JP2006186950A - ノイズ抑制回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】機器の小型化や重量の軽量化をすることができるノイズ抑制回路を提供する。
【解決手段】第1の導電線3および第2の導電線4によって伝送され、これらの導電線3,4の間で電位差を生じさせるノーマルモードノイズを抑制する回路であって、磁性体部分5Aとこの磁性体部分5Aに磁気的に連結された磁性体部分5Bとを含むと共に、磁性体部分5Aを共有するようにして2つの磁気ループを構成する磁芯5と、合計巻数が奇数となるように磁芯5の磁性体部分5Aに巻かれると共に第1の導電線3に直列的に挿入接続された第1のコイル11Aおよび第2のコイル11Bからなるインダクタと、一端が第1のコイル11Aおよび第2のコイル11Bの接続点Pに接続され、他端が第2の導電線4に接続されたキャパシタ6とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、導電線上を伝搬するノイズを抑制するノイズ抑制回路に関する。
スイッチング電源、インバータ、照明機器の点灯回路等のパワーエレクトロニクス機器は、電力の変換を行う電力変換回路を有している。電力変換回路は、直流を矩形波の交流に変換するスイッチング回路を有している。そのため、電力変換回路は、スイッチング回路のスイッチング周波数と等しい周波数のリップル電圧や、スイッチング回路のスイッチング動作に伴うノイズを発生させる。このリップル電圧やノイズは他の機器に悪影響を与える。そのため、電力変換回路と他の機器あるいは線路との間には、リップル電圧やノイズを低減する手段を設ける必要がある。
また、最近、家庭内における通信ネットワークを構築する際に用いられる通信技術として電力線通信が有望視され、その開発が進められている。電力線通信は、電力線に高周波信号を重畳して通信を行う。この電力線通信では、電力線に接続された種々の電気・電子機器の動作によって、電力線上にノイズが発生し、このことが、エラーレートの増加等の通信品質の低下を招く。そのため、電力線上のノイズを低減する手段が必要になる。また、電力線通信では、屋内電力線上の通信信号が屋外電力線に漏洩することを阻止する必要がある。
これらのノイズを抑制するために、電源ラインや信号ラインなどにラインフィルタを設けることが有効である。ラインフィルタとしては、インダクタンス素子(インダクタ)とキャパシタとを含むフィルタ、いわゆるLCフィルタがよく用いられている。LCフィルタには、インダクタンス素子とキャパシタとを1つずつ有するものの他に、T型フィルタやπ型フィルタ等がある。また、電磁妨害(EMI)対策用の一般的なノイズフィルタも、LCフィルタの一種である。一般的なEMIフィルタは、コモンモードチョークコイル、ノーマルモードチョークコイル、Xコンデンサ、Yコンデンサ等のディスクリート素子を組み合わせて構成されている。
なお、2本の導電線を伝搬するノイズには、2本の導電線の間で電位差を生じさせるノーマルモード(ディファレンシャルモード)ノイズと、2本の導電線を同じ位相で伝搬するコモンモードノイズとがある。
米国特許文献1には、T型フィルタの例が記載されている。図8にその回路を示す。この回路は、第1の導電線126に直列的に挿入され、かつ互いに電磁気的に結合された第1および第2のインダクタ140,146を備えている。この回路はまた、直列に接続された第3のインダクタ142と、並列に接続されたキャパシタ14および抵抗16とからなり、一端が第1のインダクタ140と第2のインダクタ146との間に接続され、他端が第2の導電線128に接続された直列回路を備えている。
米国特許第6549434号明細書
ここで、図8に示した回路において、ノーマルモードノイズを低減するための理想的な条件は以下のとおりである。まず、第1および第2のインダクタ140,146のインダクタンスを互いに同一の値とし、かつ結合係数を1とする。また、第3のインダクタ142のインダクタンスも、第1および第2のインダクタ140,146のインダクタンスと同一の値とする。並列に接続されたキャパシタ14および抵抗16は、直流や低域の電流を流させないためのハイパスフィルタとして機能するものであり、そのインピーダンスはノイズ減衰帯域で無視できるほど小さい低インピーダンスであるものとする。
この理想的な回路条件において、図8に示したように、入力端子120A,120B間にノーマルモードの電圧Viが印加されると、この電圧Viは、第1のインダクタ140と第3のインダクタ142とによって分圧され、第1のインダクタ140の両端間と第3のインダクタ142の両端間にそれぞれVi/2の電圧が発生する。なお、図中の矢印は、その先の方が高い電位であることを表している。第1のインダクタ140と第2のインダクタ146は互いに電磁気的に結合されているので、第1のインダクタ140の両端間に発生した電圧Vi/2に応じて、第2のインダクタ146の両端間にも電圧Vi/2が発生する。その結果、出力端子122A,122B間の電圧Voは、第2のインダクタ146の両端間に発生した電圧Vi/2と第3のインダクタ142の両端間の電圧Vi/2とが相殺されることにより、原理的にはゼロとなる。逆に、出力端子122A,122B間にノーマルモードの電圧が印加された場合も、上記の説明と同様にして、入力端子120A,120B間の電圧は、原理的にはゼロとなる。このようにしてノーマルモードノイズを抑制することができる。
このように、図8に示した回路では、第1,第2および第3のインダクタ140,146,142は必須の構成要素となっている。しかしながら、これらはサイズが非常に大きく重いため、機器の小型化や重量の軽量化の妨げとなっている。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、機器の小型化や重量の軽量化を実現することができるノイズ抑制回路を提供することにある。
本発明のノイズ抑制回路は、第1および第2の導電線によって伝送され、これらの導電線の間で電位差を生じさせるノーマルモードノイズを抑制する回路であって、一の磁性体部分とこの一の磁性体部分に磁気的に連結された他の磁性体部分とを含むと共に、一の磁性体部分を共有するようにして2つの磁気ループを構成する磁芯と、合計巻数が奇数となるように磁芯の一の磁性体部分に巻かれると共に第1の導電線に直列的に挿入接続された第1のコイルおよび第2のコイルからなるインダクタと、一端が第1のコイルおよび第2のコイルの接続点に接続され、他端が第2の導電線に接続されたキャパシタとを備えたものである。
ここで、合計巻数とは、一の磁性体部分に巻かれた第1のコイルおよび第2のコイルのそれぞれの巻数を足し合わせた数を指す。また、このインダクタの巻数は、1以上の奇数であればよいが、相互インダクタンスの大きさの調整し易さを考慮すると、3以上の奇数であることが望ましい。また、キャパシタは、回路部品で構成できるほか、回路基板の寄生容量などで構成しても良い。また、第1のコイルおよび第2のコイルのインダクタンスは互いに等しいことが望ましい。また、インダクタを構成する巻き線の両端と接続点とは、磁芯内に生じる磁路を含む面を基準として、一方の面側と他方の面側にそれぞれ別個に位置することが望ましい。
本発明のノイズ抑制回路では、インダクタの合計巻数を奇数にすることで、第1のコイルおよび第2のコイルの接続点と第2の導電線との間に第3のインダクタをキャパシタと直列に挿入接続させていた従来の構成と等しい減衰特性を得ることが原理的に可能となる。そのため、第3のインダクタを挿入しなくても、あたかも第3のインダクタが挿入されているかの様にノイズ抑制回路を作用させることが可能となる。
ところで、上記のように奇数巻きではなく、偶数巻きとした場合には、相互インダクタンスの値がマイナスとなってしまうため、従来の構成と等しい減衰特性を得ることが原理的に不可能である。また、相互インダクタンスの値がマイナスとなってしまうため、第3のインダクタを直列に挿入接続しない場合には、奇数巻きの場合と比べてノイズ抑制回路の減衰量が非常に小さくなってしまい、実用に耐える減衰量を確保することは困難である。
しかしながら、本発明のように、奇数巻きとした場合には、上述のように、従来の構成と等しい減衰特性を得ることが原理的に可能であるので、偶数巻きの場合と比べてノイズ抑制回路の減衰量を非常に大きくすることができ、実用に耐える減衰量を確保することができる。
ただし、本発明は、第1のコイルおよび第2のコイルの接続点と第2の導電線との間に微調整用のインダクタを直列に挿入接続することを排除するものではない。従って、例えば、相互インダクタンスの結合係数のばらつきに応じて微調整用のインダクタを直列に挿入接続して所望の減衰特性が得られるようにしても構わない。また、例えば、低周波側の減衰量を大きくしたい場合に微調整用のインダクタを挿入するようにしても構わない。
本発明のノイズ抑制回路によれば、合計巻数が奇数となるように磁芯の一の磁性体部分に巻かれると共に第1の導電線に直列的に挿入接続された第1のコイルおよび第2のコイルからなるインダクタを備えるようにしたので、実用に耐える減衰量を確保しつつ、第3のインダクタを削除することができる。その結果、機器の小型化や重量の軽量化を実現することができ、コストの削減も実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態に係るノイズ抑制回路について説明する。本実施の形態に係るノイズ抑制回路は、2本の導電線によって伝送され、これらの導電線の間で電位差を生じさせるノーマルモードノイズを抑制する回路である。
図1(A)は、本実施の形態に係るノイズ抑制回路の概略構成を表したものである。図1(B)は、図1(A)のノイズ抑制回路の等価回路を表したものである。
このノイズ抑制回路は、図1(A)に示したように、一対の端子1A,1Bと、他の一対の端子2A,2Bと、端子1A,2A間を接続する第1の導電線3と、端子1B、2B間を接続する第2の導電線4と、磁芯5とを備えている。
ここで、磁芯5とは、一の磁性体部分とこの一の磁性体部分に磁気的に連結された他の磁性体部分とを含むと共に、一の磁性体部分を共有するようにして2つの磁気ループを構成するものであり、例えば、E型およびI型の磁性体を、またはE型の磁性体同士を磁気的に連結して構成したものを含む概念である。従って、磁気ループ内にギャップが設けられていても構わない。なお、本実施の形態では、磁芯5のうち中央の磁路を構成する磁性体部分5Aが本発明の一の磁性体部分の一具体例に相当し、また、磁芯5のうち中央の磁路以外の磁路を構成する磁性体部分5Bが本発明の他の磁性体部分の一具体例に相当する。
また、第1の導電線3には、磁性体部分5Aに導電線が奇数回(n回)巻かれた単一のコイル11からなるインダクタが直列に挿入接続されている。なお、上記の奇数とは、一般的には、磁芯5に設けられた2つの穴を通過している導電線の数がそれぞれ1以上の奇数であることを意味している。
このコイル11は、上記のように単一の巻線で構成されたものであるが、本実施の形態では、便宜的に第1のコイル11Aおよび第2のコイル11Bを直列に接続して構成したものであるとし、両コイルの境目を接続点Pとする。
ここで、上記の「奇数」について、接続点Pに着目して詳細に説明する。まず、接続点Pを起点として磁芯5に設けられた2つの穴に導電線の両端をそれぞれ1回通過させた状態を1巻きのコイル11とする。このとき、コイル11の両端と接続点Pとは、磁芯5内に生じる磁路を含む面を基準として、一方の面側と他方の面側にそれぞれ別個に位置する。このような配置を基準配置とする。さらに、1巻きのコイル11の両端を磁芯5に設けられた2つの穴にそれぞれ偶数回通過させて、導電線を磁芯5に巻き付けると共に、コイル11の両端と接続点Pとの位置関係を上記の基準配置にする。このとき、1巻きのコイル11の両端に新たに巻かれた巻き線のそれぞれの巻数が奇数となるようにする。これにより、1巻きのコイル11の両端に新たに巻かれた巻き線のそれぞれの巻数の合計は偶数となるので、磁芯5に巻き付けられたコイル11の合計巻数を奇数とすることができる。
従って、上記の「奇数」とは、本実施の形態において、接続点Pを起点として磁芯5に設けられた2つの穴に導電線の両端をそれぞれ通過させて、導電線を磁芯5に巻き付けた結果、磁芯5に設けられた2つの穴を通過している導電線の数がそれぞれ1以上の奇数であることを意味している。
なお、この接続点Pは、減衰特性の観点から、コイル11における、第1のコイル11Aおよび第2のコイル11Bのインダクタンスが互いに等しくなる箇所、いわゆる中点であることが望ましいが、中点でなくても良い。ただし、接続点Pが中点でない場合であっても、コイル11の両端と接続点Pとの位置関係は上記の基準配置とする。
ここで、コイル11の巻き数を9とした場合を例にして説明する。まず、第1のコイル11Aの巻き数を4.5、第2のコイル11Bの巻き数を4.5とした場合には、コイル11の両端と接続点Pとの位置関係は上記の基準配置となることが確認できる。このとき、第1のコイル11Aおよび第2のコイル11Bの磁芯5に対する巻き方に差異がなく、第1のコイル11Aおよび第2のコイル11Bのインダクタンスが互いに等しい場合は、接続点Pは中点と一致する。また、第1のコイル11Aの巻き数を3.5、第2のコイル11Bの巻き数を5.5とした場合にも、コイル11の両端と接続点Pとの位置関係は上記の基準配置となることが確認できる。しかしながら、このとき、第1のコイル11Aおよび第2のコイル11Bのインダクタンスは通常は互いに等しくならないので、接続点Pは中点と一致しない。
なお、コイル11は、上記のように単一の巻線で構成されたものでなくても良く、例えば別々のコイルを直列に接続して構成したものであっても良い。ただし、その場合には、それぞれのコイルが互いに同一の極性を有すると共に、互いに電磁気的に結合されていることが必要となる。
このノイズ抑制回路はまた、一端が第1のコイル11Aおよび第2のコイル11Bの接続点Pに接続され、他端が第2の導電線4に接続されたキャパシタ6を備えている。このキャパシタ6は、周波数が所定値以上のノーマルモード信号を通過させるハイパスフィルタとして機能する。このように、本実施の形態では、第1のコイル11Aおよび第2のコイル11Bの接続点Pと第2の導電線4との間に、従来から用いられて来た第3のインダクタを設けていないが、例えば、第3のインダクタのインダクタンスよりもはるかに小さいインダクタンスを有する微調整用のインダクタをキャパシタ6に直列に接続するようにしても良い。なお、このような微調整用のインダクタが用いられるケースについては、後に詳述する。
図1(A)に示したノイズ抑制回路を、等価回路として表現すると、図1(B)に示したようなT型回路となる。このT型回路は、第1の導電線3に直列的に挿入されたインダクタLx,Lyと、直列に接続されたインダクタLzおよびキャパシタ6からなり、一端がインダクタLxおよびインダクタLyの間に接続され、他端が第2の導電線4に接続された直列回路とを備えている。
インダクタLxおよびLyのインダクタンスは、同一の値であることが好ましい。本実施の形態では、第1のコイル11Aおよび第2のコイル11Bのインダクタンスが互いに等しくなる箇所に直列回路の一端を接続するようにすることで、各インダクタンスを等しくすることができる。
なお、このインダクタLx,Ly,Lzのインダクタンスは、本実施の形態のノイズ抑制回路の基本となる動作を説明する箇所で詳述されるが、インダクタLxおよびLyのインダクタンスを同一の値とした場合において、コイル11の巻き数nが1のときは、Lx=Ly=L0 +L1 −M1 、Lz=M1 となり、コイル11の巻き数nが3以上の奇数のときは、Lx=Ly=(L0 +L1 −M1 )+(Ln-1 +Mn-1 )+M0 、Lz=M1 −Mn-1 となる。
ここで、L0 は、コイル11の巻き数nが1の場合に、磁性体部分5Aを通る磁束φ0がコイル11を貫通することにより生じる自己インダクタンス、L1 は、コイル11の巻き数nが1の場合に、磁性体部分5Bを通る磁束φ1がコイル11の外周を周回するにより生じる自己インダクタンス、Ln-1 は、コイル11の巻き数がn−1(nは3以上の奇数)の場合に、磁性体部分5Aを通る磁束φn−1がコイル11を貫通することにより生じる自己インダクタンス、Mn-1 は、コイル11の巻き数がn−1(nは3以上の奇数)の場合に、磁性体部分5Aを通る磁束φn−1がコイル11を貫通することにより生じる相互インダクタンス、M0 は、コイル11の巻き数がn(nは3以上の奇数)の場合に、コイル11のうちの1巻きの導電線が形成する、コイル11を貫通する磁束φ0が、コイル11のうちの先の1巻きを除くn−1巻きの巻き線を貫通することにより生じる相互インダクタンスである。
次に、図2(A)〜(C)ないし図5(A)〜(B)を参照して、本実施の形態に係るノイズ抑制回路の基本となる動作について説明する。なお、図2(A)〜(C)はコイル11の巻き数が1の場合、図3(A)〜(C)はコイル11の巻き数が2の場合、図4(A)〜(B)はコイル11の巻き数が3の場合、図5(A)〜(B)はコイル11の巻き数がn(nは3以上の奇数)の場合の概略構成および等価回路を表したものである。なお、インダクタLx,Lyのインダクタンスは互いに同一の値とする。キャパシタCのインピーダンスは無視できるほど小さい低インピーダンスであるものとする。
まず、コイル11の巻き数が1の場合について説明する。図2(A)に示したように、端子1A,1B間に電流i1 を流すと、磁性体部分5Aに磁束φ0、磁性体部分5Bに磁束φ1がそれぞれ生じ、それに伴い、図2(B)に示したように、インダクタL0 ,L1 が生じる。そして、磁束φ1の変化により、端子2A,2B間のインダクタL1 に起電力が発生し、この起電力により端子2A,2B間に電流i2 が流れる。なお、磁束φ0は、端子2A,2B間の導電線のループと鎖交しないので、端子2A,2B間の導電線に影響を及ぼさない。
これより、図2(A)に示したノイズ抑制回路の等価回路は図2(C)のようになる。なお、図2(C)中のLxおよびLyはL0 +L1 −M1 となり、LzはM1 となる。
次に、コイル11の巻き数が2の場合について説明する。図3(A)に示したように、端子1A,1B間に電流i1 を流すと、磁性体部分5Aから磁性体部分5Bに向かう磁束φ2が生じ、それに伴い、図3(B)に示したように、インダクタL2 が生じる。そして、磁束φ2の変化により、端子2A,2B間のインダクタL2 に起電力が発生し、この起電力により端子2A,2B間に電流i2 が流れる。
これより、図3(A)に示したノイズ抑制回路の等価回路は図3(C)のようになる。なお、図3(C)中のLxおよびLyはL2 +M2 、Lzは−M2 となる。
なお、コイル11の巻き数が2以上の偶数の場合は、コイル11の巻き数が2の場合と同様の動作原理を有する。従って、このときのLxおよびLyはLn-1 +Mn-1 、Lzは−Mn-1 となる(n−1は2以上の偶数)。なお、Ln-1 およびMn-1 は巻き数が大きくなるにつれて大きくなる。
続いて、コイル11の巻き数が3の場合について説明する。巻き数が3のコイル11は、例えば、巻き数が1のコイル11の接続点Pを固定した状態で、接続点Pから端子1A,2Aへ伸びるそれぞれの導電線を磁芯5に設けられた穴に2回貫通させることにより形成することができる。このことから、コイル11の巻き数が3の場合は、コイル11の巻き数が1の場合と、コイル11の巻き数が2の場合とを組み合わせた回路とみなすことができる。
従って、図4(A)に示したように、端子1A,1B間に電流i1 を流すと、磁性体部分5Aに磁束φ0、磁性体部分5Bに磁束φ1がそれぞれ生じると共に、磁性体部分5Aから磁性体部分5Bに向かう磁束φ2が生じると考えられる。このとき、巻き数が1の巻き線で発生した磁束φ0が、巻き数が2の巻き線と鎖交するので、これにより相互インダクタンスM0 が生じる。
これより、図4(A)に示したノイズ抑制回路の等価回路は図4(B)のようになり、図4(B)中のLxおよびLyはコイル11の巻き数が1の場合のLx(Ly)に、コイル11の巻き数が2以上の偶数の場合のLx(Ly)を加えると共に、M0 を足した値、すなわち、(L0 +L1 −M1 )+(L2+M2)+M0 となる。Lzも同様にして、M1 −M2となる。
続いて、上記をさらに一般化した、コイル11の巻き数n(nは3以上の奇数)の場合について説明する。コイル11の巻き数が3以上の奇数の場合は、コイル11の巻き数が1の場合と、コイル11の巻き数がn−1(n−1は2以上の偶数)の場合とを組み合わせた回路とみなすことができる。従って、図5(A)に示したように、端子1A,1B間に電流i1 を流すと、磁性体部分5Aに磁束φ0、磁性体部分5Bに磁束φ1がそれぞれ生じると共に、磁性体部分5Aから磁性体部分5Bに向かう磁束φn−1が生じると考えることができる。このとき、巻き数が1のコイル11で発生した磁束φ0が、巻き数がn−1のコイル11と鎖交するので、これにより相互インダクタンスM0 が生じる。そのため、相互インダクタンスM0 はn−1の大きさに応じて値が変化する。
これより、図5(A)に示したノイズ抑制回路の等価回路は図5(B)のようになる。なお、図5(B)中のLxおよびLyはコイル11の巻き数が1の場合のLx(Ly)に、コイル11の巻き数が2以上の偶数の場合のLx(Ly)を加えると共に、M0 を足した値、すなわち、(L0 +L1 −M1 )+(Ln-1 +Mn-1 )+M0 となる。Lzも同様にして、M1 −Mn-1 となる。
ここで、上記の理論式より得られた計算値が、実験により得られた実測値とよく一致することを検証する。
実験における計測の仕方を説明すると、まず、コイル11の巻き数を1として、端子1A,1B間のインダクタLa1=((L0 +L1 −M1 )−M1 =L0 +L1 )を計測すると共に、端子1A,2A間のインダクタLb1=((L0 +L1 −M1 )+(L0 +L1 −M1 )=2(L0 +L1 −M1 ))を計測した。次に、コイル11の巻き数を2として、端子1A,1B間のインダクタLa2=((L2 +M2 )−M2 =L2 )を計測すると共に、端子1A,2A間のインダクタLb2=((L2 +M2 )+(L2 +M2 )=2(L2 +M2 ))を計測した。そして、コイル11の巻き数を3として、端子1A,1B間のインダクタLa3=(((L0 +L1 −M1 )+(L2 +M2 )+M0 )+(M1 −M2 )=L0 +L1 +L2 +M0 )を計測すると共に、端子1A,2A間のインダクタLb3=(((L0 +L1 −M1 )+(L2 +M2 )+M0 )+((L0 +L1 −M1 )+(L2 +M2 )+M0 )=2((L0 +L1 −M1 )+(L2 +M2 )+M0 ))を計測した。
上記のようにして計測した結果得られたLb3の値は、1.53μHであった。一方、理論式より得られたLb3の値は、1.52μHであった。このことから、コイル11の巻き数を3とした場合には、理論式より得られた計算値が、実験により得られた実測値とよく一致することが確認できる。また、コイル11の巻き数を3以上の奇数とした場合であっても、コイル11の巻き数を3とした場合と同様の理論を適用することができることから、両者の値が良く一致すると考えられる。
さて、コイル11の巻き数が1以上の奇数の場合、図5(B)に示したように、第1のコイル11Aおよび第2のコイル11Bの接続点Pと第2の導電線4との間に第3のインダクタをキャパシタと直列に挿入接続させていた従来の構成と等しい減衰特性を得ることが原理的に可能となる。そのため、第3のインダクタを挿入しなくても、あたかも第3のインダクタが挿入されているかの様にノイズ抑制回路を作用させることが可能となる。その結果、端子2A,2B間の電圧Voは、端子1A,1B間に印加された電圧Viよりも小さくなる。逆に、端子2A,2B間にノーマルモードの電圧が印加された場合も、上記の説明と同様にして、端子1A,1B間の電圧は、端子2A,2B間に印加された電圧よりも小さくなる。このように、理想的には、端子1A,1Bにノーマルモードノイズが印加された場合と、端子2A,2Bにノーマルモードノイズが印加された場合のいずれの場合にも、ノーマルモードノイズを抑制することができる。
このように、本実施の形態のノイズ抑制回路は、コイル11の巻き数を1以上の奇数とすることで、第1のコイル11Aおよび第2のコイル11Bの接続点Pと第2の導電線4との間に第3のインダクタをキャパシタと直列に挿入接続させていた従来の構成と等しい減衰特性を得ることが原理的に可能となる。そのため、第3のインダクタを挿入しなくても、あたかも第3のインダクタが挿入されているかの様にノイズ抑制回路を作用させることが可能となる。
ただし、コイル11の巻き数が3以上の奇数の場合には、コイル11の巻き線のうち偶数巻きの巻数を変化させることにより、Lx,LyおよびLzの値、すなわち減衰特性を自在に変化させることが可能である。例えば、図6に例示したように、コイル11の巻き線のうち偶数巻きの巻数を大きくすると、相互インダクタンスLzが小さくなるので、減衰極が高周波側にシフトする。逆に、コイル11の巻き線のうち偶数巻きの巻数を小さくすると、相互インダクタンスLzが大きくなるので、減衰極が低周波側にシフトする。このように相互インダクタンスLzを調節することにより、第3のインダクタが挿入されていなくても、所望の減衰特性を得ることが可能である。従って、設計の自由度の観点からは、コイル11の巻き数が3以上の奇数であることが望ましい。
ところで、上記のように奇数巻きではなく、偶数巻きとした場合には、相互インダクタンスの値がマイナスとなってしまうため、従来の構成と等しい減衰特性を得ることが原理的に不可能である。また、相互インダクタンスの値がマイナスとなってしまうため、第3のインダクタを直列に挿入接続しない場合には、奇数巻きの場合と比べてノイズ抑制回路の減衰量が非常に小さくなってしまい、実用に耐える減衰量を確保することは困難である。
しかしながら、本実施の形態のように、奇数巻きとした場合には、上述のように、従来の構成と等しい減衰特性を得ることが原理的に可能であるので、偶数巻きの場合と比べてノイズ抑制回路の減衰量を非常に大きくすることができ、実用に耐える減衰量を確保することができる。
なお、本実施の形態は、図7に示したように、第1のコイル11Aおよび第2のコイル11Bの接続点Pと第2の導電線4との間に調整用インダクタ7を直列に挿入接続することを排除するものではない。従って、例えば、相互インダクタンスの結合係数のばらつきに応じて調整用インダクタ7を直列に挿入接続して所望の減衰特性が得られるようにしても構わない。また、例えば、低周波側の減衰量を大きくしたい場合に調整用インダクタ7を挿入するようにしても構わない。
このように、本実施の形態のノイズ抑制回路によれば、合計巻数が奇数となるように磁性体部分5Aに巻かれると共に第1の導電線3に直列的に挿入接続された第1のコイル11Aおよび第2のコイル11Bからなるインダクタを備えるようにしたので、実用に耐える減衰量を確保しつつ、第3のインダクタを削除することができる。その結果、機器の小型化や重量の軽量化を実現することができ、コストの削減も実現することができる。
また、仮に微調整用のインダクタを挿入する場合であっても、第3のインダクタのようなインダクタンスが非常に大きいものを必要としないので、機器の小型化や重量の軽量化を妨げることはない。
なお、各実施の形態に係るノイズ抑制回路は、電力変換回路が発生するリップル電圧やノイズを低減する手段や、電力線通信において電力線上のノイズを低減したり、室内電力線上の通信信号が屋外電力線に漏洩することを防止する手段として利用することができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されず、種々の変更が可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るノイズ抑制回路の概略構成図および等価回路図である。 図1のノイズ抑制回路において、インダクタの巻数を1とした場合の概略構成図および等価回路図である。 図1のノイズ抑制回路において、インダクタの巻数を2とした場合の概略構成図および等価回路図である。 図1のノイズ抑制回路において、インダクタの巻数を3とした場合の概略構成図および等価回路図である。 図1のノイズ抑制回路において、インダクタの巻数を奇数とした場合の概略構成図および等価回路図である。 図5のノイズ抑制回路の減衰特性を表した特性図である。 図5のノイズ抑制回路において、調整用インダクタをキャパシタと直列に挿入接続した場合の概略構成図および等価回路図である。 従来のノイズ抑制回路の等価回路図である。
符号の説明
1A,1B,2A,2B…端子、3…第1の導電線、4…第2の導電線、5…磁芯、5A,5B…磁性体部分、6…キャパシタ、7…調整用インダクタ、11…コイル、11A…第1のコイル、11B…第2のコイル

Claims (5)

  1. 第1および第2の導電線によって伝送され、これらの導電線の間で電位差を生じさせるノーマルモードノイズを抑制する回路であって、
    一の磁性体部分とこの一の磁性体部分に磁気的に連結された他の磁性体部分とを含むと共に、前記一の磁性体部分を共有するようにして2つの磁気ループを構成する磁芯と、
    合計巻数が奇数となるように前記磁芯の前記一の磁性体部分に巻かれると共に前記第1の導電線に直列的に挿入接続された第1のコイルおよび第2のコイルからなるインダクタと、
    一端が前記第1のコイルおよび第2のコイルの接続点に接続され、他端が前記第2の導電線に接続されたキャパシタと
    を備えたことを特徴とするノイズ抑制回路。
  2. 前記第1のコイルおよび第2のコイルの合計巻数は3以上の奇数である
    ことを特徴とする請求項1に記載のノイズ抑制回路。
  3. 前記第1のコイルおよび第2のコイルのインダクタンスは互いに等しい
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のノイズ抑制回路。
  4. 前記インダクタを構成する巻き線の両端は、前記磁芯内に生じる磁路を含む面を基準として、一方の側に位置し、前記接続点は他方の側に位置する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のノイズ抑制回路。
  5. 前記第1のコイルおよび第2のコイルの接続点と前記第2の導電線との間に、前記キャパシタと直列に挿入接続された調整用インダクタをさらに有する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のノイズ抑制回路。
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