以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態、具体的には現在の主流であるCRデジパチタイプでプリペイドカード専用機と呼ばれる遊技機について説明する。
本実施形態における遊技機は、図1ないし図9に示すように、遊技球Pの球貸機であるCRユニット1に隣接する本体10と、この本体10のドア20に覆われる遊技盤40と、この遊技盤40の裏面側に設けられて全体を制御する制御装置80と、少なくともこの制御装置80に電力を供給する電源回路100とを備え、図示しないホール(遊技店)のシマと呼ばれる一ブロックの木枠に設置される。
遊技球Pは、例えば磁性を有する軟質線材やアルミキルド材を用いて直径11mm程度の球に形成されている。CRユニット1は、プリペイドカードユニットとも呼ばれ、縦長のケースの正面にプリペイドカード3用の挿入口2が形成されており、この挿入口2に遊技者の購入したプリペイドカード3が挿入され、かつ遊技機の貸球用ボタン31が押圧操作されることにより、所定の金額分の遊技球Pを貸球として供給するよう機能する。プリペイドカード3の残高は、遊技機の表示部に表示される。
本体10は、正面視で縦長のフロントオープンボックスタイプに形成され、同じく縦長の木枠内に複数のヒンジ機構11を介し前後方向に回転可能に嵌合支持されており、正面を開閉するドア20が複数のヒンジ12を介して回転可能に取り付けられている。この本体10は、その正面側の下側部に、発射制御基板13の制御に基づき遊技盤40に遊技球Pを発射する発射装置14が半透明のカバー等を介して設置され、背面壁の上部には、一ブロックの補給パイプから遊技球Pが補給される払出装置15が設置されており、この払出装置15のタンク16から遊技球Pが貸球や賞球として本体10の正面側に球経路を介して払い出される。
発射装置14には、遊技球Pの発射を検知して発射制御基板13に信号を出力する遊技球発射検知センサ17が取り付けられ、払出装置15には、遊技球Pの払い出しを検知する遊技球払出検知センサ18が取り付けられており、この払出装置15や球経路等には、遊技球Pの球詰まり等を検知するエラー検知センサが取り付けられている。
本体10の背面壁の一側壁寄りには、木枠に本体10をロックするロック機構が装着されるとともに、本体10にドア20をロックする複数のロック爪が上下方向に揺動可能に設けられている。本体10の一側壁(正面視右側)側には、挿入されたキーの回転操作に伴いロック機構と複数のロック爪をそれぞれ動作させるドアロック19が装着されている。また、本体10の他側壁(正面視左側)には、ドア20を支持する複数のヒンジ12が上下方向に間隔をおいて取り付けられている。
ドア20は、本体10に対応する縦長に形成された中空のドア枠21と、このドア枠21の中空領域に背面側から着脱自在に装着された透明板22と、ドア枠21の中空下部に回転可能に嵌合支持された下部ドア23とを備え、本体10の他側壁に前後方向に回転可能に支持されている。ドア枠21は、その上部中央に、点灯したり点滅する枠ランプ24が装着され、一側部には、本体10の一側壁側における複数のロック爪に係合するロック片が取り付けられており、他側部と本体10の他側壁における複数のヒンジ12を介し前後方向に回転可能に支持されている。
透明板22は、所定の合成樹脂やガラス板等を使用して縦長の矩形に形成され、遊技盤40に対する遊技者の視認を可能とする。この透明板22の表面側の上部両側には、ドア枠21に装着されたスピーカ25がそれぞれ位置し、各スピーカ25が効果音や報知音等を鳴り響かせる。
下部ドア23は、表面に様々な絵柄の描かれた横長の矩形に形成され、導出口26、受皿27、及びハンドル機構28等が配設されており、透明板22の直下に位置する。導出口26は、下部ドア23の上部一側(正面視右側上部)に設けられ、払出装置15から貸球や賞球として払い出された遊技球Pを受皿27に導くよう機能する。
受皿27は、例えば各種の合成樹脂を使用して中空の略半楕球形に形成され、下部ドア23の表面略中央部に形成されており、導出口26からの遊技球Pを貯えるとともに、この貯えた遊技球Pが一杯になった場合、下部ドア23裏面の供給路上流に遊技球Pを退避させるよう機能する。
受皿27には、左右一対の排出ボタン29が押圧操作可能に取り付けられ、この一対の排出ボタン29が押圧操作されることにより、受皿27の底の一部が開口(図1参照)して遊技球Pを下部ドア23の下方に配置されるケース(ドル箱と呼ばれる)に排出する。受皿27の他側部(正面視左側)には、CRユニット1に挿入されたプリペイドカード3用の返却ボタン30、貸球用ボタン31、及び喫煙者用の回転可能な灰皿32が配設されている。
ハンドル機構28は、下部ドア23の下部一側(正面視右側下部)に取り付けられ、この下部ドア23から回転可能に露出した略半球形の操作ハンドル33が遊技者に握持されて回転操作されることにより、受皿27内に貯留され、供給路上流に位置する遊技球Pを下流の発射装置14に供給するとともに、この発射装置14の発射槌を駆動して遊技球Pを遊技盤40に発射するよう機能する。このハンドル機構28は、操作ハンドル33が時計方向に回転操作される程、遊技球Pが強く打ち出されるよう調整されている。操作ハンドル33には、遊技球Pの打ち出しを一時停止する一時停止ボタン(ウエイトボタンともいう)34が押圧操作可能に設けられている。
遊技盤40は、例えば縦長で矩形のベニヤ板を備え、このベニヤ板の表面に遊技者が好む様々なデザインの印刷された合成樹脂シートが覆着されており、本体10の略中央部よりも上方の部分で開口した正面の開口部に着脱自在に装着されている。この遊技盤40の表面周縁部には、本体10下方の発射装置14から発射された遊技球Pを案内する内外複数のガイドレール41が湾曲して取り付けられるとともに、合成樹脂製の装飾された区画壁42が装着されている。
複数のガイドレール41は、例えば可撓性の長板を用いて略C字形や略逆J字形に形成され、区画壁42と共に遊技球Pの打ち込まれる遊技領域43を略半円形に区画形成しており、この遊技領域43の内外に、複数の釘44、複数の風車46、複数の盤面ランプ47、複数の入賞口装置48、始動入賞口装置51、複数の通過入賞口装置55、可変表示装置57、開閉可能な大入賞口装置65、及びアウト穴71が配設されている。
複数の釘44は、例えば遊技盤40の上方に打ち込まれる天釘、始動入賞口装置51の真上に打ち込まれる命釘、遊技盤40の側部等に打ち込まれるハカマ釘、及びこれら以外のバラ釘とを備え、遊技領域43に打ち込まれた遊技球Pを予想外の方向に弾いたり、入賞を規制するよう機能する。この複数の釘44のうち、一の風車46の近傍部における釘44の隙間は、遊技球Pを始動入賞口装置に導くための打ち込みの目安となるブッコミ領域(ワクともいう)45とされる。
複数の風車46は、例えば遊技領域43の上部両側や中央部両側に回転可能に軸支され、遊技球Pに当たると回転して遊技球Pの落下方向を変更したり、遊技球Pを加速させて遊技者を飽きさせないようにする。複数の盤面ランプ47は、所定の合成樹脂を使用して各種の造形物等を模して成形され、遊技領域43の両側部に配設されており、遊技中に点灯したり点滅し、遊技者の遊び心や射幸心を適度に煽るよう機能する。
複数の入賞口装置(チャッカーともいう)48は、例えば遊技領域43の下方寄りの両側部にそれぞれ装着されている。各入賞口装置48は、遊技領域43の入賞口を覆う上部の開口した被入賞体49と、この被入賞体49への遊技球Pの入賞を検知する小入賞球検知センサ50とを備え、この小入賞球検知センサ50の検知により、所定の数の遊技球Pが小当たりの賞球として受皿27に払い出される。
始動入賞口装置(スタートチャッカー、始動口、又はヘソともいう)51は、遊技領域43の下方寄りの中央部に装着され、可変表示装置57の下方に位置する。この始動入賞口装置51は、遊技領域43の始動入賞口を覆う上部の開口した被入賞体52と、この被入賞体52の上部両側に開閉揺動可能に支持され、遊技盤裏面のソレノイドの駆動に基づき開放して遊技球Pを入賞させる一対のチューリップ弁53と、被入賞体への遊技球Pの入賞を検知する始動入賞球検知センサ54と、一対のチューリップ弁53の動作不良等を検知するエラー検知センサとを備えている。
このような構成の始動入賞口装置51に遊技球Pが入賞し、始動入賞球検知センサ54に遊技球Pが検知されると、所定の数の遊技球Pが小当たりの賞球として受皿27に払い出される他、可変表示装置57に抽選用の複数の特別図柄58が表示され、この複数の特別図柄58を用いた抽選の結果、大当たり状態になると、通常遊技状態から遊技者に有利な特別遊技状態に移行する。
通常遊技状態とは、遊技球Pの出球率や利益獲得率の低い状態をいう。具体的には、遊技の開始あるいは特別遊技状態の終了から次の特別遊技状態に移行するまでの遊技状態をいい、入賞口装置48や通過入賞口装置55への入賞の有無を特に問うものではない。
特別遊技状態とは、通常遊技状態よりも遊技者に有利な状態、換言すれば、通常遊技状態よりも遊技球Pの出球率や利益獲得率が高い状態をいう。この特別遊技状態には、少なくとも大入賞口装置65が開放動作する通常の大当たり状態、確率変動付き大当たり状態(確変ともいう)、及び確率変動付き大当たり状態の継続する状態(連荘ともいう)等が含まれる。
複数の通過入賞口装置(通過チャッカーともいう)55は、例えば遊技領域43の上方寄りの両側部にそれぞれ装着されている。各通過入賞口装置55は、中空の被入賞体と、この被入賞体への遊技球Pの入賞(スルー)を検知する通過入賞球検知センサ56とを備えている。
可変表示装置(本実施形態では特別図柄LCDともいう)57は、例えば薄い矩形の液晶モジュールからなり、遊技領域43の略中央部に穿孔された横長の装着口に遊技盤40の裏面側から嵌着されており、制御装置80による抽選結果に応じた制御に基づいて画面に文字や画像等からなる各種の模様を表示する。この横長の可変表示装置57は、装飾枠体61に囲まれ、デモンストレーション映像、遊技映像、抽選用の複数の特別図柄58、リーチ予告等を表示する。
デモンストレーション映像としては、例えばホールに入店してきた者の興味を喚起する魅惑的なキャラクターを縦横に表示してその大きさを変更したり、表示したキャラクターを増減したり、あるいはキャラクターにアクション等の演出をさせる映像があげられる。遊技映像としては、例えば通常遊技状態時にテレビや漫画の登場人物をストーリーに応じて三次元的に表示し、遊技者に倦怠感が生じないようにする映像があげられる。
抽選用の複数の特別図柄58は、通常の大当たり状態の役を示す通常図柄59と、確率変動付き大当たり状態の役を示す特定図柄(確変図柄ともいう)60とを備え、始動入賞口装置51に対する遊技球Pの入賞を契機に1×3のマトリックスに表示されるとともに、各特別図柄58が回転表示、仮停止表示、及び確定停止表示を経て他の特別図柄58と組み合わされることにより、大当たり状態か外れかを報知するための図柄である。
通常の大当たり状態とは、例えば通常遊技状態よりも遊技球Pの出球率や利益獲得率の高い特別遊技状態をいい、本実施形態では大入賞口装置65が所定の時間開放動作する状態が該当する。通常図柄59は、文字、数字、図形等からなるが、本実施形態では「2」、「4」、「6」等とされている。
確率変動付き大当たり状態とは、通常の大当たり状態よりも遊技球Pの出球率や利益獲得率が高い特別遊技状態をいい、本実施形態では大入賞口装置65の開放動作の他、小当たりや大当たりの確率が通常の確率から予め定められた確率まで高くなる状態(具体的には、当選確率が1/317程度から1/67程度に向上する状態)が該当する。特定図柄60は、文字、数字、図形等からなるが、本実施形態では「1」、「3」、「7」等とされている。
特別図柄58の回転表示とは、例えば複数の特別図柄58を縦一列に並べ備えたスロットマシンの回転リールのように特別図柄58が高速で上下方向に回転する内容の演出表示をいう。特別図柄58の仮停止表示とは、例えば特別図柄58が最終的に停止せず、上下方向に細かくスクロールしたり、揺れ動く等の内容の演出表示をいい、遊技者をハラハラさせたり、やきもきさせて遊技に伴う感覚的刺激が弱まるのを防止する。また、特別図柄58の確定停止表示とは、例えば特別図柄58が最終的に停止する抽選結果の演出表示をいう。
抽選の結果、「2」「4」「7」のように3つの選択された特別図柄58の組み合わせが全く揃わず、予め定められた特別図柄58の組み合わせでない場合には、外れ状態となって遊技状態が次の入賞待ちの通常遊技状態のままとなり、「2」「2」「2」のように3つの選択された通常図柄59の組み合わせが全て揃い、予め定められた通常図柄59の組み合わせとなる場合には、遊技者に有利な通常の大当たり状態となる。
また、「6」「?」「6」のように3つの特別図柄58中、2つの特別図柄58が揃う場合には、大当たり状態を示唆して遊技者に期待感を抱かせるリーチ状態となり、「7」「7」「7」のように3つの選択された特定図柄60の組み合わせが全て揃い、予め定められた特定図柄60の組み合わせとなる場合には、遊技者に最も有利な確率変動付き大当たり状態となる。
リーチ予告は、例えば複数の特別図柄58の回転表示前や回転表示中に図柄を変更したり、特定のキャラクターに画面を短時間横切らせたり、あるいは画面に所定の自然現象を短時間出現させる等の内容の演出をいい、リーチ状態にする確率を高めたり、低下等させて遊技者に心理学的な錯覚を生じさせる。
装飾枠体61は、中空横長の枠形に形成されて表面が装飾され、上部に複数の保留球ランプ62が横一列に並設されている。この複数の保留球ランプ62は、可変表示装置57の動作中に始動入賞口装置51に新たな入賞があった場合、遊技球Pの入賞数に応じて点灯し、通常遊技状態から特別遊技状態に移行するか否かの抽選(判定)を行う回数を表示するよう機能する。装飾枠体61の下部には、複数の通過保留数表示ランプ63が横一列に並設され、この複数の通過保留数表示ランプ63の両側には、小型の液晶モジュールからなる普通図柄LCD64が配設されている。
通過保留数表示ランプ63は、通常遊技状態から特別遊技状態に移行するか否かの抽選時(判定時)に通過入賞口装置55に入賞した遊技球Pの数に応じて点灯する。普通図柄LCD64は、通過入賞口装置55に対する遊技球Pの入賞を契機として普通図柄を変動表示するとともに、始動入賞口装置51の一対のチューリップ弁53を開放して遊技球Pの入賞を容易化する。普通図柄は、上記した特別図柄58同様、文字、数字、記号、図形等からなり、本実施形態では「○」、「×」等とされている。
大入賞口装置(アタッカーともいう)65は、遊技領域43の下方寄りに装着され、始動入賞口装置51とアウト穴71の間に位置する。この大入賞口装置65は、遊技球Pを入賞させる横長の大入賞口66と、この大入賞口66を遊技盤裏面のソレノイドの駆動に基づき開閉する横長の受板67と、大入賞口66への遊技球Pの入賞を検知する大入賞球検知センサ68と、大入賞口66内の中央部に設けられ、遊技球Pが所定の確率で通過する継続入賞領域(Vゾーンとも呼ばれる)69と、この継続入賞領域69への遊技球Pの入賞を検知する継続球検知センサ70と、受板67の動作不良等を検知するエラー検知センサとから構成されている。
アウト穴71は、遊技領域43の下部に穿孔され、遊技盤40の表面側から裏面側に遊技球Pを外れ球として案内する。このアウト穴71の後方下流、換言すれば、遊技盤40の裏面側には図4や図6に示す外れ球用の回収室72が区画形成され、この回収室72の底面72aは正面側のアウト穴71(図4の左側)から背面壁72b(図4の右側)に向かうにしたがい徐々に低くなるよう傾斜形成されている。
これらアウト穴71と回収室72の背面壁72bとの間には、通常遊技状態時に遊技球Pを回収する第一の回収孔73と、特別遊技状態時に遊技球Pを外れ球検知センサ75により一球ずつ検知しながら回収する第二の回収孔74と、通常遊技状態時には第一の回収孔73を開放して遊技球Pを落下させ、特別遊技状態時には第一の回収孔73を閉じて第二の回収孔74に遊技球Pを誘導する開閉シャッタ76とがそれぞれ配設されている。
第一の回収孔73は、アウト穴71の後方下流、回収室72の底面72a上流に大きな横長の矩形に穿孔され、その周縁部に遊技球Pを下方に案内する複数のテーパ73aが形成されており、アウト穴71を通過した複数の遊技球Pをまとめて回収するよう機能する。
第二の回収孔74は、第一の回収孔73の後方下流と回収室72の背面壁72bとの間に、遊技球Pよりも僅かに大きい円形に穿孔され、その周辺に遊技球Pを案内する複数のテーパ74aが形成されるとともに、下面には、遊技球Pに一球ずつ通過される外れ球検知センサ75が装着されており、この外れ球検知センサ75が通過する遊技球Pを光学的あるいは磁気的に検知する。
なお、第二の回収孔74に落下することなく、遊技球Pがテーパ74aを通過したとしても、回収室72の背面壁72bに衝突して第二の回収孔74に落下することとなる。
開閉シャッタ76は、第一の回収孔73よりも僅かに大きい断面略凸字形に形成され、表面(上面)76aが回収室72の底面72aと同方向に傾斜して底面72aの一部を形成しており、第一の回収孔73の下面に一対の保持片77を介し水平に嵌合支持されるとともに、アクチュエータ(例えば各種のモータやソレノイド等)78に接続された螺子棒79の先端部に軸支されている。この開閉シャッタ76は、アクチュエータ78の駆動に伴う螺子棒79の回転により、図5の上下方向にスライドして第一の回収孔73を開閉する。
このようなアウト穴71は、第一の回収孔73又は第二の回収孔74により、外れ球として落下してきた遊技球Pを回収し、本体10の回収機構を介してシマ設備側に排出する。排出された遊技球Pは入賞口装置48、始動入賞口装置51、及び大入賞口装置65から排出された遊技球Pと共に洗浄装置に集めて洗浄され、その後、一ブロックの補給パイプに供給されて循環利用される。
制御装置80は、図7に示すように、ホールの集中管理装置81や球貸信号制御回路82等に接続された主制御装置83と、この主制御装置83から制御信号を受信してその制御下で作動する副制御装置88とを備え、これら主制御装置83と副制御装置88とが本体10の背面壁等に設置されるとともに、CRユニット1、払出装置15、枠ランプ24、スピーカ25、盤面ランプ47、入賞口装置48、始動入賞口装置51、通過入賞口装置55、可変表示装置57、装飾枠体61、大入賞口装置65、開閉シャッタ76のアクチュエータ78等に電気的に接続される。
主制御装置83は、プリント回路基板からなる回路基板に、水晶発振回路84、演算処理機能を有するCPU85、ROM86、RAM87、動作不良等を検知するエラー検知センサ、その他の電子部品が実装され、入力側に遊技球発射検知センサ17、遊技球払出検知センサ18、エラー検知センサ、小入賞球検知センサ50、始動入賞球検知センサ54、通過入賞球検知センサ56、大入賞球検知センサ68、継続球検知センサ70、外れ球検知センサ75等が基本的には入力インターフェイスを介し接続されるとともに、出力側に副制御装置88等が接続されており、不正改造されないよう透明の樹脂ケースに収納されて強固に封止されている。
水晶発振回路84は、発振パルスを分周することにより、制御動作の基準となるタイミングパルス(例えば、4ミリ秒毎のタイミングパルス)を生成するよう機能する。ROM86には、乱数テーブルを含む所定のプログラムが記憶されている。
RAM87には、状態データテーブルや乱数メモリの他、遊技の履歴や遊技利益等が記憶されている。遊技の履歴とは、例えば電源回路100を投入してから、あるいは遊技機で遊技を開始してから現在に至るまでの遊技内容の経時的な記録をいう。具体的には、始動入賞口装置51に入賞した遊技球Pの球数、始動入賞口装置51の開放時間や回数、大入賞口装置65に入賞した遊技球Pの球数等があげられる。また、樹脂ケースの開閉蓋には、図示しない基板管理番号証が貼着されている。
このような構成の主制御装置83は、CPU85がRAM87を作業領域としてROM86に記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、副制御装置88と共にコンピュータとして所定の機能を実現する。所定の機能としては、例えば大当たり状態等を判定する乱数を生成する乱数生成機能、この乱数生成機能からの乱数を抽出して予め定められた数値と比較し、通常遊技状態から特別遊技状態に移行するか否かを抽選により判定する機能、通常遊技状態から特別遊技状態に移行する機能、通常の大当たり状態あるいは確率変動付き大当たり状態に移行する機能等があげられる。
副制御装置88は、図柄制御装置89、ランプ制御装置90、音声制御装置91、払出制御装置92、及び可動体制御装置93を備え、一部の例外を除き、基本的には主制御装置83に出力インターフェイスを介して接続されており、不正改造されないよう透明の樹脂ケースに収納されて強固に封止されている。樹脂ケースの開閉蓋には、図示しない基板管理番号証が貼着されている。
図柄制御装置89は、回路基板にCPU、ROM、RAM、その他の電子部品が実装され、可変表示装置57にグラフィック情報を管理するビデオディスプレイプロセッサ等を介して接続されるとともに、普通図柄LCD64に接続されている。このような構成の図柄制御装置89は、主制御装置83の制御信号に基づき、CPUがRAMを作業領域としてROMに記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、可変表示装置57や普通図柄LCD64の表示を制御するよう機能する。
ランプ制御装置90は、回路基板にCPU、ROM、RAM、その他の電子部品が実装され、枠ランプ24と盤面ランプ47に接続されている。このようなランプ制御装置90は、主制御装置83の制御信号に基づき、CPUがRAMを作業領域としてROMに記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、枠ランプ24と盤面ランプ47の点灯や点滅を制御するよう機能する。
音声制御装置91は、回路基板にCPU、ROM、RAM、その他の電子部品が実装されており、主制御装置83の制御信号に基づき、CPUがRAMを作業領域としてROMに記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、スピーカ25を制御するよう機能する。払出制御装置92は、回路基板にCPU、ROM、RAM、その他の電子部品が実装され、主制御装置83の制御信号に基づき、CPUがRAMを作業領域としてROMに記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、CRユニット1と払出装置15とを制御する。
可動体制御装置93は、回路基板にCPU94、ROM95、RAM96、その他の電子部品が実装され、主制御装置83の制御信号に基づき、CPU94がRAM96を作業領域としてROM95に記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、始動入賞口装置51のチューリップ弁53や大入賞口装置65の受板67等を制御する。
また、この可動体制御装置93は、CPU94がRAM96を作業領域としてROM95に記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、主制御装置83と共に、特別遊技状態の開始から終了までの間に複数の入賞口装置48の入賞口、始動入賞口装置51の入賞口、及び大入賞口装置65の開放した大入賞口66に入賞した遊技球Pの入賞球数を小入賞球検知センサ50、始動入賞球検知センサ54、大入賞球検知センサ68、及び継続球検知センサ70により計測する手段と、特別遊技状態時にアクチュエータ78を駆動して開閉シャッタ76をスライドさせ、この開閉シャッタ76により第一の回収孔73を閉じて第二の回収孔74に遊技球Pを誘導する手段と、特別遊技状態の開始から終了までの間にアウト穴71の第二の回収孔74に回収された遊技球Pの外れ球数99を外れ球検知センサ75の検知に基づいて計測する手段と、計測した入賞球数に各入賞口への入賞に基づいて払い出される単位個数当たりの賞球数を乗算し、この乗算して得られた値から計測した外れ球数99を減算して遊技球Pの純増獲得出球数97を算出する手段と、算出した純増獲得出球数(図6参照)97を可変表示装置57にタイムリーに表示する手段として機能する。
電源回路100は、図7に示すように、交流電流を直流電流に変換して主制御装置83と副制御装置88に給電するよう機能する。この電源回路100から主制御装置83と副制御装置88を介して給電される直流電流は、枠ランプ24、スピーカ25、盤面ランプ47、入賞口装置48、始動入賞口装置51、通過入賞口装置55、可変表示装置57、装飾枠体61、開閉シャッタ76のアクチュエータ78等に適宜のタイミングで分電される。
次に、遊技機の遊技方法について説明すると、遊技機を使用して遊技する場合には、CRユニット1を利用して複数の遊技球Pを借り、受皿27を遊技球Pで満たし、ハンドル機構28の操作ハンドル33を適宜回転操作して遊技球Pを発射装置14から発射すれば良い。
すると、遊技球Pは、発射装置14からガイドレール41に案内されつつ遊技盤40の遊技領域43上方に次々と打ち込まれ、釘44や風車46との衝突に伴い軌道や速度を不規則に変更しながら落下し、入賞口装置48、始動入賞口装置51、通過入賞口装置55に入賞したり、アウト穴71に回収される。この際、開閉シャッタ76が第一の回収孔73を開放しているので、遊技球Pは、第一の回収孔73を跳び越えて第二の回収孔74に回収されることがなく、第一の回収孔73にスムーズに複数個回収される。
入賞口装置48の小入賞球検知センサ50に遊技球Pが検知されると、受皿27に所定の数の遊技球Pが賞球として払い出される。通過入賞口装置55の通過入賞球検知センサ56に遊技球Pが検知されると、装飾枠体61の普通図柄LCD64が変動表示されたり、始動入賞口装置51の一対のチューリップ弁53が開放する。
遊技球Pが始動入賞口装置51に入賞し、始動入賞球検知センサ54に検知されると、乱数を用いた抽選が行なわれ、この抽選結果に基づいて可変表示装置57の表示が抽選結果報知用の複数の特別図柄58を順次回転させる表示に切り替わり、その後、仮停止、確定停止の表示となる。この際、始動入賞口装置51に別の遊技球Pが新たに入賞すると、遊技球Pの入賞数に応じて保留球ランプ62が点灯し、この保留球ランプ62の点灯数に応じて抽選が引き続き行われる。また、抽選の際、複数の特別図柄58の回転速度は、保留球ランプ62の点灯している場合には、消化時間が早くなるよう点灯数に応じて上昇する(時短ともいう)。
複数の特別図柄58が回転する際、回転表示の契機となった抽選の制御に応じ、可変表示装置57にリーチ状態に移行する可能性を示す予告が表示されたり、あるいは複数の特別図柄58中、1つ以外の複数の特別図柄58が同じ図柄で揃い、大当たり状態を示唆するリーチ状態が表示されたりする。
抽選の結果、「6」「6」「6」のように3つの通常図柄59が揃い、予め定められた通常図柄59の組み合わせに該当して通常の大当たり状態になると、遊技状態が通常遊技状態から特別遊技状態に移行、換言すれば、大入賞口装置65の閉じていた受板67が開いて大入賞口66を開放し、この開放した大入賞口66に遊技領域43を落下してきた遊技球Pが短時間のうちに多数入賞し、この遊技球Pの入賞数に応じて受皿27に遊技球Pが大当たりの賞球として多数払い出される。
この際、大入賞口装置65は、例えば、開放時間が30秒経過するか、あるいは遊技球Pが10個入賞するまで開放動作する。また、大入賞口66内の継続入賞領域69に遊技球Pが入賞し、この入賞を継続球検知センサ70が検知すると、大入賞口装置65の開放動作回数(ラウンドともいう)が予め定められた回数(例えば最高16回)となるまで更新される。
また、抽選の結果、「7」「7」「7」のように3つの特定図柄60が揃い、予め定められた特定図柄60の組み合わせに該当して確率変動付き大当たり状態になると、大入賞口装置65の開放動作の他、それ以後の通常遊技状態において小当たりや大当たりの確率が向上するとともに、早期に大当たり状態を発生させる確率が高まる。
なお、特別遊技状態の開始から終了までの間においては、大入賞口装置65の開放した大入賞口66に遊技球Pの入賞する確率が高まるので、遊技球Pがアウト穴71を通過する確率は低下する。したがって、通常遊技状態では第一の回収孔73により複数の遊技球をまとめて回収しなければ、スムーズに回収できずに球詰まりになってしまうが、特別遊技状態では第二の回収孔74により遊技球を一球ずつ外れ球検知センサ75で検知しながら回収しても、遊技球の滞りのない回収が期待できる。
さて、本実施形態においては、特別遊技状態の開始から終了までの間における遊技球Pの純増獲得出球数97を把握するため、図9に示す処理が行なわれる。先ず、遊技状態が通常遊技状態から特別遊技状態に移行して大入賞口装置65の受板67が開放し、大入賞口66が開放する(図9のS1)と、特別遊技状態の開始から終了までの間に複数の入賞口装置48の入賞口、始動入賞口装置51の入賞口、及び大入賞口装置65の大入賞口66に入賞した遊技球Pの入賞球数を小入賞球検知センサ50、始動入賞球検知センサ54、大入賞球検知センサ68、及び継続球検知センサ70がそれぞれ計測する(図9のS2)。
またこれと並行して、アクチュエータ78が駆動して開閉シャッタ76をスライドさせ、この開閉シャッタ76により第一の回収孔73が閉塞されて第二の回収孔74にのみ遊技球Pが落下可能な状態となる。こうして第二の回収孔74にのみ遊技球Pが落下可能な状態になると、遊技球Pは、開閉シャッタ76や回収室72の背面壁72bに案内されて第二の回収孔74に一球ずつ落下・回収されるとともに、外れ球検知センサ75により一球ずつ検知され、この外れ球検知センサ75の一球ずつの検知により遊技球Pの外れ球数99が計数される(図9のS3)。
次いで、計測した入賞球数×各入賞口への入賞に基づいて払い出される単位個数当たりの賞球数−計測した外れ球数99が計算され、遊技球Pの純増獲得出球数97が算出される(図9のS4)。純増獲得出球数97が算出されると、この純増獲得出球数97が可変表示装置57にタイムリーに表示され(図8の場合には12個)、この表示により、遊技者は、特別遊技状態の開始から終了までの間における遊技球Pの純増獲得出球数97を把握することができる(図9のS5、S6)。
上記によれば、可変表示装置57に純増獲得出球数97が表示されるので、大入賞口装置65の開放から閉じるまでの間における純益を遊技者が略正確に視認することができる。したがって、表示された純増獲得出球数97に応じて操作ハンドル33の回転操作や攻略法を適宜修正することができるので、遊技に関して不満やストレスが募ることがない。
特に、遊技に熟練している遊技者や遊技機に対して攻略心に溢れる遊技者は、自己の技量を客観的に知ることができるから、大きな不満やストレスが募ることがない。さらに、遊技者は、可変表示装置57の直接的な表示に大いに刺激を受け、興奮しながら遊技により興じることができる。
次に、図10、図11は本発明の第2の実施形態を示すもので、この場合には、算出した遊技球Pの純増獲得出球数97とホールの換金率とから遊技に基づく利益額98を算出し、この算出した利益額98を可変表示装置57に表示するようにしている。
すなわち、本実施形態においては、主制御装置83と可動体制御装置93とにより、特別遊技状態の開始から終了までの間に複数の入賞口装置48の入賞口、始動入賞口装置51の入賞口、及び大入賞口装置65の開放した大入賞口66に入賞した遊技球Pの入賞球数を小入賞球検知センサ50、始動入賞球検知センサ54、大入賞球検知センサ68、及び継続球検知センサ70により計測する手段と、特別遊技状態時にアクチュエータ78を駆動して開閉シャッタ76をスライドさせ、この開閉シャッタ76により第一の回収孔73を閉じて第二の回収孔74に遊技球Pを誘導する手段と、特別遊技状態の開始から終了までの間にアウト穴71の第二の回収孔74に回収された遊技球Pの外れ球数99を外れ球検知センサ75の検知に基づいて計測する手段と、計測した入賞球数に各入賞口への入賞に基づいて払い出される単位個数当たりの賞球数を乗算し、この乗算して得られた値から計測した外れ球数99を減算して遊技球Pの純増獲得出球数97を算出する手段と、特別遊技状態の開始から終了までの間における遊技球Pの純増獲得出球数97にホールの換金率を乗算して利益額98を算出する手段と、この算出した利益額98を可変表示装置57にタイムリーに表示する手段を実現するようにしている。
本実施形態において、遊技状態が通常遊技状態から特別遊技状態に移行して大入賞口装置65の受板67が開放し、大入賞口66が開放する(図11のS1)と、特別遊技状態の開始から終了までの間に複数の入賞口装置48の入賞口、始動入賞口装置51の入賞口、及び大入賞口装置65の大入賞口66に入賞した遊技球Pの入賞球数を小入賞球検知センサ50、始動入賞球検知センサ54、大入賞球検知センサ68、及び継続球検知センサ70がそれぞれ計測する(図11のS2)。
またこれと並行して、アクチュエータ78が駆動して開閉シャッタ76をスライドさせ、この開閉シャッタ76により第一の回収孔73が閉塞されて第二の回収孔74にのみ遊技球Pが落下可能な状態となる(図11のS3)。こうして第二の回収孔74にのみ遊技球Pが落下可能な状態になると、遊技球Pは、開閉シャッタ76を通過して第二の回収孔74に一球ずつ落下・回収されるとともに、外れ球検知センサ75により一球ずつ検知され、この外れ球検知センサ75の一球ずつの検知により遊技球Pの外れ球数99が計数される(図11のS3)。
次いで、計測した入賞球数×各入賞口への入賞に基づいて払い出される単位個数当たりの賞球数−計測した外れ球数99が計算され、遊技球Pの純増獲得出球数97が算出される(図11のS4)。遊技球Pの純増獲得出球数97が算出されると、純増獲得出球数97×遊技機の設置されたホールの換金率(例えば、1球=4円)を計算して利益額98が算出され(図11のS5)、この利益額98が可変表示装置57にタイムリーに表示され(図10の場合には48円)、この表示により、遊技者は、特別遊技状態の開始から終了までの間における利益額98を把握することができる(図11のS6、S7)。
その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、純増獲得出球数97に相当する対価を具体的に表示するので、遊技者の物欲や利欲を大いに刺激して射幸心を適度に煽ることができるのは明らかである。
次に、図12、図13は本発明の第3の実施形態を示すもので、この場合には、遊技球Pの純増獲得出球数97やこれに相当する利益額98を表示するのではなく、アウト穴71に回収される外れ球数99を可変表示装置57に表示するようにしている。
すなわち、本実施形態においては、主制御装置83と可動体制御装置93とにより、特別遊技状態時にアクチュエータ78を駆動して開閉シャッタ76をスライドさせ、この開閉シャッタ76により第一の回収孔73を閉じて第二の回収孔74に遊技球Pを誘導する手段と、特別遊技状態の開始から終了までの間にアウト穴71の第二の回収孔74に回収された遊技球Pの外れ球数99を外れ球検知センサ75の検知により計測する手段と、計測した外れ球数99を可変表示装置57にタイムリーに表示(図12の場合には6球)する手段を実現するようにしている。
本実施形態において、遊技状態が通常遊技状態から特別遊技状態に移行して大入賞口装置65の受板67が開放し、大入賞口66が開放する(図13のS1)と、アクチュエータ78が駆動して開閉シャッタ76をスライドさせ、この開閉シャッタ76により第一の回収孔73が閉塞されて第二の回収孔74にのみ遊技球Pが落下可能な状態となる(図13のS2)。
こうして第二の回収孔74にのみ遊技球Pが落下可能な状態になると、遊技球Pは、開閉シャッタ76を通過して第二の回収孔74に一球ずつ落下・回収されるとともに、外れ球検知センサ75により一球ずつ検知され、この外れ球検知センサ75の一球ずつの検知により遊技球Pの外れ球数99が計数される(図13のS2)。そして、遊技球Pの外れ球数99が可変表示装置57にタイムリーに表示され(図12の場合には6球)、この表示により、遊技者は、特別遊技状態の開始から終了までの間における遊技球Pの外れ球数99を把握することができる(図13のS3、S4)。
その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、純益とは反対の損失を表示することにより遊技者を発奮させ、遊技者をさらに遊技に熱中させることができるのは明らかである。
なお、上記実施形態の賞球と玉貸しの球経路は、分離せずに区別不能な構造としても良いし、分離して区別可能な構造としても良い。また、本体10の背面壁に、払出装置15からの遊技球Pを振り分ける振分け装置を設置しても良い。また、下部ドア23に複数の受皿27を上下に並べて配設しても良い。また、一時停止ボタン34を、操作ハンドル33ではなく、下部ドア23の操作ハンドル近傍部に設けても良い。
また、釘44、風車46、盤面ランプ47、入賞口装置48、始動入賞口装置51、通過入賞口装置55の数は、適宜増減変更することができる。また、特別図柄58を用いた抽選の際、可変表示装置57に複数の特別図柄58を3×3等のマトリックスに表示することもできる。また、装飾枠体61の上部に、複数の通過保留数表示ランプ63と普通図柄LCD64とを配設しても良いし、装飾枠体61の下部に、遊技球Pを始動入賞口装置51の真上付近に導くステージを設けることもできる。
また、装飾枠体61に、遊技球Pを道釘を経ることなく、始動入賞口装置51の上方付近に導く経路(ワープゾーンともいう)を設けることも可能である。また、主制御装置83と副制御装置88のCPU、ROM、RAMをそれぞれ一体化してワンチップにすることも可能である。また、主制御装置83と副制御装置88のCPUは、単数複数に適宜増減することも可能である。また、主制御装置83と副制御装置88の各基板に電源回路100をそれぞれ接続することも可能である。
また、主制御装置83のRAM87に遊技の履歴や遊技利益等を記憶させるのではなく、ハードディスク等の公知の記憶装置に記憶させても良い。また、主制御装置83で賞球の払出個数を監視しても良い。また、大当たり状態の確定時に3つの特別図柄58を再度回転表示させ、再抽選して遊技者の期待度を高めても良い。
さらに、遊技球Pの純増獲得出球数97、これに相当する利益額98、又は外れ球数99を可変表示装置57に単に表示しても良いが、点滅表示しても良いし、表示位置や大きさを変更しながら表示しても良い。さらにまた、ラウンド毎に更新表示しても良い。