JP2006166236A - カメラ付き電子機器および画像再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示画面もしくは投影画像を撮影する場合に、撮影画面に照明光が写り込むことを防止するカメラ付き電子機器を得る。
【解決手段】電子カメラ11の機能設定を行うための設定情報が符号化された二次元コード30を、パーソナルコンピュータ21のディスプレイ21aに表示させる。電子カメラ11は、レリーズ指示に応じてディスプレイ21aに表示されている二次元コード30を撮影し、撮影画像に含まれる二次元コード30に基づいて所定の機能設定処理を行う。ディスプレイ21aに表示する二次元コード30の中に、ディスプレイ21aに表示されていることを示す識別パターン30aを埋め込んで表示させる。電子カメラ11の制御部112(図2)は、本撮影処理に先立つスルー画像表示用の画像データから識別パターン30aを検出した場合に、設定されている閃光装置116(図2)の発光モードにかかわらず閃光装置116(図2)の発光を禁止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影時に照明光を発するカメラ付き電子機器、および画像を表示もしくは投影する画像再生装置に関する。
サンプル画面をカメラで撮影し、撮影画面に基づいてカメラのモード設定を自動的に行わせる技術が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に開示されるサンプル画面には、モード設定を行うためのコードが含まれている。
特開2004−228784号公報
サンプル画面がパソコンなどのモニタに表示されている場合、サンプル画面の撮影時に閃光装置を発光させると撮影画面に照明光(フラッシュ光)が写り込んでしまい、撮影画面からコードを読み取ることができないおそれがある。
請求項1に記載の発明によるカメラ付き電子機器は、被写体を撮像する撮像手段と、被写体を照明する照明手段へ発光を指示する発光指示手段と、被写体が画像再生手段によって表示もしくは投影されている画像であるか否かを判定する判定手段と、被写体が表示画像もしくは投影画像であることが判定手段によって判定された場合、発光指示手段に発光指示を禁止させる制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項1に記載のカメラ付き電子機器において、判定手段は、本撮像の前に撮像手段で得られる画像から画像再生手段によって表示画像もしくは投影画像に含められている識別情報を検出すると、被写体が画像再生手段による表示画像もしくは投影画像であると判定する。この場合の制御手段は、本撮像時に発光指示手段による発光指示を禁止させることもできる。
請求項2に記載のカメラ付き電子機器において、表示画像もしくは投影画像は二次元コードを含み、識別情報は二次元コードに含められることを特徴とする。
請求項2に記載のカメラ付き電子機器において、表示画像もしくは投影画像は二次元コードを含み、識別情報は二次元コードと別に設けられることを特徴とする。
請求項1に記載のカメラ付き電子機器において、判定手段は、撮像手段が出力する撮像データのレベル情報に基づいて被写体が画像再生手段による表示画像もしくは投影画像であると判定する。この場合の制御手段は、発光指示手段の発光指示を禁止させるとともに撮像手段に新たな撮像を行わせることもできる。
請求項6に記載の発明による画像再生装置は、画像を表示もしくは投影するための画像再生信号を生成する画像再生信号生成手段と、再生画像であることを示す識別情報を画像に含めるように画像再生信号生成手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項6に記載の画像再生装置において、画像は二次元コードを含み、制御手段は二次元コードに識別情報を含めるように画像再生信号生成手段を制御することを特徴とする。
請求項6に記載の画像再生装置において、画像は二次元コードを含み、制御手段は二次元コードと別に識別情報を設けるように画像再生信号生成手段を制御することを特徴とする。
本発明によるカメラ付き電子機器では、被写体が画像再生手段によって表示もしくは投影されている画像であることを判定し、被写体を照明する発光手段への発光指示を禁じたので、撮影画面に照明光が写り込むことを防止できる。
本発明による画像再生装置では、表示もしくは投影されていることを示す識別情報を画像に含めるようにしたので、被写体が再生画像であるか否かの判定に利用できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第一の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態による電子カメラの使用場面を説明する図である。図1において、パーソナルコンピュータ21のディスプレイ21aに、電子カメラ11の機能設定(設定変更を含む)を行うための設定情報が符号化された二次元コード30が表示されている。ディスプレイ21aの表示面は、表示部を保護するために、ガラスなどの外光を反射する部材によって覆われている。二次元コード(たとえばQRコード(登録商標))30は、コードを構成する最小の単位(セル)が白もしくは黒の正方形で表され、これら複数のセルの組み合わせによって情報が記録されている。
QRコード(登録商標)は、正方形の4隅のうち3隅に切り出しシンボルと呼ばれる位置検出パターン31〜33が設けられている。これら3つの切り出しシンボル31〜33による位置関係を用いて所定の演算を行うことにより、QRコード(登録商標)の向きにかかわらず、その情報の読み取り処理(復号化処理)が可能に構成されている。
電子カメラ11は、レリーズ指示に応じてディスプレイ21aに表示されている二次元コード30を撮影し、撮影画像に含まれる二次元コード30の記録情報に基づいて所定の機能設定処理を行うように構成されている。すなわち、撮影処理を開始して不図示のバッファメモリ内に撮影した画像データが格納されると、当該画像データから二次元コード30を検出し、検出した二次元コード30を構成するデータを抽出して復号化処理を行う。
電子カメラ11は、復号化して得られた情報に応じて電子カメラ11自身の機能設定を行う。機能設定は、たとえば、撮影モード(露出モード、ホワイトバランス設定、ブラケティング撮影設定など)を変更する場合の設定、電子カメラ11に無線LAN装置を装着する場合の設定、撮影画像のファイル名を変更したり、撮影画像にコメントを付加する場合の付加情報の設定などである。これにより、使用者が操作部材12を操作することによって電子カメラ11に対する設定操作を行わなくても、二次元コード30に基づく設定を電子カメラ11に自動的に行わせることができる。
図2は、電子カメラ11の要部構成を説明するブロック図である。図2において、制御部(回路)112はマイクロコンピュータなどによって構成される。制御部112は、記憶部(回路)114に格納されている制御プログラムに基づいて所定の演算を行うなどして、カメラ動作を制御するための制御信号を電子カメラ11内の各部へ送出する。
電子カメラ11の制御プログラムは、電子カメラ11に備えられる複数の機能の動作可否を各機能ごとに設定可能に構成されている。各機能に対する動作可否(有効/無効)の設定は、操作部材12(図1)による設定操作、もしくは上記二次元コード30を復号化して得られる情報に応じて制御部112が決定する。
撮像部(回路)111は、CCDやCMOS撮像素子などで構成されるイメージセンサを備え、不図示の撮影レンズを通過した被写体光束による像をイメージセンサによって撮像する。撮像部111はさらに、イメージセンサから出力された撮像信号(画素信号)をアナログ信号からディジタル信号にA/D変換し、変換後の画像データを撮像部111内のバッファメモリ(不図示)に一時格納する。バッファメモリに格納された画像データは、制御部112によって輝度信号生成処理、色信号生成処理、およびWB(ホワイトバランス)処理などの所定の画像処理が施される。
時計回路113はタイマー回路によって構成され、クロック信号を分周して日時を表す日時情報を生成する。
液晶モニタ115は再生画像を表示する。制御部112は、バッファメモリに格納されている画像データを用いて液晶モニタ115の表示解像度に応じた画像表示信号を生成し、生成した表示信号による再生画像を液晶モニタ115に表示させる。
閃光装置116は、制御部112から送信される発光指示に応じて照明光を発して被写体を照明する。閃光装置116の発光モードには、被写体輝度に応じて発光要否を決定するオートモード、被写体輝度にかかわらず発光させる強制発光モード、被写体輝度にかかわらず発光を禁止する発光禁止モードがある。閃光装置116として、LEDなどで構成された発光装置を用いてもよい。
操作部材117は、レリーズボタンをはじめとする複数の操作部材によって構成される。操作部材117は、レリーズ指示などの設定操作に応じた操作信号を発生し、制御部112へ送出する。
図1において、電子カメラ11が撮影する二次元コード30には、切り出しシンボル31〜33と別に通常のセルサイズより大きな黒の正方形、白の正方形および黒の正方形で構成される識別パターン30aが含まれている。識別パターン30aは、二次元コード30がディスプレイ21aに表示されていることを示すために、パーソナルコンピュータ21によって二次元コード30に含められる。パーソナルコンピュータ21は、識別パターン30aを含む二次元コード30の再生画像をディスプレイ21aに表示させるための画像再生信号を生成し、生成した信号による再生画像をディスプレイ21aに表示させる。
本発明においては、電子カメラ11のレリーズボタンの半押し操作により、本撮影画像の確認画像であるスルー画像(動画像)が撮像されてバッファメモリに格納され、液晶モニタ115に表示される。スルー画像は、本撮影画像に比較して解像度が低い代わりに、撮像から信号処理に至るまでの処理時間が短くてすむ。電子カメラ11の制御部112は、バッファメモリに格納されるスルー画像(動画像)表示用の画像データから二次元コード30(とくに識別パターン30a)を検出する。スルー画像表示用の撮像時には、閃光装置116は発光しないように制御される。
制御部112は、識別パターン30aを検出した場合に、この時点で設定されている閃光装置116の発光モードにかかわらず閃光装置116の発光を禁止する。この結果、電子カメラ11はレリーズボタンの全押し操作に基づいて閃光装置116を発光させないで本撮影用の撮像を行う。電子カメラ11は、本撮影で得た画像データから上述した二次元コード30を検出し、検出した二次元コード30を構成するデータを抽出して復号化処理を行う。ここで、二次元コード30に記録される情報として、二次元コード30を撮像するカメラの閃光装置の発光/非発光を制御する設定情報は、必ずしも二次元コード30に含まれている必要はない。このような情報が含まれていなくても、二次元コード30に識別パターン30aが含まれている場合には、電子カメラ11は本撮影に先立つ予備撮影(スルー画撮影)およびこれに続く本撮影において、照明装置である閃光装置116の発光を禁止することができる。
一方、制御部112は、識別パターン30aを検出しない場合には、この時点で設定されている閃光装置116の発光モードに応じて閃光装置116の発光要否を決定する。すなわち、オートモードに設定されている場合であって、スルー画像表示用の画像データから得られる被写体輝度が所定輝度より低い場合、および強制発光モードに設定されている場合は、制御部112が本撮影処理時に閃光装置116へ発光指示を送る。この結果、電子カメラ11は本撮影用の撮像中に閃光装置116を発光させる。電子カメラ11は、本撮影で得た画像データから上述した二次元コード30を検出し、検出した二次元コード30を構成するデータを抽出して復号化処理を行う。
また、オートモードに設定されている場合であってスルー画像表示用の画像データから得られる被写体輝度が所定輝度より高い場合、および発光禁止モードに設定されている場合は、制御部112が本撮影処理時に閃光装置116へ発光指示を送らない。この結果、電子カメラ11は閃光装置116を発光させないで本撮影用の撮像を行う。電子カメラ11は、本撮影で得た画像データから上述した二次元コード30を検出し、検出した二次元コード30を構成するデータを抽出して復号化処理を行う。
以上説明した第一の実施形態についてまとめる。
(1)電子カメラ11の機能設定を行うための設定情報が符号化された二次元コード30を、パーソナルコンピュータ21のディスプレイ21aに表示させる。電子カメラ11は、レリーズ指示に応じてディスプレイ21aに表示されている二次元コード30を撮影し、撮影画像に含まれる二次元コード30に基づいて所定の機能設定処理を行う。これにより、使用者が操作部材12を操作することによって電子カメラ11に対する設定操作を行わなくても、二次元コード30に基づく設定を電子カメラ11に自動的に行わせることができる。
(2)パーソナルコンピュータ21のディスプレイ21aに表示する二次元コード30の中に、ディスプレイ21aに表示されていることを示す識別パターン30aを埋め込んで表示させる。識別パターン30aの大きさを二次元コード30の通常のセルの大きさより大きくしたので、撮像部111による画素データを間引きした画像データからでも識別パターン30aを検出することができる。この結果、被写体がディスプレイ21aの表示画面であることを本撮影前のスルー画像撮影時に判定できる。
(3)電子カメラ11の制御部112は、本撮影処理に先立つ予備撮影において取得されたスルー画像表示用の画像データから識別パターン30aを検出した場合に、設定されている閃光装置116の発光モードにかかわらず閃光装置116の発光を禁止する。これにより、電子カメラ11が閃光装置116を発光させないで本撮影処理を行うため、閃光装置116による光がディスプレイ21aで反射されて撮影画像に写り込むことが防止される。この結果、ディスプレイ21aに表示されている二次元コード30に含まれる情報が正しく電子カメラ11へ伝わり、正確に電子カメラ11の機能設定を行うことができる。
(第二の実施形態)
二次元コードがディスプレイ21aに表示されていることを示す識別パターンを、二次元コードと別にディスプレイ21aに表示させてもよい。本発明の第二の実施形態による電子カメラの使用場面を説明する図3において、パーソナルコンピュータ21のディスプレイ21aに、電子カメラ11の機能設定(設定変更を含む)を行うための設定情報が符号化された二次元コード40と、識別パターン41とがそれぞれ表示されている。識別パターン41は、二次元コード40がディスプレイ21aに表示されていることを示すために、パーソナルコンピュータ21によって生成される。
電子カメラ11のレリーズボタンの半押し操作により、本撮影画像の確認画像であるスルー画像(動画像)が撮像されてバッファメモリに格納され、液晶モニタ115に表示される。電子カメラ11の制御部112は、バッファメモリに格納されるスルー画像(動画像)表示用の画像データから識別パターン41を検出する。
制御部112は、識別パターン41を検出した場合に、この時点で設定されている閃光装置116の発光モードにかかわらず閃光装置116の発光を禁止する。この結果、電子カメラ11は閃光装置116を発光させないで本撮影処理を行う。
なお、制御部112が識別パターン41を検出しなかった場合において、この時点で設定されている閃光装置116の発光モードに応じて閃光装置116の発光要否を決定する点は第一の実施形態と同様である。
以上説明した第二の実施形態についてまとめる。
(1)パーソナルコンピュータ21のディスプレイ21aに表示する二次元コード40と別に、ディスプレイ21aに表示されていることを示す識別パターン41を表示させる。これにより、二次元コード40の表示の大きさと関係なく識別パターン41を大きく表示することができ、撮像部111による画素データを間引きした画像データからでも識別パターン41を容易に検出することができる。また、第二の実施形態においては、二次元コード40とは別に識別パターン41を表示させる構成としたので、二次元コード40に含まれる情報量が削減されることなく、閃光装置116による反射光の写り込みを防止することができる。
(2)電子カメラ11の制御部112は、本撮影処理に先立つ予備撮影において取得されたスルー画像表示用の画像データから識別パターン41を検出した場合に、設定されている閃光装置116の発光モードにかかわらず閃光装置116の発光を禁止する。これにより、第一の実施形態と同様に、閃光装置116による光がディスプレイ21aで反射されて撮影画像に写り込むことが防止され、ディスプレイ21aに表示されている二次元コード40に含まれる情報を正しく電子カメラ11へ伝えることができる。
(第三の実施形態)
第三の実施形態では、閃光装置116の発光を禁止することなく本撮影処理を行い、撮影画像に閃光装置116による反射光が写り込んでいる場合には、閃光装置116の発光を禁止して再度本撮影を行う。
(A)閃光装置116の発光モードがオートモードに設定されている場合であって発光要が判定される場合、および強制発光モードに設定されている場合
図4において、パーソナルコンピュータ21のディスプレイ21aに、電子カメラ11の機能設定(設定変更を含む)を行うための設定情報が符号化された二次元コード40が表示されている。電子カメラ11の制御部112は、レリーズ指示が行われると、この時点で設定されている閃光装置116の発光モードに応じて閃光装置116の発光要否を決定する。すなわち、オートモードに設定されている場合であって、スルー画像表示用の画像データから得られる被写体輝度が所定輝度より低い場合、および強制発光モードに設定されている場合は、本撮影処理時に制御部112が閃光装置116へ発光指示を送る。この結果、電子カメラ11は撮像中に閃光装置116を発光させる。制御部112は、撮影で得た画像データを用いて以下のように輝度分布を調べる。
図5および図6は、ディスプレイ21aに表示されている二次元コード40を撮影した画像の輝度分布を示すヒストグラムの一例である。図5は閃光装置116による反射光が写り込んだ場合の輝度分布であり、図6は閃光装置116を発光させないで撮影した場合の輝度分布である。図5、図6において、横軸は画像を構成する各画素の撮像信号レベルを表し、縦軸は頻度、すなわち、当該レベルの撮像信号を出力した画素数を表す。
一般に、撮影画像に反射光が写り込むと、反射光に対応する画素の信号レベルが飽和していわゆる白とびを引き起こす。白とび画像ではディスプレイ21aに表示されている画像を正しく再現することはできず、撮影画像から二次元コード40を検出することも不可能である。図5のヒストグラムにおいて、信号レベルが飽和する領域51が白とびを生じさせる画素に対応し、その画素数が非常に多い(図5において縦軸方向の上限に達している)ことが表されている。
一方、図6のヒストグラムにおいて、信号レベルが飽和する領域61に画素が存在せず(図6において縦軸の下限に相当する)、撮影画像に写り込む光が存在しないことが表されている。この状態ではディスプレイ21aに表示されている画像を正しく再現することができ、撮影画像から二次元コード40を検出することも可能である。
制御部112は、撮影画像のヒストグラムの右端部(図5の領域51、図6の領域61)に対応する画素が所定数以上存在すれば閃光装置116による反射光が写り込んだと判定し、ヒストグラムの右端部に対応する画素が所定数未満の場合には閃光装置116による反射光が写り込んでいないと判定する。なお、図5および図6のヒストグラムは本説明のために作成したデータ例であり、実際の判定処理において必ずしも作成しなくてよい。たとえば、画像を構成する画素について画素信号レベルが所定値以上のデータ(画素数)をカウントし、このカウント値に応じて反射光の写り込みを判定してもよい。
制御部112によって閃光装置116による反射光の写り込みが判定された場合の電子カメラ11は、閃光装置116を発光させないで再度本撮影用の撮像を行う。電子カメラ11は、新たな本撮影で得た画像データから上述した二次元コード40を検出し、検出した二次元コード40を構成するデータを抽出して復号化処理を行う。
制御部112によって閃光装置116による反射光の写り込みが判定されなかった場合の電子カメラ11は、既に得られている画像データから上述した二次元コード40を検出し、検出した二次元コード40を構成するデータを抽出して復号化処理を行う。この場合は新たな本撮影を行わない。
(B)閃光装置116の発光モードがオートモードに設定されている場合であって発光否が判定される場合、および発光禁止モードに設定されている場合
電子カメラ11の制御部112は、レリーズ指示が行われると、この時点で設定されている閃光装置116の発光モードに応じて閃光装置116の発光要否を決定する。すなわち、オートモードに設定されている場合であって、スルー画像表示用の画像データから得られる被写体輝度が所定輝度より高い場合、および発光禁止モードに設定されている場合は、制御部112は閃光装置116へ発光指示を送らない。
電子カメラ11は閃光装置116を発光させないで本撮影処理を行い、本撮影で得た画像データから上述した二次元コード40を検出し、検出した二次元コード40を構成するデータを抽出して復号化処理を行う。
以上説明した第三の実施形態についてまとめる。
(1)パーソナルコンピュータ21のディスプレイ21aに二次元コード40が表示されていることを示す識別パターンを二次元コード40に埋め込んだり、二次元コード40とともに表示させる必要がない。
(2)ディスプレイ21aに表示されている二次元コード40の撮影を閃光装置116の発光を禁止することなく行い、撮影画像に閃光装置116による反射光が写り込んでいる場合には、閃光装置116の発光を禁止して再度撮影を行うようにした。本撮影処理に先立ってスルー画像表示用の画像データを得ることができないタイプ(例えば一眼レフタイプ)の電子カメラの場合に有効である。
以上の説明では、パーソナルコンピュータ21のディスプレイ21aに表示されている二次元コードを撮影する場合を例に説明したが、携帯電話機やPDA、フォトストレージ機器、撮像機器、再生機器などの表示器に表示されている二次元コードを撮影する場合にも本発明を適用できる。この場合、携帯電話機やPDA、フォトストレージ機器、撮像機器、再生機器などが二次元コードを含む画像を再生表示する際に、第一および第二の実施形態で示したような識別マーク30a、41を再生画像に含める。さらには、光沢の印刷紙に印刷された二次元コードを撮影する場合にも本発明を適用できる。この場合、プリンタは光沢性を有する印刷媒体に二次元コードを印刷する場合、第一および第二の実施形態で示したような識別マーク30a、41を二次元コードとともに印刷する。
また、プロジェクタ装置によってスクリーンなどに投影されている二次元コードを撮影する場合にも本発明を適用してよい。この場合には、投影画像が照明光で照射されることによって白く(明るく)なり、撮影画像において二次元コードが正しく再現できなくなることが防止される。なお、プロジェクタ装置は電子カメラ11と別の外部機器に含まれるものであっても、電子カメラ11に内蔵されるものであってもかまわない。
フラッシュ光を発する閃光装置の代わりに、時間的に連続する光を発して被写体を照明する照明装置を用いるものであってもよい。
閃光装置(照明装置)を備える電子カメラ11で二次元コードを撮影するように説明したが、電子カメラ11のアクセサリシューなどに装着される外付けタイプの閃光装置(照明装置)を使用する場合にも本発明を適用できる。
電子カメラ11の代わりに、撮像部および照明装置を備えるカメラ付き携帯電話機、撮像部および照明装置を備えるカメラ付きPDAなどの電子機器にも本発明を適用できる。
特許請求の範囲における各構成要素と、発明を実施するための最良の形態における各構成要素との対応について説明する。撮像手段は、たとえば、撮像部111によって構成される。照明手段は、たとえば、閃光装置116によって構成される。発光指示手段、判定手段、制御手段は、たとえば、制御部112によって構成される。カメラ付き電子機器は、たとえば、電子カメラ11によって構成される。識別情報は、たとえば、識別パターン30a(41)が対応する。レベル情報は、たとえば、輝度分布(ヒストグラム)が対応する。画像再生手段、画像再生装置、画像再生信号生成手段および制御手段は、たとえば、パーソナルコンピュータ21によって構成される。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係に何ら限定されるものではない。
本発明の第一の実施形態による電子カメラの使用場面を説明する図である。 電子カメラの要部構成を説明するブロック図である。 本発明の第二の実施形態による電子カメラの使用場面を説明する図である。 本発明の第三の実施形態による電子カメラの使用場面を説明する図である。 撮影画像の輝度分布を示す図である。 撮影画像の輝度分布を示す図である。
符号の説明
11…電子カメラ
21…パーソナルコンピュータ
21a…ディスプレイ
30、40…二次元コード
30a、41…識別パターン
111…撮像部
112…制御部
116…閃光装置
117…操作部材

Claims (8)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記被写体を照明する照明手段へ発光を指示する発光指示手段と、
    前記被写体が画像再生手段によって表示もしくは投影されている画像であるか否かを判定する判定手段と、
    前記被写体が前記表示画像もしくは前記投影画像であることが前記判定手段によって判定された場合、前記発光指示手段に発光指示を禁止させる制御手段とを備えることを特徴とするカメラ付き電子機器。
  2. 請求項1に記載のカメラ付き電子機器において、
    前記判定手段は、本撮像の前に前記撮像手段で得られる画像から前記画像再生手段によって前記表示画像もしくは前記投影画像に含められている識別情報を検出すると、前記被写体が前記画像再生手段による表示画像もしくは投影画像であると判定し、
    前記制御手段は、前記本撮像時に前記発光指示手段による発光指示を禁止させることを特徴とするカメラ付き電子機器。
  3. 請求項2に記載のカメラ付き電子機器において、
    前記表示画像もしくは前記投影画像は二次元コードを含み、
    前記識別情報は前記二次元コードに含められることを特徴とするカメラ付き電子機器。
  4. 請求項2に記載のカメラ付き電子機器において、
    前記表示画像もしくは前記投影画像は二次元コードを含み、
    前記識別情報は前記二次元コードと別に設けられることを特徴とするカメラ付き電子機器。
  5. 請求項1に記載のカメラ付き電子機器において、
    前記判定手段は、前記撮像手段が出力する撮像データのレベル情報に基づいて前記被写体が前記画像再生手段による表示画像もしくは投影画像であると判定し、
    前記制御手段は、前記発光指示手段の発光指示を禁止させるとともに前記撮像手段に新たな撮像を行わせることを特徴とするカメラ付き電子機器。
  6. 画像を表示もしくは投影するための画像再生信号を生成する画像再生信号生成手段と、
    再生画像であることを示す識別情報を前記画像に含めるように前記画像再生信号生成手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像再生装置。
  7. 請求項6に記載の画像再生装置において、
    前記画像は二次元コードを含み、
    前記制御手段は、前記二次元コードに前記識別情報を含めるように前記画像再生信号生成手段を制御することを特徴とする画像再生装置。
  8. 請求項6に記載の画像再生装置において、
    前記画像は二次元コードを含み、
    前記制御手段は、前記二次元コードと別に前記識別情報を設けるように前記画像再生信号生成手段を制御することを特徴とする画像再生装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114584A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Mitsubishi Electric Corp カメラ装置
JP2012518933A (ja) * 2009-02-24 2012-08-16 ユー‐ブロックス、アクチエンゲゼルシャフト 自動設定
JP2015064800A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 株式会社 シリコンプラス 自立型監視カメラ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010114584A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Mitsubishi Electric Corp カメラ装置
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