JP4384661B2 - 固定取付具 - Google Patents

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Description

本発明は、内部や裏面に手が届かないような壁等に部材を固定する場合に使用する固定取付具に関し、特に、石膏ボード等のような強く締め付けると脆く崩れやすい壁にも好適な固定取付具に関するものである。
従来より、壁の内側等のように手が入れられない場所や部材に他の部材を締結するための固定取付具が提案されている。例えば、特公昭48−24975号公報には、軸線方向にねじ孔を有しているとともに、径方向に拡開された複数の弾性爪を有する取付用緊締具が記載されている(特許文献1)。この取付用緊締具によって被締結物を締結物に取り付ける場合、被締結物に貫通させた取付ねじの先端に取付用緊締具を螺合させておき、前記取付ねじを押動することによって締結物に穿孔した取付孔に取付用緊締具を弾性爪の弾性力に対抗しつつ挿入する。そして、締結物の内側で弾性爪が拡開した後、取付ねじを手前に引き付けながら回転することで取付用緊締具が引き寄せられ、取付ねじの頭部との間で被締結物が締結されるようになっている。
特公昭48−24975号公報
しかしながら、特公昭48−24975号公報に記載された発明においては、以下のような問題が存在している。
(1)取付用緊締具を取付孔に挿入する場合、取付ねじを螺合させてこれによって押し込むため、予め取付ねじを被締結物に貫通させた状態のまま前記取付用緊締具を取付孔に挿入しなければならない。このため使い勝手が悪く、特に被締結物が重い場合には締結しにくい。
(2)取付孔は取付用緊締具が通過し得る程度の径に穿孔されているため、取付ねじとの間に隙間が形成されてしまい気密性や防水性が低い。
(3)取付ねじを単純に締め付けるだけでは、取付用緊締具が固定されていないので取付ねじの回転と共に共回りしてしまう。このため、締め付け作業は、取付ねじを手前側に引き付けながら回す、つまり、弾性爪を締結物の内面に当接させて引っ掛けながら締め付けなければならず、作業効率が極めて悪い。
(4)石膏ボードのような脆い材質の締結物は、取付ねじを強く締め付け過ぎると、弾性爪によって崩壊してしまう。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、使いやすくて簡単に締結でき、脆性を有する締結物であっても破損させずに強く締結し得るし、高い気密性を得ることができる固定取付具を提供することを目的としている。
本発明に係る固定取付具の特徴は、円筒状の側面に長手方向に沿って開口された複数のスリットを円周方向に所定の間隔を隔てて形成しているとともに、有底の後端部にはネジ挿通孔が形成されているとともに前記後端部の内側を後端狭持面とし、後端部の外側半径方向にフランジ部を形成してなる取付枠と、この取付枠の先端内側に長手方向に沿って移動可能に嵌入された係止ヘッドを有し、この係止ヘッドの後端側には放射状に延出されており前記取付枠の各スリットから後方向へ突出される複数の弾性羽根を有し、前記係止ヘッドの軸線上にネジ螺合穴が形成されている係止部材と、前記取付枠の内側であって前記取付枠の後端狭持面と前記係止部材との間に介在され、軸線上にネジ挿通穴を形成してなる補強用弾性部材とを有している点にある。
また、本発明において、前記補強用弾性部材の外周面には、前記取付枠の各スリット内に嵌め込まれる筋状の突条部が形成されていることが望ましい。
さらに、本発明において、前記係止部材のネジ螺合穴は、予め雌ネジを成形加工しておらず、雌ネジ成形用谷部と雌ネジ成形用膨部とから構成されていてもよい。
また、本発明に係る固定取付具の特徴は、軸線上にネジ螺合穴が形成されている係止ヘッド、およびこの係止ヘッドから放射状に拡開された複数の弾性羽根を有する係止部材と、この係止部材の弾性羽根に固定され、軸線上にネジ挿通穴を形成し、後端部の外側半径方向に弾性フランジ部を形成した固定用弾性部材とを有している点にある。また、本発明において、前記係止部材のネジ螺合穴は、予め雌ネジを成形加工しておらず、雌ネジ成形用谷部と雌ネジ成形用膨部とから構成されていてもよい。
本発明によれば、使い易くて簡単に締結させられるとともに、石膏ボードのような脆弱な締結物であっても破損させることなく強く締結でき、しかも気密性を高めて防水性や防音性に優れた締結を実現させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態である固定取付具1aを示す正面図であり、図2は、図1の2A−2A線における断面図である。図1および図2に示すように、本第1実施形態の固定取付具1aは、略円筒状に形成される取付枠2と、この取付枠2内に嵌入される係止部材3と、この係止部材3の後方側で取付枠2内に嵌入される補強用弾性部材4とを備えている。そして、固定取付具1aに取付ネジ5を螺合させることにより、締結物Xと被締結物Yとを締結するものである。
本第1実施形態の固定取付具1aについてより詳細に説明する。図3は、取付枠2の正面図、図4は図3の左側(前端側)から見た側面図、図5は図3の右側(後端側)から見た側面図および図6は図4の6A−6A線における断面図である。図3および図6に示すように、取付枠2には、その長手方向に沿うように複数のスリット21、本実施形態では4つのスリット21が円周方向に等間隔で形成されている。また、図4および図6に示すように、取付枠2の長手方向の前端側には、係止部材3や補強用弾性部材4を嵌入可能な開口部22が形成されている。一方、取付枠2の長手方向の後端側には、有底とされた後端部の内側面に後端狭持面23が形成されている。この後端狭持面23には、図4および図5に示すように、取付ネジ5を挿通可能なネジ挿通孔24が穿孔されている。
さらに、取付枠2の長手方向の後端部には、半径方向に突出されたフランジ部25が形成されている。このフランジ部25の径は、後述する締結物Xの下穴h1の径よりも大きく形成される。また、後端部近傍の外側面には、長手方向に沿って4つの突起片26が円周方向に等間隔で形成されている。この突起片26は、取付枠2が下穴h1に嵌入された際、この下穴h1に引っ掛けることにより取付枠2が回動するのを防止する。
つぎに、係止部材3は、プラスチック等の弾性変形可能な部材により形成されている。係止部材3の本体である係止ヘッド31は円筒状に形成されており、この係止ヘッド31の後端側には、図7乃至図10に示すように、複数の弾性羽根32が放射状に拡開されている。本第1実施形態では4つの弾性羽根32が延出されている。この弾性羽根32は、図1および図2に示すように、取付枠2に嵌入された際、取付枠2の各スリット21から外側後方向へ突出される。取付枠2に嵌入する場合、所定の治具を使って弾性羽根32を内径方向にすぼめて、取付枠2の開口部22から挿入される。また、図8および図10に示すように、係止ヘッド31には、軸線上にネジ螺合穴33が形成されており、このネジ螺合穴33には取付ネジ5と螺合する雌ネジ33aが形成されている。そして、前記雌ネジ33aに取付ネジ5を螺合して回動することにより、係止部材3が取付枠2の長手方向に沿って後方側に移動するようになっている。
なお、本第1実施形態では、ネジ螺合穴33に予め雌ネジ33aを成形加工している。しかしながら、図11および図12に示すように、予め雌ネジ33aを成形加工せずに、取付ネジ5のねじ込みによって雌ネジ33aが形成されてそのまま螺合し得る構成にしてもよい。たとえば図11および図12では、ネジ螺合穴33が、雌ネジ成形用谷部33bと雌ネジ成形用膨部33cとから構成されている。これにより、取付ネジ5をねじ込むと同時に雌ネジ成形用膨部33cが削られて前記取付ネジ5と螺合することになる。このような係止部材3によればネジ径を予め限定する必要がなく、大小様々な径の取付ネジ5に対応することができるというメリットがある。なお、雌ネジ成形用谷部33bおよび雌ネジ成形用膨部33cは3個または4個に限らず、適宜増減してよい。
また、図13に示すように、係止部材3の係止ヘッド31には、取付枠2内に嵌入されて取付ネジ5の締め付けにより後方側へ移動する際、長手方向の枠部分に沿って移動しやすくするために、移動溝34を形成してもよい。この移動溝34は取付枠2の長手方向の枠部分に対応して形成されており、つまり、各弾性羽根32の間に形成されている。
補強用弾性部材4は、ゴム類のような高い弾力性を有する高分子材料等の弾性材料によって略円筒形状に形成されている。補強用弾性部材4は取付枠2に開口部22から挿入されて、取付枠2の後端狭持面23に当接される。また、図14および図15に示すように、補強用弾性部材4の外周面には、取付枠2内に嵌入された際に長手方向の枠部分と各スリット21とに対応する位置に筋状の凹凸面が形成されている。そして、各スリット21には突条部41が嵌められるようになっている。
また、図2および図15に示すように、補強用弾性部材4の軸線上には、取付ネジ5を挿通するためのネジ挿通穴42が形成されている。したがって、取付枠2の後端部側に補強用弾性部材4を嵌入させた後、先端部側に係止部材3を嵌入させてなる本第1実施形態の固定取付具1aにおいては、取付枠2のネジ挿通孔24、補強用弾性部材4のネジ挿通穴42、および係止部材3のネジ螺合穴33がほぼ一直線状に形成されている。
つぎに、このような構成を備えた本第1実施形態における固定取付具1aの作用について図16乃至図19を参照しつつ説明する。
本固定取付具1aによって、内部に手が届かない締結物Xに被締結物Yを締結させる場合、まず、締結物Xに下穴h1を穿孔する。この下穴h1の径は取付枠2の外径と同一あるいはわずかに大きく形成すればよい。一方、被締結物Yには、取付ネジ5を挿通させるネジ穴h2と、取付ネジ5の頭部と係合させるテーパ部tを形成しておく。
そして、固定取付具1aを図16に示すように下穴h1に挿入すると、この挿入動作に応じて係止部材3の弾性羽根32が取付枠2のスリット21内に収容される。このとき、弾性羽根32と下穴h1との間に摩擦抵抗が生じて引っ掛かるおそれがあるが、その弾性羽根32と後端狭持面23との間に補強用弾性部材4を介在させているため、取付枠2を押し込む動作に従って前記係止部材3は前方へ移動し、下穴h1内に止まることなく通過する。そして、弾性羽根32が完全に下穴h1を通過すると、図17に示すように、その弾性力により復元し、各スリット21から放射状に拡開する。また、固定取付具1aを下穴h1に挿入した際、取付枠2のフランジ部25が締結物Xに当接することによって挿入終端位置が決定され、固定取付具1aを下穴h1の内側に落としてしまうこともない。
つぎに、被締結物Yのネジ穴h2を締結物Xの下穴h1に位置合わせした状態で取付ネジ5を挿入する。挿入された取付ネジ5は、取付枠2のネジ挿通孔24および補強用弾性部材4のネジ挿通穴42を通過した後、係止部材3のネジ螺合穴33に到達する。この状態で、取付ネジ5を回転させると、係止部材3の雌ネジ33aに螺合して前記係止部材3を手前側に引き寄せる(図18)。このとき、取付ネジ5の回転トルクにより、取付枠2は係止部材3を介して周方向の回転力を受けるが、突起片26が下穴h1の内壁面に食い込むため回転を抑止し、共回りを防止する。さらに締め付けが強くなって周方向への回転力が大きくなった場合には、後述するように補強用弾性部材4が弾性羽根32に押圧されて弾性変形し、外側へ膨らんで下穴h1およびこの周辺部に当接するため、共回りを防止することができる。
さらに取付ネジ5を締め付けると、図19に示すように、弾性羽根32が締結物Xの内壁と当接し、より大きく拡開される。弾性羽根32が後方側に移動するに伴い、補強用弾性部材4も突条部41をスリット21に沿って滑らせ後方側に移動する。これにより、前記補強用弾性部材4は長手方向に収縮するとともに半径方向に膨張する。そして、取付ネジ5の頭部は被締結物Yのテーパ部tに係止される。以上により、締結物Xと被締結物Yは、取付ネジ5の頭部と、補強用弾性部材4および係止部材3の弾性羽根32により狭持されて締結される。
以上のような本第1実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
1)図20に示すように、補強用弾性部材4が弾性変形して弾性羽根32と締結物Xとの間に介在し、下穴h1の周縁部に当接して前記弾性羽根32の先端にかかる力を分散し緩衝させるため、前記弾性羽根32によって締結物Xが破損してしまうのを防止できる。これにより石膏ボード等の脆い性質の壁材等に対して強固な締結が可能となる。
2)取付枠2と補強用弾性部材4を使用することにより、引張強度および剪断強度が向上する。
3)図20に示すように、補強用弾性部材4が弾性変形してスリット21からはみ出ることにより、取付ネジ5との隙間や下穴h1との隙間を埋めるため、気密性がよくなり防水性や防音性に優れた締結が実現できる。
つぎに、本発明の第2実施形態について、図21乃至図24を参照しつつ説明する。なお、本第2実施形態の構成のうち、前述した第1実施形態の構成と同一若しくは相当する構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
本第2実施形態における固定取付具1bの特徴は、部品点数を減らすため、取付枠2を使用せず、補強用弾性部材4に代えて固定用弾性部材6を使用する点にある。この固定用弾性部材6は、補強用弾性部材4とほぼ同等な構成であるが、図21および図24に示すように、円筒状の本体の外周面に突条部41が形成されておらず、後端部にはフランジ部61が形成されている。そして、固定用弾性部材6の前端部は、係止ヘッド31の後端であって、弾性羽根32の付け根辺りに接着材等によって固定されている。
そして、本第2実施形態の固定取付具1bを使って締結物Xに被締結物Yを締結させる場合、弾性羽根32を径方向内方に付勢した状態で下穴h1に挿入し、固定用弾性部材6を押し込む。このとき、固定用弾性部材6の外径は下穴h1に挿通されれば任意に設定してよいが、たとえば、下穴h1とほぼ等しい大きさに形成すれば、下穴h1との隙間を塞ぎやすいし、共回りを防止しやすい。また、フランジ部61が締結物Xに当接するため、誤って脱落させてしまうことがない。
係止部材3が下穴h1を通過すると、弾性羽根32が拡開する。その後、取付ネジ5をねじ込むことによって係止部材3を手前側に引き寄せる。そして、第1実施形態と同様に、取付ネジ5の頭部と弾性羽根32および固定用弾性部材6によって狭持することにより、締結物Xに被締結物Yが固定される。
以上のような本第2実施形態によれば、上述した第1実施形態の効果に加えて、より少ない部品点数で、本発明に係る固定取付具1Bを構成することができる。また、取付枠2のスリット21を介さずに下穴h1やこの周縁部に当接できるため、より密着性が高められる。
つぎに、上述した第1実施形態における固定取付具1aのより具体的な実施例について説明する。以下の実施例では、第1実施形態の固定取付具1aによって締結物Xに被締結物Yを固定し、その引張強度試験を行った。この引張強度試験では試験片を5つ用意し、それらの平均値を算出した。なお、以下の実施例では、締結物Xは石膏ボードを使用しており、この石膏ボードに11.0mm径の下穴h1を穿孔した。また、締結には5.0mm径の取付ネジ5を使用した。さらに、各実施例に対して比較例として、補強用弾性部材4を備えない固定取付具を準備し、同様に引張強度を測定した。
本実施例1では、厚さが9.5mmの石膏ボードを使用した。その結果、図25に示すように、比較例1の固定取付具では、平均約0.33kNの引張強度であったが、本実施例の固定取付具1aでは、平均約0.5kNの引張強度が得られ、本実施例1は比較例1に比べて引張強度が1.5倍以上向上することが認められる。
本実施例2では、厚さが12.5mmの石膏ボードを使用した。その結果、図26に示すように、比較例2の固定取付具では、平均約0.46kNの引張強度であったが、本実施例2の固定取付具1aでは、平均約0.6kNの引張強度が示され、本実施例2は比較例2に比べて、引張強度が約1.3倍以上向上することが認められた。
以上の各実施例により、本第1実施形態のように補強用弾性部材4を使用することにより、少なくとも3割〜5割の引張強度の向上が認められる。なお、上記各実施例では締結物Xとして石膏ボードを使用しているが、より高強度の締結物Xを使用すればより高い引張強度値が得られることはいうまでもない。
なお、本発明に係る固定取付具1a,1bは、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。例えば、上述した各実施形態では、取付枠2のスリット21を4本形成し、弾性羽根32を4枚形成しているが、これに限られず適宜増減してもよい。
本発明に係る固定取付具の第1の実施形態を示す正面図 図1の2A−2A線における断面図である。 本第1実施形態の取付枠の正面図である。 図3の左側(前端側)から見た側面図である。 図3の右側(後端側)から見た側面図である。 図4の6A−6A線における断面図である。 本第1実施形態の係止部材の正面図である。 図7の左側(前端側)から見た側面図である。 図7の右側(後端側)から見た側面図である。 図8の10A−10A線における断面図である。 本第1実施形態の係止部材の他の実施形態を示す側面図である。 本第1実施形態の係止部材のさらに他の実施形態を示す側面図である。 本第1実施形態の係止ヘッドの他の実施形態を示す正面図である。 本第1実施形態の補強用弾性部材の正面図である。 図14の側面図である。 本第1実施形態の固定取付具による締結作業を説明する図である。 本第1実施形態の固定取付具による締結作業を説明する図である。 本第1実施形態の固定取付具による締結作業を説明する図である。 本第1実施形態の固定取付具による締結作業を説明する図である。 本第1実施形態の固定取付具により締結した状態での断面図である。 本第2実施形態の固定取付具の正面図である。 図21の左側(前端側)から見た側面図である。 図21の右側(後端側)から見た側面図である。 図22の24A−24A線における断面図である。 本実施例1における引張強度試験結果を示す表である。 本実施例2における引張強度試験結果を示す表である。
符号の説明
1a,1b 固定取付具
2 取付枠
3 係止部材
4 補強用弾性部材
5 取付ネジ
6 固定用弾性部材
21 スリット
22 開口部
23 後端狭持面
24 ネジ挿通孔
25 フランジ部
26 突起片
31 係止ヘッド
32 弾性羽根
33 ネジ螺合穴
33a 雌ネジ
33b 雌ネジ成形用谷部
33c 雌ネジ成形用膨部
34 移動溝
41 突条部
42 ネジ挿通穴
61 フランジ部
h1 下穴
h2 ネジ穴
t テーパ部
X 締結物
Y 被締結物

Claims (1)

  1. 円筒状の側面に長手方向に沿って開口された複数のスリットを円周方向に所定の間隔を隔てて形成し、先端部を開口するとともに後端部をフランジ状の有底とし、この有底の後端部にはネジ挿通孔が形成されているとともにその後端部の内側面を後端狭持面として形成してなる取付枠と、
    この取付枠の先端内側に長手方向に沿って移動可能に嵌入された係止ヘッドを有し、この係止ヘッドの後端側には前記取付枠の各スリットから放射状に拡開された複数の弾性羽根を有し、前記係止ヘッドの軸線上にネジ螺合穴が形成されている係止部材と、
    前記取付枠の後端狭持面と前記係止部材との間に介在され、軸線上にネジ挿通穴を形成してなる補強用弾性部材とを有しており、
    前記補強用弾性部材の外周面には、前記取付枠の各スリット内に嵌め込まれる筋状の突条部が形成されていることを特徴とする固定取付具。
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