JP2008243345A - オーディオ装置、プレイリスト作成装置及びオーディオ再生プログラム - Google Patents

オーディオ装置、プレイリスト作成装置及びオーディオ再生プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】トラックを再生するにしたがって、曲調を所望の曲調に近づけ、かつ、再生が進むにつれ、曲調の変化を小さくする。
【解決手段】オーディオ装置は、トラックのテンポや音質を指標化した特徴量に基づいて、各オーディオファイルの座標点Ptrをxy座標系に配置する。オーディオ装置はさらに、先頭トラックPstrから末尾トラックPetrまでを結ぶベクトルVCを複数に分割し、かつ、ベクトルVC方向に一列に配列される複数のエリアA1〜A24及びセクションS1〜S4を作成する。そして、セクションS1〜S4のうち、末尾トラックPetrに近いセクションほど、選択されるトラック数が多くなるように、各セクションからトラックを選択する。オーディオ装置は、選択された複数のトラックを、そのトラックが属するセクション番号及びエリア番号が小さい順に、順次再生する。
【選択図】図13

Description

本発明は、オーディオ装置、プレイリスト作成装置及びオーディオ再生プログラムに関し、さらに詳しくは、複数のオーディオファイルを蓄積可能なオーディオ装置、プレイリスト作成装置及びオーディオ再生プログラムに関する。
最近、大量のオーディオファイル(以下、トラックという)を格納可能な大容量ハードディスクを備えたオーディオ装置が登場している。これらのオーディオ装置は、大量のトラックからユーザの要望に合ったトラックを連続して再生する仕組みを備える。たとえば、特開2002−55993号公報(特許文献1)に開示されたオーディオ装置では、トラックと、そのトラックのジャンル及び曲調を分類したデータベースを格納し、予め指定されたジャンル及び曲調のトラックを選択して再生する。
また、各トラックのテンポや音質、リズムといった曲調を解析して音楽的な特徴量として指標化し、指標化された特徴量に基づいてユーザの要望に合ったトラックを選択する技術も種々開発されている。たとえば、特開2006−39704号公報(特許文献2)に開示されたオーディオ装置は、特徴量を軸に持つ座標系に各トラックの座標点を分布した検索空間を作成してディスプレイに表示する。そして、ユーザが検索空間内の所定の範囲を指定することにより、その範囲に含まれるトラックをプレイリストに列挙し、再生する。
ところで、就寝時や起床時等に、トラックを連続して再生する場合、トラックを再生するごとに、再生されるトラックの曲調を所望の曲調に変化させるのが好ましい。また、再生初期には、曲調の変化が大きく、再生するにしたがって、曲調の変化が徐々に小さくなるのが好ましい。たとえば、就寝時にトラックを連続して再生する場合、最初は動的(アクティブ)な曲調のトラックを再生しても、トラックを再生するにしたがって、徐々に静的な(落ち着いた)曲調に移行するのが好ましい。さらに、再生初期は動的な曲調から静的な曲調への変化が大きく、かつ、再生末期には曲調の変化が小さく静的な曲調のトラックが連続して再生される方が、就寝時に適する。また、起床時では、最初は静的な曲調のトラックが再生され、トラックを再生するにしたがって、徐々に動的な曲調に移行し、かつ、再生にともなって曲調の変化が小さくなり、再生末期には、動的な曲調のトラックが連続して再生されるのが好ましい。
特開2002−55993号公報 特開2006−39704号公報 実開平6−77082号公報 特開平10−162025号公報
本発明の目的は、複数のトラックを再生する場合、トラックを再生するにしたがって、曲調を所望の曲調に近づけ、かつ、再生が進むにつれ、曲調の変化を小さくすることができるオーディオ装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明によるオーディオ装置は、記憶手段と、配置手段と、区域作成手段と、選択手段と、再生手段とを備える。記憶手段は、複数のオーディオファイルと、オーディオファイルの特徴量とを記憶する。配置手段は、特徴量に基づいて、特徴量に対応する座標軸を有する座標系に、オーディオファイルの座標点を配置する。特定手段は、先頭オーディオファイル及び末尾オーディオファイルを特定する。区域作成手段は、座標系において、先頭オーディオファイルの座標点から末尾オーディオファイルの座標点までを結ぶベクトルを複数に分割し、ベクトル方向に一列に配列される複数の区域を作成する。選択手段は、作成された複数の区域のうち、末尾オーディオファイルの座標点に近い区域ほど、選択されるオーディオファイル数が多くなるように、各区域に含まれる座標点で特定される1又は複数のオーディオファイルを選択する。再生手段は、選択された複数のオーディオファイルを、オーディオファイルの座標点を含む区域が先頭オーディオファイルの座標点に近い順に、順次再生する。ここで、特徴量とは、オーディオファイルのテンポや音質、リズム等に代表される曲調を、数値により指標化したものである。
本発明によるオーディオ装置は、オーディオファイルを再生するにしたがって、曲調を末尾オーディオファイルの曲調に近づける。さらに、末尾オーディオファイルに近い区域ほど、選択されるオーディオファイル数が多いため、再生初期では曲調の変化が大きいものの、再生するにしたがって、曲調の変化が小さくなる。
好ましくは、オーディオ装置はさらに、領域作成手段を備える。領域作成手段は、各区域を複数に分割し、ベクトル方向に一列に配列される複数の領域を作成する。再生手段は、選択された複数のオーディオファイルを、オーディオファイルの座標点を含む領域が先頭オーディオファイルの座標点に近い順に、順次再生する。
この場合、区間を複数の領域で構成し、先頭オーディオファイルの座標点に近い領域に含まれるオーディオファイルから順番に再生される。そのため、オーディオファイルが再生されるごとに、曲調を末尾ファイルにより正確に近づけることができ、かつ、曲調の変化を除々に小さくすることができる。
好ましくは、記憶手段はさらに、複数のオーディオファイルの各々の再生時間を記憶する。オーディオ装置はさらに、タイマ設定手段と、配分設定手段とを備える。タイマ設定手段は、タイマ時間を設定する。配分設定手段は、各区域の配分時間の合計がタイマ時間以下となり、かつ、複数の区域のうち末尾オーディオファイルの座標点に近い区域ほど、配分時間が長くなるように、各区域の配分時間を設定する。選択手段は、各区域で選択されたオーディオファイルの再生時間の合計が、配分設定手段により設定された配分時間以内となるように、オーディオファイルを選択する。
この場合、タイマ時間に合わせて、各区域からオーディオファイルを選択できる。
好ましくは、オーディオ装置はさらに、総再生時間算出手段と、差分演算手段と、曲間時間算出手段とを備える。算出手段は、総再生時間は、選択手段により選択されたオーディオファイルの総再生時間を算出する。差分演算手段は、タイマ時間と選択されたオーディオファイルの総再生時間との差分値を算出する。曲間時間算出手段は、差分値と、選択されたオーディオファイル数とに基づいて、曲間時間を算出する。再生手段は、オーディオファイルの再生を完了した後、曲間時間が経過してから次のオーディオファイルを再生する。
この場合、タイマ時間の終了とともに、選択されたオーディオファイルの再生を全て完了することができる。
好ましくは、特定手段は、オーディオファイルが再生中であるとき、再生中のオーディオファイルを先頭オーディオファイルに特定する。
この場合、オーディオファイルを再生中であっても、再生中のオーディオファイルから末尾オーディオファイルの曲調に近づくように、オーディオファイルを順次再生することができる。
本発明によるプレイリスト作成装置は、複数のオーディオファイルが列挙されたプレイリストに基づいてオーディオファイルを再生するためのプレイリストを作成する。プレイリスト作成装置は、取得手段と、配置手段と、特定手段と、区域作成手段と、選択手段と、プレイリスト作成手段とを備える。取得手段は、複数のオーディオファイルの特徴量を取得する。配置手段は、特徴量に基づいて、特徴量に対応する座標軸を有する座標系に、オーディオファイルの座標点を配置する。特定手段は、先頭オーディオファイル及び末尾オーディオファイルを特定する。区域作成手段は、座標系において、先頭オーディオファイルの座標点から末尾オーディオファイルの座標点までを結ぶベクトルを複数に分割し、ベクトル方向に一列に配列される複数の区域を作成する。選択手段は、作成された複数の区域のうち、末尾オーディオファイルの座標点に近い区域ほど、選択されるオーディオファイル数が多くなるように、各区域に含まれる座標点で特定される1又は複数のオーディオファイルを選択する。プレイリスト作成手段は、選択された複数のオーディオファイルを、オーディオファイルの座標点を含む区域が先頭オーディオファイルの座標点に近い順に再生されるように、選択された複数のオーディオファイルを列挙したプレイリストを作成する。
本発明によるプレイリスト作成装置は、上述のプレイリストを作成する。そのため、プレイリストに基づいて再生する場合、オーディオファイルが再生されるにしたがって、曲調が末尾オーディオファイルの曲調に近づく。さらに、末尾オーディオファイルに近い区域ほど、選択されるオーディオファイル数が多いため、オーディオファイルが再生されるにしたがって、曲調の変化が除々に小さくなる。
好ましくは、プレイリスト作成装置はさらに、領域作成手段を備える。領域作成手段は、各区域を複数に分割し、ベクトル方向に配列される複数の領域を作成する。プレイリスト作成手段は、選択された複数のオーディオファイルが、オーディオファイルの座標点を含む領域が先頭オーディオファイルの座標点に近い順に再生されるように、選択された複数のオーディオファイルをプレイリストに列挙する。
この場合、区間を複数の領域で構成し、先頭オーディオファイルの座標点に近い領域に含まれるオーディオファイルから順番に再生される。そのため、オーディオファイルが再生されるごとに、曲調を末尾ファイルにより正確に近づけることができ、かつ、曲調の変化を除々に小さくすることができる。
本発明によるオーディオ再生プログラムは、複数のオーディオファイルとオーディオファイルの特徴量とを記憶するコンピュータが実行可能なプログラムであり、コンピュータを上述のオーディオ装置として機能させる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[全体構成]
図1を参照して、オーディオ装置1は、中央演算処理装置(CPU)11と、メモリ12と、ハードディスクドライブ(HDD)13と、入力部14と、D/Aコンバータ15と、スピーカ16とを備える。
入力部14は、ユーザにより選択されたコマンドを受け付ける。入力部14はたとえば、キーボードやマウス、操作キーボタン等である。
HDD13は、複数のオーディオファイル(以下、トラックという)を蓄積する。HDD13はさらに、複数のトラックに関する情報を含むトラックテーブルを記憶する。トラックテーブルは、図2に示すとおり、トラックの識別子であるトラックIDと、トラックの再生時間と、トラックの特徴量とを含む。特徴量は、そのトラックのテンポや音質、リズムといった特徴を指標化したものであり、たとえば、トラックのオーディオ信号を分析することにより得られる。本実施の形態では、特徴量は、図2に示すとおり、テンポ値及び音質値の2種類である。各特長量は、最大値を+100、最小値を−100として、指標化される。テンポ値が大きいほど曲調は動的(アクティブな曲調)であり、テンポ値が小さいほど曲調は静的(落ち着いた曲調)である。また、音質値が小さいほど曲調はハードであり、音質値が大きいほど曲調はソフトである。
各トラックの特徴量は、各トラックと共に、HDD13に登録される。各トラックをHDD13に登録するときに、オーディオ装置1が、トラックのオーディオ信号を分析して特徴量を決定してもよいし、予め決まっている特徴量が入力部14から入力されてもよい。
HDD13はさらに、オーディオ再生プログラムが格納されている。オーディオ再生プログラムは、メモリ12にロードされ、CPU11で実行される。
CPU11は、メモリ12にロードされたオーディオ再生プログラムに基づいて、再生すべきトラックを選択し、プレイリストを作成する。そのため、CPU11と、メモリ12とで、プレイリスト作成装置を構成するともいえる。CPU11はまた、プレイリストに基づいて、トラックを再生する。
メモリ12は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含む。D/Aコンバータ15は、選択されたトラックをデジタル信号からアナログ信号に変換してスピーカ16に出力する。スピーカ16は、D/Aコンバータ15からアナログ信号を受け、音声として外部に出力する。
[動作概要]
オーディオ装置1は、オーディオ再生処理を実行するとき、予め複数のトラックを選択する。このとき、オーディオ装置1は、トラックが順次再生されるにしたがって、曲調が次第にユーザ所望の曲調に近づくように、かつ、トラック間の曲調の変化が小さくなるように、選択されたトラックの再生順を決定する。そのため、ユーザが就寝のときに、オーディオ装置1は、再生する曲を、テンポが動的であり音質がハードである曲調の曲から、次第にテンポが静的で音質がソフトな曲調の曲へと移行することができる。さらに、再生初期では、連続して再生されるトラックの曲調の変化が大きいが、次第に曲調の変化が小さくなる。そのため、ユーザは、アップテンポの曲から次第に落ち着いた曲を聴くことができる。一方、ユーザが起床する時には、オーディオ装置1は、再生するトラックを、落ち着いた曲から次第にアップテンポな曲に移行でき、かつ、次第に曲調の変化を小さくできる。以下、オーディオ再生処理について説明する。
[オーディオ再生処理フロー]
オーディオ装置1は、タイマ時間を設定して上記オーディオ再生処理を実行する。オーディオ再生処理には、テンポ値が小さく音質値が大きいトラックからテンポ値が大きく音質値が小さいトラックを順次再生するウェイクアップ再生処理と、テンポ値が大きく音質値が小さいトラックからテンポ値が小さく音質値が大きいトラックを順次再生するスリープ再生処理とがある。以下、一例として、スリープ再生処理を説明する。
図3を参照して、まず初めに、オーディオ装置1のユーザは、入力部14を用いてスリープ再生処理を指示する。続いて、ユーザは、タイマ時間Trefをセットする。このとき、ユーザ操作に基づいて、入力部14はタイマ時間Tref(たとえば90分)の入力を受け付ける(S1)。
続いて、オーディオ装置1は、スリープ再生処理の先頭トラックSTRを特定する(S2)。このとき、オーディオ装置1は、現在再生中のトラックを先頭トラックSTRに特定する。再生中のトラックのトラック番号は、メモリ12に登録されている。なお、トラックが再生中でない場合、オーディオ装置1は、ユーザに先頭トラックSTRの選択を促す。たとえば、オーディオ装置1は、図示しないディスプレイに選択可能なトラックの情報を表示し、入力部14を用いてユーザに先頭トラックSTRを選択させる。オーディオトラックが予めスリープ再生処理に対応した複数の先頭トラックSTRをメモリ12に登録しておき、スリープ再生処理の指示を受けたとき、メモリ12に登録されている複数の先頭トラックSTRから任意のトラックを選択してもよい。
続いて、CPU11は、最後に再生されるトラック(以下、末尾トラックETRという)を特定する(S3)。CPU11は、オーディオ再生処理の種類に応じて末尾トラックを選択する。CPU11はまず、選択された再生処理がスリープ処理であることを確認する。メモリ12は、選択された再生処理に関する情報を記憶しており、CPU11は、メモリ12からその情報を読み出すことで、再生処理の種類がスリープ再生処理であることを確認する。続いて、CPU11は、各トラックの特徴量に基づいて、末尾トラックの候補となる複数のトラックを選択する。具体的には、CPU11は、以下の式(A)で示されるスリープ特徴量SFQ(Sleep Feature Quantity)の値が大きい順に、所定数のトラックを選択する。
スリープ特徴量SFQ=音質値x−テンポ値y (A)
すなわち、スリープ特徴量SFQが大きいトラックほど、静的でソフトな曲調を有する。CPU11は、選択されたトラックのうち、1つのトラックを選択し、末尾トラックETRに特定する。このような処理手順により、末尾トラックETRが常に一定にならないようにすることができる。
なお、ウェイクアップ再生処理時に、末尾トラックを選択するために利用されるウェイクアップ特徴量WFCは、以下の式(B)で示される。
ウェイクアップ特徴量WFC=−音質値x+テンポ値y (B)
この場合、ウェイクアップ特徴量WFCが大きいトラックほど、動的でハードな曲調を有する。
上述の説明では、末尾トラックをスリープ特徴量SRQにより決定したが、入力部14を用いてユーザが任意のトラックを末尾トラックとして特定してもよい。
ステップS3で末尾トラックETRを特定後、CPU11は、再生中の先頭トラックSTRの残りの再生時間ΔTstrを算出する(S4)。CPU11は、トラックテーブル内の再生時間及び現在までの再生が終了した時間に基づいて、先頭トラックの残りの再生時間を算出する。残り再生時間ΔTstrを算出後、CPU11は、残り再生時間ΔTstrをタイマ時間Trefと比較する(S5)。残り再生時間ΔTstrがタイマ時間Trefよりも大きい場合(S5でYES)、タイマ時間Trefが経過した後(S9でYES)、オーディオ再生処理を終了する。つまりこのとき、先頭トラックSTRの再生途中で再生が停止される。
また、残り再生時間ΔTstrがタイマ時間Trefよりも小さいとき(S5でNO)、CPU11はさらに、残り再生時間ΔTstrと末尾トラックETRの再生時間Tetrとの合計値が、タイマ時間Trefよりも大きいか否かを判断する(S6)。CPU11は、末尾トラックETRの再生時間Tetrをトラックテーブルから読み出す。ΔTstrとTetrとの合計値が、タイマ時間Trefよりも大きいとき(S6でYES)、CPU11はプレイリストPLに末尾トラックETRのみを登録する(S8)。その結果、先頭トラックSTRの再生が完了した後(S10でYES)、CPU11は、プレイリストPLに登録された末尾トラックETRの再生を開始する(S11でYES、S12)。なお、末尾トラックETRの再生中にタイマが終了するため、末尾トラックETRは再生途中で再生が停止される。
一方、ステップS6での判断の結果、残り再生時間ΔTstrと末尾トラックETRの再生時間Tetrとの合計値が、タイマ時間Trefよりも小さいとき(S6でNO)、CPU11は、スリープ再生準備処理を実行する(S7)。
CPU11は、スリープ再生準備処理により、再生時間の合計がタイマ時間Tref以内となるように、プレイリストPLに列挙する複数のトラックを選択する。このとき、タイマ時間が進むにつれて、テンポ値が小さくなり、かつ、音質値が大きくなるように、トラックの再生順を決定する。CPU11はさらに、タイマ前半では、テンポ値及び音質値の変化量が大きく、タイマ後半に進むにつれ、その変化量が小さくなるように、トラックの再生順を決定する。以下、スリープ再生準備処理について説明する。
[スリープ再生準備処理]
図4を参照して、CPU11はまず、エリア作成処理(S701)、セクション作成処理(S702)及び選択トラック数設定処理(S703)を実行する。これらの処理を実行することにより、CPU11は、プレイリストPLに登録すべきトラック及びその列挙順をある程度絞り込む。CPU11はまた、プレイリストPLに列挙されたトラックの特徴量が、再生順にほぼ一定に変化するのではなく、プレイリストPLの前半では特徴量の変化量が大きく、プレイリストの後半では特徴量の変化量が小さくなるように、登録すべきトラック及びその列挙順をある程度絞り込む。
CPU11はさらに、プレイリスト作成処理(S704)により、複数のトラックを列挙したプレイリストPLを作成する。以下、エリア作成処理(S701)、セクション作成処理(S702)、選択トラック数設定処理(S703)及びプレイリスト作成処理(S704)について説明する。
[エリア作成処理]
エリア作成処理(S701)では、CPU11は、トラックテーブルから各トラックの特徴量を取得し、特徴量に対応するxy座標軸を有する座標系に複数のトラックTRを分布する。そして、複数のトラックTRが分布された座標系を1列に配列された複数の領域(以下、エリアA1〜Anという)に分割する。このとき、CPU11は、同じエリアAn内の複数のトラックTRは、曲調が類似しているトラックTRとみなす。以下、エリア作成処理の詳細を説明する。
図5を参照して、CPU11はまず、x軸が音質値に対応し、y軸がテンポ値に対応するxy座標系を作成する(S101)。CPU11は、トラックテーブル内の音質値、テンポ値に基づいて、HDD13に格納された各トラックTRの座標点Ptrをxy座標系にプロットする。図6に、各トラックの座標点Ptrをxy座標系にプロットした様子を示す。図6中の座標点Pstrは、先頭トラックSTRの座標点であり、座標点Petrは、末尾トラックETRの座標点である。
CPU11は続いて、HDD13内に格納されたトラックの平均再生時間Taveを求める(S102)。CPU11は、トラックテーブル内の全てのトラックTRの再生時間を合計し、合計値をトラックテーブルに登録されたトラック数で除する。これにより、オーディオ装置1が蓄積する複数のトラックTRの平均再生時間Taveが決定される。平均再生時間Taveはメモリ12に格納される。以下、平均再生時間Taveを5分として、説明を続ける。
続いて、CPU11は、タイマ時間Tref及び平均再生時間Taveをメモリ12から読み出す(S103)。そして、タイマ時間Tref及び平均再生時間Taveを用いて、以下の式(1)により総エリア数TAN(Total Area Number)を決定する(S104)。
総エリア数TAN=タイマ時間Tref/平均再生時間Tave (1)
なお、総エリア数TANは自然数であるため、式(1)で算出された値の小数点以下は四捨五入する。以下、算出されたTAN=24として、説明を続ける。
CPU11は、図7に示すように、xy座標系上に、先頭トラックSTRの座標点Pstrから末尾トラックETRの座標点Petrまでを結ぶベクトルVCを描画する(S105)。続いて、CPU11は、ベクトルVCを総エリア数TANで等分割する(S106)。具体的には、CPU11は、図7に示すように、分割点P1〜P23により、ベクトルVCを24等分する。CPU11は、各分割点P1〜P23の座標点をメモリ12に格納する。
CPU11はさらに、図8に示すように、Pstr、各分割点P1〜P23及びPetrを通過する分割線関数f0(x)〜f24(x)を座標系に作成する(S106)。ここで、各分割線関数f0(x)〜f24(x)は互いに平行とする。つまり、隣り合う分割線関数の間の距離は等しい。CPU11は、分割線関数f0(x)〜f24(x)をメモリ12に登録する。
分割線関数f1(x)〜f23(x)を作成した後、CPU11は、複数のエリアA1〜A24を作成する。CPU11は、隣り合う分割線関数fn−1(x)〜fn(x)間の領域を1つのエリアAnとする(S107)。たとえば、図8を参照して、関数f0(x)とf1(x)間の領域をエリアA1とし、関数f1(x)と関数f2(x)との間の領域をエリアA2とする。これにより、作成されたエリアA1〜A24は、ベクトルVCを複数に分割し、かつ、ベクトル方向に一列に配列される。
CPU11は、関数fn(x)とエリアAnとの関係を図9に示すエリアテーブルに登録する。図9を参照して、たとえば、エリアA1に対応する関数として、f0(x)及びf1(x)が登録されている。
複数のエリアA1〜A24を作成した後、CPU11は、各トラックTRの座標点Ptrが属するエリアAnを特定する(S108)。CPU11は、各関数f0(x)〜f24(x)と各トラックTRの座標点Ptrとに基づいて、各トラックTRが属するエリアAnを特定できる。たとえば、図10中の座標点Ptr10に相当するトラックTR10が属するエリアは、以下の方法で特定できる。まず、CPU11は、座標点Ptr10のx座標=x10における各関数f0(x)〜f24(x)の値を算出する。そして、算出された値と、座標点Ptr10のy座標=y10とを比較する。図10に示すとおり、y10はf4(x10)とf5(x10)との間に位置する。以上の結果、CPU11は、座標点Ptr10が関数f4(x)と関数f5(x)との間に位置すると判断し、エリアテーブルを参照して、トラックTR10の属するエリアをA4と特定する。
上述の方法により、CPU11は、HDD13内に蓄積された全てのトラックについて、属するエリアを特定する。そして、図9に示すエリアテーブルに登録する。
以上の動作により、CPU11は、先頭トラックSTR及び末尾トラックETRに基づいて、ベクトルVCを複数に分割し、かつ、ベクトル方向に一列に配列された複数のエリアA1〜A24を作成する。そして、各エリアA1〜A24に属するトラックTRを特定する。CPU11は、同じエリア内のトラックTRは互いに類似した曲調を有するとみなす。
上述の説明では、関数f(x)は曲線としたが、直線であってもよい。また、図11に示すように、エリアA1〜A24の幅を所定の範囲に制限してもよい。
[セクション作成処理]
エリア作成処理を完了後、CPU11はセクション作成処理を実行する(S702)。
本実施の形態では、セクション(区域)は、エリアよりも大きい概念であり、各セクションは複数のエリアを含む。要するに、複数のエリアは、各セクションを複数に分割し、ベクトル方向に一列に配列される。
セクション作成処理では、CPU11は、エリアA1〜A24を予め決められた数の複数のセクションS1〜Snに割り当てる。これにより、CPU11は、先頭トラックの座標点Pstrから末尾トラックの座標点Petrを結ぶベクトルscを複数に分割し、ベクトル方向に一列に配列される複数のセクションを作成する。以下、セクション作成処理について説明する。
図12を参照して、CPU11はまず、セクション数SNを取得する(S201)。セクション数SNは、予め設定された所定の数(自然数)であり、HDD13又はメモリ12に記憶されている。セクション数SNは、ユーザが入力部14を利用して設定してもよいし、メモリ12に予め設定されていてもよい。以下、設定されたセクション数SNを「4」として説明を続ける。CPU11はさらに、メモリ12から総エリア数TANを読み出す。
CPU11は、読み出されたセクション数SN及び総エリア数TANを用いて、以下の式(2)に基づいて、各セクションに割り当てるエリア数(以下、エリア割当数という)ANを算出する(S202)。
エリア割当数AN=総エリア数TAN/セクション数SN (2)
上述の例では、TAN=24、SN=4であるため、エリア割当数AN=6となる。なお、エリア割当数ANは式(2)で算出された値の小数点以下を四捨五入した自然数とする。
エリア割当数ANを算出した後、CPU11は、エリアA1〜A24を各セクションS1〜S4に割り当てる(S203)。上述の例では、エリア割当数ANは6であるため、各セクションに6つのエリアをそれぞれ割り当てる。具体的には、図13に示すように、CPU11はエリアA1〜A6をセクションS1に、エリアA7〜A12をセクションS2に、エリアA13〜A18をセクションS3に、エリアA19〜A24をセクションS4にそれぞれ割り当てる。
CPU11は、各セクションに割り当てられたエリアに関する情報を図14に示すセクションテーブルに登録する。セクションテーブルには、各セクションの識別子であるセクションIDと、各セクションが含むエリアのエリアIDとが対応付けて登録される。以上の動作によりセクションS1〜S4が作成される。
なお、ステップS202において、式(2)での算出の結果、四捨五入によりエリア割当数ANを決定した場合、各セクションに割り当てる割り当てエリア数は以下のとおりに決定する。セクションS1から順に、ステップS202で決定されたエリア割当数ANを順次割り当てる。そして、最終セクションSnには、以下の式(3)により決定されたエリア割当数ANeが割り当てられる。
エリア割当数ANe=総エリア数TAN−エリア割当数AN×(SN−1) (3)
たとえば、セクション数SN=4、総エリア数TAN=25、ステップS202で決定されたエリア割当数AN=6である場合、式(3)により、最終セクションS4のエリア割当数ANeは7となる。
[選択トラック数設定処理]
セクション作成処理を完了した後、CPU11は、選択トラック数設定処理を実行する(S703)。選択トラック数設定処理では、CPU11は、セクションごとに、プレイリストに列挙すべきトラック数を設定する。これにより、連続して再生される複数のトラックの曲調の変化を調整できる。具体的には、スリープ再生初期では、連続して再生するトラックの曲調の変化を大きくし、スリープ再生末期に向かうにしたがって、曲調の変化を小さくすることができる。これにより、スリープタイマ末期に再生されるトラック間の曲調変化を抑え、タイマ時間中、睡眠時に適した静的でソフトな曲が再生される割合を多くすることができる。
図15を参照して、CPU11は初めに、ステップS1で設定されたタイマTrefを各セクションに配分する(S301)。このとき、CPU11は、各セクションSnの配分時間Tsnが以下の式(4)を満たすように、タイマTrefを配分する。
Tsn>Tsn−1 (4)
要するに、CPU11は、セクションS1の配分時間Ts1を最も短く設定し、セクションSnのnが増加するにしたがい、配分時間Tsnを順次長く設定する。そして、最終セクションS4の配分時間Ts4を最も長く設定する。以下、配分時間Tsnの設定方法の一例を説明する。
図16を参照して、x軸がエリア番号を示す配分時間座標系で、一次関数y=g(x)を設定する。このとき、y=g(x)の傾きは正とする。CPU11は、一次関数g(x)のx=0からx=24(つまり、末尾エリア番号)までの積分値がステップS1で設定されたタイマ時間Trefと等しくなるように、一次関数g(x)を設定する。
一次関数g(x)を設定後、各セクションSn(n=1〜4)の配分時間Tsnを以下の式(5)に基づいて算出する。
Figure 2008243345
ここで、ANnは、セクションSnでの末尾エリア番号である。たとえば、セクションS4の配分時間Ts4(n=4)を算出する場合、AN4=24であり、AN3=18である。なお、セクションS1の場合、ANn−1は「0」とする。
以上の方法により算出された配分時間Tsnは、nの増加にともない増大する。これにより、配分時間Tsnは式(4)を満たす。算出された配分時間Tsnは、メモリ12に格納される。
なお、上述の説明では、g(x)を一次関数としたが、二次関数としてもよい。また、図17に示すように、タイマTrefに対する各配分時間Tsnの比率を予め設定しておき、メモリ12内に記憶しておいてもよい。以降、ステップS301にて、配分時間Ts1は10分、Ts2は20分、Ts3は35分、Ts4は55分に設定されたと仮定し、説明を続ける。
CPU11は、プレイリストPLの作成のために、選択されるトラック数をセクションごとに設定する(S302〜S307)。S302でCPU11は、メモリ12内に設定されたセクションカウンタn=1とする。続いて、CPU11は、セクションSn(ここではS1)の配分時間Ts1をメモリ12から読み出す(S303)。そして、以下の式(6)に基づいて、セクションSnで選択されるトラック数(以下、選択トラック数という)TRNsnを決定する。
選択トラック数TRNsn=配分時間Tsn/平均再生時間Tave (6)
上述の例では、TRNs1は2(=10/5)となる。なお、式(6)で算出された選択トラック数TRNsnの値は、小数点以下を四捨五入される。
決定された選択トラック数TRNs1は、図18に示すプレイリスト条件テーブルに登録される(S305)。図18を参照して、選択トラック数TRNsnは、セクションIDと対応付けて登録される。
続いて、CPU11は、ステップS305で登録された選択トラック数TRNs1が、セクションテーブル(図14)内に登録されているセクションS1のエリア数ANs1よりも小さいか否かを判断する(S306)。選択トラック数TRNs1(=2)は、エリア数ANs1(=6)よりも小さいため(S306でYES)、CPU11は、セクションS1に割り当てられたエリアA1〜A6のうち、選択トラック数TRNs1と同じ数のエリアを選択する。つまり、CPU11は、エリアA1〜A6から、2つのエリアを選択する(S307)。たとえば、CPU11は、エリアA2とA5とを選択する。選択されたエリアA2及びA5は、プレイリスト条件テーブルに登録される。以下、プレイリスト条件テーブルに登録されたエリアを登録エリアをいう。CPU11は、プレイリストPLに列挙されるトラックをセクションS1から選択するとき、登録エリアA2及びA5からそれぞれトラックを選択する。
CPU11は、セクションカウンタnが設定されたセクション数SN(ここでは4)と同じか否かを判断し(S308)、異なる場合はセクションカウンタn=1をインクリメントしてn=2として(S309)、ステップS303に戻る。これにより、CPU11は、全てのセクションS1〜S4に対して、選択トラック数TRNs1〜TRNs4を算出し、プレイリスト条件テーブルに登録する。
なお、選択トラック数TRNs3は7となり、選択トラック数TRNs4は11となるため、いずれもエリア数ANs3(=6)、ANs4(=6)よりも大きい(S306でNO)。この場合、CPU11はステップS307を実行せず、代わりにセクションS3及びセクションS4に所属する全てのエリアA13〜A18及びA19〜A24を登録する(S310)。
後述するように、プレイリストを構築するとき、CPU11はセクションS3及びS4に割当られた全てのエリアA13〜24の各々から、少なくとも1つのトラックを選択するためである。なお、選択トラック数TRNs2は4であるため(S304)、CPU11は、セクションS2の登録エリアとして、4つのエリア(図18ではA7、A8、A10、A11)を選択してプレイリスト条件テーブルに登録する。
以上の動作により、CPU11は、選択トラック数設定処理により、セクションS1〜S4から選択されるトラック数を設定する。このとき、CPU11は、セクションS1の選択トラック数を最小とし、セクション番号が大きくなるほど、選択トラック数を増やす。そして、セクションS4で選択トラック数を最大とする。これにより、末尾トラックと曲調の近いトラックを再生する割合を多くすることができ、スリープ再生が進むにつれ、曲調の変化を抑えることができる。
[プレイリスト作成処理]
プレイリスト作成処理では、CPU11は、スリープ再生用のプレイリストPLを作成する。このとき、プレイリストPLの先頭から末尾に進むに従って、テンポが動的から静的に変化し、かつ、音質がハードからソフトに変化するようにトラックをプレイリストPLに配列する。さらに、プレイリスト初期に連続して再生されるトラックの曲調の変化が大きく、プレイリスト末期に向かうにしたがって、曲調の変化が小さくなるように、トラックを配列する。
図19を参照して、CPU11はまず、メモリ12内のセクションカウンタnを「1」に設定する(S401)。また、メモリ12内に格納されているプレイリスト累積再生時間PPTをリセットして「0」にする(S402)。
続いてCPU11は、図18のプレイリスト条件テーブルを参照して、セクションSn(ここではS1)の登録エリアのうち、エリア番号が最大のエリアを選択する(S403)。CPU11は、エリア番号が最大の登録エリアとして、エリアA5を選択する。以下、ステップS403、S420〜S422で選択されたエリアを選択エリアという。
CPU11は、メモリ12に格納されたセクション累積再生時間SPTをリセットして「0」とした後(S404)、セクションS1から選択トラック数(ここでは2)のトラックを選択する。
CPU11は、図9のエリアテーブルを参照して、選択エリアA5内にトラックが存在するか否かを判断する(S405)。選択エリアA5内にトラックが存在しない場合(S405でNO)、ステップS424に進む。一方、選択エリアA5内にトラックが存在する場合(S405でYES)、CPU11は、選択エリアA5内から1つのトラックを選択する(S406)。以下、ステップS406で選択されたトラックを選択トラックという。ここで、CPU11は選択エリアA5からトラックTR5を選択したと仮定して、説明を続ける。
続いて、CPU11は、選択トラックTR5の再生時間をトラックテーブルから読み出し、以下の式(7)に基づいてセクション累積再生時間SPTを算出する。
SPT=SPT+選択トラックの再生時間 (7)
ここでは、式(7)で算出されたセクション累積再生時間SPTは4分30秒となる。CPU11は、セクション累積再生時間SPTが、メモリ12内に格納されたセクションS1の配分時間Ts1(=10分)よりも大きいか否かを判断する(S408)。ここでは、SPTはTs1よりも小さいため(S408でNO)、CPU11は、選択トラックTR5を図20に示すプレイリスト準備テーブルに登録する(S415)。CPU11はさらに、選択トラッTR5の属するエリア(つまり、選択エリアA5)をトラックIDと対応付けてプレイリスト準備テーブルに登録する。
CPU11はさらに、選択トラックTR5のスリープ特徴量SFQを算出する(S416)。CPU11は、トラックTR5の音質値及びテンポ値をトラックテーブルから読み出し、式(A)に基づいてスリープ特徴量SFQを求める。求めたスリープ特徴量SFQ(=−181)は、プレイリスト準備テーブルに登録される。後述するとおり、CPU11は、プレイリスト準備テーブル内の所属エリア又はスリープ特徴量SFQに基づいて、トラックTRを再生する順番(つまり、プレイリストに列挙する順番)を決定する。
続いて、CPU11は、メモリ12内に格納されたエリアA5の選択済フラグを「0」から「1」に変更する(S424)。選択済フラグが「1」の場合、そのエリアは既に選択されたことを示す。メモリ12は、各エリアA1〜A24の選択済フラグを格納している。プレイリスト作成処理の開始時に、全ての選択済みフラグがリセットされ「0」となっている。
続いて、CPU11は、プレイリスト準備テーブルを参照して、セクションS1の登録エリアのうち、選択済フラグが0のエリアが存在するか否か判断する(S417)。ここでは、登録エリアA2の選択済フラグが0である(S418でYES)。そのため、CPU11は、未選択のエリアのうち、エリア番号が最大の登録エリアを選択し(S421)、ステップS405に進む。ここでは、CPU11はエリアA2を選択する。
再びステップS405に戻り、CPU11は、選択エリアA2内にトラックが存在するか否かを判断し(S405)、トラックが存在する場合は、任意の1つのトラックを選択する(S406)。ここでは、CPU11が登録エリアA2内からトラックTR4を選択したとして、説明を続ける。
CPU11は、トラックTR4の再生時間(3分50秒)をトラックテーブルから読み出し、式(7)に基づいてセクション累積再生時間SPTを8分20秒(=4分30秒+3分50秒)とする。ステップS408での判断の結果、SPTはTs1よりも小さいため(S408でNO)、CPU11は、トラックTR4及び登録エリアA2をプレイリスト準備テーブルに登録し(S415)、トラックTR4のスリープ特徴量SFQを算出して登録する(S416)。
ステップS417でCPU11は、セクションS1の全ての登録エリアA2及びA5の選択済フラグが1であると判断する(S417でNO)。このとき、CPU11は、セクションテーブルを参照して、セクションS1内にプレイリスト条件テーブルに登録された登録エリア(A2及びA5)以外のエリア(以下、未登録エリアという)が存在するか否かを判断する(S418)。セクションS1には、登録エリアA2及びA5の他に、未登録エリアA1、A3、A4及びA6が存在するため(S418でYES)、CPU11は、未登録エリアの中から1つのエリアを選択し(S420)、ステップS405に進む。ここでは、未登録エリアA3を選択したと仮定して、説明を続ける。
CPU11が、ステップS406で選択エリアA3内のトラックTR1000を選択した場合、CPU11は、トラックTR1000の再生時間(4分30秒)を読み出し、ステップS407を実行する。その結果、CPU11は、セクション累積再生時間SPTがセクションS1の配分時間Ts1を超えると判断する(S408でYES)。そのため、CPU11は、選択されたトラックTR1000及びエリアA3をプレイリスト準備テーブルに登録することなく、ステップS409に進む。
ステップS409で、CPU11は、以下の式(10)に基づき、余剰時間RTを算出する(S409)。
余剰時間RT=配分時間Tsn−セクション累積再生時間SPT (10)
CPU11は、算出された余剰時間RTが所定時間ΔTmin(たとえば2分)よりも大きいか否かを判断する(S410)。余剰時間RTがΔTminよりも小さい場合(S410でNO)、ステップS411に進む。一方、余剰時間RTがΔTminよりも大きい場合(S410でYES)、CPU11は、余剰時間調整処理を実行する(S430)。余剰時間調整処理では、セクションS1内のトラックのうち、その再生時間が余剰時間RT以内のものを検索する処理である。以下、余剰時間調整処理について説明する。
図21を参照して、CPU11は、現在選択されているエリア内で再生時間が余剰時間RT以内のトラックを検索する(S501)。CPU11は、エリアテーブルを参照して、選択エリア(ここではエリアA3)に属するトラックを特定し、トラックテーブルを参照して、再生時間を調査する。ステップS501の検索の結果、再生時間が余剰時間RT以内のトラックを見つけた場合(S501でYES)、ステップS502に進む。一方、再生時間が余剰時間RT以内のトラックが見つからなかった場合(S501でNO)、CPU11は、セクションS1で未選択のエリアが存在するか否かを判断する(S507)。未選択エリアが存在しない場合(S507でNO)、S509に進む。
ステップS507で判断の結果、未選択エリアが存在する場合(S507でYES)、CPU11は、未選択エリア内で、再生時間が余剰時間RTよりも短いトラックを検索する(S508)。再生時間が余剰時間RTよりも短いトラックを見つけた場合(S508でYES)、ステップS502に進む。一方、再生時間が余剰時間RTよりも短いトラックが見つからなかった場合(S508でNO)、CPU11は、プレイリスト条件テーブル内のセクションS1の登録エリアA2及びA5内で、再生時間が余剰時間RTよりも短いトラックを検索する(S509)。再生時間が余剰時間RTよりも短いトラックを見つけた場合はステップS502へ、見つからなかった場合は余剰時間調整処理を終了する。
CPU11は、選択されたトラックのトラックID及びそのトラックが属するエリアIDをプレイリスト準備テーブルに登録し(S502)、かつ、そのトラックのスリープ特徴量SFQを算出して登録する(S503)。登録後、CPU11は、セクション累積再生時間SPTを算出し(S504)、ステップS409に進む。
以上の動作により、CPU11は、セクションS1内のトラックのうち、再生時間が余剰時間RTよりも短いトラックを検索する。これにより、各セクションSnに配分された配分時間Tsnについて、過剰な余剰時間が発生するのを抑制できる。さらに、CPU11は、既にトラックを選択したエリアを除くエリアから、トラックをなるべく選択する。これにより、曲調が類似したトラックが選択されるのをなるべく抑制する。
図19に戻って、余剰時間RTが所定時間ΔTmin以下となった場合(S410でNO)、CPU11は、プレイリスト累積再生時間PPTを以下の式(11)に基づいて算出する(S411)。
PPT=PPT+SPTsn (11)
SPTsnとは、セクションsnのセクション累積再生時間である。ここでは、セクションS1のセクション累積再生時間が代入される。算出されたプレリスト累積再生時間PPTは、メモリ12に登録される。
CPU11は、セクションカウンタnをインクリメントし、n=2とする(S412)。そして、セクションカウンタがセクション数SNを超えたか否かを判断する(S413)。セクションカウンタ(=2)はセクション数SN(=4)を超えていないため(S413でNO)、CPU11は、セクションS2の配分時間Ts2を読み出し、以下の式(12)に基づいて、配分時間Ts2を再調整する(S414)。
配分時間Tsn=Tsn+RT (12)
要するに、現在メモリ12に格納されている配分時間Ts2に余剰時間RTを加算した値を新たな配分時間Ts2とする。算出された配分時間Ts2はメモリ12に格納される。これにより、プレイリスト作成後に、過剰な余剰時間が発生するのを抑制できる。
以上の動作を実行した後、CPU11は、ステップS403に戻って、セクションS2から少なくとも4つ(セクションS2の選択トラック数)のトラックを選択する。
以上の動作を繰り返し、CPU11は、プレイリストに登録するためのトラックをセクションS1〜S4から選択する。なお、図18に示すとおり、セクションS3及びS4では、選択トラック数TRNsnが登録エリア数を上回っている。そのため、CPU11は、全てのエリアで1つのトラックを選択した後、いずれかのエリアで再び新たなトラックを選択する。たとえば、セクションS3のトラックを選択している場合であって、各登録エリアA13〜A18からそれぞれ1つずつトラックを選択したとき、ステップS418でCPU11は、セクションS3に選択済フラグが0のエリアはないと判断する(S418でNO)。この場合、CPU11は、メモリ12に格納されたエリアA13〜A18の選択済フラグをリセットして0とし(S419)、エリア番号が最大のエリアA18を選択エリアとする(S422)。そして、S405に戻って、エリアA18について再びトラックを選択する。
以上の動作により、セクションS3では、エリアA18から2つのトラックが選択される。同様の処理により、セクションS4では、エリアA20〜A24からそれぞれ2つのトラックが選択される。なお、図示していないが、同じトラックが選択されないように、CPU11は、ステップS408でNOとなったとき、選択トラックがプレイリスト準備テーブルに既に登録されているか否かを判断する。登録されていない場合、ステップS415に進むが、既に登録されている場合、ステップS406に戻り、再びトラックを選択する。
また、セクションS4内のエリアA24には、末尾トラックが属するが、CPU11は末尾トラックを選択してもよいし、選択しなくてもよい。また、エリアA24内のトラックを選択する場合、末尾トラックを選択するように予め設定されていてもよい。
全てのセクションS1〜S4でトラックの選択が完了した後(S413でYES)、CPU11は、プレイリスト準備テーブルに基づいて、図22に示されるプレイリストPLを作成する(S423)。このとき、CPU11は、トラックTRを、プレイリスト準備テーブルに登録された所属エリアの番号の小さい順に、プレイリストPLに登録する。つまり、トラックは、xy座標系におけるその座標点が属するエリアが、先頭トラックSTRの座標点Pstrに近い順に、プレイリストに登録される。換言すれば、トラックの座標点が属するセクションが、先頭オーディオファイルの座標点に近い順に、プレイリストに登録される。これにより、CPU11は、テンポが動的から静的に変化し、かつ、音質がハードからソフトに変化するように、プレイリストPL上にトラックを列挙する。さらに、プレイリストPL上に列挙された複数のトラックの曲調の変化は、プレイリストの先頭部分で大きく、プレイリスト末尾に向かうにしたがって、曲調の変化は小さくなる。そのため、スリープ再生初期のトラックでは、次のトラックが再生されるごとに、曲調が大きく変化するものの、プレイリストの再生が進むにつれ、曲調の変化が小さくなる。そのため、スリープ再生の末期では、静かでソフトが曲を再生し、かつ、曲ごとの曲調の変化を小さくすることができる。
また、ステップS423で、CPU11は、トラックTRを、スリープ特徴量SFQの小さい順に、プレイリストPLに登録してもよい。この場合、同じエリアで複数トラックが選択された場合であっても、スリープ特徴量SFQに基づいて、曲調を、動的から静的に、かつ、ハードからソフトに、正確に順次変化させることができる。
プレイリスト再生処理の最後に、CPU11は、曲間時間を算出する(S425)。CPU11は、メモリ12に登録されたプレイリスト累積再生時間PPTと、タイマ時間Trefを読み出す。CPU11はさらに、プレイリストPLに登録されたトラック数を特定する。CPU11は、プレイリストPL上の再生番号の最大値によりトラック数を特定する。CPU11は、プレイリスト累積再生時間PPT、タイマTref及びトラック数を用いて、以下の式(13)に基づいて、曲間時間を算出する。
曲間時間=(Tref−PPT)/(トラック数−1) (13)
これにより、CPU11は、余剰時間を曲間時間に割り振ることができる。そのため、タイマ時間Trefの経過時に、曲の再生を完了することができ、余りの時間の発生を抑制できる。以上の動作を実行した後、CPU11はプレイリスト作成処理を完了する。
[プレイリスト作成処理以降の動作]
再び図3に戻って、CPU11は、先頭トラックの再生が完了したとき(S10でYES)、プレイリストに基づいて再生を開始する(S11でYES及びS12)。このとき、オーディオ装置1は、テンポが動的から静的に変化し、かつ、音質がハードからソフトに変化するように、トラックを順次再生できる。さらに、スリープ再生初期では、トラックを再生するにしたがい、曲調の変化が大きく、再生が進むにつれ、曲調の変化が小さくなる。そのため、スリープ再生末期に近づくほど、曲調が類似したトラックが再生され、眠りにつきたいというユーザの心理に適した曲の再生ができる。
なお、CPU11は、トラックの再生が完了したとき、ステップS425で算出された曲間時間が経過した後、次のトラックの再生を開始する。これにより、タイマ時間の終了時にトラックの再生がちょうど完了することができ、タイマ時間に余りが発生しない。
以上、本実施の形態では、特徴量を音質値及びテンポ値の2つとしたが、特徴量を1つとしてもよいし、3以上としてもよい。また、複数の特徴量のうち、1つの特徴量(たとえばテンポ値)のみを選択して、一次元の座標系を作成し、上述の方法によりセクション及びエリアを作成してもよい。また、3以上の特徴量に対応する座標軸を設定した多次元座標系を用いて、上述の方法によりセクション及びエリアを作成してもよい。
また、上述の実施の形態では、セクション及びエリアを作成したが、セクションのみを作成し、各セクション単位でトラックを選択してもよい。
本実施の形態では、先にエリアを作成してからセクションを作成したが、先にセクションを作成し、その後各セクションを分割する複数のエリアを作成してもよい。
本実施の形態では、オーディオ装置1がプレイリストPLを作成し、プレイリストPLに基づいて曲を再生したが、プレイリストの作成は再生装置ではなく、他の装置で行われてもよい。たとえば、複数のトラックを蓄積するサーバと、曲を再生するレンダラと、サーバ及びレンダラをコントロールするコントローラとがネットワーク接続されたネットワークAVシステムの場合、コントローラが、サーバに蓄積されている各トラックの特徴量を取得し、上述の方法によりプレイリストを作成して、プレイリストに基づく再生をレンダラに指示してもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明の実施の形態によるオーディオ装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示したハードディスクに記憶されたトラックテーブルのデータ構造を示す図である。 図1に示したオーディオ装置が実行するスリープ再生処理の動作フロー図である。 図3中のステップS7の詳細を示すフロー図である。 図4中のステップS701の詳細を示すフロー図である。 図5中のステップS101を説明するための模式図である。 図5中のステップS105を説明するための模式図である。 図7と異なる、図5中のステップS105を説明するための他の模式図である。 図5中のステップS107及びS108でデータが登録されるエリアテーブルのデータ構造を示す図である。 図5中のステップS108を説明するための模式図である。 図7及び図8と異なる、図5中のステップS105を説明するための他の模式図である。 図4中のステップS702の詳細を示すフロー図である。 図12中のステップS203を説明するための模式図である。 図12中のステップS203でデータが登録されるセクションテーブルのデータ構造を示す図である。 図4中のステップS703の詳細を示すフロー図である。 図15中のステップS301を説明するための模式図である。 図15中のステップS301で使用可能な時間配分テーブルのデータ構造を示す図である。 図15中のステップS305及びS307でデータが登録されるプレイリスト条件テーブルのデータ構造を示す図である。 図4中のステップS704の詳細を示すフロー図である。 図19中のステップS415でデータが登録されるプレイリスト準備テーブルのデータ構造を示す図である。 図19中のステップS430の詳細を示すフロー図である。 図19中のステップS423で作成されるプレイリストのデータ構造を示す図である。
符号の説明
1 オーディオ装置
11 CPU
12 メモリ
13 HDD
14 入力部

Claims (8)

  1. 複数のオーディオファイルと、前記オーディオファイルの特徴量とを記憶する記憶手段と、
    前記特徴量に基づいて、前記特徴量に対応する座標軸を有する座標系に、前記オーディオファイルの座標点を配置する配置手段と、
    先頭オーディオファイル及び末尾オーディオファイルを特定する特定手段と、
    前記座標系において、前記先頭オーディオファイルの座標点から前記末尾オーディオファイルの座標点までを結ぶベクトルを複数に分割し、前記ベクトル方向に一列に配列される複数の区域を作成する区域作成手段と、
    前記作成された複数の区域のうち、前記末尾オーディオファイルの座標点に近い区域ほど、選択されるオーディオファイル数が多くなるように、各区域に含まれる座標点で特定される1又は複数のオーディオファイルを選択する選択手段と、
    前記選択された複数のオーディオファイルを、前記オーディオファイルの座標点を含む区域が前記先頭オーディオファイルの座標点に近い順に、順次再生する再生手段とを備えることを特徴とするオーディオ装置。
  2. 請求項1に記載のオーディオ装置であってさらに、
    前記各区域を複数に分割し、前記ベクトル方向に一列に配列される複数の領域を作成する領域作成手段を備え、
    前記再生手段は、前記選択された複数のオーディオファイルを、前記オーディオファイルの座標点を含む領域が前記先頭オーディオファイルの座標点に近い順に、順次再生することを特徴とするオーディオ装置。
  3. 請求項2に記載のオーディオ装置であって、
    前記記憶手段はさらに、前記複数のオーディオファイルの各々の再生時間を記憶し、
    前記オーディオ装置はさらに、
    タイマ時間を設定するタイマ設定手段と、
    前記各区域の配分時間の合計が前記タイマ時間以下となり、かつ、前記複数の区域のうち前記末尾オーディオファイルの座標点に近い区域ほど、前記配分時間が長くなるように、各区域の配分時間を設定する配分設定手段とを備え、
    前記選択手段は、前記各区域で選択されたオーディオファイルの再生時間の合計が、前記配分設定手段により設定された配分時間以内となるように、前記オーディオファイルを選択することを特徴とするオーディオ装置。
  4. 請求項3に記載のオーディオ装置であってさらに、
    前記選択手段により選択されたオーディオファイルの総再生時間を算出する総再生時間算出手段と、
    前記タイマ時間と前記総再生時間との差分値を算出する差分演算手段と、
    前記差分値と、前記選択されたオーディオファイル数とに基づいて、曲間時間を算出する曲間時間算出手段とを備え、
    前記再生手段は、前記オーディオファイルの再生を完了した後、前記曲間時間が経過してから次のオーディオファイルを再生することを特徴とするオーディオ装置。
  5. 請求項1に記載のオーディオ装置であって、
    前記特定手段は、オーディオファイルが再生中であるとき、前記再生中のオーディオファイルを前記先頭オーディオファイルに特定することを特徴とするオーディオ装置。
  6. 複数のオーディオファイルが列挙されたプレイリストに基づいてオーディオファイルを再生するための前記プレイリストを作成するプレイリスト作成装置であって、
    複数のオーディオファイルの特徴量を取得する取得手段と、
    前記特徴量に基づいて、前記特徴量に対応する座標軸を有する座標系に、前記オーディオファイルの座標点を配置する配置手段と、
    先頭オーディオファイル及び末尾オーディオファイルを特定する特定手段と、
    前記座標系において、前記先頭オーディオファイルの座標点から前記末尾オーディオファイルの座標点までを結ぶベクトルを複数に分割し、前記ベクトル方向に一列に配列される複数の区域を作成する区域作成手段と、
    前記作成された複数の区域のうち、前記末尾オーディオファイルの座標点に近い区域ほど、選択されるオーディオファイル数が多くなるように、各区域に含まれる座標点で特定される1又は複数のオーディオファイルを選択する選択手段と、
    前記選択された複数のオーディオファイルを、前記オーディオファイルの座標点を含む区域が前記先頭オーディオファイルの座標点に近い順に再生されるように、前記選択された複数のオーディオファイルを列挙したプレイリストを作成するプレイリスト作成手段を備えることを特徴とするプレイリスト作成装置。
  7. 請求項6に記載のプレイリスト作成装置であってさらに、
    前記各区域を複数に分割し、前記ベクトル方向に配列される複数の領域を作成する領域作成手段を備え、
    前記プレイリスト作成手段は、前記選択された複数のオーディオファイルが、前記オーディオファイルの座標点を含む領域が前記先頭オーディオファイルの座標点に近い順に再生されるように、前記選択された複数のオーディオファイルを前記プレイリストに列挙することを特徴とするプレイリスト作成装置。
  8. 複数のオーディオファイルと前記オーディオファイルの特徴量とを記憶するコンピュータが実行可能なオーディオ再生プログラムであって、
    前記特徴量に基づいて、前記特徴量に対応する座標軸を有する座標系に、前記オーディオファイルの座標点を配置するステップと、
    先頭オーディオファイル及び末尾オーディオファイルを特定するステップと、
    前記座標系において、前記先頭オーディオファイルの座標点から前記末尾オーディオファイルの座標点までを結ぶベクトルを複数に分割し、前記ベクトル方向に一列に配列される複数の区域を作成するステップと、
    前記作成された複数の区域のうち、前記末尾オーディオファイルの座標点に近い区域ほど、選択されるオーディオファイル数が多くなるように、各区域に含まれる座標点で特定される1又は複数のオーディオファイルを選択するステップと、
    前記選択された複数のオーディオファイルを、前記オーディオファイルの座標点を含む区域が前記先頭オーディオファイルの座標点に近い順に、順次再生するステップとを前記コンピュータに実行させることを特徴とするオーディオ再生プログラム。
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