JP2006192611A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006192611A
JP2006192611A JP2005004112A JP2005004112A JP2006192611A JP 2006192611 A JP2006192611 A JP 2006192611A JP 2005004112 A JP2005004112 A JP 2005004112A JP 2005004112 A JP2005004112 A JP 2005004112A JP 2006192611 A JP2006192611 A JP 2006192611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ejection
recording
nozzle
recording head
nozzles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005004112A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiro Taguchi
彰宏 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2005004112A priority Critical patent/JP2006192611A/ja
Publication of JP2006192611A publication Critical patent/JP2006192611A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】不吐出ノズルの補完を行うことができるライン型の記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】記録媒体に向けてインクを吐出するノズルを備える複数の記録ヘッドH1〜H4と、記録ヘッドH1〜H4を搭載するキャリッジ5と、キャリッジ5を前記記録媒体の幅方向に移動させる移動手段7と、前記記録媒体を搬送させる搬送手段2と、ノズル10…のインク不吐出を検出する不吐出検出機構11と、不吐出検出機構11の検出結果に基づいて記録ヘッドH1〜H4が前記記録媒体の幅方向に沿って配置されて長尺ラインヘッド6を形成するように移動手段7を制御する制御部12,17,20と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、インクジェット記録装置に係り、特にライン型の記録ヘッドを有するインクジェット記録装置に関する。
従来より、記録媒体の幅方向に沿って長尺化されたライン型の記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置が知られている。このようなインクジェット記録装置において、記録ヘッドのノズルに目詰まりが発生した場合、記録媒体の搬送方向に沿ってスジ状の記録ムラができてしまい画像が劣化してしまうという問題があった。
そこで、このような画像劣化を防止するために、不吐出ノズル補完用に記録ヘッドを余分に備えるインクジェット記録装置が知られている(特許文献1、特許文献2参照)。また、不吐出ノズルを検知した場合、不吐出ノズルの直下を記録媒体が搬送されないように、記録ヘッドの延在する方向に記録媒体の搬送位置をずらすように制御するインクジェット記録装置も知られている(特許文献3参照)。さらに、不吐出ノズルに送られる画像データを不吐出ノズルの隣のノズルにデータシフトさせて、前記ノズルから記録させるというインクジェット記録装置も知られている(特許文献4参照)。
特開平11−334047号公報 特開2000−255067号公報 特開2000−334935号公報 特開2002−248800号公報 特開2003−127352号公報
しかしながら、ライン型の記録ヘッドは高価であり、特許文献1又は特許文献2に記載のインクジェット記録装置においては、不吐出ノズル補完用に記録ヘッドを余分に備える必要があるため、装置のコストアップにつながっていた。また、不吐出ノズルと略同列のノズルが不吐出となってしまった場合、補完ができないという問題があった。
また、ライン型の記録ヘッドの場合、記録ヘッドに対向する領域において記録媒体の占める割合が高いほど、記録効率の高いインクジェット記録装置ということになるが、特許文献3に記載のインクジェット記録装置の場合、記録媒体の搬送位置をずらして画像記録を行うので、記録効率が低くなってしまうという問題があった。
さらに、特許文献4に示すように、不吐出ノズルに送られる画像データを他のノズルにデータシフトさせて画像記録を行う場合、データシフトされた先のノズルに送られて記録されるはずだった画像データの記録ができないという問題があった。
ところで、ライン型の記録ヘッドを有するインクジェット記録装置においては、種々の幅寸法の記録媒体に対応するために長尺化された記録ヘッドが必要であるが、長尺化された記録ヘッドにおいては製造加工上の問題からノズルの高密度化が困難であり、また、記録ヘッドの撓みの発生があるため高画質化が困難であった。
そこで、特許文献5に示すように、複数の記録ヘッドを記録媒体の幅方向に沿って並べることにより一つの長尺ラインヘッドを形成するインクジェット記録装置がある。このような構成にすることで、画像記録を行う記録媒体の幅と所望する画質との兼合いにより、複数の記録ヘッドの重なり合いを変えて長尺ラインヘッドの長さ寸法と長尺ラインヘッドにおけるノズル間隔を調整することができるようになっている。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、複数の短尺化された記録ヘッドを用いて一つの長尺ラインヘッドを形成するインクジェット記録装置において、不吐出ノズルを補完して画像記録を行うことを目的とするものである。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、インクジェット記録装置において、
記録媒体に向けてインクを吐出するノズルを備える複数の記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを前記記録媒体の幅方向に移動させる移動手段と、
前記記録媒体を搬送させる搬送手段と、
前記ノズルのインク不吐出を検出する不吐出検出機構と、
前記不吐出検出機構の検出結果に基づいて前記記録ヘッドを配置させるように前記移動手段を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、制御部は、不吐出検出機構の検出結果に基づいて複数の記録ヘッドを記録媒体の幅方向(以下、「主走査方向」とする)に沿って配置させて長尺ラインヘッドを形成させるように移動手段を制御している。従って、不吐出ノズルの有無に応じて前記記録ヘッドを配置させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
前記制御部は、前記不吐出検出機構が前記ノズルのインク不吐出を検出した際には、不吐出ノズルを備える記録ヘッドによるインク吐出を停止させるように前記記録ヘッドを制御し、記録ヘッドの位置に他の記録ヘッドを配置させるように前記移動手段を制御することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、制御部は、不吐出検出機構がノズルのインク不吐出を検出すると、不吐出ノズルを備える記録ヘッドによるインク吐出を停止させ、前記記録ヘッドの位置に他の記録ヘッドを配置させて、長尺ラインヘッドを形成させる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
前記制御部は、不吐出ノズルを含む未使用ノズル群を算出する算出手段を備えており、
前記不吐出検出機構が不吐出ノズルを検出した際には、前記算出手段に未使用ノズル群を算出させ、前記未使用ノズル群からのインクの吐出を停止させるように前記記録ヘッドを制御するとともに、前記未使用ノズル群に重なるように他の記録ヘッドを配置させるように前記移動手段を制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、制御部は、不吐出検出機構が不吐出ノズルを検出すると、算出手段により不吐出ノズルを含む未使用ノズル群を算出させている。そして、未使用ノズル群からのインク吐出を停止させ、未使用ノズル群に重なるように他の記録ヘッドを配置させて長尺ラインヘッドを形成させる。
ここで、未使用ノズル群とは、記録ヘッドにおいて不吐出ノズルを一端とするノズル群のことをいい、その他端は前記記録ヘッドに備えられているノズル群の末端のノズルであるとともにより不吐出ノズルに近い方のノズルである。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
前記制御部は、入力された画像情報を解析し、当該解析結果に基づいて各ノズルに振分けられる画像情報量を算出する解析手段を備えており、
前記不吐出検出機構が前記ノズルのインク不吐出を検出した際には、前記解析手段による算出結果に基づいて、不吐出ノズルが画像情報のより少ない位置に配置されるように前記記録ヘッドを移動させるように前記移動手段を制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、解析手段は入力された画像情報を解析し、各ノズルに振分けられる画像情報量を算出する。制御部は、不吐出検出機構がノズルのインク不吐出を検出すると、不吐出ノズルが画像情報のより少ない位置に配置されるように記録ヘッドを移動させて長尺ラインヘッドを形成させる。従って、不吐出ノズルに振分けられる画像情報量が少なくなる。
請求項1に記載の発明によれば、不吐出ノズルの有無に応じて前記記録ヘッドを配置させることができるので、簡易な構成で不吐出ノズルを補完して画像記録を行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、不吐出ノズルが発生した場合でも、その不吐出ノズルを備える記録ヘッドを除いた長尺ラインヘッドが形成されるので、不吐出ノズルを容易に補完して画像記録を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、不吐出ノズルが発生した場合でも、その不吐出ノズルを含む未使用ノズル群を除いた長尺ラインヘッドが形成されるので、長尺ラインヘッドの長さ寸法を顕著に損なうことなく不吐出ノズルを補完して画像記録を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、不吐出ノズルが発生した場合でも、不吐出ノズルに振分けられる画像情報量の少ない長尺ラインヘッドが形成されるので、長尺ラインヘッドの長さ寸法を損なうことなく簡易な構成で不吐出ノズルを補完して画像記録を行うことができる。
以下に、本発明にかかるインクジェット記録装置について、図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲を図示例に限定するものではない。
[第一の実施形態]
図1は非画像記録時におけるインクジェット記録装置1の要部構成を示す図であり、図2は画像記録時におけるインクジェット記録装置1の要部構成を示す図である。
図1に示すように、記録媒体に対向しかつ搬送方向上流側の位置には、記録媒体を搬送させる搬送手段2が備えられている。搬送手段2には、モータなどの駆動源からなる搬送モータ3と、搬送モータ3により回転駆動されて記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送ローラ4と、が備えられている。
また、記録媒体に対向しかつ搬送手段2より下流側の位置には、後述する記録ヘッドを主走査方向に移動させる移動手段7が備えられている。移動手段7には、主走査方向に延在する複数の回転軸9…が回転自在に備えられている。また、移動手段7には、回転軸9を回転駆動させる駆動部8…がそれぞれの回転軸9の末端に接続するように備えられている。さらに、移動手段7には、回転軸9を挿通されかつその回転に伴って主走査方向に移動されるキャリッジ5…が記録媒体に対向するように備えられている。
各キャリッジ5には、入力された画像情報に基づいてインクを吐出させる記録ヘッドH1,H2,H3,H4が搭載されている。記録ヘッドH1〜H4の記録媒体に対向する面には、記録媒体に向けてインク液滴を吐出する複数のノズル10…が、それぞれ所定間隔pをあけて主走査方向に沿って連続するように形成されている。
図2及び図3に示すように、移動手段7は、駆動部8により回転軸9を回転駆動させてキャリッジ5を主走査方向に移動させることにより、記録ヘッドH1〜H4をそれぞれの末端のノズル10同士の間隔がpとなるように主走査方向に沿って配置させて一つの長尺ラインヘッド6を形成させるようになっている。
記録媒体の側方であって記録ヘッドH1〜H4に対向する位置には、記録ヘッドH1〜H4と記録媒体との間に光などを透過させて、インク液滴による反射の有無を検知してノズル10のインク不吐出を検出する不吐出検出機構11が備えられている。
図4はインクジェット記録装置1の制御構成を示すブロック図である。図4に示すように、インクジェット記録装置1には、搬送手段2、記録ヘッドH1〜H4、移動手段7、不吐出検出機構11などに電気的に接続されるとともにこれらを制御する制御部12が設けられている。制御部12は、CPU、ROM、RAMなど(いずれも図示省略)からなり、ROMに記録された処理プログラムをRAMに展開してCPUによりこの処理プログラムを実行するものである。
制御部12は、ノズル10に目詰まりが発生していない場合、移動手段7によりキャリッジ5とともに記録ヘッドH1〜H4を移動させて、長尺ラインヘッド6を形成させるようになっている。図3はこの場合の長尺ラインヘッド6を記録媒体側から見た図であり、各記録ヘッドH1〜H4は、それぞれの末端のノズル10同士の間隔がpとなるようにかつ主走査方向に沿って順に配置されている。
制御部12は、長尺ラインヘッド6を形成させてから、画像記録を開始させるようになっている。画像記録の際には、制御部12は、搬送手段2により記録媒体を搬送方向に搬送させつつ、入力された画像情報に基づいて記録ヘッドH1〜H4のノズル10からインクを吐出させている。
制御部12は、不吐出検出機構11によりノズル10のインク不吐出を適宜検出させるようになっている。不吐出ノズル13が検出された場合(図5参照)、制御部12は、不吐出ノズル13を備える記録ヘッドH2からのインク吐出を停止させるようになっている。さらに、図6に示すように、制御部12は移動手段7により、記録ヘッドH2の主走査方向に関する位置を長尺ラインヘッド6の末端側に移動させるとともに、長尺ラインヘッド6の末端側の記録ヘッドH1の位置を記録ヘッドH2が配置されていた位置に移動させるようになっている。
なお、本実施形態においては、図面上の主走査方向右側を基準位置として、記録媒体を設置するようになっているが、基準位置は前記位置に限られない。その場合、不吐出ノズル13が発生した場合の記録ヘッドH1〜H4の移動方向は、基準位置に対応して長尺ラインヘッド6を形成させる方向であればよい。ここで、基準位置とは、記録媒体を設置する際に基準にする位置のことであり、基準位置に対応して記録ヘッドH1〜H4を配置させて長尺ラインヘッド6を形成することで、記録媒体への画像記録効率を向上させることができる。
次に、インクジェット記録装置1による作用について説明する。
まず、制御部12は画像記録を開始させる前に記録ヘッドH1〜H4を所定位置に配置させて長尺ラインヘッド6を形成させる。
図3に示すように、不吐出検出機構11により不吐出ノズル13が検出されていない場合、駆動部8により回転軸9を回転駆動させてキャリッジ5を主走査方向に移動させる。キャリッジ5の移動に追従して記録ヘッドH1〜H4を主走査方向に移動させ、記録ヘッドH1〜H4を主走査方向に沿って順に配置させることで長尺ラインヘッド6を形成させる。この際、各記録ヘッドH1〜H4を、末端のノズル10同士の間隔がpになるように配置させるので、主走査方向に沿って全てのノズル10が等間隔に並んだ長尺ラインヘッド6を形成させる。
一方、図5に示すように、不吐出検出機構11により不吐出ノズル13が検出された場合、制御部12は、不吐出ノズル13を備える記録ヘッドH2からのインクの吐出を停止させる。続いて、図6に示すように、移動手段7により記録ヘッドH2を基準位置から離れた方向に移動させる。同様に、隣の記録ヘッドH1を基準位置側に移動させて、記録ヘッドH2を配置させていた位置に移動させる。その結果、記録ヘッドH1,H3,H4を主走査方向に沿って順に配置させて、長尺ラインヘッド6を形成させる。この際も、記録ヘッドH1,H3,H4を、それぞれの末端ノズル同士の間隔がpとなるように配置させるので、全てのノズル10が主走査方向に沿って等間隔に並んだ長尺ラインヘッド6を形成させる。
長尺ラインヘッド6を形成させると、制御部12は入力された画像情報の記録を開始させる。画像記録の際には、搬送手段2により記録媒体を搬送させる。また、不吐出ノズル13が発生していない場合には記録ヘッドH1〜H4により、不吐出ノズル13が発生している場合には記録ヘッドH1,H3,H4により、インクを記録媒体に吐出させて画像を記録させる。
このようにして、不吐出ノズル13が発生した場合においても、複数の記録ヘッドH1,H3,H4を用いて、ノズル10が等間隔に並ぶ長尺ラインヘッド6を形成させてスジムラのない画像を記録させることが可能である。従って、複数の短尺化された記録ヘッドH1〜H4を用いて長尺ラインヘッド6を形成するインクジェット記録装置において、不吐出ノズル13を補完させて画像記録を行わせることが容易にできる。
[第二の実施形態]
次に、本発明にかかる第二の実施形態について説明する。図7は、本実施形態におけるインクジェット記録装置15の制御構成を示すブロック図である。インクジェット記録装置15は、第一の実施形態におけるインクジェット記録装置1と略同様の構成からなり、不吐出ノズル13の位置により未使用ノズル群14を算出する算出手段16が制御部17に備えられている点が異なっている。以下、この異なる点について記載する。
制御部17には、不吐出ノズル13が発生した記録ヘッドH2における未使用ノズル群14を算出する算出手段16が備えられている。算出手段16は、記録ヘッドH2における不吐出ノズル13の位置を判断すると、不吐出ノズル13から記録ヘッドH2の両末端ノズルまでのノズル10の数をそれぞれ算出し、その数がより少ないほうのノズル群を未使用ノズル群14とするようになっている。ここで、図5に示すように、本実施形態においては、不吐出ノズル13は記録ヘッドH2において図面上主走査方向左側から4番目のノズルなので、算出手段16は記録ヘッドH2の図面上主走査方向左側から四つのノズル群を未使用ノズル群14とするようになっている。
制御部17は、算出手段16による算出結果に基づいて、未使用ノズル群14からのインクの吐出を停止させるようになっている。また、図8に示すように、制御部17は、記録ヘッドH1を基準位置側に移動させて、記録ヘッドH1のノズル10を未使用ノズル群14に重ねさせるようになっている。この際、移動手段7は未使用ノズル群14の幅だけ記録ヘッドH1を移動させるようになっている。本実施形態においては、未使用ノズル群14は四つのノズルからなるので、記録ヘッドH1をノズル間隔pの4倍の距離だけ基準位置側に移動させるようになっている。
次に、インクジェット記録装置15による作用について説明する。
第一の実施形態と同様に、まず、制御部17は画像記録を開始させる前に記録ヘッドH1〜H4を所定位置に配置させて長尺ラインヘッド6を形成させる。不吐出ノズル13が発生していない場合の長尺ラインヘッド6を形成させる過程は第一の実施形態と略同様であり、不吐出ノズル13が発生した場合の長尺ラインヘッド6を形成させる過程について以下記載する。
不吐出検出機構11により不吐出ノズル13が検出された場合、制御部17は算出手段16により、不吐出ノズル13の発生した記録ヘッドH2における未使用ノズル群14の算出を開始させる。
算出手段16により、記録ヘッドH2における不吐出ノズル13の位置を検出させると、不吐出ノズル13から記録ヘッドH2の両末端ノズルまでのノズル10の数をそれぞれ算出させる。続いて、算出手段6は、算出した二つのノズル群のうち、よりノズル10の数が少ないほうのノズル群を未使用ノズル群14とする。
未使用ノズル群14が算出されると、制御部17は、未使用ノズル群14からのインクの吐出を停止させる。そして、移動手段7により記録ヘッドH1を未使用ノズル群14の幅だけ基準位置側に移動させる。この際、記録ヘッドH1の移動量は、未使用ノズル群14のノズルの数にノズル間隔pを掛けた量で表されるので、記録ヘッドH1をノズル間隔pの4倍の距離だけ移動させて長尺ラインヘッド6を形成させる。長尺ラインヘッド6を形成させると、第一の実施形態と同様にして制御部17は入力された画像情報の記録を開始させる。
このようにして、不吐出ノズル13が発生した場合においても、記録ヘッドH1〜H4を用いて未使用ノズル群14を除いた長尺ラインヘッド6を形成させてスジムラのない画像を記録させることができる。従って、複数の短尺化された記録ヘッドH1〜H4を用いて長尺ラインヘッド6を形成するインクジェット記録装置において、記録効率を大幅に低下させること無く不吐出ノズル13を補完させて画像記録を行わせることができる。
[第三の実施形態]
次に、本発明にかかる第三の実施形態について説明する。図9は、本実施形態におけるインクジェット記録装置18の制御構成を示すブロック図である。インクジェット記録装置18は、第一の実施形態におけるインクジェット記録装置1と略同様の構成からなり、記録する画像情報(図10参照)を解析する解析手段19が制御部20に備えられている点が異なっている。以下、この異なる点について記載する。
インクジェット記録装置18の制御部20には、入力された画像情報を解析し、その解析結果に基づいて各ノズル10に振分けられる画像情報量を算出する解析手段19が備えられている。制御部20は、不吐出検出機構11が不吐出ノズル13を検出した場合、他の記録ヘッドH1,H3,H4において不吐出ノズル13の位置に対応するノズル10に振分けられる画像情報量と、不吐出ノズル13に振分けられる画像情報量とを比較するようになっている。また、制御部20は、不吐出ノズル13よりも画像情報量が少ないノズル10を検出すると、そのノズル10を備える記録ヘッドH1の位置を不吐出ノズル13を備える記録ヘッドH2の位置と交換させるようになっている。
ここで、本実施形態においては、不吐出ノズル13の補完を行わずに画像記録を行った場合、図11に示されるようなスジムラのある画像を記録することになる。しかしながら、この際の記録ヘッドH1において不吐出ノズル13に対応するノズル10に振分けられる画像情報量はゼロであり、前記ノズル10からはインクが吐出されない。そこで、図12に示すように、制御部20は移動手段7により、記録ヘッドH2と記録ヘッドH1との位置と交換させて長尺ラインヘッド6を形成させることで、不吐出ノズル13に振分けられる画像情報量をゼロにさせるようになっている。
次に、インクジェット記録装置18による作用について説明する。
第一の実施形態と同様に、まず、制御部20は画像記録を開始させる前に記録ヘッドH1〜H4を所定位置に配置させて長尺ラインヘッド6を形成させる。不吐出ノズル13が発生していない場合の長尺ラインヘッド6を形成させる過程は第一の実施形態と略同様であるが、不吐出ノズル13が発生した場合の長尺ラインヘッド6を形成させる過程については以下記載する。
まず、解析手段19により、図10に示すような、入力された画像情報を解析し、各ノズル10ごとの画像情報量を算出させる。そして、不吐出検出機構11により不吐出ノズル13が検出されると、解析手段19により、他の記録ヘッドH1,H3,H4において不吐出ノズル13の位置に対応するノズル10に振分けられる画像情報量と、不吐出ノズル13に振分けられる画像情報量とを比較させる。そして、不吐出ノズル13に振分けられる画像情報量より少ない画像情報量のノズル10を検出すると、前記ノズル10を備える記録ヘッドH1と記録ヘッドH2とを移動手段7により移動させてその配置を交換させて長尺ラインヘッド6を形成させる。長尺ラインヘッド6を形成させると、第一の実施形態と同様にして制御部20は入力された画像情報の記録を開始させる。
このようにして、不吐出ノズル13が発生した場合においても、記録ヘッドH1〜H4を用いて、ノズル10からのインク吐出停止などの制御をすることなく不吐出ノズル13に振分けられる画像情報量が少ない長尺ラインヘッド6を形成させることができる。従って、長尺ラインヘッド6が短尺化されて記録効率が下がるのを防止しつつ不吐出ノズル13を補完させて画像記録を行わせることができる。
本発明にかかるインクジェット記録装置の要部構成を示す平面図である。 本発明にかかるインクジェット記録装置の画像記録時の平面図である。 本発明にかかるインクジェット記録装置における画像記録時の長尺ラインヘッドの底面図である。 第一の実施形態におけるインクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明にかかるインクジェット記録装置における不吐出ノズル発生時の長尺ラインヘッドの底面図である。 第一の実施形態における不吐出ノズル補完後の長尺ラインヘッドの底面図である。 第二の実施形態におけるインクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。 第二の実施形態における不吐出ノズル補完後の長尺ラインヘッドの底面図である。 第三の実施形態におけるインクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。 第三の実施形態において記録される画像を示す説明図である。 第三の実施形態において不吐出ノズル発生時に記録される画像を示す説明図である。 第三の実施形態における不吐出ノズル補完後に記録される画像を示す説明図である。
符号の説明
1,15,18インクジェット記録装置
2 搬送手段
5 キャリッジ
6 長尺ラインヘッド
7 移動手段
10 ノズル
11 不吐出検出機構
12,17,20 制御部
13 不吐出ノズル
14 未使用ノズル群
16 算出手段
19 解析手段
H1,H2,H3,H4 記録ヘッド
p ノズル間隔

Claims (4)

  1. 記録媒体に向けてインクを吐出するノズルを備える複数の記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを前記記録媒体の幅方向に移動させる移動手段と、
    前記記録媒体を搬送させる搬送手段と、
    前記ノズルのインク不吐出を検出する不吐出検出機構と、
    前記不吐出検出機構の検出結果に基づいて前記記録ヘッドを配置させるように前記移動手段を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記制御部は、前記不吐出検出機構が前記ノズルのインク不吐出を検出した際には、不吐出ノズルを備える記録ヘッドによるインク吐出を停止させるように前記記録ヘッドを制御し、インク吐出を停止させた記録ヘッドの位置に他の記録ヘッドを配置させるように前記移動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記制御部は、不吐出ノズルを含む未使用ノズル群を算出する算出手段を備えており、
    前記不吐出検出機構が不吐出ノズルを検出した際には、前記算出手段に未使用ノズル群を算出させ、前記未使用ノズル群からのインクの吐出を停止させるように前記記録ヘッドを制御するとともに、前記未使用ノズル群に重なるように他の記録ヘッドを配置させるように前記移動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記制御部は、入力された画像情報を解析し、当該解析結果に基づいて各ノズルに振分けられる画像情報量を算出する解析手段を備えており、
    前記不吐出検出機構が前記ノズルのインク不吐出を検出した際には、前記解析手段による算出結果に基づいて、不吐出ノズルが画像情報のより少ない位置に配置されるように前記記録ヘッドを移動させるように前記移動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
JP2005004112A 2005-01-11 2005-01-11 インクジェット記録装置 Pending JP2006192611A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005004112A JP2006192611A (ja) 2005-01-11 2005-01-11 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005004112A JP2006192611A (ja) 2005-01-11 2005-01-11 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006192611A true JP2006192611A (ja) 2006-07-27

Family

ID=36799049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005004112A Pending JP2006192611A (ja) 2005-01-11 2005-01-11 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006192611A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009202337A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012096539A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Xerox Corp インクジェット又はプリントヘッドの交換を改善する方法及びシステム
WO2013168781A1 (ja) * 2012-05-11 2013-11-14 富士フイルム株式会社 画像記録装置及び画像記録方法
JP2013237167A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Fujifilm Corp インクジェット記録装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04226772A (ja) * 1990-08-01 1992-08-17 Hewlett Packard Co <Hp> ドットマトリクスプリンタおよびその印刷方法
JP2004237628A (ja) * 2003-02-07 2004-08-26 Hitachi Printing Solutions Ltd インクジェット記録装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04226772A (ja) * 1990-08-01 1992-08-17 Hewlett Packard Co <Hp> ドットマトリクスプリンタおよびその印刷方法
JP2004237628A (ja) * 2003-02-07 2004-08-26 Hitachi Printing Solutions Ltd インクジェット記録装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009202337A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012096539A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Xerox Corp インクジェット又はプリントヘッドの交換を改善する方法及びシステム
WO2013168781A1 (ja) * 2012-05-11 2013-11-14 富士フイルム株式会社 画像記録装置及び画像記録方法
JP2013237166A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Fujifilm Corp 画像記録装置及び画像記録方法
JP2013237167A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Fujifilm Corp インクジェット記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5277853B2 (ja) 画像形成装置
JP5078673B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2006205742A5 (ja)
JP2006095879A (ja) 画像形成装置及び方法
JP2011161897A (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP5495712B2 (ja) 記録制御装置および記録制御方法
JP2006192611A (ja) インクジェット記録装置
JP5031289B2 (ja) 画像記録装置
CN107009763B (zh) 液体喷出装置以及输送量调节方法
JP5970913B2 (ja) 印刷装置、及び、印刷方法
JP2005313625A (ja) インクジェット記録装置
JP5031234B2 (ja) インクジェット記録装置および記録方法
JP5038473B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP5120791B2 (ja) 画像記録装置
JP5538752B2 (ja) 記録装置、記録方法及び画像処理装置
JP2011148112A (ja) インクジェット記録装置および記録方法
JP4839503B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2012125974A (ja) インクジェット記録装置
JP5950650B2 (ja) 記録装置および記録方法
JP2008105436A (ja) 画像記録装置
JP2008049562A (ja) インクジェット記録装置
JP5804240B2 (ja) インクジェット記録装置
JP6522399B2 (ja) インクジェット記録装置
JP5832623B2 (ja) インクジェット記録装置及び記録ヘッドの回復方法
JP6183110B2 (ja) 液体吐出装置、液体吐出方法、及び該液体吐出装置に用いられるプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071127

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100709

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100907

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100907

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110208