JP2006172581A - 情報記録装置、情報再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
光ディスクの記録速度、再生速度が向上すると、トラックジャンプ中のPID部通過を避けることができないため、トラックジャンプに失敗ひいては再生動作又は記録動作に失敗するおそれがある。
【解決手段】
本発明は、光ディスクを再生する光ディスク再生装置において、前記光ディスクにレーザー光を照射する光ピックアップ部と、前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に対して移動させる光ピックアップ駆動部と、前記光ディスクを回転させるモータ部と、を備え、前記光ピックアップ駆動部は、前記光ディスクに照射されたレーザー光が前記光ディスクのアドレスを示すアドレス情報記録部を通過した後、前記光ディスクの回転速度に応じたタイミングで、前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、情報記録装置及び情報再生装置に関し、特に、光ディスクの記録装置及び再生装置に関する。
従来、情報記録媒体におけるトラックジャンプの異常が発生した走査子の走査位置を記憶し、記憶した走査子の走査位置にトラックジャンプが重ならないタイミングでトラックジャンプ指令を出力するトラックジャンプ制御装置が提案されていた。
特開平05−205287号公報
しかしながら、上記従来技術においては、ディスクの回転速度に応じたタイミングでトラックジャンプを開始し、また、トラックジャンプの制御に用いるトラッキング誤差信号を補正することは記載されていない。このため、光ディスクの高速回転時におけるトラックジャンプの制御が特に問題となる。
即ち、光ディスク装置では、光スポットを隣接トラックへ移動させるトラックジャンプを、トラッキング誤差信号を用いて制御している。図1に示すように、トラッキング誤差信号の波形は光スポットのトラック間の移動に合わせて変化するが、トラックジャンプの制御では光スポットがトラックの境界を通過するタイミング(ゼロクロスタイミング)が特に重要である。ゼロクロスタイミング1で加速電圧を減速電圧に切り替え、ゼロクロスタイミング2で減速電圧の印加を終了して通常のフィードバック制御に切り替えることで、トラックジャンプを実現しているからである。
ところが、DVD-RAMディスクではゼロクロスタイミングを正確に検出できない場合がある。DVD-RAMディスクではディスクのアドレス情報を示すPID(Physical ID)が物理的な孔として設けられており、トラックジャンプ動作中に光スポットがPIDを通過すると、トラッキング誤差信号が疑似信号に変化し、光スポットとトラックとの正確な位置関係を把握することができなくなるためである。特に、図2に示すように、ゼロクロスタイミングでPIDを通過してしまうと電圧や制御の切り替えのタイミングを誤り、トラックジャンプに失敗ひいてはディスクの再生動作又は記録動作に失敗するおそれがある。
これを解決するため、光スポットがPIDを通過した直後にトラックジャンプ動作を開始し、次のPIDを通過するまでの間にトラックジャンプ動作が終了するように開始タイミングを制御することも可能であるが、記録速度又は再生速度が上がると、PID通過直後にトラックジャンプ動作を開始しても次のPID通過までの間にトラックジャンプ動作を終了することができなくなる問題が生ずる。トラックジャンプに要する時間がおよそ200μsから300μs程度であるのに対し、PID通過後次のPIDを通過するまでの時間は3倍速でおよそ500μs、5倍速でおよそ300μsであり、5倍速を超える記録速度・再生速度ではトラックジャンプ中に必ずPIDを通過することになるからである。即ち、図2に示したように、トラッキング誤差信号が疑似信号に変化して光スポットとトラックとの正確な位置関係を把握することができず、最終的にトラックジャンプに失敗ひいてはディスクの再生動作又は記録動作に失敗してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、上記課題を解決し、信頼性の高い情報記録装置、情報再生装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、光ディスクから情報を再生する光ディスク再生装置において、前記光ディスクにレーザー光を照射する光ピックアップ部と、前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させる光ピックアップ駆動部と、前記光ディスクを回転させるモータ部と、を備え、前記光ピックアップ駆動部は、前記光ディスクに照射されたレーザー光が前記光ディスクのアドレスを示すアドレス情報記録部を通過した後、前記光ディスクの回転速度に応じたタイミングで、前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させることを特徴とする。
また、光ディスクから情報を再生する光ディスク再生装置において、前記光ディスクにレーザー光を照射する光ピックアップ部と、前記光ピックアップ部の出力から、前記光ピックアップ部と前記光ディスクのトラックとの半径方向の相対位置を示すトラッキング誤差信号を生成する信号生成部と、前記トラッキング誤差信号を補正する信号補正部と、前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させる光ピックアップ駆動部と、を備え、前記信号補正部は、前記レーザー光が前記光ディスクのアドレスを示すアドレス情報記録部に照射されているとき、前記トラッキング誤差信号を補正し、前記光ピックアップ駆動部は、前記補正されたトラッキング誤差信号を用いて前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させることを特徴とする。
本発明によれば、信頼性の高い情報記録装置、情報再生装置を提供することが可能になる。
以下、本発明の実施例について説明する。
1.本実施例の概要:
はじめに、本実施例の概要について説明する。上述したように、DVD-RAMの記録速度、再生速度が向上すると、トラックジャンプ中のPID部通過を避けることができないため、トラックジャンプに失敗ひいては再生動作又は記録動作に失敗するおそれがある。本実施例では次の手法によりこの問題を解決する。
(1)PID部の通過のタイミングがトラッキング誤差信号のゼロクロスポイントと重複しないようにトラックジャンプのタイミングを制御する。
(2)PID通過時のトラッキング誤差信号を補正する。
2.光ディスク装置の構成:
次に、本実施例の光ディスク装置の構成を図3を用いて説明する。図3において、1はディスク、2は対物レンズを含む光ピックアップ、3は対物レンズをディスク半径方向に移動するトラッキングアクチュエータ、4は光検出器、5はディスクトラックと対物レンズのトラッキング方向の誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生成部、6は光スポットをディスクトラックに位置づけるようにトラッキングアクチュエータを制御するトラッキング制御信号生成部、7はPID検出部、8はトラックのウォブルを生成するウォブル信号生成部、9は光スポットがトラックに沿って移動する線速度を検出する線速度検出部、10はトラックジャンプの開始タイミングを検出するトラックジャンプ開始タイミング検出部、11はPID期間のトラッキング誤差信号を補正するトラッキング誤差信号補正部、12はトラックジャンプ制御部、13はスイッチング部、14はトラッキングアクチュエータを駆動するトラッキングアクチュエータ駆動部、15はディスクを回転させるスピンドルモータ、16はスピンドルモータの回転速度に応じた信号を発生する周波数発生部、17はスピンドルモータを所定角速度で回転するように制御するモータ制御部、18はシステムコントローラである。記憶部19は、ディスクの線速度(例えば、5倍速、8倍速、12倍速、16倍速…)に応じたトラックジャンプのタイミング(例えば、PIDからのウォブル数N5個、N8個、N12個、N16個…)をテーブルとして記憶する。
トラッキング誤差信号生成部5、PID検出部7、ウォブル信号生成部8はアナログICの内部に配置される。また、トラッキング制御信号生成部6、線速度検出部9、トラックジャンプ開始タイミング検出部10、トラッキング誤差信号補正部11、トラックジャンプ制御部12はデジタル信号処理部(DSP)の内部に配置され、これらはハードウェア、ソフトウェアいずれであっても構わない。
次に、各ブロックの動作概要と各ブロック間の関係について説明する。
ディスク1は、DVD-RAMディスクであり、光ディスク装置はディスク1の再生およびの記録が可能である。DVD-RAMディスクの構造を図4に示す。図4(a)に示すように、DVD-RAMディスクにはディスク半径方向にゾーンが設けられている。また、各ゾーンにはディスク円周方向にセクタが設けられ、各セクタ毎にアドレス情報を示すPIDが設けられている。図4(b)に示すように、PID部はトラックの境界に交互に配置されている。
光ピックアップ2は対物レンズを含み、再生時にはディスク1からデータを読み出すためのレーザー光を照射し、記録時にはディスク1にデータを書き込むためのレーザー光を照射する。
トラッキングアクチュエータ3は、光ピックアップ2の対物レンズをディスク半径方向に移動する。光検出器4は、ディスク1からのレーザー光の反射光を電気信号に変換し、変換した信号をトラッキング誤差信号生成部5に送る。トラッキング誤差信号生成部5は、送られた信号からトラッキング誤差信号を生成し、生成したトラッキング誤差信号をトラッキング制御信号生成部6、PID検出部7、ウォブル信号生成部8およびトラッキング誤差信号補正部11に送る。トラッキング制御信号生成部6は、送られた信号に基づいてトラッキング制御信号を生成し、生成したトラッキング制御信号をスイッチング部13に送る。
PID検出部7は、送られた信号に基づいてトラック上のPIDを検出し、PIDを通過していることを示すPID信号をトラックジャンプ開始タイミング検出部10とトラッキング誤差信号補正部11に送る。
ウォブル信号生成部8は、送られた信号に基づいてウォブル信号を生成し、生成した信号を線速度検出部9とトラックジャンプ開始タイミング検出部10に送る。システムコントローラ18は、ディスク回転指示情報とアドレス情報を線速度検出部9に送り、ディスク回転指示情報をモータ制御部17に送る。ここで、ディスク回転指示情報とはスピンドルモータ15の回転速度を指示する情報であり、アドレス情報とはディスク上の位置を示すアドレスに関する情報である。
線速度検出部9は、送られた信号からウォブル周期を検出し、検出したウォブル周期を線速度情報に変換し、生成した線速度情報をトラックジャンプ開始タイミング検出部10に送る。ウォブルが正しく検出されない場合には、システムコントローラ18から送られた情報から概略の線速度を算出し、算出した線速度情報をトラックジャンプ開始タイミング検出部10に送る。また、スピンドルモータ15の回転速度を直接検出することで線速度を検出しても良い。さらに、PID通過後次のPIDまでの期間を計測することで線速度を検出することもできる。これらの手法ではウォブルを正しく検出できない場合にも線速度を算出することができるようになる。最後の手法を採った場合にはトラックジャンプの動作時間が1セクタ分長くなるが、トラックジャンプの制御性能としては同等の効果が得られる。なお、線速度を検出しているのは、角速度ではディスクの半径位置により再生速度・記録速度が変わってしまうため、記録位置・再生位置に応じて正確な速度を検出する必要があるからである。
トラックジャンプ開始タイミング検出部10は、PID検出部7から送られた信号と、ウォブル信号生成部8から送られた信号と、線速度検出部9とから送られた情報からトラックジャンプの開始タイミングをウォブルカウント値として算出し、算出したトラックジャンプ開始信号をトラックジャンプ制御部12に送る。ウォブルが正しく検出されない場合には、PID検出部7から送られた信号と線速度検出部9から送られた情報とからトラックジャンプの開始タイミングをPID通過後の経過時間として算出し、算出したトラックジャンプ開始信号をトラックジャンプ制御部12に送る。トラックジャンプの開始タイミングの検出の詳細については後述する。
トラッキング誤差信号補正部11は、トラッキング誤差信号生成部5から送られた信号とPID検出部7から送られた信号からPID期間中のトラッキング誤差信号を補正し、補正したトラッキング誤差補正信号をトラックジャンプ制御部12に送る。トラッキング誤差信号の補正の詳細については後述する。
トラックジャンプ制御部12は、トラックジャンプ開始タイミング検出部10とトラッキング誤差信号補正部11とから送られた信号とから所定のタイミングでトラックジャンプ駆動信号を出力するとともに、同時にトラックジャンプの開始、終了信号をスイッチング部13に送る。
スイッチング部13は、トラックジャンプ制御部12の出力に基づいて、トラッキング制御信号生成部6の出力あるいはトラックジャンプ制御部12の出力をトラッキングアクチュエータ駆動部14に送る。通常の再生動作、記録動作を行う場合には、スイッチをA側にセットし、光スポットをディスクトラックに位置付けるようにトラッキングアクチュエータを制御する信号を出力する。また、トラックジャンプ動作を行う場合には、スイッチをB側にセットし、所定のタイミングでトラックジャンプを行うようにトラックアクチュエータを制御する信号を出力する。
トラッキングアクチュエータ駆動部14は、スイッチング部13から送られた信号に基づいてトラッキングアクチュエータ3を駆動する。スピンドルモータ15は、ディスク1を駆動し、モータ制御部17からの信号に基づき所定の回転速度でディスクを回転する。周波数発生部16は、スピンドルモータ15の回転情報を検出し、検出した情報をモータ制御部17に送る。モータ制御部17は、送られた情報からディスク1が所定の回転速度で回転するようにスピンドルモータ15を制御する。
記憶部19は、回転速度に応じたジャンプタイミングを記憶する。具体的には、図5に示すように、検出したウォブル周期、回転速度、ジャンプタイミングをテーブルとして記憶している。例えば、検出したウォブル周期がAHz〜BHzのときは、回転速度が5倍速以下であり、この場合の適切なジャンプタイミングはPIDからN5個目のウォブル数のタイミングであると記憶している。
このように回転速度に応じたジャンプタイミングを記憶しているのは、アクチュエータ3に印加する加速電圧を減速電圧に切り替えるゼロクロスタイミング1、減速電圧印加を終了し通常のフィードバック制御に切り替えるゼロクロスタイミング2が、PID期間と重複しないように設定するためである。即ち、PID部の通過のタイミングがゼロクロスポイントと重複しないように回転速度に応じてトラックジャンプのタイミングを制御し、トラックジャンプの失敗を避けられるようにする。
3.トラックジャンプの開始タイミングの検出:
次に、トラックジャンプ開始タイミング検出部10の動作の詳細を図7、図8を用いて説明する。
図7(a)はDVD-RAMディスクの構造、図7(b)は線速度が5倍速のトラッキング誤差信号とPIDとの関係、図7(c)は線速度が12倍速のトラッキング誤差信号とPIDとの関係を示している。
図7(b)に示すように、線速度が5倍速以下の場合には、PID通過直後にトラックジャンプを開始し、次のPIDに達するまでの間にトラックジャンプを終了することができる。しかし、図7(c)に示すように、線速度が5倍速を超える場合には(例えば12倍速)、次のPIDに達するまでの間にトラックジャンプを終了することができず、PID部を通過してしまう。このような場合には、ゼロクロスタイミングがPID通過タイミングと重複しないように制御する必要がある。
図8(a)〜(d)は、それぞれ線速度が5倍速、8倍速、12倍速、16倍速の場合のトラックジャンプ時のトラッキング誤差信号とPIDの関係を示している。N5、N8、N12、N16は、図5のテーブルに記憶されたそれぞれの線速度に応じたジャンプタイミング(PIDからのウォブル数)である。即ち、トラックジャンプ開始タイミング検出部10は、PID検出部7からPID検出信号が送られてきた後、ウォブル生成部8からの信号によるウォブルのカウント、線速度検出部9からの信号による線速度の検出、記憶部19から線速度に応じたジャンプタイミングの読み出し処理を行い、最適なトラックジャンプの開始タイミングを決定する。
まず、図8(a)の場合について説明する。この場合には線速度が5倍速であり、PID通過直後にトラックジャンプを開始すれば次のPIDに達するまでにトラックジャンプを終了できるため、PID通過直後のジャンプタイミングでトラックジャンプを開始する。つまり、この場合のPIDからのウォブル数N5は0、1又は2であることが望ましい。
次に、図8(b)の場合について説明する。この場合には線速度が8倍速であり、PID通過直後にトラックジャンプを開始したとしても、線速度が速いため次のPIDを通過するまでの間にトラックジャンプを終了することができない。そこで、PID通過直後にトラックジャンプを開始することを止め、PIDからのウォブル数N8個でトラックジャンプを開始する。このタイミングでトラックジャンプを開始した場合には、加速電圧を減速電圧に切り替えるゼロクロスタイミング1、減速電圧印加を終了し通常のフィードバック制御に切り替えるゼロクロスタイミング2がPID通過タイミングと重複せず、トラックジャンプの失敗を防止できるようになる。つまり、図8(b)に示すように、トラッキング誤差信号が疑似信号に変化してもゼロクロスしないため、タイミングの誤検出を防ぐことができるようになる。
図8(c)の場合、図8(d)の場合も、図8(b)の場合と同様に、ゼロクロスタイミング1、ゼロクロスタイミング2がPID通過タイミングと重複しないジャンプタイミング(PIDからのウォブル数N12個、N16個)でトラックジャンプを行う。
以上のようにトラックジャンプの開始タイミングを制御することで、トラッキング誤差信号が疑似信号に変化してもタイミングの誤検出を防止することが可能になり、トラックジャンプの失敗を防ぐことができる。
なお、ここではトラックジャンプのタイミングの情報としてウォブルの数を例示したが、これに限られず、何らかの位置情報、時間情報を記憶しても良い。例えば、トラックジャンプのタイミングの検出はウォブルをカウントすることで可能であるが、ウォブルの検出ができないときはPID通過後の時間で管理することでも可能である。この場合、図5のテーブルには、PID通過後のウォブル数ではなくPID通過後の時間を記憶しておく。これにより、ウォブルの検出が上手く出来ない場合でも正確にトラックジャンプを行うことが可能になる。
また、ここでは線速度が5倍速以下、6倍速以上10倍速未満、10倍速以上14倍速未満、14倍速以上16倍速以下、の4段階に分けてそれぞれの段階毎に適切なジャンプタイミングを記憶部19のテーブルに記憶した例を説明したが、5倍速以下、6倍速、7倍速、…、15倍速、16倍速、というように各倍速毎に適切なジャンプタイミングを記憶部19に記憶するようにしても良い。これにより、より精度の高いトラックジャンプが可能になる。
また、線速度が16倍速までのジャンプタイミングをテーブルに記憶する例を説明したが、これ以上の線速度、例えば18倍速、20倍速、24倍速…のように、より高速の線速度の場合のジャンプタイミングを記憶しても良い。これにより、より高速の記録・再生に対応できるようになる。
4.トラッキング誤差信号の補正:
次に、トラッキング誤差信号補正部11の動作の詳細を図9を用いて説明する。
図9は、トラックジャンプ中に光スポットがPID部分を通過した場合のトラッキング誤差信号とトラッキング駆動信号を示す図である。
PID通過中のトラッキング誤差信号は、実線で示すようにトラッキング誤差信号が疑似信号に変化するため、光スポットとトラックとの実際の位置関係を示すことができない。このため、加速電圧を減速電圧に切り替えるゼロクロスタイミング2、減速電圧印加を終了し通常のフィードバック制御に切り替えるゼロクロスタイミング2を誤るおそれがある。
そこで、トラッキング誤差信号補正部11は、PID部を通過した後、次のPID部を通過する前の所定期間のトラッキング誤差信号の傾斜を検出、保存し、PID期間は検出した傾斜から点線で示すようにトラッキング誤差信号の補正信号を生成する。
具体的には、トラッキング誤差信号補正部11は、線速度検出部9から送られた線速度情報を基に次のPIDの通過時間を算出し、当該時間の所定時間前にトラッキング誤差信号の傾斜を算出し、当該傾斜を用いて補正信号を生成し、PIDの通過が終わるまでは当該補正信号を用いてゼロクロスタイミングを検出する。この補正信号により擬似的なトラッキング誤差信号を一時的に生成することで、ゼロクロスタイミングとPID通過のタイミングが重複しても正確なトラックジャンプを実現することができるようになる。
なお、トラックジャンプ中にPIDを複数回通過する場合には、通過する回数分のPID通過時間を算出し、補正信号を発生するようにする。PIDの通過回数は図5のテーブルに線速度ごとに予め記憶しておき、それぞれのPIDごとにPID通過時間を算出するようにする。
このように、トラッキング誤差信号を補正することで、前述したトラックジャンプのタイミング制御を行うことなく安定したトラックジャンプを実現することができる。さらに、前述のトラックジャンプのタイミング制御を行った場合でも、ディスクの偏心、歪み、変形、アクチュエータの感度のバラツキ等によりトラックジャンプのタイミングがずれる場合もありうる。このような場合には、本手法を用いることで正確にトラックジャンプでき、さらに安定したトラックジャンプを実現することが可能になる。
なお、トラッキング誤差信号の変曲点付近では正しい補正信号は生成できないが、この場合は変曲点付近でPIDを通過することになるため実用上問題にはならない。トラッキング誤差信号が基準電圧付近のタイミング、即ちゼロクロスタイミングでPIDを通過することになった場合は、上記補正信号は実際の光スポットの位置との誤差が小さくなるので、加減速電圧の切り替えやジャンプ制御の終了の遅れを最小限に低減することができる。
5.トラックジャンプのフローチャート:
次に、本実施例のトラックジャンプ動作のフローを図6を用いて説明する。
(1)トラックジャンプコマンドが発行されると、まずディスク1の線速度を検出する(S1)。線速度は、線速度検出部9がウォブル生成部8から送られた信号からウォブル周期を検出し、ウォブル周期を線速度情報に変換することにより検出される。
(2)トラックジャンプがハーフトラックジャンプかフルトラックジャンプかを発行されたトラックジャンプコマンドから振り分ける(S2)。ハーフトラックジャンプとは、ディスクのランドから隣接するグルーブへのトラックジャンプであり、フルトラックジャンプとは、ディスクのランドから隣接するグルーブをはさんで更に隣接するランドへのトラックジャンプである。いずれも、トラックジャンプの一形態として含まれるものである。2種類のトラックジャンプを振り分けているのは、ハーフトラックジャンプの場合にはトラックを横切る回数が1回であるのに対してフルトラックジャンプの場合には2回であり、トラッキング誤差信号の波形が異なりトラックジャンプの制御がそれぞれ異なってくるからである。
(3)フルトラックジャンプ、ハーフトラックジャンプそれぞれのタイミングを算出する(S3、S4)。トラックジャンプのタイミングは、記憶部19に記憶された図5のテーブルを参照し、ディスクの線速度に応じた適切なウォブル数を読み出すことにより算出する。記憶部19には、フルトラックジャンプ、ハーフトラックジャンプそれぞれのテーブルを記憶しておき、それぞれに適したトラックジャンプのタイミングを算出することができる。例えば、フルトラックジャンプの場合にはトラックジャンプの期間が長いためPID通過を避けるタイミングがそれだけ制限されるが、ハーフトラックジャンプの場合にはトラックジャンプの期間が短いためタイミングもそれだけ自由度が高くなる。このため、ハーフトラックジャンプの場合にはより多くのタイミングでトラックジャンプが可能である。
(4)PIDを通過したか検出する(S5)。PIDの通過はPID検出部7により検出される。PIDが検出されないときは(S5:NO)、PIDを検出するまでトラックジャンプを行わず待機する。PIDが検出されたときは(S5:YES)PID通過後のウォブル数のカウントを開始し、S6へ移行する。
(5)所定のウォブル数、即ち算出した所定のウォブル数を通過したか判定する(S6)。通過したウォブル数が所定値未満のときは(S6:NO)、ウォブル数が所定値に達するまで待機する。ウォブル数が所定値に達したときは(S6:YES)、S7に移行する。
(6)トラッキングアクチュエータを加速させてトラックジャンプを開始する(S7)。具体的には、トラッキング制御系のフィードバック制御をオフした後、所定の加速電圧をトラッキングアクチュエータ3に印加し、光ピックアップ2の対物レンズを隣接トラック方向へ加速させる。
(7)トラックジャンプを開始した後、光スポットが次のPID部の位置に達しているかどうかを確認する(S8)。ゼロクロスタイミングとPID部通過が重複しないタイミングでトラックジャンプを開始しても、タイミングにずれを生じたり、トラックジャンプの時間にばらつきが発生する場合があり、PID通過時はトラッキング誤差信号を補正するのが望ましいからである。PID部の位置に達しているかどうかは、前のPID部を通過してから次のPIDに達するまでの時間を検出した線速度から算出し、前のPID部を基準として当該時間を経過したかどうかにより判断する。トラックジャンプを開始した後はウォブルをカウントすることができなくなるため、時間を算出して判断するのが適切である。
光スポットが次のPID部の位置に達したと判断されたときは(S8:YES)、S9に移行してトラッキング誤差信号の補正を行う。一方、次のPID部の位置に達していないと判断されたときは(S8:NO)、S10に移行する。
(8)光スポットがPID部を通過し終わったかどうかを判断する(S10)。通過し終わっていないときは(S10:NO)、引き続きジャンプ動作を継続する(S13)。通過し終わったときは、トラックジャンプが完了するまで動作を継続する(S11)。
なお、トラックジャンプの動作は主としてトラッキングアクチュエータ3の制御動作である。トラッキング誤差信号が基準値(ゼロクロスタイミング1)に戻ったことを検出したときは、トラッキングアクチュエータ3に印加している加速電圧を減速電圧に切り替え、トラッキング誤差信号が再び基準値(ゼロクロスタイミング2)に戻ったことを検出したときは、トラッキング制御系のフィードバック制御をオンする。
なお、ここでは、(1)PID部の通過のタイミングがトラッキング誤差信号のゼロクロスポイントと重複しないようにトラックジャンプのタイミングを制御する手法、(2)PID部通過時に発生するエラー信号を補正する手法、の2つの手法を1つのフローチャートで説明したが、それぞれの手法を単独で行うようにしても良い。つまり、(1)の手法のみ用いてトラックジャンプを行っても良いし、(2)の手法のみ用いてトラックジャンプを行っても良い。(1)の手法、(2)の手法をそれぞれ単独で行う場合にはより簡略化した処理でトラックジャンプを行うことが可能であり、両方の手法を併用すれば、さらに安定度の高いトラックジャンプを実現することができる。
以上の説明したように、光スポットの線速度に応じてトラックジャンプの開始タイミングを最適化することで、トラッキング誤差信号のゼロクロスタイミングとPID通過期間とが一致することを避けることができる。また、トラッキング誤差信号を補正することで、タイミングの誤検出を防止することができる。これにより、光ピックアップの加速・減速の切り替えタイミングおよびフィードバック制御の開始タイミングを正確に行うことができ、安定したトラックジャンプ動作を実現し、装置の信頼性を向上させることができる。
なお、本実施例ではDVD-RAMディスクを例として説明したが、これに限られるものではない。例えば、他の種類の光ディスク(CD-R/RW、DVD-R/RW、BD等)、光磁気ディスク(MO等)、磁気ディスク(HD等)にも適用可能であり、トラックジャンプする際に何らかの原因でトラッキング誤差信号が擬似信号に変化する等して、光スポットとトラックとの正確な位置関係を把握することができなくなるような記録媒体に対して適用することができる。
また、本実施例では主にフルトラックジャンプを例に説明したが、ハーフトラックジャンプの場合も同様の手法により同様の効果を得ることができる。
また、本実施例では隣接トラックへのトラックジャンプを例に説明したが、数トラック(2、3トラック)程度のトラック移動であれば、本実施例の手法を適用することができる。この場合には、3回以上のゼロクロスが発生することになるため、加速、減速切り替えタイミングおよびフィードバック切り替えタイミングを計るゼロクロスがPIDと重ならないようにテーブルを記憶することで実現することが可能になる。
光ディスクのトラックジャンプの動作説明図 DVD-RAMディスクのトラックジャンプの動作説明図 本実施例の構成要素説明図 DVD-RAMディスク構造の説明図 トラックジャンプのタイミングを記憶するテーブル トラックジャンプの動作フロー図 トラックジャンプ開始タイミング検出部の動作説明図 トラッキング誤差信号とPIDの関係図 トラッキング誤差信号補正部の動作説明図
符号の説明
1…ディスク、2…光ピックアップ、3…トラッキングアクチュエータ、4…光検出器、5…トラッキング誤差信号生成部、6…トラッキング制御信号生成部、7…PID検出部、8…ウォブル信号生成部、9…線速度検出部、10…トラックジャンプ開始タイミング検出部、11…トラッキング誤差信号補正部、12…トラックジャンプ制御部、17…モータ制御部、18…システムコントローラ。

Claims (18)

  1. 光ディスクから情報を再生する光ディスク再生装置において、
    前記光ディスクにレーザー光を照射する光ピックアップ部と、
    前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させる光ピックアップ駆動部と、
    前記光ディスクを回転させるモータ部と、を備え、
    前記光ピックアップ駆動部は、前記光ディスクに照射されたレーザー光が前記光ディスクのアドレスを示すアドレス情報記録部を通過した後、前記光ディスクの回転速度に応じたタイミングで、前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させることを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 光ディスクから情報を再生する光ディスク再生装置において、
    前記光ディスクにレーザー光を照射する光ピックアップ部と、
    前記光ピックアップ部の出力から、前記光ピックアップ部と前記光ディスクのトラックとの半径方向の相対位置を示すトラッキング誤差信号を生成する信号生成部と、
    前記トラッキング誤差信号を補正する信号補正部と、
    前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させる光ピックアップ駆動部と、を備え、
    前記信号補正部は、前記レーザー光が前記光ディスクのアドレスを示すアドレス情報記録部に照射されているとき、前記トラッキング誤差信号を補正し、
    前記光ピックアップ駆動部は、前記補正されたトラッキング誤差信号を用いて前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させることを特徴とする光ディスク再生装置。
  3. 光ディスクから情報を再生する光ディスク再生装置において、
    前記光ディスクにレーザー光を照射する光ピックアップ部と、
    前記光ピックアップ部の出力から、前記光ピックアップ部と前記光ディスクのトラックとの半径方向の相対位置を示すトラッキング誤差信号を生成する信号生成部と、
    前記トラッキング誤差信号を補正する信号補正部と、
    前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させる光ピックアップ駆動部と、
    前記光ディスクを回転させるモータ部と、を備え、
    前記光ピックアップ駆動部は、前記光ディスクに照射されたレーザー光が前記光ディスクのアドレスを示すアドレス情報記録部を通過した後、前記光ディスクの回転速度に応じたタイミングで、前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させ、
    前記信号補正部は、前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させる場合において、前記レーザー光が前記光ディスクのアドレスを示すアドレス情報記録部に照射されているとき前記トラッキング誤差信号を補正し、
    前記光ピックアップ駆動部は、前記補正されたトラッキング誤差信号を用いて前記光ピックアップ部の前記光ディスクの半径方向に対する移動を継続させることを特徴とする光ディスク再生装置。
  4. 請求項1記載の光ディスク再生装置において、
    前記光ディスクの回転速度に応じたタイミングに関するタイミング情報を記憶する記憶部を備え、
    前記光ピックアップ部は、前記記憶部に記憶されたタイミングで、前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させることを特徴とする光ディスク再生装置。
  5. 請求項1記載の光ディスク再生装置において、
    前記光ディスクのアドレス情報記録部を検出するアドレス情報記憶部検出部と、
    前記光ディスクの回転速度を検出する回転速度検出部と、を備え、
    前記光ピックアップ駆動部は、前記アドレス情報記憶部検出部により前記アドレス情報記録部が検出されてから、前記回転速度検出部により検出された回転速度に応じたタイミングで、前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させることを特徴とする光ディスク再生装置。
  6. 請求項1記載の光ディスク再生装置において、
    前記タイミングは、前記光ディスクのトラックとの半径方向の相対位置を示すトラッキング誤差信号が所定の基準値となるタイミングと前記レーザー光が前記光ディスクのアドレス情報記録部を通過するタイミングとが重複しないタイミングであることを特徴とする光ディスク再生装置。
  7. 請求項6記載の光ディスク再生装置において、
    前記トラッキング誤差信号が所定の基準値となるタイミングは、ゼロクロスタイミングであることを特徴とする光ディスク再生装置。
  8. 請求項1から3のいずれか記載の光ディスク再生装置において、
    前記光ディスクはDVD-RAMディスクであり、また、前記アドレス情報記録部はPIDであることを特徴とする光ディスク再生装置。
  9. 請求項1から3のいずれか記載の光ディスク再生装置において、
    前記光ディスクの半径方向に対する移動は、光ディスクの隣接トラックへの移動であるトラックジャンプであることを特徴とする光ディスク再生装置。
  10. 請求項9記載の光ディスク再生装置において、
    前記トラックジャンプは、光ディスクのグルーブから隣接するランドへの移動若しくはランドからグルーブへの移動であるハーフトラックジャンプ、または、光ディスクのグルーブから最も近接するグルーブへの移動若しくはランドから最も近接するランドへの移動であるフルトラックジャンプであることを特徴する光ディスク再生装置。
  11. 光ディスクに情報を記録する光ディスク記録装置において、
    前記光ディスクにレーザー光を照射する光ピックアップ部と、
    前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させる光ピックアップ駆動部と、
    前記光ディスクを回転させるモータ部と、を備え、
    前記光ピックアップ駆動部は、前記光ディスクに照射されたレーザー光が前記光ディスクのアドレスを示すアドレス情報記録部を通過した後、前記光ディスクの回転速度に応じたタイミングで、前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させることを特徴とする光ディスク記録装置。
  12. 光ディスクに情報を記録する光ディスク記録装置において、
    前記光ディスクにレーザー光を照射する光ピックアップ部と、
    前記光ピックアップ部の出力から、前記光ピックアップ部と前記光ディスクのトラックとの半径方向の相対位置を示すトラッキング誤差信号を生成する信号生成部と、
    前記トラッキング誤差信号を補正する信号補正部と、
    前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させる光ピックアップ駆動部と、を備え、
    前記信号補正部は、前記レーザー光が前記光ディスクのアドレスを示すアドレス情報記録部に照射されているとき、前記トラッキング誤差信号を補正し、
    前記光ピックアップ駆動部は、前記補正されたトラッキング誤差信号を用いて前記光ピックアップ部を前記光ディスクの半径方向に対して移動させることを特徴とする光ディスク記録装置。
  13. 光ディスクから情報を再生する光ディスク再生装置において、
    光ピックアップの対物レンズを駆動するトラッキングアクチュエータと、
    前記対物レンズと前記光ディスクのトラックとの半径方向の相対位置を示すトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生成部と、
    前記光ディスクの物理アドレス情報を含むPIDを検出するPID検出部と、
    前記レーザー光が前記光ディスクのトラックに沿って移動する速度を検出する線速度検出部と、
    前記光ピックアップから照射されたレーザー光を隣接トラックへ移動するように前記トラッキングアクチュエータを制御するトラックジャンプ制御部と、
    前記線速度検出部からの出力と前記PID検出部からの出力とに基づいて、前記隣接トラックへの移動を開始するタイミングを算出するトラックジャンプ開始タイミング検出部と、を備え、
    前記トラックジャンプ制御部は、前記トラックジャンプ開始タイミング検出部からの信号により前記トラッキングアクチュエータを制御することを特徴とする光ディスク再生装置。
  14. 請求項13記載の光ディスク再生装置において、
    前記光ディスクのトラックのウォブルを生成するウォブル生成部を備え、
    前期トラックジャンプ開始タイミング検出部は、前記線速度検出部、前記PID検出部および前記ウォブル生成部からの出力に基づいて、トラックジャンプを開始するタイミングを算出することを特徴とする光ディスク再生装置。
  15. 請求項13記載の光ディスク再生装置において、
    前記トラックジャンプ開始タイミング検出部は、
    前記線速度検出部と前記PID検出部からの出力に基づいて、トラックジャンプを開始するタイミングを算出することを特徴とする光ディスク再生装置。
  16. 請求項13記載の光ディスク再生装置において、
    前記トラッキング誤差信号生成部と前記PID検出部からの出力に基づいて、前記レーザー光が前記PID部を通過する期間のトラッキング誤差信号をPID部通過前のトラッキング誤差信号を用いて補正するトラッキング誤差信号補正部を備えることを特徴とする光ディスク再生装置。
  17. 円盤状の記録媒体から情報を再生する情報再生装置において、
    前記記録媒体に記録された情報を読み出す情報読出部と、
    前記情報読出部を前記記録媒体の半径方向に対して移動させる情報読出駆動部と、
    前記記録媒体を回転させる記録媒体回転部と、を備え、
    前記情報読出部は、前記情報読出部の前記記録媒体に対する読出位置が前記記録媒体のアドレスを示すアドレス情報記録部を通過した後、前記記録媒体の回転速度に応じたタイミングで、前記情報読出部を前記記録媒体の半径方向に対して移動させることを特徴とする情報再生装置。
  18. 円盤状の記録媒体から情報を再生する情報再生装置において、
    前記記録媒体に記録された情報を読み出す情報読出部と、
    前記情報読出部の出力から、前記情報読出部と前記記録媒体のトラックとの半径方向の相対位置を示す信号を生成する信号生成部と、
    前記生成された信号を補正する信号補正部と、
    前記情報読出部を前記記録媒体の半径方向に対して移動させる情報読出駆動部と、を備え、
    前記信号補正部は、前記情報読出部が前記記録媒体のアドレスを示すアドレス情報記録部を読み出しているとき、前記生成された信号を補正し、
    前記情報読出駆動部は、前記補正された信号を用いて前記情報読出部を前記記録媒体の半径方向に対して移動させることを特徴とする情報再生装置。

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