JP2008272097A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技カードにコレクション性を持たせる。
【解決手段】所定のジャンルの画像がキャビネット2表面に印刷又は液晶表示装置5等の表示画面に表示される。遊技者の所定の入力に応じて抽籤が実行され、この抽籤結果に応じて、複数種類の遊技状態の下で遊技を実行する。所定のジャンルの画像に関連付けられていると共に、外部から操作された時点における遊技状態に対応付けられた画像データを表示した遊技カード300を発行する遊技カード発行装置200を有している。
【選択図】図1
【解決手段】所定のジャンルの画像がキャビネット2表面に印刷又は液晶表示装置5等の表示画面に表示される。遊技者の所定の入力に応じて抽籤が実行され、この抽籤結果に応じて、複数種類の遊技状態の下で遊技を実行する。所定のジャンルの画像に関連付けられていると共に、外部から操作された時点における遊技状態に対応付けられた画像データを表示した遊技カード300を発行する遊技カード発行装置200を有している。
【選択図】図1
Description
本発明は、特定の入賞態様が成立する遊技を実行するパチスロ機やパチンコ機、その他の遊技機に関する。
従来、この種の遊技機としては、例えば特許文献1〜7に記載のものがある。具体的には、遊技の開始により図柄の変動表示を開始し、停止ボタンが操作されたタイミングと内部当籤役とに基づいて変動表示を停止する。そして、停止後の図柄が入賞を成立させる組み合わせであれば、入賞役に対応したメダル等の遊技媒体の払い出しを行う。また、遊技機は、遊技カード発行装置を備えており、遊技に関連する遊技関連情報を有した遊技カードを発行するように構成されている。また、特許文献8においては、複数の遊技機に対して共通の遊技カード発行装置をデータ通信可能に設け、各遊技機における遊技の回数に応じて遊技カードを発行する構成が開示されている。
ところで、上記従来のように、通常の遊技に加えて、遊技に関連する遊技関連情報を有した遊技カードを発行すれば、遊技カードの遊技関連情報を用いて遊技を行うことができるため、ゲーム性が拡大したものになっているが、遊技カードにコレクション性を持たせることができれば、遊技の興趣の幅をゲーム性に加えてコレクション性にまで拡大できる点で好ましい。
そこで、本発明は、遊技カードにコレクション性を持たせることができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、所定のジャンルの画像が筐体表面に印刷又は表示画面に表示された遊技機であって、外部からの所定の入力に応じて抽籤が実行され、この抽籤結果に応じて、複数種類の遊技状態の下で遊技を実行する遊技実行手段と、前記所定のジャンルの画像に関連付けられていると共に、前記複数の遊技状態に対応付けられた画像データを表示した遊技カードを発行する遊技カード発行手段と、外部から操作された時点における遊技状態に対応付けられた前記画像データを表示した前記遊技カードを発行させるように、前記遊技カード発行手段を制御するカード発行制御手段とを有する。
上記の構成によれば、抽籤によって遊技状態が変化するゲーム性を備えた遊技機に、コレクション性のあるようなカード発行機としての機能を付加することによって、遊技機の遊技の興趣に幅を持たせることができる。特に、遊技者が遊技を行っているときに、その時点の遊技機の状態を見計らって遊技カードの発行タイミングを決定することができることから、希少価値のある遊技カードの発行を遊技者自らの技量や運で選択できるようになる。また、1つの遊技状態で複数種類のカードを設ける場合には、スロットであればビックボーナス中の遊技状態とか、パチンコであれば大当たり遊技中の遊技状態といった遊技者にとって有利な遊技状態時に、より多種類のカードの画像データを用意しておくことによって、より希少価値のあるカードを収集するためには、より遊技者にとって有利な遊技状態になった方が得られる可能性が高くなるように設定し、抽籤ゲームの遊技とカード発行ゲームとが相乗効果的に興趣を向上させるようにすることができる。
本発明における前記遊技カード発行手段は、前記画像データを記憶した画像データ記憶手段と、前記画像データが未表示の前記遊技カードを1枚単位で外部に排出可能に保管する遊技カード保管手段と、前記遊技カード保管手段から外部に排出される前記遊技カードに対して印刷を行う印刷手段と、外部からの操作によりカード発行信号を出力するカード発行操作手段と、前記カード発行信号の出力時点における遊技状態に対応付けられた前記画像データを前記画像データ記憶手段から読み出し、該画像データにより前記遊技カードの印刷を行うように前記印刷手段を制御する印刷制御手段とを有していてもよい。
上記の構成によれば、遊技カードの発行途中で画像データを印刷することにより表示するため、予め画像データを表示した遊技カードを保管しておく場合と比較して、多数の種類の画像データを表示した遊技カードを、限られたスペースで容易に発行することができると共に、保管や排出に要する機構を単純化して部品点数を減少させることができるため、故障し難いものにすることができる。
本発明における前記遊技実行手段は、前記遊技を遊技者とって有利に進めることを可能にするポイントを前記遊技の実行中に獲得可能にしており、前記遊技カード発行手段は、前記ポイントを消費することにより前記遊技カードを発行してもよい。
上記の構成によれば、遊技カードの発行がポイントの消費に関連付けられることによって、ポイントを遊技に使用するか遊技カードの発行に使用するかの判断を遊技者に委ねることができる。これにより、遊技の興趣を一層深みのあるものにすることができると共に、遊技カードに稀少価値を持たせることができる。
本発明における前記遊技実行手段は、前記遊技の開始を指令する遊技開始指令手段と、複数の図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、前記遊技の開始と前記遊技状態とに基づいて内部当籤役を決定する内部当籤役決定手段と、前記図柄の変動表示が前記内部当籤役に基づいて停止された結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、前記遊技とは別に、前記ポイントを獲得可能なミニゲームを実行するミニゲーム実行手段とを有していてもよい。
上記の構成によれば、ミニゲームによりポイントを獲得することができるため、ミニゲームによる楽しみを遊技とは別に遊技者に付与することができる。
本発明の実施の形態を図1ないし図11に基づいて以下に説明する。
図1は、遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1は、所謂『パチスロ機』であり、遊技者の操作により図柄の変動表示を停止させて遊技を行う遊技機本体100と、遊技カード300を発行する遊技カード発行装置200と有している。尚、遊技カード300や遊技カード発行装置200の具体的構成については後述する。
(遊技機本体100の構成)
本実施形態にかかる遊技機本体100は、複数の図柄の変動表示を入賞ライン上に停止して表示される図柄に基づいて特定の入賞態様が成立するように、遊技者の操作の検知により変動表示を停止可能に構成されている。尚、遊技機は、コインやメダル、遊技球等の他、遊技者に付与された、若しくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技するものであるが、以下の説明においては、遊技媒体や遊技価値としてメダルを用いて説明する。
本実施形態にかかる遊技機本体100は、複数の図柄の変動表示を入賞ライン上に停止して表示される図柄に基づいて特定の入賞態様が成立するように、遊技者の操作の検知により変動表示を停止可能に構成されている。尚、遊技機は、コインやメダル、遊技球等の他、遊技者に付与された、若しくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技するものであるが、以下の説明においては、遊技媒体や遊技価値としてメダルを用いて説明する。
図1に示すように、遊技機本体100は、遊技機1の全体を形成している筐体であるキャビネット2を有している。キャビネット2の正面には、液晶表示装置5が設置されている。液晶表示装置5は、後述する3個のリール3L・3C・3Rと同期する疑似リール4L・4C・4Rや、キャラクタ等による演出画像等を表示することが可能となっている。尚、液晶表示装置5については後に詳述する。
液晶表示装置5の下方には、斜め上方に開口したリール表示窓2aが形成されている。リール表示窓2aの奥には、変動表示手段としての3個のリール3L・3C・3Rが設けられている。3個のリール3L・3C・3Rは、それぞれその外周面に複数の図柄からなる図柄列が記されている。図柄列は、「00」〜「20」のコードナンバーが付された複数種類の図柄からなっている。具体的には、「赤7」、「青7」、「下チリ」、「ベル」、「スイカ」、「チェリー」、「Replay」及び「上チリ」の図柄からなっている。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。上記の図柄列中における「赤7」、「青7」は、特定の入賞態様を構成するものとして設定されている。ここで、特定の入賞態様とは、後述のBB(ビッグボーナス)やRB(レギュラーボーナス)のボーナスが成立する入賞態様を意味する。
リール3L・3C・3Rの各図柄は、図2に示すように、キャビネット2の正面から縦方向に3つずつ、合計9つの図柄が視認できるようになっている。また、視認可能な9つの図柄の停止位置に対応して、5本の入賞ラインが設定されている。即ち、上下方向に3つ並ぶ図柄を水平に横切るトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向に横切るクロスダウンライン8a、クロスアップライン8eが設けられている。これら各入賞ラインは、遊技者に視認可能に表示してもよいし、表示しなくてもよい。
これらの入賞ラインは、後述の1−BETボタン11、最大BETボタン12を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、1枚賭け時は1本(センターライン8cのみ)、2枚賭け時(1−BETボタン11を2回操作(押圧)又は、メダルを2枚投入)は3本(センターライン8cに加え、センターライン8b、ボトムライン8d)、最大枚数(本実施例では3枚)賭け時は5本(2枚賭け時の3本に加え、クロスダウンライン8a、クロスアップライン8e)が有効化される。入賞ライン8a〜8eは、役の入賞の成否に関わる。具体的には、所定の役に対応する図柄組み合せを構成する図柄が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役の入賞が成立することとなる。以下の説明において、有効化された入賞ラインを有効ラインと言う場合がある。
図1に示すように、リール表示窓2aの左側には、払出枚数及びクレジット数を表示する表示部17が設けられている。表示部17は、7セグメント表示器からなり、最大4桁の数値が表示される。そして、左側2桁部分には、貯留されているメダルの枚数(クレジット数)が表示され、右側2桁部分には、入賞成立時のメダルの払出枚数が表示される。
表示部17の右側には、メダル投入ランプ18、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cが設けられている。メダル投入ランプ18は、メダルの投入が受け付け可能であるときに点滅する。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲーム(単位遊技)を行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数ともいう)に応じて点灯する。尚、一のゲームは、全てのリールが停止したとき、又は、メダルの払い出しが行われる場合には、メダルが払い出されたときに終了する。
また、表示部17の左側には、遊技開始表示ランプ19及びリプレイランプ20が設けられている。遊技開始表示ランプ19は、入賞ライン8a〜8eの少なくとも1本が有効化されたときに点灯する。リプレイランプ20は、後述の「リプレイ」に入賞したときに点灯する。即ち、リプレイランプ20が点灯している場合は、メダルを投入することなく、ゲームを開始できる。
リール表示窓2a及び表示部17の下方には、水平面を有する台座部10が配置されている。台座部10の左側には、1−BETボタン11及び最大BETボタン12が設けられている。1−BETボタン11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚をゲームへの賭け枚数とし、2回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚をゲームへの賭け枚数とする。最大BETボタン12は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数(本実施例では、3枚)をゲームへの賭け枚数とする。このBETボタン11・12を操作することで、上述の入賞ライン8a〜8eが有効化されるようになっている。
また、台座部10の前面部の左寄りには、遊技者が遊技で獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算ボタン14(以下、C/Pボタン14と言う)が設けられている。このC/Pボタン14の切り替えにより「払い出し」が選択された場合には、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受部16に溜められる。一方、「クレジット」が選択された場合には、遊技機1が備えるメモリ(例えば、後述するRAM33等)にメダル数がクレジットとして記憶される。
C/Pボタン14の右側には、遊技者の操作によりリール3L・3C・3Rを回転させるためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。台座部10の前面部中央には、3個のリール3L・3R・3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L・7C・7Rが設けられている。台座部10の右側には、メダル投入口22が設けられている。
台座部10の下方には、メダルを貯留するメダル受部16が配置されている。メダル受部16の略中央部には、メダル払出口15が配置されている。メダル払出口15の側方には、スピーカ21Bが配置されている。
メダル受部16と台座部10との間には、腰部パネル23が設けられている。腰部パネル23には、所定のジャンルの画像や所定の遊技テーマの画像が形成されている。具体的には、サッカーのジャンルやテーマを遊技者に連想させる名称である『world soccer』の文字画像と背景画像とを備えた遊技テーマの画像が形成されている。尚、ジャンルや遊技テーマは、サッカーに限定されるものではなく、野球や食べ物、景色、祭り、漫画の主人公や物語等であってもよい。また、本実施形態においては、腰部パネル23に所定のジャンルやテーマの画像を表示しているが、キャビネット2の露出面に表示されていてもよい。
また、キャビネット2の上方の左右には、スピーカ21L・21Rが設けられている。スピーカ21L・21Rの間には、LEDランプ29が設けられており、遊技状態に応じた演出に伴い、点滅等するようになっている。
次に、液晶表示装置5の構造について説明する。液晶表示装置5は、保護ガラスと表示板とからなる正面パネル、透明液晶パネル、導光板、反射フィルム、所謂白色光源である蛍光ランプ、ランプホルダ、及び、透明液晶パネル駆動用のICを搭載したテーブルキャリアパッケージ(TCP)からなり、TCPは、透明液晶パネル54の端子部に接続したフレキシブル基板(図示せず)等により構成される。
保護ガラス及び表示板は、透明な部材で構成されている。表示板の裏面側には、各種ランプ及び各種表示部を動作させる電気回路等配置される(図示せず)。透明液晶パネルは、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明な基板と、これに対向する透明な基板との間隙部に液晶が封入されて形成されている。この透明液晶パネルの表示モードは、ノーマリーホワイトに設定されている。ノーマリーホワイトとは、液晶を駆動していない状態で白表示(表示面側に透過した光が外部より視認可能である)となる構成である。
導光板は、蛍光ランプからの光を透明液晶パネルへ導き出す(透明液晶パネルを照明する)ためのものであり、透明液晶パネルの裏側に設けられ、例えば、2cm程度の厚さを有するアクリル系樹脂等の透明部材(導光機能を有する)で構成されている。
反射フィルムは、例えば、白色のポリエステルフィルムやアルミ薄膜に銀蒸着膜を形成したものが用いられ、導光板に導入された光を導光板の正面側へ向けて反射させる。この反射フィルムは、反射領域及び非反射領域(透過領域)により構成されている。
蛍光ランプは、導光板の上端部及び下端部に沿って配置され、両端はランプホルダにより支持されている。この蛍光ランプから照射される光は、反射フィルムの反射領域で反射して透明液晶パネルを照明する。
遊技機1では、液晶表示装置5の一部の領域のみが、透明/非透明の状態に切り替わる領域であるが、本発明の遊技機において、液晶表示装置の表示画面は、その全領域が透明/非透明の状態に切り替わる領域であってもよい。この場合、遊技機1において、液晶表示装置5の全領域を透過状態又は非透過状態に切り替わる領域とする場合、反射フィルムを全て非反射領域とするか、反射フィルムを省略すればよい。
(遊技機本体100の電気的構成:主制御回路71)
上記の遊技機本体100は、図3に示すように、主基板に設けられた遊技実行手段としての主制御回路71と、副基板に設けられた副制御回路72とで動作が制御されている。主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、主基板側記憶手段であるROM32及びRAM33を有している。
上記の遊技機本体100は、図3に示すように、主基板に設けられた遊技実行手段としての主制御回路71と、副基板に設けられた副制御回路72とで動作が制御されている。主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、主基板側記憶手段であるROM32及びRAM33を有している。
上記のCPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生する。サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。そして、CPU31は、これらの乱数発生器36及びサンプリング回路37でサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている確率抽籤テーブルに基づいて、内部当籤役を決定するようになっている。
尚、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、即ち、CPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
上記のマイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、メダル投入ランプ18、遊技開始表示ランプ19、リプレイランプ20)と、表示部17と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出す上述のホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L・3C・3Rを回転駆動するステッピングモータ49L・49C・49Rとがある。
さらに、ステッピングモータ49L・49C・49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路45、及び表示部17を駆動制御する表示部駆動回路48がI/Oポート38を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、主制御回路71は、制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段に接続されている。主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11S、最大BETスイッチ12S、C/Pスイッチ14S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路47、払出完了信号回路44がある。これらもI/Oポート38を介してCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L・7C・7Rの操作に応じて停止信号を発生する。リール位置検出回路47は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L・3C・3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路44は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
また、主制御回路71のRAM33には、種々の情報が一時的に格納される。例えば、実行中の遊技状態や、投入されたメダルの枚数等、累積ポイント数が格納される。ここで、累積ポイント数は、遊技を遊技者とって有利に進めることを可能にするポイントの合計数であり、ボーナス遊技状態における単位遊技でチェリーに入賞したときに発生する1ポイントの合計数である。例えば、累積ポイント数は、RT遊技の回数が累積ポイント数に対応した回数分増加させることを可能にする。また、累積ポイント数は、遊技カード300の発行により所定数が減算される。
一方、主制御回路71のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽籤テーブル、停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群等の各種のデータテーブルや、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。
また、このように構成された主制御回路71は、外部集中端子板89に接続されている。外部集中端子板89は、遊技カード発行装置200及び図示しないホールコンピュータ等との間でデータ通信を可能にしている。尚、外部集中端子板89は、無線通信及び有線通信の両方の通信形態が選択可能になっており、遊技カード発行装置200に対してはブルーツース仕様等による無線通信を行うようになっている。尚、無線通信の形態としては、電波による形態の他、赤外線等による形態がある。また、外部集中端子板89と遊技カード発行装置200とは、ケーブル等を用いた有線通信の形態で情報(データ)を送受信可能にされていても良い。
(遊技機本体100の電気的構成:副制御回路72)
上記の主制御回路71は、副制御回路72にコマンドや情報等を一方向に出力可能に接続されている。副制御回路72は、図4に示すように、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御及びスピーカ21L・21Rからの音の出力制御を行なう。この副制御回路72は、主制御回路71を構成する主基板とは別の副基板上に構成され、マイクロコンピュータ(以下『サブマイクロコンピュータ』という)73を主たる構成要素とし、液晶表示装置5の表示制御手段としての画像制御回路81、スピーカ21L・21Rにより出音される音を制御する音源IC78、及び増幅器としてのパワーアンプ79、LEDランプ29を駆動するLED駆動回路77、外部集中端子板89に接続された通信部88とを備えている。
上記の主制御回路71は、副制御回路72にコマンドや情報等を一方向に出力可能に接続されている。副制御回路72は、図4に示すように、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御及びスピーカ21L・21Rからの音の出力制御を行なう。この副制御回路72は、主制御回路71を構成する主基板とは別の副基板上に構成され、マイクロコンピュータ(以下『サブマイクロコンピュータ』という)73を主たる構成要素とし、液晶表示装置5の表示制御手段としての画像制御回路81、スピーカ21L・21Rにより出音される音を制御する音源IC78、及び増幅器としてのパワーアンプ79、LEDランプ29を駆動するLED駆動回路77、外部集中端子板89に接続された通信部88とを備えている。
サブマイクロコンピュータ73は、主制御回路71から送信された制御指令に従って制御動作を行なうサブCPU74と、副基板側記憶手段としてのプログラムROM75と、ワークRAM76とを含む。尚、副制御回路72は、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路を備えていないが、サブCPU74の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成されている。この乱数サンプリングにより、CS、NS等を発生させるかどうかが決定される。プログラムROM75は、サブCPU74で実行するコマンド処理ルーチン等の制御プログラムを格納している。また、ワークRAM76は、上記制御プログラムをサブCPU74で実行するときの一時記憶手段として構成される。
画像制御回路81は、画像制御IC82、画像制御ワークRAM83、画像ROM86、及びビデオRAM87で構成される。画像制御IC82は、サブマイクロコンピュータ73で設定されたパラメータに基づき、画像制御プログラムに従って液晶表示装置5での表示内容を決定する。画像制御ワークRAM83は、画像制御プログラムを画像制御IC82で実行するときの一時記憶手段(バッファ)として構成される。画像ROM86は、画像を形成するためのドットデータを格納する。ビデオRAM87は、画像制御IC82で画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
また、プログラムROM75や画像ROM86には、ミニゲームルーチン等の各種のプログラムが格納されている。ミニゲームルーチンは、ボーナス遊技状態においてペナルティーキック合戦の映像をミニゲーム画面として中央液晶パネル5Bに表示する一方、ボーナス遊技状態以外の一般遊技状態等においてリール3L・3R・3Cを模擬したリール映像を中央液晶パネル5Bに表示するようになっている。さらに、プログラムROM75や画像ROM86には、ミニゲーム等において用いられるキャラクタ図柄や演出図柄等のデータが格納されている。尚、これらの図柄データは、プログラムROM75及び画像ROM86の何れかに格納されていれば良い。
ここで、『ミニゲーム』は、遊技機1本来のリール3L・3R・3Cを用いたスロットゲーム(主ゲーム)とは異なる副ゲームのことであり、スロットゲームと並行して実行されたり、スロットゲームの停止期間中の一時期に実行される。例えば、本実施形態においては、ボーナス遊技状態におけるスロットゲームの実行中に実行されるペナルティーキック合戦のゲームがミニゲームである。そして、このミニゲームは、サッカーである遊技テーマに関連付けられていると共に、遊技の実行状況(遊技状態や当たり数や配当数等)に応じてランク付けされたテーマ画像を表示した遊技カード300を発行可能にしている。
尚、ペナルティーキック合戦においては、自動で連続的にペナルティーキックが行われてもよいし、プレイヤがボールをキックする方向や強さを操作可能にされてもよい。即ち、操作ボタンの一種として、ボール速度とボール方向とを決定するためのボタンを備える。そして、プレイヤがボール方向を決定した後、低速から高速の範囲を上下動するバー表示に合わせて操作ボタンを操作することによって、ゴールへ向かうボール速度を決定してもよい。この場合は、プレイヤにミニゲームに参加するという興趣を与えることができる。
(ミニゲーム画面)
図2に示すように、ミニゲームの実行時においては、液晶表示装置5にミニゲーム画面400が表示される。尚、ミニゲーム停止時においては、図1のビデオリール画面401が表示される。
図2に示すように、ミニゲームの実行時においては、液晶表示装置5にミニゲーム画面400が表示される。尚、ミニゲーム停止時においては、図1のビデオリール画面401が表示される。
ミニゲーム画面400は、サッカーのペナルティーキック合戦の様子を示している。具体的には、ボールを蹴るキッカーと、ゴールを守るゴールキーパーとが初期画面として表示される。そして、所定の待機時間の経過後に、キッカーがボールを蹴り、ボールがゴールに入ると、『GOAL』の画像が表示され、累積ポイント数が表示される。これにより、プレイヤは自分が獲得したポイントを確認することができる。一方、ボールがゴールに入らない場合には、次のペナルティーキック合戦の初期画面に戻ることになる。尚、この場合、ポイントは発生しない。
(遊技カード発行装置200の機械的構成)
図1に示すように、以上のようにして機械的及び電気的に構成された遊技機本体100には、遊技カード発行手段である遊技カード発行装置200が設けられている。遊技カード発行装置200は、画像データを記憶した画像データ記憶手段と、画像データが未表示の遊技カード300を1枚単位で外部に排出可能に保管する遊技カード保管手段と、遊技カード保管手段から外部に排出される遊技カード300に対して印刷を行う印刷手段と、外部からの操作によりカード発行信号を出力するカード発行操作手段と、カード発行信号の出力時点における遊技状態に対応付けられた画像データを画像データ記憶手段から読み出し、該画像データにより遊技カード300の印刷を行うように印刷手段を制御する印刷制御手段とを有した構成にされている。
図1に示すように、以上のようにして機械的及び電気的に構成された遊技機本体100には、遊技カード発行手段である遊技カード発行装置200が設けられている。遊技カード発行装置200は、画像データを記憶した画像データ記憶手段と、画像データが未表示の遊技カード300を1枚単位で外部に排出可能に保管する遊技カード保管手段と、遊技カード保管手段から外部に排出される遊技カード300に対して印刷を行う印刷手段と、外部からの操作によりカード発行信号を出力するカード発行操作手段と、カード発行信号の出力時点における遊技状態に対応付けられた画像データを画像データ記憶手段から読み出し、該画像データにより遊技カード300の印刷を行うように印刷手段を制御する印刷制御手段とを有した構成にされている。
具体的に説明すると、遊技カード発行装置200は、遊技機本体100におけるキャビネット2の側面に設けられている。遊技カード発行装置200は、外壁となる装置枠体201を有している。装置枠体201は、長方体状に形成されており、遊技者側である前面や側面、背面の一部又は全部が開閉可能にされている。また、装置枠体201は、ボルト締めや溶接、接着剤等でキャビネット2に固定状態に取り付けられている。これにより、装置枠体201は、遊技カード発行装置200が遊技機本体100から切り離されて持ち去られるという不正行為を防止している。尚、遊技カード発行装置200は、キャビネット2内に設けられていても良く、この場合には、遊技カード発行装置200を持ち去るという不正行為を充分に防止することが可能になる。
上記の装置枠体201の前面には、カード排出口201aが形成されている。カード排出口201aの開口サイズは、遊技カード300を通過可能な高さ及び幅に設定されている。カード排出口201aは、装置枠体201内に設けられた図5のカード排出機構213に連絡されている。カード排出機構213は、遊技カード300を1枚単位で装置枠体201内から排出する機能を有している。カード排出機構213の近傍には、カード保管棚225が設けられている。カード保管棚225は、複数の遊技カード300を収容している。カード保管棚225に保管されている遊技カード300は、画像データが非表示の状態にされている。即ち、遊技カード300は、印刷前の状態にされている。これらのカード保管棚225やカード排出機構213は、画像データが未表示の遊技カード300を1枚単位で外部に排出可能に保管する遊技カード保管手段を構成している。
また、カード排出口201aの近傍には、排出ボタン202が設けられている。排出ボタン202は、外部からの操作によりカード発行信号を出力するカード発行操作手段としての機能を備えている。即ち、排出ボタン202は、遊技者が押圧操作したときに、カード発行信号を出力することによって、遊技カード300を装置枠体201内から遊技者の意思で強制的に排出させるようになっている。
また、遊技カード発行装置200は、カード保管棚225から外部に排出される遊技カード300に対して印刷を行う印刷装置221を有している。印刷装置221は、遊技カード300の排出経路の近傍に配置されており、排出方向に進行する遊技カード300に対して図6の画像データを印刷する。画像データの詳細については後述する。
(遊技カード発行装置200の電気的構成)
上記の装置枠体201の内部には、カードユニット制御回路214が基板上に実装された形態で設けられている。カードユニット制御回路214は、この制御回路214の主要部を構成する情報処理部219を有している。情報処理部219は、カード発行信号の出力時点における遊技状態に対応付けられた画像データにより遊技カード300の印刷を行うように印刷装置221を制御する印刷制御手段としての機能を有している。
上記の装置枠体201の内部には、カードユニット制御回路214が基板上に実装された形態で設けられている。カードユニット制御回路214は、この制御回路214の主要部を構成する情報処理部219を有している。情報処理部219は、カード発行信号の出力時点における遊技状態に対応付けられた画像データにより遊技カード300の印刷を行うように印刷装置221を制御する印刷制御手段としての機能を有している。
即ち、情報処理部219は、RAM216とROM215と通信部217とCPU218とを有している。RAM216は、カードユニット制御回路214における制御情報や遊技情報等の各種のデータを読み出し可能に一時記憶する。ここで、制御情報とは、カード排出機構213の動作データや通信部217のプロトコル情報等の制御に要する全てのデータを意味する。遊技情報とは、主制御回路71及び副制御回路72から外部集中端子板89を介して受信した情報であり、ミニゲームで獲得したポイントや遊技状態等の遊技に関する情報を意味する。
一方、ROM215は、カードユニット制御ルーチン等の各種のプログラムや更新不要なデータを記憶している。例えば、後述する図6の印刷データテーブルの記憶形態でポイントランクと遊技状態とに対応付けられた画像データを記憶している。尚、カードユニット制御ルーチンは、遊技状態を取得する機能や累積ポイント数を加算する機能、排出ボタン202の押圧操作により遊技カード300を発行して累積ポイント数を減算する機能、遊技カード300に印刷する機能、ポイントを消費することにより遊技カード300を発行する機能等をCPU218に実行させるように有している。
さらに、情報処理部219は、カード排出駆動部220と入力部203と印刷駆動部226とを有している。カード排出駆動部220は、上述のカード排出機構213に接続されており、カード排出機構213に対して所定の動作を実行させるように電力を供給するようになっている。入力部203は、排出ボタン202に接続されており、排出ボタン202の押圧操作を情報処理に適した信号形態に変換してカード発行信号として情報処理部219に出力するようになっている。印刷駆動部226は、印刷装置221を駆動制御し、情報処理部219からの画像データを遊技カード300に印刷させるようになっている。
また、通信部217は、外部集中端子板89に対してブルーツース方式等による無線通信の形態で情報(データ)を送受信するようになっている。無線通信の形態としては、電波や赤外線等による形態がある。また、通信部217は、ケーブル等を用いた有線通信の形態で情報(データ)を送受信可能にされていても良い。尚、カードユニット制御ルーチンは、CD等の記録媒体に読み出し可能に記録され、この記録媒体により管理及び配布されるようになっていても良いし、インターネットや専用回線等の電気通信媒体から伝送により供給及び配布されるようになっていても良い。
このように構成された遊技カード発行装置200は、遊技を行っているときに、遊技とは別に、外部からの操作により遊技カード300を発行させることが可能になっている。この際、発行された遊技カード300には、操作時点における遊技の実行状況に応じてランク付けされた遊技テーマのテーマ画像が表示されている。従って、遊技カード300のテーマ画像によっては、入手が困難な稀少価値のある遊技カード300になる場合もあるため、従来における遊技カード300を入手する喜びに加えて、稀少な遊技カード300を入手する喜びを遊技者に対して付与できる。さらに、稀少価値のある遊技カード300を入手することができるランクとなるように、遊技を行うという楽しみを遊技者に提供することができる。
さらに、遊技カード発行装置200は、遊技カード300の発行途中で印刷することによりテーマ画像を表示するため、予めテーマ画像を表示した遊技カード300を保管しておく場合と比較して、多数のランクに対応したテーマ画像を表示した遊技カード300を限られたスペースで容易に発行することができると共に、保管や排出に要する機構を単純化して部品点数を減少させることができるため、故障し難いものにすることができる。
さらに、遊技カード発行装置200は、遊技カード300の発行がポイントの消費に関連付けられることによって、ポイントを遊技に使用するか遊技カード300の発行に使用するかの判断を遊技者に委ねることができる。これにより、遊技の興趣を一層深みのあるものにすることができると共に、遊技カード300に稀少価値を持たせることができる場合がある。
(印刷データテーブル)
図6に示すように、印刷データテーブルは、遊技カード300に印刷するための複数種類の画像データを区分けして記憶している。具体的には、印刷データテーブルは、ポイントランク欄と画像データ欄とを有している。ポイントランク欄は、累積ポイント数に対応付けらた低レベル欄と中レベル欄と高レベル欄とに区分されている。低レベル欄は、累積ポイント数が0〜15である場合に選択される。中レベル欄は、累積ポイント数が16〜30である場合に選択される。高レベル欄は、累積ポイント数が31以上である場合に選択される。
図6に示すように、印刷データテーブルは、遊技カード300に印刷するための複数種類の画像データを区分けして記憶している。具体的には、印刷データテーブルは、ポイントランク欄と画像データ欄とを有している。ポイントランク欄は、累積ポイント数に対応付けらた低レベル欄と中レベル欄と高レベル欄とに区分されている。低レベル欄は、累積ポイント数が0〜15である場合に選択される。中レベル欄は、累積ポイント数が16〜30である場合に選択される。高レベル欄は、累積ポイント数が31以上である場合に選択される。
画像データ欄は、一般遊技状態及びRT遊技状態に対応付けられた第1遊技状態欄と、BB遊技状態及びRB遊技状態に対応付けられた第2遊技状態欄とに区分されている。第1遊技状態欄とポイントランク欄の低レベル欄とに対応付けられた画像データは、小さなサイズのサッカーボール画像データと文字画像データである。第1遊技状態欄とポイントランク欄の中レベル欄とに対応付けられた画像データは、小さなサイズのサッカーボール画像データと文字画像データと第1飾り画像データである。第1遊技状態欄とポイントランク欄の高レベル欄とに対応付けられた画像データは、小さなサイズのサッカーボール画像データと文字画像データと第1飾り画像データと第2飾り画像データである。また、第2遊技状態欄に対応付けられた画像データは、大きなサイズのサッカーボール画像データが、上記の第2遊技状態欄の画像データにそれぞれ加えられたものである。
このような印刷データテーブルによると、ポイントランクや遊技状態を細分化したり、単純化することが容易になるため、遊技機1のジャンルや遊技者の好みに応じて遊技カード300の種類を容易に増減することができる。また、機種を変更した場合においても、画像データを入れ替えるだけで遊技カード300の種類を変更することができる。
(遊技カード300)
遊技カード300は、図7(a)〜図7(f)に示すように、長方形の薄板状に形成されたカード本体302を有している。カード本体302は、印刷装置221による印刷が可能な表面状態の印刷面を有している。尚、カード本体302は、印刷可能な印刷面を有していれば、紙やプラスティック、金属等の各種の材料で形成されていてもよいし、各種の材料を積層して形成されていてもよい。また、カード本体302の印刷面は、無地であってもよいし、予め何らかの下地画像が印刷されていてもよい。例えば、遊技機1の遊技テーマに関連付けられた下地画像がカード本体302の印刷面に印刷等により表示されていてもよい。即ち、遊技テーマがサッカーであれば、このサッカーに関連付けられた下地画像が印刷されていてもよい。
遊技カード300は、図7(a)〜図7(f)に示すように、長方形の薄板状に形成されたカード本体302を有している。カード本体302は、印刷装置221による印刷が可能な表面状態の印刷面を有している。尚、カード本体302は、印刷可能な印刷面を有していれば、紙やプラスティック、金属等の各種の材料で形成されていてもよいし、各種の材料を積層して形成されていてもよい。また、カード本体302の印刷面は、無地であってもよいし、予め何らかの下地画像が印刷されていてもよい。例えば、遊技機1の遊技テーマに関連付けられた下地画像がカード本体302の印刷面に印刷等により表示されていてもよい。即ち、遊技テーマがサッカーであれば、このサッカーに関連付けられた下地画像が印刷されていてもよい。
カード保管棚225に保管された遊技カード300は、画像データが非表示の状態にされている。即ち、遊技カード300は、印刷前の状態にされている。一方、排出された遊技カード300は、各種の画像データが印刷された状態にされている。遊技カード300の印刷画像は、上述の印刷データテーブルのポイントランク及び遊技状態に応じて印刷されることによって、異なる種類に設定されている。
具体的には、ポイントランクが低レベルで一般遊技状態又はRT遊技状態(リプレイタイム遊技状態)において印刷された第1レベルの遊技カード300は、図7(a)に示すように、小さなサイズの2個のサッカーボール画像303と、『World soccer』の文字画像304とを有した構成にされている。サッカーボール画像303は、カード本体302における対角線上に位置するコーナー部にそれぞれ配置されている。文字画像304は、カード本体302の中心部に配置されている。
また、ポイントランクが中レベルで一般遊技状態又はRT遊技状態において印刷された第2レベルの遊技カード300は、図7(b)に示すように、小さなサイズのサッカーボール画像303と、『World soccer』の文字画像304と、第1飾り画像305とを有した構成にされている。第1飾り画像305は、文字画像304を中心として上下対称に配置されている。
また、ポイントランクが高レベルで一般遊技状態又はRT遊技状態において印刷された第3レベルの遊技カード300は、図7(c)に示すように、小さなサイズの2個のサッカーボール画像303と、『World soccer』の文字画像304と、2個の第1飾り画像305と、2個の第2飾り画像306とを有した構成にされている。第2飾り画像306は、第1飾り画像305の外側位置において文字画像304を中心として上下対称に配置されている。
また、ポイントランクが低レベルでボーナス遊技状態(BB遊技状態、RB遊技状態)において印刷された第4レベルの遊技カード300は、図7(d)に示すように、図7(a)の構成に大きなサイズのサッカーボール画像307を中央に配置した構成にされている。ポイントランクが中レベルでボーナス遊技状態において印刷された第5レベルの遊技カード300は、図7(e)に示すように、図7(b)の構成に大きなサイズのサッカーボール画像307を中央に配置した構成にされている。ポイントランクが高レベルでボーナス遊技状態において印刷された第6レベルの遊技カード300は、図7(f)に示すように、図7(c)の構成に大きなサイズのサッカーボール画像307を中央に配置した構成にされている。
これにより、遊技カード300は、ポイントランクと遊技状態とに基づいた各種の画像を有したものになるため、稀少価値が生じる場合があり、カード収集の興趣を高めるものとなっている。
尚、遊技カード300は、ポイントランクと遊技状態とに基づいた画像に応じて累積ポイント数を減算するポイント数が増減されていてもよい。また、遊技カード300は、ICタグがカード本体302に設けられていてもよい。この場合には、ICタグに遊技関連情報を書き込むことが可能になる。尚、『遊技関連情報』とは、現在の遊技機1における遊技状態の情報や、遊技者にとって有利な状態の遊技にする有利状態の情報、有利状態とは無関係な情報、例えば、リール3L・3C・3Rの図柄や遊技機1に描かれたキャラクタの情報等を意味する。
(遊技状態)
以上のように構成された遊技機1は、『一般遊技状態』、『RB遊技状態』、『BB遊技状態』及びRT遊技状態である『リプレイタイム遊技状態』からなる4種類の遊技状態を出現させる。これら「4種類」の各遊技状態は、基本的に、内部当籤する可能性のある役の種類、再遊技に内部当籤する確率及び入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別、内部当籤と入賞成立との関係により区別される。
以上のように構成された遊技機1は、『一般遊技状態』、『RB遊技状態』、『BB遊技状態』及びRT遊技状態である『リプレイタイム遊技状態』からなる4種類の遊技状態を出現させる。これら「4種類」の各遊技状態は、基本的に、内部当籤する可能性のある役の種類、再遊技に内部当籤する確率及び入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別、内部当籤と入賞成立との関係により区別される。
『一般遊技状態』は、基本的に、所謂「出球率」(遊技に賭けられた単位遊技価値に対して遊技者に付与される遊技価値)の期待値が「1」よりも小さい遊技状態であり、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も不利な遊技状態である。
『BB遊技状態』は、『一般遊技状態』や『リプレイタイム遊技状態』において、BBに内部当籤し、BBに入賞した場合に発生する。BBの入賞は、『一般遊技状態』において「赤7−赤7−赤7」又は「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『BB遊技状態』は、所定枚数のメダルの払い出しが完了すれば終了する。
『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』よりも出玉率の期待値が高く、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も有利な遊技状態である。『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』や『リプレイタイム遊技状態』又は『BB遊技状態』においてRB(レギュラーボーナス)に入賞した場合に発生する。RBの入賞は、一般遊技状態又はBB遊技状態において「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。なお、各遊技状態間の移行は、ボーナス図柄の組み合せが入賞ライン上に表示されたとき等により移行する。
『リプレイタイム遊技状態』は、『BB遊技状態』又は『RB遊技状態』の後に発生する遊技状態である。『リプレイタイム遊技状態』は、メダルを投入しなくても次ゲームが行える再遊技に入賞する確率が『一般遊技状態』よりも高くなっている。即ち、『リプレイタイム遊技状態』では、『一般遊技状態』よりもメダルを減らすことなく遊技が行える可能性が高くなっているため、少しずつメダルを増やしていくことが可能となる。また、『リプレイタイム遊技状態』は、「チェリーの小役」に入賞すると終了し、『一般遊技状態』に移行する。
なお、『リプレイタイム遊技状態』では、遊技者に、「チェリーの小役」に入賞しないようにナビゲートする報知演出が実行されてもよい。
(図柄組み合せと払い出し枚数)
次に、遊技状態と入賞成立を示す図柄組み合せとメダルの払い出し枚数との関係について説明する。一般遊技状態においては、『BB』と、『RB』と『再遊技(リプレイ)』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『チェリーの小役』と『プラムの小役』とに入賞する可能性がある。『BB』は、「赤7−赤7−赤7」、又は、「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『RB』は、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。これらのメダルの払い出し枚数は「0枚」である。また、『再遊技(リプレイ)』は、「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。再遊技の入賞が成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次回のゲームを行うことができる。また、スイカ、ベル、チェリー、プラムの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚、6枚のメダルが払い出される。
次に、遊技状態と入賞成立を示す図柄組み合せとメダルの払い出し枚数との関係について説明する。一般遊技状態においては、『BB』と、『RB』と『再遊技(リプレイ)』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『チェリーの小役』と『プラムの小役』とに入賞する可能性がある。『BB』は、「赤7−赤7−赤7」、又は、「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『RB』は、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。これらのメダルの払い出し枚数は「0枚」である。また、『再遊技(リプレイ)』は、「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。再遊技の入賞が成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次回のゲームを行うことができる。また、スイカ、ベル、チェリー、プラムの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚、6枚のメダルが払い出される。
BB遊技状態では、『RB』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『チェリーの小役』と『プラムの小役』とに入賞する可能性がある。また、RB遊技状態においては、『再遊技』、『スイカ』、『ベル』、『チェリー』、『プラム』の小役に入賞する可能性がある。スイカ、ベル、チェリー、プラムの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚、6枚のメダルが払い出される。
(主制御回路71の動作)
上記の構成において、遊技機1の動作について説明する。
上記の構成において、遊技機1の動作について説明する。
先ず、電源が投入されると、遊技機1は、主制御回路71において図8のメインルーチン等を実行することにより遊技を行うと共に、副制御回路72において図10のミニゲームルーチンや図示しないリセットルーチン等をそれぞれ独立して実行することにより液晶表示装置5の演出画像の表示等を実施可能な状態になる。
(メインルーチン)
具体的には、主制御回路71によりメインルーチン等が実行されると、図8に示すように、ゲーム開始時の初期化が行われた後(S1)、ゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容が消去される(S2)。
具体的には、主制御回路71によりメインルーチン等が実行されると、図8に示すように、ゲーム開始時の初期化が行われた後(S1)、ゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容が消去される(S2)。
次に、投入メダルセンサ22SやBETボタン11・12からの入力があるまで待機状態となる。そして、入力があると、メダル投入信号を副制御回路72に送信する(S3)。この後、スタートレバー6の操作によりスタートスイッチ6Sがオンされたか否かを判定する(S4)。スタートスイッチ6Sがオンされなければ(S4,NO)、S4を再実行し、スタートレバー6が操作されるまで待機する。一方、スタートスイッチ6Sがオンされると(S4,YES)、リール回転処理に実行を移行し(S5)、続いて抽籤用の乱数を抽出する(S6)。そして、遊技状態監視処理を実行することによって、今回のゲームにおけるBB遊技状態・RB遊技状態等のボーナス遊技状態、一般遊技状態及びリプレイタイム(RT)遊技状態等の遊技状態を確認しセットする(S7)。即ち、今回のゲームの遊技状態をBB遊技状態・RB遊技状態等のボーナス遊技状態、一般遊技状態及びリプレイタイム(RT)遊技状態の何れかにセットする。
今回のゲームの遊技状態が確認されると(S7)、図示しない確率抽籤テーブルに基づく確率抽籤処理において遊技状態に対応した内部当籤役が抽籤され(S8)、選択された内部当籤役の情報が副制御回路72に格納される。尚、本実施形態においては、小役、ボーナスの同時抽籤が可能であり、RT遊技状態においては、リプレイ役の当籤確率が増大した値に設定される。
内部当籤役を決定すると、停止テーブル群選択処理が実行される(S9)。そして、リール回転停止処理が実行され、何れかの停止ボタン7L・7C・7Rが操作されたタイミングで滑りコマ数が決定された後、滑りコマ数分、リールが回転されてから停止される(S10)。
この後、入賞判定(入賞検索)によりリール3L・3C・3Rの図柄の停止態様に基づいて入賞役(入賞が成立した役)が識別される(S11)。尚、本実施形態においては、ボーナスフラグの繰り越しはあるが、小役フラグの繰り越し及びボーナスフラグのストックは無いものとする。
そして、遊技状態に応じてメダルのクレジット又は払出しが行われる(S12)。尚、ボーナス入賞時に払い出しは無く、小役入賞時だけ払い出しが行われる。
次に、現在の遊技状態がBB遊技状態又はRB遊技状態等のボーナス遊技状態であるか否かが判定される(S13)。遊技状態がBB遊技状態又はRB遊技状態等のボーナス遊技状態でない場合には(S13,NO)、『赤7-赤7-赤7』、『青7-青7-青7』等のボーナスに入賞したか否かが判定される(S14)。ボーナスに入賞していれば(S14,YES)、ボーナス開始信号が副制御回路72に出力され(S15)、S2が再実行される。なお、再実行された場合、次ゲーム時の遊技状態監視処理の実行時においてボーナス遊技状態にセットされることになる(S7参照)。
一方、ボーナスに入賞していなければ(S14,NO)、RT回数が『0』になる又はチェリーに入賞する等してRTが終了したか否かが判定される(S16)。RTが終了していなければ(S16,NO)、RAM33に記憶されているRT回数が減算されてS2が再実行される。一方、RTが終了していれば(S16,YES)、RT終了信号が副制御回路72に出力され(S17)、S2が再実行される。なお、再実行された場合、次ゲーム時の遊技状態監視処理の実行時において一般遊技状態にセットされることになる(S7参照)。
一方、S13において、遊技状態がBB遊技状態又はRB遊技状態等のボーナス遊技状態であると判定された場合には(S13,YES)、ボーナスの『払出枚数のチェック処理』が行われる(S18)。尚、ボーナスの『払出枚数のチェック処理』で所定の払出枚数に達するとボーナス遊技状態は終了となる。
この後、ボーナスの終了時であるか否かが判定され(S19)、ボーナスの終了時でないと判定された場合には(S19,NO)、S2が再実行される。一方、ボーナスの終了時であると判定された場合には(S19,YES)、RTが開始されたか否かが判定される(S20)。RTが開始されていない場合は(S20,NO)、ボーナス終了信号が副制御回路72に出力され(S22)、S2が再実行される。なお、再実行された場合、次ゲーム時の遊技状態監視処理の実行時において一般遊技状態にセットされることになる(S7参照)。一方、RTが開始された場合は(S20,YES)、RT開始信号が副制御回路72に出力され(S21)、S2が再実行される。尚、ボーナスの種類に応じて所定のRT回数が設定されることになる。また、S2が再実行された場合、次ゲーム時の遊技状態監視処理の実行時においてRT遊技状態にセットされることになる(S7参照)。
(ポイント付与ルーチン)
また、遊技機1は、主制御回路71において図9のポイント付与ルーチンを上記のメインルーチンとは別に独立して実行している。ポイント付与ルーチンが実行されると、先ず、現在の遊技状態がボーナス遊技状態であるか否かが判定される(A1)。ボーナス遊技状態でない場合には(A1,NO)、本ルーチンが終了され、A1から再実行される。
また、遊技機1は、主制御回路71において図9のポイント付与ルーチンを上記のメインルーチンとは別に独立して実行している。ポイント付与ルーチンが実行されると、先ず、現在の遊技状態がボーナス遊技状態であるか否かが判定される(A1)。ボーナス遊技状態でない場合には(A1,NO)、本ルーチンが終了され、A1から再実行される。
一方、ボーナス遊技状態である場合には(A1,YES)、続いてチェリーに入賞したか否かが判定される(A2)。チェリーに入賞しなければ(A2,NO)、本ルーチンが終了され、A1から再実行される。チェリーに入賞した場合には(A2,YES)、ポイント付与処理が実行され、ポイント信号が副制御回路72及び遊技カード発行装置200にそれぞれ出力される(A3)。そして、本ルーチンが終了され、A1から再実行される。
尚、ポイント信号が入力された副制御回路72においては、図2に示すように、ミニゲームであるペナルティーキック合戦の結果としてゴール画像が表示される。また、ポイント信号が入力された遊技カード発行装置200においては、累積ポイント数がカウントアップされ、累積ポイント数に対応した画像データを遊技カード300に印刷することが可能になる。
(副制御回路72の動作)
以上のようにして、遊技が実施されている場合等において、副制御回路72においては、図示しないリセットルーチンを実行することにより液晶表示装置5に対して演出画像を画面表示する。例えば、遊技の中断中であれば、デモ画面が演出画像として液晶表示装置5に表示され、遊技中であれば、擬似リールや遊技状態に応じたミニゲーム等の演出画像が液晶表示装置5に表示される。
以上のようにして、遊技が実施されている場合等において、副制御回路72においては、図示しないリセットルーチンを実行することにより液晶表示装置5に対して演出画像を画面表示する。例えば、遊技の中断中であれば、デモ画面が演出画像として液晶表示装置5に表示され、遊技中であれば、擬似リールや遊技状態に応じたミニゲーム等の演出画像が液晶表示装置5に表示される。
また、副制御回路72においては、リセットルーチンを実行することによりスピーカ21L・21R・21Bに対して演出効果音を出力させる。例えば、遊技の中断中であれば、デモ効果音が演出効果音としてスピーカ21L・21R・21Bから発せられ、遊技中であれば、遊技状態に応じた演出効果音がスピーカ21L・21R・21Bから発せられる。
(ミニゲームルーチン)
また、副制御回路72は、リセットルーチンとは別に独立して実行されている。具体的には、ボーナス遊技状態であるか否かが判定される(B1)。ボーナス遊技状態でない場合には(B1,NO)、図1に示すように、擬似リールのリール映像が液晶表示装置5に表示される(B6)。そして、本ルーチンが終了される。
また、副制御回路72は、リセットルーチンとは別に独立して実行されている。具体的には、ボーナス遊技状態であるか否かが判定される(B1)。ボーナス遊技状態でない場合には(B1,NO)、図1に示すように、擬似リールのリール映像が液晶表示装置5に表示される(B6)。そして、本ルーチンが終了される。
一方、ボーナス遊技状態である場合には(B1,YES)、図2に示すように、ミニゲーム画面400の表示に切り替えられた後、ペナルティーキック合戦の映像が表示される(B2)。この後、主制御回路71から入賞信号を受信するまで待機状態となり、入賞信号がチェリーであるか否かが判定される(B3)。入賞信号がチェリーに入賞した旨を示していれば(B3,YES)、ゴール映像が表示された後(B4)、本ルーチンが終了される。一方、入賞信号がチェリーに入賞した旨を示していなければ(B3,NO)、ペナルティーキックを失敗した状態を示す映像が表示された後(B5)、本ルーチンが終了される。
以上の一連の処理が繰り返されることによって、ボーナス遊技状態の下で単位遊技が実行されるごとに、ミニゲームであるペナルティーキック合戦が実施される。これにより、ボーナス遊技に加えてミニゲームを遊技者に楽しませることが可能になる。さらに、チェリーに入賞すれば、ゴール映像(画像)が表示されるによって、遊技者に対して累積ポイント数が増加したことを認識させることができる。
(遊技カード発行装置200の動作)
遊技カード発行装置200においては、図11に示すように、カードユニット制御ルーチンを実行している。即ち、主制御回路71からの遊技状態信号を受信したか否かが判定される(C1)。遊技状態信号を受信しなければ(C1,NO)、続いて、ポイント信号を受信したか否かが判定される(C3)。一方、遊技状態信号を受信すれば(C1,YES)、遊技状態信号に含まれるデータに基づいて遊技状態データが更新された後(C2)、C3が実行される。
遊技カード発行装置200においては、図11に示すように、カードユニット制御ルーチンを実行している。即ち、主制御回路71からの遊技状態信号を受信したか否かが判定される(C1)。遊技状態信号を受信しなければ(C1,NO)、続いて、ポイント信号を受信したか否かが判定される(C3)。一方、遊技状態信号を受信すれば(C1,YES)、遊技状態信号に含まれるデータに基づいて遊技状態データが更新された後(C2)、C3が実行される。
次に、C3において、ポイント信号を受信しない場合には(C3,NO)、続いて、排出ボタン202が操作されたか否かが判定される(C5)。一方、ポイント信号を受信した場合には(C3,YES)、累積ポイント数が“1”カウントアップされた後(C4)、C5が実行される。
排出ボタン202が操作されなければ(C5,NO)、C1から再実行される。一方、排出ボタン202が操作された場合には(C5,YES)、累積ポイント数及び遊技状態に対応する画像データが読み出される。例えば、図6に示すように、累積ポイント数が“8”であって一般遊技状態において排出ボタン202が操作された場合には、“8”の累積ポイント数に対応する低レベルランクの欄と、一般遊技状態の欄とに対応付けられた『サッカーボール画像』と『文字画像』とのデータが読み出される(C6)。
この後、カード保管棚225に保管された技カード300が1枚取り出され、カード給排出口201aに向けて搬送される(C7)。そして、遊技カード300が所定の搬送位置に到達したときに、印刷装置221が作動され、C6の処理で読み出された画像データを用いて遊技カード300に対する印刷が行われる(C8)。この結果、図7(a)に示すように、累積ポイント数が“8”であって一般遊技状態において排出ボタン202が操作された場合には、サッカーボール画像303と文字画像304とが印刷された遊技カード300が発行されることになる。
この後、遊技カード300の発行分として設定されたポイントが累積ポイント数から減される(C9)。これにより、遊技カード300の発行が累積ポイント数の消費に関連付けられることによって、ポイントを遊技に使用するか遊技カード300の発行に使用するかの判断を遊技者に委ねることができる。これにより、遊技の興趣を一層深みのあるものにすることができると共に、遊技カード300に稀少価値を持たせることができる。この後、累積ポイント数を示す信号が主制御回路71及び副制御回路72に送信され、主制御回路71及び副制御回路72において最新の累積ポイント数として記憶される(C10)。
(本実施形態の概要)
以上のように、本実施の形態においては、所定のジャンルの画像がキャビネット2(筐体)表面に印刷又は液晶表示装置5等の表示画面に表示された遊技機1であって、外部からの所定の入力に応じて抽籤が実行され、この抽籤結果に応じて、複数種類の遊技状態の下で遊技を実行する遊技実行手段(主制御回路71等)と、前記所定のジャンルの画像に関連付けられていると共に、前記複数の遊技状態に対応付けられた画像データを表示した遊技カード300を発行する遊技カード発行手段(遊技カード発行装置200等)と、外部から操作された時点における遊技状態に対応付けられた前記画像データを表示した前記遊技カード300を発行させるように、前記遊技カード発行手段を制御するカード発行制御手段(カードユニット制御回路214等)とを有した構成にされている。
以上のように、本実施の形態においては、所定のジャンルの画像がキャビネット2(筐体)表面に印刷又は液晶表示装置5等の表示画面に表示された遊技機1であって、外部からの所定の入力に応じて抽籤が実行され、この抽籤結果に応じて、複数種類の遊技状態の下で遊技を実行する遊技実行手段(主制御回路71等)と、前記所定のジャンルの画像に関連付けられていると共に、前記複数の遊技状態に対応付けられた画像データを表示した遊技カード300を発行する遊技カード発行手段(遊技カード発行装置200等)と、外部から操作された時点における遊技状態に対応付けられた前記画像データを表示した前記遊技カード300を発行させるように、前記遊技カード発行手段を制御するカード発行制御手段(カードユニット制御回路214等)とを有した構成にされている。
換言すれば、遊技機1は、所定の遊技テーマ(サッカーや野球、食べ物、景色、祭り等)に基づいて、複数の遊技状態(BB,RB,一般、確変等)の下で遊技を実行する遊技実行手段と、前記遊技テーマに関連付けられていると共に、前記遊技の実行状況(前記遊技状態や当たり数や配当数等)に応じてランク付けされたテーマ画像を表示した遊技カード300を発行可能な遊技カード発行手段と、外部から操作可能にされ、該操作時点における前記遊技の実行状況に対応するランクの前記テーマ画像を表示した前記遊技カード300を発行させるように、前記遊技カード発行手段を制御するカード発行制御手段とを有した構成にされている。
ここで、本実施形態においては、スロットマシンを用いて説明したが、パチンコ機であってもよい。また、本実施形態においては、遊技状態としてBB遊技状態、RB遊技状態、一般遊技状態、RT遊技状態を用いて説明したが、これに限定されるものでもない。また、パチンコ機であれば、遊技状態は確変状態を含んでいてもよい。
上記の構成によれば、抽籤によって遊技状態が変化するゲーム性を備えた遊技機1に、コレクション性のあるようなカード発行機としての機能を付加することによって、遊技機1の遊技の興趣に幅を持たせることができる。特に、遊技者が遊技を行っているときに、その時点の遊技機1の状態を見計らって遊技カード300の発行タイミングを決定することができることから、希少価値のある遊技カード300の発行を遊技者自らの技量や運で選択できるようになる。また、1つの遊技状態で複数種類のカードを設ける場合には、スロットであればビックボーナス中の遊技状態とか、パチンコであれば大当たり遊技中の遊技状態といった遊技者にとって有利な遊技状態時に、より多種類のカードの画像データを用意しておくことによって、より希少価値のある遊技カード300を収集するためには、より遊技者にとって有利な遊技状態になった方が得られる可能性が高くなるように設定し、抽籤ゲームの遊技とカード発行ゲームとが相乗効果的に興趣を向上させるようにすることができる。
本実施形態における遊技カード発行手段は、前記画像データを記憶した画像データ記憶手段(ROM215)と、前記画像データが未表示の前記遊技カード300を1枚単位で外部に排出可能に保管する遊技カード保管手段(カード保管棚225)と、前記遊技カード保管手段から外部に排出される前記遊技カード300に対して印刷を行う印刷手段(印刷装置221等)と、外部からの操作によりカード発行信号を出力するカード発行操作手段(排出ボタン202等)と、前記カード発行信号の出力時点における遊技状態に対応付けられた前記画像データを前記画像データ記憶手段から読み出し、該画像データにより前記遊技カードの印刷を行うように前記印刷手段を制御する印刷制御手段(情報処理部219等)とを有している。
上記の構成によれば、遊技カード300の発行途中で画像データを印刷することにより表示するため、予め画像データを表示した遊技カード300を保管しておく場合と比較して、多数の種類の画像データを表示した遊技カード300を、限られたスペースで容易に発行することができると共に、保管や排出に要する機構を単純化して部品点数を減少させることができるため、故障し難いものにすることができる。
本発明における遊技実行手段は、前記遊技を遊技者とって有利に進めることを可能にするポイントを前記遊技の実行中に獲得可能にしており、前記遊技カード発行手段は、前記ポイントを消費することにより前記遊技カード300を発行する。
上記の構成によれば、遊技カード300の発行がポイントの消費に関連付けられることによって、ポイントを遊技に使用するか遊技カード300の発行に使用するかの判断を遊技者に委ねることができる。これにより、遊技の興趣を一層深みのあるものにすることができると共に、遊技カード300に稀少価値を持たせることができる。
本発明における遊技実行手段は、前記遊技の開始を指令する遊技開始指令手段(スタートレバー6等)と、複数の図柄を変動表示可能な図柄表示手段(リール3L・3R・3C等)と、前記遊技の開始と前記遊技状態とに基づいて内部当籤役を決定する内部当籤役決定手段(主制御回路71等)と、前記図柄の変動表示が前記内部当籤役に基づいて停止された結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段(主制御回路71等)と、前記遊技とは別に、前記ポイントを獲得可能なミニゲームを実行するミニゲーム実行手段(副制御回路72等)とを有している。
上記の構成によれば、ミニゲームによりポイントを獲得することができるため、ミニゲームによる楽しみを遊技とは別に遊技者に付与することができる。
(本実施形態の変形例)
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技機は、以下の構成を上述の実施の形態における構成に加えて、或いは重複、置き換えて備えていてもよい。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技機は、以下の構成を上述の実施の形態における構成に加えて、或いは重複、置き換えて備えていてもよい。
また、遊技機は、所定の遊技結果が表示された場合に遊技者に遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、遊技開始指令信号に基づいて所定の役を内部当籤役として決定する内部当籤役決定手段と、内部当籤役に基づいて変動表示手段に入賞態様を表示させる停止制御手段と、演出表示手段に遊技に関連した演出態様を表示させる演出表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に、特定の遊技結果が表示される可能性があることを予告表示手段に予告態様を表示させる予告表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に、特定の遊技結果が表示されることを告知表示手段に告知態様を表示させる予告表示制御手段と、遊技結果表示手段の表示制御を行なう表示制御手段と、遊技結果表示手段又は変動表示手段の一部又は全部の可変表示を停止させる停止指令信号を出力する遊技者による操作が可能な位置に設けられた表示停止指令手段と、所定の単位遊技で内部当籤役決定手段が内部当籤役として決定した特定の役を次回の単位遊技にも内部当籤役として持ち越す内部当籤役持越手段と、内部当籤役決定手段が内部当籤役として決定した特定の役を蓄積して記憶する特定役蓄積手段と、特定役蓄積手段が蓄積して記憶している特定の役を内部当籤役とする蓄積特定役当籤手段とを少なくとも1つ以上備えていてもよい。
ここで、上記の『遊技結果表示手段』は、まとめると変動表示手段、演出表示手段、告知表示手段等を含んで構成されている。それらが、別体の表示装置であってもよいし、単一の表示装置に設けられた所定の表示部(スプライト、深度の異なる3Dオブジェクト)でもよい。また、重なって表示されてもよい。さらには、1又は複数の音、1又は複数の光、1又は複数の色、1又は複数の画像、1又は複数の臭い等、1又は複数の感触(振動、圧力)のうちの何れかの、複数又は全部により遊技者に報知を行うようになっていてもよい。
『遊技価値付与手段』は、遊技価値(コイン)を付与(払出)するプログラム等、有利状態発生手段を含み、賞媒体の払出、磁気カードへの記録、ゲームの得点加算も含む。
『表示制御手段』は、まとめると停止制御手段、演出表示制御手段、告知表示制御手段等を含んで構成されている。単一の基板に設けられていても、別体の複数の基板に設けられてもよいし、停止制御手段は内部当籤役決定手段と同一の基板に設けられてもよい。(別体でもよい。)さらには、演出表示制御手段及び告知表示制御手段は、内部当籤役決定手段と別体の基板に設けられてもよい。(別体でもよい。)
『変動表示手段』は、静止画像・動画像等を表示するものであり、リールやディスクによる移動表示、複数種類の図柄を可変表示または停止表示する1又は複数の図柄表示部から構成されている。例えばパチスロ機やビデオスロットの図柄、パチンコの特図、音図、判定図柄等を表示する。また、遊技結果として、特定の入賞態様を表示すれば何でもよい。
『表示停止指令手段』は、演出表示手段、変動表示手段、告知表示手段等のうちの1つ、複数、全ての可変表示を停止させる信号を出力してもよいし、1つ又は複数の表示部に対応して1つ設けられていてもよい(表示部は、図柄表示部等)。或いは、1つの表示部に対応して複数設けられていてもよい(表示部は、図柄表示部等)。
『有利状態発生手段』は、複数の遊技単位の間、継続して遊技者に有利な状態が続くものであれば何でもよい。例えば発生判定、継続判定、途中終了判定、発生、継続、終了等を行うプログラム等である。また、『内部当籤役決定手段』は、内部当籤役抽籤手段、内部当籤役持越手段、特定役蓄積手段、蓄積特定役当籤手段等から構成されている。
尚、本実施の形態において、『遊技機』は、パチンコ、パチスロ機、ビデオスロット等を含む。『遊技結果』は、入賞態様、外れ態様、演出態様、告知態様等を含む。『特定の入賞態様』は、特定の図柄の表示(『3』、『7』等)や特定の図柄の組合せの表示(『777』『776』等)、複数の図柄のうちに特定の図柄が含まれている(単チェリー、2連チェリー等)等を含む。
『外れ態様』は、変動表示手段に表示される入賞態様以外の態様、演出態様、告知態様等を含む。『所定の遊技結果』は、入賞態様等を含む。『演出態様』は、客待ち中、遊技中、遊技間、入賞(前、中、後)、有利状態(前、中、後)等を盛り上げる態様、または、それらの遊技情報(遊技案内)の報知態様、その他の態様等を含み、『大当り』、『ボーナス』、『外れ』、有利状態の継続数等の文字も含む。
『予告態様』は、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されている可能性があることを遊技者に対して予告する態様や外れを予告する態様、また、その演出態様を含む。『外れ?』、『ベル?』、『大当り当籤?』、『ボーナス当籤?』、『遊技手順ナビゲート機能当籤?』等の文字も含む。『告知態様』は、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されていることを遊技者に対して告知する態様や、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されていないことを遊技者に対して告知する態様、また、その演出態様を含む。『大当り確定』、『ボーナス確定』、『外れ確定』、『ベル確定』、『遊技手順ナビゲート機能当籤?』等の文字も含む。
『態様』は、1又は複数の図柄(動/静止)画像、1又は複数のキャラクタ(動/静止)画像、1又は複数の背景(動/静止)画像、1又は複数の吹出し(動/静止)画像、1又は複数の文字、1図形、1又は複数の可動物の所定の動作等、1又は複数のランプの点灯、点滅等、1又は複数のスピーカの音等を含む。『遊技情報』は、遊技コンセプト(背景)、遊技のルール、操作説明、リーチ目、チャンス目、役・リプレイの説明、有利状態(BB,RB,SB等)の説明、有利状態(BB,RB等)、確率、所定時点(ボーナス、BB,RB、所定操作等)からの経過ゲーム数等を含む。
『遊技開始指令手段』は、スタートレバー、スピンボタン等のスイッチ、遊技媒体投入、図柄始動口(ゲート)等を含む。『表示停止指令手段』は、ボタン、レバー、プログラム(計時手段)等を含む。『図柄表示手段』は、CRT,LCD、プラズマディスプレイ、7セグメント表示器、ドットマトリックス、ランプ、LED、蛍光灯、EL、電子ペーパ、フレキシブルLED、フレキシブル液晶、液晶プロジェクタ、リール、ディスク、可動物等を含む。それらが複数設けられたもの、それらが組合せられたもの等を含む。
『内部当籤役』は、複数の役から内部当籤役決定手段により内部当籤役として決定された1または複数の役を含む。『入賞役』は、内部当籤役に対応する入賞態様が表示された役を含む。『遊技価値』は、賞媒体(コイン、メダル、遊技球)の払出し、遊技結果記憶媒体(磁気カード等への所定の書き込み、リプレイ、得点の加算、有利状態の発生等を含む。『遊技媒体(賞媒体)』は、コイン、メダル、遊技球、貨幣、紙幣、磁気カード等を含む。
また、パチスロ等における役は、次のうちの1または複数を適用してもよい。外れ、所定枚数の賞媒体を払出す小役、内部当籤役決定手段が小役を内部当籤役と決定する確率を1単位遊技(1ゲーム)の間だけ高確率とするシングルボーナス、内部当籤役決定手段が小役を内部当籤役と決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするレギュラーボーナス、内部当籤役決定手段がレギュラーボーナスを内部当籤役に決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするビッグボーナス、内部当籤役決定手段が決定した内部当籤役に関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する内部当籤役ナビゲート機能。停止パターン選択手段が選択した停止パターンに関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する押順ナビゲート機能。遊技者にとって有利となる遊技手順を報知する遊技手順ナビゲート機能。
例えば、上述の内部当籤役ナビゲート機能は、左リール、中リール、右リールに対応する左、中、右リール停止ボタンを停止操作する以前に報知されるリール停止パターン(例えば、最初に左リールを停止し、次に中リールを停止、最後に右リールを停止するパターン、同様に左リール停止→右リール停止→中リール停止のパターン、中リール停止→右リール停止→左リール停止のパターン、中リール停止→左リール停止→右リール停止のパターン、右リール停止→左リール停止→中リール停止のパターン、右リール停止→中リール停止→左リール停止のパターンの6種類等)にしたがって、左、中、右リール停止ボタンを停止操作することで変動表示手段に所定の入賞態様が得られるリール停止ナビゲート機能等を含む。リール停止ナビゲート機能は全てのリール(リール以外で図柄を可変表示する画像表示手段も含まれる)の停止順序をナビゲートしなくても、所定回目(例えば、最初、2番目、3番目等)に停止させるリールを遊技者に報知するようなナビゲート機能も含む。また、所定回目に停止させるリールに所定の図柄が表示されている状態でリールを停止させた場合に変動表示手段に所定の入賞態様が得られるものも含む。遊技者による表示停止指令手段からの停止指令信号の出力から最小移動(又は略最小変動)で図柄を停止させる機能や、遊技媒体の投入無しで1単位遊技の遊技を開始できるリプレイも含む。
また、1回の単位遊技は、例えば次のようなもののうち何れかを適用してもよい。遊技開始指令手段からの遊技開始指令信号の出力から遊技結果の表示まで。スタートレバーの操作から変動表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。スタートレバーの操作から所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技メダルが遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技メダルの投入から変動表示手段に遊技結果が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技メダルが遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技メダルの投入から所定の表示手段に特定の表示が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体(例えば遊技球)の入賞または通過を検出してから変動表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体の入賞または通過を検出してから所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。また、複数単位遊技は、連続的または間欠的な複数回の単位遊技を適用してもよい。
本実施形態においては、本発明をパチスロ遊技装置に適用した場合について説明したが、本発明を他の遊技機(例えば、パチンコ遊技装置、スロットマシン等)に適用することも可能である。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。尚、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 遊技機
2 キャビネット
3L・3C・3R リール
5 液晶表示装置
6 スタートレバー
3L・3R・3C リール
71 主制御回路
72 副制御回路
200 遊技カード発行装置
202 排出ボタン
214 カードユニット制御回路
215 ROM
219 情報処理部
221 印刷装置
225 カード保管棚
300 遊技カード
2 キャビネット
3L・3C・3R リール
5 液晶表示装置
6 スタートレバー
3L・3R・3C リール
71 主制御回路
72 副制御回路
200 遊技カード発行装置
202 排出ボタン
214 カードユニット制御回路
215 ROM
219 情報処理部
221 印刷装置
225 カード保管棚
300 遊技カード
Claims (4)
- 所定のジャンルの画像が筐体表面に印刷又は表示画面に表示された遊技機であって、
外部からの所定の入力に応じて抽籤が実行され、この抽籤結果に応じて、複数種類の遊技状態の下で遊技を実行する遊技実行手段と、
前記所定のジャンルの画像に関連付けられていると共に、前記複数の遊技状態に対応付けられた画像データを表示した遊技カードを発行する遊技カード発行手段と、
外部から操作された時点における遊技状態に対応付けられた前記画像データを表示した前記遊技カードを発行させるように、前記遊技カード発行手段を制御するカード発行制御手段と
を有することを特徴とする遊技機。 - 遊技カード発行手段は、
前記画像データを記憶した画像データ記憶手段と、
前記画像データが未表示の前記遊技カードを1枚単位で外部に排出可能に保管する遊技カード保管手段と、
前記遊技カード保管手段から外部に排出される前記遊技カードに対して印刷を行う印刷手段と、
外部からの操作によりカード発行信号を出力するカード発行操作手段と、
前記カード発行信号の出力時点における遊技状態に対応付けられた前記画像データを前記画像データ記憶手段から読み出し、該画像データにより前記遊技カードの印刷を行うように前記印刷手段を制御する印刷制御手段と
を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記遊技実行手段は、
前記遊技を遊技者とって有利に進めることを可能にするポイントを前記遊技の実行中に獲得可能にしており、
前記遊技カード発行手段は、前記ポイントを消費することにより前記遊技カードを発行することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 - 前記遊技実行手段は、
前記遊技の開始を指令する遊技開始指令手段と、
複数の図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、
前記遊技の開始と前記遊技状態とに基づいて内部当籤役を決定する内部当籤役決定手段と、
前記図柄の変動表示が前記内部当籤役に基づいて停止された結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
前記遊技とは別に、前記ポイントを獲得可能なミニゲームを実行するミニゲーム実行手段と
を有することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007117415A JP2008272097A (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007117415A JP2008272097A (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | 遊技機 |
Publications (1)
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---|---|
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Family Applications (1)
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JP2007117415A Pending JP2008272097A (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008272097A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012531933A (ja) * | 2009-06-30 | 2012-12-13 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 非ecgの生体同期収集による三次元胎児心臓撮像方法を用いた超音波画像診断システム及び方法 |
JP2017113413A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
-
2007
- 2007-04-26 JP JP2007117415A patent/JP2008272097A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012531933A (ja) * | 2009-06-30 | 2012-12-13 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 非ecgの生体同期収集による三次元胎児心臓撮像方法を用いた超音波画像診断システム及び方法 |
JP2017113413A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
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