JP2019110390A - 車両周辺監視装置 - Google Patents

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利成 中居
Toshishige Nakai
利成 中居
林 政樹
Masaki Hayashi
政樹 林
徹 上野
Toru Ueno
徹 上野
誠二 近藤
Seiji Kondo
誠二 近藤
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Abstract

【課題】自車両と後続車両との距離に応じて、車両後方の映像を適正サイズにより映像表示装置に表示させることができる車両周辺監視装置を提供する。【解決手段】車両周辺監視装置10は、検知部12と、映像制御部14とを備えている。検知部12は、自車両と自車両の車両後方に位置する後続車両との距離を検知して、距離情報を出力する。映像制御部14は、自車両の車両後部に取付けられる撮像装置16を用いて撮影された車両後方の映像情報を取得する。映像制御部14では、検知部12からの距離情報に基づいて、自車両と後続車両との距離が一定値を超えるとき、一定サイズの通常表示として第1映像情報が映像表示装置18へ出力される。また、映像制御部14では、距離が一定値以下のとき、通常表示よりも広角の広角表示として第2映像情報が映像表示装置18へ出力される。【選択図】図1

Description

本発明は、車両周辺監視装置に関し、特に車両後方の映像を車両室内に設置された映像表示装置に表示させる車両周辺監視装置に適用して有効な技術に関する。
下記特許文献1には、車両用インナーミラーシステムが開示されている。この車両用インナーミラーシステムでは、車両後部に取付けられた車載用カメラを用いて車両後方の映像が撮影される。撮影された映像は、光学インナーミラー(ルームミラー)に代えて車両室内に設けられた液晶表示装置の液晶表示画面に表示される。
ところで、上記車両用インナーミラーシステムでは、従来の光学インナミラーに対して、車載用カメラが2m〜3m程度車両後方に配置されている。このため、自車両にその車両後方を走行する後続車両が接近するにつれて、光学インナミラーに映し出される後続車両のサイズに比し、液晶表示画面に表示される後続車両のサイズが不自然に大きくなる。さらに、自車両に後続車両が接近するにつれて、液晶表示画面には後続車両の一部分しか表示されない。
特開平10−257482号公報
本発明は、上記事実を考慮し、自車両と後続車両との距離に応じて、車両後方の映像を適正サイズにより映像表示装置に表示させることができる車両周辺監視装置を提供する。
本発明の第1実施態様に係る車両周辺監視装置は、自車両と自車両の車両後方に位置する後続車両との距離を検知して、距離情報を出力する検知部と、車両後部に取付けられる撮像装置を用いて撮影された車両後方の映像情報を取得し、検知部からの距離情報に基づいて、自車両と後続車両との距離が一定値を超えるとき、一定サイズの通常表示として第1映像情報を映像表示装置へ出力し、距離が一定値以下のとき、通常表示よりも広角の広角表示として第2映像情報を映像表示装置へ出力する映像制御部と、を備えている。
第1実施態様に係る車両周辺監視装置は映像制御部を備える。映像制御部は、車両後部に取付けられる撮像装置を用いて撮影された車両後方の映像情報を取得し、映像表示装置へ出力する映像情報を生成する。
ここで、車両周辺監視装置は検知部を備える。検知部は、自車両とその車両後方に位置する後続車両との距離を検知して、距離情報を出力する。そして、映像制御部は、検知部から距離情報を取得し、自車両と後続車両との距離が一定値を超えるとき、一定サイズの通常表示として第1映像情報を映像表示装置へ出力する。また、映像制御部は、距離情報の距離が一定値以下のとき、通常表示よりも広角の広角表示として第2映像情報を映像表示装置へ出力する。
このため、自車両に後続車両が一定値以下に近接した場合でも、映像表示装置には広角表示とされた映像が表示されるので、後続車両のサイズが不自然に大きくならず、後続車両の大半を表示させることができる。
本発明の第2実施態様に係る車両周辺監視装置では、第1実施態様に係る車両周辺監視装置において、車両後方の映像を撮影し、映像情報を出力する前記撮像装置と、第1映像情報又は第2映像情報を映像として表示する映像表示装置と、を更に備えている。
第2実施態様に係る車両周辺監視装置は、更に撮像装置と映像表示装置とを備える。撮像装置は、車両後方の映像を撮影し、映像情報を出力する。映像表示装置は、第1映像情報により通常表示としての映像又は第2映像情報により広角表示としての映像を表示する。これにより、検知部、映像制御部、撮像装置及び映像表示装置を含んで、自車両に搭載される車両周辺監視装置を構築することができる。
本発明の第3実施態様に係る車両周辺監視装置では、第1実施態様又は第2実施態様に係る車両周辺監視装置において、検知部は、自車両の車速を検知し、車速を距離情報として出力し、映像制御部は、距離情報に基づいて、一定速度を超えるとき第1映像情報を出力し、一定速度以下のとき第2映像情報を出力する。
第3実施態様に係る車両周辺監視装置によれば、検知部は、自車両の車速を検知し、車速を距離情報として出力する。映像制御部では、距離情報に基づいて、一定速度を超えるとき、通常表示としての第1映像情報が出力される。例えば、一定速度として時速30kmが閾値として設定されると、自車両が閾値を超える高速域にあるとき、距離(以下、単に「車間距離」という。)は大きくなるので、通常表示としての第1映像情報が出力される。逆に、自車両が停止状態又は閾値以下の低速域にあるとき、自車両と後続車両との車間距離は小さく、後続車両は自車両に近くなるので、広角表示としての第2映像情報が出力される。
従って、自車両の車速を検知して距離情報とすることにより、通常表示と広角表示とを切替えて映像表示装置へ映像情報を出力することができる。
本発明の第4実施態様に係る車両周辺監視装置では、第1実施態様又は第2実施態様に係る車両周辺監視装置において、検知部は、自車両と後続車両との距離を検知し、距離を距離情報として出力し、映像制御部は、距離情報に基づいて、一定距離を超えるとき第1映像情報を出力し、一定距離以下のとき第2映像情報を出力する。
第4実施態様に係る車両周辺監視装置によれば、検知部は、自車両と後続車両との距離を検知し、距離を距離情報として出力する。映像制御部では、距離情報に基づいて、一定距離を超えるとき、通常表示としての第1映像情報が出力される。例えば、一定距離として3mが閾値として設定されると、自車両が閾値を超えるとき、車間距離は大きくなるので、通常表示としての第1映像情報が出力される。逆に、自車両が閾値以下のとき、自車両と後続車両との車間距離は小さく、後続車両は自車両に近くなるので、広角表示としての第2映像情報が出力される。
従って、自車両と後続車両との距離を検知して距離情報とすることにより、通常表示と広角表示とを切替えて映像表示装置へ映像情報を出力することができる。
本発明によれば、自車両と後続車両との距離に応じて、車両後方の映像を適正サイズにより映像表示装置に表示させることができる車両周辺監視装置を提供することができる。
(A)は本発明の第1実施の形態に係る車両周辺監視装置のシステム構成を説明するブロック図、(B)は(A)に示される車両周辺監視装置を構築する撮像装置及び映像表示装置の車両上での配設位置、並びに車両後方の視界を概略的に示す平面図である。 (A)は図1に示される映像表示装置及びそれに表示される通常表示の映像を示す運転者から見た正面図、(B)は映像表示装置及び後続車両が近接した場合の映像を示す(A)に対応する正面図である。 図1に示される車両周辺監視装置の映像表示方法を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施の形態に係る車両周辺監視装置の映像表示方法を説明するフローチャートである。
[第1実施の形態]
以下、図1〜図3を用いて、本発明の第1実施の形態に係る車両周辺監視装置及びその映像表示方法について説明する。ここで、車両周辺監視装置は自動車等の車両に適用されている。また、図中、適宜示されている矢印FRは車両前方向を示し、矢印Wは車両幅方向を示し、矢印UPは車両上方向を示している。なお、車両周辺監視装置の適用方向が本実施の形態に限定されるものではない。
(車両周辺監視装置のシステム構成)
図1(A)に示されるように、本実施の形態に係る車両周辺監視装置10は、検知部12と、映像制御部14と、を主要な構成として備えている。また、車両周辺監視装置10は、撮像装置16と、映像表示装置18とを更に含んで構成されている。車両周辺監視装置10は、図1(B)に示される自車両Vに搭載されている。
撮像装置16は、図1(B)に示される車両後部、例えばリアスポイラー、リアスポイラーの近傍、リアガラス内側の車室内部、荷室内部、ナンバープレート上、エンブレム等に設置された車載カメラ(リアカメラ)である。撮像装置16では、車両後方の映像が撮影され、撮影された映像は映像情報として伝送路20に出力される(図1(A)参照)。
図2(A)に示されるように、映像表示装置18は、装置筐体18Aと、表示領域18Bとを備えている。装置筐体18Aは、車両幅方向を長手方向とし、車両上下方向を短手方向とする矩形状に形成されている。表示領域18Bは、装置筐体18Aの車両後方側の表面に設けられ、装置筐体18Aよりも一回り小さい矩形状に形成されている。映像表示装置18は、従来のインナミラーに代えて、図1(B)に示されるように、フロントガラス内側の車室内部であって、車両幅方向中間部、かつ、車両上方側に設置されている。表示領域18Bは、ここでは液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)を用いて構成されている。図示は省略するが、装置筐体18Aの内部には液晶ディスプレイを駆動して映像を表示する電子部品が内蔵されている。
映像表示装置18は、図1(A)に示される伝送路20に接続され、伝送路20を介して映像制御部14から出力された映像情報を取得する。
なお、表示領域18Bは、液晶ディスプレイに代えて、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(OELD:Organic Electro-Luminescence Display)等の他のディスプレイを使用してもよい。
映像表示装置18の表示領域18Bでは、「通常表示」としての映像と、「広角表示」としての映像とが自動的に切替わる構成とされている。ここで、「通常表示」とは、図1(B)に示されるように、撮像装置16により撮影された映像の焦点距離が長く、かつ、視野角16Aが狭い映像の表示(図2(A)参照)という意味で使用される。また、「広角表示」とは、焦点距離が短く、かつ、視野角16Bが広い映像という意味で使用される。
図1(A)に戻って、検知部12は、本実施の形態では、自車両Vに標準装備として搭載されている、自車両Vの走行速度を検知する車速センサを利用して構成されている。検知部12により検知された自車両Vの走行速度は「距離情報」として伝送路20へ出力される。
ここで、「通常表示」と「広角表示」との切替の閾値(一定値)となる一定速度が例えば時速30kmに設定される。自車両Vの走行速度が、時速30kmを超える高速域にあるとき、自車両Vとその車両後方を走行する後続車両BVとの車間距離は一般的に大きくなる。逆に、自車両Vが停止状態又は自車両Vの走行速度が時速30km以下の低速域にあるとき、自車両Vと後続車両BVとの車間距離は一般的に小さくなる。
映像制御部14は、伝送路20に接続され、伝送路20を介して、検知部12、撮像装置16、映像表示装置18のそれぞれに接続されている。映像制御部14は、撮像装置16から出力される自車両Vの車両後方の映像情報を取得する。さらに、映像制御部14は、検知部12から出力される自車両Vの「距離情報」を取得する。
そして、映像制御部14は、「距離情報」に基づいて、自車両Vと後続車両BVとの距離が一定値を超えるとき、一定サイズの「通常表示」として第1映像情報を生成し、この第1映像情報を映像表示装置18へ出力する。詳しく説明すると、映像制御部14では、検知部12から出力される「距離情報」が閾値として設定された時速30kmを超えるとき、「通常表示」として第1映像情報が生成され、映像表示装置18へ出力される。映像表示装置18では、図2(A)に示されるように、第1映像情報に基づいて「通常表示」の映像が表示される。
ここでは、例示として、映像には、車両後方の第1走行車線L1、第2走行車線L2及び第3走行車線(追越車線)L3を含む3車線道路、第2走行車線L2において自車両Vの後方を走行する後続車両BVが表示されている。
一方、映像制御部14は、「距離情報」に基づいて、自車両Vと後続車両BVとの距離が一定値以下のとき、「広角表示」として第2映像情報を生成し、この第2映像情報を映像表示装置18へ出力される。詳しく説明すると、映像制御部14では、検知部12から出力される「距離情報」が時速30km以下のとき、通常表示よりも広角の「広角表示」として第2映像情報を生成し、この第2映像情報を映像表示装置18へ出力する。映像表示装置18では、「広角表示」へ切替えないと、自車両Vに後続車両BVが近接するにつれて、図2(B)に示されるように後続車両BVのサイズが不自然に大きくなる。そして、映像表示装置18の表示領域18Bには、後続車両BVの一部しか表示されない場合が発生する。本実施の形態では、後続車両BVが近接されると「広角表示」へ切替えることにより、表示領域18Bにおいて、図2(A)に示される通常表示に近い表示に切替えることができる。
なお、図1に示される伝送路20は、簡略的に図示されているが、実際には有線或いは無線、又は有線と無線とを組み合わせて構築されている。
(車両周辺監視装置の映像表示方法)
次に、図1及び図2を参照しつつ、図3を用いて、車両周辺監視装置10の映像表示方法を説明する。
まず、車両周辺監視装置10の図示省略のメインスイッチが投入される(S1)。メインスイッチが投入されていない場合、車両周辺監視装置10の映像表示動作は終了する。
メインスイッチが投入されている場合、図1(A)に示される検知部12により検知され、かつ、検知部12から出力された「距離情報」、ここでは自車両Vの車速に基づいて、自車両Vが一定速度以下であるか否かが判断される(S2)。この判断は映像制御部14において実施される。ここで、一定速度とは、前述の通り、例えば時速30kmに設定される。
映像制御部14では、撮像装置16を用いて撮影された自車両Vの車両後方の映像情報が取得され、「距離情報」に基づいて自車両Vの走行速度が一定速度以下であると判断された場合、「広角表示」としての第2映像情報が生成される(S3)。この第2映像情報は、図1(A)に示される映像表示装置18へ出力され、映像表示装置18の表示領域18Bには「広角表示」としての映像が表示される(図2(A)参照)。
次に、映像制御部14において、検知部12から出力される「距離情報」が一定間隔若しくはリアルタイムにより取得され、自車両Vの走行速度が一定速度を超えているか否かが判断される(S4)。一定速度を超えていないと判断された場合、ステップS2の前段に戻って、「広角表示」が継続される。
一方、一定速度を超えていると判断された場合、映像制御部14では、「通常表示」としての第1映像情報が生成される(S5)。この第1映像情報は、図1(A)に示される映像表示装置18へ出力され、図2(A)に示されるように、映像表示装置18の表示領域18Bには「通常表示」としての映像が表示される。
引き続き、メインスイッチが遮断されたか否かが判断される(S6)。メインスイッチが遮断されていないと判断された場合、ステップS2の前段に戻る。メインスイッチが遮断されていると判断された場合には、車両周辺監視装置10の映像表示動作が終了する。
また、前述のステップS2において、自車両Vが一定速度以下ではないと判断された場合には、ステップS5の前段に移動して、映像表示装置18の表示領域18Bには「通常表示」としての映像が表示される。
(本実施の形態の作用及び効果)
本実施の形態に係る車両周辺監視装置10は、図1(A)に示されるように、検知部12と、映像制御部14と、を備える。映像制御部14は、自車両Vの車両後部に取付けられる撮像装置16を用いて撮影された車両後方の映像情報を取得し、映像表示装置18へ出力する映像情報を生成する。
ここで、車両周辺監視装置10は検知部12を備える。検知部12は、自車両Vとその車両後方に位置する後続車両BV(図2(A)参照)との距離を検知して、「距離情報」を出力する。そして、映像制御部14は、検知部12から「距離情報」を取得し、自車両Vと後続車両BVとの距離が一定値を超えるとき、一定サイズの「通常表示」として第1映像情報を映像表示装置18へ出力する。
また、映像制御部14は、「距離情報」の距離が一定値以下のとき、「通常表示」よりも広角の「広角表示」として第2映像情報を映像表示装置18へ出力する。
このため、自車両Vに後続車両BVが一定値以下に近接した場合でも、映像表示装置18には「広角表示」とされた映像が表示されるので、後続車両BVのサイズが不自然に大きくならず、後続車両BVの大半を表示させることができる。
従って、後続車両BVとの距離に応じて、車両後方の映像を適正サイズにより映像表示装置18に表示させることができる車両周辺監視装置10を提供することができる。
また、本実施の形態に係る車両周辺監視装置10は、図1(A)に示されるように、更に撮像装置16と映像表示装置18とを備える。撮像装置16は、自車両Vの車両後方の映像を撮影し、映像情報を出力する。映像表示装置18は、第1映像情報により「通常表示」としての映像又は第2映像情報により「広角表示」としての映像を表示する。これにより、検知部12、映像制御部14、撮像装置16及び映像表示装置18を含んで、自車両Vに搭載される車両周辺監視装置10を構築することができる。
さらに、本実施の形態に係る車両周辺監視装置10では、検知部12は、自車両Vの車速を検知し、車速を「距離情報」として出力する。映像制御部14では、「距離情報」に基づいて、一定速度を超えるとき、「通常表示」としての第1映像情報が出力される。例えば、一定速度として時速30kmが閾値として設定されると、自車両Vが閾値を超える高速域にあるとき、車間距離は大きくなるので、「通常表示」としての第1映像情報が出力される。逆に、自車両Vが停止状態又は閾値以下の低速域にあるとき、自車両Vと後続車両BVとの車間距離は小さく、後続車両BVは自車両Vに近くなるので、「広角表示」としての第2映像情報が出力される。
従って、自車両Vの車速を検知して「距離情報」とすることによって、「通常表示」と「広角表示」とを切替えて映像表示装置18へ映像情報を出力することができる。
[第2実施の形態]
図4を用いて、本発明の第2実施の形態に係る車両周辺監視装置10を説明する。なお、本実施の形態において、第1実施の形態に係る車両周辺監視装置10の構成要素と同一構成要素又は実質的に同一構成要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(車両周辺監視装置のシステム構成)
本実施の形態に係る車両周辺監視装置10は、第1実施の形態に係る車両周辺監視装置10と同様に、検知部12と、映像制御部14とを主要な構成として備え、更に撮像装置と、映像表示装置18とを備えている(図1(A)参照)。本実施の形態では、検知部12が、自車両Vと後続車両BVとの距離を検知し、実際の距離を「距離情報」として出力する構成とされている。
検知部12として、距離センサ、具体的にはクリアランスソナー、ステレオカメラ、レーダ等の自車両Vから後続車両BVの距離を計測するセンサを実用的に使用することができる。これらの距離センサは、自車両Vに標準装備として装着されている場合があり、基本的には予め装備されている距離センサが検知部12として利用されている。
そして、映像制御部14は、検知部12から「距離情報」を取得し、「距離情報」に基づいて、自車両Vと後続車両BVとの距離が一定値を超えるとき、「通常表示」として第1映像情報を生成する。第1映像情報は映像表示装置18へ出力され、表示領域18Bでは「通常表示」としての映像が表示される(図2(A)参照)。詳しく説明すると、「通常表示」と「広角表示」との切替の閾値(一定値)となる一定距離が例えば3mに設定され、「距離情報」が3mを超えるとき、映像制御部14では「通常表示」としての第1映像情報が生成される。
一方、映像制御部は、「距離情報」に基づいて、距離が一定値以下、つまり3m以下のとき、「広角表示」として第2映像情報を生成する。
「通常表示」としての映像(図2(A)参照)、「広角表示」としての映像は、映像表示装置18の表示領域18Bに表示される。
(車両周辺監視装置の映像表示方法)
次に、前述の図1及び図2を参照しつつ、図4を用いて、車両周辺監視装置10の映像表示方法を説明する。基本的な映像表示方法の手順は第1実施の形態に係る車両周辺監視装置10の映像表示方法と同様であり、図3に示されるステップS3、ステップS4のそれぞれが図4に示されるステップS7、ステップS8のそれぞれに置き換えられる。
すなわち、まず、車両周辺監視装置10の図示省略のメインスイッチが投入される(S1)。メインスイッチが投入されていない場合、車両周辺監視装置10の映像表示動作は終了する。
メインスイッチが投入されている場合には、車両周辺監視装置10の検知部12(図1(A)参照)により検知され、かつ、検知部12から出力された「距離情報」、ここでは自車両Vと後続車両BVとの距離に基づいて、距離が一定距離以下であるか否かが判断される(S7)。この判断は映像制御部14において実施される。ここで、一定距離とは、前述の通り、例えば3mに設定される。
映像制御部14では、撮像装置16を用いて撮影された自車両Vの車両後方の映像情報が取得され、「距離情報」に基づいて自車両Vと後続車両BVとの距離が一定距離以下であると判断された場合、「広角表示」としての第2映像情報が生成される(S3)。この第2映像情報は、映像表示装置18へ出力され(図1(A)参照)、映像表示装置18の表示領域18Bには「広角表示」としての映像が表示される(図2(A)参照)。
次に、映像制御部14において、検知部12から出力される「距離情報」が一定距離を超えているか否かが判断される(S8)。一定距離を超えていないと判断された場合、ステップS7の前段に戻って、「広角表示」が継続される。
一方、一定距離を超えていると判断された場合、映像制御部14では、「通常表示」としての第1映像情報が生成される(S5)。第1映像情報は、映像表示装置18へ出力され、映像表示装置18の表示領域18Bには「通常表示」としての映像が表示される(図2(A)参照)。
引き続き、メインスイッチが遮断されたか否かが判断される(S6)。メインスイッチが遮断されていないと判断された場合、ステップS7の前段に戻る。メインスイッチが遮断されていると判断された場合には、車両周辺監視装置10の映像表示動作が終了する。
また、前述のステップS7において、一定距離以下ではないと判断された場合には、ステップS5の前段に移動して、映像表示装置18の表示領域18Bには「通常表示」としての映像が表示される。
(本実施の形態の作用及び効果)
本実施の形態に係る車両周辺監視装置10では、第1実施の形態に係る車両周辺監視装置10により得られる作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施の形態に係る車両周辺監視装置10では、検知部12(図1(A)参照)は、自車両Vと後続車両BVとの距離を検知し、距離を「距離情報」として出力する。映像制御部14では、「距離情報」に基づいて、一定距離を超えるとき、通常表示としての第1映像情報が出力される。例えば、一定距離として3mが閾値として設定されると、自車両Vが閾値を超えるとき、車間距離は大きくなるので、「通常表示」としての第1映像情報が出力される。逆に、自車両Vが閾値以下のとき、自車両Vと後続車両BVとの車間距離は小さく、後続車両BVは自車両Vに近接されるので、「広角表示」としての第2映像情報が出力される。
従って、自車両Vと後続車両BVとの距離を検知して「距離情報」とすることにより、「通常表示」と「広角表示」とを切替えて映像表示装置18へ映像情報を出力することができる。
[上記実施の形態の補足説明]
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において変形可能である。
例えば、上記実施の形態では、通常表示と広角表示との2段階の切替とされているが、本発明は、通常表示と広角表示との間に中間の広角表示を備え、3段階以上の切替を行ってもよい。
また、本発明は、第1実施の形態に係る車両周辺監視装置と第2実施の形態に係る車両周辺監視装置とを組み合わせてもよい。詳しく説明すると、検知部は車速、距離のそれぞれを検知して距離情報を出力する。映像制御部は、車速の閾値、距離の閾値のそれぞれに基づいて通常表示と広角表示とを切替える。
さらに、本発明は、映像表示装置において表示領域の車両後方側に重ねてハーフミラーを備えてもよい。ハーフミラーは車両前後方向へ回動する構成とされる。ハーフミラーの角度を調整すれば、運転者は、ハーフミラーを透過して映像表示装置に表示される映像を見られ、又ハーフミラーに映る車両後方や車両後側方を見られる。
10…車両周辺監視装置、12…検知部、14…映像制御部、16…撮像装置、18…映像表示装置、18B…表示領域、V…車両、BV…後続車両。

Claims (4)

  1. 自車両と当該自車両の車両後方に位置する後続車両との距離を検知して、距離情報を出力する検知部と、
    車両後部に取付けられる撮像装置を用いて撮影された車両後方の映像情報を取得し、前記検知部からの距離情報に基づいて、前記自車両と前記後続車両との距離が一定値を超えるとき、一定サイズの通常表示として第1映像情報を映像表示装置へ出力し、前記距離が前記一定値以下のとき、前記通常表示よりも広角の広角表示として第2映像情報を前記映像表示装置へ出力する映像制御部と、
    を備えた車両周辺監視装置。
  2. 車両後方の映像を撮影し、前記映像情報を出力する前記撮像装置と、
    前記第1映像情報又は前記第2映像情報を映像として表示する前記映像表示装置と、
    を更に備えた請求項1に記載の車両周辺監視装置。
  3. 前記検知部は、前記自車両の車速を検知し、当該車速を前記距離情報として出力し、
    前記映像制御部は、前記距離情報に基づいて、一定速度を超えるとき前記第1映像情報を出力し、前記一定速度以下のとき前記第2映像情報を出力する
    請求項1又は請求項2に記載の車両周辺監視装置。
  4. 前記検知部は、前記自車両と前記後続車両との距離を検知し、当該距離を前記距離情報として出力し、
    前記映像制御部は、前記距離情報に基づいて、一定距離を超えるとき前記第1映像情報を出力し、一定距離以下のとき前記第2映像情報を出力する
    請求項1又は請求項2に記載の車両周辺監視装置。
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