JP2006171017A - トナーの製造方法 - Google Patents

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博之 村上
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健 井熊
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Abstract

【課題】 逆帯電や弱帯電トナーの発生、それに伴うカブリやトナーの飛散の発生を極力抑える。
【解決手段】 平均粒径20〜40nmのアミノシラン(AS)+ヘキサメチルジシラザン(HMDS)で表面処理したシリカと、平均粒径6〜20nmのHMDSで表面処理したシリカを外添するトナーの製造方法において、多段処理の1段目に前記AS+HMDSで表面処理したシリカを外添処理した後、2段目以降の外添処理において前記HMDSで表面処理したシリカを外添処理するようにしたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は2種類のシリカを外添処理するトナーの製造方法に関する。
負帯電性のトナー母粒子に電荷制御剤として正帯電性の疎水性シリカ微粒子を外添することにより、トナーの帯電を安定化させるものが提案されている(特許文献1)。
また、離型性を高めるために特定のフッ素含有重合体定着助剤として使用したトナー母体に、少なくとも正帯電性の疎水性シリカ、負帯電性の疎水性シリカを添加することで、フッ素含有重合体を配合したトナーで見られるトナーの凝集、長期連続使用での過帯電を防止するものも提案されている(特許文献2)。
また、疎水化された負帯電性シリカと正帯電性シリカ(平均粒径10〜50nm)の付着量を所定範囲に制御し、トナー表面の一部にニュートラル乃至正極性に帯電する部分を生じさせ、この部分のコロ作用でトナー融着を防止するとともに、極端な正帯電の発生も防止して好ましい帯電量とするものも提案されている(特許文献3)。
また、負帯電性のトナー母粒子に大きさの異なる2種類の正帯電性のシリカと無機微粒子とを外添し、トナー帯電を安定化させるものも提案されている(特許文献4)。
特開2000ー267337号公報 特開2002ー14487号公報 特開平11ー231571号公報 特開2002ー214834号公報
上記特許文献1〜4では、正帯電性の外添剤を添加することにより、トナーの帯電性を安定化させることは可能ではあるが、トナーの帯電性の制御が十分ではなく、帯電量分布がブロードになり、逆帯電や弱帯電トナーが生じてトナーの飛散やカブリが発生するという問題があった。
本発明は上記課題を解決しようとするもので、逆帯電や弱帯電トナーの発生、それに伴うカブリやトナーの飛散の発生を極力抑えることを目的とする。
そのために本発明は、平均粒径20〜40nmのアミノシラン(AS)+ヘキサメチルジシラザン(HMDS)で表面処理したシリカと、平均粒径6〜20nmのHMDSで表面処理したシリカを外添するトナーの製造方法において、多段処理の1段目に前記AS+HMDSで表面処理したシリカを外添処理した後、2段目以降の外添処理において前記HMDSで表面処理したシリカを外添処理することを特徴とする。
また、本発明は、前記外添処理をQ型ミキサーを用いて行うことを特徴とする。
本発明は、多段処理の1段目で正帯電性疎水性シリカを外添した後、2段目以降に正帯電性疎水性シリカより粒径が小さい負帯電性疎水性シリカを外添することによって、トナー表面に正帯電性疎水性シリカを選択的に付着させ、トナー同士あるいは帯電部材(規制ブレ−ド等)との摩擦帯電を行う際に正帯電性疎水性シリカがマイクロキャリアの機能を発揮することで、帯電の立ち上がりが早くなるため、逆帯電や弱帯電のトナーの発生が極力抑えられ、カブリやトナ−飛散の発生を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明は、AS処理で正帯電性にし、HMDS処理で疎水性にした平均粒径20〜40nmの正帯電性シリカを多段処理の1段目で外添処理し、2段目以降においてHMDSで表面処理した平均粒径6〜20nmのシリカを外添処理することを骨子とするものである。多段処理の1段目で正帯電性シリカを外添処理することで、トナー同士あるいは帯電部材(規制ブレ−ド等)との摩擦帯電を行う際に正帯電性疎水性シリカがマイクロキャリアの機能を発揮することで、帯電の立ち上がりが早くなるため、逆帯電や弱帯電のトナーの発生が極力抑えられる。
なお、外添処理の混合機としてQ型ミキサーを使用し、槽内の層流を積極的に利用することにより、トナー母粒子と外添剤が転動する距離を大きくすることで、選択的付着を起こすことが可能であるので、Q型ミキサーを使用するのが好ましい。
Q型ミキサーの例を図1に示す。
処理槽210は、比較的大きな水平円板状の槽底21を有する球形であり、上下に二分割できるように、中央部にフランジ218を備えている。また、球形部全体はジャケット219が設けられて二重構造となっており、ここに熱媒体を流すことにより、被処理物を加熱又は冷却することができる。処理槽210の上部には被処理物を投入するための投入口216が、また下部には製品を排出するための排出口217が設けられている。円板状の槽底211の中央には駆動軸215が貫通し、外部の動力によって回転可能となっている。駆動軸215には、尖端に丸みを与えた比較的大きな円錐型のボス212が取付けられ、ボス212の下端外周部には、撹拌羽根213が設けられている。その撹拌羽根213はボス212の外周の傾斜とは反対の勾配が付されており、その下側のエッジは処理槽210の球面状の内壁に沿った弧となっている。ボス212の上部には、撹拌羽根213より直径をやや小さくした補助羽根214が設けられている。この球形の処理槽においては、被処理物は撹拌羽根により球面状の槽壁に沿って滑らかに上昇して頂部近傍迄到達し、槽の頂部から落下した被処理物は、ボスの表面に沿って落下しボスの下端外周部の撹拌羽根に到達してボスの表面に沿って滑らかに流れる。そしてボスの表面に沿って落下し、撹拌羽根に到達した被処理物は、撹拌羽根の回転力により放出されて槽壁に沿って上昇し、処理槽内を循環する。
次に実施例及び比較例について説明する。
なお、以下において使用する各外添剤の概要を以下に示す。
〔正帯電性外添剤〕
NA50H:日本アエロジル社製シリカ(粒径30nm)
TG820F:キャボット社製シリカ(粒径8nm)
〔他の外添剤〕
RX200:日本アエロジル社製シリカ(粒径12nm)
TG−811F:キャボット社製シリカ(粒径8nm)
RX50:日本アエロジル社製シリカ(粒径40nm)
STT−30S:チタン工業社製酸化チタン(粒径20nm)
ST−110S:チタン工業社製酸化チタン(粒径80〜150nm)
〔実施例〕
実施例1〜5を表1に示す。
Figure 2006171017
表1において、トナーの逆電荷量とカブリOD値については以下のように評価する。
セイコ−エプソン社製LP−9000Cのマゼンタ現像器に上記実施例1〜5のトナ−をセットし、ベタOD値が約1.2になるよう現像バイアス条件を設定し、その際の現像ローラ上の帯電特性をホソカワミクロン社製E−Spartアナライザ−EST−3型で測定し、逆電荷量が50[fC]を超えた場合は「逆帯電トナ−が多い」と判断する。
さらに、その際のOPC上のカブリOD値はテ−プ転写法で測定する。テープ転写法とは住友3M社製のメンディングテープを貼り付け、カブリトナーを該テ−プ上に転写し、次いで白紙上に貼り付けて反射濃度計で濃度測定し、白紙上のテープ上の濃度を差し引いたカブリOD値が0.02を超えた場合は「カブリが多い」と判断する。
表1から分かるように、多段処理の1段目において正帯電性外添剤を外添することにより、実施例1〜5の何れにおいてもカブリの発生が抑制されている。
〔比較例〕
比較例1〜2を表2に示す。
Figure 2006171017
比較例1は多段処理の1段目に正帯電性外添剤と他の外添剤とを同時投入した場合、、比較例2は外添順を逆にし、他の外添剤を1段目、正帯電性外添剤を2段目に外添処理した場合であり、実施例の場合と同様にして逆電荷量とカブリOD値を評価した結果、正帯電性疎水性シリカがマイクロキャリアの機能をうまく発揮できずに、逆帯電トナ−(カブリ)の発生を抑えることが出来なかった。
本発明によれば、逆帯電や弱帯電のトナーの発生が極力抑えられ、カブリやトナ−飛散の発生を抑えることができるので産業上の利用価値は大きい。
Q形ミキサの例を説明する図である。
符号の説明
200…混合処理槽、201…下羽根、202…上羽根、210…処理槽、212…ボス、213…撹拌羽根、214…補助羽根、215…駆動軸、216…投入口、217…排出口。

Claims (2)

  1. 平均粒径20〜40nmのアミノシラン(AS)+ヘキサメチルジシラザン(HMDS)で表面処理したシリカと、平均粒径6〜20nmのHMDSで表面処理したシリカを外添するトナーの製造方法において、多段処理の1段目に前記AS+HMDSで表面処理したシリカを外添処理した後、2段目以降の外添処理において前記HMDSで表面処理したシリカを外添処理することを特徴とするトナーの製造方法。
  2. 前記外添処理をQ型ミキサーを用いて行うことを特徴とする請求項1記載のトナーの製造方法。
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