JP2006213267A - 自動車の前柱の死角を偵察する看視装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 自動車の前柱と後柱に遮られる視覚上の死角から生じる潜在的危険を消減できる看視装置を提供する。
【解決手段】 二本の前柱２と二本の後柱にそれぞれカメラ１０を固設して、そのレンズ１１は自動車の外部に向ける様にし、更にディスプレー２０を各前柱２と後柱に設置して、運転する人の方に向けてその正面のスクリーンが直接運転者に見られる様にする。更に各カメラ１０と各ディスプレー２０との間は信号を伝達する電線３０を連結しておき、他に電源器４０を設置して各カメラ１０と各ディスプレー２０とに電源電線４１を連結して必要な電力を供給する。
【選択図】 図３

Description

本考案は、自動車の前柱に遮られて見えない所即ち死角を偵察できる看視装置に関する。

現在の社会において、自動車は生活の不可欠な交通器具にして、そのアクセサリーは各種の様ざまなものがあり、特に走車上に人や車自身の安全を維持するものが絶えず設計され提供されている。その中でよく見かけるものには自動車をバックするのに使用されるレーダーバック装置、バックミラー等があり、それに伴うセンサーがバックバンパーに付設されて、バックミラーで見る時の死角が生ずる欠点を補う。

そこで、本発明は従来の自動車の前柱と後柱に遮られる視覚上の死角から生じる潜在的危険を消減できる看視装置を提供することをその課題とする。

上記の課題を解決する手段として本発明は二本の前柱と二本の後柱にそれぞれカメラを固設して、そのレンズは自動車の外部に向ける様にし、更にディスプレーを各前柱と後柱に設置して、運転する人の方に向けてその正面のスクリーンが直接運転者に見られる様にする。更に各カメラと各ディスプレーとの間は信号を伝達する電線を連結しておき、他に電源器（例えばバッテリー）を設置して各カメラと各ディスプレーとに電線を連結して必要な電力を供給する。

本看視装置の各前柱と各後柱に据え付けているカメラはそのレンズが各柱にかくされて見えない死角の道路状況、即ち人と色々な車の走行状態をとらえて信号を各ディスプレーに送りそのスクリーンに画像を表示するため、その前に坐っている運転者は自動車の左右と後から走ってくる車などが見えるので意外な事故が起こらない様に必要な措置を取ることができ、運転者自身と運転者の自動車を安全に守るほか、道路上の通行人と他の車等を保護できる。

本発明の一実施例による自動車の前柱の死角を偵察する看視装置は図１と図２とが示す様に、四個のカメラ１０と、四個のディスプレー２０と、四本の信号電線３０と、電源器４０とを組み合わせて構成される。
四個のカメラ１０はそれぞれ自動車の二本の前柱２と二本の後柱３に固設され、そのレンズ１１は自動車の外部を向く。レンズ１１の角度とその倍率を適当に予め調節しておけば、レンズ１１は前柱２と後柱３とに遮られる車外の道路状況を受け入れられる。

四個のディスプレー２０は厚みをとても薄くしておき、幅はほぼ前柱２と後柱３の幅と同じとし、長さも前柱２と後柱３の長さと大体同じにしておく。そして各前柱２及び後柱３の内部に適当に固定し、運転者が正面から前方のディスプレー２０を見れたり、或いはバックミラーで後方のディスプレー２０が見られる様に設置する。

四本の信号電線３０は各カメラ１０と関係のある各ディスプレー２０との間に連結されて、カメラ１０のレンズ１１が受け入れた道路の状況と景色の電気信号をディスプレー２０に送って、そのスクリーンにその画像を表示させて、運転者が見れるようにする。
電源器４０は自動車の中の適当な個所に設置されて電源電線４１で各カメラ１０と各ディスプレー２０に連結し、必要な電気を供給する。

本実施例の看視装置１を使用する時は、運転者が直接二本の前柱２のディスプレー２０からその死角の道路状況と景色を見ることができ、もしも道路上を走行しているほかの車や通行人が急に近づいて危険な事故が起こりそうになった時に速やかに応急の措置を取ることができる。すなわち、死角から生じる潜在的危険を避けることができ、運転者自身や自分の車は勿論、ほかの車と通行人の安全をも確保できる。又、後柱３に設置したディスプレー２０は前方のバックミラーでそのスクリーンに映った道路の状況の画像を見ることができるので前柱２に取り付けたディスプレー２０と同じ様な効果がある。

本発明の一実施例に係る看視装置の斜視図である。 本発明の一実施例に係る看視装置の局部側面図である。 本発明の一実施例に係る看視装置の分解斜視図である。 本発明の看視装置を使用している状況を示す自動車内のドライバ席からの前面図。

符号の説明

１ 看視装置、２ 前柱、３ 後柱、１０ カメラ、１１ レンズ、２０ ディスプレー、３０ 電線、４０ 電源器、４１ 電源電線

Claims (5)

1. 自動車の前柱に取り付けられ、レンズは自動車の外部に向き、前記前柱に遮られて運転者が見ることが出来ない死角の道路状況と景色を前記のレンズが取り入れることが出来るカメラと、
   前記カメラを取り付けてある前記前柱の内部に固設され、運転者がその正面を見られる様に設置されるディスプレーと、
   前記カメラと前記ディスプレーの間に連結され、前記カメラのレンズが取らえた画像の信号を前記ディスプレーに送る電線と、
   自動車に設置され、電線により前記カメラと前記ディスプレーに電気を供給する電源器と、
   を備えることを特徴とする自動車の前柱の死角を偵察する看視装置。
2. 前記ディスプレーはその厚みが薄く、その幅は前記前柱の幅とほぼ等しいことを特徴とする請求項１に記載の看視装置。
3. 前記看視装置は自動車の二本の前柱と二本の後柱に取り付けられる各カメラと、各ディスプレーとを有し、前記各カメラと前記各ディスプレーは一本の電線で連結されていることを特徴とする請求項１に記載の看視装置。
4. 前記電源器は蓄電池であることを特徴とする請求項１記載の看視装置。
5. 前記カメラのレンズはその角度と倍率を調節可能であることを特徴とする請求項１に記載の看視装置。

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