JP2006273164A - 車載用音響システムおよび車載用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】 音響出力を抑えつつユーザーにとって最適な音響空間を創り出すことが可能な車両用音響システムを提供すること。
【解決手段】本発明に係る車載用音響システム1は、車載用シート2の背もたれ部6上部において音響出力部を車載用シート2の前方向に向けて設置される左右一対の第1スピーカー8および第2スピーカー9と、背もたれ部6のランバーサポート部近傍において音響出力部を背もたれ部6の前面方向に向けて埋設される低域音を出力可能な第3スピーカー10と、第1スピーカー8、第2スピーカー9および第3スピーカー10に対して音響信号を出力する音響信号出力手段4とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に係る車載用音響システム1は、車載用シート2の背もたれ部6上部において音響出力部を車載用シート2の前方向に向けて設置される左右一対の第1スピーカー8および第2スピーカー9と、背もたれ部6のランバーサポート部近傍において音響出力部を背もたれ部6の前面方向に向けて埋設される低域音を出力可能な第3スピーカー10と、第1スピーカー8、第2スピーカー9および第3スピーカー10に対して音響信号を出力する音響信号出力手段4とを備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車載用シートに対して複数のスピーカーを設けた車載用音響システムおよびその車載用シートに関する。
一般的な車載用音響システムでは、図5に示すように、車両の前席ドア30および後席ドア31にスピーカー32が設けられており、各スピーカー32は、音の出力方向(スピーカー正面部(音響出力部)の方向)を車室内に向けて配設されている。このように前席ドア30および後席ドア31にスピーカー32を設置することによって、車両ドア30、31の内部空間をスピーカー用のエンクロージャーとして利用することができ、スピーカー32の設置スペースを確保しやすくなると共に、スピーカー32の低音再生能力を高めることができるという利点を有している。また、同様に、後部座席の後方に設けられたトランクルームと車室とを区切るリヤトレイ33にスピーカー32を設置する場合も多く、リヤトレイ33にスピーカー32を設置する場合には、トランクルームをエンクロージャーとして利用することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平06−006885号公報(第2頁、第5図、第7図)
しかしながら、車両ドア30、31にスピーカー32を設置する場合、車両ドア30、31の板金にスピーカー取付用の落とし込み穴を設ける必要が生ずるため、ドア強度の低下を招くおそれがあるという問題があった。
また、車両ドア30、31の板金に形成された落とし込み穴を介して、車室外の騒音が車室内部に進入しやすくなるので、車両の静粛性能の低下を招くおそれがあるという問題があった。
さらに、スピーカー32はその設置スペース等の関係から車両ドアの下部(足下より)に儲けられることが多く、座席に座っているユーザー(視聴者)の耳まで距離があるため、アンプをハイパワー化する傾向にあった。このため、ユーザーが音量を大きくしすぎると、音が車外に伝わりやすくなり車室内の音が車外において騒音と化してしまうおそれがあった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、出力音量を抑えつつユーザーにとって最適な音響空間を創り出すことが可能な車両用音響システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る車載用音響システムは、車載用シートの背もたれ部上部において音響出力部を前記車載用シートの前方向に向けて設置される左右一対の第1スピーカーおよび第2スピーカーと、前記背もたれ部のランバーサポート部近傍において音響出力部を前記背もたれ部の前面方向に向けて埋設される低域音を出力可能な第3スピーカーと、前記第1スピーカー、第2スピーカーおよび第3スピーカーに対して音響信号を出力する音響信号出力手段とを備えることを特徴とする。
また、前記背もたれ部上部が、前記車載用シートに着座したユーザーの耳位置近傍まで延設され、前記第1スピーカーは、延設された前記背もたれ部上部の左耳側の前記耳位置近傍に設置され、前記第2スピーカーは、延設された前記背もたれ部上部の右耳側の前記耳位置近傍に設置されていてもよい。
さらに、前記第3スピーカーに前記音響信号が入力されるタイミングを、前記第1スピーカーおよび前記第2スピーカーに前記音響信号が入力されるタイミングに比べて所定時間遅延させる音響信号遅延手段を備えていてもよい。
また、前記音響信号出力手段が、前記第1スピーカーに対して左チャンネル用音響信号を出力し、前記第2スピーカーに対して右チャンネル用音響信号を出力し、前記第3スピーカーに対して前記左チャンネル用音響信号および前記右チャンネル用音響信号の帯域よりも少なくとも低い帯域を含む音響信号を出力するものであってもよい。
さらに、前記音響信号出力手段が、前記第3スピーカーに対して前記左チャンネル用音響信号と前記右チャンネル用音響信号とを合成した音響信号を出力するものであってもよい。
また、音響出力部を前記背もたれ部方向に向けて前記車載用シートの前方に設置される高域音を出力可能な第4スピーカーを備え、前記音響信号出力手段が、第1スピーカー、第2スピーカーおよび第3スピーカーに対して出力する音響信号の帯域よりも少なくとも高い帯域を含む音響信号を前記第4スピーカーに対して出力するものであってもよい。
本発明に係る車載用シートは、背もたれ部と座部とを備え、前記背もたれ部上部に、音響出力部を前記車載用シートの前方向に向けた第1スピーカーおよび第2スピーカーを左右一対に設け、前記背もたれ部のランバーサポート部近傍に、音響出力部を前記背もたれ部の前面方向に向けた低域音の出力が可能な第3スピーカーを埋設させたことを特徴とする。
また、前記背もたれ部上部は、前記車載用シートに着座したユーザーの耳位置近傍まで延設され、前記第1スピーカーは、延設された前記背もたれ部上部の左耳側の前記耳位置近傍に設置され、前記第2スピーカーは、延設された前記背もたれ部上部の右耳側の前記耳位置近傍に設置されるものであってもよい。
さらに、前記第3スピーカーに、前記第1スピーカーおよび前記第2スピーカーに対して音響信号が入力されるタイミングに比べて所定時間遅延されたタイミングで前記音響信号が入力されるものであってもよい。
また、前記第1スピーカーには左チャンネル用音響信号が入力され、前記第2スピーカーには右チャンネル用音響信号が入力され、前記第3スピーカーには前記左チャンネル用音響信号および前記右チャンネル用音響信号の帯域よりも少なくとも低い帯域を含む音響信号が入力されるものであってもよい。
さらに、前記第3スピーカーには、前記左チャンネル用音響信号と前記右チャンネル用音響信号とを合成した音響信号が入力されてもよい。
本発明に係る車載用音響システムおよび車載用シートによれば、ユーザーは、第3スピーカーによって低域音だけでなく振動をも直接体を通じて体感することが可能となる。
また、第1スピーカーおよび第2スピーカーが、背もたれ部上部に設置されるので、音響信号出力手段による音響出力を大きくしすぎることなく十分な出力量の音をユーザーに伝えることが可能となる。
さらに、第3スピーカーを設けることによって、音響信号出力手段により出力された音響信号を音だけでなく振動としてユーザーに直接に伝達することができるので、従来のウーハーユニットのように出力音量を大きくしすぎることなく十分な音響出力をユーザーに伝えることができ、出力される低域音が車外に漏れて車外騒音となることを低減させることが可能となる。
また、第4のスピーカーを設けることによって前方定位が容易となり音の安定性を高めることが容易となる。
さらに、車載用シートに第1〜第3スピーカーが設置されるため、車載用シート毎に音響空間の構築を行うことが容易となる。このため、各車載用シート毎に異なる音場効果を施して車載用シート毎に別々の音響空間を実現させることができ、ユーザーに適した音響空間を車載用シート毎に提供することが可能となる。
以下、本発明に係る車載用音響システムについて、図面を用いて説明を行う。
図1は、本発明に係る車載用音響システム1を示した概略構成図であり、車載用音響システム1は、車載用シート2と、センタースピーカー3と、音響信号出力ユニット4とを有している。
車載用シート2は、図2に示すように、座面部5と、背もたれ部6と、ヘッドレスト7とで構成されている。
座面部5は、着座するユーザーがくつろげるように、クッション性の高いウレタン材が充填されるとともにバネ材によって下方よりユーザーを支える構造となっている。また、座面部5の底面には、スライドレール5aが設けられており、車両室内において手動または電動により車載用シート2を前後移動させることが可能となっている。
背もたれ部6は、座面部5に対して起倒可能に取り付けられており、ユーザーの好みの角度に背もたれ部6の角度を調整することが可能となっている。
背もたれ部6は、一般的な車両用シートに比べて上端部がシート上方に延設されている。背もたれ部6の左右肩口上部であってユーザーAの着座時にユーザーAの肩等によって背もたれ部6表面が覆われるおそれのない部分、具体的には、背もたれ部6の左右肩口上部であってユーザーAの耳の高さ近傍(耳位置近傍)には、BOXエンクロージャー型であって直径50mm程度のフルレンジスピーカー(第1スピーカー8および第2スピーカー9)が埋め込まれている。左側(ユーザーAが着座した場合にユーザーAから見て左側)に設置される第1スピーカー8と右側に設置される第2スピーカー9とは、共に音響出力部(スピーカー正面部)が車載用シート2の前方向を向くようにして設置されている。また、それぞれのスピーカー8、9は、各スピーカー8、9の中心位置が車載用シート2の中心に対してそれぞれ15cm程度側方へ離れた位置に配設されており、各スピーカー8、9からユーザーAの左右の耳までの距離が等しくなるように設計されている。
背もたれ部6の下部、具体的に、ランバーサポート部近傍であってユーザーAの腰部に直接低音振動を加えることができる位置には、音響出力部が背もたれ部6の前面方向を臨むようにして、ウーハーユニット(第3スピーカー)10が埋設されている。ウーハーユニット10には、直径170mm程度のウーハー用スピーカーが使用されており、第1スピーカー8および第2スピーカー9に比べて低域の音響出力を行うことが可能となっている。ウーハーユニット10の音響出力部と背もたれ部6の前面側外表面との間には、ユーザーAの着座時の快適性を確保するために、音の透過および振動の伝達を妨げない軟性充填材が設けられている。また、ウーハーユニット10の周囲には、ウレタンおよびマカロニ状に形成されて音および振動の透過に優れた充填材が充填されている。
ヘッドレスト7は、背もたれ部6の最上部に着脱可能に設けられており、ユーザーAの頭部を後方から支えるように設置されている。
センタースピーカー3(第4スピーカー)は、図1に示すように、車載用シート2の正面に音響出力部をシート前面方向に向けて設置され ている。センタースピーカー3を車載用シート2の前方に設置することによって、車載用音響システム1における音響の定位をユーザーの前方位置に安定させることが可能となる。
音響信号出力ユニット4は、第1〜第4スピーカーに対して音響信号を出力する役割を有しており、本実施例に示す車載用音響システム1では、各スピーカー3,8,9,10に適した音域の音響信号を出力するために、3.1チャンネル(ch)の音響信号出力を行うことが可能となっている。
具体的に音響信号出力ユニット4は、センタースピーカー3に対して、Lch(左用チャンネル)用音響信号とRch(右用チャンネル)用音響信号とを合成し、さらにローカット処理(4kHz、−12dB)を施した後に、ユーザーAが他のスピーカー8、10、10と音のズレを感じないようにタイムアライメント処理を施した音響信号を出力する。タイムアライメント処理における調整時間は、センタースピーカー3からユーザーAの耳までの距離を考慮して決定される。
音響信号出力ユニット4は、ウーハーユニット10に対して、Lch(左用チャンネル)用音響信号とRch(右用チャンネル)用音響信号とを合成し、ハイカット処理(150Hz、12dB)およびローカット処理(60Hz、−12dB)を施した後に、タイムアライメント処理により遅延させた音響信号を出力する。このハイカット処理、ローカット処理により、主として低域の音が強調されることとなり、ユーザーAは、車載用シート2を介して低域の音だけでなく振動をも体感することが可能となる。
また、一般的にユーザーAが聴覚によって伝達された音(音による音響信号)を認識する速さと、直接身体を伝わって伝達される振動(振動による音響信号)を認識する速さとを比べると、その信号を認識するまでに要する時間に若干の差が生じ、振動に基づく認識の方が音に基づく認識よりも早いことが実験により判明している。このため、音響信号出力ユニット4では、他のスピーカー(第1スピーカー8、第2スピーカー9、センタースピーカー3)との音響信号の認識のズレを低減させるために、ウーハーユニット10用の音響信号をタイムアライメント処理により積極的に遅延させている。この遅延時間(所定時間)は車載用シート2の形状・構造や対象とするユーザーに応じて決定される。
さらに、音響信号出力ユニット4は、第1スピーカー8に対して、Lch(左用チャンネル)用音響信号にハイカット処理(4kHz、−12dB)およびローカット処理(150kHz、−12dB)を施し、低域音の音響出力補正を行った音響信号を出力する。また、音響信号出力ユニット4は、第2スピーカー9に対して、Rch(右用チャンネル)用音響信号にハイカット処理(4kHz、−12dB)およびローカット処理(150kHz、−12dB)を施し、低域音の音響出力補正を行った音響信号を出力する。
ここで、ウーハーユニット10では、上述したように低域の音響信号を振動として出力させるため、第1スピーカー8および第2スピーカー9により出力される音との隣接域(150Hz近傍)の音の強さが全体的に弱く感じられる傾向がある。このため、第1スピーカー8および第2スピーカー9に出力させる音響信号では、隣接域の音響信号、つまり低域の音響信号を補正により強調させて第1スピーカー8および第2スピーカー9で出力させることにより、ウーハーユニット10で振動により低減した音域の音を補い、車載用音響システム1全体としての音のバランスを保っている。
さらに、上述した車載用音響システム1では、第1スピーカー8および第2スピーカー9がユーザーAの耳位置近傍に設置されており、左側に設置される第1スピーカー8の音がユーザーの左耳だけでなく右耳にも伝わり、また、右側に設置される第2スピーカー9の音がユーザーの右耳だけでなく左耳にも伝わって、音が均一に聞こえない現象(クロストーク現象)が生ずるおそれがある。そのため、音響信号出力ユニット4では、頭部伝達関数を利用して左側の第1スピーカー8から右耳に入る音と右側の第2スピーカー9から左耳に入る音とをキャンセルする処理(クロストークキャンセル処理)を、第1スピーカー8および第2スピーカー9に出力する音響信号に施し、ヘッドフォンで音を聴くときのように他の音響出力部の影響を受けない均一な音響空間の実現を図っている。
上述したように構成される車載用音響システム1では、第1スピーカー8および第2スピーカー9がユーザーAの左右耳位置近傍に設置されているので、音響信号出力ユニット4による音響出力を大きくしすぎることなく十分な出力音をユーザーAに伝えることが可能となる。また、ウーハーユニット10を用いることによって、音響信号出力ユニット4により出力された音響信号を音だけでなく振動としてユーザーAに直接に伝達することができるので、従来のウーハーユニットのように出力音量を大きくしすぎることなく十分な出力音をユーザーAに伝えることができ、出力される低域音が車外に漏れて車外騒音となることを低減させることが可能となる。
また、センタースピーカー3を設けることによって前方定位が容易となり音の安定性を高めることが容易となる。
さらに、音響信号出力ユニット4においてクロストークキャンセル処理を施すことによって、擬似的にヘッドフォンに近い音響空間を実現させることができるので、前方定位や更なる音場効果(ドルビー(登録商法)ヘッドフォン技術等のヘッドフォンを用いた疑似音響技術)の構築を行うことが容易となる。
また、本発明に係る車載用音響システム1では、車載用シート2に設置された第1〜第3スピーカーとセンタースピーカー3とによりシステムが構築されるため、図3に示すように、車載用シート2毎に音響空間の構築を行うことが容易となる。このため、シート毎に異なる音場効果を施して車載用シート2毎に異なる音響空間を提供することが可能となる。
以上、本発明に係る車載用音響システム1を、図面を用いて説明したが、本発明に係る車載用音響システムは上述したものに限定されるものではない。例えば、上記実施例では、センタースピーカー3を設置する例を用いて説明を行ったが、センタースピーカー3は必ずしも必要なものではなく、センタースピーカー3を設置しない車載用音響システムであってもよい。センターシステムを設置しない車載用音響システムでは、車載用シート2の前後移動に伴うセンタースピーカー3までの距離変動を考慮する必要が無くなるので、図4に示すように、車載用シート2毎の音響空間をさらに構築しやすくなる。
1 …車載用音響システム
2 …車載用シート
3 …センタースピーカー(第4スピーカー)
4 …音響信号出力ユニット(音響信号出力手段)
5 …座面部
5a …スライドレール
6 …背もたれ部
7 …ヘッドレスト
8 …第1スピーカー
9 …第2スピーカー
10 …ウーハーユニット(第3スピーカー)
30 …前席ドア
31 …後席ドア
32 …スピーカー
33 …リヤトレイ
2 …車載用シート
3 …センタースピーカー(第4スピーカー)
4 …音響信号出力ユニット(音響信号出力手段)
5 …座面部
5a …スライドレール
6 …背もたれ部
7 …ヘッドレスト
8 …第1スピーカー
9 …第2スピーカー
10 …ウーハーユニット(第3スピーカー)
30 …前席ドア
31 …後席ドア
32 …スピーカー
33 …リヤトレイ
Claims (11)
- 車載用シートの背もたれ部上部において音響出力部を前記車載用シートの前方向に向けて設置される左右一対の第1スピーカーおよび第2スピーカーと、
前記背もたれ部のランバーサポート部近傍において音響出力部を前記背もたれ部の前面方向に向けて埋設される低域音を出力可能な第3スピーカーと
前記第1スピーカー、第2スピーカーおよび第3スピーカーに対して音響信号を出力する音響信号出力手段と
を備えることを特徴とする車載用音響システム。 - 前記背もたれ部上部は、前記車載用シートに着座したユーザーの耳位置近傍まで延設され、
前記第1スピーカーは、延設された前記背もたれ部上部の左耳側の前記耳位置近傍に設置され、
前記第2スピーカーは、延設された前記背もたれ部上部の右耳側の前記耳位置近傍に設置される
ことを特徴とする請求項1に記載の車載用音響システム。 - 前記第3スピーカーに前記音響信号が入力されるタイミングを、前記第1スピーカーおよび前記第2スピーカーに前記音響信号が入力されるタイミングに比べて所定時間遅延させる音響信号遅延手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載用音響システム。
- 前記音響信号出力手段は、
前記第1スピーカーに対して左チャンネル用音響信号を出力し、
前記第2スピーカーに対して右チャンネル用音響信号を出力し、
前記第3スピーカーに対して前記左チャンネル用音響信号および前記右チャンネル用音響信号の帯域よりも少なくとも低い帯域を含む音響信号を出力する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車載用音響システム。 - 前記音響信号出力手段は、前記第3スピーカーに対して前記左チャンネル用音響信号と前記右チャンネル用音響信号とを合成した音響信号を出力することを特徴とする請求項4に記載の車載用音響システム。
- 音響出力部を前記背もたれ部方向に向けて前記車載用シートの前方に設置される高域音を出力可能な第4スピーカーを備え、
前記音響信号出力手段は、第1スピーカー、第2スピーカーおよび第3スピーカーに対して出力する音響信号の帯域よりも少なくとも高い帯域を含む音響信号を前記第4スピーカーに対して出力する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の車載用音響システム。 - 背もたれ部と座部とを備え、
前記背もたれ部上部に、音響出力部を前記車載用シートの前方向に向けた第1スピーカーおよび第2スピーカーを左右一対に設け、
前記背もたれ部のランバーサポート部近傍に、音響出力部を前記背もたれ部の前面方向に向けた低域音の出力が可能な第3スピーカーを埋設させた
ことを特徴とする車載用シート。 - 前記背もたれ部上部は、前記車載用シートに着座したユーザーの耳位置近傍まで延設され、
前記第1スピーカーは、延設された前記背もたれ部上部の左耳側の前記耳位置近傍に設置され、
前記第2スピーカーは、延設された前記背もたれ部上部の右耳側の前記耳位置近傍に設置される
ことを特徴とする請求項7に記載の車載用シート。 - 前記第3スピーカーには、前記第1スピーカーおよび前記第2スピーカーに対して音響信号が入力されるタイミングに比べて所定時間遅延されたタイミングで前記音響信号が入力されることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の車載用シート。
- 前記第1スピーカーには左チャンネル用音響信号が入力され、前記第2スピーカーには右チャンネル用音響信号が入力され、前記第3スピーカーには前記左チャンネル用音響信号および前記右チャンネル用音響信号の帯域よりも少なくとも低い帯域を含む音響信号が入力されることを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の車載用シート。
- 前記第3スピーカーには、前記左チャンネル用音響信号と前記右チャンネル用音響信号とを合成した音響信号が入力されることを特徴とする請求項10に記載の車載用シート。
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JP2005096433A JP2006273164A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 車載用音響システムおよび車載用シート |
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