JP2006196264A - 燃料電池発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】経済性や保安上の安全性を向上させることにある。
【解決手段】燃料の持つ化学エネルギーを電気エネルギーに変換する燃料電池及びこの燃料電池1aを制御する制御装置2を備えた燃料電池発電設備1と、燃料電池1aで発生した熱によって得られる温水を蓄える貯湯タンク5及びこの貯湯タンクに貯えられた温水を需要家に供給する給湯器6を備えた給湯装置4とから構成される燃料電池発電装置において、制御装置2は、燃料電池1aを設置及び運用している需要家の電力需要データを取込み、このデータの一定時間毎の変化量を演算する演算部と、この演算部により得られた変化量が予め設定された変化量以下で予め設定された時間継続したことを条件に燃料電池1aの運転を停止させる判定部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば家庭用として設置された燃料電池発電設備より出力される電力を負荷に与えると共に、燃料電池で発生した熱エネルギーを利用し、温水として給湯装置に貯え、その温水を家庭内で給湯や暖房として利用可能な燃料電池発電装置に関する。
従来、LPガスや、都市ガス等の燃料の持つ化学エネルギーを直接電気に変換する発電設備として、燃料電池発電設備が知られている。
この燃料電池発電設備は、燃料である水素と酸化剤である酸素とを電気化学的に反応させて直接電気を取り出すものであり、高い効率で電気エネルギーを取り出すことができるものである。
さらに、この燃料電池発電設備は、大気汚染汚染物質の排気がないばかりでなく、騒音も小さいことから環境性に極めて優れた特徴を有している。
最近では家庭用コージェネレーションシステムとして燃料電池より得られる熱エネルギーを利用し、温水として貯える給湯装置を備えた燃料電池発電設備の普及が期待され、各所で実際の家庭に設置して試験運転が行われている。
この場合、家庭用コージェネレーションシステムは、工場などに設置されるコージェネレーションシステムとは規模が異なることから、特に燃料電池発電設備から得られる電気と熱を如何に家庭の電力需要や熱需要と一致させるかが家庭への導入を促進するために重要となる。
しかし、家庭の電力需要や熱需要は家庭ごとに異なり、また季節や気温等の環境条件の変化によっても異なるため、一様な運転パターンを決められず、さらには精度良く予測することも難しい。
そこで、多くの計測機器や制御装置を新たに設置し、需要家の電力需要や熱需要を収集し、これらを使って需要予測を作り、この予測に基づいて運用する方法が多々提案されている(例えば、特許文献1〜6参照)が、これら何れの提案も経済性及び省エネ性を向上できる燃料電池の自動起動や自動停止方法については考慮されていない。
特開2002−138902号公報 特開2002−213303号公報 特開2001−248910号公報 特開2001−248909号公報 特開2001−248907号公報 特開2003−087970号公報
上述のように、これまでの提案は、如何にして高精度に需要家の電力需要、熱需要を予測するかに主眼が置かれているが、需要家の急な電力及び熱需要変化に対応した燃料電池発電装置の運用に対する提案はなされていない。具体的には、現状の提案では、以下の問題点がある。
(a)想定外の需要低下時には、燃料電池発電装置より余剰な電力と熱を発生させてしまうため、経済性や省エネ性を低下させている。
過去の電力需要や熱需要に基づいた需要予測から得られた運転パターンでの燃料電池発電装置の運用では、急な外出等により電気及び熱需要が低下するとそれに見合った運転ができないため、余剰な電力と熱を発生させてしまう。短時間の想定外の変化であれば、その後の需要予測には特に影響しないが、1日単位での変化になると、その後の需要予測にも影響する。つまり、急な需要変化時には、余剰な電力と熱を発生させてしまい、経済性や省エネ性を低下させている。
(b)不在時にも、燃料電池発電装置の運転が行われている。
過去の電力需要や熱需要に基づいた需要予測から得られた運転パターンで燃料電池発電装置が運用されている限り、上述の通り急な外出時にも家庭用コージェネレーションは運転されたままとなる。LPガスや都市ガスを燃料とする燃料電池発電装置であるため、保安上は停止させることが臨まれるが、これに対する対応ができていない。
(c)家庭用コージェネレーションは、連続運転が基本運用である。
上記した特許文献6では、熱需要予測のみに基づいた運用を行う場合のみ、コージェネレーションの停止タイミングが明確に定義されているが、その他の特許文献1〜5では電気需要と熱需要の両者を使って、1日の終りに丁度お湯を使い切るような運転パターンが組まれている。つまり、24時間連続運転が基本となっている。そのため、夜間や需要家が外出したときでも家庭用コージェネレーションを停止することはない。
本発明は、上記のような状況に鑑みてなされたもので、その目的は需要家の電力需要や熱需要量の変化量から需要家が不在か否かを判定し、不在の場合には速やかに燃料電池を停止させ、在宅となった場合には再び燃料電池を起動させることにより、経済性や保安上の安全性を向上させることができる燃料電池発電装置を提供することにある。
本発明は上記の目的を達成するため、次のような手段により燃料電池発電装置を構成する。
(1)本発明は、燃料の持つ化学エネルギーを電気エネルギーに変換する燃料電池及びこの燃料電池を制御する制御装置を備えた燃料電池発電設備と、前記燃料電池で発生した熱によって得られる温水を蓄える貯湯タンク及びこの貯湯タンクに貯えられた温水を需要家に供給する給湯器を備えた給湯装置とから構成される燃料電池発電装置において、前記制御装置は、前記燃料電池を設置及び運用している需要家の電力需要データを取込み、このデータの一定時間毎の変化量を演算する演算手段と、この演算手段により得られた変化量が予め設定された変化量以下で予め設定された時間継続したことを条件に前記燃料電池の運転を停止させる判定手段とを備える。
(2)本発明は、燃料の持つ化学エネルギーを電気エネルギーに変換する燃料電池及びこの燃料電池を制御する制御装置を備えた燃料電池発電設備と、前記燃料電池で発生した熱によって得られる温水を蓄える貯湯タンク及びこの貯湯タンクに貯えられた温水を需要家に供給する給湯器を備えた給湯装置とから構成される燃料電池発電装置において、前記制御装置は、前記燃料電池発電設備自身又は燃料電池発電設備と前記給湯装置の両者が消費する燃料ガス流量を取込み、この流量の一定時間ごとの変化量を演算する演算手段と、この演算手段より得られた変化量が予め設定された変化量以下で予め設定された時間継続したことを条件に前記燃料電池の運転を停止させる判定手段とを備える。
(3)本発明は、燃料の持つ化学エネルギーを電気エネルギーに変換する燃料電池及びこの燃料電池を制御する制御装置を備えた燃料電池発電設備と、前記燃料電池で発生した熱によって得られる温水を蓄える貯湯タンク及びこの貯湯タンクに貯えられた温水を需要家に供給する給湯器を備えた給湯装置とから構成される燃料電池発電装置において、前記制御装置は、前記燃料電池の発電出力を取込み、この発電出力の一定時間ごとの変化量を演算する演算手段と、この演算手段より得られた変化量が予め設定された変化量以下で予め設定された時間継続したことを条件に前記燃料電池の運転を停止させる判定手段とを備える。
(4)本発明は、燃料の持つ化学エネルギーを電気エネルギーに変換する燃料電池及びこの燃料電池を制御する制御装置を備えた燃料電池発電設備と、前記燃料電池で発生した熱によって得られる温水を蓄える貯湯タンク及びこの貯湯タンクに貯えられた温水を需要家に供給する給湯器を備えた給湯装置とから構成される燃料電池発電装置において、前記制御装置は、外部から需要者の在宅・不在情報が取込まれ、需要者の不在を検知するとこの不在情報が一定時間継続していることを条件に前記燃料電池の運転を停止させる演算手段を備える。
本発明によれば、需要家の電力需要や熱需要を制御装置に取込み、その需要量の変化量から需要家が不在か否かを判定し、不在の場合には速やかに燃料電池を停止させ、在宅となった場合には再び燃料電池を起動させるようにしたので、経済性や保安上の安全性を向上させることができる。
以下本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明が適用される燃料電池発電装置の全体構成を示す系統図である。
図1において、1は例えば家庭用として設置された燃料電池発電設備で、この燃料電池発電設備1は例えば都市ガスから生成される燃料である水素と酸化剤である酸素とを電気化学的に反応させて直接電気を取り出す燃料電池1aとこの燃料電池1aを制御する制御装置2と、燃料電池1aから発生する熱を回収して二次側を流れる水と熱交換する熱回収変換器3とを備えている。
また、4は給湯装置で、この給湯装置4は燃料電池設備1内の熱回収変換器3との間で水を循環させて温水として貯える貯湯タンク5と、この貯湯タンク5に貯留する温水を家庭用熱負荷へ供給する給湯器6とから構成されている。この場合、上記貯湯タンク5は給湯器6への温水の供給量に応じて上水が補給されるようになっている。
一方、上記燃料電池1aと給湯装置4の給湯器6に燃料ガス流量計7を介してガス供給ライン8が接続される。
また、燃料電池1aの発電出力は、燃料電池発電設備1内の図示しない補機に供給されると共に、電力系統9に繋がる配電線10に開閉器11を介して給電される。この場合、電力系統9から配電線10に給電される電力は電力量計12により計測される。
さらに、燃料電池1aの発電出力及び系統電力は配電線10を通して給湯装置4並びに家庭用負荷に供給されるようになっている。
このような構成の燃料電池発電装置において、本発明では燃料電池1aを起動、運転及び停止制御する制御装置2に、次のような制御機能を持たせるものである。
(第1の実施形態)
図2は本発明の第1の実施形態における制御装置を示すブロック図である。
図2において、制御装置2は燃料電池発電設備1内の各機器及び給湯装置4内の各機器の監視、制御及び運転を行う機能に加えて、貯湯タンク5内の温水温度から求められる熱量とするための電力や燃料電池発電設備1内の補機に要する電力及び需要家の消費電力と電力系統からの供給電力を監視することで、燃料電池1aに予め設定された発電量に対する現在の燃料電池1aの発電出力データを得る機能2aを有し、この燃料電池1aの発電出力データはリモコン13に伝達され、表示画面に表示されるようになっている。
本実施形態では、このような制御装置2において、電力量計12により計測された需要家の電力需要データ12aを取込んで、このデータの一定時間毎の変化量を演算する演算部2bと、この演算部2bにより得られた変化量が予め設定された変化量以下で予め設定された時間継続しているか否かを判定する判定部2cと、この判定部2cにより変化量がこれらの条件が満たされていることが判定されると燃料電池1aに停止指令を与える燃料電池制御指令部2dとを備えるものである。
このような構成の制御装置において、演算部2bに電力量計12により計測された電力需要データ12aが取込まれると、演算部2bでは一定時間毎の変化量を演算し、その変化量を判定部2cに与える。判定部2cではこの変化量が予め設定された変化量以下で一定時間継続しているか否かを判定し、これらの条件が満たされていれば燃料電池制御指令部2dより燃料電池1aに停止指令を与える。
その結果、燃料電池1aは停止操作に入り、需要家への電力供給及び貯湯タンク5への熱供給は停止される。
一方、需要家が不在中は、前述したような制御により燃料電池1aは停止状態にあるが、需要者が帰宅後、需要電力が増加すると、演算部2bではそのときの電力需要データ12を取込んで一定時間毎の変化量を演算し、その変化量を判定部2cに与える。判定部2cではこの変化量が予め設定された変化量以上で一定時間継続しているか否かを判定し、これらの条件が満たされていれば燃料電池制御指令部2dより燃料電池1aに起動指令を与える。
その結果、燃料電池1aは起動操作に入り、発電開始後、需要家への電力供給及び貯湯タンク5への熱供給が開始される。
このように第1の実施形態によれば、需要家が不在のときは燃料電池発電設備1を停止させ、帰宅時には燃料電池1aが停止していても、電力及び熱供給を開始することができるので、燃料ガスの消費量を必要最小限に抑えることが可能となり、経済性や省エネ性、さらには保安上の安全性に優れたものとなる。
(第2の実施形態)
上記実施形態では、燃料電池1aの運転状態については言及しなかったが、需要家が在宅しているときの燃料電池1aの発電出力が最低出力でない状態で運転されている場合がある。
第2の実施形態では、図2に示すように演算部2bに燃料電池1aの発電出力を確認する機能を持たせ、燃料電池1aが最低出力でない場合には判定部2cにて演算部2bより得られる電力需要の変化量が予め設定された変化量以下で一定時間継続しているか否かを判定し、これらの条件が満たされていれば燃料電池制御指令部2dより燃料電池1aに最低出力運転指令を与える。
その結果、燃料電池1aは最低出力運転に入り、さらにこのときの電力需要データを演算部2bに取込んで、前述同様に一定時間毎の変化量を演算し、判定部2cにてその変化量が予め設定された変化量以下で一定時間継続しているか否かを判定し、これらの条件が満たされていれば燃料電池制御指令部2dより燃料電池1aに停止指令を与える。
また、需要家の帰宅後に停止している燃料電池1aが起動制御されることについては、第1の実施形態と同様である。
このようにしても第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(第3の実施形態)
図3は本発明の第3の実施形態における制御装置を示すブロック図で、図2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分について述べる。
本実施形態では、図3に示すように燃料ガス流量計7により計量された燃料ガス消費量データ7aを演算部2bに取込むようにしたもので、他の構成については図2と同様である。
このような構成の制御装置において、演算部2bに燃料ガス流量計7により計量された燃料ガス消費量データ7aが取込まれると、演算部2bでは一定時間毎の変化量を演算し、その変化量を判定部2cに与える。判定部2cではこの変化量が予め設定された変化量以下で一定時間継続しているか否かを判定し、これらの条件が満たされていれば燃料電池制御指令部2dより燃料電池1aに停止指令を与える。
その結果、燃料電池1aは停止操作に入り、需要家への電力供給及び貯湯タンク5への熱供給は停止される。
一方、需要家が不在中は、前述したような制御により燃料電池1aは停止状態にあるが、需要者が帰宅後、燃料ガス消費量が増加すると、演算部2bではそのときの燃料ガス消費量データ7aを取込んで一定時間毎の変化量を演算し、その変化量を判定部2cに与える。判定部2cではこの変化量が予め設定された変化量以上で一定時間継続しているか否かを判定し、これらの条件が満たされていれば燃料電池制御指令部2dより燃料電池1aに起動指令を与える。
その結果、燃料電池1aは起動操作に入り、発電開始後、需要家への電力供給及び貯湯タンク5への熱供給が開始される。
このようにしても、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、図3に示すように演算部2bに燃料電池1aの発電出力を確認する機能を持たせ、燃料電池1aが最低出力でない場合には判定部2cにて演算部2bより得られる燃料ガス消費量データ7aの変化量が予め設定された変化量以下で一定時間継続しているか否かを判定し、これらの条件が満たされていれば燃料電池制御指令部2dより燃料電池1aに最低出力運転指令を与える。
その結果、燃料電池1aは最低出力運転に入り、さらにこのときの燃料消費量データ7aを演算部2bに取込んで、前述同様に一定時間毎の変化量を演算し、判定部2cにてその変化量が予め設定された変化量以下で一定時間継続しているか否かを判定し、これらの条件が満たされていれば燃料電池制御指令部2dより燃料電池1aに停止指令を与える。
また、需要家の帰宅後に停止している燃料電池1aが起動制御されることについては、第1の実施形態と同様である。
このような構成としても、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第5の実施形態)
図4は本発明の第5の実施形態における制御装置を示すブロック図で、図2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分について述べる。
本実施形態では、図4に示すように制御装置2内に有する燃料電池の発電出力監視機能2aより発電出力データを燃料電池1aが最低出力でない状態で発電運転していることを条件に演算部2bに取込むようにしたもので、他の構成については図2と同様である。
このような構成の制御装置において、演算部2bに燃料電池1aの発電出力が取込まれると、演算部2bでは一定時間毎の変化量を演算し、その変化量を判定部2cに与える。判定部2cではこの変化量が予め設定された変化量以下で一定時間継続しているか否かを判定し、これらの条件が満たされていれば燃料電池制御指令部2dより燃料電池1aに停止指令を与える。
その結果、燃料電池1aは停止操作に入り、需要家への電力供給及び貯湯タンク5への熱供給は停止される。
一方、需要者が帰宅後、停止状態にある燃料電池1aを起動するには、リモコン13より演算部2b及び判定部2cをバイパスして制御指令部2dに起動指示を与えることにより発電運転が開始される。
このような構成としても、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第6の実施形態)
図5は本発明の第6の実施形態における制御装置を示すブロック図で、図2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分について述べる。
本実施形態では、図5に示すように家屋への人の出入りを例えば玄関ドアのキーロック又は解除に連動して出力する図示しないセンサより得られる在宅又は不在情報14aを演算部2eに取込み、この不在情報が一定時間継続しているかどうかを監視し、不在情報が一定時間継続していれば制御指令部2dより燃料電池1aに停止指令を与え、また在宅情報が検知されると制御指令部2dより燃料電池1aに起動指令を与えるようにしたものである。
このような構成の制御装置において、演算部2bに不在情報14aが取込まれ、この不在情報が一定時間継続していれば制御指令部2dより燃料電池1aに停止指令を与える。
その結果、燃料電池1aは停止操作に入り、需要家への電力供給及び貯湯タンク5への熱供給は停止される。
また、演算部2eで在宅情報を検知すると燃料電池1aが起動操作され、需要家への電力供給及び貯湯タンク5への熱供給が開始される。
このような構成としても第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第7の実施形態)
第7の実施形態では、前述した図2、図3及び図5に示す実施形態において、停止中の燃料電池1aの起動に備えて、演算部2bに需要家の電力需要データを取込んで、該電力需要データが予め設定された値以上になった場合には、燃料電池の起動を不可とする保護機能を持たせるようにしたものである。
このような構成とすれば、電力需要が過剰な状態にあるときは、燃料電池1aの起動が不可となるので、過電流が流れることによる保護遮断を防止することが可能となり、保安上の安全性に優れた燃料電池発電設備となし得る。
本発明が適用される燃料電池発電装置の全体構成を示す系統図。 本発明の第1及び第2の実施形態における制御装置を示すブロック図。 本発明の第3及び第4の実施形態における制御装置を示すブロック図。 本発明の第5の実施形態における制御装置を示すブロック図。 本発明の第6の実施形態における制御装置を示すブロック図。
符号の説明
1…燃料電池発電設備、1a…燃料電池、2…制御装置、2a…燃料電池の発電出力データを得る機能、2b,2e…演算部、2c…判定部、2d…制御指令部、3…熱回収変換器、4…給湯装置、5…貯湯タンク、6…給湯器、7…燃料ガス流量計、7a…燃料ガス消費量データ、8…ガス供給ライン、9…電力系統、10…配電線、11…開閉器、12…電力量計、12a…電力需要データ、13…リモコン、14a…在宅・不在宅情報

Claims (11)

  1. 燃料の持つ化学エネルギーを電気エネルギーに変換する燃料電池及びこの燃料電池を制御する制御装置を備えた燃料電池発電設備と、前記燃料電池で発生した熱によって得られる温水を蓄える貯湯タンク及びこの貯湯タンクに貯えられた温水を需要家に供給する給湯器を備えた給湯装置とから構成される燃料電池発電装置において、
    前記制御装置は、前記燃料電池を設置及び運用している需要家の電力需要データを取込み、このデータの一定時間毎の変化量を演算する演算手段と、この演算手段により得られた変化量が予め設定された変化量以下で予め設定された時間継続したことを条件に前記燃料電池の運転を停止させる判定手段とを備えたことを特徴とする燃料電池発電装置。
  2. 請求項1記載の燃料電池発電装置において、
    前記演算手段は燃料電池の発電出力を確認する機能を有し、前記判定手段は前記演算手段に有する機能により燃料電池の発電出力が最低出力でないことが確認されると前記演算手段により得られる変化量が予め設定された変化量以下で一定時間継続していることを条件に前記燃料電池の発電出力を最低出力に低下させる機能を有することを特徴とする燃料電池発電装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の燃料電池発電装置において、
    前記演算手段は前記燃料電池が停止しているときの電力需要データを取込んで、その電力需要データの一定時間ごとの変化量を演算する機能を有し、前記判定手段は前記演算手段に有する機能により得られた変化量が予め設定された変化量以上で予め設定された時間継続したことを条件に前記燃料電池の運転を開始させる機能を有することを特徴とする燃料電池発電装置。
  4. 請求項3記載の燃料電池発電装置において、
    前記判定手段は、前記演算手段に取込まれた電力需要データが予め設定された値以上になったとき前記燃料電池の起動を不可とする保護機能を有することを特徴とする燃料電池発電装置。
  5. 燃料の持つ化学エネルギーを電気エネルギーに変換する燃料電池及びこの燃料電池を制御する制御装置を備えた燃料電池発電設備と、前記燃料電池で発生した熱によって得られる温水を蓄える貯湯タンク及びこの貯湯タンクに貯えられた温水を需要家に供給する給湯器を備えた給湯装置とから構成される燃料電池発電装置において、
    前記制御装置は、前記燃料電池発電設備自身又は燃料電池発電設備と前記給湯装置の両者が消費する燃料ガス流量を取込み、この流量の一定時間ごとの変化量を演算する演算手段と、この演算手段より得られた変化量が予め設定された変化量以下で予め設定された時間継続したことを条件に前記燃料電池の運転を停止させる判定手段とを備えたことを特徴とする燃料電池発電装置。
  6. 請求項5記載の燃料電池発電装置において、
    前記演算手段は燃料電池の発電出力を確認する機能を有し、前記判定手段は前記演算手段に有する機能により燃料電池の発電出力が最低出力でないことが確認されると前記演算手段により得られる燃料ガス流量の変化量が予め設定された変化量以下で一定時間継続していることを条件に前記燃料電池の発電出力を最低出力に低下させる機能を有することを特徴とする燃料電池発電装置。
  7. 請求項5又は請求項6記載の燃料電池発電装置において、
    前記演算手段は前記燃料電池が停止しているときの燃料電池発電設備又は燃料電池発電設備と給湯装置の両者が消費する燃料ガス流量を取込んで、そのデータの一定時間ごとの変化量を演算する機能を有し、前記判定手段は前記演算手段に有する機能により得られた変化量が予め設定された変化量以上で予め設定された時間継続したことを条件に前記燃料電池発電設備の運転を開始させる機能を有することを特徴とする燃料電池発電装置。
  8. 燃料の持つ化学エネルギーを電気エネルギーに変換する燃料電池及びこの燃料電池を制御する制御装置を備えた燃料電池発電設備と、前記燃料電池で発生した熱によって得られる温水を蓄える貯湯タンク及びこの貯湯タンクに貯えられた温水を需要家に供給する給湯器を備えた給湯装置とから構成される燃料電池発電装置において、
    前記制御装置は、前記燃料電池の発電出力を取込み、この発電出力の一定時間ごとの変化量を演算する演算手段と、この演算手段より得られた変化量が予め設定された変化量以下で予め設定された時間継続したことを条件に前記燃料電池の運転を停止させる判定手段とを備えたことを特徴とする燃料電池発電装置。
  9. 燃料の持つ化学エネルギーを電気エネルギーに変換する燃料電池及びこの燃料電池を制御する制御装置を備えた燃料電池発電設備と、前記燃料電池で発生した熱によって得られる温水を蓄える貯湯タンク及びこの貯湯タンクに貯えられた温水を需要家に供給する給湯器を備えた給湯装置とから構成される燃料電池発電装置において、
    前記制御装置は、外部から需要者の在宅・不在情報が取込まれ、需要者の不在を検知するとこの不在情報が一定時間継続していることを条件に前記燃料電池の運転を停止させる演算手段を備えたことを特徴とする燃料電池発電装置。
  10. 請求項9記載の燃料電池発電装置において、
    前記演算手段は、前記燃料電池の停止しているとき需要者の帰宅を検知すると、前記燃料電池の運転を開始させる機能を有することを特徴とする燃料電池発電装置。
  11. 請求項7又は請求項10記載の燃料電池発電装置において、
    前記演算手段は、前記燃料電池発電設備を設置及び運用している需要家の電力需要データを取込み、このデータが予め設定された値以上になったとき前記燃料電池の起動を不可とする保護機能を有することを特徴とする燃料電池発電装置。
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