JP2005040304A - 弾球遊技機及びプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技に対する関心度を高める。
【解決手段】遊技盤4に、第1〜第4特定入賞口11〜14を設ける。第1〜第4特定入賞口11〜14に、第1〜第4LED31〜34を設ける。遊技盤4に、第1〜第4特定入賞口11〜14へのパチンコ球7の入賞回数を数値で表示する入賞回数表示装置26を設ける。特定入賞口制御部41は、第1〜第4特定入賞球検知センサ21〜24を、それぞれ個別に、パチンコ球7の入賞回数をRAM35cに記憶する入賞有効状態と、RAM35cに記憶しない入賞無効状態とに変化させる制御を行う。入賞回数判定部42により、入賞回数の10回への到達が判定されると、小当り抽選部43は、小当り抽選を行う。小当り抽選部43で小当りが抽選されると、メインCPU35aは、小当りモードになるようにパチンコ機2の駆動を制御する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技場に設置されるパチンコ機は、パチンコ球(遊技媒体)が打ち出される遊技領域を有する遊技盤を装着させた枠状の本体部材に、遊技状態に基づいて作動させるランプ装置や音声発生装置などの様々な各種駆動装置及びこれら駆動装置を制御させるための各種制御装置を設け、遊技者が遊技を行うことによって適宜作動させて遊技を興趣に溢れたものとしている。また、近年では、遊技盤に、始動入賞口、払出入賞口、アタッカを設けるとともに、所定の図柄(識別情報)を変動表示し得る図柄可変表示装置を内蔵したものも多く、この場合には、始動入賞口にパチンコ球が入って入賞することを契機として、図柄を変動させた後に停止表示させて遊技状態の推移を告知するように図柄可変表示装置を作動させるものが主流となっている。
【0003】
制御装置は、始動入賞口にパチンコ球が入賞されると、抽選を行い、この抽選結果が当りであるか否かを判定する。この抽選で大当たりに当選すると図柄可変表示装置により特定の図柄にて構成される組み合わせが表示され、大当たりモードに移行される。大当たりモードでは、アタッカがそのアタッカの奥に設けられた大入賞口を開放する位置から閉じる位置になることを1ラウンドとして、一定回数を限度に繰り返し可動される。そして、1ラウンドにつき例えば大入賞口が30秒開放されるか又は大入賞口にパチンコ球が10個入賞するまでアタッカが開放され続ける。このアタッカの開放により、遊技者はパチンコ球を獲得することができる。また、一般入賞口にパチンコ球が入賞すると、制御装置は、予め定められた所定量のパチンコ球を払いだす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、始動入賞口への入賞では、大当たりか否か及び図柄可変表示装置に停止表示させる図柄の抽選が行われ、この抽選で大当たりに当選すると図柄可変表示装置により特定の図柄にて構成される組み合わせが表示され、大当たりモードに移行されるが、始動入賞口以外の例えば払出入賞口への入賞では、大当たりか否か及び図柄可変表示装置に停止表示させる図柄の抽選は行われず、所定量のパチンコ球の払い出しが行われるだけであり、遊技者が多くのパチンコ球を獲得するという面では効果は薄く、遊技者の遊技に対する関心度を高めることができなかった。
【0005】
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、遊技に対する関心度を高めることができる弾球遊技機及びプログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の弾球遊技機は、遊技媒体が打ち出される遊技領域に設けられた特定入賞口と、前記特定入賞口への前記遊技媒体の入賞回数を記憶する入賞回数記憶手段と、前記入賞回数記憶手段に記憶された入賞回数が所定回数に到達したか否かを判定する入賞回数判定手段と、前記入賞回数判定手段により前記入賞回数の所定回数への到達が判定されたことを契機に、遊技上の特典を付与する特典付与手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
なお、前記遊技領域に設けられた入賞口と、前記入賞口への前記遊技媒体の入賞を1つの契機に抽選を行い、この抽選結果が当りであるか否かを判定する大特典抽選判定手段と、識別情報を変動表示させた後に停止表示させ、該停止表示態様により前記大特典抽選判定手段での抽選結果を報知する可変表示装置とを備え、前記特典付与手段は、前記遊技上の特典を付与することに加えて、前記大特典抽選判定手段により当りが判定されたことを契機に、前記遊技上の特典よりも付与される特典の価値が大きい遊技上の大特典を付与することが好ましい。
【0008】
また、前記入賞回数記憶手段に記憶された入賞回数を表示する入賞回数表示手段を備えることが好ましい。さらに、前記特定入賞口を複数設け、これら複数の特定入賞口をそれぞれ個別に、前記遊技媒体の入賞回数を前記入賞回数記憶手段に記憶する入賞有効状態と、前記遊技媒体の入賞回数を前記入賞回数記憶手段に記憶しない入賞無効状態とで変化させる状態制御手段を備えることが好ましい。また、前記状態制御手段により前記特定入賞口が入賞有効状態にされたときに、その状態を報知する状態報知手段を備えることが好ましい。
【0009】
さらに、前記入賞回数判定手段により前記入賞回数の所定回数への到達が判定されたことを契機に抽選を行い、この抽選結果が当りであるか否かを判定する特典抽選判定手段を備え、前記特典付与手段は前記特典抽選判定手段により当選が抽選されたことを契機に、前記遊技上の特典を付与することが好ましい。また、前記特典抽選判定手段は、前記特典付与手段による前記遊技上の特典の付与を繰り返し行うか否かを決定することが好ましい。
【0010】
また、本発明のプログラムは、遊技媒体が打ち出される遊技領域に設けられた特定入賞口への前記遊技媒体の入賞回数を記憶する入賞回数記憶手段と、前記入賞回数記憶手段に記憶された入賞回数が所定数量に到達したか否かを判定する入賞回数判定手段と、前記入賞回数判定手段により到達が判定されたことを契機に、遊技上の特典を付与する特典付与手段として弾球遊技機のコンピュータを機能させるためのものである。
【0011】
さらに、本発明の記憶媒体は、遊技媒体が打ち出される遊技領域に設けられた特定入賞口への前記遊技媒体の入賞回数を記憶する入賞回数記憶手段と、前記入賞回数記憶手段に記憶された入賞回数が所定数量に到達したか否かを判定する入賞回数判定手段と、前記入賞回数判定手段により到達が判定されたことを契機に、遊技上の特典を付与する特典付与手段として弾球遊技機のコンピュータを機能させるプログラムが記憶されるとともに、そのプログラムをコンピュータで読み取ることのできるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1に本発明を用いた弾球遊技機の1実施例であるパチンコ機2の外観を示す。パチンコ機2では、通常モード、小当り(遊技上の特典)モード、大当たり(遊技上の大特典)モードの3つの遊技モードが設けられている。小当りモードは、後述する第1〜第4特定入賞口11〜14へのパチンコ球7の所定回数の入賞により行われる小当り抽選で当選すると移行され、遊技者にとって通常モードよりも有利な遊技状態となる。小当りモードは、3ラウンドが継続して実行される。1ラウンドは、後述するアタッカ15が30秒開放されるか又はアタッカ15にパチンコ球7が10個入賞されると終了される。大当たりモードは、後述する始動入賞口(入賞口)10へのパチンコ球7の入賞により行われる大当たり抽選で当選すると移行され、遊技者にとって小当りモードよりも有利な遊技状態となる。大当たりモードは、16ラウンドが継続して実行される。
【0013】
パチンコ機2の本体枠3の内部には遊技盤4が配設されており、遊技盤4の前面には前面枠5が本体枠3に対して開閉自在に設けられている。前面枠5の下方には、打球供給用の供給皿6及びパチンコ球(遊技媒体)7の打ち出し強さを調節する操作ハンドル8が設けられている。遊技盤4のパチンコ球が打ち出される遊技領域4aの略中央には、予め定められた入賞口へパチンコ球7を入賞させるなどの所定入賞条件に基づいて遊技中に様々な特別図柄(識別情報)を液晶画面に所定時間内において変動表示させた後に停止表示させる図柄可変表示装置(可変表示装置)9が設けられている。
【0014】
なお、前面枠5が閉じているロック状態であるときには、遊技者や遊技場の作業者は、前面枠5に板状のガラスが装着されて形成されたガラス窓を通して遊技盤4の遊技領域4aを流下していくパチンコ球7を見ることはできるが、遊技盤4にはもちろんのこと本体枠3の内部にも触れることができないようになっている。
【0015】
遊技盤4の図柄可変表示装置9の周りには始動入賞口(入賞口)10、第1〜第4特定入賞口11〜14、アタッカ15、アウト口16が設けられている。始動入賞口10内には、始動入賞口10に入ったパチンコ球7を検知する始動入賞球検知センサ17が設けられており、第1〜第4特定入賞口11〜14内には、第1〜第4特定入賞口11〜14に入ったパチンコ球7を検知する第1〜第4特定入賞球検知センサ21〜24が設けられている(図2参照)。第1〜第4特定入賞口11〜14には、第1〜第4LED(状態報知手段)31〜34が視認可能に設けられており、これら第1〜第4LED31〜34は、後述するCPU35aにより、点灯及び消灯が制御される。また、遊技盤4の略中央上部には、後述するメインRAM35cに記憶された第1〜第4特定入賞口11〜14へのパチンコ球7の入賞回数を数値で表示する入賞回数表示装置(入賞回数表示手段)26が設けられている。
【0016】
遊技者は、供給皿6にパチンコ球7を投入して該パチンコ球7を供給皿6内に設けられた誘導路を介して後述する球発射装置37へと導き、回動式の操作ハンドル8を所定量回動して球発射装置37の駆動を制御することで、遊技盤4の遊技領域4aの上方に向けてパチンコ球7を打ち出す。打ち出されたパチンコ球7は遊技領域4aの上方から流下する途中で、各入賞口10〜14のいずれかに入るか、あるいはアウト口16から回収される。アタッカ15の奥には大入賞口27が設けられており、大入賞口27内には、大入賞口27に入ったパチンコ球7を検知する大入賞球検知センサ28(図2参照)が設けられている。アタッカ15は大入賞口27を開放する開放位置と大入賞口27を閉じる閉じ位置との間で回動自在に取り付けられている。なお、パチンコ機2の遊技領域4aに設けられている複数の釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。
【0017】
図柄可変表示装置9の表示面9aには、識別情報として第1列目〜第3列目の3列に配列された3個の特別図柄が表示されている。そして、始動入賞口10にパチンコ球7が入賞されたことを契機に、後述する大当たり決定部(大特典抽選判定手段)44により乱数を抽出し、該乱数と予め定められた数値が一致しているか否かを判定し、該判定結果に基づいて図柄可変表示装置9の表示面9aには、各列ごとに特別図柄が流れるように変動表示されて停止表示される。図柄可変表示装置9の表示面9a上では、3個の特別図柄を組み合わせた入賞有効ラインが設定されている。特別図柄の変動表示及び停止表示が行われた結果、入賞有効ライン上に特定の特別図柄が揃うと大当たりとなって、通常モードから大当たりモードに移行される。なお、表示されている特別図柄の数は特に限定されるものではない。
【0018】
図柄可変表示装置9の上方には保留球表示部29が設けられている。図柄可変表示装置9で特別図柄を変動表示させている間にパチンコ球7が始動入賞口10に入賞した場合には、所定個数(例えば4回)の入賞を限度に入賞に基づく制御の保留状態となる保留球として記憶され、保留球表示部29により保留球の個数が表示される。図柄可変表示装置9で特別図柄を変動表示させた後に停止表示した時点で保留球表示部29により保留球が表示されている場合には、保留球表示が1つ消灯されるとともに前記保留状態が解除され、再び図柄可変表示装置9で特別図柄の変動表示が開始される。
【0019】
図2に示すように、パチンコ機2の作動は基本的に主制御回路装置35及び副制御回路装置36によって管制される。
【0020】
パチンコ機2には、遊技を行う際に後述する音声発生装置39等の各種装置を作動させるための主制御を行う主制御回路装置(主制御回路基板)35の他に、副制御回路装置(副制御回路基板)36、球発射装置37、球払出装置38等が設けられている。これら制御回路装置及び装置は、図示しないケーブル等を介して電気的に接続されている。また、パチンコ機2には、スピーカーなどの音声発生装置39や、本体枠3及び遊技盤4上の様々な位置にランプ40が設けられており、音声発生装置39から演出効果を持たせた音声を発生させたり、ランプ40の点灯制御によって演出効果を出すといったことを行う。
【0021】
主制御回路装置35は、メインCPU(central processing unit)35a、メインROM(read only memory)35b、メインRAM(random access memory)35c、特定入賞口制御部(状態制御手段)41、入賞回数判定部(入賞回数判定手段)42、小当り抽選部(特典抽選判定手段)43、大当たり決定部(大特典抽選判定手段)44から構成されている。メインCPU35aは、入力インターフェイス46から入力される入力信号に応じて、メインROM35bに記憶されている遊技制御プログラムを読み込んでパチンコ機2の遊技状態を制御する命令を生成すると共に、副制御回路装置36に命令情報を送信して所定の遊技状態となるように実行させる。メインROM35bには、遊技制御プログラムおよび乱数生成処理プログラムおよび乱数テーブルなどが所定の領域に格納されており、これらはメインCPU35aによって読み出され、演算処理されるように適宜用いられる。メインRAM35cは、ワーキングエリアとなっており、遊技において利用されるデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
【0022】
また、本実施形態では、メインCPU35aは、小当り抽選部43により当選(小当たり)が抽選されたときに、アタッカ15を開放する(遊技上の特典を付与する)機能と、大当たり決定部44により当選(大当たり)が抽選されたときにアタッカ15を開放する(遊技上の大特典を付与する)機能とを有し、特典付与手段としても機能する。さらに、メインRAM35cは、第1〜第4特定入賞口11〜14へのパチンコ球7の入賞回数をカウントして記憶する入賞回数記憶手段としても機能する。
【0023】
特定入賞口制御部41は、第1〜第4特定入賞球検知センサ21〜24を、それぞれ個別に、パチンコ球7の入賞回数をRAM35cに記憶する入賞有効状態と、パチンコ球7の入賞回数をRAM35cに記憶しない入賞無効状態とに変化させる制御を行う。これにより、第1〜第4特定入賞口11〜14は、パチンコ球7の入賞回数をRAM35cに記憶する入賞有効状態と、パチンコ球7の入賞回数をRAM35cに記憶しない入賞無効状態とに変化される。この際、特定入賞口制御部41は、第1〜第4特定入賞球検知センサ21〜24のうちのいずれか1つが作動状態(入賞有効状態)に、その他の3つが非作動状態(入賞無効状態)になるように制御し、第1特定入賞球検知センサ21、第2特定入賞球検知センサ22、第3特定入賞球検知センサ23、第4特定入賞球検知センサ24の順番に一定のサイクル(例えば、1秒サイクル)でセンサ及び特定入賞口を入賞有効状態にする。これにより、1つの特定入賞口を常に入賞有効状態にするものに比べて、遊技に対する関心度を高めることができる。なお、入賞有効状態にする順番は、適宜変更してもよく、一定のサイクルではなくランダムに入賞有効状態にしてもよい。
【0024】
CPU35aは、第1〜第4LED31〜34のうち、入賞有効状態の第1〜第4特定入賞口11〜14に設けられた1つを点灯し、入賞無効状態の第1〜第4特定入賞口11〜14に設けられた3つを消灯する。入賞有効状態(LED点灯状態)の第1〜第4特定入賞口11〜14にパチンコ球7が入賞すると、CPU35aは、その入賞回数をカウントしてRAM35cに記憶するとともに、入賞回数表示装置26に入賞回数をカウントして表示する。これにより、遊技者は、第1〜第4特定入賞口11〜14のうち入賞有効状態のものを把握することができる。
【0025】
入賞回数判定部42は、メインRAM35cにカウントして記憶された入賞回数が所定回数(例えば、10回)に到達したか否かを判定する。小当り抽選部43は、入賞回数判定部42により入賞回数の10回への到達が判定されたことに応答して小当たり抽選を行い、この抽選結果が当りであるか否かを判定する。そして、メインCPU35aは、小当り抽選部43での抽選結果(当りまたはハズレ)を入賞回数表示装置26にする。小当り抽選部43で当選が判定(小当たり)されると、小当たりに係るコマンドが生成され、パチンコ機2は通常モードから小当たりモードに移行される。小当り抽選部43は、小当たりモードが終了したのを契機に再度小当たり抽選を行い、この抽選結果が当りであるか否かを判定する。これにより、小当り抽選部43は、小当たりモードへの移行(遊技上の特典の付与)を繰り返し行うか否かを決定する機能も有することとなる。なお、所定回数は10回に限定されることなく、適宜変更してもよい。また、小当り抽選部43で当選が判定(小当たり)されたことを契機に、小当り抽選部43で小当たりモードに移行させる回数(例えば、1回〜20回のいずれか1つ)を抽選してもよく、この場合には、小当たりモードが終了しても、抽選された回数(例えば、10回)分だけ、再度小当たりモードに移行される。
【0026】
入力インターフェイス46を介して入賞球検知センサ17、第1〜第4特定入賞球検知センサ21〜24、大入賞球検知センサ28のいずれかのセンサによってパチンコ球7が入賞したことが検出されると、メインCPU35aは、球払出装置38を駆動して所定個数の賞球を供給皿6上に払い出す。メインROM35b内には配当球テーブルが格納されている。配当球テーブルには各入賞口ごとのパチンコ球7の1回の入賞に対する配当球の個数が書き込まれている。いずれかの入賞口で入賞が発生すると、メインCPU35aは、球払出装置38を駆動して、入賞口の種類に応じた個数のパチンコ球7の払い出しを行う。払い出されたパチンコ球は払出口払出球検出センサ(図示せず)により検出され、検出信号がメインCPU35aに入力される。メインCPU35aは払出口払出球検出センサにより検出されたパチンコ球7の数をカウントし、規定通りの個数のパチンコ球7が払い出されているかを監視する。
【0027】
副制御回路装置36は、サブCPU36a及びサブROM36b及びサブRAM36cから構成されている。サブCPU36aは、サブROM36bに格納された副制御装置用制御プログラムを適宜読み出し、主制御回路装置35から命令情報として入力される制御信号に応じて、副制御用制御プログラムに従って副制御回路装置36と、図柄可変表示装置9及び音声発生装置39及びランプ40との間で制御信号の入出力を行い所定の遊技状態となるようにするための駆動制御を行う。サブRAM36cはワーキングエリアとなっており、図柄可変表示装置9及び音声発生装置39及びランプ40の制御において利用されるデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。なお、サブCPU36aにより駆動を制御する装置は、図柄可変表示装置9、音声発生装置39及びランプ40に限られず、遊技領域4aに設けた可動式の入賞装置なども含まれることとする。
【0028】
入力インターフェイス46は、操作ハンドル8からの、操作ハンドル8の回動量を示す信号を球発射装置37へと入力すると共に、遊技盤4に設けられた始動入賞球検知センサ17及び第1〜第4特定入賞球検知センサ21〜24からの信号をメインCPU35aへと入力する。入力インターフェイス46を介して操作ハンドル8からの信号が入力されると、球発射装置37は駆動を開始して、操作ハンドル8の回動量に応じた打ち出し強さでパチンコ球7を遊技領域4aに打ち出す動作制御を行う。
【0029】
始動入賞口10に入ったパチンコ球7が始動入賞球検知センサ17により検知されると、メインCPU35aにスタート信号が入力される。メインCPU35aはスタート信号に応答して大当たり決定部44を作動させる。
【0030】
大当たり決定部44は乱数発生器、乱数サンプリング回路、大当たり決定テーブルを含んでおり、始動入賞球検知センサ17によりパチンコ球7の入賞が検知されるたびに1つの乱数値を抽選する。抽選された乱数値は大当たりテーブルと照合され、大当たりモードに移行させるか否かが抽選判定の結果として決定され、該決定に係る情報(例えばコマンド)が生成される。
【0031】
大当たり決定テーブルでは、乱数値がその大きさに応じて2つのグループにグループ分けされている。2つの乱数値グループには、ハズレ、大当たりモードに移行させる大当たりがそれぞれ割り当てられており、サンプリングされた乱数値がいずれのグループに属する値であるかによって、ハズレ及び大当たりのいずれかにするかを決定する当選判定が行われる。抽選が終了すると抽選結果信号がメインCPU35aにフィードバックされる。メインCPU35aは、抽選結果信号をサブCPU36aに送る。
【0032】
副制御回路装置36内のサブROM36bには、各特別図柄のグラフィックデータ、停止図柄用乱数サンプリング回路、停止図柄テーブルが格納されている。サブCPU36aは、抽選結果信号が入力されると、サブROM36bに格納させた停止図柄用乱数サンプリング回路に基づいて乱数値のサンプリングを行わせ、サンプリングされた乱数値を停止図柄テーブルと比較させる。停止図柄テーブルはハズレ用、大当たり用、当選確率上昇変動付き大当たり用の3種類設けられており、サンプリングされた乱数値は大当たり決定部44での抽選結果に対応する停止図柄テーブルと照合される。ぞれぞれの停止図柄テーブルには、グループ分けされた乱数値に入賞有効ライン上に停止させる特別図柄の組み合わせが割り当てられており、サンプリングされた乱数値がいずれのグループに属する値であるかによって、入賞有効ライン上に停止される特別図柄の組み合わせが決定される。サブCPU36aは、決定された特別図柄の組み合わせに基づき、図柄可変表示装置9での特別図柄の変動表示及び停止表示の制御を行う。
【0033】
副制御回路装置36では、図柄可変表示装置9に表示されている特別図柄ごとに割り当てた先頭アドレスを監視することにより、どの表示位置でどの特別図柄が表示されているかが常時識別されており、抽選により停止させる特別図柄が決定されると、決定された特別図柄が各表示位置に表示されるように特別図柄の停止制御が行われる。なお、停止図柄テーブルには、例えば入賞有効ライン上に特別図柄が2個停止したときに特定の特別図柄が揃った状態、つまりはリーチ状態となったときの特別図柄の変動態様、図柄可変表示中に行われるリーチ予告での特別図柄の変動態様、大当たり予告での特別図柄の停止態様など、通常時とは異なる特別図柄の変動態様を行わせるか否かのデータも含まれている。また、予め定められた時間の経過に基づいて特別図柄の識別に関わる監視を行わずに、決定された図柄データを割り込み処理にて図柄可変表示装置9へ表示されるようにしてよい。
【0034】
CPU35aは、アタッカ15を大入賞口27を開放する開放位置と大入賞口27を閉じる閉じ位置との間で回動させる。大当たり決定部44で大当たりモードに移行させることが決定(当選判定)されると、CPU35aは、アタッカ15を開放位置まで回動し、大入賞口27に入賞したパチンコ球7の数をカウントし、アタッカ15が30秒開放されるか又はカウントされたパチンコ球の数が所定数量(例えば、10個)に達すると、アタッカ15を閉じ位置まで回動する。
【0035】
通常モード時に、操作ハンドル8を回動して、球発射装置37により打ち出されたパチンコ球7が始動入賞口10に入賞すると、この入賞タイミングに基づいて、大当たり決定部44は1つの乱数値を抽選する。抽選された乱数値は大当たりテーブルと照合され、大当たりモードに移行させるか否かが抽選判定の結果として決定され、当選が判定(大当たり)されると、大当たりに係るコマンドが生成され、パチンコ機2は通常モードから大当たりモードに移行される。大当たりモードは、アタッカ15が30秒開放されるか又はアタッカ15内の大入賞口27にパチンコ球7が10個入賞されるのを1ラウンドとして、16ラウンドが継続して実行される。
【0036】
上記のように構成されたパチンコ機2の作用について図3のフローチャートを用いて説明する。パチンコ機2では先ず通常モードでの遊技が行われる(S1)。遊技者が操作ハンドル8を回動して、球発射装置37により遊技領域4aに打ち出されたパチンコ球7が、第1〜第4特定入賞口11〜14のいずれか(例えば、第1特定入賞口11)に入賞し(S2)、入賞した第1特定入賞口11が入賞有効状態の場合には、第1特定入賞球検知センサ21からメインCPU35aに入賞信号が送られる(S3)。第1〜第4特定入賞口11〜14のうち入賞有効状態のものは、視認可能に設けられたLED31〜34が点灯しているため、遊技者はパチンコ球7の入賞が有効か無効かを判断することができる。これにより、遊技者は、第1〜第4特定入賞口11〜14のうち入賞有効状態のものにパチンコ球7を狙って入賞させることができるため、遊技者を飽きさせることがなくなり、遊技に対する関心度を高めることができる。
【0037】
メインCPU35aは、第1特定入賞球検知センサ21から送られてきた入賞信号に応答してメインRAM35cにパチンコ球7の入賞回数をカウントして入賞回数データとして記憶するとともに(S4)、そのカウントした入賞回数を入賞回数表示装置26に数値で表示する(S5)。これにより、遊技者は第1〜第4特定入賞口11〜14へのパチンコ球7の入賞回数を把握することができる。さらに、メインCPU35aは、入賞回数データを入賞回数判定部42に送り、入賞回数判定部42では、送られてきた入賞回数データの入賞回数が10回(所定回数)に到達したか否かを判定する(S6)。
【0038】
入賞回数判定部42により、入賞回数の10回への到達が判定されると、到達信号が小当り抽選部43に送られる。小当り抽選部43は、送られてきた到達信号に応答して小当り抽選を行い、この抽選結果が小当りであるか否かを判定し、小当り信号またはハズレ信号をCPU35aに送る(S7)。CPU35aは、送られてきた信号に応答して、小当り抽選部43での抽選結果を入賞回数表示装置26に表示する(S8)。小当り抽選部43で小当りが抽選されると(S9)、小当り信号がメインCPU35aに送られ、メインCPU35aは、送られてきた小当り信号に応答して、メインROM35bに記憶されている遊技制御プログラムを読み込んでパチンコ機2の遊技状態を制御する命令を生成し、小当りモードになるようにパチンコ機2の駆動を制御する(S10)。小当りモードは、アタッカ15が30秒開放されるか又はアタッカ15内の大入賞口27にパチンコ球7が10個入賞されるのを1ラウンドとして、3ラウンドが継続して実行される。
【0039】
小当たりモードが終了すると(S11)、小当り抽選部43は、その小当たりモードが終了したのを契機に再度小当り抽選を行い、この抽選結果が小当りであるか否かを判定し、小当り信号またはハズレ信号をCPU35aに送る(S7)。CPU35aは、送られてきた信号に応答して、小当り抽選部43での抽選結果を入賞回数表示装置26に表示する(S8)。小当り抽選部43で小当りが抽選されると(S9)、小当り信号がメインCPU35aに送られ、メインCPU35aは、送られてきた小当り信号に応答して、メインROM35bに記憶されている遊技制御プログラムを読み込んでパチンコ機2の遊技状態を制御する命令を生成し、小当りモードになるようにパチンコ機2の駆動を制御する(S10)。これにより、小当たりモードが終了したのを契機に行う小当り抽選で小当たりが抽選された場合には、遊技者は継続して小当りモードで遊技を行うことができ、1回だけ小当たりモードで遊技を行った後は通常モードに戻るものに比べて、遊技に対する関心度を高めることができる。小当り抽選部43でハズレが抽選されると、ハズレ信号がメインCPU35aに送られ、メインCPU35aは、送られてきたハズレ信号に応答して、メインRAM35cに記憶された入賞回数データをリセットし、入賞回数を0回とする。
【0040】
図4は本発明の記録媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)50をパチンコ機2にインストールする例を示しており、記録媒体50には図3のフローチャートで示すような手段を、メインCPU35a、メインROM35b、メインRAM35c、特定入賞口制御部41、入賞回数判定部42、小当り抽選部43を含むコンピュータ51で実現するためのプログラムが格納されている。この場合、例えば、特定入賞口への遊技媒体の入賞回数を記憶する入賞回数記憶手段、入賞回数記憶手段に記憶された入賞回数が所定回数に到達したか否かを判定する入賞回数判定手段、複数の特定入賞口をそれぞれ個別に、遊技媒体の入賞回数を入賞回数記憶手段に記憶する入賞有効状態と、遊技媒体の入賞回数を入賞回数記憶手段に記憶しない入賞無効状態とで変化させる状態制御手段、入賞回数判定手段により入賞回数の所定回数への到達が判定されたことを契機に、遊技上の特典を付与する特典付与手段、入賞回数判定手段により入賞回数の所定回数への到達が判定されたことを契機に抽選を行い、この抽選結果が当りであるか否かを判定する特典抽選判定手段をコンピュータ51で実現するためのプログラムを記録媒体50に記録する。そして、この記録媒体50を読み取り装置52に装填して、プログラムをパチンコ機2にインストールする。
【0041】
なお、前記プログラムは、記録媒体50を介してインストールする代わりにインターネットを利用してパチンコ機2に配信することもできる。また、配信された本発明のプログラム、又は記録媒体50から読み出した本発明のプログラムをパソコンにインストールし、モニタ上でパチンコゲームを行うことも可能である。
【0042】
なお、上記実施形態では、入賞回数判定部42により、入賞回数の10回への到達が判定されると、到達信号が小当り抽選部43に送られ、小当り抽選部43は、送られてきた到達信号に応答して小当り抽選を行い、小当り抽選部43で小当りが抽選されると、小当り信号をCPU35aに送り、メインCPU35aは、送られてきた小当り信号に応答して、メインROM35bに記憶されている遊技制御プログラムを読み込んでパチンコ機2の遊技状態を制御する命令を生成し、小当りモードになるようにパチンコ機2の駆動を制御したが、これに限定されることなく、小当り抽選部43を設けない構成にしてもよい。この場合には、入賞回数判定部42により、入賞回数の10回への到達が判定されると、小当たり信号がCPU35aに送られ、メインCPU35aは、送られてきた小当り信号に応答して、メインROM35bに記憶されている遊技制御プログラムを読み込んでパチンコ機2の遊技状態を制御する命令を生成し、小当りモードになるようにパチンコ機2の駆動を制御する。
【0043】
また、上記実施形態では、特定入賞口を4個(第1〜第4特定入賞口11〜14)を設けたが、特定入賞口の個数は適宜変更してもよい。
【0044】
さらに、パチンコ球7が入賞有効状態の第1〜第4特定入賞口11〜14へ入賞した入賞回数を、入賞回数表示装置26に数値で表示したが、遊技者が入賞回数を把握できればよく、例えば、0〜10の目盛で入賞回数表示装置26に入賞回数を表示してもよい。
【0045】
また、上記実施形態では、第1〜第4特定入賞口11〜14が入賞有効状態にされたときに、その状態を報知する状態報知手段として第1〜第4LED31〜34を設けたが、これに限定されることなく、第1〜第4特定入賞口11〜14が入賞有効状態にされたときに、その状態を報知することができればよく、例えば、遊技盤4に設けられる役物(例えば、可動式のチューリップ役物)で状態を報知してもよい。
【0046】
さらに、上記実施形態では、入賞回数判定部42により入賞回数の10回への到達が判定され、小当り抽選部43で小当りが抽選されたときに、メインCPU35aは、メインROM35bに記憶されている遊技制御プログラムを読み込んでパチンコ機2の遊技状態を制御する命令を生成し、小当りモードになるようにパチンコ機2の駆動を制御したが、これに限定されることなく、始動入賞口10へのパチンコ球7の入賞を契機に行う大当たり決定部44に関連させて、例えば、始動入賞口10へのパチンコ球7の入賞を契機に行う大当たり決定部44での大当たり抽選の回数が所定回数(例えば、1200回)に到達したときや、大当たり決定部44で大当たりが抽選され、その大当たり中に小当り抽選部43で抽選を行い、その抽選で小当りが抽選されたときや、大当たり終了後に、大当たり決定部44での大当たり抽選の回数が所定回数(例えば、30回)以内に大当たりが抽選されたときや、大当たり決定部44での大当たり抽選の所定回数(例えば、200回転)毎に小当り抽選部43で抽選を行い、その抽選で小当りが抽選されたときなどに小当りモードになるようにパチンコ機2の駆動を制御してもよい。
【0047】
また、図柄可変表示装置9の変動パターン抽選での抽選結果に関連させて、例えば、図柄可変表示装置9の変動パターン抽選で特定の変動パターン( 例えば、連続予告) が所定回数(例えば、5回)連続して抽出されたときや、図柄可変表示装置9の変動パターン抽選で特定の変動パターン( 例えば、予め定められた特別図柄の組み合わせであるチャンス目) が抽出された後に大当たりが抽選されたときや、図柄可変表示装置9で特別図柄の後に表示される背景が通常時とは異なるとき(例えば、通常時は背景が昼であり、それに対して背景が夜だったとき)に大当たりが抽選されたときや、信頼度の高い予告発生時にリーチにならずに次の抽選で大当たりが抽選されたときや、リーチの発生回数が所定回数(例えば、10回)に到達したときなどに小当りモードになるようにパチンコ機2の駆動を制御してもよい。
【0048】
さらに、大当たりに関連させて、例えば、大当たりに、次回までの大当たり確率が通常時の大当たり確率と比較して変動した状態となる確率変動大当りと次回までの大当たり確率が通常時の大当たり確率と同一の通常大当たりとを設け、通常大当たりが終了した後の時間短縮状態(図柄可変表示装置9での変動表示時間及び停止表示時間が通常時よりも短縮された状態)で大当たりが抽選されたときに小当りモードになるようにパチンコ機2の駆動を制御してもよい。
【0049】
また、保留球表示部29の表示態様に関連させて、例えば、大当たり終了後に保留球表示部29に表示される保留球の個数が0にならずに大当たり決定部44で大当たりが抽選されたときや、保留球表示部29に表示される保留球の個数を示す保留ランプの色が通常時とは異なる色のときに大当たりが抽選されたときなどに小当りモードになるようにパチンコ機2の駆動を制御してもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の弾球遊技機によれば、遊技媒体が打ち出される遊技領域に設けられた特定入賞口と、特定入賞口への遊技媒体の入賞回数を記憶する入賞回数記憶手段と、入賞回数記憶手段に記憶された入賞回数が所定回数に到達したか否かを判定する入賞回数判定手段と、入賞回数判定手段により入賞回数の所定回数への到達が判定されたことを契機に、遊技上の特典を付与する特典付与手段とを備えたから、特定入賞口への遊技媒体の入賞回数が所定回数へ到達すると遊技上の特典を付与することができるため、通常の弾球遊技機で行う遊技に比べて、遊技に対する関心度を高めることができる。
【0051】
また、遊技領域に設けられた入賞口と、入賞口への前記遊技媒体の入賞を1つの契機に抽選を行い、この抽選結果が当りであるか否かを判定する大特典抽選判定手段と、識別情報を変動表示させた後に停止表示させ、該停止表示態様により大特典抽選判定手段での抽選結果を報知する可変表示装置とを備え、特典付与手段は、遊技上の特典を付与することに加えて、大特典抽選判定手段により当りが判定されたことを契機に、遊技上の特典よりも付与される特典の価値が大きい遊技上の大特典を付与するから、通常の弾球遊技機で行う遊技に比べて、遊技上の特典と遊技上の大特典という2つの異なる遊技状態で遊技を行うことができ、遊技に対する関心度を高めることができる。
【0052】
また、入賞回数記憶手段に記憶された入賞回数を表示する入賞回数表示手段を備えたから、遊技者は特定入賞口への遊技媒体の入賞回数を把握することができるため、遊技に対する関心度を高めることができる。さらに、特定入賞口を複数設け、これら複数の特定入賞口をそれぞれ個別に、遊技媒体の入賞回数を前記入賞回数記憶手段に記憶する入賞有効状態と、遊技媒体の入賞回数を前記入賞回数記憶手段に記憶しない入賞無効状態とで変化させる状態制御手段を備えたから、1つの特定入賞口を常に入賞有効状態にするものに比べて、遊技に対する関心度を高めることができる。
【0053】
また、状態制御手段により特定入賞口が入賞有効状態にされたときに、その状態を報知する状態報知手段を備えたから、遊技者は入賞有効状態の特定入賞口へ遊技媒体を狙って入賞させることができるため、遊技者を飽きさせることがなくなり、遊技に対する関心度を高めることができる。さらに、入賞回数判定手段により入賞回数の所定回数への到達が判定されたことを契機に抽選を行い、この抽選結果が当りであるか否かを判定する特典抽選判定手段を備え、特典付与手段は特典抽選判定手段により当選が抽選されたことを契機に、遊技上の特典を付与するから、特定入賞口への遊技媒体の入賞回数が所定回数へ到達すると遊技上の特典を付与するものに比べて、遊技に対する関心度をより一層高めることができる。
【0054】
さらに、特典抽選判定手段は、特典付与手段による遊技上の特典の付与を繰り返し行うか否かを決定するから、特典抽選判定手段により遊技上の特典の付与を繰り返し行うことが決定された場合には、遊技者は継続して遊技上の特典を付与された状態で遊技を行うことができるため、1回だけ遊技上の特典を付与された状態で遊技を行った後は通常時に戻るものに比べて、遊技に対する関心度を高めることができる。
【0055】
さらに、本発明のプログラムによれば、遊技媒体が打ち出される遊技領域に設けられた特定入賞口への遊技媒体の入賞回数を記憶する入賞回数記憶手段と、入賞回数記憶手段に記憶された入賞回数が所定数量に到達したか否かを判定する入賞回数判定手段と、入賞回数判定手段により到達が判定されたことを契機に、遊技上の特典を付与する特典付与手段として弾球遊技機のコンピュータを機能させるから、プログラムを弾球遊技機に読み取らせると、この弾球遊技機は、特定入賞口への遊技媒体の入賞回数が所定回数へ到達すると遊技上の特典を付与することができるため、通常の弾球遊技機に比べて、遊技に対する関心度を高めることができる。
【0056】
また、本発明の記憶媒体によれば、遊技媒体が打ち出される遊技領域に設けられた特定入賞口への前記遊技媒体の入賞回数を記憶する入賞回数記憶手段と、入賞回数記憶手段に記憶された入賞回数が所定数量に到達したか否かを判定する入賞回数判定手段と、入賞回数判定手段により到達が判定されたことを契機に、遊技上の特典を付与する特典付与手段として弾球遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラムが記憶されるとともに、そのプログラムをコンピュータで読み取ることができるから、記録媒体から読み出したプログラムをパソコンに読み取らせると、パソコンのモニタ上で遊技を行うことができ、このパソコン上で行う遊技では、特定入賞口への遊技媒体の入賞回数が所定回数へ到達すると遊技上の特典を付与することができるため、通常のパソコン上で行う遊技に比べて、遊技に対する関心度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ機の外観を示す斜視図である。
【図2】パチンコ機の電気的構成の要部を示す機能ブロック図である。
【図3】ゲームの流れを示すフローチャートである。
【図4】プログラムが格納された記録媒体を、スロットマシンにインストールする場合の説明図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機
3 本体枠
4 遊技盤
7 パチンコ球(遊技媒体)
9 図柄可変表示装置(可変表示装置)
10 始動入賞口(入賞口)
11〜14 第1〜第4特定入賞口
15 アタッカ
17 始動入賞球検知センサ
21〜24 第1〜第4特定入賞球検知センサ
26 入賞回数表示装置(入賞回数表示手段)
27 大入賞口
28 大入賞球検知センサ
31〜34 第1〜第4LED(状態報知手段)
35 主制御回路装置
35a メインCPU(特典付与手段)
35b メインROM
35c メインRAM(入賞回数記憶手段)
41 特定入賞口制御部(状態制御手段)
42 入賞回数判定部(入賞回数判定手段)
43 小当り抽選部(特典抽選判定手段)
44 大当たり決定部(大特典抽選判定手段)

Claims (9)

  1. 遊技媒体が打ち出される遊技領域に設けられた特定入賞口と、
    前記特定入賞口への前記遊技媒体の入賞回数を記憶する入賞回数記憶手段と、
    前記入賞回数記憶手段に記憶された入賞回数が所定回数に到達したか否かを判定する入賞回数判定手段と、
    前記入賞回数判定手段により前記入賞回数の所定回数への到達が判定されたことを契機に、遊技上の特典を付与する特典付与手段とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技領域に設けられた入賞口と、前記入賞口への前記遊技媒体の入賞を1つの契機に抽選を行い、この抽選結果が当りであるか否かを判定する大特典抽選判定手段と、識別情報を変動表示させた後に停止表示させ、該停止表示態様により前記大特典抽選判定手段での抽選結果を報知する可変表示装置とを備え、前記特典付与手段は、前記遊技上の特典を付与することに加えて、前記大特典抽選判定手段により当りが判定されたことを契機に、前記遊技上の特典よりも付与される特典の価値が大きい遊技上の大特典を付与することを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記入賞回数記憶手段に記憶された入賞回数を表示する入賞回数表示手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の弾球遊技機。
  4. 前記特定入賞口を複数設け、これら複数の特定入賞口をそれぞれ個別に、前記遊技媒体の入賞回数を前記入賞回数記憶手段に記憶する入賞有効状態と、前記遊技媒体の入賞回数を前記入賞回数記憶手段に記憶しない入賞無効状態とで変化させる状態制御手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか1つ記載の弾球遊技機。
  5. 前記状態制御手段により前記特定入賞口が入賞有効状態にされたときに、その状態を報知する状態報知手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし4いずれか1つ記載の弾球遊技機。
  6. 前記入賞回数判定手段により前記入賞回数の所定回数への到達が判定されたことを契機に抽選を行い、この抽選結果が当りであるか否かを判定する特典抽選判定手段を備え、前記特典付与手段は前記特典抽選判定手段により当りが抽選されたことを契機に、前記遊技上の特典を付与することを特徴とする請求項1ないし5いずれか1つ記載の弾球遊技機。
  7. 前記特典抽選判定手段は、前記特典付与手段による前記遊技上の特典の付与を繰り返し行うか否かを決定することを特徴とする請求項6記載の弾球遊技機。
  8. 遊技媒体が打ち出される遊技領域に設けられた特定入賞口への前記遊技媒体の入賞回数を記憶する入賞回数記憶手段と、前記入賞回数記憶手段に記憶された入賞回数が所定数量に到達したか否かを判定する入賞回数判定手段と、前記入賞回数判定手段により到達が判定されたことを契機に、遊技上の特典を付与する特典付与手段として弾球遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラム。
  9. 請求項8記載のプログラムが記憶されるとともに、そのプログラムをコンピュータで読み取ることのできる記憶媒体。
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