JP2006179379A - リング状発光体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 均一な輝度のリング状の光を生成することができる発光体を提供することを目的とする。
【解決手段】 延在方向に沿って連続した発光面を有するリング状導光体と、及び光源の光を前記リング状導光体に導入するための導光路であって、前記リング状導光体の外周の一部に連続して接続されている導光路と、を備えるリング状発光体において、入光部を除いてリング状導光体の外周を真円とする。一方、リング状導光体の内周も真円とする。リング状導光体の内周の中心は、外周の中心よりも導光路の開放端の近くに位置する。
【選択図】 図3

Description

本発明はリング状発光体に関する。本発明は例えば、スピーカーグリル若しくは時計等、又は車両(自動車、電車等)若しくは航空機等のスピードメータ若しくはタコメータ等の加飾に利用される。
LEDのように小型で低消費電力の光源が利用できるようになったことや、消費者のデザイン意識の向上などを背景として、様々な対象物(例えば車両内装製品)を光によって加飾することが試みられている。その一つとして、リング状の導光体と光源とを組み合わせて用いてリング状の光を得る発光体が開発されている。従来提案されているリング状発光体の一例を図7に示す(特許文献1を参照)。図7の例では、光源52の光を導入するための導光路53が、リング状導光体51の外周部に連続するように形成される。これによって光源52の光は導光路53を通って周方向(横方向)からリング状導光体51に導入される。このような光の導入方式によれば、リング状導光体51の延在方向に沿って効率的に導入光を進行させることができる。しかしながら、リング状導光体51を進行する過程で一部の光がロスし、どうしても入光部付近が明るく発光し、そして入光部付近から遠ざかるに従って暗くなってしまう。これへの対策として、リング状導光体の外周の曲率を変化させることで導光体の幅を徐変させ、これによって入光部から離れた領域での輝度不足を補う方法が考えられる。しかしこの方法では、外周の曲率の変化に起因して光の集中が生じ、その結果輝線が出現してしまうという問題がある。
一方、図8に示すように、リング状導光体61の下面62より光を導入する方式が提案されている(特許文献2及び3を参照)。図8aの方式では、光源52の光がリング状導光体61に直接導入される。そして、導入光から光偏向手段63の作用で左右二方向の光が生成される。図8bの方式においては、リング状導光体61の下面62に垂直に導光路66が設けられる。この構成では、導光路66を介してリング状導光体61へと導入された光から光偏向手段63の作用で左右二方向の光が生成されることになる。このように、これらの構成では光偏向手段63を利用してリング状導光体61の全体に光が行き届きやすくしている。しかしながら、リング状導光体61内に光偏向手段63が形成されることから、これが障害となって導光作用が影響を受け、結果として発光輝度が不均一となる。特に、光の切れ目が観察されるという不具合がある。
特開2004―14122号公報 特開2003−297107号公報 特開2003−297108号公報
本発明は以上の背景の下、均一な輝度のリング状の光を生成することができる発光体を提供することを目的とする。また、輝度の均一性に加えて高輝度の光を発光できる発光体を提供することを他の目的とする。さらには、輝線(他の部分に比較して極度に輝度の高い領域)のないリング状の光を生成できる発光体を提供することを目的とする。
本発明は、以上の目的の少なくとも一つを達成するために以下の構成からなる。即ち、
延在方向に沿って連続した発光面を有するリング状導光体と、及び
光源の光を前記リング状導光体に導入するための導光路であって、前記リング状導光体の外周の一部に連続して接続されている導光路と、を備えるリング状発光体であって、
前記リング状導光体において、入光部を除く外周と、内周とがともに平面視で真円であり、且つ該外周の中心よりも該内周の中心の方が前記導光路の開放端の近くに位置する、ことを特徴とするリング状発光体である。
以上の構成では、入光部(導光路が接続される部分)付近を除いて、リング状導光体の外周形状が真円となることから、外周面の曲率が変化することに起因した光の集中(輝線の発生)を防止できる。一方、リング状導光体の内周は、その中心が外周の中心よりも導光路の開放端近くに位置する真円形状である。従って、リング状導光体において導光路の開放端に近い領域が細くなる。ここで、当該領域はリング状導光体において入光部から離れて存在するため、そこに到達する光の総量は入光部のそれよりも少ない。そのため当該領域では発光量が不足するおそれがあるが、上記のように細く形成されることによって光密度が高まり、発光量が増大する。即ち、以上の構成によれば、入光部から離れているために、到達する光の総量が不足する領域の発光量を増大することができ、これによって導光体全体に亘る発光輝度の均一化が図られる。その結果、高度に輝度が均一化された、リング状の光を生成できる。
(リング状導光体)
以下、図1を参照しながら、リング状導光体の構成を説明する。尚、図1は、本発明に使用されるリング状導光体を概念的に説明するための平面図である。
リング状導光体1は、入光部2(導光路5が接続される部分)を除いて、外周3が平面視において真円形状である。また、内周4についても同様に平面視において真円形状である。リング状導光体1では内周4の真円の中心Oが、外周3の真円の中心Oよりも導光路5の開放端5aに近い位置にある。換言すれば、内周4の真円の中心Oは、外周3の真円の中心Oに重ならず、導光路5の開放端5a側にずれている(偏心している)。これによって、リング状導光体1において、導光路5の開放端5aに近い領域6(当該領域は、入光部2から取り込まれた光の進行方向において入光部から離れて存在する)が細くなる(幅が狭くなる)。図1では、リング状導光体1の外周3の中心Oと、内周4の中心Oとを結ぶ仮想直線Aが、導光路5の中心軸Bに平行となるように、リング状導光体1の外周3の真円及び内周4の真円がずれている。換言すれば、リング状導光体1の外周3の中心Oを基準位置として、導光路5の中心軸Bに沿って(平行に)図示右方向に内周4の中心Oがずれている。内周4の中心Oがこのような配置をとるようリング状導光体1を設計すれば、リング状導光体1の入光部2付近が細くはならない(幅が狭くはならない)。従って、入光部2付近での導光作用を低下させることがない。また、光密度が高まることによる、入光部2付近の発光輝度の上昇も防止できる。
リング状導光体1の外周3の中心Oと内周4の中心Oとの距離d(中心のずれ量)は例えば、内周4の直径100%に対して2%〜10%であり、好ましくは3%〜5%である。外周3の直径を基準として表せば、例えば外周の直径100%に対して0.5%〜8%であり、好ましくは2%〜4%である。中心のずれ量が、内周の直径を基準とした上記範囲及び外周の直径を基準とした上記範囲のいずれにも含まれることが特に好ましい。尚、中心のずれ量が大きすぎると、リング状導光体の一部が極端に細くなり、そこでの光密度が高まり過ぎると共に導光作用にも影響を及ぼし、かえってリング状導光体全体の輝度バランスを損ねる。他方、上記中心のずれ量が小さすぎると、リング状導光体の一部が細くなることによる、輝度の均一化という本発明の効果が十分に発揮されなくなる。
上記中心のずれ量は、全体に亘って輝度ムラの少ないリング状の光が生成されるように設定されるものである。言い換えれば発光全体の輝度バランスをみながら中心のずれ量を微調整することができる。
リング状導光体には、延在方向に沿って連続した発光面が形成される。例えば、リング状導光体の下面において、内周に沿って一部の領域に反射加工を施せば、当該領域によって光が反射してその上方に位置するリング状導光体の上面部分より光が取り出される。このようにリング状導光体の上面の一部を発光面とすることができる。
リング状導光体の断面形状は特に限定されない。断面形状の例として、円、楕円、矩形、三角形、その他の多角形、コの字型などを挙げることができる。
リング状導光体の発光面上にハーフミラー層を形成することができる。このようにすれば、ハーフミラー作用によって、昼間など外部照度が高い場合において発光面部分が金属色で観察されることになり、特有の意匠性及び高級感を得ることができる。また、昼間と夜間においてその意匠が異なることによる意外性をも醸し出すことができる。
ハーフミラー層は、例えば所定膜厚の金属層(Al、Ag、Auなど)により形成することができる。また、このような金属層と光透過性の樹脂などからなる保護層とを順次積層することにより形成することもできる。このようなハーフミラー層の形成方法の一例を示せば、まず発光面の表面にAlを蒸着することにより、Al薄膜からなる金属層を形成する。金属層はハーフミラー効果が得られるような厚さとする。例えば、金属層を光の透過率が約15〜20%となるような厚さとすることができる。続いて、エポキシ樹脂等の透明な樹脂を印刷、塗布等により金属層に重ねて形成し保護層とする。勿論、ハーフミラー層の構成、及び形成方法はこれに限られず公知のものをそれぞれ採用できる。また、保護層の表面や、あるいは金属層と保護層との間などにインク層を設けることもできる。インク層は、例えば黄色等の色のインクを印刷、塗布等することにより形成することができる。
リング状導光体の発光面上に蛍光体を含む層を形成することができる。このようにすれば、LED光源の光の一部を蛍光体で波長変換し、発光面から放射される光の色を変換することができる。このような蛍光体を含む層は、蛍光体を含むインクや塗料の印刷、塗布などにより、又は蛍光体を含むシートの貼着などによって形成することができる。尚、ハーフミラー層を構成する保護層やインク層に蛍光体を含有させることもできる。
リング状導光体内に蛍光体を含有させることもできる。このような構成ではリング状導光体内で蛍光が生ずることとなる。発光態様を考慮して、有機系又は無機系の蛍光体を採用することができる。有機系の蛍光体を用いればクリアー感のある発光態様が得られる。他方、無機系の蛍光体を用いれば艶消し感のある発光態様が得られる。
リング状導光体は例えば、光透過性材料を所望の形状となるように、型成形等によって作製することができる。光透過性材料としてはポリカーボネート、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の合成樹脂、ガラス等の無機材料を用いることができる。リング状導光体を二種類以上の材料で構成してもよい。例えば、管状クラッドと、管状クラッドの形成材料よりも高屈折率の材料で形成されるコアとを備える二層構造としてもよい。
(導光路)
導光路は、リング状導光体の外周の一部に連続して接続されている。その中心軸がリング状導光体の入光部付近の中心軸と平行又は重なる導光路を採用することが好ましい。かかる導光路によれば、直接又は導光路の外周による反射を利用して、リング状導光体の延在方向へと効率的に光源の光を導入することが可能となる。従って、高い光利用率、及び良好な導光作用が得られる。
導光路の中心軸がリング状導光体の上面及び下面と平行となるように導光路を接続することが好ましい。導光路を通ってリング状導光体に導入された光が入光部又はその近傍のリング状導光体上面又は下面に直接向かうことを効果的に防止でき、良好な導光作用が奏されるからである。特に、かかる構成によれば入光部又はその近傍が他の領域と比較して高輝度に発光してしまうことを防止できる。一方、導光路の中心軸がリング状導光体の上面及び下面に対して鋭角で交差するように導光路を接続することもできる。かかる構成では、導入光がリング状導光体の上面又は下面によって全反射されやすくなり、良好な導光作用が得られる。ここでの「鋭角」は、例えば約65°以下、好ましくは約45°以下、さらに好ましくは約30°以下、さらにさらに好ましくは約20°以下である。具体的には例えば、約5°〜約65°の範囲、〜約10°〜約45°の範囲、約10°〜約30°の範囲、約15°〜約20°の範囲内で「鋭角」を設定することができる。尚、材質によって全反射角が異なることから、ここでの角度の設定においてはリング状導光体の材質(及び導光路の材質)を考慮することができる。
上記の特徴に加えて、リング状導光体を平面視したときに、その中心軸が、入光部におけるリング状導光体の中心軸に平行となるように又は重なるように、導光路がリング状導光体に接続されていることが好ましい。かかる構成によれば、入光部におけるリング状導光体の中心軸方向、即ちリング状導光体の延在方向へと導入光が効率的に進行するよう、導光路を介した光の導入が行われる。これによって良好な導光作用が得られ、輝度の均一化が一層促進される。また、光の利用率も高まる。
できるだけロスの無い状態で光源の光をリング状導光体に導光できるように導光路をリング状導光体に接続することが好ましい。例えば、以下で詳述するように、導光路をリング状導光体と一体的に構成することによって高い光導入率を達成できる。
尚、高い光導入率が担保できるのであれば、接着剤等によって導光路をリング状導光体に接続することにしてもよい。また、溶着や融着などの手段によって導光路をリング状導光体に接続することもできる。
導光路には光源の光が導入される。例えば、リング状導光体に接続される側と反対側の端部に光導入面が形成される。かかる構成では当該光導入面に対向するように、後述の光源が設置される。光源の数に応じて光導入面を複数設けても良い。
一方、導光路内に光源を内蔵してもよい。即ち、導光路と光源とを一体的に構成してもよい。例えば、導光路を導光樹脂によって形成することとし、LEDをインモールド成形することによってかかる構成を実現できる。
導光路への光の導入は光源から直接、又は反射面などを介して間接的に行われる。但し、簡易な構成となること、及び反射面などによる光のロスのおそれがないこと等の理由から、前者の方式によることが好ましい。
導光路はその中を後述の光源の光が良好に導光することができる限り、その材質は特に問わない。好ましくは、導光路を導光体で構成する。さらに好ましくは、リング状導光体の構成材料と光屈折率が同一の材料で導光路を構成する。このようにすれば、導光路とリング状導光体との接続部において光の反射或いは屈折が生ずることを防止できる。また、リング状導光体の構成材料と同一の材料で導光路を構成する場合には、これらの部材を射出成形などの手段で、一体的に構成されたものとして作製することができる。従って、導光路とリング状導光体とが完全に連続することになり、極めて高い光の導入効率が得られる。また、製造工程面及び製造コスト面において有利となる。
導光路の形状は例えば、円柱状、三角柱状、四角柱状、又はその他の多角形柱状とする。断面形状及び/又は断面面積が一定でない導光路を採用することもできる。
その構成材料の性質等に起因して導光路の外周を介した光の漏出が予想される場合、導光路の外周に反射層を形成する等して光の漏出を防止することが好ましい。
反射層は、導光路の外周上に光反射性のインク(例えば、白色系のインク)を印刷、蒸着、又はスパッタリング等することにより形成することができる。また、白色系のテープを貼着することにより形成することもできる。光反射性のインク、白色系のテープは後述の光源の光に対する反射率が高いものを用いることが好ましい。導光路を構成する導光体表面の一部をエッチング、サンドブラスト、放電加工等の処理により粗面化して反射面を形成することもできる。さらには、その表面が高反射率の部材(例えば白色樹脂、表面にAgやAlなどによるメッキ処理を施した樹脂など)を、導光路の外周に密着した状態で配置することによっても反射面を形成することができる。
(光源)
光源は特に限定されるものではなく、LED、バルブ等を用いることができる。中でもLEDを用いることが好ましい。LEDは小型であるため装置の小型化を図れるからである。また、発熱量が小さく、周囲の部材(導光路や加飾対象など)への熱の影響を少なくすることができるといった利点も有する。さらには、駆動電力が小さく、また長寿命であるといった利点も有する。LEDの種類は特に限定されず、砲弾型、チップ型等、種々のタイプのLEDを採用できる。小型化の観点から言えばチップ型LEDを採用することが好ましい。
光源の色は任意に選択できる。複数の光源を用い、これらを制御することにより発光色を変化させることも可能である。例えば、赤、緑、青の各色の発光素子を一つの基板上にマウントしたLEDを用い、各発光素子の発光態様を制御すれば、所望の色を発光させることができる。これにより、所望の発光色を発光する発光体を構成することが可能となる。
光源の光を効率的に導光路に導入するため、光源を導光路の光導入面に近接又は密着させて配置することが好ましい。或いは、光源を導光路内に配置することが好ましい。一つの導光路に対して複数個の光源を用いてもよい。複数個の光源を用いることにより、発光輝度の向上が図られる。
本発明の実施例のリング状発光体を図2〜図4に示す。図2はリング状発光体10の斜視図、図3は同平面図、図4はリング状発光体10の発光部20(リング状導光体)の垂直方向の断面図である。この実施例のリング状発光体10は例えば、スピーカーグリルの周囲を加飾することに使用される。以下、各図面を参照しながらリング状発光体10の構成及び発光態様を説明する。
リング状発光体10は、大別して発光部20と光源30とから構成される。発光部20はリング状導光体21と、リング状導光体21の外周24の一部に連続する導光路22を備える。リング状導光体21は、入光部23を除いて、その外周24及び内周25がともに平面視で真円となる略ドーナツ形状である。但し、図3に示すように、リング状導光体21の外周24の中心Oと内周25の中心Oは一致せず、これによってリング状導光体21の一部26が細くなっている(幅が狭くなっている)。この例では、導光路22の中心軸Bに沿って図示右方向に内周25の中心Oがずれている。このずれの量、即ちリング状導光体21の外周24の中心Oと内周25の中心Oとの距離は約1mmであって、これは外周の直径D(約47mm)の約2%の距離に相当し、内周の直径D(約29mm)の約3%に相当する。このような設計をした場合、リング状導光体21の入光部23付近が細くならない。これに対して、例えば図5に示すように、リング状導光体の内周25の中心Oが、導入光の進行方向において入光部23から最も遠くなる領域30に向かってずれているように設計すれば、入光部23付近が細くなってしまう。それに伴い、入光部23付近の導光作用が低下し、同時に入光部23付近の光密度が高まり、輝度ムラの発生につながる。本実施例のリング状導光体21の構成では、このような理由による輝度ムラの発生のおそれがない。
リング状導光体21の上面27及び下面28はともに平面である(図4)。一方、リング状導光体21の内周25側には約45°の傾斜面25aが形成されている(図4)。この傾斜面25aの表面にはしぼ加工が施されている。これによって傾斜面25aに光反射性及び光拡散性が付与されている。
導光路22は断面が四角形の柱状であって、直線状部分と曲線状部分とから構成される。本実施例の導光路22は長さlが約30mmで幅wが約7mmである。導光路22はその一端においてリング状導光体21の外周24に接続されている。この実施例では導光路22はリング状導光体21と一体的(即ち、継ぎ目のない状態で)に構成されている。導光路22は、その直線状部分の中心軸Bがリング状導光体21の入光部23付近の中心軸Cと略平行となるようにリング状導光体21に接続されている。尚、導光路22の上面22b及び下面22cはそれぞれ、リング状導光体21の上面27及び下面28と面一となっている。
本実施例では発光部20(リング状導光体21及び導光路22)はアクリル樹脂製である。このような発光部20は、その形状に対応する型を用いた型成形(例えば射出成形)によって作製することができる。
導光路22の開放端22aに対向する位置に光源30が備えられる。この例では、砲弾型(レンズ型)、青色発光のLEDを使用している。
次に、リング状発光装置1の発光態様を説明する。まず、LED30から放出された光が導光路22の開放端22aに入射する。これによって導光路22に取り込まれた光は導光路22内を導光し、リング状導光体21へと向かう。そして、導光路22とリング状導光体21との接続部(入光部23)を通ってリング状導光体21内へと進行する。このようにしてリング状導光体21に取り込まれた光はリング状導光体21内を導光し、その一部はリング状導光体21の内周側の傾斜面25a(反射面)で反射されることによって上方へと向かう光となり、最終的にリング状導光体21の上面27の一部より外部放射される。その結果、リング状導光体21の上面27において内周側の一定領域(発光領域29)が発光し、リング状の光が得られる。
ここで、上記の通り入光部23を除いてリング状導光体21の外周形状は真円である。即ち、リング状導光体21の外周24の曲率は入光部23を除いて一定である。このように曲率が一定であることから、外周面における均一な反射作用が得られ、輝線の発生を防止できる。一方、リング状導光体21の内周25の中心Oを外周24の中心Oからずらし、リング状導光体21において入光部23から遠い領域26が細くなっている。当該領域26は入光部23から離れて存在するため、そこに到達する光の総量は減少する。しかしながら、細く形成されることによって光密度は高められる。これによって、当該領域26の光反射面25aに到達する光の量が増大し、光量不足が補われる。その結果、当該領域の発光量が増大し、他の領域の発光量との差が緩和され、リング状導光体全体に亘る輝度の均一化が図られる。このように本実施例の構成によれば、高度に輝度が均一化されたリング状の光を生成できる。
一方、入光部23付近のリング状導光体21の中心軸Cに対してその中心軸Bが平行となるように導光路22を構成したことから、導光路22を通ってリング状導光体21に取り込まれた光を効率的にリング状導光体21の延在方向へと進行させることができる。換言すれば良好な導光作用が奏される。これによって輝度の均一化が図られることは勿論のこと、光の利用率も向上して高輝度のリング状の光が得られることになる。
本実施例では、断面形状がともに四角となるリング状導光体及び導光路を採用したが、リング状導光体及び導光路の断面形状はこれに限られるものではない。リング状導光体及び導光路の断面形状の他の例を図5に示す。このように、円(図8a)、楕円(図8b)、台形(図8c)など、様々な断面形状(47〜49)を採用することができる。尚、リング状導光体の断面形状と、導光路の断面形状が異なっていても良い。
本発明によれば、輝度が均一化されたリング状の発光が得られる。このような加飾性に優れた光は様々な対象物の意匠性を高めるために用いることができる。具体的には例えば、スピーカーグリル若しくは時計等、又は車両(自動車、電車等)若しくは航空機等のスピードメータ若しくはタコメータ等の加飾に本発明を適用することができる。
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
図1は本発明に使用されるリング状導光体及び導光路の一例を示す平面図である。 図2は本発明の実施例であるリング状発光体10を示す斜視図である。 図3はリング状発光体10の平面図である。 図4はリング状発光体10を構成するリング状導光体21の断面図である。 図5は比較例のリング状導光体を示す平面図である。 図6a、b及びcは本発明に使用されるリング状導光体又は導光路の断面形状の一例を示す図である。 図7は従来のリング状発光体の例を示す図である。 図8a及びbは従来のリング状発光体の他の例を示す図である。
符号の説明
1、21 リング状導光体
2、23 入光部(導光路接続部)
5、22 導光路
10 リング状発光体
20 発光部
24 リング状導光体の外周
25 リング状導光体の内周
25a 反射面
29 発光領域
30 LED
47〜49 リング状導光体の断面形状の例
50、60、65 従来例のリング状発光体

Claims (8)

  1. 延在方向に沿って連続した発光面を有するリング状導光体と、及び
    光源の光を前記リング状導光体に導入するための導光路であって、前記リング状導光体の外周の一部に連続して接続されている導光路と、を備えるリング状発光体であって、
    前記リング状導光体において、入光部を除く外周と、内周とがともに平面視で真円であり、且つ該外周の中心よりも該内周の中心の方が前記導光路の開放端の近くに位置する、ことを特徴とするリング状発光体。
  2. 前記外周の中心と前記内周の中心との距離が、前記内周の直径100%に対して2%〜10%である、請求項1に記載のリング状導光体。
  3. 前記外周の中心と前記内周の中心との距離が、前記外周の直径100%に対して0.5%〜8%である、請求項1又は2に記載のリング状導光体。
  4. 前記導光路の中心軸が、前記リング状導光体の入光部付近の中心軸と平行である又は重なる、ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のリング状発光体。
  5. 前記外周の中心と前記内周の中心とを結ぶ仮想直線が、前記導光路の中心軸と略平行である、請求項1〜4のいずれかに記載のリング状発光体。
  6. 前記導光路が、前記リング状導光体と同一材料の導光体からなる、請求項1〜5のいずれかに記載のリング状発光体。
  7. 前記リング状導光体と前記導光路とが一体成形されている、請求項1〜6のいずれかに記載のリング状発光体。
  8. 前記光源がLEDからなる、請求項1〜7のいずれかに記載のリング状発光体。
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