JP2006170412A - ねじ止め構造 - Google Patents

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則良 高森
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Abstract

【課題】ねじ螺合の際に被固定物の裏面側から固定する必要の無いナットを有するねじ止め構造を提供する。
【解決手段】 雄ねじ部を有するねじ2と、ねじ2に挿通され被固定物9の表面に圧接されるスプリングワッシャ3と、可撓性を有するとともに長さの異なる第一係止爪6及び第二係止爪8を上方に向けて拡開するように備えるナット4と、からなるねじ止め構造1であって、長さ寸法が長く形成されたほうの第一係止爪6はナット4の被固定物9に対する回転を防止し、第二係止爪8は被固定物9を裏面から支持してスプリングワッシャ3とで被固定物9を固定することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ねじ止め構造に関する。
従来より、ねじ止め構造は雄ねじ部を有するねじとこれに螺合する雌ねじ部を有するナットとからなり、被固定物の孔部にねじを挿通してから、ナットを裏面側からねじに螺合させて被固定物を固定していた。また、ねじの螺合の際には、裏面側のナットが回転しないように固定する必要があり、被固定物は裏面側から操作ができるものに限られていた。さらに、ねじとナットを一旦分離してから被固定物を固定するので、ねじ又はナットを紛失する虞があるという問題があった。
そこで、特許文献1に記載のねじ止め構造は、従来から用いられているねじと、先端にテーパ面を有しナットを取り付ける前にねじの雄ねじ部に挿通される筒と、前記テーパ面に対向する舌片を傾動自在に有するナットと、からなる。このような構成のねじ止め構造においては、ナットがねじに螺合されるに伴って、前記舌片は筒のテーパ面に圧接されて傾動し、被固定物の孔部の内壁に食い込む。このように、舌片が孔部に食い込んで、ナットは被固定物に固定される。従って、常にナットを被固定物の裏面側から固定することなく、ねじをナットに螺合させることができる。また、ナットは孔部と略同じ径に形成することで、ねじの先端にナットを螺合させたままねじ止め構造を孔部に挿通させて被固定物を固定することができる。
また、特許文献2及び特許文献3に示すように、ナットとして半径方向外側に折れ曲がり拡開する拡開アンカを用いるものも知られている。拡開アンカはねじの螺合に応じて折曲し、その折曲部分により被固定物を裏面側から支持し、拡開アンカのフランジ部とで被固定物を挟持するようになっている。このような構成のねじ止め構造にすることで、拡開アンカとねじとを一体に組み立てたまま固定することができるとともに、被固定物をその厚さや素材に関わらず固定することができる。
特開2000−120637号公報 実開平4−101005号公報 実登3076390号公報
しかしながら、特許文献1に記載のねじ止め構造においては、孔部が筒と基台とを足した長さ以上でなければならず、そのため、被固定物が所定以上の厚みを有していなければならなかった。また、孔部の内壁にナットの舌片を食い込ませるので、孔部の素材が限定されていた。また、特許文献2に記載のねじ止め構造においては、ねじ螺合の際に拡開アンカが回転しないように固定する必要があり、被固定物の裏面側から拡開アンカを固定したり、拡開アンカを複雑な構成にする必要があった。
そこで、本発明はより簡易な構成でねじ螺合の際に被固定物の裏面側から固定する必要のないナットを有するねじ止め構造を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
雄ねじ部を有するねじと、
被固定物の裏面側に位置し前記ねじの雄ねじ部が螺合される雌ねじ部が形成されたナットと、
を備えてなるねじ止め構造であって、
前記ナットは、
前記被固定物の表面側に位置し前記ナットが前記被固定物に対して回転するのを防止するための可撓性を有する第一係止爪と、
前記第一係止爪より長さ寸法が短く形成され前記被固定物の裏面に接して前記ねじの頭部とで前記被固定物を固定する可撓性を有する第二係止爪と、
を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のねじ止め構造において、
前記ナットは前記雌ねじ部が形成された基台を備えており、前記基台の上面に前記第一係止爪及び前記第二係止爪を備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のねじ止め構造において、
前記ナットは前記雌ねじ部が形成された基台を備えており、前記基台の上面には前記第一係止爪が備えられるとともに前記基台の側面には前記第二係止爪としての切欠き部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ねじ螺合の際ナットを裏側から固定せずに被固定物に係止させることができるので、被固定物の裏面側から操作することなく被固定物を固定することができる。
以下に、本実施形態におけるねじ止め構造1について、図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲を図示例に限定するものではない。
図1は本実施形態のねじ止め構造1の斜視図である。ねじ止め構造1は、雄ねじ部を有するねじ2と、ねじ2に挿通され被固定物9の表面に圧接される座金としてのスプリングワッシャ3と、ねじ2に螺合するナット4と、からなる。本実施形態において、ねじ2は従来よりねじ止め構造に用いられている公知のものである。前記座金についても公知のものが適用可能であり、環状のワッシャなどを用いるものとしてもよい。
ナット4は、略円筒形状の基台5を備えている。基台5の内壁には、ねじ2の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部(図示省略)が形成されている。また、基台5の上面の外周の略同一直径上には、二つの第一係止爪6が上方に向けて拡開するように備えられている。第一係止爪6の上端部には外側に折曲されたフランジ部7が形成されている。基台5の上面の外周上であって二つの第一係止爪6の間には、第一係止爪6よりも長さ寸法が短くなるように形成された第二係止爪8が、上方に向けて拡開するように一つずつ備えられている。ここで、第一係止爪6及び第二係止爪8は可撓性を有しており、上方に向けて拡開する方向に撓むようになっている。
ナット4は後述する被固定物9の孔部の表面側から裏面側に挿通されて、基台5及び第二係止爪8は前記孔部を貫通し、第一係止爪6は前記孔部に係止してナット4が被固定物9に対して回転するのを防止するようになっている。
本実施形態における被固定物9は二枚の板状部材からなり、図1の上から順に第一板状部材10及び第二板状部材11を備えている。
第一板状部材10には、ナット4が挿通され、フランジ部7及びスプリングワッシャ3が表面に係止する第一孔部10aが設けられている。第一孔部10aの径は、基台5の外径と略同等になるように形成されている。第一孔部10aの直径方向に対向する位置には、直径方向に延在する切欠き部10b、10bがそれぞれ形成されている。
第二板状部材11には、その径が基台5の外径と略同等になるように形成された第二孔部11aが設けられている。
次に、ねじ止め構造1による被固定物9の固定方法について説明する。
はじめに、ねじ2にスプリングワッシャ3を挿通させてから、ねじ2の先端にナット4の雌ねじ部を螺合させて、ねじ止め構造1を一体に組み立てる。
続いて、図2に示すように、第一板状部材10の第一孔部10a及び第二板状部材11の第二孔部11aに、ねじ止め構造1をナット4から挿通させる。ここで、ナット4の第一係止爪6及び第二係止爪8は上方に向けて拡開しているが、可撓性を有しているので、ナット4の中心軸側に押圧されながら第一孔部10a及び第二孔部11aに挿通される。そして、ナット4の基台5及び第二係止爪8は第一孔部10a及び第二孔部11aを貫通し、第二係止爪8は第二板状部材11の裏面側に貫通されてから再び撓んで拡開する(図3参照)。
さらにねじ止め構造1を被固定物9に挿通すると、第一係止爪6のフランジ部7が第一板状部材10の切欠き部10bに係合して、ナット4は第一孔部10aに係止され、ナット4が被固定物9の裏面側に貫通することが防止される。また、第一係止爪6は上方に向かって拡開する方向に撓むので、切欠き部10bに係止される。そして、ナット4が被固定物9に対して回転することを防止することができる。
ねじ止め構造1が被固定物9に挿通されてから、ねじ2をナット4にさらに螺合させる。この際、第一係止爪6は切欠き部10bに係止されているので、ナット4がねじ2とともに回転して空回りすることはない。このようにしてねじ2を螺合させると、図4に示すように、ねじ2の頭部はスプリングワッシャ3を介して第一板状部材10及び第一係止爪6に当接する。同時に、基台5はねじ2の頭部に向かって移動するので、第二係止爪8は第二板状部材11の裏面に当接する。
さらにねじ2の螺合を進めると、ねじ2の頭部はスプリングワッシャ3を介して第一係止爪6を押圧する。同時に第二係止爪8は第二板状部材11を裏面側から支持して、スプリングワッシャ3を介してねじ2の頭部とで被固定物9を挟持する。このようにして、被固定物9はねじ止め構造1により固定される。
本実施形態におけるねじ止め構造1によれば、ねじ止め構造1を被固定物9に挿通するだけで、ナット4は被固定物9の孔部に係止される。従って、操作者はねじ2の螺合の際にナット4を固定する必要が無く、容易にねじ2を螺合させて被固定物9を固定させることができる。また、ナット4は被固定物9の表面側から挿通して被固定物9に取り付けるので、被固定物9の裏面側からナット4を取り付ける必要が無い。従って、被固定物9の裏面側から操作をする必要が一切無く、被固定物9は裏面から操作ができるものに限られない。さらに、あらかじめねじ止め構造1を一体にしてから被固定物9に取り付けるので、ねじ止め構造1はねじ2とナット4とを取り外すことが無く、部品の紛失を防止することができる。
またさらに、第一係止爪6及び第二係止爪8は可撓性を有しているので、被固定物9の厚さは、第一係止爪6の長さ寸法と第二係止爪8の長さ寸法との差の範囲内であればよい。
ここで、被固定物9の厚さが前記範囲よりも大きい場合、図5に示すように、第二係止爪8が被固定物9の裏面側に貫通せず、被固定物9を裏面側から支持することができないのでねじ止め構造1は被固定物9から容易に外れてしまう。
そこで、被固定物9の厚さに応じてナット4の第二係止爪8の取り付け位置を変えることとしてもよい。例えば、図6のナット4は、基台5の側面に縦の長さ寸法がhの矩形状の切込みが形成されており、この切込み部12は上方に向けて拡開されている。切込み部12は第二係止爪8と同様の作用を奏しており、被固定物9の裏面側に貫通されて被固定物9を支持するようになっている。このような切込み部12を設けて高さhの第二係止爪8とすることにより、第一係止爪6の長さ寸法と第二係止爪8の長さ寸法のとの差が広がり、被固定物9の厚さに関わらずねじ止め構造1により固定することができる。
本実施形態におけるねじ止め構造の分解斜視図である。 本実施形態におけるねじ止め構造による固定方法を示す縦断面図である。 本実施形態におけるねじ止め構造による固定方法を示す斜視図である。 本実施形態におけるねじ止め構造の縦断面図である。 被固定物が所定の厚さ以上の場合を示す縦断面図である。 他の実施形態におけるナットの斜視図である。
符号の説明
1 ねじ止め構造
2 ねじ
3 スプリングワッシャ
4 ナット
5 基台
6 第一係止爪
8 第二係止爪
9 被固定物
10 第一板状部材
10a 第一孔部
11 第二板状部材
11a 第二孔部

Claims (3)

  1. 雄ねじ部を有するねじと、
    被固定物の裏面側に位置し前記ねじの雄ねじ部が螺合される雌ねじ部が形成されたナットと、
    を備えてなるねじ止め構造であって、
    前記ナットは、
    前記被固定物の表面側に位置し前記ナットが前記被固定物に対して回転するのを防止するための可撓性を有する第一係止爪と、
    前記第一係止爪より長さ寸法が短く形成され前記被固定物の裏面に接して前記ねじの頭部とで前記被固定物を固定する可撓性を有する第二係止爪と、
    を備えていることを特徴とするねじ止め構造。
  2. 前記ナットは前記雌ねじ部が形成された基台を備えており、前記基台の上面に前記第一係止爪及び前記第二係止爪を備えていることを特徴とする請求項1に記載のねじ止め構造。
  3. 前記ナットは前記雌ねじ部が形成された基台を備えており、前記基台の上面には前記第一係止爪が備えられるとともに前記基台の側面には前記第二係止爪としての切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のねじ止め構造。
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CN108800068A (zh) * 2018-08-21 2018-11-13 华域视觉科技(上海)有限公司 卡扣结构及车灯

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