JP2008160701A - カメラ及びカメラ用撮影制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】動き物体の検出結果に基づいて、被写体の顔などを含む重要な撮影領域が良好に写された撮影画像を取得可能な技術を提供する。
【解決手段】取得された撮影画像における重要領域を決定する重要領域決定部24と、撮影画像における動き物体を検出する動き物体検出部25と、動き物体が重要領域における被写体の写りに悪影響を与える撮影不適状態か否かを判定する撮影状態判定部26aとを備え、撮影不適状態と判定された場合、撮影画像の記録を禁止するようにデジタルカメラを構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、カメラ及びカメラ用撮影制御プログラムに関し、詳しくは、主に人物を被写体とする撮影において、良好な撮影画像を取得する撮影制御技術に関する。
人物を被写体とする撮影において良好な顔画像を取得するため、例えば特許文献1に記載のカメラ等が知られている。このカメラ等は、顔画像を含む人物の画像を連続的に入力する画像入力手段と、この複数の連続的な画像から人物の顔の状態、例えば人物の目の状態などを判定して最適な顔画像を含む画像を自動的に選択する画像選択手段とを有しており、これにより、一定時間カメラ等を被写体に向けているだけで、目を閉じていない等の最適な顔画像を含んだ画像を取得することができる。
一方、撮影領域内への人物等の進入を検出し、不適当な被写体が入った撮影画像の記録を制限して良好な撮影画像を取得するため、例えば特許文献2に記載の電子スチルカメラが知られている。この電子スチルカメラは不要撮影を防止するモードを備えており、この不要撮影防止モードでは、取り込まれた画像が撮像素子の最も外側の素子を含む周辺領域(動体検出領域)とそれ以外の撮影領域とに分けられる。電子ビューファインダには、この撮影領域のみが表示され、記録媒体に記録される映像信号もこの撮影領域の映像信号のみである。一方、動体検出領域の情報は、動き検出回路によってその時間的変化が監視され、当該領域における動きが検出される。そして、不要撮影防止モードにおける撮影では、動体検出領域において一定レベルより大きい動きが検出された場合、撮影動作を禁止して記録媒体への記録を行わないように撮影制御が行われている。
特開2000−259833号公報(段落番号0006〜0009、0012〜0013) 特開平6−30374号公報(段落番号0010〜0015、図1、図2)
上記特許文献1のカメラ等では、複数の連続的な画像から人物の顔の状態を判定して最適な顔画像を含む画像を自動的に選択することにより、良好な撮影画像を取得できるものである。そして、上記特許文献2の電子スチルカメラによれば、撮影領域の外から人物等が急にフレームインしてきた場合等でもこの動きを検出して、不適当な被写体が入った撮影画像の記録を制限して良好な撮影画像のみを取得することができる。
しかしながら、被写体の顔などを含む重要な撮影領域(重要領域)を含む画像を撮影する場合において、撮影状況などによっては少なくともこの重要領域が良好に撮影されていれば十分とする場合もあり、この場合に上記特許文献2の如く取り込まれた画像の周辺領域以外を撮影領域として固定してしまうのでは、かかる要求に十分応えられないといった問題がある。
本発明は、かかる問題点に着目してなされたものであり、その目的は、動き物体の検出結果に基づいて、被写体の顔などを含む重要な撮影領域が良好に写された撮影画像を取得可能な技術を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るカメラの特徴構成は、取得された撮影画像における重要領域を決定する重要領域決定部と、前記撮影画像における動き物体を検出する動き物体検出部と、前記動き物体が前記重要領域における被写体の写りに悪影響を与える撮影不適状態か否かを判定する撮影状態判定部と、前記撮影状態判定部により撮影不適状態と判定された場合、前記撮影画像の記録を禁止する記録制御部とを備えた点にある。
上記構成により、取得された撮影画像において被写体の顔などを含む重要な撮影領域(重要領域)を決定することができ、さらに検出された動き物体がこの重要領域における被写体の写りに悪影響を与える撮影不適状態(例えば、重要領域の被写体の顔に動き物体が被った状態など)と判定された場合には、撮影画像の記録が禁止されるので、被写体の顔などを含む重要な撮影領域が良好に写された撮影画像を、動き物体の検出結果に基づいて効率的に取得することができる。
このような重要領域の一例として、前記撮影画像から各被写体の顔領域を検出する顔領域検出部と、撮影する被写体の人数を入力する被写体人数入力部とを備え、前記入力された人数分の顔領域を包含する最小矩形領域を前記重要領域として決定すると好適である。これにより、所望する人物分の顔領域が全て良好に写された撮影画像を取得することができる。
また、撮影画像に複数の人物が含まれる場合、その人数が入力された人数を超える場合も考えられ、このような場合には、撮影対象とする被写体を特定する必要がある。特に撮影対象とする被写体は撮影画像の中心付近に位置している場合が多いことから、前記顔領域検出部により検出された顔領域の数が前記入力された人数を超える場合、前記撮影画像の中心からより近くに位置する前記入力された人数分の顔領域を包含する最小矩形領域を前記重要領域として決定すると好適である。
このような撮影不適状態の好適な例としては、前記動き物体が前記重要領域に位置する状態や、前記動き物体が前記重要領域外に位置すると共に、前記動き物体の移動方向が前記重要領域の方向である状態などが挙げられる。
また、検出された動き物体の全てを撮影不適状態の判定に用いたのでは非効率であり、重要領域における被写体の写りに特に悪影響を与える条件を満たす場合、かかる判定に用いるように構成しても良い。このような条件の好適な例として、前記動き物体の平均彩度が前記重要領域の平均彩度と相違する場合、当該動き物体を前記撮影不適状態の判定に用いる構成とすると良い。すなわち、このように互いの平均彩度が相違する場合は、動き物体が重要領域において目立つ存在となるので、撮影不適状態の判定に積極的に用いるようにするのである。また、所定サイズ(例えば、重要領域サイズの1/100)以上の動き物体を判定に用い、所定サイズ未満の動き物体は写りに悪影響を与えないものとして無視するように構成しても良い。
上記のように構成されたカメラだけでなく、このカメラが有するコンピュータのための撮影制御プログラムも本発明に含まれるものである。すなわち、本発明に係るカメラ用撮影制御プログラムの特徴構成は、取得された撮影画像における重要領域を決定する重要領域決定機能と、前記撮影画像における動き物体を検出する動き物体検出機能と、前記動き物体が前記重要領域における被写体の写りに悪影響を与える撮影不適状態か否かを判定する撮影状態判定機能と、撮影不適状態と判定された場合、前記撮影画像の記録を禁止する記録制御機能とをコンピュータに実現させる点にある。
このように構成された撮影制御プログラムもまた、上述したカメラと同様の作用効果を奏するものであり、上述した好適な各構成を適用することも可能である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔デジタルカメラ〕
図1(a)及び(b)に本発明を適用したデジタルカメラの外観図を示す。なお、本発明はカメラ付き携帯電話やPDAなどの端末に備えられたカメラなどにも適用可能なことは勿論である。このデジタルカメラは、カメラボディ1の前面に撮像レンズ2と、ストロボ発光部3とを備えると共に、カメラボディ1の上面にレリーズボタン4を備え、カメラボディ1の後面に電子ファインダとしても機能する液晶表示部5と、ズーミングボタン6と、コントロールボタン7と、モード選択ボタン8と、撮影ランプ9とを備え、カメラボディ1の側面に記録媒体Mの挿入部10を備えている。さらに、カメラボディ1の内部には、コンピュータとして機能する主制御ユニット11と、撮像レンズ2からの光線が導かれる光電変換ユニット12と、カードインターフェース13とを備えている。
撮像レンズ2は、焦点距離の調節が可能なズームレンズで構成されると共に、絞りと、シャッターと、フォーカシング機構(図示せず)とを備えており、ズーミングボタン6の操作に基づいて、ズーミング(焦点距離調節)が行われる。被写体の画像が結像される光電変換ユニット12はCCDなどのイメージセンサを有すると共に、このイメージセンサで取得した被写体の光量情報と合焦情報とを取得して主制御ユニット11に出力する。
主制御ユニット11は、光電変換ユニット12から取得した撮影画像データ(以下単に撮影画像と略称するが、撮影画像データによって可視化された画像自体も混乱を生じない範囲で撮影画像と呼ぶことにする)をメモリに一時的に格納して所定の画像処理などを行ったり、本撮影により取得され所定の処理が施された撮影画像を記録媒体Mに記録する処理などを行う。
この主制御ユニット11は、レリーズボタン4と、ズーミングボタン6と、コントロールボタン7と、モード選択ボタン8とからの操作情報入力系を備えており、レリーズボタン4が操作されたタイミングでシャッターを作動させて本撮影を実行し、ズーミングボタン6の操作に基づいて撮像レンズのズーミングを実行する。また、モード選択ボタン8が押下される毎に、通常撮影、後述する、動き検出撮影、セルフタイマー撮影、長時間露光撮影などの各種撮影モードに切り替えられる。
主制御ユニット11は、さらに、液晶表示部5に対して各種情報を表示する表示処理系と、ストロボ発光部3を制御するストロボ制御系と、カードインターフェース13を介して記録媒体Mとの間で画像データなどのデータのアクセスを行う信号アクセス系と、撮影ランプ9を点灯制御する報知制御系とを備えている。
このように、この主制御ユニット11は、コントロールボタン7を操作することにより、液晶表示部5に対して必要な情報の表示処理や入力処理、既に撮影した撮影画像などの表示処理を実行する機能や、モード選択ボタン8により選択された撮影モードでの撮影を実行する機能などを有している。
なお、このデジタルカメラでは、所謂スルー画像が液晶表示部5にライブビュー表示される。また、シャッターの作動時には、光電変換ユニット12は、光電変換部の光電変換面に結像した被写体の画像をR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色のビットマップ形式の画像データに変換して主制御ユニット11に出力する。この本撮影時において被写体の明るさが不足している場合にはストロボ発光部3を発光させて光量不足が補われる。本撮影により出力された撮影画像データは、主制御ユニット11においてガンマ補正、R(赤)、G(緑)、B(青)の3原色毎のレベル補正、ホワイトバランスの補正などの自動補正処理が行われた後に、記録媒体Mに記録される。
〔デジタルカメラの処理系〕
次に、この主制御ユニット11により実現される各種機能について説明する。この主制御ユニット11は、CPUを中核部材として、デジタルカメラの種々の動作を行うための機能部をハードウエア又はソフトウエアあるいはその両方で構築している。このうち、本発明に特に関係する機能部として、図2に示すように、画像入力処理部21と、表示制御部22と、記録処理部23と、重要領域決定部24と、動き物体検出部25と、撮影管理部26と、シャッター制御部27と、報知制御部28とを備えている。また、モード選択ボタン8により選択された撮影モードが設定される撮影モード設定部29と、本撮影する被写体人数が登録される被写体人数登録部30とが備えられている。本実施形態においては、この被写体人数の登録はコントロールボタン7の入力操作により行うことができ、コントロールボタン7と被写体人数登録部30により被写体人数入力部が構成されている。
画像入力処理部21は、撮像レンズ2と光電変換ユニット12で構成される撮像部から出力された撮影画像を取得すると共に各種補正処理などを施す処理を行う。例えば、液晶表示部5に画像を表示するため、撮影画像からいわゆるスルー画像を生成する処理などが行われ、生成されたスルー画像は表示制御部22により液晶表示部5に表示される。また、本撮影により取得された撮影画像は記録処理部23で圧縮処理などが行われた後、カードインターフェース13を介して記録媒体Mに記録される。
本実施形態においては、人物としての被写体の顔領域に基づいて重要領域を決定しており、このため、重要領域決定部24は顔領域検出部24aを備えている。この顔領域検出部24aにより検出される顔情報には、顔領域の位置や顔領域の大きさに関する情報が含まれ、公知の顔検出方法(特開2000−48184号公報等)を用いて撮影画像から各被写体の顔情報を得ることができる。また、検出された顔領域の数から、撮影画像に含まれる被写体人数を求めることもできる。
そして、重要領域決定部24は、顔領域検出部24aにより検出された顔領域と被写体人数登録部30に登録された人数に基づいて、登録人数分の顔領域を包含する最小矩形領域を重要領域として決定する。図3には、被写体人数として3人が登録され、撮影画像に5人が写っている場合に重要領域を決定する説明図が示されている。図3のように、検出された顔領域の数が登録人数を超える場合、撮影画像の中心からより近くに位置する登録人数分の顔領域を包含する最小矩形領域が重要領域として決定される。ここでは、撮影画像の被写体aからeの5人の内、撮影画像の中心Gからより近くに位置するa、b、cの3人の顔領域を包含する最小矩形領域Rが重要領域として決定されている。
動き物体検出部25は、画像入力処理部21に順次取り込まれ、一時的に格納された撮影画像から動き物体を検出する処理を行う。具体的には、画像入力処理部21に連続して入力される一連の撮影画像について、連続する2つの撮影画像を比較することにより、すなわち両撮影画像の差分に基づいて動き物体とその動き方向を検出する。より詳しくは、公知のオプティカルフローに係る技術などを用いることにより、連続する2つの撮影画像間における動き物体とその動き方向を求めることができる。
撮影管理部26には撮影状態判定部26aが備えられており、この撮影状態判定部26aは、検出された動き物体が重要領域における被写体の写りに悪影響を与える撮影不適状態か否かを判定する処理を行う。このような撮影不適状態としては、例えば図4(a)に示すように動き物体Mが重要領域R外に位置すると共に、動き物体Mの移動方向が重要領域Rの方向である状態や、図4(b)に示すように動き物体Mが重要領域R内に位置する状態が挙げられる。なお、本実施形態においては、図4(c)に示すように動き物体Mが重要領域R外に位置すると共に、動き物体Mの移動方向が重要領域Rから離れる方向である場合は、撮影不適状態とは判定しない。なお、このような動き物体としては、人物や動物のみならず、落ち葉などの物体を想定することができる。
また、本実施形態においては、動き物体検出部25で検出された全ての動き物体を撮影状態の判定に用いるのではなく、所定の条件を満たすもの、例えば動き物体の平均彩度が重要領域の平均彩度と相違する場合は、動き物体が重要領域において目立つ存在となるので、当該動き物体を前記撮影不適状態の判定に用いる構成としている。なお、この場合、所定の相違値までは判定に用いず、当該所定値以上の場合を判定に用いるようにしても良い。また、この他にも所定サイズ(例えば、重要領域サイズの1/100)以上の動き物体を判定に用い、所定サイズ未満の動き物体は写りに悪影響を与えないものとして無視するように構成している。勿論このような条件としては、平均彩度やサイズに限定されるものではなく、その他の条件を用いることも可能である。
シャッター制御部27は、レリーズボタン4を押下することにより、又は、各種撮影モードにおける自動制御により、撮像部による本撮影を行うシャッター操作を実行する。例えば、セルフタイマー撮影において撮影回数が登録されていれば、その登録回数分だけ自動撮影がなされる。
報知制御部28は、撮影管理部26からの撮影適否情報に基づいて撮影ランプ9の点灯状態を制御する。なお、撮影ランプ9の代わりに液晶表示部5に撮影適否情報を表示するように構成しても良い。
ここで、シャッター制御部27や報知制御部28などは、撮影管理部26により所定の動作が管理されている。具体的には、撮影状態判定部26aにおいて撮影不適状態と判定された場合には、シャッター制御部27に記録禁止命令がなされ、レリーズボタン4が押下された場合でもシャッター動作が実行されず、本撮影による撮影画像の取得(メモリへの一時記録)を禁止する処理が行われる。同時に、報知制御部28には、撮影不適状態(記録禁止状態)であることを撮影者などに報知するため撮影ランプ9を点滅表示させる命令がなされる。一方、撮影不適状態が解消(記録禁止状態が解除)されると、シャッター制御部27に記録禁止解除命令がなされ、報知制御部28には撮影可能状態であることを撮影者などに報知するため撮影ランプ9を点灯表示させる命令がなされる。
〔撮影処理の手順〕
次に、本実施形態におけるデジタルカメラの撮影処理の流れを図5に基づいて説明する。まず、撮影者は、モード選択ボタン8を操作して撮影モードとして動き検出撮影モードを選択し、選択された撮影モード(ここでは動き検出撮影モード)は撮影モード設定部29に設定される(#01)。そして、コントロールボタン7を操作することにより本撮影する被写体の人数を入力し、この被写体人数は被写体人数登録部30に登録される(#02)。デジタルカメラを被写体の方向へ向けると、撮像レンズ2や光電変換ユニット11を介して取得される撮影画像から、顔領域などが検出される(#03)。そして、検出された顔領域と登録された人数に基づいて、図3に示したように、登録人数分の顔領域を包含する最小矩形領域が重要領域として決定される(#04)。なお、顔領域の検出処理や重要領域の決定処理は、レリーズボタン4の半押し操作により開始するように構成してもよい。
次に、動き物体検出部25により、撮影画像における動き物体が検出される(#05)。そして、検出結果に基づいて、このフローでは、まず重要領域内に動き物体があるか否か撮影状態判定部26aにより判定され、重要領域内に動き物体が存在しない場合には(#06Yes分岐)、次に重要領域外において重要領域の方向へ動く物体があるか否か判定が行われる。重要領域の方向への動き物体が存在しない場合には(#07Yes分岐)、撮影可能であることを撮影者に報知するため、撮影ランプ9を点灯表示させる(#09)。一方、図4(b)のように重要領域内に動き物体がある場合(#06No分岐)、或いは、図4(a)のように重要領域の方向への動き物体がある場合(#07No分岐)には、撮影不適状態であることを撮影者に報知するため、撮影ランプ9を点滅表示させ(#08)、動き物体が重要領域から離れるまで撮影を待機させる。なお、これらの判定においては、検出された動き物体のうち、上述した条件(平均彩度が相違及び所定サイズ以上)を満たすものが用いられる。そして、撮影ランプ9が点灯した状態(#09)においてレリーズボタン4を押下すると、被写体の本撮影が行われ、所定の処理が施された後記録媒体Mに記録される(#10)。
なお、撮影不適状態である撮影ランプ9が点滅した状態(#08)においては、レリーズボタン4が押下されてもシャッター動作が実行されず、本撮影による撮影画像の取得(メモリへの一時記録)が禁止されるように撮影管理部26により制御されている。
〔別実施形態1〕
上述した実施形態においては、撮影不適状態においてレリーズボタン4が押下されてもシャッター動作が実行されず、本撮影による撮影画像が記録されない構成としたが、シャッター動作を実行可能にしてメモリへの一時記録は行うが記録媒体Mへの記録は禁止するように撮影管理部26を構成しても良い。
〔別実施形態2〕
上述した実施形態においては、撮影不適状態においてレリーズボタン4が押下されてもシャッター動作が実行されない構成したが、この際、シャッター動作を待機状態としておき、重要領域内から動き物体が出た時にシャッター制御して自動撮影するように撮影管理部26を構成しても良い。
〔別実施形態3〕
上述した実施形態においては、撮影者が被写体を本撮影する通常の撮影形態を例として説明したが、もちろんこれ以外の撮影形態においても実施可能である。例えば、モード選択ボタン8を操作してセルフタイマー撮影を設定した場合にも適用することができる。なお、この場合、被写体側からも撮影不適状態か否かわかるように、デジタルカメラの前面にランプを設けたり、スピーカなどの報知手段を備えるように構成しても良い。この他にも長時間露光撮影などにおいても実施可能である。なお、これらの撮影形態においては、撮影不適状態の場合はタイマーや撮影を一時停止し、撮影不適状態が解消された時に、タイマーなどを再開するように撮影管理部26を構成すると好適である。
〔別実施形態4〕
上述した実施形態においては、顔領域検出部24aにより検出された顔領域の数が入力された人数を超える場合、撮影画像の中心からより近くに位置する入力された人数分の顔領域を包含する最小矩形領域を重要領域として決定するように構成したが、勿論これに限定されるものではない。これ以外にも、顔領域の大きいものから順に人数分の顔領域を選択して、当該顔領域を包含する最小矩形領域を重要領域として決定することや、集合度の高い被写体の顔領域から順に人数分の顔領域を選択して、当該顔領域を包含する最小矩形領域を重要領域として決定しても良い。また、液晶表示部5に表示された被写体から、撮影者が適正数の被写体を選択可能な被写体選択手段を備え、かかる手段により選択された被写体の顔領域を包含する最小矩形領域を重要領域として決定するように構成しても良い。
図6(a)に、顔領域の大きいものから順に人数分の顔領域を選択して、当該顔領域を包含する最小矩形領域を重要領域として決定する場合の例を示す。この例では、入力された被写体人数を5人とし、撮影画像には被写体が6人含まれている。この場合、顔領域検出部24aで検出された顔領域の大きさに基づいて、すなわち顔領域の大きい順に図6(a)のa〜eの5人が対象として選択され、これら5人の顔領域を包含する最小矩形領域Rが重要領域として決定されている。
次に、図6(b)に、集合度の高い被写体の顔領域から順に人数分の顔領域を選択して、当該顔領域を包含する最小矩形領域を重要領域として決定する場合の例を示す。この被写体の集合度は、被写体の顔領域の位置に基づいて求めることができる。すなわち、まず各被写体の顔領域の中心座標(例えば、図の点線で表示された矩形の中心座標)を求め、これらの中心座標から入力された被写体人数分の中心座標を任意に抽出してその重心Xを求める。図6(b)の場合、被写体が6人写されており、入力された被写体人数を5人とすると、抽出の組み合わせは6通りである。そして、各組み合わせにおいて抽出した各被写体の顔領域の中心座標とその重心Xとの距離(図6(b)の各矢印の長さ)を求め、そのばらつきが最も小さい組み合わせを、最も集合度が高い組み合わせとする。この集合度が最も高い組み合わせの時に抽出された各被写体の顔領域が、重要領域を決定するための顔領域として用いられる。図6(b)では、a〜eの5人が対象として選択され、これら5人の顔領域を包含する最小矩形領域Rが重要領域として決定されている。
〔別実施形態5〕
上述した実施形態においては、被写体人数の入力をコントロールボタン7により行うものとしたが、もちろんこれに限定されるものではない。これ以外にも、音声解析部やマイクなどを備え、音声入力可能に構成しても良い。すなわち、音声解析部がマイクから入力された音声データをデータ変換して被写体人数を入力するように構成することにより、例えばマイクに対して「5」と発声することにより、被写体人数として5人を入力することができる。また、画像認識処理部を備えると共に数値を示すパターン画像を登録しておき、カメラの撮像部から所定の画像を取り込ませ、画像認識処理部が当該画像についてパターン画像を参照して認識処理することにより、当該画像が表す数値を被写体人数として入力するように構成しても良い。具体的には、立てた指の数が人数を表す手の画像をパターン画像として登録しておき、カメラの撮像部に対して、例えば人指指と中指と薬指とを立てた手を向けて、この手の画像をカメラに取り込んで画像認識処理部における認識処理を行うことにより、被写体人数として3人を入力することができる。
〔別実施形態6〕
上述した実施形態においては、重要領域を決定する際に顔領域を包含する最小矩形領域を用いたが、勿論これに限定されるわけではなく、その他の形状、例えば楕円状などの形状を用いても良い。また、最小領域ではなく、最小領域に対して所定割合(例えば20%)大きい領域を重要領域として決定するようにしても良い。
本実施形態のデジタルカメラを示す斜視図 本実施形態のデジタルカメラの機能を示す機能ブロック図 撮影画像における重要領域を決定する説明図 撮影不適状態を示す説明図 撮影処理に係るフローチャート 別実施形態において撮影画像における重要領域を決定する説明図
符号の説明
7 コントロールボタン(被写体人数入力部)
11 主制御ユニット
21 画像入力処理部
23 記録処理部(記録制御部)
24 重要領域決定部
24a 顔領域検出部
25 動き物体検出部
26 撮影管理部(記録制御部)
26a 撮影状態判定部
27 シャッター制御部(記録制御部)
28 報知制御部
30 被写体人数登録部(被写体人数入力部)

Claims (7)

  1. 取得された撮影画像における重要領域を決定する重要領域決定部と、
    前記撮影画像における動き物体を検出する動き物体検出部と、
    前記動き物体が前記重要領域における被写体の写りに悪影響を与える撮影不適状態か否かを判定する撮影状態判定部と、
    前記撮影状態判定部により撮影不適状態と判定された場合、前記撮影画像の記録を禁止する記録制御部とを備えたカメラ。
  2. 前記撮影画像から各被写体の顔領域を検出する顔領域検出部と、撮影する被写体の人数を入力する被写体人数入力部とを備え、
    前記入力された人数分の顔領域を包含する最小矩形領域を前記重要領域として決定する請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記顔領域検出部により検出された顔領域の数が前記入力された人数を超える場合、
    前記撮影画像の中心からより近くに位置する前記入力された人数分の顔領域を包含する最小矩形領域を前記重要領域として決定する請求項2に記載のカメラ。
  4. 前記動き物体が前記重要領域に位置する状態を前記撮影不適状態と判定する請求項1から3のいずれか一項に記載のカメラ。
  5. 前記動き物体が前記重要領域外に位置すると共に、前記動き物体の移動方向が前記重要領域の方向である状態を前記撮影不適状態と判定する請求項1から4のいずれか一項に記載のカメラ。
  6. 前記動き物体の平均彩度が前記重要領域の平均彩度と相違する場合、当該動き物体を前記撮影不適状態の判定に用いる請求項1から5のいずれか一項に記載のカメラ。
  7. 取得された撮影画像における重要領域を決定する重要領域決定機能と、
    前記撮影画像における動き物体を検出する動き物体検出機能と、
    前記動き物体が前記重要領域における被写体の写りに悪影響を与える撮影不適状態か否かを判定する撮影状態判定機能と、
    撮影不適状態と判定された場合、前記撮影画像の記録を禁止する記録制御機能とをコンピュータに実現させるカメラ用撮影制御プログラム。
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