JP2006238666A - スピンドルモータ、それを用いた記録ディスク駆動装置及びスピンドルモータの製造方法 - Google Patents

スピンドルモータ、それを用いた記録ディスク駆動装置及びスピンドルモータの製造方法 Download PDF

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俊哉 辻田
Nobuyuki Takahashi
伸幸 高橋
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Abstract

【課題】スピンドルモータ及び記録ディスク駆動装置の薄型化及び製造コストの低減を図る。
【解決手段】ベースプレート10と、ベースプレート10に固定されステータコイル22が巻回される環状のステータ20と、ステータ20の内周側に収容されロータマグネット32を有するロータ30と、ステータ20の一面側に配置されステータコイル22と駆動回路とを接続するためのフレキシブルプリント配線板51とを備えている。フレキシブルプリント配線板51は、プリント配線59bが形成されたフレキシブルプリント配線板本体59と、フレキシブルプリント配線板本体59に設けられステータコイル22とプリント配線59bとを接続するための少なくとも1つの第1接続部52と、フレキシブルプリント配線板本体59と一体で形成され第1接続部52をフレキシブルプリント配線板本体59との間に挟み込む少なくとも1つの被覆フィルム部53とを有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、スピンドルモータ、特に小型・薄型化された記録ディスク駆動装置に用いられるインナー型スピンドルモータ、それを用いた記録ディスク駆動装置及びスピンドルモータの製造方法に関する。
パソコンのハードディスク等の駆動装置に用いられるモータとして、小型のインナー型スピンドルモータが知られている。このインナー型スピンドルモータは、例えば、ベースプレートと、ベースプレートに固定されステータコイルが巻回される環状のステータと、ステータの内周側に収容されロータマグネットを有するロータと、ステータ及びロータから構成される磁気回路からの磁束漏洩を防止するための磁気シールド板と、ステータと磁気シールド板との間に配置されステータコイルと駆動回路とを接続するためのフレキシブルプリント配線板とを備えている。
フレキシブルプリント配線板は、例えば、プリント配線が形成されたフレキシブルプリント配線板本体と、フレキシブルプリント配線板本体に設けられステータコイルとプリント配線とを接続するための第1メッキランド部と、フレキシブルプリント配線板本体に設けられ駆動回路とプリント配線とを接続するための第2メッキランド部とを有している。
ステータと磁気シールド板との間には第1メッキランド部の半田付け部が配置されるため、磁気シールド板との間で絶縁を確保する必要がある。したがって、磁気シールド板には絶縁シートが粘着剤により接着されており、第1接続部を半田付けした後に磁気シールド板の絶縁シート側がステータに接着固定されている。
また、フレキシブルプリント配線板は、ベースプレートの一部を軸方向に貫通した状態で配置されている。そのため、第1メッキランド部がベースプレートのフロント側(上側)、第2メッキランド部がリア側(下側)にそれぞれ配置されている。すなわち、第2メッキランド部はフレキシブルプリント配線板本体に対して第1メッキランド部と反対側の面に設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−282880号公報
しかし、磁気シールド板に絶縁シートを接着すると、絶縁シート及び粘着剤の厚み分だけスピンドルモータの厚みが増してしまう。また、粘着剤を使用することでアウトガスが発生するため、磁気ヘッドにアウトガスが凝着し磁気ヘッドと記録ディスクとがヘッドクラッシュを起こす可能性がある。特に、磁気ヘッド周辺に粘着剤を使用すると、このヘッドクラッシュの問題が顕著になる。
また、フレキシブルプリント配線板本体の両面に第1及び第2接続部を設ける場合、片面ずつしかメッキランド部を形成することができないため、フレキシブルプリント配線板の製造工程が増え、フレキシブルプリント配線板及びモータの製造コストが増大する。
本発明の課題は、スピンドルモータ及び記録ディスク駆動装置の薄型化及び製造コストの低減を図ることにある。
本発明の別の課題は、スピンドルモータ及び記録ディスク駆動装置の薄型化及び製造コストの低減を可能とする製造方法を提供することにある。
請求項1に記載のスピンドルモータは、ベースプレートと、ベースプレートの一面側に固定されステータコイルが巻回される環状のステータと、ステータの内周側に収容されロータマグネットを有するロータと、ステータの一面側に配置されステータコイルと駆動回路とを接続するためのフレキシブルプリント配線板とを備えている。フレキシブルプリント配線板は、プリント配線が形成されたフレキシブルプリント配線板本体と、フレキシブルプリント配線板本体に設けられステータコイルとプリント配線とを接続するための少なくとも1つの第1接続部と、フレキシブルプリント配線板本体と一体で形成され第1接続部をフレキシブルプリント配線板本体との間に挟み込む少なくとも1つの被覆フィルム部とを有している。
このモータでは、フレキシブルプリント配線板本体と被覆フィルム部との間に第1接続部が挟み込まれているため、磁気漏洩を防止するための磁気シールド板と第1接続部との間に絶縁シートを設けなくても、磁気シールド板と第1接続部との絶縁を確保することができる。この結果、磁気シールド板に絶縁シートを設ける必要がないため、絶縁シート及びその接着固定に用いられる粘着剤が不要となる。これにより、絶縁シート及び粘着剤の厚み分、モータの薄型化が可能となる。また、粘着剤が不要となるため、アウトガス量を低減することができる。また、粘着剤を塗布する工程を省略することができるため、製造コストを低減することができる。
請求項2に記載のスピンドルモータは、請求項1において、フレキシブルプリント配線板の一面側には、さらに磁性体の鋼板である磁気シールド板が配置されている。
請求項3に記載のスピンドルモータは、請求項1または請求項2のいずれかにおいて、被覆フィルム部がフレキシブルプリント配線板本体と一体に形成され、且つ第1接続部を覆うように折り曲げられ、フレキシブルプリント配線板本体の第1接続部周辺と固定されている。
このモータでは、被覆フィルム部が第1接続部を覆うように折り曲げられフレキシブルプリント配線板本体の第1接続部周辺と固定されているため、第1接続部を被覆フィルム部により覆うことができ、半田ボールによる短絡を防止することができる。また、半田のフラックスガスの影響も防止することができる。
請求項4に記載のスピンドルモータは、請求項1乃至請求項3のいずれかにおいて、フレキシブルプリント配線板がフレキシブルプリント配線板本体に設けられ駆動回路とプリント配線とを接続するための少なくとも1つの第2接続部とをさらに有している。第2接続部は、フレキシブルプリント配線板本体の第1接続部と同じ側の面に設けられている。
このモータでは、第2接続部がフレキシブルプリント配線板本体の第1接続部と同じ側の面に設けられているため、フレキシブルプリント配線板本体のメッキ処理の工程を省略することができ、フレキシブルプリント配線板の製造コストを低減することができる。ここで、第2接続部がフレキシブルプリント配線板本体の第1接続部と同じ側の面に設けられているとは、フレキシブルプリント配線板単体で考えた場合のことを意味する。したがって、スピンドルモータに組み付けた場合にそれらが同じ側に配置されることを意味していない。
請求項5に記載のスピンドルモータは、請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、ベースプレートの一部には、貫通穴が形成されている。第1接続部はベースプレートの一面側に配置され、第2接続部はベースプレートの貫通穴を通り他面側に配置されている。フレキシブルプリント配線板本体は、第2接続部周辺に形成され第2接続部がベースプレートに対向しないよう折り曲げられた折曲部を有している。
このモータでは、折曲部により第2接続部がベースプレートに対向しないため、第2接続部をフレキシブルプリント配線板本体に対して第1接続部と同じ側の面に設けることが可能となる。また、フレキシブルプリント配線板本体と折曲部とが重なることで、第2接続部周辺のフレキシブルプリント配線板及び折曲部の強度が高まるため、従来必要とされていた駆動回路側接続用端部周辺の補強板が不要となる。
請求項6に記載のスピンドルモータは、請求項5において、折曲部の幅がフレキシブルプリント配線板本体の幅よりも大きい。
このモータでは、折曲部がフレキシブルプリント配線板本体の幅よりも大きいため、折曲部をベースプレートの下面に粘着固定した場合の固定強度を高めることができる。
請求項7に記載のスピンドルモータは、請求項1乃至請求項6のいずれかにおいて、フレキシブルプリント配線板がステータの上面を覆うようフレキシブルプリント配線板本体の第1接続部周辺から環状に形成された環状フィルム部をさらに有している。
このモータでは、フレキシブルプリント配線板が環状フィルム部を有しているため、絶縁シートを使用しない場合であってもステータと磁気シールド板との絶縁を環状フィルム部により確保することができる。
請求項8に記載のスピンドルモータは、請求項7おいて、環状フィルム部の一部は、円周方向に切断される切断部を有している、
このモータでは、ステータと磁気シールド板との間にフレキシブルプリント配線板を挟み込む際にステータ上面の凹凸により環状フィルム部にシワが形成されても、切断部によりシワを逃がすことができ、フレキシブルプリント配線板をステータコイルに対して一様に当接させることができる。
請求項9に記載のスピンドルモータは、請求項1乃至請求項8のいずれかにおいて、フレキシブルプリント配線板本体の第1接続部がフレキシブルプリント配線板本体より半径方向内方に位置している。第1接続部の円周方向両端には、半径方向外方へ延びるスリットが形成されている。
このモータでは、第1接続部の円周方向両端にスリットが形成されているため、被覆フィルム部を折り曲げる際に作用する力により生じる第1接続部周辺のシワ及びたるみを逃がすことができる。
請求項10に記載のスピンドルモータの製造方法は、ベースプレートと、ベースプレートに固定されステータコイルが巻回される環状のステータと、ステータの内周側に収容されロータマグネットを有するロータと、ステータの一面側に配置されステータコイルと駆動回路とを接続するためのフレキシブルプリント配線板とを備えたスピンドルモータの製造方法である。この製造方法は、フレキシブルプリント配線板のフレキシブルプリント配線板本体に対してプリント配線を形成するとともに、ステータコイルとプリント配線とを接続するための複数の第1接続用端部と、フレキシブルプリント配線板本体と一体で形成され第1接続用端部をフレキシブルプリント配線板本体との間に挟み込む少なくとも1つの被覆フィルム部とを形成するフレキシブルプリント配線板製造工程と、ベースプレートとステータとロータとフレキシブルプリント配線板とを組み付ける第1組み付け工程と、ステータコイルとプリント配線とを接続する第1接続部を半田付けにより形成する第1接続部形成工程と、被覆フィルム部を折り曲げて、フレキシブルプリント配線板本体と被覆フィルム部との間に第1接続部を挟み込む被覆工程と、フレキシブルプリント配線板本体は、第2接続用端部が設けられ第2接続用端部がベースプレートに対向しないよう折り曲げ可能な折曲部を有しており、フレキシブルプリント配線板本体に対して折曲部を折り曲げて第2接続用端部をベースプレートと対向しないよう配置する折曲工程と、駆動回路とプリント配線とを接続する第2接続部を形成する第2接続部形成工程とを含んでいる。
この製造方法では、フレキシブルプリント配線板本体と被覆フィルム部との間に第1接続部を挟み込む被覆工程を含んでいるため、絶縁シート及び粘着剤が不要となり、磁気シールド板に粘着剤を塗布する工程を省略することができる。これにより、絶縁シート及び粘着剤の厚み分だけ薄型化されたモータを得ることができるとともに、モータの製造工程を短縮することができる。また、粘着剤が不要となるため、アウトガス量を低減することができる。
請求項11に記載の記録ディスク駆動装置は、磁性材料からなる磁気記録層を有する記録ディスクと、磁気記録層に情報を記録するとともに磁気記録層に記録された情報を再生するための磁気ヘッドと、磁気ヘッドを記録ディスクに対して移動させるための移動手段と、磁気ディスクを回転駆動させるための請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のスピンドルモータとを備えている。
この装置では、請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のスピンドルモータを備えているため、記録ディスク駆動装置の薄型化及び製造コストの低減を図ることができる。
本発明に係るスピンドルモータ及び記録ディスク駆動装置では、薄型化及び製造コストの低減を図ることができる。
また本発明に係る製造方法では、スピンドルモータ及び記録ディスク駆動装置の薄型化及び製造コストの低減を図ることができる。
本発明の一実施形態を図面を参照しながら説明する。
1.記録ディスク駆動装置の構成
図1に、本発明の一実施形態としてのスピンドルモータを備えた記録ディスク駆動装置1の縦断面概略図を示す。
記録ディスク駆動装置1は、記録ディスクを回転駆動するとともに記録ディスクに対して情報の読み書きをするための小型・薄型化されたハードディスク装置である。記録ディスク駆動装置1は、各部がハウジング2に収容されており、主に、記録ディスク3と、磁気ヘッド移動機構7と、スピンドルモータ6とを備えている。
記録ディスク3は、磁性材料からなる磁気記録層を有し、磁気により情報を記録可能な円盤状の部材である。記録ディスク3としては、例えば1.8インチ径の小型ものが例示される。
磁気ヘッド移動機構7は、記録ディスク3に対して情報の読み書きを行うための機構であり、一対の磁気ヘッド4と、一対のアーム5と、アクチュエータ部8とから構成されている。磁気ヘッド4は、記録ディスク3の磁気記録層に情報を記録するとともに磁気記録層に記録された情報を再生するためのもので、アーム5の一端に設けられ記録ディスク3の両面に近接して配置されている。アーム5は、磁気ヘッド4を支持するためのものである。アクチュエータ部8は、磁気ヘッド4を記録ディスク3に対して移動させるためのものであり、アーム5の他端を支持している。アクチュエータ部8によりアーム5が首振り移動を行い、磁気ヘッド4を記録ディスク3の所要の位置に移動させることができる。
スピンドルモータ6は、記録ディスク3を回転駆動するためのものである。以下に、スピンドルモータ6の詳細について説明する。
2.スピンドルモータの構成
図2に、本発明の一実施形態としてのスピンドルモータの縦断面概略図を示す。図2のO−Oは、スピンドルモータ6の回転軸線である。以下、図2のスピンドルモータ6の上側を「フロント側」、スピンドルモータ6の下側を「リア側」と表現する。スピンドルモータ6は、インナーロータタイプの3相モータであり、主に、ベースプレート10と、ステータ20と、ロータ30と、軸受部40と、磁気回路部50とから構成されている。
ベースプレート10は、ステータ20等を支持するためのものであり、ハウジング2の内壁に固定された概ね四角形状の部材である。ベースプレート10は、円板状の底板11と、底板11の外周側に設けられた筒状の壁部12と、壁部12から外周側へ延びる環状のプレート部13とから構成されている。ベースプレート10の上面には、磁気回路部50からの磁束漏洩を防止するための磁気シールド板60が固定されている。
ステータ20は、環状のステータコア21と、3相のステータコイル22とから構成されている。ステータコア15は、例えば、プレス加工により所望の形状に成形した珪素鋼板(ラミネーション)を1〜10層程度に積層した積層体である。ステータコア21の内周側には、半径方向内方へ突出する複数の極歯(図示せず)が形成されており、各極歯にはステータコイル22が各相毎に巻かれている。
ロータ30は、主に、ロータ本体31と、ロータ本体31に固定されたロータマグネット32とから構成されている。ロータ本体31は、鉄、ステンレス等の強磁性材(SUS430、SUS420等)から成形されており、ターンテーブルとして機能する。ロータ本体31の外周側には、ロータ本体31に取り付けられた記録ディスク3を軸方向に支持するためのディスク支持部31aが形成されている。
ロータ本体31の中心部には、後述する軸受部40に支持されるシャフト31bが形成されている。ロータ本体31のディスク支持部31a下部周辺には、環状のロータマグネット32が接着固定されている。ロータマグネット32は、ステータ20と径方向に間隙を介し対向しており、両者によって磁気回路部50が構成されている。
軸受部40は、ロータ30をベースプレート10及びステータ20に対して回転自在に支持するための機構であり、動圧軸受部材41と、スリーブ42と、支持部材43と、第1スラストプレート44とから構成されている。動圧軸受部材41は、シャフト31bの外周側に配置された筒状の部材であり、例えば、内周側にへリングボーン状の動圧発生用溝41aが形成されている。
スリーブ42は、動圧軸受部材41を支持するための筒状の部材であり、動圧軸受部材41の外周側に嵌め込まれている。支持部材43は、スリーブ42を介して動圧軸受部材41を支持するための環状の部材であり、スリーブ42の外周側に嵌め込まれている。支持部材43は、底板11に固定されている。第1スラストプレート44は、円板状の部材であり、スリーブ42の下端に固定されることで、スリーブ42の中空部の下側をシールしている。第1スラストプレート44と動圧軸受部材41との軸方向間には、シャフト31bの下端に固定された第2スラストプレート33が配置されている。
磁気回路部50は、ステータ20と、ロータ30と、フレキシブルプリント配線板51と、駆動回路(図示せず)とから構成されている。フレキシブルプリント配線板51は、ステータコイル22と駆動回路とを接続するためのものである。本発明に係るスピンドルモータ6は、フレキシブルプリント配線板51の構成に特徴を有している。以下に、フレキシブルプリント配線板51の詳細について説明する。
3.フレキシブルプリント配線板の構成
図3及び図4に、本発明の一実施形態としてのスピンドルモータ6に用いられるフレキシブルプリント配線板51の単体平面図を示す。図3はフレキシブルプリント配線板51のスピンドルモータ6のフロント側から見た単体平面図、図4はフレキシブルプリント配線板51のスピンドルモータ6のリア側から見た単体平面図を示している。
図3及び4に示すように、フレキシブルプリント配線板51は、主に、フレキシブルプリント配線板本体59と、4つの第1メッキランド部52a(第1接続用端部)と、2つの被覆フィルム部53と、環状フィルム部54と、4つの第2メッキランド部56a(第2接続用端部)と、折曲部57とから構成されている。
フレキシブルプリント配線板本体59は、フレキシブルプリント配線板51の主要部を構成しており、フィルム本体59aと、複数のプリント配線59bとから構成されている。フィルム本体59aはフィルム状の絶縁材料からなり、複数のプリント配線59bがフィルム本体59aの表面にメッキ処理により形成されている。
第1メッキランド部52aは、ステータコイル22とプリント配線59bとを接続するためのものであり、フレキシブルプリント配線板本体59のステータコイル22側に設けられている。4つの第1メッキランド部52aは、それぞれステータコイル22のU相、V相、W相及びコモンに対応している。本実施形態では、フレキシブルプリント配線板本体59のフロント側の面に第1メッキランド部52aが2つずつセットで設けられている。第1メッキランド部52aの円周方向両端には、半径方向内方へ延びるスリット55が形成されている。
被覆フィルム部53は、第1メッキランド部52aをフレキシブルプリント配線板本体59との間に挟み込むためのもので、第1メッキランド部52aの内周側に形成されている。具体的には、被覆フィルム部53は、フィルム本体59aと一体で形成されており、第1メッキランド部52a周辺から半径方向内方へ突出している。図3に示すように、本実施形態では、被覆フィルム部53は第1メッキランド部52a周辺部分よりも円周方向の幅が大きくなっている。また、2つの第1メッキランド部52aに対して1つの被覆フィルム部53が形成されている。
環状フィルム部54は、ステータ20の上面を覆うためのもので、フレキシブルプリント配線板本体59の端部に形成されている。具体的には、環状フィルム部54は、フィルム本体59aと一体で形成されており、第1メッキランド部52a周辺からステータ20の上面を覆うように環状に延びている。環状フィルム部54は、切断部54aを有しており、円周方向に切断されている。切断部54aは、環状フィルム部54の端部54bが対向している部分であり、微少隙間(例えば、0.2mm〜0.8mm程度)を有している。
第2メッキランド部56aは、駆動回路(図示せず)とプリント配線59bとを接続するためのものであり、フレキシブルプリント配線板本体59の駆動回路側に設けられている。具体的には、第2メッキランド部56aは、フレキシブルプリント配線板本体59の端部にフィルム本体59aと一体で形成された折曲部57に設けられている。また、第1メッキランド部52aは、フレキシブルプリント配線板本体59に対して第1メッキランド部52aと同じ側の面に設けられている。すなわち、第1メッキランド部52a及び第2メッキランド部56aはフレキシブルプリント配線板本体59のフロント側の面に設けられている。4つの第2メッキランド部56aは、第1メッキランド部52aと同様にそれぞれ駆動回路のU相、V相、W相及びコモンに対応している。
折曲部57は、第2メッキランド部56aが設けられた部分であり、ベースプレート10に対して取り付けられる際には、第2メッキランド部56aがベースプレート10のプレート部13のリア側の面に対向しないよう折り曲げられる。折曲部57の幅は、フレキシブルプリント配線板本体59の幅よりも大きくなっている。また、接着強度を高めるため、折曲部57は接着面積が大きくなるよう形成されている。
以上に述べたフレキシブルプリント配線板51は、その取付状態にも特徴を有している。以下にフレキシブルプリント配線板51の取付状態の詳細について説明する。
4.フレキシブルプリント配線板51の取付状態
図5に本発明の一実施形態としてのスピンドルモータ6の部分平面概略図、図6にフレキシブルプリント配線板51周辺の縦断面概略図を示す。図5(a)はスピンドルモータ6のフロント側(図2の上側)から見た部分平面図、図5(b)はスピンドルモータ6のリア側(図2の下側)から見た部分平面図を示している。また、内部の構成が分かりやすいよう、図5(a)の部分平面図は記録ディスク3及び磁気シールド板60を省略している。
図5及び図6に示すように、フレキシブルプリント配線板51は、プレート部13に設けられた貫通孔13aを貫通した状態で配置されている。具体的には、ステータコイル22の引出線はフロント側に配置されるため、第1メッキランド部52a、被覆フィルム部53及び環状フィルム部54はベースプレート10及びステータ20のフロント側に配置されている。第2メッキランド部56a及び折曲部57は、プレート部13のリア側に配置される駆動回路に合わせて、ベースプレート10のプレート部13のリア側に配置されている。
第1メッキランド部52a及び第2メッキランド部56aについてより詳細に説明する。フレキシブルプリント配線板51をステータコイル22に接続する際、第1メッキランド部52aは各線に対して半田付けされる。また、第2メッキランド部56aを駆動回路に接続する際、第2メッキランド部56aは各線に対して半田付け又はコネクタ端子等と圧接される。第1メッキランド部52aを半田付けすると、第1接続部52が形成される。第2メッキランド部56aを半田付け又はコネクタ端子等と圧接すると、第2接続部56が形成される。したがって、第1接続部52は第1メッキランド部52aと半田部分とを含んでおり、第2接続部56は第2メッキランド部56aと半田部分又は圧接部分とを含んでいる。
図5(a)に示すように、第1接続部52は被覆フィルム部53に覆われている。具体的には、フレキシブルプリント配線板51を組み付ける際に、被覆フィルム部53を外周側へ折り曲げてフィルム本体59aの第1接続部52周辺部分と接着している。すなわち、第1接続部52と磁気シールド板60との間に被覆フィルム部53が配置されるため、第1接続部52の絶縁を確保することができる。この結果、磁気シールド板と第1接続部52との間に絶縁シートを設ける必要がなく、絶縁シート及び粘着剤が不要となる。
例えば、図7に示すように、従来(図7の右側)は第1接続部152と磁気シールド板160とが接触して短絡しないよう、磁気シールド板160に絶縁シート162が粘着剤161により接着固定されている。しかし、本発明(図7の左側)は第1接続部52と磁気シールド板60との間に被覆フィルム部53が挟み込まれているため、絶縁シートを設ける必要がない。これにより、絶縁シート及び粘着剤の厚み分、モータの薄型化が可能となる。これを具体的な厚みで考えると、例えば、フィルム本体59a、粘着剤161及び絶縁シート162の厚みをそれぞれ25μm、25μm、30μmとした場合、L=30μm程度の薄型化が可能となる。
また、絶縁シート用の粘着剤が不要となるため、粘着剤から発生するアウトガス量を低減することができる。また、粘着剤を塗布する工程を省略することができるため、製造コストを削減することができる。さらに、第1接続部52周辺を被覆フィルム部53により覆うことで、被覆フィルム部53及び接着部により第1接続部52が周囲と遮断され、半田ボールによる短絡を防止することができるとともに半田のフラックスガスの影響も防止することができる。
環状フィルム部54は、ステータ20のステータコイル22の上面に配置されている。具体的には、図6に示すように、環状フィルム部54は磁気シールド板60とステータコイル22との間に挟み込まれている。このとき、ステータ20のフロント側の面は、複数のステータコイル22の巻線部分により凹凸を有しているため、環状フィルム部54が完全な環状の部分であれば、シワが生じ環状フィルム部54がステータコイル22に一様に当接しないことが考えられる。しかし、環状フィルム部54の一部に切断部54aが設けられているため、シワを逃がすことができ、環状フィルム部54をステータコイル22に対して一様に当接させることができる。
図5(b)に示すように、折曲部57は、折り曲げられた状態でベースプレート10のプレート部13に取り付けられている。具体的には、折曲部57はプレート部13のリア側に折り曲げられており、プレート部13の下面13b(図6)に粘着剤により接着固定されている。なお、プレート部13のリア側は軸方向スペースに余裕があるため、粘着剤の厚みは問題とならない。折曲部57がこのような状態で取り付けられているため、第2メッキランド部56aは駆動回路と接続可能なようリア側に露出する。言い換えると、従来のフレキシブルプリント配線板ではフレキシブルプリント配線板本体59の両面に対して第1メッキランド部と第2メッキランド部とを形成する必要があるのに対して、フレキシブルプリント配線板51は折曲部57を有してるため第1メッキランド部52aと第2メッキランド部56aとをフレキシブルプリント配線板本体59の同じ側の面に形成することができる。これにより、製造工程を短縮することができ、フレキシブルプリント配線板51の製造コストを低減することができる。また、フレキシブルプリント配線板本体59と折曲部57とが重なることで、第2接続部56周辺のフレキシブルプリント配線板本体59及び折曲部57の強度が高まるため、従来必要とされていた補強板が不要となる。さらに、折曲部57周辺の面積が従来よりも大きいため、折曲部57をベースプレートの下面に粘着固定した場合の固定強度を高めることができる。
以上に述べたスピンドルモータ6は、フレキシブルプリント配線板51の形状や取付状態について特徴を有しているとともに、その製造方法についても特徴を有している。以下に、スピンドルモータ6及びスピンドルモータ6を備えた記録ディスク駆動装置1の製造方法の詳細について説明する。
5.記録ディスク駆動装置1の製造方法
(1)スピンドルモータ6の製造方法
図8に、本発明の一実施形態としてのスピンドルモータ6の製造工程を示す。図8に示すように、スピンドルモータ6の製造工程は、主に、フレキシブルプリント配線板製造工程S10と、第1組付工程S20と、第1接続部形成工程S30と、被覆工程S40と、第2組付工程S50と、折曲工程S60と、第2接続部形成工程S70とから構成されている。
1)フレキシブルプリント配線板製造工程S10
フレキシブルプリント配線板製造工程S10では、前述の特徴を有したフレキシブルプリント配線板の製造を行う。フレキシブルプリント配線板の製造工程は、3つの工程を含んでいる。具体的には、まずフィルム本体59aの打ち抜き成形を行う(ステップS11)。このとき、被覆フィルム部53及び折曲部57も同時に成形される。次に、プリント配線59b、第1メッキランド部52a及び第2メッキランド部56aをフィルム本体59aに対してメッキ処理により形成する(ステップS12)。そして、折曲部57の接着固定部分に粘着剤を塗布する(ステップS13)。
このフレキシブルプリント配線板製造工程S10を従来のものと比較すると、従来のスピンドルモータ用フレキシブルプリント配線板は、第2メッキランド部がフィルム本体の第1メッキランド部と反対側の面に形成されている。すなわち、フィルム本体の両面にメッキ処理を施す必要がある。また、前述のように、従来の磁気シールド板は絶縁シートを接着固定するための粘着剤の塗布が必要である。したがって、従来は計2回のメッキ処理工程と、粘着剤の塗布工程とが必要となる。
しかし、このスピンドルモータ6の製造方法では、第2メッキランド部56aと第1メッキランド部52aとをフィルム本体59aの同じ側の面に形成することができるため、フィルム本体59aのメッキ処理を片面にのみ行えばよい。また、前述のように、絶縁シートが不要となるため、磁気シールド板60への粘着剤の塗布工程を省略することができる。これにより、この製造方法では、絶縁シート及び粘着剤の厚み分だけ薄型化されたモータを得ることができるとともに、モータの製造工程を短縮することができ製造コストの低減を図ることができる。
2)第1組付工程S20
第1組付工程S20では、ベースプレート10と、ステータ20と、ロータ30と、軸受部40と、フレキシブルプリント配線板51とを組み付ける。ベースプレート10、ステータ20、ロータ30及び軸受部40の組み付けについては、従来と何ら変わるところはないため、説明は省略する。
ベースプレート10、ステータ20、ロータ30及び軸受部40とを組み付けた後、フレキシブルプリント配線板51をベースプレート10及びステータ20に対して組み付ける。具体的には、図6に示すように、ベースプレート10のプレート部13の貫通孔13aにフレキシブルプリント配線板51を通し、第1メッキランド部52aをステータ20側の上側に、第2メッキランド部56aを駆動回路側の下側に、それぞれ配置する。
3)第1接続部形成工程S30
第1接続部形成工程S30では、ステータコイル22の引出線と第1メッキランド部52aとを半田付けにより接続して第1接続部を形成する。具体的には、4つの第1メッキランド部52aにU相、V相、W相及びコモンの引出線をそれぞれ半田付けする。
4)被覆工程S40
被覆工程S40では、被覆フィルム部53により第1接続部を被覆する。被覆工程S40は、2つの工程を含んでいる。具体的には、まず被覆フィルム部53を折り曲げて、フレキシブルプリント配線板本体59のフィルム本体59aと被覆フィルム部53との間に第1接続部を挟み込む(ステップS41)。次に、第1接続部の周囲にわたって、フィルム本体59aと被覆フィルム部53とを接着剤により接着固定する(ステップS42)。本実施形態では、2つの第1接続部を1つの被覆フィルム部53で被覆する。
5)第2組付工程S50
第2組付工程S50では、ベースプレート10に対して磁気シールド板60を組み付ける。具体的には、ベースプレート10のプレート部13に磁気シールド板60を固定する。このとき、磁気シールド板60とステータコイル22との間に、環状フィルム部54が挟み込まれる。磁気シールド板60には絶縁シートが接着固定されていないが、環状フィルム部54により磁気シールド板60とステータコイル22との絶縁を確保することができる。また、ステータ20のフロント側の面は、複数のステータコイル22の巻線部分により凹凸を有しているため、環状フィルム部54が完全な環状の部分であれば、シワが生じ環状フィルム部54がステータコイル22に一様に当接しないことが考えられる。しかし、図5に示すように、環状フィルム部54の一部に切断部54aが設けられているため、シワを逃がすことができ、環状フィルム部54をステータコイル22に対して一様に当接させることができる。
6)折曲工程S60
折曲工程S60では、折曲部57を折り曲げてベースプレート10に対して接着固定する。折曲工程S60は、2つの工程を含んでいる。具体的には、フレキシブルプリント配線板本体59に対して折曲部57をリア側に折り曲げる(ステップS61)。この結果、プレート部13に対向していた第2メッキランド部が、プレート部13に対向しなくなり、第2メッキランド部56aをフィルム本体59aの第1メッキランド部52aと同じ側に形成しても、駆動回路と接続することが可能なよう第2メッキランド部56aをリア側に露出させることができる。次に、折曲部57をプレート部13の下面13bに接着固定する。
これにより、第1及び第2メッキランド部52a、56aをフィルム本体59aの同じ側の面に形成することができ、フレキシブルプリント配線板51の製造工程を短縮することができる。また、フレキシブルプリント配線板本体59と折曲部57とが重なることで、第2接続部56周辺のフレキシブルプリント配線板本体59及び折曲部57の強度が高まるため、従来必要とされていた補強板が不要となる。さらに、折曲部57周辺の面積が従来よりも大きいため、折曲部57をベースプレートの下面に粘着固定した場合の固定強度を高めることができる。
7)第2接続部形成工程S70
第2接続部形成工程S70では、駆動回路と第2メッキランド部56aとを半田付け又はコネクタ端子等と圧接することにより接続して第2接続部を形成する。具体的には、4つの第2メッキランド部56aにU相、V相、W相及びコモンに対応する駆動回路側の引出線をそれぞれ半田付け又はコネクタ端子等と圧接する。
以上に述べた製造方法により、スピンドルモータ6の薄型化及び製造コストの低減を図ることができる。
(2)記録ディスク駆動装置1の製造方法
前述の製造方法により製造されたスピンドルモータ6を備えた記録ディスク駆動装置1の製造方法について説明する。図9に、本発明の一実施形態としての記録ディスク駆動装置1の製造工程を示す。図9に示すように、記録ディスク駆動装置1の製造工程は、主に、モータ製造工程S1と、モータ組付工程S2と、ディスク組付工程S3と、磁気ヘッド移動機構組付工程S4とから構成されている。
1)モータ製造工程S1
モータ製造工程S1では、前述の製造方法によりスピンドルモータ6の製造を行う。この工程では、薄型化及び製造コストの低減を可能とするスピンドルモータ6を得ることができる。
2)モータ組付工程S2
モータ組付工程S2では、モータ製造工程S1で製造したスピンドルモータ6をハウジング2に組み付ける。この工程は、従来の組み付け工程を何ら変わるところがないため、詳細な説明は省略する。
3)ディスク組付工程S3
ディスク組付工程S3では、スピンドルモータ6のロータ30に対して記録ディスク3を組み付ける。この工程は、従来の組み付け工程を何ら変わるところがないため、詳細な説明は省略する。
4)磁気ヘッド移動機構組付工程S4
磁気ヘッド移動機構組付工程S4では、磁気ヘッド移動機構7をハウジング2に組み付ける。この工程は、従来の組み付け工程を何ら変わるところがないため、詳細な説明は省略する。
以上に述べた製造方法により、スピンドルモータ6の薄型化及び製造コストの低減を図ることができるため、同様に記録ディスク駆動装置1の薄型化及び製造コストの低減を図ることができる。
6.他の実施形態
本発明はかかる上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。以下に他の実施形態について説明する。
(1)被覆フィルム部53
前述の実施形態では、2つの被覆フィルム部53を設けているが、これに限定されない。例えば、4つの第1接続部に対して4つの被覆フィルム部53を設けてもよいし、4つの第1接続部に対して1つの被覆フィルム部53を設けてもよい。
(2)製造工程
前述の実施形態で説明したスピンドルモータ6及び記録ディスク駆動装置1の製造工程は、本発明の特徴的な工程を含んでいればよく、製造工程の内容や順序等を限定するものではない。また、他の工程と組み合わされていてもよい。
本発明の一実施形態としてのスピンドルモータを備えた記録ディスク駆動装置1の縦断面概略図。 本発明の一実施形態としてのスピンドルモータの縦断面概略図。 本発明の一実施形態としてのスピンドルモータ6に用いられるフレキシブルプリント配線板51の単体平面図(フロント側)。 本発明の一実施形態としてのスピンドルモータ6に用いられるフレキシブルプリント配線板51の単体平面図(リア側)。 本発明の一実施形態としてのスピンドルモータ6の部分平面概略図。 図6にフレキシブルプリント配線板51周辺の縦断面概略図。 従来と本発明との第1接続部周辺の比較図。 スピンドルモータ6の製造工程。 記録ディスク駆動装置1の製造工程。
符号の説明
1 記録ディスク駆動装置
2 ハウジング
3 記録ディスク
4 磁気ヘッド
5 アーム
6 スピンドルモータ
7 磁気ヘッド移動機構
8 アクチュエータ部
10 ベースプレート
20 ステータ
21 ステータコア
22 ステータコイル
30 ロータ
31 ハブ
32 ロータマグネット
33 第2スラストプレート
40 軸受部
50 磁気回路部
51 フレキシブルプリント配線板
52 第1接続部
52a 第1メッキランド部
53 被覆フィルム部
54 環状フィルム部
55 スリット
56 第2接続部
56a 第2メッキランド部
57 折曲部
59 フレキシブルプリント配線板本体

Claims (11)

  1. ベースプレートと、
    前記ベースプレートの一面側に固定され、ステータコイルが巻回される環状のステータと、
    前記ステータの内周側に収容されロータマグネットを有するロータと、
    前記ステータの一面側に配置され、前記ステータコイルと駆動回路とを接続するためのフレキシブルプリント配線板とを備え、
    前記フレキシブルプリント配線板は、プリント配線が形成されたフレキシブルプリント配線板本体と、前記フレキシブルプリント配線板本体に設けられ前記ステータコイルと前記プリント配線とを接続するための少なくとも1つの第1接続部と、前記フレキシブルプリント配線板本体と一体で形成され前記第1接続部を前記フレキシブルプリント配線板本体との間に挟み込む少なくとも1つの被覆フィルム部とを有している、
    スピンドルモータ。
  2. 前記フレキシブルプリント配線板の一面側には、さらに磁性体の鋼板である磁気シールド板が配置されている、
    請求項1に記載のスピンドルモータ。
  3. 前記被覆フィルム部は、前記フレキシブルプリント配線板本体と一体に形成され、且つ前記第1接続部を覆うように折り曲げられ、前記フレキシブルプリント配線板本体の前記第1接続部周辺と固定されている、
    請求項1または2のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  4. 前記フレキシブルプリント配線板は、
    前記フレキシブルプリント配線板本体に設けられ前記駆動回路と前記プリント配線とを接続するための少なくとも1つの第2接続部をさらに有し、
    前記第2接続部は、前記フレキシブルプリント配線板本体の前記第1接続部と同じ側の面に設けられている、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  5. 前記ベースプレートの一部には、貫通穴が形成されており、
    前記第1接続部は、前記ベースプレートの一面側に配置され、
    前記第2接続部は、前記ベースプレートの前記貫通穴を通り他面側に配置され、
    前記フレキシブルプリント配線板本体は、前記第2接続部周辺に形成され、前記第2接続部が前記ベースプレートに対向しないよう折り曲げられた折曲部を有している、
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  6. 前記折曲部の幅は、前記フレキシブルプリント配線板本体の幅よりも大きい、
    請求項5に記載のスピンドルモータ。
  7. 前記フレキシブルプリント配線板本体は、前記ステータの上面を覆うよう前記フレキシブルプリント配線板本体の前記第1接続部周辺から環状に形成された環状フィルム部をさらに有している、
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  8. 前記環状フィルム部の一部は、円周方向に切断される切断部を有している、
    請求項7に記載のスピンドルモータ。
  9. 前記フレキシブルプリント配線板本体の前記第1接続部は、前記フレキシブルプリント配線板本体より半径方向内方に位置し、
    前記第1接続部の円周方向両端には、半径方向外方へ延びるスリットが形成されている、
    請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  10. ベースプレートと、前記ベースプレートに固定されステータコイルが巻回される環状のステータと、前記ステータの内周側に収容されロータマグネットを有するロータと、前記ステータの一面側に配置され前記ステータコイルと駆動回路とを接続するためのフレキシブルプリント配線板とを備えたスピンドルモータの製造方法であって、
    前記フレキシブルプリント配線板のフレキシブルプリント配線板本体に対してプリント配線を形成するとともに、前記ステータコイルと前記プリント配線とを接続するための複数の第1接続用端部と、前記フレキシブルプリント配線板本体と一体で形成され前記第1接続用端部を前記フレキシブルプリント配線板本体との間に挟み込む少なくとも1つの被覆フィルム部とを形成するフレキシブルプリント配線板製造工程と、
    前記ベースプレートと、前記ステータと、前記ロータと、前記フレキシブルプリント配線板とを組み付ける第1組み付け工程と、
    前記ステータコイルと前記プリント配線とを接続する第1接続部を半田付けにより形成する第1接続部形成工程と、
    前記被覆フィルム部を折り曲げて、前記フレキシブルプリント配線板本体と前記被覆フィルム部との間に前記第1接続部を挟み込む被覆工程と、
    前記フレキシブルプリント配線板本体は、前記第2接続用端部が設けられ前記第2接続用端部が前記ベースプレートに対向しないよう折り曲げ可能な折曲部を有しており、
    前記フレキシブルプリント配線板本体に対して前記折曲部を折り曲げて前記第2接続用端部を前記ベースプレートと対向しないよう配置する折曲工程と、
    前記駆動回路と前記プリント配線とを接続する第2接続部を形成する第2接続部形成工程と、を含んでいる
    スピンドルモータの製造方法。
  11. 磁性材料からなる磁気記録層を有する記録ディスクと、
    前記磁気記録層に情報を記録するとともに前記磁気記録層に記録された情報を再生するための磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドを前記記録ディスクに対して移動させるための移動手段と、
    前記磁気ディスクを回転駆動させるための請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のスピンドルモータとを備えた、
    記録ディスク駆動装置。
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