JP2009202337A - 画像形成装置 - Google Patents

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尚史 羽橋
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Abstract

【課題】予備のヘッドを備える構成を採用しても、予備のヘッドで吐出不良が発生した場合、交換されたヘッドのメンテナンス(維持回復)と交換作業が必要になって印字が停止してしまう。
【解決手段】液滴を吐出するヘッドを有する複数のヘッドユニット11が配列されて印写領域を1パスで印写可能であって、ヘッドユニット11は印写領域に対応する画像形成位置と維持回復を行うメンテナンス位置との間で移動可能に設けられ、画像形成位置にあるヘッドユニット11から印写中に吐出される液滴を検知する第1液滴検知手段401と、ヘッドユニット11がメンテナンス位置にあるときに吐出される液滴を検知する第2液滴検知手段402とを備え、ヘッドユニット11をメンテナンス位置から画像形成位置に移動させる前に第2液滴検知手段402で吐出される液滴を検知し、当該ヘッドユニット11の吐出状態を検出する。
【選択図】図18

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に液滴を吐出する記録ヘッドを備えるライン型画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与する(単に液滴を吐出する)ことをも意味する。また、「インク」とは、狭義のインクに限るものではなく、吐出されるときに液体となるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂材料なども含まれる。
このような液体吐出方式の画像形成装置においては、液体吐出ヘッドの多数のノズルと呼ばれる細孔から液滴を吐出することで、媒体に非接触でパターンを形成することが可能となっているため、媒体の種類や形状にとらわれずに、単一の作像プロセスで画像形成が可能となる。
このノズルは直径50μm以下の微細なオリフィスを持ち、そのオリフィスから液滴を吐出するため、正常な状態に保つことが非常に難しい。特に、媒体幅相当のノズルを並べたノズル列を有するライン型ヘッドの場合、ノズル数が数百から数千と膨大なため、吐出不良状態、例えば、ノズルより吐出できない状態、ノズル面に対して約垂直方向に吐出されない状態、吐出された液滴が所望の大きさを形成できない状態などを回避し、全てを正常に保つことは重要な問題となっている。
そこで、特許文献1に記載されているように、吐出不良状態のヘッドを他のヘッドに交換し、その間に吐出不良ヘッドのクリーニングを進めることが知られている。
特許3944858号公報
また、ノズル状態を正常にするためには、吐出不良のノズルを特定し回復動作を行う必要がある。従来のインクジェットプリンタなどでは、紙面上にノズルチェックパターンを印写することで目視でノズル状態を確認しているが、用紙を無駄にし、確認に慣れが必要であった。そのため、特許文献2に記載されているように、光学式でノズルから吐出される液滴を確認することで、吐出状態を調べる装置が例えばワイドフォーマットインクジェットプロッタなどに搭載されるなど実用化されてきている。
特開2006−187981号公報
また、従来のシリアル型画像形成装置では、特許文献3に記載されているように、画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出受けの近傍に吐出状態の検出装置を設けるようにしている。
特開2005−319698号公報
これに対し、ライン型画像形成装置では、印字状態においてヘッド部は移動する必要はなく静止している。そのため、特許文献4には、ヘッドの維持回復を行う維持回復装置のキャップ部材内に吐出検出装置を備えて、維持回復動作を行うポジションにヘッド部を移動したときに液滴の検出を行うようにすることが記載されている。
特許第2838894号公報
また、特許文献5には、ヘッドの維持回復動作を行うポジションに移動する経路上に吐出状態を検出する装置を配置することが記載されている。
特開2005−199658号公報
近年高速印字が求められており、印字領域の紙幅方向にインクジェットノズルを配列し、1パスで印字を行うライン型インクジェット装置が実用化されている。ライン型インクジェット装置はヘッドが紙幅分だけ必要なため大型化しやすく、同時に吐出するノズル数が多いため信頼性を維持することが難しい。
そのためノズル面のインクが乾かない様に印字とは関係ない箇所にインクを吐出したり、前記吐出検知を行って信頼性を高めているが、吐出不良を引き起こすとメンテナンスのために印字を停止する必要がある。この点を回避するために、特許文献6や特許文献7では複数のヘッドを設けておき、メンテナンスのときには替わりのヘッドに交換する方法が開示されている。
特開平07―076093号公報 特許第3906631号公報
しかし、これらの特許文献6、7では、替わりのヘッドは紙幅分のだけ必要なため、大型になり装置の大型化を招く。また、通常の印字に使用しない予備のヘッドを持つことは、ノズル当たりの印字量を低下させ、装置のコストを上げることとなる。
そこで、特許文献8には、紙幅に対して複数のヘッドに分割し交換単位を小さくして、小型の補助ヘッドに交換しながら印字を行う構成が開示されている。
特許第3944858号公報
上述したように、ライン型画像形成装置においては、連続印刷するために上述した特許文献に記載されているような予備のヘッドを備える構成を採用しても、予備のヘッドの吐出状態が完全(良好)であるとは限らない。そのため、予備のヘッドに交換後に吐出不良が発生した場合、交換されたヘッドのメンテナンス(維持回復)と交換作業が必要になって印字が停止してしまい、ライン型の高速印刷(生産性)が損なわれるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、吐出不良に対する信頼性を向上して、ヘッドの効率的な使用ができるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出するヘッドを有する複数のヘッドユニットが配列されて印写領域を1パスで印写可能であって、
前記ヘッドユニットは印写領域に対応する画像形成位置と維持回復を行うメンテナンス位置との間で移動可能に設けられ、
画像形成位置にある前記ヘッドユニットから印写中に吐出される液滴を検知する第1液滴検知手段と、
前記ヘッドユニットがメンテナンス位置にあるときに吐出される液滴を検知する第2液滴検知手段と、
前記ヘッドユニットをメンテナンス位置から画像形成位置に移動させる前に前記第2液滴検知手段で吐出される液滴を検知し、当該ヘッドユニットの吐出状態を検出する手段と、
を備えている構成とした。
ここで、前記複数のヘッドユニットには、印写領域を1パスで印写するに必要な数より少なくとも1つ多い数のヘッドユニットを含み、画像形成位置にあるヘッドユニットとメンテナンス位置にあるヘッドユニットを交替しながら印写を行う構成とできる。
また、前記ヘッドユニットは同じ構成とすることができる。
また、前記複数のヘッドユニットは用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に配置されている構成とできる。
本発明に係る画像形成装置によれば、画像形成位置にあるヘッドユニットから印写中に吐出される液滴を検知する第1液滴検知手段と、ヘッドユニットがメンテナンス位置にあるときに吐出される液滴を検知する第2液滴検知手段と、ヘッドユニットをメンテナンス位置から画像形成位置に移動させる前に第2液滴検知手段で吐出される液滴を検知し、当該ヘッドユニットの吐出状態を検出する手段とを備えるので、印写中に印写吐出検知を行いつつ、印写に関わらないヘッドユニットの吐出検知を行って吐出に関わらないヘッドの吐出状態を確認でき、交換されるヘッドユニットの吐出状態が保証されるため、吐出不良に対する信頼性が向上し、ヘッドの効率的な使用を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置の一例について図1を参照して説明する。なお、図1は同インクジェット記録装置の模式的説明図である。
このインクジェット記録装置1には、インクを吐出するヘッドを集積したヘッドユニット11と、それぞれのヘッドユニット11に対応し、ヘッドのメンテナンス(維持回復)を行うメンテナンスユニット(図示していない)、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインクを供給するインクカートリッジ7K、7C、7M、7Y(色を区別しないときは単に「インクカートリッジ7」という。他の部材についても同様とする。)、インクカートリッジ7からのインクを一部貯蔵し、ヘッドユニット11のヘッドに適切な圧力でインクを供給するサブインクタンク8K、8C、8M、8Yを備えている。
また、用紙14を吸着し搬送する搬送ベルト13、搬送ベルト13を支える搬送ローラ19、21、搬送ベルト13が適切な張力を保つようにコントロールするテンションローラ15、搬送ベルト13が適切な平面性を保つためのプラテン24、用紙14を吸着するための静電帯電を与える帯電ローラ18からなる搬送機構、用紙14を搬送ベルト13から分離させる分離爪20、排紙するための搬送を行う排紙ローラ16、用紙を押さえる排紙コロ17、排紙した用紙14をストックしておく排紙トレイ4からなる排紙機構、印写する用紙14をストックする給紙トレイ3、給紙トレイ13より一枚ずつ用紙14を送り出す給紙コロ12、送られてきた用紙14を帯電した搬送ベルト13に確実に吸着させるカウンタローラ23、手差しにて給紙した場合に用いられる手差しトレイ5からなる給紙機構を有している。
また、メンテナンス後に排出される廃液を回収する廃液タンク9や、装置を操作し装置状態を表示することができる操作パネル6も備えている。
各ヘッドユニット11のノズル列は用紙14の搬送方向に直交するように配列されており、記録領域以上の長さのノズル列を形成している。給紙トレイ13から用紙14が給紙コロ12にて一枚ずつ分離されて給紙され、カウンタローラ23にて搬送ベルト13に密着されることで搬送ベルト13上に固定され、ヘッドユニット11の下方を通過するときに、用紙14に液滴を吐出することで、高速に液滴にて用紙にパターンニングができ、分離爪20にて搬送ベルト13から分離され、排紙ローラ16と排紙コロ17にて支えられて排紙トレイ4に記録物が排出される。
ここで、この画像形成装置の記録ヘッドを構成しているヘッドユニット11の一例について図2及び図3を参照して説明する。なお、図2は同ヘッドユニットをノズル面側から見た平面説明図、図3は同ヘッドユニットを構成する1つのヘッドをノズル面側から見た平面拡大説明図である。
このヘッドユニット11は、ヘッド支持部材100に6個の液体吐出ヘッド101A〜101Fを、2列千鳥状に、ノズル面104に形成されたノズル102の並び方向(ノズル列103に沿う方向)に一部を重複させて配置して構成している。1つのヘッド101は、液滴を吐出する複数のノズル102を並べて配置したノズル列103を2列千鳥状に配置したノズル面104を有している。そして、ヘッド支持部材100と液体吐出ヘッド101との間には、図4に示すように、充填剤105が充填されて密閉されており、ノズル面104側からの隙間をなくしている。
また、ヘッド支持部材100とノズル面104はほぼ同一の平面に位置するように固定している。つまり、ワイピング時にノズル面104とヘッド外周部材であるヘッド支持部材100との間に段差があると、ワイパブレード140が段差に捕われ、ノズル面104に均等な力で接触できなくなり、ワイピングを行ったときに拭き残しが生じる。また、段差にはワイパブレードが接触できない死角が発生するためインクが溜りやすく、溜ったインクが印字中に用紙14に落ちることで、画像品位を低下させる。さらに、段差があると局所的にワイパブレードにかかる圧力が高くなるため、ワイパブレードと接触部位との摩擦が高まり、耐久的にワイパブレードのノズル面接触端面の摩耗が引き起こされる。
次に、記録ヘッドを構成しているヘッドユニット11の他の例について図5及び図6を参照して説明する。なお、図5は同ヘッドユニットをノズル面側から見た平面説明図、図6は同ヘッドユニットを構成する1つの液体吐出ヘッドをノズル面側から見た平面拡大説明図である。
このヘッドユニット11は、ヘッド支持部材100に6個のヘッド111A〜111Fを2列千鳥状にノズルの並び方向(ノズル列に沿う方向)に一部を重複させて配置して構成している。1つの液体吐出ヘッド111は、液滴を吐出する複数のノズル112を千鳥状に2列並べた複数列のノズル列113a〜113fを配置したノズル面104を有している。そして、ヘッド支持部材100とヘッド111との間には前述したと同様に充填剤が充填されて密閉されており、ノズル面104側からの隙間をなくしている。
このヘッドユニット11を用いた場合、ノズル列113a〜113f毎にインクの色を異ならせることで装置を大型化することなく多色化が可能である。また、同じ色のインクを用いた場合、全ノズルの同時吐出ができないヘッドでは、複数のノズル列で吐出が可能となることから、同じインクを間引きなしに吐出が可能となり、印写速度を向上させることができる。この構成のヘッドユニット11で多色化を行った場合、隣接ノズル列の着弾位置精度が最も高くなるので、着弾位置を検知しやすい濃色インクをヘッドユニット11の中央側に、淡色インクをヘッドユニット11の外縁側に配置することが好ましい。
このように構成したこの画像形成装置においては、各ヘッドユニット11のノズル列は用紙14の搬送方向に直交するように配列されており、複数のユニット11が配置されることで記録領域以上の長さのノズル列を形成している。
このヘッドユニット11の配列の概要について図7及び図8を参照して説明する。
ここで、ヘッドユニット11A〜11Dは画像形成位置に配置し、配置されたヘッドユニット11A〜11Dから吐出可能な領域26A〜26Dは用紙の全面となるように位置している。また、ヘッドユニット11Eは維持回復を行うメンテナンス位置に配置している。ヘッドユニット11Eは、画像形成位置のヘッドユニット11と用紙の印字位置に対して相対的に同一の場所に移動することで、交替して印字することが可能となる。
また、メンテナンス位置には各ヘッドユニット11A〜11Dに対応してメンテナンスユニット10A〜10Dが配置され、またヘッドユニット11Eに対応してメンテナンスユニット10Eが配置されている。
それぞれのヘッドユニット11A〜11Eは、吐出の維持又は回復動作を行う維持回復手段であるメンテナンスユニット10A〜10Eの位置まで用紙搬送方向と直交する方向に移動可能であり、また、それぞれのヘッドユニット11の位置はメンテナンスユニット10A〜10Eから吐出可能な領域26A〜26Dの間で自由に移動可能なように構成している。
それぞれのヘッドユニット11はメンテナンス位置に移動し維持回復を行うことが可能であり、また、搬送経路の外側で維持回復動作を行えるので、印字中にも、維持又は回復(以下「メンテナンス」又は「維持回復」とも言うが同等な意味で用いる。)を行うことができる。維持動作とは吐出が連続して行うための動作であり、例えば非記録部にインクを吐出する空吐出動作を意味し、回復動作とはヘッドの不吐出部を再度吐出するためにヘッド面を吸引してインクを排出させたり、供給口からインクを加圧供給し、ヘッドからインクを排出させたり、その後、ヘッドに付着している余分なインクをふき取る等の動作を意味する。
ヘッドユニット11に対応するメンテナンスユニット10は、図8に示すように、ノズル面をキャッピングするキャップニップ部150を有するキャップ149と、画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出受け141、ノズル面をワイピングするワイパ部材140、及びそれらの上下動のためのフレームと駆動源(図示していない)、キャップ吸引経路とそのポンプを備えている。メンテナンス動作は、メンテナンスユニット10の近傍にて実施される。メンテナンス動作は、空吐出と吸引動作とワイピングで構成しているがこれに限定するものではなく、例えばキャップによる吸引の代わりにインク供給口からインクを加圧供給して、インクをヘッドから排出するようにしてもよい。
このようなヘッドユニット11の移動はシリアル型画像形成装置と同様に行われる。そこで、ヘッドユニットの移動について図9及び図10を参照して説明する。
ヘッドユニット11にはエンコーダ読み取りセンサ146とベルトクリップ147が設けられており、エンコーダ読み取りセンサ146はリニアエンコーダ(エンコーダスケール)142を検知できるように、リニアエンコーダ142とヘッドユニット11との隙間に通している。
また、ヘッドユニット11はガイドロット25によって支えられ、ヘッドユニット移動モータ144とテンションローラ145の間に張られたヘッドユニット移動ベルト143をヘッドユニット11に設けられたベルトクリップ147にて咥えてベルト143の移動をヘッドユニット11に伝えている。
また、ヘッドユニット11にインクを供給するインク供給チューブ148は、ヘッドユニット11の動きに応じて曲がることができ、最大のインクの消費でもインクを供給するのに十分である低い流体抵抗となるように断面積が得られている。
このように、ヘッドユニットを同型のもので構成することで、交換後の画像割り振りやメンテナンスの作業時間、デキャップ時間への耐性、ヘッドユニットの熱容量などを均一化することができ、制御が単純化できるので制御ソフトの不良を減らすことによる信頼性の向上を図ることができる。また、ヘッドユニットの故障や破損時には、同一の部品を用意するだけで良く、交換の間違いが起こりにくく、メンテナンス性が向上する。
次に、このインクジェット装置の制御部の概要について図11を参照して説明する。なお、同図は同制御部の全体ブロック説明図である。
この制御部300は、装置全体の制御を司るCPU301と、CPU301が実行するプログラム、本発明において使用する所定液滴吐出検知の受光感度変化の値及び液滴検知と見なす感度閾値、駆動波形データ、その他の固定データを格納するROM302と、画像データ等を一時格納するRAM303と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための不揮発性メモリ(NVRAM)304と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC305とを備えている。
また、この制御部300は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F306と、記録ヘッド154の圧力発生手段を駆動制御するための駆動波形を生成するヘッド駆動制御部307と、用紙搬送モータ309を駆動するための用紙搬送モータ駆動部308と、ヘッドユニット(キャリッジ)移動モータ311を駆動するためのヘッドユニット移動モータ駆動部310と、維持ユニット移動モータ313を駆動するための維持ユニット移動モータ駆動制御部312と、インク経路の電磁弁315を開閉制御するためのインク経路バルブ制御部314、キャップ吸引モータ317やインク供給モータ318の駆動を制御する送液吸引モータ駆動制御部316と、搬送ベルト113の移動量及び移動速度に応じた検知信号を出力するエンコーダや、環境温度及び環境湿度(いずれか一方でも良い)を検出するセンサ323からの検知信号、サブインクタンクのインク量検知信号、図示しない各種センサからの検知信号を入力するためのI/O322などを備えている。この制御部300には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行なうための操作/表示部106が接続されている。
制御部300は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの印刷データ等をケーブル或いはネットを介してI/F316で受信する。
そして、CPU301は、I/F306に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC305にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行い、記録ヘッド154のヘッド幅の1ページ分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)を、クロック信号に同期して、ヘッド駆動制御部307に送出する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えばROM302にフォントデータを格納して行っても良いし、ホスト側のプリンタドライバで画像データをラスターデータに展開してこの装置に転送するようにしても良い。
ヘッド制御部307は、ヘッド駆動情報をヘッド駆動制御部321に転送し、ヘッド駆動制御部321はページ単位で入力されるヘッドユニット11の1ページ分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)に基づいて選択的にヘッドユニット11の各ヘッド101(又はヘッド111でもよい。以下、同じ)の圧力発生手段に印加して、ヘッドユニット11の各ヘッド101を駆動する。
また、ヘッド制御部307は、CPU301より発された液滴検知の命令を液滴検知制御部320に転送し、液滴検知制御部320は命令のタイミングに従って後述する本発明における液滴検知手段である液滴検知装置324を制御する。
液滴検知装置324は、詳細は後述するが、発光手段である発光部325、受光手段である受光部326、光軸偏向装置327を通じてヘッドユニット11の各ヘッド101からの液滴の吐出状態を検知し、検知結果に基づいて得られる検出データを、液滴検知制御部320を介してCPU301へ転送する。
なお、本発明を適用する画像形成装置で用いる液体吐出ヘッドとしては、電歪素子に電圧を印加して電歪素子を変形させることで液滴を吐出する圧電型ヘッド、電熱変換素子に電流を流すことで発熱させて、発熱により液体を発泡させることで液滴を吐出するサーマル型ヘッド、振動板と電極間の静電力で振動板を変形させ機械的は振動板の復元力で液滴を吐出させる静電型ヘッドなどを用いることができ、液滴を吐出させるアクチュエータ手段(圧力発生手段)は限定されるものではない。圧電型ヘッドでは、圧電素子を駆動する駆動波形を調整することで、様々な大きさの液滴を吐出させることができ、階調性が良好な画像を形成するのに有利である。一方、サーマル型ヘッドは、ノズルの高集積化が容易であるため、多ノズルヘッドの作製に向いていることから、解像度が高い画像を高速で印刷するのに有利である。
また、液体吐出ヘッドは、液流路から吐出口(ノズル)にかけての形状が直線的であるエッジシュータ方式であっても良いし、液流路の向きと吐出口の向きが異なるサイドシュータ方式であっても良い。
インクに用いられる色材として、顔料、染料のいずれでも用いることができ、混合して用いることもできる。インクに用いる水分散性着色剤として特に限定はないが、顔料表面に少なくとも1種の親水基が直接もしくは他の原子団を介して結合するような処理がなされたことにより分散剤なしに水に分散可能となった顔料であるか、もしくは樹脂微粒子に水不溶性または難溶性の色材を含有させてなるポリマーエマルジョン、また界面活性剤もしくは平均分子量50000以下の水溶性高分子化合物を単独もしくは併用することによって分散安定化された顔料の水分散着色剤を、単独もしくは併用することが好ましい。
用いる顔料種として特に限定はないが、有機顔料や無機顔料を用いることができ、特に比重の面で有機顔料が好適に用いられる。また、これら顔料は複数種類を混合して用いても良い。これらの顔料の粒子径は0.01〜0.30μmで用いることが好ましく、0.01μm以下では粒子径が染料に近づくため、耐光性、フェザリングが悪化してしまう。また、0.30μm以上では、吐出口の目詰まりや装置内のフィルタでの目詰まりが発生し、吐出安定性を得ることができない。
このような水分散性着色剤は色材分子が集合状態(結晶状態を含む)であるか樹脂分子と共存しており単分子で存在していないため、耐水性、耐光性、耐ガス性に優れており、このような着色剤を用いると画像保存性を向上することが可能となる。特に、顔料表面に少なくとも1種の親水基が直接もしくは他の原子団を介して結合するような処理がなされたことにより分散剤なしに水に分散可能となった顔料、もしくは樹脂微粒子に水不溶性または難溶性の色材を含有させてなるポリマーエマルジョンを用いた場合、着色剤固形分に対するインク粘度が低く押さえられるため、水分散性樹脂や湿潤材を多く入れることが可能となる。
インクに用いる樹脂として特に限定はないが、水分散性樹脂は水分散着色剤との混和性からpHが6〜11が好ましく、pHが7〜9がより好ましい。また分散性樹脂の特徴として平均粒子径が小さいものほど粘度が上昇する傾向がある。過剰な高粘度にならないためにも水分散性樹脂の平均粒子径は50nm以上が好ましい。
さらに、液体吐出ヘッドのインク流路やノズル開口は小さいため、粒子径の大きな粒子がインク中に存在すると吐出性を悪化させることは知られている。インク吐出性を阻害させないために平均粒子径が500nm以下であることが好ましく、特に150nm以下が好ましい。水分散性樹脂は水分散着色剤を紙面に定着させる働きを持つことが好ましく、定着性を向上させるためには最低造膜温度(MFT)が20℃以下であることが好ましい。しかし、ガラス転移点が−40℃以下になると樹脂皮膜の粘稠性が強くなり印字物にタックが生じるため、ガラス転移点が−30℃以上の水分散性樹脂であることが好ましい。
インクを所望の物性にするため、あるいは乾燥による記録ヘッドのノズルの詰まりを防止するためなどの目的で、色材の他に、水溶性有機溶媒を使用することが好ましい。水溶性有機溶媒には湿潤剤、浸透剤が含まれる。湿潤剤は乾燥による記録ヘッドのノズルの詰まりを防止することを目的に添加される。これらの溶媒は、水とともに単独もしくは複数混合して用いられる。
また、浸透剤はインクと被記録材(用紙)の濡れ性を向上させ、浸透速度を調整する目的で添加される。浸透剤としては、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル系界面活性剤、アセチレングリコール系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、シリコン系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル系界面活性剤ならびにポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル系界面活性剤が例示でき、これらの化合物は液の表面張力を低下させることができるので、濡れ性を向上させ、浸透速度を高めることができる。
インクは防腐防黴剤を含有することができる。防腐防黴剤を含有することによって、菌の繁殖を押さえることができ、保存安定性、画質安定性を高めることができる。また、インクは防錆剤を含有することができる。防錆剤を含有することによって、ヘッド等の接液する金属面に被膜を形成し、腐食を防ぐことができる。また、インクは酸化防止剤を含有することができる。酸化防止剤を含有することによって、腐食の原因となるラジカル種が生じた場合にも酸化防止剤がラジカル種を消滅させることで腐食を防止することができる。
インクはpH調整剤を含有することができる。インクのpHは3〜11であることが好ましく、接液する金属部材の腐食防止の観点からは6〜10であることがさらに好ましい。pH調整剤は本発明記録液のpHを好ましい範囲に調整することができる。
インクの表面張力は、20〜60mN/mであることが好ましく、被記録材との濡れ性と液滴の粒子化の両立の観点からは30〜50mN/mであることがさらに好ましい。
インクの粘度は、1.0〜20.0mPa・sであることが好ましく、吐出安定性の観点からは2.0〜10.0mPa・sであることがさらに好ましい。
次に、このインクジェット記録装置におけるメンテナンス動作について図12を参照して説明する。
この場合のメンテナンス動作は、まずヘッドユニット11がキャッピング位置(以下、「ホームポジション:HP」と略す)に移動し、キャップ149を上昇させてキャッピングを行う。またメンテナンス位置にて待機しているヘッドユニット11も同様にキャッピング状態(図12(a))となっている。
メンテナンスを行うときには、キャッピング状態(図12(a))でヘッドユニット11からインクを排出する(図12(b))。排出方法は、ヘッドユニット11内のインク圧力を上げてノズルから排出する方法や、キャップ149内の圧力を減少させてヘッドユニット11内のインクを吸引排出する方法、両者の組み合わせの何れの方法を用いてもよい。
キャップ149内にヘットユニット11のインクを排出した後、キャップ149を下降させヘッドユニット11と離間させ、ワイパ部材140をヘッドユニット11のノズル面に接触する程度に上昇させる(図12(c))。
そして、ヘッドユニット11を画像形成位置の方向に移動させつつワイパ部材140に接触させてノズル面に付着したインク151を拭き取り(図12(d))、ヘッドユニット11をメンテナンス位置から画像形成位置に移動して停止する(図12(e))。その後、ワイパ部材140を下降させつつ空吐出受け141にてワイパ部材141表面の付着インクを掻き取り、ワイパ部材140を清浄化する(図12(f))。
ヘッドユニット11はメンテナンス位置に移動しながら空吐出受け141に空吐出152を行い(図12(g))、ノズル抜けがないか液滴吐出検知154(後述の図13)により吐出検知後、正常ならメンテナンス位置に戻って停止する(図12(h))。ノズル抜けがある場合は再度メンテナンス動作(図12(a))を行う。
そして、直ぐにヘッドユニット11が画像形成位置に移動しないなら、そのままキャップ149を上昇させキャッピング状態とする(図12(a))。また、画像形成位置に移動する場合は、そのままキャッピングせずに画像形成位置に移動を行う。
次に、このインクジェット記録装置における液滴吐出検知について図13ないし図17を参照して説明する。
このインクジェット記録装置は、液滴吐出検知を2系統有しており、一つが印字中液滴吐出検知を行う第1液滴検知手段401であり、もう一つがメンテナンスや印字前の液滴吐出検知を行う第2液滴吐出検知手段402である。
印字中液滴検知を行う第1液滴検知手段401は、発光・受光部157から発せられた光が反射ミラー158にて反射して、再び発光・受光部157に帰ってくるまでに、吐出検出用光路153がヘッドユニット11から吐出された液滴によって遮られ、光を吸収されることによって、液滴が無かったときより受光感度が低下することで液滴を検知する。
この印字中液滴検知を行う第1液滴検知手段401について図14に示す斜視説明図及び図15に示す模式的説明図を参照して説明する。
液滴検知の光軸はレーザーダイオード161から発光されて、ビームスプリッタ159を通してコリメータレンズ160にてビーム径を決定し、平行光としてポリゴンミラー165に入射する。ポリゴンミラー165にて屈折させられたレーザー光はfθレンズ164を介して発光・受光ミラー163に入射され、検出領域166を通るように光軸が曲げられる。検出領域166の先の反射ミラー158にて反射され、同様の光路を逆順に戻る。ビームスプリッタ159にて光軸を変えられ、フォトダイオード162にレーザー光が届く。ポリゴンミラー165の動きがあるため、往路と復路で光軸が微妙に異なり、復路のポリゴンミラー165からフォトダイオード162までの光路は往路と平行ではなくなる。そのため、光路補正のための補正手段を用る方法、フォトダイオード162前に集光レンズを設ける方法などで、検知効率を向上することが可能である。
また、検出領域で液滴に当たった場合、レーザー光は液滴と当たった部位では散乱、吸収が起こり、さらに復路でも同様に吸収、散乱が起こるため、よりフォトダイオード162に届く光量が少なくなる。そのためSN比が大きくなり感度が向上する。
次に、メンテナンスや印字前の液滴吐出検知を行う第2液滴検知手段402は、発光部155から発せられた光が受光部156に入射されるまでに、吐出検出用光路154がヘッドユニット11から吐出された液滴によって遮られ、光を吸収されることによって液滴が無かったときより受光感度が低下することによって液滴を検知する。
このメンテナンスや印字前の液滴検知を行う第2液滴検知手段402について図16に示す斜視説明図及び図17に示す模式的説明図を参照して説明する。
発光部155は、レーザーダイオード261から発せられたレーザー光をコリメータレンズ260にて適度な幅の平行光にして発せされる。検出領域266である空吐出受け141E〜Aの上方を通過し、受光部156に入射され、集光レンズ267にて集められた光はフォトダイオード262に入射される。
検出領域266で液滴に当たった場合、レーザー光は液滴と当たった部位では散乱、吸収が起こり、検出が可能となる。また、下方に空吐出受け141がある位置で吐出検査を行うことができるため、同一ノズルから複数回の液滴の吐出を行い、吐出ばらつきを検知することが可能となる。ノズル(オリフィス)にあるメニスカス部のインクは乾燥し、粘度上昇を起こしつつあるが、正常な吐出になるまで何度も吐出検知を行うことで、完全に正常な状態になったかを確認することができる。また、空吐出時に吐出検知を行うことが可能であり、メンテナンスの時間の短縮を図ることができる。
次に、本発明に係る印字制御およびメンテナンス制御について図18ないし図22に示すフロー図を参照して説明する。
印字制御に関して、図18を参照して、まずヘッドユニットの印字準備が実行される。ヘッドユニットの印字準備では図19に示すように、メンテナンス位置に存在するヘッドユニット11(11A〜11E)に対して印写の優先順位付けを行い、ヘッドユニット11の優先順位に応じてメンテナンスの液滴検知にて液滴吐出を確認する。不良ノズルが存在すると、ヘッドユニット11の回復を予約し、ヘッドユニット11の印写優先順位を最低となるように順位変更を行う。吐出不良が無い場合、優先順位が印写範囲なら画像形成位置に移動を行う。全ての画像形成位置がヘッドユニット11で埋まるまで、この作業を繰り返し、印字準備を行う。
次に、図18に戻って、印字画像をラスタ展開し、ラスタ画像に印字面空吐出のパターン付与を行う。
その後、ラスタ処理された画像形成用の主データ(図23の中央部133に印字するデータ)を形成し、その左右余白部(図23の両端部132)に印字中空吐出用の空吐出パターンを形成し、主データに接合する。空吐出データは吐出画素が目立たないように隣接する画素が吐出されず、かつ吐出滴列が周期的なパターンを形成しないように、ブルーノイズマスクなどを適用して形成する。同様にして上下余白部(図23の上端部130と下端部131)を形成し、主データに接合する。このデータは吐出確認を行うため、対象ノズルの吐出検出の阻害要因となる他のノズルの吐出は控えるように吐出画像を処理することが好ましい。これらの作業と平行して、印字部(ヘッドユニット11に対する印字領域)に給紙が行われる。
画像形成用データが生成できると、用紙送り共に上余白部に空吐出用パターンによる印字をしつつ、印字中液滴検知装置によって液滴の吐出状態を検出し、吐出不良のノズルの有無を判別する。
吐出不良のノズルを検知すると、図20に示すように、対象となるノズルを含むヘッドユニット11を特定し、吐出不良ノズルを持つヘッドユニット11と、メンテナンス位置にある待機状態のヘッドユニット11との交換作業を行い、ヘッドユニット11の交換が終了と共に再度画像を印字する。
印字画像を出力後、一定時間画像形成位置にて待機し、データが入力されると再度ラスタ展開からの印字処理を行う。追加の印写画像が入力されない場合は、図21に示すヘッドユニットの保存作業を行い、印字処理を終了する。
ここで、ヘッドユニットの保存作業は、図21に示すように、ヘッドユニット11の印写優先順位に基づいて、ヘッドユニット11をホームポジションHPに移動し、移動途中に空吐出受けに空吐出を行いつつメンテナンスの液滴検知装置にて吐出検知を行う。吐出不良が有る場合は、ヘッドの回復動作を行い、無い場合はそのままホームポジションHPに移動し、キャッピングを行う。これを全ての画像形成位置にあるヘッドユニット11について行い、全てのヘッドユニット11がキャッピングされると終了となる。
また、ヘッドユニットの交換作業は、図20に示すように、交換対象のヘッドユニット11の優先順位を最低とし、そのヘッドユニット11の回復動作を予約する。メンテナンス位置にて待機していたヘッドユニット11の中で優先順位が最も高いものを、第2液滴検知手段402を用いてメンテナンス位置での液滴検知を行って、当該ヘッドユニット11の吐出状態の検出(確認)を行って、吐出不良があるか否かを判別し、吐出不良が有れば、他の待機ヘッドユニット11が有る場合、ヘッドユニット11の回復動作を予約してヘッドユニット11の優先順位を最低に変更する。もし他に待機ヘッドが無い場合は、当該ヘッドユニット11の回復動作を行う。
待機ヘッドの吐出不良が無い場合、交換ヘッドユニット11の印写位置に対応する位置に、待機ヘッドユニット11を移動させ、交換ヘッドユニット11の替わりに印写を行う。替わって印写が行われ始めると、交換ヘッドユニット11はホームポジションHPに移動し、交換が終了する。
回復動作予約がなされている場合、ヘッドユニット11の交換作業などがない合間に、回復動作予約がなされている印写優先順位の高いヘッドユニット11から図22に示すように回復動作を実施する。
この回復動作は、上記のヘッドメンテナンスと同様に、ヘッド部(ヘッドユニット11のヘッド)をキャッピングし、ヘッド部からインクを排出させ、ヘッドとキャップ149を離間させた後、キャップ149内を吸引し、ワイパ部材140でワイピングを行い、空吐出受け141に空吐出を行う。空吐出を行うと共に吐出不良のノズルを検知し、吐出不良が存在すると、再度メンテナンス動作を行う。吐出不良ノズルが存在しない場合は、印字動作が直後に無いときにはキャッピングを行う。
次に、本発明の他の実施形態について図24を参照して説明する。なお、同図は同実施形態における印写処理を示すフロー図である。
この実施形態は、ヘッドユニットの交換を、キャップされていない状態(デキャップ状態)の経過時間に応じて行うようにした例である。
また、印字を行う場合、ヘッドユニット11の印字準備を行い、キャップ149を外して印字位置にヘッドユニット11を移動させ、デキャップ状態の経過時間(デキャップ時間T)の計測を開始する。
そして、印字画像をラスタ展開し、印字面空吐出パターンをラスタデータに付与する。並行して、給紙を行い、1ページ分の印字を行いつつ吐出確認を行う。吐出不良が有る場合は、記録物を排紙し、ヘッドユニット11を交換する。吐出不良がない場合、デキャップ時間Tが規定値未満かを評価し、規定値以上ならヘッドユニット11の交換作業を行いつつ、作像された用紙を排紙する。以後は前記実施形態の印字処理(図18)と同様である。
ノズル抜けとは異なり、デキャップ時間の規定時間からの超過は、画像形成に問題が生じるわけではない。しかし、オリフィス(ノズル)のメニスカスの乾燥や、紙粉の混入の可能性が高くなるため、インク物性や使用環境、ヘッドの特性に応じた規定値を設けて、定期的にメンテナンスを行うことで信頼性を高くすることができる。
ここで、ヘッドユニットを移動する場合にヘッドユニットの印写順位に基づいて移動を制御することができる。この印写順位について図25を参照して説明する。
A:印字のための移動
ヘッドユニットの移動を行うに当たって、図19のフロー図で説明したように、ヘッドユニットの印字準備を行う。この印字準備において、図25(a)に示すように、メンテナンス位置に待機状態で印字優先順位をヘッドユニットに付けておく。この優先順位は、今迄に使われてきたヘッドユニットの使用時間や、インク吐出量、ヘッド温度などに基づいて順位付けをおこなう。画像形成位置に移動するとき、必要とされるヘッドユニット数まで優先順位の上位から選択して画像形成位置に移動し、印字を行う。そして印字が終了したら、ヘッドユニットの保存作業は図21のフロー図で説明したように行い、優先順位の高いヘッドユニットからメンテナンス位置に移動しつつキャッピングを行う。
B:吐出不良の交換
ヘッドユニットの吐出不良を交換するに当たって、吐出不良のノズルを含むヘッドユニットを特定する(図25(b)ではNo.2)。図20のフロー図で説明したように、ホームポジションHPで待機していたヘッドユニットで優先順位が最も高いもの(図25(b)の例ではNo.4)がNo.2のヘッドユニットの画像形成位置に対応する場所に移動する。移動後、No.2のヘッドユニットの優先順位は最低に変更し、No.2以下の順位のヘッドユニットは順位を繰り上げる処理を行う。No.2のヘッドユニットをメンテナンス位置に移動させ、交換は終了する。
C:時間による交換
ヘッドユニットのデキャップ時間に応じて交換するに当たって、最もデキャップ時間が長いヘッドユニットを特定する。上記のA,Bを用いているとデキャップ時間が長い、即ち交換されていない、即ち最も順位が高いヘッドユニットである(図24(c)ではNo.1)。図20に示すフロー図で説明したようにホームポジションHPで待機していたヘッドユニットで優先順位が最も高いもの(図25(c)ではNo.4)がNo.1のヘッドユニットの画像形成位置に対応する場所に移動する。移動後、No.1のヘッドユニットの優先順位は最低に変更し、No.1以下の順位のヘッドユニットは順位を繰り上げる処理を行う。No.1のヘッドユニットをメンテナンス位置に移動させ、交換は終了する。
このようにヘッドユニットを管理する値として、優先順位をパラメータとして登録し制御に用いることで、効率的にヘッドユニットを印字とメンテナンスの間を巡回することができる。また同時に異なる動作を行うときに、予約処理を設けることで、効率的に作業を行うことができる。
本発明の画像形成装置では、印字中にメンテナンス動作を実行でき、かつ交換ヘッドの吐出性を確認した上で利用するため、生産性の向上させたうえ信頼性を向上させることができる。またヘッドユニットが相互に交換可能となっているため、ヘッドの負荷を均等化することができ、耐久性を向上させることができる。またヘッドユニットを同じ構成(同型)とすることで、交換部品を低減することができ、メンテナンス性を向上することができる。
次に、ヘッドユニットを移動させる構成の他の例について図26に示す斜視説明図を参照して説明する。
この例は、ヘッドユニット11が印字面に対して垂直方向に移動し、その後水平方向に移動してメンテナンスユニット10のキャップ149側に移動する構成としてものである。このような構成を用いると、メンテナンス位置が画像形成位置と垂直方向に存在することが可能となり、画像形成装置の設置面積を小さくすることができる。
次に、液滴検知装置(手段)の他の例について図27の平面説明図を参照して説明する。
本発明に係る画像形成装置には液滴吐出検知を2系統有しており、一つが印字中液滴吐出検知を行う第1液滴検知手段401であり、もう一つがメンテナンスや印字前の液滴吐出検知を行う第2液滴検知手段402である。
印字中液滴検知手段401は、発光部位172から発せられた光が受光部位173に入射するまでに、吐出検出用光路153がヘッドユニット11から吐出された液滴によって遮られ、光を吸収されることによって液滴が無かったときより受光感度が低下することで液滴を検知する。
発光部位172は発光部用キャリッジ171に固定されており、発光側ガイドロッド169に沿ってヘッドユニット11と同じ方向に往復移動することができる。受光部位173は受光部用キャリッジ170に固定されており、受光側ガイドロッド168に沿ってヘッドユニット11と同じ方向に往復移動することができる。
いずれのキャリッジ170、171もヘッドユニット11同様にリニアエンコーダにて移動カウントを検知し位置情報に変換でき、モータからの駆動力を移動ベルトを介して伝達することで所望の位置に移動することができる。発光部用キャリッジ170と受光部用キャリッジ171は対向して等しく移動し、吐出検出光路153上に受光部位173が必ず存在するようにしている。
この液滴検知の光路について図28を参照して説明すると、発光部位172のレーザーダイオード471から発せられたレーザー光はコリメータレンズ470にて適度な幅の平行光とされて発せされる。検出領域153であるヘッドユニットの下方を通過し、受光部位173に入射され、集光レンズ467にて集められた光はフォトダイオード462に入射される。検出領域153で液滴に当たった場合、レーザー光は液滴と当たった部位では散乱、吸収が起こり、検出が可能となる。
なお、メンテナンスや印字前の液滴吐出検知を行う第2液滴検知手段402は、前記実施形態で説明したものと同一であるので説明を省略する。
また、上記の説明では、メンテナンスや印字前の液滴検知装置は光学式検知装置で説明しているが、静電容量感応型を用いても良く、静電容量感応型は光路の制限がないため配置レイアウトの自由度を高める利点がある。
なお、上記実施形態では本発明をプリンタ構成の画像形成装置に適用した例で説明したが、これに限るものではなく、例えば、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができる。また、狭義のインク以外の液体や定着処理液などを用いる画像形成装置にも適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す側面概略説明図である。 同装置のヘッドユニットの一例を示すノズル側から見た平面説明図である。 同ヘッドユニットのヘッドを示すノズル側から見た平面説明図である。 同ヘッドユニットのヘッド回り部分を示すノズル側から見た要部拡大説明図である。 同装置のヘッドユニットの他の例を示すノズル側から見た平面説明図である。 同ヘッドユニットのヘッドを示すノズル側から見た平面説明図である。 ヘッドユニットの配列の説明に供する平面説明図である。 同じく正面説明図である。 ヘッドユニットの移動の説明に供する正面説明図である。 同じく平面説明図である。 同装置の制御部の概要を示すブロック説明図である。 同装置のメンテナンス動作の説明に供する要部正面説明図である。 液滴検知装置の説明に供する平面説明図である。 印字中液滴検知装置の説明に供する斜視説明図である。 同じく模式的説明図である。 メンテナンス・印字前液滴検知装置の説明に供する斜視説明図である。 同じく模式的説明図である。 印字制御及びメンテナンス制御の処理の説明に供するフロー図である。 図18のヘッドユニットの印字準備処理の説明に供するフロー図である。 図18のヘッドユニット交換処理の説明に供するフロー図である。 図18のヘッドユニットの保存作業処理の説明に供するフロー図である。 図20のノズル回復処理の説明に供するフロー図である。 図18のラスタ画像の印写の説明に供する説明図である。 本発明の他の実施形態における印字処理の説明に供するフロー図である。 ヘッドユニットの交換の具体例の説明に供する説明図である。 ヘッドユニットの移動構成の他の例の説明に供する斜視説明図である。 液滴検知手段の他の例の説明に供する平面説明図である。 同じく第1液滴検知手段の光路の説明に供する説明図である。
符号の説明
1…インクジェット装置
3…給紙トレイ
4…排紙トレイ
6…操作パネル
7…インクカートリッジ
8…サブインクタンク
10…メンテナンスユニット
11…ヘッドユニット
13…搬送ベルト
14…用紙
26…ヘッドユニットによる印字領域
140…ワイパ部材
141…空吐出受け
149…キャップ
153…吐出検出用光路
154…吐出検出用光路2
155…発光部
156…受光部
157…発光・受光部
172…発光部位
173…受光部位
320…液滴検知制御部
321…ヘッド駆動制御部
324…液滴検知装置
401…第1液滴検知手段
402…第2液滴検知手段

Claims (4)

  1. 液滴を吐出するヘッドを有する複数のヘッドユニットが配列されて印写領域を1パスで印写可能であって、
    前記ヘッドユニットは印写領域に対応する画像形成位置と維持回復を行うメンテナンス位置との間で移動可能に設けられ、
    画像形成位置にある前記ヘッドユニットから印写中に吐出される液滴を検知する第1液滴検知手段と、
    前記ヘッドユニットがメンテナンス位置にあるときに吐出される液滴を検知する第2液滴検知手段と、
    前記ヘッドユニットをメンテナンス位置から画像形成位置に移動させる前に前記第2液滴検知手段で吐出される液滴を検知し、当該ヘッドユニットの吐出状態を検出する手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記複数のヘッドユニットには、印写領域を1パスで印写するに必要な数より少なくとも1つ多い数のヘッドユニットを含み、画像形成位置にあるヘッドユニットとメンテナンス位置にあるヘッドユニットを交替しながら印写を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記ヘッドユニットは同じ構成であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記複数のヘッドユニットは用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
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