JP2006166281A - 音響装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 周囲に騒音を放散することなく迫力のある臨場感を得る。
【解決手段】 聴者Mの座るシート3には、着座した聴者の後頭部M1に接する伝達面53a、背中部M2に接する伝達面52a、腰背部M3に接する伝達面51aおよび脚背部M4に接する伝達面54aが形成されて、その内方にスピーカ41A,41B,42A,42B,43A,43B,44A,44Bが埋設されている。シート3は各伝達面51a〜54a毎に分割されており、これらシート分割部51,52,53,54を、着座した聴者Mの体格に応じて調整移動可能としてある。各スピーカから出力された音声振動は、伝達面を経てこれに接する身体の一部に直接伝播する。
【選択図】 図3

Description

本発明は音響装置に関し、特に、周囲に騒音を放散することなく迫力のある臨場感を得ることができる音響装置に関する。
この種の音響装置として例えば特許文献1に示したものが知られている。本装置はシートのヘッドレスト部内にスピーカを埋設し、スピーカから空中に発せられる音声の音像を、シートに着座した聴者の前方所定位置に定位させるようにして、周囲に騒音を放散することなく高品位の音声を得ることができるようにしたものである。
特開2003−92799
しかし、上記従来の音響装置でも、未だ高い臨場感を得るには不十分であるという問題があった。
そこで本発明はこのような課題を解決するもので、周囲に騒音を放散することなく迫力のある臨場感を得ることができる音響装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本第1発明は、聴者(M)の身体の一部(M1,M2,M3,M4)が接する伝達面(51a,52a,53a,54a)の内方に第1スピーカ(41A,41B,42A,42B,43A,43B,44A,44B)を埋設して、第1スピーカから出力された音声振動を、伝達面を経てこれに接する身体の一部に直接伝播させるようにしたものである。
本第1発明においては、第1スピーカから出力される音声振動は、空中を伝播して聴者の耳に達するのではなく、聴者の身体の一部に接する伝達面を経て直接聴者の身体に伝播されるから、第1スピーカの出力を、周囲の騒音にならない十分小さなものとしても、迫力のある高い臨場感を得ることができる。
本第2発明では、上記聴者(M)の座るシート(3)に、着座した上記聴者の後頭部(M1)に接する伝達面(53a)、背中部(M2)に接する伝達面(52a)、腰背部(M3)に接する伝達面(51a)および脚背部(M4)に接する伝達面(54a)の少なくとも一つを形成して、これら伝達面(51a〜54a)の内方に第1スピーカ(41A〜44B)を設ける。
本第2発明においては、聴者の後頭部、背中部、腰背部、脚背部の少なくとも一つに、伝達面を経て第1スピーカの音声振動が直接伝達されて、迫力のある高い臨場感が得られる。
本第3発明では、上記シート(3)を上記各伝達面(51a〜54a)毎に分割してその内方にそれぞれ第1スピーカ(41A〜44B)を設け、これらシート分割部(51,52,53,54)を、着座した上記聴者(M)の体格に応じて調整移動可能とする。本第3発明においては、各シート分割部を、着座した聴者の後頭部、背中部、腰背部、脚背部の少なくとも一つに正確に位置決めして当接させることができるから、これら後頭部等へ第1スピーカからの音声振動を効率的に伝達することができる。
本第4発明では、軟質クッション材(66)の表面側を上記伝達面(53a)とし、当該軟質クッション材(66)の一部に硬質クッション材(67)を配設してその背後に第1スピーカ(41A)を設ける。本第4発明においては、軟質クッション材によって伝達面が聴者の身体にソフトに接するとともに、硬質クッション材の存在によって第1スピーカからの音声振動が効率的に上記身体に伝えられる。
本第5発明では、空中を伝播させて上記聴者(M)の耳に音声を到達させる第2スピーカ(21A,21B,22A,22B,23A,23B)をさらに設ける。本第5発明においては、第2スピーカによって聴者の耳に澄んだ音声が入力されるから、第1スピーカによる音声振動入力と相俟って、繊細な音による迫力のある臨場感を得ることができる。
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以上のように、本発明の音響装置によれば、周囲に騒音を放散することなく迫力のある臨場感を得ることができる。
図1には本発明の音響装置を備えたホームシアターシステムを示す。図において、中央には映像装置1が設けられ、その左右のスピーカ端子11,12にそれぞれ、低音用、中音用、および高音用の各スピーカ21A,21B:22A,22B:23A,23Bが接続されている。これら各スピーカ21A〜23Bは映像装置1の左右位置で当該装置1と共に、後述するシート3に向けて設けられている。音声増幅器13が設けられて、その入力端子13aに左右の各スピーカ端子11,12からの信号線が接続されている。シート3には以下に説明するように、左右一対の低音用、中音用、および高音用の各スピーカ41A,41B:42A,42B:43A,43B:44A,44Bが設けられており、これらスピーカ41A〜44Bはそれぞれ信号線によって音声増幅器13の出力端子13bに接続されている。
図2にはシート3の正面図を、図3にはその側面図を示す。シート3は左右前後の脚体31と、これら脚体31によって支持された座板部材32を備えている。なお、座板部材32には適度なクッション性が付与されている。座板部材32の後端部上面には左右位置に平行にスライド棒33が立設されており、これらスライド棒33の間に、下方から、正面視で長方形状のウエスト部材51、背中部材52、ヘッドレスト部材53が横設されている。これらウエスト部材51、背中部材52、ヘッドレスト部材53はラチェット機構によって聴者(視聴者)M(図3)の身体寸法に応じて上下に適宜範囲で調整移動させることができる。そして、前面が傾斜面となったウエスト部材51には、内部の左右位置に低音用スピーカ43A,43Bが埋設されている。背中部材52には内部の左右位置に中音用スピーカ42A,42Bが埋設され、ヘッドレスト部材53には内部の左右位置に高音用スピーカ41A,41Bが埋設されている。
座板部材32の前端部下面には左右位置にスライド棒34が立設されており、これらスライド棒34の間に、正面視で長方形状のレッグ部材54が横設されている。レッグ部材54はラチェット機構によって聴者Mの身体寸法に応じて上下に適宜範囲で調整移動させることができるようになっており、前後面が傾斜面となったレッグ部材54には、内部の左右位置に中音用スピーカ44A,44Bが埋設されている。このようなシート3に聴者Mが着座すると、図3に示すように、聴者Mの後頭部M1がヘッドレスト部材53の伝達面たる前面53aに、聴者Mの背中部M2が背中部材52の伝達面たる前面52aに、聴者Mの腰背部M3がウエスト部材51の伝達面たる前面51aに、視聴者の脚背部M4がレッグ部材54の伝達面たる前面54aに、それぞれ当接する。
この状態で、ヘッドレスト部材53内の左右の高音スピーカ41A,41Bはそれぞれ聴者Mの左右の耳近傍の斜め上方に位置し、背中部材52内の左右の中音スピーカ42A,42Bはそれぞれ視聴者の左右の肩甲骨に対応して位置している。また、ウエスト部材51内の左右の低音スピーカ43A,43Bはそれぞれ聴者Mの腰背面の左右部に、レッグ部材54内の左右の中音スピーカ44A,44Bはそれぞれ聴者Mの左右のふくらはぎに対応して位置している。なお、スライド棒33,34を前後方向へ移動調整可能とすれば、さらに聴者Mの身体寸法への適応性が向上する。また、スライド棒33は前後方向へ傾動可能なリクライニング構造とすることができる。
図4には、ヘッドレスト部材53内の高音用スピーカ41Aの埋設構造を示す。なお、他の高音用スピーカ41Bや、背中部材52、ウエスト部材51、レッグ部材54内に設けた各スピーカ42A〜44Bの埋設構造もこれと同一である。図4において、ヘッドレスト部材53の背面を構成する腰板61には開口611が設けられ、当該開口611内に筒状の防振ゴム体62が装着されて、防振ゴム体62内にスピーカ41Aの駆動コイル部411が挿入固定されている。駆動コイル部411からは、腰板61の背面に接合された布又は革の表皮材63を貫通して信号線14が外方へ延びている。スピーカ41Aのコーン部412は、腰板61の前面に配置された吸音材64の開口641内に位置している。吸音材64の前面には上記開口641を覆う大きさの平板状の編込みスプリング材65が配置されており、当該編込みスプリング材65にはコーン部412の開口に対応する領域内に複数の貫通孔651が形成されている。なお、編込みスプリング材65は後述する軟質クッション材がスピーカ41Aのコーン部412内に侵入するのを防止するためのもので、ベッドやイスの背もたれ部等に常用されている細い鋼線を平板状に編んだスプリングである。
吸音材64の前方には上記編込みスプリング材65を挟むようにして一定厚さで軟質クッション材66が設けられており、その前面は表皮材63で覆われている。クッション材66内で、編込みスプリング65を介してコーン部412に対向する部分には、音伝達材として、一定厚で硬質クッション材67が設けてある。クッション材67は一部が編込みスプリング材65の貫通孔651内に進入させてある。
このような構造の音響装置を使用したホームシアターシステムにおいて、映像装置1から出力される音声信号に基づいて、各スピーカ21A〜23Bから、周囲の騒音とならない程度の大きさで鮮明な音質の音声がシート3に着座した視聴者Mに向けて送出される。このとき同時に、シート3のヘッドレスト部材53、背中部材52、ウエスト部材51、およびレッグ部材54の各スピーカ41A〜44Bから発せられた音声はそれぞれ、クッション材66,67と表皮63を介して直接、視聴者Mの後頭部M1の左右位置、背中部M2の左右位置、腰背部M3の左右位置、および左右の脚背部M4に伝達する。これにより、視聴者Mは、空中を伝播してスピーカ21A〜23Bから両耳に到達する音声と同時に、各スピーカ41A〜44Bから出力されて伝達面たる各前面51a〜54aを経て直接身体各部M1〜M4に伝達される音声振動を受けて、音源が視聴者Mを中心に通過する状況や、遠くから近づき、あるいは遠ざかる状況を、高い臨場感の下に全身で体感することができる。この際、各スピーカ41A〜44Bの音声は空中を伝播することなく固体を介して視聴者に伝えられるから、その音声出力は周囲の騒音とならない十分小さなものとすることができる。なお、スピーカ21A〜23Bは必ずしも必要なものではない。また、スピーカ41A〜44Bの低音、中音、高音の種別および設置数や、シート3のウエスト部材51、背中部材52、ヘッドレスト部材53、レッグ部材54への分割等はあくまで一例である。
本発明の音響装置を備えたホームシアターシステムの構成を示す図である。 シートの一例を示す正面図である。 シートの一例を示す側面図である。 スピーカ設置部の構造を示す断面図である。
符号の説明
21A,21B,22A,22B,23A,23B...スピーカ、3...シート、41A,41B,42A,42B,43A,43B,44A,44B...スピーカ、51...ウエスト部材、52...背中部材、53...ヘッドレスト部材、54...レッグ部材、51a,52a,53a,54a...前面、66...軟質クッション材、67...硬質クッション材、M...聴者、M1...後頭部、M2...背中部、M3...腰背部、M4...脚背部。

Claims (5)

  1. 聴者の身体の一部が接する伝達面の内方に第1スピーカを埋設して、第1スピーカから出力された音声振動を、前記伝達面を経てこれに接する上記身体の一部に直接伝播させるようにしたことを特徴とする音響装置。
  2. 上記聴者の座るシートに、着座した上記聴者の後頭部に接する伝達面、背中部に接する伝達面、腰背部に接する伝達面および脚背部に接する伝達面の少なくとも一つを形成して、これら伝達面の内方に前記第1スピーカを設けた請求項1に記載の音響装置。
  3. 前記シートを、前記各伝達面毎に分割して、その内方にそれぞれ前記第1スピーカを設け、これらシート分割部を、着座した上記聴者の体格に応じて調整移動可能とした請求項2に記載の音響伝達装置。
  4. 軟質クッション材の表面側を前記伝達面とし、当該軟質クッション材の一部に硬質クッション材を配設してその背後に前記第1スピーカを設けた請求項1ないし3のいずれかに記載の音響装置。
  5. 空中を伝播させて上記聴者の耳に音声を到達させる第2スピーカをさらに設けた請求項1ないし4のいずれかに記載の音響装置。
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JP2010011202A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Panasonic Electric Works Co Ltd 体感振動発生装置

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