JP2006176093A - バンパ及び車両の衝撃吸収構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 搭載スペースの増大を抑制し、且つ、車両衝突に伴う衝撃を効率的に吸収することができるバンパ及び車両の衝撃吸収構造を提供する。
【解決手段】 バンパフレーム11は、車両の幅方向に伸びるバンパリインホース16と、その両端部に固定されて車両の前後方向に伸びる、中空構造を有する一対のクラッシュボックス17とを備えている。バンパリインホース16は、上下方向に立設された壁部16a及びその上端及び下端にそれぞれ連続して車両の後方に屈曲された一対の対向壁部16b,16cを有する板状に形成されている。クラッシュボックス17は、壁部16aに先端が覆われるとともに対向壁部16b,16c間に挟み入れられてバンパリインホース16に固定されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、バンパ及び車両の衝撃吸収構造に関するものである。
従来、バンパとしては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このバンパは、車両の幅方向に伸びるバンパリインホースと、バンパリインホースの両端部にそれぞれボルト締結にて固定され車両後方に伸びる一対のクラッシュボックスとを備えている。これらバンパリインホース及びクラッシュボックスは、中空構造を有している。このバンパにおいて、例えば車両衝突により車両後方への衝撃(荷重)がバンパリインホースに加えられると、バンパリインホースの曲げ及び座屈後にこの荷重は軸圧縮荷重としてクラッシュボックスへと伝達される。これにより、クラッシュボックスは、伝達された荷重を軸方向の塑性変形で吸収して衝撃エネルギーを吸収する。以上により、バンパにおいて、車両衝突に伴う衝撃が緩和されてボディ及び乗員へと伝達される。
特開2002−188673号公報(第1図)
ところで、このバンパでは、車両衝突において、基本的にバンパリインホースの曲げ及び座屈後にクラッシュボックスの軸圧縮荷重が発生することになるため、その分、クラッシュボックスの軸圧縮荷重の立ち上がりが遅くなり、エネルギー吸収効率が低減されてしまう。
詳述すると、図6(a)にバンパリインホースの荷重(断面座屈荷重)とストローク(変形量)との関係を示したように、バンパリインホースは、断面座屈荷重F1に至るまで曲げ変形し、その後に座屈変形する。一方、図6(b)にクラッシュボックスの荷重(軸圧縮荷重)とストロークとの関係を示したように、クラッシュボックスは、初期座屈変形の開始に伴い、これを起点に蛇腹状に連続的に座屈変形を繰り返す。このときの軸圧縮荷重は、上記断面座屈荷重F1に対し比較的大きな値を推移するように設定されている。従って、図6(c)にこれらバンパリインホース及びクラッシュボックスにより構成されるバンパの荷重とストロークとの関係を示したように、当該バンパでは、バンパリインホースがその断面座屈荷重F1に達した後に、クラッシュボックスが座屈変形を開始しており、その立ち上がりに遅れが生じている。
この場合、エネルギー吸収効率が低減される分、クラッシュボックスを長くする必要があり、バンパとしてその搭載スペースをより大きく確保する必要性が生じる。一方、車両衝突において、クラッシュボックスに直ちに軸圧縮荷重を発生させるために、バンパリインホースの断面座屈荷重F1をクラッシュボックスの軸圧縮荷重(座屈荷重)よりも大きく設定した場合には、エネルギー吸収が主としてクラッシュボックスの座屈変形によることになる。従って、バンパリインホースの車両前後方向の幅(閉断面)分だけデッドスペースとなり、やはり搭載スペースをより大きく確保する必要性が生じる。
本発明の目的は、搭載スペースの増大を抑制し、且つ、車両衝突に伴う衝撃を効率的に吸収することができるバンパ及び車両の衝撃吸収構造を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両の幅方向に伸びるバンパリインホースと、該バンパリインホースの両端部に固定されて車両の前後方向に伸びる、中空構造を有する一対のクラッシュボックスとを備えたバンパにおいて、前記バンパリインホースは、上下方向に立設された壁部及び該壁部の上端及び下端にそれぞれ連続して車両の前後方向に屈曲された一対の対向壁部を有する板状に形成されており、前記クラッシュボックスは、前記壁部に先端が覆われるとともに前記一対の対向壁部間に挟み入れられて前記バンパリインホースに固定されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバンパにおいて、前記バンパリインホースには、前記一対の対向壁部の各先端に連続して互いに相反する上下方向に屈曲されたフランジ壁部が形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、車両の幅方向に伸びるバンパリインホースの両端部において、該バンパリインホースと車両の前後方向に伸びる一対のサイドメンバとの間にそれぞれ介在される一対の中空構造を有するクラッシュボックスを備えた車両の衝撃吸収構造において、前記バンパリインホースは、上下方向に立設された壁部及び該壁部の上端及び下端にそれぞれ連続して車両の前後方向に屈曲された一対の対向壁部を有する板状に形成されており、前記クラッシュボックスは、前記壁部に先端が覆われるとともに前記一対の対向壁部間に挟み入れられて前記バンパリインホースに固定されていることを要旨とする。
請求項1又は3に記載の発明では、前記バンパリインホースは、前記壁部及び前記一対の対向壁部を有する板状に形成されている。そして、前記クラッシュボックスは、前記壁部に先端が覆われるとともに前記一対の対向壁部間に挟み入れられて前記バンパリインホースに固定される。従って、このバンパ又は車両の衝撃吸収構造において、例えば車両衝突により車両前後方向(例えば後方)への衝撃(荷重)がバンパリインホースに加えられると、板状であるバンパリインホースの若干の曲げ後に直ちにこの荷重は車両の前後方向の荷重(軸圧縮荷重)としてクラッシュボックスへと伝達される。つまり、バンパリインホースの曲げ後に速やかに、クラッシュボックスの軸圧縮荷重を立ち上げることができる。これにより、クラッシュボックスは、伝達された荷重を軸方向(車両の前後方向)の塑性変形で直ちに吸収して衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、前記クラッシュボックスは、前記一対の対向壁部間に挟み入れられて前記バンパリインホースに固定されるため、その挿入分だけ車両の前後方向の長さが確保され、搭載スペースの増大を全体として抑制することができる。
さらに、前記バンパリインホースは、前記壁部に連続して屈曲された一対の対向壁部にてその断面二次モーメントが増大されている。この場合、例えば他車両などとのオフセット衝突によりバンパリインホースの一側端部に固定された一側のクラッシュボックスにのみ車両の前後方向の荷重(軸圧縮荷重)が加わって著しい塑性変形が生じたとする。このとき、バンパリインホースの他側端部に固定された他側(反衝突側)のクラッシュボックスは、バンパリインホースを介して引っ張られる。しかしながら、前記バンパリインホースの断面二次モーメントが増大されていることで、当該クラッシュボックスはこれを倒そうとする荷重が抑制されて軸方向(車両の前後方向)に引っ張られることになり、例えば前記バンパリインホースとの接合部や車両(サイドメンバなど)との接合部の破断を抑制することができる。そして、このオフセット衝突により反衝突側のクラッシュボックスがバンパリインホース等から外れたりすることを抑制できる。
請求項2に記載の発明では、前記バンパリインホースは、前記フランジ壁部にてその断面二次モーメントが更に増大されている。従って、例えば他車両などとのオフセット衝突において、他側(反衝突側)のクラッシュボックスと前記バンパリインホースとの接合部や車両(サイドメンバなど)との接合部の破断を更に抑制することができる。そして、このオフセット衝突により反衝突側のクラッシュボックスがバンパリインホース等から外れたりすることを抑制できる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明が適用される自動車などの車両の、前方に向かって左側のフロント部分を概略的に示す斜視図であり、図2は、図1のA−A線に沿った縦断面図である。なお、このフロント部分は、車両の幅方向で左右対称であって、右側のフロント部分については同様の形状である。
図1に示されるように、このフロント部分には、バンパの骨格をなすバンパフレーム11と、車両の前後方向に伸びてボディの一部を構成する一対のサイドメンバ12とが配設されている。そして、上記バンパフレーム11は、車両の幅方向に伸びるバンパリインホース16と、一対のクラッシュボックス17とを備えている(図1では左側のサイドメンバ12及びクラッシュボックス17のみ図示)。
図1及び図2に示されるように、前記バンパリインホース16は、例えば金属材料(鉄など)からなる板材を曲げ加工することで成形されており、長手方向(車両の幅方向)に略一定断面(開断面)を有している。すなわち、このバンパリインホース16は、上下方向に立設された壁部16aと、壁部16aの上端及び下端にそれぞれ連続して車両の前後方向(後方)に屈曲された一対の対向壁部16b,16cと、これら対向壁部16b,16cの各先端に連続して互いに相反する上下方向に屈曲されたフランジ壁部16d,16eとを有している。
前記一対のクラッシュボックス17は、バンパリインホース16の幅方向両端部において、同バンパリインホース16と前記一対のサイドメンバ12との間にそれぞれ介在されている。詳述すると、図2に示されるように、前記クラッシュボックス17は、車両の前後方向に軸線が伸びる断面四角形の中空構造を有している。そして、前記クラッシュボックス17の先端に形成された開口端は、蓋体21により閉塞されている。すなわち、この蓋体21は、例えば金属材料(鉄など)からなる板材を曲げ加工することで断面コ字状に成形されており、閉塞壁部21aと、閉塞壁部21aの上端及び下端にそれぞれ連続して車両の前後方向(後方)に屈曲された一対の取付壁部21bとを有している。この蓋体21は、両取付壁部21b間に挿入されたクラッシュボックス17との同取付壁部21bの先端に沿った溶接によってこれに固着されている。そして、上記蓋体21は、前記閉塞壁部21aの後端面に溶着された複数のウェルドナット22を備えている。
前記クラッシュボックス17は、前記蓋体21(閉塞壁部21a)の前端面が前記壁部16aの後端面(対向面)に当接するように前記一対の対向壁部16b,16c間に挟み入れられ、蓋体21を介してその先端が壁部16aに覆われている。そして、前記バンパリインホース16は、前記壁部16a及び閉塞壁部21aを車両前方から貫通する締結用ボルト23が前記ウェルドナット22に締め付けられることでクラッシュボックス17と固定されている。
前記クラッシュボックス17の後端には、ボルト締結用のブラケット18が溶接にて固着されている。一方、前記サイドメンバ12は、上記クラッシュボックス17の軸線に略一致して軸線が伸びる四角筒状に形成されている。そして、このサイドメンバ12の前端には、上記クラッシュボックス17のブラケット18に対応してこれに対向するボルト締結用のブラケット19が設けられている。このブラケット19の後端面には、複数のウェルドナット24が溶着されている。前記クラッシュボックス17は、前記ブラケット18,19を車両前方から貫通する締結用ボルト25が前記ウェルドナット24に締め付けられることで上記サイドメンバ12と固定されている。そして、バンパフレーム11(バンパ)は、クラッシュボックス17のブラケット18とサイドメンバ12のブラケット19とが締結されることで、ボディに固定されている。
ここで、例えば車両衝突により車両前後方向(後方)への衝撃(荷重)がバンパリインホース16に加えられると、板状であるバンパリインホース16の若干の曲げ後に直ちにこの荷重は車両の前後方向の荷重(軸圧縮荷重)としてクラッシュボックス17へと伝達される。つまり、本実施形態では、バンパリインホース16の曲げ後に速やかに、クラッシュボックス17の軸圧縮荷重が立ち上がる。
詳述すると、図3(a)にバンパリインホース16の荷重(曲げ荷重)とストローク(変形量)との関係を示したように、板状であるバンパリインホース16は、クラッシュボックス17の荷重(軸圧縮荷重)に比べて十分に小さな荷重で曲げ変形及び座屈変形する。一方、図3(b)にクラッシュボックス17の荷重(軸圧縮荷重)とストロークとの関係を示したように、クラッシュボックス17は、初期座屈変形の開始に伴い、これを起点に蛇腹状に連続的に座屈変形を繰り返す。このときの軸圧縮荷重は、前記バンパリインホース16の塑性変形に係る上記した荷重に比べて十分に大きな値を推移するように設定されている。従って、図3(c)にこれらバンパリインホース16及びクラッシュボックス17により構成されるバンパ(バンパフレーム11)の荷重とストロークとの関係を示したように、バンパは、バンパリインホース16での塑性変形が実質的に無視しうる態様で直ちにクラッシュボックス17が座屈変形を開始しており、軸圧縮荷重が速やかに立ち上がっている。このことは、図3(c)に破線にて併せて図示した従来例(特許文献1)での特性(荷重とストロークとの関係)と比べることでより明確となる。
これにより、クラッシュボックス17は、軸方向に座屈変形を繰り返すことにより伝達された荷重を直ちに吸収して衝撃エネルギーを吸収する。以上により、バンパにおいて、車両衝突に伴う衝撃が緩和されてボディ及び乗員へと伝達される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、車両衝突に際し、バンパリインホース16の曲げ後に速やかに、クラッシュボックス17の軸圧縮荷重を立ち上げることができる。これにより、クラッシュボックス17は、伝達された荷重を軸方向(車両の前後方向)の塑性変形で直ちに吸収して衝撃エネルギーを吸収することができる。以上により、車両衝突に伴う衝撃を効率的に吸収することができる。
また、前記クラッシュボックス17は、前記一対の対向壁部16b,16c間に挟み入れられて前記バンパリインホース16に固定されるため、その挿入分だけ車両の前後方向の長さが確保され、搭載スペースの増大を全体として抑制することができる。
さらに、前記バンパリインホース16は、前記壁部16aに連続して屈曲された一対の対向壁部16b,16cにてその断面二次モーメントが増大されている。これに加え、前記バンパリインホース16は、前記フランジ壁部16d,16eにてその断面二次モーメントが更に増大されている。この場合、例えば他車両などとのオフセット衝突によりバンパリインホース16の一側端部に固定された一側のクラッシュボックス17にのみ車両の前後方向の荷重(軸圧縮荷重)が加わって著しい塑性変形が生じたとする。このとき、バンパリインホース16の他側端部に固定された他側(反衝突側)のクラッシュボックス17は、バンパリインホース16を介して引っ張られる。しかしながら、前記バンパリインホース16の断面二次モーメントが増大されていることで、当該クラッシュボックス17はこれを倒そうとする荷重が抑制されて軸方向(車両の前後方向)に引っ張られることになり、例えば前記バンパリインホース16との接合部や前記サイドメンバ12(ボディ)との接合部の破断を抑制することができる。そして、このオフセット衝突により反衝突側のクラッシュボックス17がバンパリインホース16等から外れたりすることを抑制できる。
(2)本実施形態では、前記壁部16a及び前記蓋体21を締結する全てのウェルドナット24及び締結用ボルト25は、壁部16a等に直交する方向、即ち車両前後方向に軸線を一致させて締め付けることができるため、前記バンパリインホース16及びクラッシュボックス17の固定を円滑に行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、図4に示されるように、前記クラッシュボックス17に固着された蓋体21を割愛して、同クラッシュボックス17の上壁部17a及び下壁部17bの先端部内側面にそれぞれウェルドナット31を溶着してもよい。そして、前記対向壁部16b及び上壁部17aを車両上方から貫通する締結用ボルト32を対応するウェルドナット31に締め付け、前記対向壁部16c及び下壁部17bを車両下方から貫通する締結用ボルト33を対応するウェルドナット31に締め付けて、バンパリインホース16及びクラッシュボックス17を固定してもよい。この場合、前記バンパリインホース16は、取付具(蓋体21)などの別部品を介することなく前記クラッシュボックス17に直に固定されるため、部品点数を削減することができる。
・また、図5に示されるように、前記フランジ壁部16d,16eが形成された前記一対の対向壁部16b,16cの先端と、前記クラッシュボックス17の対向する上壁部17a及び下壁部17bとを溶接部Wにより溶着してバンパリインホース16及びクラッシュボックス17を固定(接合)してもよい。この場合であっても、前記バンパリインホース16は、取付具(蓋体21)などの別部品を介することなく前記クラッシュボックス17に直に固定されるため、部品点数を削減することができる。
・前記実施形態において、前記バンパリインホース16の断面形状は一例であって、適宜変更してもよい。例えば、十分な断面二次モーメントが確保されるのであれば、フランジ壁部16d,16eを割愛してもよい。あるいは、クラッシュボックス17(蓋体21)との固定に支障をきたさなければ、断面二次モーメントを増大するために前記壁部16aに、対向壁部16b,16cに沿って車両後方に凹設された凹部(あるいは溝部)を形成してもよい。
・前記実施形態において、前記クラッシュボックス17の断面形状は一例であって、適宜変更してもよい。例えば断面田の字、目の字、日の字等、任意の中空構造を有するクラッシュボックスを採用してもよい。
・前記実施形態において、バンパリインホース16若しくはクラッシュボックス17をアルミニウム合金材にて成形してもよい。そして、この場合には、バンパリインホース16若しくはクラッシュボックス17を押出し成形により製造してもよい。
・前記実施形態において、バンパリインホース16若しくはクラッシュボックス17を、例えばマグネシウム合金材などその他の材料にて成形してもよい。
・前記実施形態において、クラッシュボックス17とサイドメンバ12との結合態様は一例である。
・前記実施形態においては、自動車のフロント部分のバンパ(バンパフレーム11)に本発明を適用したが、リヤ部分のバンパに本発明を適用してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1又は2に記載のバンパにおいて、
前記クラッシュボックスには、先端に形成された開口端を閉塞する蓋体が固着されており、
前記バンパリインホースは、前記壁部が前記蓋体とボルトナットで締結されることで前記クラッシュボックスに固定されていることを特徴とするバンパ。この技術的思想によれば、前記壁部及び前記蓋体を締結するボルトナットは、該壁部等に直交する方向、即ち車両前後方向に軸線を一致させて締め付けることができるため、前記バンパリインホース及びクラッシュボックスの固定を円滑に行うことができる。
(ロ)請求項1又は2に記載のバンパにおいて、
前記バンパリインホースは、前記一対の対向壁部が前記クラッシュボックスの対向する上壁部及び下壁部とボルトナットで締結されることで前記クラッシュボックスに固定されていることを特徴とするバンパ。この技術的思想によれば、前記バンパリインホースは、取付具などの別部品を介することなく前記クラッシュボックスに直に固定されるため、部品点数を削減することができる。
(ハ)請求項2に記載のバンパにおいて、
前記バンパリインホースは、前記フランジ壁部が形成された前記一対の対向壁部の先端が前記クラッシュボックスの対向する上壁部及び下壁部と溶着されることで前記クラッシュボックスに固定されていることを特徴とするバンパ。この技術的思想によれば、前記バンパリインホースは、取付具などの別部品を介することなく前記クラッシュボックスに直に固定されるため、部品点数を削減することができる。
本発明の一実施形態を示す斜視図。 同実施形態を示す断面図。 (a)(b)(c)は、荷重とストロークとの関係を示すグラフ。 本発明の変形形態を示す断面図。 本発明の変形形態を示す断面図。 (a)(b)(c)は、荷重とストロークとの関係を示すグラフ。
符号の説明
11…バンパフレーム、12…サイドメンバ、16…バンパリインホース、16a…壁部、16b,16c…対向壁部、16d,16e…フランジ壁部、17…クラッシュボックス。

Claims (3)

  1. 車両の幅方向に伸びるバンパリインホースと、該バンパリインホースの両端部に固定されて車両の前後方向に伸びる、中空構造を有する一対のクラッシュボックスとを備えたバンパにおいて、
    前記バンパリインホースは、上下方向に立設された壁部及び該壁部の上端及び下端にそれぞれ連続して車両の前後方向に屈曲された一対の対向壁部を有する板状に形成されており、
    前記クラッシュボックスは、前記壁部に先端が覆われるとともに前記一対の対向壁部間に挟み入れられて前記バンパリインホースに固定されていることを特徴とするバンパ。
  2. 請求項1に記載のバンパにおいて、
    前記バンパリインホースには、前記一対の対向壁部の各先端に連続して互いに相反する上下方向に屈曲されたフランジ壁部が形成されていることを特徴とするバンパ。
  3. 車両の幅方向に伸びるバンパリインホースの両端部において、該バンパリインホースと車両の前後方向に伸びる一対のサイドメンバとの間にそれぞれ介在される一対の中空構造を有するクラッシュボックスを備えた車両の衝撃吸収構造において、
    前記バンパリインホースは、上下方向に立設された壁部及び該壁部の上端及び下端にそれぞれ連続して車両の前後方向に屈曲された一対の対向壁部を有する板状に形成されており、
    前記クラッシュボックスは、前記壁部に先端が覆われるとともに前記一対の対向壁部間に挟み入れられて前記バンパリインホースに固定されていることを特徴とする車両の衝撃吸収構造。
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