常が生じているか否かを判断する(ステップS103)。つまり、後述するステップS109の異常診断処理で異常が生じていると判断されたか否か、又はステップS15で水温センサ13に異常が生じていると判定されたか否かを判断する。
センサなどに異常が生じていると判断すれば、次に、異常警告ランプを点灯し(ステップS104)、フェールセーフ処理を行い(ステップS105)、その後、ステップS106へ進む。フェールセーフ処理としては、異常データを固定値に設定するといった処理が挙げられる。例えば、水温センサ13に異常が生じている場合には、水温データを80℃に固定する。
一方、ステップS103において、センサなどに異常は生じていないと判断すれば、ステップS104、S105の処理を行う必要がないので、そのままステップS106へ進む。
次に、各種データを入力し(ステップS106)、演算処理を行い(ステップS107)、演算により得られたデータを出力することによってエンジン制御を行い(ステップS108)、エンジン制御システムのセンサなどの異常診断処理を行い(ステップS109)、その後、ステップS102へ戻る。エンジン制御としては、例えば、燃料噴射制御、点火時期制御、ノック制御、アイドル回転数制御などが挙げられる。
ステップS102において、IGスイッチがONではないと判断すれば、次に、IGスイッチがONからOFFになったか否かを判断する(ステップS110)。IGスイッチがONからOFFになった(すなわち、エンジンが停止した)と判断すれば、次に、図3に示した処理動作[1−1](ステップS1〜S4)を行う。
一方、ステップS110において、IGスイッチはONからOFFになっていない(すなわち、IGスイッチはずっとOFF状態であった)と判断すれば、このマイコン2の起動はエンジン停止中のソークタイマ6による起動であるため、次に、図4に示した処理動作[1−2](ステップS11〜S16)を行う。
上記実施の形態(1)に係る異常診断装置によれば、冷却水を加熱する主たる原因のエンジン温度が降下する状況下で、水温センサ13の異常が診断される。エンジン温度が降下する状況下では、その降下に伴い、前記冷却水も徐々に降下していくことになる。そのため、前記冷却水の温度の変化を監視することによって、水温センサ13の異常を診断することができる。また、エンジン温度は上昇しないので、前記冷却水の温度変化の推定がしやすくなる。これにより、水温センサ13の異常診断精度を高めることができる。
上記したように、エンジン停止から所定の時間T経過後の推定水温WT2’と、水温センサ13で検出された測定水温WT2との間に、所定値ΔWT以上の差が生じている場合、水温センサ13に異常が生じていると診断されることになる。そのため、推定精度が低い場合、異常が生じていないにも拘らず、水温センサ13に異常が生じていると診断され、その逆に、異常が生じているにも拘らず、水温センサ13に異常が生じていないと診断されるおそれがある。
そこで、別の実施の形態では、図7に示したような、エンジン停止時の水温WT1と、エンジン停止時の外気温OT1と、エンジン停止時から所定の時間T経過後の外気温OT2と、エンジン停止から所定の時間T経過するまでに降下する水温dnijと、降下水温dnijを補正する補正量Adnijとの関係を示したマップを使って、降下水温dnijを補正して、推定温度WT2’(=WT1−dnij+Adnij)を水温センサ13で検出される検出温度WT2に近付けるようにしても良い。なお、補正量Adnijは、正常と診断された場合の水温センサ13で検出された測定温度WT2と推定温度WT2’との偏差ΔWT2に基づいて学習されるものであり、またその初期値は「0℃」である。また、このマップをデータ化したものについてはデータベース5に記憶させておけば良い。
図7に示したマップから、エンジン停止時の水温が80℃以上、外気温が30〜39℃で、エンジン停止から所定の時間T経過後の外気温が20〜29℃である場合、エンジン停止から所定の時間T経過するまでに降下する水温が「d823」であることが分かり、その時の補正量が「Ad823」であることが分かる。
例えば、エンジン停止時の水温が82℃、外気温が33℃で、エンジン停止から所定の時間T経過後の外気温が28℃であり、降下水温d823が「20℃」に設定され、補正量Ad823が「2℃」に設定されている場合、図7に示したマップから、エンジン停止から所定の時間T経過後の水温は64℃(=82℃−20℃+2℃)であると推定することができる。
次に、補正量Adnijの学習について、図8に示したフローチャートを使って説明する。なお、この処理動作は、図4のステップS16で水温センサ13が正常であると判定された後に行われる動作である。まず、測定水温WT2と推定水温WT2’との偏差ΔWT2を求め(ステップS111)、次に、偏差ΔWT2が上限値LA(>0)よりも大きいか否かを判断し(ステップS112)、偏差ΔWT2が上限値LAよりも大きいと判断すれば、偏差ΔWT2を上限値LAに設定し(ステップS113)、その後、ステップS116へ進む。
一方、偏差ΔWT2は上限値LAよりも大きくないと判断すれば、次に、偏差ΔWT2が下限値LB(<0)よりも小さいか否かを判断し(ステップS114)、偏差ΔWT2が下限値LBよりも小さいと判断すれば、偏差ΔWTを下限値LBに設定し(ステップS115)、その後、ステップS116へ進む。一方、偏差ΔWT2は下限値LBよりも小さくないと判断すれば、そのままステップS116へ進む。
次に、エンジン停止時における水温WT1と、エンジン停止時における外気温OT1と、エンジン停止から所定の時間T経過後の外気温OT2とに基づいて、データベース5に記憶されているマップ情報(図7参照)から補正量Adnij(例えば、Ad811)を読み出し(ステップS116)、その後、下記に示す数式を使って補正量Adnijに対するなまし処理を行う(ステップS117)。
Adnij’←{(N−Y)Adnij+Y・ΔT}/N
次に、今回値である補正量Adnij’と、前回値である補正量Adnijとを比較することによって、補正量Adnij’が0から遠ざかる方向(離反方向)に変化しているか否かを判断し(ステップS118)、補正量Adnij’が離反方向に変化していると判断すれば、離反側カウンタCAnijに「1」を加算し(ステップS119)、そして収束側カウンタCBnijを「0」にする(ステップS120)。
次に、離反側カウンタCAnijが所定回数CA以上であるか否かを判断し(ステップS121)、離反側カウンタCAnijが所定回数CA以上である(すなわち、補正量Adnijが連続して0から離れている)と判断すれば、補正量Adnij’に所定値α(1より大きい数値であり、例えば1.2)を乗算し(ステップS122)、その後、データベース5の補正量Adnijを補正量Adnij’に更新する(ステップS123)。
一方、離反側カウンタCAnijは所定回数CA以上ではないと判断すれば、ステップS122を飛ばして、ステップS123へ進んで、データベース5の補正量Adnijを補正量Adnij’に更新する。
ステップS118において、補正量Adnij’は離反方向に変化していないと判断すれば、今回値である補正量Adnij’と、前回値である補正量Adnijとを比較することによって、補正量Adnij’が0に近付く方向(収束方向)に変化しているか否かを判断し(ステップS124)、補正量Adnij’が収束方向に変化していると判断すれば、収束側カウンタCBnijに「1」を加算し(ステップS125)、そして離反側カウンタCAnijを「0」にする(ステップS126)。
次に、収束側カウンタCBnijが所定回数CB以上であるか否かを判断し(ステップS127)、収束側カウンタCBnijが所定回数CB以上である(すなわち、補正量Adnijが連続して0へ近付いている)と判断すれば、補正量Adnij’に所定値β(1より小さい数値であり、例えば0.8)を乗算し(ステップS128)、その後、データベース5の補正量Adnijを補正量Adnij’に更新する(ステップS123)。
一方、収束側カウンタCBnijは所定回数CB以上ではないと判断すれば、ステップS128を飛ばして、ステップS123へ進んで、データベース5の補正量Adnijを補正量Adnij’に更新する。
また、ステップS124において、補正量Adnij’は収束方向に変化していない(すなわち、補正量Adnijは離反方向にも、収束方向にも変化していない)と判断すれば、データベース5の補正量Adnijを更新する必要はないため、そのままこの処理動作を終了する。
図9は、実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットの要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示したエンジン制御ユニット1と同様の構成部分については同符号を付している。
図中21はエンジン制御ユニットを示しており、エンジン制御ユニット21は図示しないCPU、ROM、及びRAM、並びにデータベース5などを有したマイコン22と、入力回路3と、出力回路4と、IGスイッチのOFF(すなわち、エンジン制御ユニット21への電力供給遮断)から、所定の時間T経過後、エンジン制御ユニット21への電力供給を実現するためのソークタイマ6と、EEPROM7とを含んで構成されている。なお、データベース5については、処理速度は遅くなるが、マイコン22内ではなく外部に設けるようにしても良い。
マイコン22は入力回路3を介して各種センサ(例えば、空気量センサ11、クランク角センサ12、エンジンを冷却するための冷却水の温度を検出する水温センサ13、スロットル開度センサ14)などからの情報を取り込んで、各種演算処理を行い、出力回路4を介してエンジン制御などを行うことができるようになっている。また、マイコン22には入力回路3を介して外気温センサ15及び大気圧センサ23が接続され、マイコン22では外気温及び大気圧を把握することができるようになっている。
実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット21におけるマイコン22の行う処理動作[2−1]を図10に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作[2−1]は所定の期間毎に行われる動作である。まず、IGスイッチがONからOFFになったか否かを判断し(ステップS31)、IGスイッチがONからOFFになった(すなわち、エンジンが停止した)と判断すれば、水温センサ13から得られる冷却水の温度情報(水温WT1)を取得すると共に(ステップS32)、外気温センサ15から得られる外気の温度情報(外気温OT1)を取得する(ステップS33)。
さらに、大気圧センサ23から得られる大気圧情報(大気圧AP)を取得し(ステップS34)、そして水温情報、外気温情報、大気圧情報をEEPROM7に格納する(ステップS35)。
次に、実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット21におけるマイコン22の行う処理動作[2−2]を図11に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作[2−2]はソークタイマ6によって電力が供給されたとき(すなわち、エンジン停止から所定の時間T経過したとき)に行われる動作である。つまり、処理動作[2−2]はエンジン停止状態が所定の時間T継続している時に行われる。
まず、水温センサ13から得られる冷却水の温度情報(水温WT2)を取得し(ステップS41)、外気温センサ15から得られる外気の温度情報(外気温OT2)を取得し(ステップS42)、次に、エンジン停止から所定の時間T経過後の冷却水の水温WT2’を推定する(ステップS43)。水温WT2’の推定方法については、図12に示したフローチャートに基づいて、後で詳しく説明する。
水温WT2’の推定後、水温センサ13で検出された水温WT2と推定水温WT2’との差が、所定値ΔWT以上であるか否かを判断し(ステップS44)、水温WT2と推定水温WT2’との差が所定値ΔWT以上である(すなわち、水温センサ13で検出された水温WT2が推定水温WT2’から大きく離れている)と判断すれば、水温センサ13に異常が発生していると判定する(ステップS45)。一方、水温WT2と推定水温WT2’との差が所定値ΔWT以上でないと判断すれば、水温センサ13は正常であると判定する(ステップS46)。
次に、実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット21におけるマイコン22の行う処理動作[2−3]を図12に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作[2−3]は図11で示したステップS43『推定水温WT2’の算出』で行われる動作である。
まず、EEPROM7からエンジン停止時における水温WT1、外気温OT1を示した情報を読み出し(ステップS51、S52)、次に、エンジン停止時における水温WT1と、エンジン停止時における外気温OT1と、エンジン停止から所定の時間T経過後の外気温OT2とに基づいて、データベース5に記憶されているマップ情報(図2参照)から、エンジン停止から所定の時間T経過するまでに降下する水温dnij(例えば、d811)を求め(ステップS53)、次に、水温WT1から降下水温dnijを減算することによって、推定水温WT2’を算出する(ステップS54)。
次に、EEPROM7から大気圧AP(自車両が停止している場所での大気圧)を示した情報を読み出し(ステップS55)、大気圧APが所定の気圧AP’以下であるか否かを判断する(ステップS56)。大気圧APが所定の気圧AP’以下である(すなわち、気圧が低く、通常よりも温度降下速度が速くなる)と判断すれば、推定水温WT2’に係数K(>1)を積算したものを推定水温WT2’とする(ステップS57)。一方、大気圧APが所定の気圧AP’以下でないと判断すれば、そのまま処理動作[2−3]を終了する。
なお、ここまで実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット21におけるマイコン22の行う、本発明に係る発明の特徴である処理動作[2−1]〜[2−3]を個々に説明してきたが、マイコン22の行う全体の処理動作[2−T]は図13に示したようになる。
上記実施の形態(2)に係る異常診断装置によれば、冷却水の温度降下に関連するパラメータとして、大気圧APを考慮に入れて、冷却水の温度を推定しているので、その推定精度を高めることができる。なお、ここでは大気圧APが所定の気圧AP’以下である場合に、推定水温WT2’に単に係数Kを積算することによって、推定水温を補正しているが、補正の方法はこれに限定されるものではなく、別の実施の形態では、大気圧APの大きさに応じて、係数Kを設定するようにしても良い。
例えば、大気圧APが気圧AP1以上である場合、係数Kを1未満に設定し、大気圧APが気圧AP2(AP2<AP1)以上で気圧AP1未満である場合、係数Kを1に設定し、大気圧APが気圧AP2未満である場合、係数Kを1より大きくする。
図14は、実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットの要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示したエンジン制御ユニット1と同様の構成部分については同符号を付している。
図中31はエンジン制御ユニットを示しており、エンジン制御ユニット31はCPU、ROM、及びRAMなどを有したマイコン32と、入力回路3と、出力回路4と、データベース35と、IGスイッチのOFF(すなわち、エンジン制御ユニット31への電力供給遮断)から、所定の時間T経過後、エンジン制御ユニット31への電力供給を実現するためのソークタイマ6と、EEPROM7とを含んで構成されている。
マイコン32は入力回路3を介して各種センサ(例えば、空気量センサ11、クランク角センサ12、エンジンを冷却するための冷却水の温度を検出する水温センサ13、スロットル開度センサ14)などからの情報を取り込んで、各種演算処理を行い、出力回路4を介してエンジン制御などを行うことができるようになっている。また、マイコン32には入力回路3を介して外気温センサ15及び大気圧センサ23が接続され、マイコン32では外気温及び大気圧を把握することができるようになっている。
また、マイコン32にはナビゲーション装置33が接続され、マイコン32ではナビゲーション装置33からナビゲーション情報として送信されてくる、現在位置が市街地であることや、現在位置が山間部であることや、現在位置が自宅の車庫であることを示した情報などを受信することができるようになっている。
図15は、ある特定場所(ここでは自宅の車庫)でのエンジン停止時の水温と、エンジン停止時の外気温度と、エンジン停止時から所定の時間T経過後の外気温と、エンジン停止から所定の時間T経過するまでに降下する水温との関係を示したマップであり、これがデータ化されたものがデータベース35に記憶されている。なお、データベース35には図15に示したマップ(特別マップ)だけでなく、図2に示したマップ(一般マップ)がデータ化されたものが記憶されている。なお、データベース35についてはマイコン32(例えば、CPU)内に設けるようにしても良い。これにより、処理が速くなり、省電力化が図られる。
実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット31におけるマイコン32の行う処理動作[3−1]を図16に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作[3−1]は所定の期間毎に行われる動作である。まず、IGスイッチがONからOFFになったか否かを判断し(ステップS61)、IGスイッチがONからOFFになった(すなわち、エンジンが停止した)と判断すれば、水温センサ13から得られる冷却水の温度情報(水温WT1)を取得し(ステップS62)、外気温センサ15から得られる外気の温度情報(外気温OT1)を取得する(ステップS63)。
さらに、大気圧センサ23から得られる大気圧情報(大気圧AP)を取得し(ステップS64)、次に、ナビゲーション装置33に対してナビゲーション情報の送信を要求し、ナビゲーション装置33から送信されてくるナビゲーション情報を取得し(ステップS65)、そして水温情報、外気温情報、大気圧情報、ナビゲーション情報をEEPROM7に格納する(ステップS66)。
次に、実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット31におけるマイコン32の行う処理動作[3−2]を図17に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作[3−2]はソークタイマ6によって電力が供給されたとき(すなわち、エンジン停止から所定の時間T経過したとき)に行われる動作である。つまり、処理動作[3−2]はエンジン停止状態が所定の時間T継続している時に行われる。
まず、水温センサ13から得られる冷却水の温度情報(水温WT2)を取得し(ステップS71)、外気温センサ15から得られる外気の温度情報(外気温OT2)を取得し(ステップS72)、次に、エンジン停止から所定の時間T経過後の冷却水の水温WT2’を推定する(ステップS73)。水温WT2’の推定方法については、図18に示したフローチャートに基づいて、後で詳しく説明する。
水温WT2’の推定後、水温センサ13で検出された水温WT2と推定水温WT2’との差が、所定値ΔWT以上であるか否かを判断し(ステップS74)、水温WT2と推定水温WT2’との差が所定値ΔWT以上である(すなわち、水温センサ13で検出された水温WT2が推定水温WT2’から大きく離れている)と判断すれば、水温センサ13に異常が発生していると判定する(ステップS75)。一方、水温WT2と推定水温WT2’との差が所定値ΔWT以上でないと判断すれば、水温センサ13は正常であると判定する(ステップS76)。
次に、実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット31におけるマイコン32の行う処理動作[3−3]を図18に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作[3−3]は図17で示したステップS73『推定水温WT2’の算出』で行われる動作である。
まず、EEPROM7からエンジン停止時における水温WT1、外気温OT1を示した情報とナビゲーション情報とを読み出し(ステップS81〜S83)、次に、読み出したナビゲーション情報に基づいて、自車両がある特定場所(ここでは自宅の車庫)に存在するか否かを判断する(ステップS84)。
自車両は自宅の車庫に存在しないと判断すれば、次に、エンジン停止時における水温WT1と、エンジン停止時における外気温OT1と、エンジン停止から所定の時間T経過後の外気温OT2とに基づいて、データベース35に記憶されている一般のマップ情報(図2参照)から、エンジン停止から所定の時間T経過するまでに降下する水温dnij(例えば、d811)を求め(ステップS85)、次に、水温WT1から降下水温dnijを減算することによって、推定水温WT2’を算出する(ステップS86)。
次に、ナビゲーション情報に基づいて、自車両が市街地に存在するか否かを判断し(ステップS87)、自車両が市街地に存在する(すなわち、温度が下がりにくい場所に、自車両が存在する)と判断すれば、推定水温WT2’の補正に利用する係数K1をα(>1)に設定し(ステップS88)、その後、ステップS92へ進む。
一方、自車両は市街地に存在しないと判断すれば、次に、ナビゲーション情報に基づいて、自車両が山間部に存在するか否かを判断し(ステップS89)、自車両が山間部に存在する(すなわち、温度が下がりやすい場所に、自車両が存在する)と判断すれば、推定水温WT2’の補正に利用する係数K1をβ(<1)に設定し(ステップS90)、その後、ステップS92へ進む。他方、自車両は山間部に存在しないと判断した場合、係数K1を1に設定し(ステップS91)、その後、ステップS92へ進む。
次に、EEPROM7から大気圧AP(すなわち、自車両が停止している場所での大気圧)を示した情報を読み出し(ステップS92)、大気圧APが所定の気圧AP’以下であるか否かを判断する(ステップS93)。大気圧APが所定の気圧AP’以下である(すなわち、気圧が低く、通常よりも温度降下速度が速くなる)と判断すれば、推定水温WT2’に係数K1と係数K(>1)とを積算したものを推定水温WT2’とする(ステップS94)。一方、大気圧APが所定の気圧AP’以下でないと判断すれば、推定水温WT2’に係数K1を積算したものを推定水温WT2’とする(ステップS95)。
また、ステップS84において、自車両が自宅の車庫に存在すると判断すれば、次に、エンジン停止時における水温WT1と、エンジン停止時における外気温OT1と、エンジン停止から所定の時間T経過後の外気温OT2とに基づいて、データベース35に記憶されている特定のマップ情報(図15参照)から、エンジン停止から所定の時間T経過するまでに降下する水温Dnij(例えば、D811)を求め(ステップS96)、次に、水温WT1から降下水温Dnijを減算することによって、推定水温WT2’を算出する(ステップS97)。
なお、自車両が自宅の車庫に存在する場合にそれ用のマップ情報を使って、推定水温WT2’を算出しているが、特定場所は自宅の車庫に限定されず、会社の駐車場やよく行くスーパーの駐車場などであっても良く、別の実施の形態では、これら駐車場に対するマップ情報を用意しておき、自車両がこれら駐車場に存在する場合に、それぞれのマップ情報を使って、推定水温WT2’を算出するようにしても良い。
また、ここまで実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニット31におけるマイコン32の行う、本発明に係る発明の特徴である処理動作[3−1]〜[3−3]を個々に説明してきたが、マイコン32の行う全体の処理動作[3−T]は図19に示したようになる。
上記実施の形態(3)に係る異常診断装置によれば、冷却水の温度降下に関連するパラメータとして、大気圧APや自車両の場所(ここでは、市街地/山間部)を考慮に入れて、冷却水の水温を推定しているので、その推定精度を高めることができる。
また、自車両がある特定の場所(自宅の車庫)に存在する場合には、その場所における冷却水の温度降下特性に基づいて、冷却水の水温が推定される。従って、自車両がある特定の場所に存在する場合には、さらに冷却水の温度の推定精度を高めることができる。なお、図15に示した特別マップについては、データを累積し、学習させることによって取得することができる。
なお、上記実施の形態(1)〜(3)では、異常診断装置をエンジン制御ユニットに採用する場合について説明しているが、異常診断装置とエンジン制御ユニットとを別の装置として構成しても良く、別の実施の形態では、異常診断装置でエンジン制御ユニットから異常診断に必要な情報を受信できるようにして、診断の結果を異常診断装置からエンジン制御ユニットへ送信するようにしても良い。
また、上記実施の形態(1)〜(3)に係る異常診断装置では、冷却水の温度を検出する水温センサ13の異常を診断する場合について説明しているが、診断の対象となるセンサは水温センサ13に限定されるものではなく、別の実施の形態では、エンジン油の温度を検出するセンサなどを診断の対象とするようにしても良い。
また、本発明に係る異常診断装置は、エンジンを冷却するための冷却水の温度を検出するセンサやエンジン油の温度を検出するセンサの診断だけに有効となるのではなく、被検対象物を加熱する主たる原因のパラメータが降下する状況下で異常診断を行う場合に有効となる。
例えば、自動追い焚き機能(すなわち、風呂の湯温を一定温度以上に保つ機能)が装備された風呂の湯温を計測する温度センサの診断に有効となる。自動追い焚き機能は、風呂の湯温がある一定温度以下になると、再度、風呂を焚くものである。そのため、湯温を計測する温度センサに異常があると機能が発揮されない。
風呂が沸き、湯沸かし機能が停止した後、すなわち湯温が降下する状況下にあるにも拘らず、一定時間が経過しても、前記温度センサで検出される温度が下がっていない場合、前記温度センサが異常であると診断することができる。
また、空炊きの防止機能や揚げ物油の温度調整機能を有したコンロ(例えば、ガスコンロ)に装備された温度センサの診断に有効となる。火を消した後、すなわち温度が降下する状況下にあるにも拘らず、一定時間が経過しても、前記温度センサで検出される温度が下がっていない場合、前記温度センサが異常であると診断することができる。
本発明の実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットの要部を概略的に示したブロック図である。 データベースの記憶フォーマットの一例を示した図である。 実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 データベースの記憶フォーマットの一例を示した図である。 別の実施の形態に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットの要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(2)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットの要部を概略的に示したブロック図である。 データベースの記憶フォーマットの一例を示した図である。 実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(3)に係る異常診断装置が採用されたエンジン制御ユニットにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
符号の説明
1、21、31 エンジン制御ユニット
2、22、32 マイコン
5、35 データベース
6 ソークタイマ
7 EEPROM
13 水温センサ
15 外気温センサ
23 大気圧センサ
33 ナビゲーション装置

Claims (6)

  1. 被検対象物の温度を検出する温度検出手段の異常を診断するための異常診断装置において、
    前記被検対象物が、車両に搭載されるものであり、
    前記被検対象物を加熱する主たる原因となる内燃機関の温度が降下する状況下で、前記温度検出手段で検出された温度の変化に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断する異常診断手段を備え、
    該異常診断手段が、
    前記被検対象物の放熱量、及び/又は前記被検対象物への加熱量に関連するパラメータに基づいて、前記被検対象物の温度を推定する温度推定手段と、
    該温度推定手段により推定された推定温度と前記温度検出手段で検出された温度とを比較する温度比較手段とを有し、
    IGスイッチがオフである場合、前記内燃機関の温度が降下する状況下にあると判断するように構成され、
    前記温度比較手段による比較結果に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断するものであり、
    前記温度比較手段が、
    IGスイッチがオフになってから所定の期間経過後の推定温度と、前記温度検出手段で検出された測定温度とを比較するものであることを特徴とする異常診断装置。
  2. 被検対象物の温度を検出する温度検出手段の異常を診断するための異常診断装置において、
    前記被検対象物が、車両に搭載されるものであり、
    前記被検対象物を加熱する主たる原因となる内燃機関の温度が降下する状況下で、前記温度検出手段で検出された温度の変化に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断する異常診断手段を備え、
    該異常診断手段が、
    前記被検対象物の放熱量、及び/又は前記被検対象物への加熱量に関連するパラメータに基づいて、前記被検対象物の温度を推定する温度推定手段と、
    該温度推定手段により推定された推定温度と前記温度検出手段で検出された温度とを比較する温度比較手段とを有し、
    IGスイッチがオフである場合、前記内燃機関の温度が降下する状況下にあると判断するように構成され、
    前記温度比較手段による比較結果に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断するものであり、
    前記温度推定手段が、
    所定時における前記被検対象物の温度と、
    前記所定時におけるパラメータと、
    前記所定時から所定の期間経過後におけるパラメータと、
    前記所定時から前記所定の期間経過するまでに降下する前記被検対象物の温度との関係を示したマップに基づいて、前記所定時から前記所定の期間経過後の前記被検対象物の温度を推定するものであることを特徴とする異常診断装置。
  3. 被検対象物の温度を検出する温度検出手段の異常を診断するための異常診断装置において、
    前記被検対象物が、車両に搭載されるものであり、
    前記被検対象物を加熱する主たる原因となる内燃機関の温度が降下する状況下で、前記温度検出手段で検出された温度の変化に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断する異常診断手段を備え、
    該異常診断手段が、
    前記被検対象物の放熱量、及び/又は前記被検対象物への加熱量に関連するパラメータに基づいて、前記被検対象物の温度を推定する温度推定手段と、
    該温度推定手段により推定された推定温度と前記温度検出手段で検出された温度とを比較する温度比較手段とを有し、
    IGスイッチがオフである場合、前記内燃機関の温度が降下する状況下にあると判断するように構成され、
    前記温度比較手段による比較結果に基づいて、前記温度検出手段の異常を診断するものであり、
    前記温度検出手段で検出される測定温度に近付くように、前記温度推定手段により推定される推定温度を補正する補正手段と、
    前記温度推定手段により推定された前記被検対象物の推定温度と、正常と診断された場合の前記温度検出手段で検出された測定温度との偏差に基づいて、前記補正手段による補正量を学習する学習手段とを備えていることを特徴とする異常診断装置。
  4. 前記パラメータとして、外気温、及び内燃機関油温の少なくとも1つが用いられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の異常診断装置。
  5. 前記被検対象物の温度降下に関連するパラメータに基づいて、推定温度を補正するように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の異常診断装置。
  6. 前記パラメータとして、大気圧、及び前記車両の位置情報の少なくとも1つが用いられることを特徴とする請求項5記載の異常診断装置。
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