JP4434229B2 - 自動チャンネルリスト作成方法及び受信装置 - Google Patents

自動チャンネルリスト作成方法及び受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4434229B2
JP4434229B2 JP2007117960A JP2007117960A JP4434229B2 JP 4434229 B2 JP4434229 B2 JP 4434229B2 JP 2007117960 A JP2007117960 A JP 2007117960A JP 2007117960 A JP2007117960 A JP 2007117960A JP 4434229 B2 JP4434229 B2 JP 4434229B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
physical channel
frequency
signal
terrestrial digital
broadcast signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007117960A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008278089A (ja
Inventor
方田勲
石田哲也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2007117960A priority Critical patent/JP4434229B2/ja
Priority to EP08250798.9A priority patent/EP1986427B1/en
Publication of JP2008278089A publication Critical patent/JP2008278089A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4434229B2 publication Critical patent/JP4434229B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/50Tuning indicators; Automatic tuning control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/434Disassembling of a multiplex stream, e.g. demultiplexing audio and video streams, extraction of additional data from a video stream; Remultiplexing of multiplex streams; Extraction or processing of SI; Disassembling of packetised elementary stream
    • H04N21/4345Extraction or processing of SI, e.g. extracting service information from an MPEG stream
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/438Interfacing the downstream path of the transmission network originating from a server, e.g. retrieving encoded video stream packets from an IP network
    • H04N21/4383Accessing a communication channel
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/455Demodulation-circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/41Structure of client; Structure of client peripherals
    • H04N21/426Internal components of the client ; Characteristics thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

本発明は、チャンネル配置の異なる国が接する地域に対応する受信装置、及び自動チャンネルリスト作成方法に関する。
近年、世界的にテレビ放送のアナログ方式からデジタル方式への移行が推進されており、各国で地上デジタル放送が開始されている。日本における地上デジタル放送方式は、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division)方式が用いられ、ISDB−T(Integrated Service Digital Broadcasting Terrestrial)規格として運用されている。一方、欧州における地上デジタル放送方式でも、OFDM方式が用いられ、DVB−T(Digital Video Broadcasting-Terrestrial)規格として運用されている。
このOFDM方式は伝送帯域内に多数の直交するサブキャリアを設け、それぞれのサブキャリアをQAM(Quadrature Amplitude Modulation)などによりデジタル変調する方式である。また、OFDM方式によるデジタル放送信号には、一般にコンティニュアルパイロット(以下、CP(Continual Pilot))信号が含まれている。このCP信号は、キャリア周波数誤差を補償するためのものであり、伝送帯域内の複数のサブキャリアに配置され、配置されるサブキャリアのインデックスがDVB−T規格で定められている。(例えば、非特許文献1参照)
OFDM方式によるデジタル放送信号のキャリア周波数誤差を算出する方法として、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)後のOFDM周波数領域信号を角度データに変換した後、この角度データに対して時間的に前後したシンボル間で2回の差分検出を行うことによってCP信号を抽出し、抽出したCP信号からサブキャリア位置が、本来のサブキャリア位置からどの程度シフトしているかを算出することによって、OFDM信号の広帯域キャリア周波数誤差を算出する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、OFDM方式による地上デジタル放送では、隣接チャンネルに配置された既存のアナログ放送からの妨害を軽減するために、デジタル放送信号をチャンネル中心周波数からオフセットして送信されている。日本の場合は+1/7MHzオフセットされている(例えば、非特許文献2参照)。一方、欧州の場合は、±1/6MHzオフセットされている。また、送信局が送信するデジタル放送信号の周波数精度が劣化する場合も考えられる。
このようにデジタル放送信号の中心周波数がオフセットされている場合に、この周波数オフセットを選局時に検出し、検出された周波数オフセットに基づいて選局周波数をオフセット相当分シフトさせることにより、選局チャンネルの周波数帯域をチューナのフィルタ特性に一致させて、良好な復調出力を得る技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−308821号公報 特開2001−285032号公報 欧州地上デジタル放送規格 ETSI EN 300 744 V1.5.1 (2004-06)"Digital Video Broadcasting (DVB); Framing structure, channel coding and modulation for digital terrestrial television" 社団法人電波産業会発行 地上デジタルテレビジョンの伝送方式 標準規格「ARIB STD−B31」
欧州各国の地上デジタル放送のチャンネル配置、特にVHF帯におけるチャンネル配置は、国によって中心周波数とチャンネル帯域幅が異なる運用がなされている。例えば、ある国では、ある物理チャンネル番号の中心周波数が186.75MHz、チャンネル帯域幅が8MHzで運用され、隣接する国では、異なる物理チャンネル番号の中心周波数が186MHz、チャンネル帯域幅が8MHzで運用されている。
このような環境において、従来技術を適用した地上デジタル放送受信装置では、隣国の地上デジタル放送信号を誤認識して、自国の周波数配置に基づいた中心周波数と周波数オフセットでチャンネルがリスト作成され、選局した地上デジタル放送信号の周波数帯域がチューナのフィルタ特性と一致しないという課題がある。更に、同一チャンネルのアナログ妨害除去フィルタを好適に設定できないという課題もあった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、地上デジタル放送のチャンネル配置が異なる国が隣接する環境下であっても、好適な中心周波数と周波数オフセットでチャンネルリストを作成し、選局した地上デジタル放送信号の周波数帯域とチューナのフィルタ特性とを一致させ、同一チャンネルのアナログ妨害除去フィルタを好適に設定することを可能にする地上デジタル放送受信装置ならびに自動チャンネルリスト作成方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、自動チャンネルリスト作成方法において、例えば、物理チャンネル番号を選択する物理チャンネル番号選択ステップと、物理チャンネルが運用されている複数の領域から一の運用領域を選択する運用領域選択ステップと、前記選択された物理チャンネル番号が選択された領域において運用されているかを判断する運用確認ステップと、前記選択された物理チャンネルが前記選択された領域において運用されていると判断された場合、放送信号を受信するステップと、前記選択した物理チャンネルに地上デジタル放送信号が含まれているか否かを判断する放送信号判断ステップと、前記放送信号判断ステップにおいて、前記選択した物理チャンネルに地上デジタル放送信号が含まれていると判断された場合には、前記受信した放送信号の周波数が規定の周波数誤差の範囲であるか否かを判断する周波数誤差判断ステップと、前記周波数誤差判断ステップにおいて、前記受信した放送信号の周波数が規定の周波数誤差の範囲内であると判断された場合には、前記受信した放送信号の番組配列情報を取得するステップと、前記取得した番組配列情報に基づいてチャンネルリストを作成するチャンネルリスト作成ステップと、を備えるという構成をとる。
本発明によれば、地上デジタル放送のチャンネル配置が異なる国が隣接する環境下であっても、好適な中心周波数と周波数オフセットでチャンネルリストを作成し、選局した地上デジタル放送信号の周波数帯域とチューナのフィルタ特性とを一致させ、同一チャンネルのアナログ妨害除去フィルタを好適に設定することを可能にする地上デジタル放送受信装置ならびに自動チャンネルリスト作成方法を提供することができる。
本発明に係る地上デジタル放送方式として、欧州地域での地上波デジタル放送方式であるDVB−T(Digital Video Broadcasting-Terrestrial)規格を例にして説明する。欧州地域での地上デジタル放送では、隣接チャンネルに配置された既存のアナログ放送からの妨害を軽減することを主な目的として、チャンネル帯域幅の中心周波数からオフセットさせて送信することが可能とされている。この周波数オフセット量は、「オフセットなし」・「+1/6MHz」・「−1/6MHz」・「+2/6MHz」・「−2/6MHz」・「+3/6MHz」・「−3/6MHz」の中から、送信側により選択される。実際の運用では、「オフセットなし」・「+1/6MHz」・「−1/6MHz」が広く使用されている。
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳述する。なお、図面において、同一符号は同一または相当部分を示す。また、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図5は、本発明の実施の形態に係る地上デジタル放送受信装置の概略を示すブロック図であり、図6は本発明の実施の形態に係る地上デジタル放送受信装置の復調部における動作を詳細に説明するためのブロック図である。図5において、地上デジタル放送受信装置1は、選局部3と、帯域制限フィルタ(Band Pass Filter、以下、BPFとする)4と、復調部5と、多重分離部6と、映像復号部7と、音声復号部8と、制御部9と、不揮発性メモリ10と、を備える。また、図6において、復調部5は、A/D変換部51と、直交復調部52と、周波数誤差補正部53と、FFT演算部54と、周波数誤差算出部55と、等化処理部56と、TPS復調部57と、検波部58と、誤り訂正部59と、復調制御部60と、を備える。
この地上デジタル放送受信装置1では、例えば、放送局から送信された地上波デジタル放送信号を受信アンテナ2で受信したRF信号が、地上デジタル放送受信装置1の入力として供給される。
選局部3は、受信アンテナ2により受信したRF信号に対して所望の物理チャンネルを選局してIF信号に周波数変換し、その出力をBPF4に供給する。この選局動作は制御部9により制御される。また、制御部9からの制御信号について、復調部5を経由する構成としても良い。
BPF4は、選局部3により選局されたIF信号に対して、選局チャンネルの周波数帯域成分のみを通過させ、復調部5に供給する。BPF4の通過帯域幅は、例えば、7MHzと8MHzのように複数の通過帯域特性を有し、制御部9から指定されるチャンネル帯域幅によって選択される。
復調部5に供給されたIF信号は、復調部5内のA/D変換部51に供給される。A/D変換部51は、供給されたIF信号をデジタル信号に変換し、その出力を直交復調部52に供給する。直交復調部52は、供給されたデジタル信号を所定の周波数のキャリア信号により、実軸成分を持つI信号と虚軸成分を持つQ信号とを含むベースバンド信号に直交復調し、その出力を周波数誤差補正部53に供給する。
周波数誤差補正部53は、供給されたベースバンド信号と周波数誤差算出部55により生成された周波数誤差補正信号とを乗算することにより、周波数誤差を補正し、周波数誤差補正されたベースバンド信号をFFT演算部54に供給する。FFT演算部54は、供給されたベースバンド信号の有効シンボル期間をFFT処理することにより、サブキャリアに対応した周波数領域信号に変換し、その出力を周波数誤差算出部55及び等化処理部56に供給する。
周波数誤差算出部55は、供給された周波数領域信号をシンボル間差動検波することにより、周波数誤差算出部55に供給された周波数領域信号に含まれるCP信号が伝送されているサブキャリア配置情報と、DVB−Tの規格で定められたCP信号が伝送されているサブキャリアの配置情報との相関から、キャリア周波数誤差を算出し、周波数誤差補正信号生成する。周波数誤差算出部55により生成された周波数誤差補正信号は、周波数誤差補正部53に供給される。また、周波数誤差算出部55により算出された周波数誤差は復調制御部60に供給される。周波数誤差補正部53及び周波数誤差算出部55により補正可能な周波数誤差範囲は、地上デジタル放送において使用される周波数オフセット量よりも十分に大きな値であることが望ましい。本発明の実施の形態に係る地上デジタル放送受信装置における周波数誤差補正部53及び周波数誤差算出部55により補正可能な周波数誤差範囲は±0.8[MHz]とする。但し、補正可能な周波数誤差範囲は、周波数誤差補正部53及び周波数誤差算出部55の性能限界によるものであり、本発明に係る実施形態において、限定するものではない。また、RF信号の地上デジタル放送信号の中心周波数が、選局部3において選局した周波数よりも大きい場合には、正の周波数誤差として算出され、RF信号の地上デジタル放送信号の中心周波数が、選局部3において選局した周波数よりも小さい場合には、負の周波数誤差として算出されるものとする。
等化処理部56は、スキャッタドパイロット(以下、SP(Scattered Pilot))信号を用いて周波数領域信号を等化処理し、その出力をTPS復調部57及び検波部58に供給する。TPS復調部57は、所定のサブキャリアで伝送されているTPS(Transmission Parameter Signaling))信号を復調する。TPS信号には、例えばサブキャリアの変調方式やビタビ符号の符号化率など、DVB−T規格で定められた伝送制御情報を含む。以下、TPS復調部57で得られた伝送制御情報をTPS情報とする。
TPS復調部57において復調されたTPS信号は、検波部58及び誤り訂正部59及び復調制御部60に供給される。また、TPS復調部57においてTPS信号が復号され、TPS情報を検出できているか否かを示すTPS検出信号を復調制御部60に供給する。TPS検出信号の値は、TPS復調部57においてTPS情報を検出できている場合には“1”、TPS情報を検出できていない場合には“0”とする。なお、TPS検出信号が“1”であれば、選局部3において選局した物理チャンネルにデジタル放送信号が含まれていると判断できる。
検波部58は、TPS復調部57から供給されたTPS情報を元に、等化処理部56により等化処理された周波数領域信号を各サブキャリアで変調されている変調方式に応じて検波し、デマッピングを行ってデータを復号する。検波部58において復号されたデータは誤り訂正部59に供給される。また、図中には示していないが、検波部58は、供給された周波数領域信号についての信号品質情報を検出し、復調制御部60に供給する。
ここで信号品質情報とは、搬送波電力対雑音電力比(CNR(Carrier to Noise Ratio))と信号電力対雑音電力比(SNR(Signal to Noise Ratio))変調誤差比(MER(Modulation Error Ratio))などが挙げられるが、本発明に係る地上デジタル放送受信装置においては、これらに限定されるものではない。なお、信号品質情報が規定値以上であれば、選局部3において選局した物理チャンネルにデジタル放送信号が含まれていると判断できる。
誤り訂正部59は、TPS復調部57から供給されたTPS情報を元に、例えばビタビ符号の符号化率などの情報に従って、供給されたデータを誤り訂正処理し、MPEG−2トランスポートストリーム(MPEG-2 Transport Stream、以下、TSとする)を出力する。誤り訂正部59から出力されたTSは多重分離部6に供給される。また、誤り訂正部59では、例えばリードソロモン誤り訂正において、TS信号のヘッダバイト(47HEX)を検出することにより、誤り訂正処理が同期しているか否かを示す誤り訂正同期信号、及び、誤り訂正処理でのビット誤り率(BER(Bit Error Rate))を復調制御部60に供給する。
誤り訂正同期信号の値は、誤り訂正部59において誤り訂正処理が同期している場合に“1”、同期していない場合に“0”とする。なお、誤り訂正同期信号が“1”、あるいは、誤り訂正処理でのビット誤り率が規定値以下であれば、選局部3において選局した物理チャンネルにデジタル放送信号が含まれていると判断できる。
復調制御部60は、上述したA/D変換部51と、直交復調部52と、周波数誤差補正部53と、FFT演算部54と、周波数誤差算出部55と、等化処理部56と、TPS復調部57と、検波部58と、誤り訂正部59とを制御する。また、周波数誤差算出部55から供給された周波数誤差と、TPS復調部57から供給されたTPS情報及びTPS検出信号と、検波部58から供給された信号品質情報と、誤り訂正部59から供給された誤り訂正同期信号及びビット誤り率とを、制御バスを介して制御部9に供給する。
この制御バスは、例えばI2Cバスなどのシリアル通信により、制御部9からの要求に応じて各情報を供給することこととなる。ただし、本発明に係る地上デジタル放送受信装置においては、これに限定されるものではない。また、TPS検出信号は、制御バスを介さずに、ハードウェア割り込みとして制御部9に供給することも可能である。
多重分離部6は、供給されたTS信号を映像/音声/データの各コンポーネントに多重分離し、制御部9により指定されたPID(Packet ID)を持つ映像コンポーネントを映像復号部7に、制御部9により指定されたPIDを持つ音声コンポーネントを音声復号部8に供給する。
また、多重分離部6は、供給されたTS信号からPSI(Program Specification Information)およびSI(Service Information)に含まれる各種テーブル、例えば、PAT(Program Association Table)、PMT(Program Map Table)、NIT(Network Information Table)、SDT(Service Description Table )など(以下、番組配列情報とする)を取得し、制御部9に供給する。この番組配列情報を元にチャンネルリストを生成することが可能である。ここで取得するテーブルは、DVB−Tの規格で定義されたテーブルの内、少なくとも一つを含むものとする。
映像復号部7は、供給された映像コンポーネントを復号し、映像信号を出力する。地上デジタル放送受信装置1は、映像表示部10を備えることも可能であり、映像復号部7から出力された映像信号を映像表示部10に表示させる。
音声復号部8は、供給された音声コンポーネントを復号し、音声信号を出力する。地上デジタル放送受信装置1は、音声出力部11を備えることも可能であり、音声復号部8から出力された音声信号を音声出力部11に出力させる。
制御部9は、上述した選局部3と、BPF4と、復調部5と、多重分離部6と、映像復号部7と、音声復号部8と、を制御する。この制御信号を扱う制御ラインとして、シリアルバス、スローバスなどが挙げられるが、本発明に係る実施形態において、制御ラインの種類を限定するものではない。また、制御部9は、多重分離部から供給された番組配列情報から、受信可能な地上デジタル放送番組のチャンネルリストを作成し、不揮発性メモリ10に記憶させる。
不揮発性メモリ10は、制御部9から供給されたチャンネルリストと、例えば、図2に示すような各国の物理チャンネル番号と中心周波数及びチャンネル帯域幅との関係を示すテーブルと、を記憶する。
以上のように構成された地上デジタル放送受信装置において、VHF帯でのシングルチャンネルリスト作成機能を実行する際の動作について図1及び図2を用いて説明する。
図2は、物理チャンネル番号“M”と各国・各地域で伝送される地上デジタル放送の中心周波数との関係を示すテーブルの一例であり、中心周波数の単位はMHzである。チャンネル帯域幅とチャンネル配置が同じ国及び地域に対しては同じ国・地域番号“N”を付して分類する。なお、“−”は、その国・地域において、物理チャンネル番号に相当するチャンネル配置が存在しないことを示す。図2では、4種類のチャンネル配置を持つ国・地域に分類したが、本発明に係る実施形態において、図2に示した分類に限定されるものではない。また、図2での物理チャンネル番号と周波数配置ととの関係は一例を示したものであり、本発明に係る実施形態において、図2に示した周波数配置に限定されるものではない。
図1は本発明を適用した実施形態において、各国・各地域での地上波デジタル放送で規定された物理チャンネル配置の内、VHF帯域について自動チャンネルリスト作成を実行する場合のシングルチャンネルリスト作成機能を説明するためのフローチャートである。
まず、物理チャンネル番号を“M”とし、ステップS101からシングルチャンネルリスト作成を開始し、ステップS102に進む。ステップS102において制御部9は、図2に示したチャンネル配置の分類から、例えば、国・地域番号を“N=1”を選択し、ステップS103に進む。
ステップS103において制御部9は、物理チャンネル番号“M”と国・地域番号“N”に応じた選局周波数とチャンネル帯域幅を、不揮発性メモリ10に記憶された国・地域別チャンネルテーブルから取得し、ステップS104に進む。次にステップS104において制御部9は、その物理チャンネル番号が、選択した国・地域番号において運用されているか否かを判定し、運用されている場合(ステップS103において取得した選局周波数が“−”以外の数値である場合)はステップS105に進み、運用されていない場合(ステップS103において取得した選局周波数が“−”である場合)はステップS115に進む。
ステップS105において制御部9は、S103において取得した選局周波数を選局するように選局部3を制御し、ステップS106に進む。次にステップS106において制御部9は、選局部3で選局したIF信号に対して復調処理を施すように、復調部5を制御し、ステップS107に進む。
ステップS107において制御部9は、復調部5からTPS検出信号を取得し、ステップS108に進む。次にステップS108において制御部9は、TPS復調部57でTPS情報を検出できているか否かを判定し、TPS情報を検出できている場合(TPS検出信号が“1”の場合)はステップS109に進み、TPS情報を検出できていない場合(TPS検出信号が“0”の場合)はステップS115に進む。
ステップS109において制御部9は、復調部5から誤り訂正同期信号を取得し、ステップS110に進む。次にステップS110において制御部9は、誤り訂正部59で誤り訂正処理が同期しているか否かを判定し、誤り訂正処理が同期している場合(誤り訂正同期信号が“1”の場合)はステップS111に進み、誤り訂正処理が同期していない場合(誤り訂正同期信号が“0”の場合)はステップS115に進む。
なお、ステップS110での判定は、検波部58から供給された周波数領域信号についての信号品質情報がある規定値を超えるか否か、あるいは、誤り訂正部59から供給される誤り訂正処理でのビット誤り率が規定値を下回るか否かで判断しても良い。
ステップS111において制御部9は、復調部5から周波数誤差を取得し、ステップS112に進む。次にステップS112において制御部9は、ステップS111において取得した周波数誤差が規定範囲を超えるか否かを判定し、規定範囲を超える場合にはステップS115に進み、規定範囲内である場合にはステップS113に進む。
ステップS113において制御部9は、多重分離部6から番組配列情報を取得し、ステップS114に進む。また、ステップS113において制御部9は、番組配列情報取得に要する時間を、例えば最大10秒まで継続するように制御する。この番組配列情報取得に対する待機時間は、番組配列情報に含まれる各種テーブルの内で伝送周期が最も長いPATの伝送周期以上であることが望ましい。
次にステップS114において制御部9は、番組配列情報を取得できたか否かを判定し、番組配列情報の一部または全てを取得できた場合にはステップS117に進み、番組配列情報を取得できなかった場合にはステップS115に進む。
ステップS115に達した場合に制御部9は、選択している国・地域番号“N”のチャンネルテーブルに該当する地上デジタル放送信号が存在しないと判断する。次にステップS115において、制御部9は、不揮発メモリ9に記憶されたチャンネルテーブルにある全ての国・地域番号を選局したか否かを判定し、例えば、図4に示したチャンネルテーブルを持つ場合には、N=4であればステップS118に進み、Nが4以下であればステップS116に進む。
ステップS116において制御部9は、国・地域番号を一つ加算し、ステップS103に進み、全ての国・地域番号を終了するまで、ステップS103からステップS115のループを繰り返す。
ステップS117において制御部9は、ステップS105において選局した選局周波数と、ステップS111において取得した周波数誤差と、ステップS113において取得した番組配列情報を元にチャンネルリストと、を作成し、不揮発性メモリ10に記憶させるように制御して、ステップS119に進む。一方、ステップS118において制御部9は、選択している物理チャンネル番号“M”には地上デジタル放送信号が存在しないと判断し、チャンネルリストには何も登録せずにステップS119に進む。ステップS119において制御部9は、シングルチャンネルリスト作成を終了させる。
以後のチャンネルリストに基づく選局では、ステップS117において不揮発性メモリ10に記憶させた選局周波数と周波数誤差から最適な選局周波数に補正して、前述した周波数オフセットが存在しても、周波数誤差をできるだけ小さくすることができる。
以上のような方法でシングルチャンネルリスト作成機能が実行された場合の具体的動作について、物理チャンネル番号“M=6”と“M=7”を例にとり説明する。ここで、受信アンテナ2で受信したRF信号に、中心周波数を186MHzとし、チャンネル帯域幅が8MHzの地上デジタル放送信号が含まれるものとする。また、国・地域番号“N=1”における物理チャンネル番号“M=6”の周波数(186.75MHz)を選局した場合に、中心周波数186MHzの地上デジタル放送信号は、周波数誤差補正部53及び周波数誤差算出部55により補正可能であるとする。即ち、186MHzを中心周波数とする地上デジタル放送信号は、選局周波数(186.75MHz)を中心とする補正可能な周波数誤差範囲(±0.8[MHz])内にあることを意味する。また、国・地域番号“N=1”における物理チャンネル番号“M=6”の周波数(186.75MHz)を選局した場合に、中心周波数178MHzの地上デジタル放送信号は、周波数誤差補正部53及び周波数誤差算出部55により補正不可能であるとする。即ち、178MHzを中心周波数とする地上デジタル放送信号は、選局周波数(186.75MHz)を中心とする補正可能な周波数誤差範囲(±0.8[MHz])外にあることを意味する。
このような環境において、物理チャンネル番号“M=6”についてシングルチャンネルリスト作成を実行した場合には、中心周波数186MHzの地上デジタル放送信号はチャンネルリストに登録されずに、物理チャンネル番号“M=7”についてシングルチャンネルリスト作成を実行した場合に登録されることが望まれる。
まず、物理チャンネル番号を“M=6”、国・地域番号を“N=1”とし、ステップS101からシングルチャンネルリスト作成を開始する。この時、選局周波数が186.75MHzであるために、中心周波数が186MHzの地上デジタル放送信号がRF信号として入力されると、周波数補正部53によりキャリア周波数誤差が補正され、復調部5からは正常なTSが出力される。
即ち、TPS復調部57においてTPS情報が検出され、誤り訂正部59において誤り訂正処理が同期する。従って、ステップS108においてTPS検出信号が“1”、且つ、ステップS109において誤り訂正同期信号が“1”となりステップS111に進む。しかしながら、ステップS111で取得した周波数誤差は、選局部3に設定した周波数と、選局部3に供給された地上デジタル放送信号の周波数との差、即ち、−0.75MHz程度の値が取得され、ステップ112に進む。
ステップ112において周波数誤差の規定範囲を”Y=−0.5−1/24[MHz]からZ=+0.5+1/24[MHz]の範囲とした場合、周波数誤差が規定値範囲外となるために、ステップS115へと進む。
次に、国・地域番号“N=2”では、選局周波数(178MHz)とRF信号の周波数(186MHz)との差が大きいため、周波数補正部53によりキャリア周波数誤差が補正できない。即ち、FFT演算部54においてFFT処理ができず、TPS復調部57においてTPS情報を取得できない。従って、ステップS108においてTPS検出信号が“0”となり、ステップS115へと進む。次に、国・地域番号“N=3”及び“N=4”では、チャンネル帯域幅が異なるため、FFT演算部54においてFFT処理が正常に動作しないため、TPS復調部57においてTPS情報を取得できない。
従って、ステップS108においてTPS検出信号が“0”となり、ステップS115へと進む。以上のように、全ての国・地域番号において、選択している物理チャンネル番号“M”には地上デジタル放送信号が存在しないと判断し、チャンネルリストには何も登録せずにシングルチャンネルリスト作成を終了する。また、シングルチャンネルリスト作成において番組情報取得待ち状態にはならないことは明らかである。
次に、物理チャンネル番号を“M=7”、国・地域番号を“N=1”とし、ステップS101からシングルチャンネルリスト作成を開始する。この時、選局周波数(194.75MHz)とRF信号の周波数(186MHz)との差が大きいため、周波数補正部53によりキャリア周波数誤差が補正できない。即ち、FFT演算部54においてFFT処理ができず、TPS復調部57においてTPS情報を取得できない。従って、ステップS108においてTPS検出信号が“0”となり、ステップS115へと進む。次に、ステップS116において、国・地域番号を“N=2”とし、ステップS103に進む。この時、選局周波数が186MHzであるために、中心周波数が186MHzの地上デジタル放送信号がRF信号として入力されると、復調部5での復調処理は全て正常に動作し、復調部5からは正常なTSが出力される。
従って、ステップS108においてTPS検出信号が“1”となり、且つ、ステップS110において誤り訂正同期信号が“1”となり、ステップS111に進む。次に、ステップS111で取得した周波数誤差は、選局部3に設定した周波数と、選局部3に供給された地上デジタル放送信号の周波数との差、即ちほぼ0に近い値が取得され、ステップ112に進む。ステップ112において周波数誤差の規定範囲を”Y=−0.5−1/24[MHz]からZ=+0.5+1/24[MHz]の範囲とした場合、周波数誤差が規定値範囲内となるために、ステップS113へと進む。次に、ステップS113において番組配列情報が取得でき、ステップS117に進む。ステップS117においては、ステップS113において取得した番組配列情報を元にチャンネルリストが作成され、不揮発性メモリ10にチャンネルリストを登録し、VHF帯のシングルチャンネルリスト作成を終了する。
本発明に係る実施形態においては、国・地域番号を“N=1”から順に加算して実行したが、例えば、ユーザが国・地域を選択することにより、実行する順番を変更しても同様の効果が得られる。
また、選局部3では、分周比のステップ周波数を1/6MHzとするローカル信号により、RF信号をIF信号(36+1/6MHz)に変換するため、1/6MHzステップ毎に区切られた離散的な選局周波数設定となることが一般的である。例えば、RF信号の周波数が186MHzである場合のローカル信号の周波数は(222+1/6)MHzであり、分周比は(222+1/6)÷(1/6)=1333となる。一方、本発明に係る実施形態における動作の一例として示した186.75MHzでは、ローカル信号の周波数は(222+3/4+1/6)MHzとなり、分周比は計算上で(222+3/4+1/6)÷(1/6)=1337.5となるが、整数である必要があるために小数点以下を切り上げて分周比を1338として選局することとなる。即ち、186+5/6MHzを選局することになる。
すると、地上デジタル放送信号の周波数が186.75−3/6MHzである場合に、186+5/6MHzを選局すると、ステップS111において取得される周波数誤差が−7/12MHzとなり、上述したステップ112における周波数誤差の規定範囲外となってしまう。正常に受信すべき周波数オフセット量「−3/6MHz」の地上デジタル放送信号をリストに登録できないことになる。
このような場合を考慮し、ステップ112における周波数誤差の規定範囲を、Y=−0.5−4/36[MHz]からZ=+0.5+1/36[MHz]とすることで、上記のような場合にも規定範囲内となり、周波数オフセット量「−3/6MHz」の地上デジタル放送信号をリストに登録することができる。
周波数誤差の規定範囲は、制御部9に備えられており、周波数誤差の規定範囲としては、上述したY=−0.5−1/24[MHz]からZ=+0.5+1/24[MHz]の範囲やY=−0.5−4/36[MHz]からZ=+0.5+1/36[MHz]の範囲が用いられるがこれに限定されるものではない。
本発明に係る実施形態においては、ステップ112における周波数誤差の規定範囲を“Y”から“Z”として規定したが、図2に示した国・地域別の周波数テーブル、選局部3の選局周波数誤差、周波数誤差補正部53及び周波数誤差算出部55により補正可能な周波数誤差範囲などに従って、微調整することが可能である。
図5及び図6のように構成された地上デジタル放送受信装置において、全チャンネルリスト作成機能を実行する際の動作について図3及び図4を用いて説明する。
まず、図5及び図6のように構成された地上デジタル放送受信装置において、UHF帯でのシングルチャンネルリスト作成機能を実行する際の動作について図3を用いて説明する。UHF帯で伝送される地上デジタル放送信号は、チャンネル配置およびチャンネル帯域幅が各国共通である。
図3は本発明を適用した実施形態において、各国・各地域での地上波デジタル放送で規定された物理チャンネル配置の内、UHF帯域について自動チャンネルリスト作成を実行する場合のシングルチャンネルリスト作成機能を説明するためのフローチャートである。なお、図3において、図1と同一部分には同一符号を付して示している。
まず、物理チャンネル番号を“M”とし、ステップS201からシングルチャンネルリスト作成を開始し、ステップS202に進む。ステップS202において制御部9は、物理チャンネル番号“M”に応じた選局周波数を、不揮発性メモリ10に記憶されたチャンネルテーブルから取得し、ステップS105に進む。
ステップS105において制御部9は、S103において取得した選局周波数を選局するように選局部3を制御し、ステップS106に進む。次にステップS106において制御部9は、選局部3で選局したIF信号に対して復調処理を施すように、復調部5を制御し、ステップS107に進む。
ステップS107において制御部9は、復調部5からTPS検出信号を取得し、ステップS108に進む。次にステップS108において制御部9は、TPS復調部57でTPS情報を検出できているか否かを判定し、TPS情報を検出できている場合(TPS検出信号が“1”の場合)はステップS109に進み、TPS情報を検出できていない場合(TPS検出信号が“0”の場合)はステップS118に進む。
ステップS109において制御部9は、復調部5から誤り訂正同期信号を取得し、ステップS110に進む。次にステップS110において制御部9は、誤り訂正部59で誤り訂正処理が同期しているか否かを判定し、誤り訂正処理が同期している場合(誤り訂正同期信号が“1”の場合)はステップS113に進み、誤り訂正処理が同期していない場合(誤り訂正同期信号が“0”の場合)はステップS118に進む。
ステップS113において制御部9は、多重分離部6から番組配列情報を取得し、ステップS114に進む。また、ステップS113において制御部9は、番組配列情報取得に要する時間を、例えば最大10秒まで継続するように制御する。この番組配列情報取得に対する待機時間は、番組配列情報に含まれる各種テーブルの内で伝送周期が最も長いPATの伝送周期以上であることが望ましい。次にステップS114において制御部9は、番組配列情報を取得できたか否かを判定し、番組配列情報の一部または全てを取得できた場合にはステップS117に進み、番組配列情報を取得できなかった場合にはステップS118に進む。
ステップS117において制御部9は、ステップS105において選局した選局周波数と、ステップS111において取得した周波数誤差と、ステップS113において取得した番組配列情報と、を元にチャンネルリストを作成し、不揮発性メモリ10に記憶させるように制御して、ステップS119に進む。
一方、ステップS118において制御部9は、選択している物理チャンネル番号“M”には地上デジタル放送信号が存在しないと判断し、チャンネルリストには何も登録せずにステップS119に進む。ステップS119において制御部9は、UHF帯のシングルチャンネルリスト作成を終了させる。
図4は本発明を適用した実施形態において、各国・各地域での地上波デジタル放送で規定された物理チャンネル配置の全てについて、自動チャンネルリスト作成を実行する場合の全チャンネルリスト作成機能を説明するためのフローチャートである。
まず、ユーザーの指示または初回電源起動時の初期動作として、ステップS301から全チャンネルリスト作成処理が開始され、ステップS302に進む。ステップS302において制御部9は、例えば最も小さいVHF帯の物理チャンネル番号を“M=5”として、ステップS101に進む。ステップS101において制御部9は、図1と同一の動作を実行し、ステップS303に進む。
ステップS303において制御部9は、VHF帯を全てチャンネルリスト作成したか否かを判定するために、例えば、大きいVHF帯の物理チャンネル番号が“M=12”である場合には、物理チャンネル番号が“M=12”であるか否かを判定し、全てのVHF帯チャンネルをリスト作成した場合にはステップS304に進み、全てのVHF帯チャンネルをリスト作成していない場合にはステップS306に進む。ステップS306において制御部9は、物理チャンネル番号を一つ加算し、ステップS101に進み、全てのVHF帯チャンネルをリスト作成するまで、ステップS101からステップS303のループを繰り返す。
次に、ステップS304において制御部9は、例えば最も小さいUHF帯の物理チャンネル番号を“M=21”として、ステップS201に進む。ステップS201において制御部9は、図3と同一の動作を実行し、ステップS305に進む。ステップS305において制御部9は、UHF帯を全てチャンネルリスト作成したか否かを判定するために、例えば、物理チャンネル番号が“M=69”であるか否かを判定し、全てのVHF帯チャンネルをリスト作成した場合にはステップS308に進み、全てのUHF帯チャンネルをリスト作成していない場合にはステップS307に進む。
ステップS307において制御部9は、物理チャンネル番号を一つ加算し、ステップS201に進み、全てのUHF帯チャンネルをリスト作成するまで、ステップS201からステップS305のループを繰り返す。次に、ステップS308において制御部9は、チャンネルリスト作成処理を終了させる。
以上のように、本実施形態では、地上デジタル放送のチャンネル配置が異なる国が隣接する環境下であっても、好適な中心周波数と周波数オフセットでチャンネルリストを作成し、選局した地上デジタル放送信号の周波数帯域とチューナのフィルタ特性とを一致させ、同一チャンネルのアナログ妨害除去フィルタを好適に設定することを可能にする地上デジタル放送受信装置ならびに自動チャンネルリスト作成方法が可能となる。
上記実施例では、欧州における地上デジタル放送方式であるDVB−Tにおける動作の詳細を説明したが、他の放送方式においても同様の効果を得ることが可能である。
本発明を適用した実施形態において、各国・各地域での地上波デジタル放送で規定された物理チャンネル配置の内、VHF帯域について自動チャンネルリスト作成を実行する場合のシングルチャンネルリスト作成機能を説明するためのフローチャートである。 物理チャンネル番号“M”と各国・各地域で伝送される地上デジタル放送の中心周波数との関係を示すテーブルの一例である。 本発明を適用した実施形態において、各国・各地域での地上波デジタル放送で規定された物理チャンネル配置の内、UHF帯域について自動チャンネルリスト作成を実行する場合のシングルチャンネルリスト作成機能を説明するためのフローチャートである。 本発明を適用した実施形態において、各国・各地域での地上波デジタル放送で規定された物理チャンネル配置の全てについて、自動チャンネルリスト作成を実行する場合の全チャンネルリスト作成機能を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る地上デジタル放送受信装置の概略を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る地上デジタル放送受信装置の復調部における動作を詳細に説明するためのブロック図である。
符号の説明
1…地上デジタル放送受信装置、2…受信アンテナ、3…選局部、4…BPF、5…復調部、6…多重分離部、7…映像復号部、8…音声復号部、9…制御部、10…不揮発性メモリ、11…映像表示部、12…音声出力部、51…A/D変換部、52…直交復調部、53…周波数誤差補正部、54…FFT演算部、55…周波数誤差算出部、56…等化処理部、57…TPS復調部、58…検波部、59…誤り訂正部、60…復調制御部

Claims (9)

  1. 複数の物理チャンネル番号と当該物理チャンネルが運用されている隣接した複数の国又は地域とで中心周波数を分類するチャンネルリストから、一の物理チャンネル番号及び一の国又は地域がそれぞれ順次選択される選択ステップと、
    択された物理チャンネル番号が選択された国又は地域において運用されているかを判断する運用確認ステップと、
    択された物理チャンネルが前記選択された国又は地域において運用されていると判断された場合、地上デジタル放送信号を受信するステップと、
    選択された物理チャンネルに地上デジタル放送信号が含まれているか否かを判断する放送信号判断ステップと、
    前記放送信号判断ステップにおいて、前記選択された物理チャンネルに地上デジタル放送信号が含まれていると判断された場合には、前記受信した地上デジタル放送信号の周波数が規定の周波数誤差の範囲であるか否かを判断する周波数誤差判断ステップと、を備え、
    前記周波数誤差判断ステップにおいて、前記受信した地上デジタル放送信号の周波数が規定の周波数誤差の範囲内であると判断された場合には、前記選択ステップで選択されている一の物理チャンネル番号及び一の国又は地域に対応する中心周波数で受信した地上デジタル放送信号の番組配列情報を取得し、当該番組配列情報に基づいてチャンネルリストを作成することを特徴とする自動チャンネルリスト作成方法。
  2. 前記運用確認ステップにおいて、前記選択された物理チャンネル番号が選択された国又は地域において運用されていないと判断された場合、前記運用確認ステップの後に、選択された物理チャンネル番号における全ての国又は地域が選択されているかを確認する確認ステップをさらに備え、
    記確認ステップにおいて、選択された物理チャンネル番号における全ての国又は地域が選択されていないことが確認された場合、前記選択ステップで、前記選択されていない次の国又は地域を選択することを特徴とする請求項1に記載の自動チャンネルリスト作成方法。
  3. 前記放送信号判断ステップにおいて、選択された物理チャンネルに地上デジタル放送信号が含まれていないと判断された場合に、前記放送信号判断ステップの後に、選択された物理チャンネル番号における全ての国又は地域が選択されているかを確認する確認ステップをさらに備え、
    記確認ステップにおいて、選択された物理チャンネル番号における全ての国又は地域が選択されていないことが確認された場合、前記選択ステップで、前記選択されていない次の国又は地域を選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動チャンネルリスト作成方法。
  4. 前記周波数誤差判断ステップにおいて、前記受信した地上デジタル放送信号の周波数が規定の周波数誤差の範囲外であると判断された場合に、前記周波数誤差判断ステップの後に、選択された前記物理チャンネル番号における全ての国又は地域が選択されているかを確認する確認ステップをさらに備え、
    記確認ステップにおいて、選択された物理チャンネル番号における全ての国又は地域が選択されていないことが確認された場合、前記選択ステップで、前記選択されていない次の国又は地域を選択することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の自動チャンネルリスト作成方法。
  5. 前記放送信号判断ステップにおいては、前記地上デジタル放送信号の搬送波電力対雑音電力比、信号電力対雑音電力比、変調誤差比、又はビット誤り率を用いて、選択された物理チャンネルに地上デジタル放送信号が含まれるか否かを判断することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の自動チャンネルリスト作成方法。
  6. 地上デジタル放送信号を受信する受信部と、
    複数の物理チャンネル番号と当該物理チャンネルが運用されている隣接した複数の国又は地域とで中心周波数を分類するチャンネルリストが記憶されている記部と、
    前記記憶部に記憶されているチャンネルリストから一の物理チャンネル番号及び一の国又は地域をそれぞれ順次選択し、前記選択た物理チャンネル番号が前記選択した国又は地域において運用され、前記選択した物理チャンネルに地上デジタル放送信号が含まれており、前記受信した地上デジタル放送信号の周波数が規定の周波数誤差の範囲内であると判断された場合には、選択されている一の物理チャンネル番号及び一の国又は地域に対応する中心周波数で受信した地上デジタル放送信号の番組配列情報を取得し、当該番組配列情報に基づいてチャンネルリストを作成する制御部と、を備えることを特徴とする受信装置。
  7. 前記受信部において受信された地上デジタル放送信号から所望の物理チャンネルを選局して前記受信された信号を所定の形式の信号に変換して出力する選局部と、
    前記選局部から出力された信号を復調する復調部と、
    前記復調部から出力された信号から映像コンポーネント及び音声コンポーネントを出力する多重分離部と、
    前記多重分離部から出力された映像コンポーネントを復号する映像復号手段と、
    前記多重分離部から出力された音声コンポーネントを復号する音声復号手段と、を備えることを特徴とする請求項6に記載の受信装置。
  8. 前記映像復号手段から出力された信号に基づき、映像を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の受信装置
  9. 前記音声復号手段から出力された信号に基づき、音声を出力する出力手段を有することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の受信装置
JP2007117960A 2007-04-27 2007-04-27 自動チャンネルリスト作成方法及び受信装置 Active JP4434229B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007117960A JP4434229B2 (ja) 2007-04-27 2007-04-27 自動チャンネルリスト作成方法及び受信装置
EP08250798.9A EP1986427B1 (en) 2007-04-27 2008-03-07 Channel list forming method, receiving apparatus, picture display apparatus, sound output apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007117960A JP4434229B2 (ja) 2007-04-27 2007-04-27 自動チャンネルリスト作成方法及び受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008278089A JP2008278089A (ja) 2008-11-13
JP4434229B2 true JP4434229B2 (ja) 2010-03-17

Family

ID=39511107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007117960A Active JP4434229B2 (ja) 2007-04-27 2007-04-27 自動チャンネルリスト作成方法及び受信装置

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP1986427B1 (ja)
JP (1) JP4434229B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW201044872A (en) * 2009-06-02 2010-12-16 Ite Tech Inc A blind scan apparatus for digital video broadcast system and method thereof
JP5387394B2 (ja) * 2009-12-25 2014-01-15 船井電機株式会社 テレビジョン信号受信装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3457622B2 (ja) 2000-03-31 2003-10-20 株式会社東芝 デジタル放送受信装置
JP4419271B2 (ja) 2000-04-21 2010-02-24 ソニー株式会社 復調装置及び復調方法
TWI227638B (en) * 2003-10-29 2005-02-01 Delta Electronics Inc Method for searching television channel
KR100755837B1 (ko) * 2005-02-11 2007-09-07 엘지전자 주식회사 영상기기에서의 멀티 튜닝 시스템 및 그를 이용한 멀티 튜닝 방법
US8302135B2 (en) * 2005-09-21 2012-10-30 Sanyo Electric Co., Ltd. Digital broadcast receiver

Also Published As

Publication number Publication date
EP1986427B1 (en) 2014-07-09
EP1986427A3 (en) 2011-04-06
EP1986427A2 (en) 2008-10-29
JP2008278089A (ja) 2008-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7123669B2 (en) TPS decoder in an orthogonal frequency division multiplexing receiver
US7773682B2 (en) OFDM reception apparatus and OFDM reception method
RU2314645C2 (ru) Информация параметров передачи
US8964900B2 (en) Receiving apparatus, receiving method, and program
US9344126B2 (en) Receiving apparatus, receiving method, and program
JP4442238B2 (ja) 受信装置
JP2005223549A (ja) 受信装置
JP4434229B2 (ja) 自動チャンネルリスト作成方法及び受信装置
WO2011086880A1 (ja) デジタル放送受信機
JP2008148230A (ja) 放送受信装置と放送受信方法
WO2004055998A1 (ja) 受信装置及び受信装置のc/n比表示方法
EP2104237A2 (en) Receiving apparatus and method of making channel list in receiving apparatus
CA2265330C (en) Receiver for digital broadcast signal including transmitter identification information
EP2066052A2 (en) Broadcast receiving apparatus and method for receiving hierarchically modulated broadcast signals
JP2006287342A (ja) ギャップフィラー装置
WO2024043240A1 (ja) 送信装置、受信装置、及びプログラム
JP2006165934A (ja) デジタル放送受信システム、携帯端末、及び、デジタル放送受信装置、
JP4757152B2 (ja) デジタル放送受信装置及びテレビジョン受信装置
JP2007116322A (ja) デジタル放送受信機のチャンネルサーチ方法
JP2010206312A (ja) 受信装置及び受信装置の受信方法
JP2003230070A (ja) アンテナレベル表示装置及び方法、並びに、受信装置
JP2008154215A (ja) 受信状態の判定方法およびそれを利用した受信装置
KR100301483B1 (ko) 오에프디엠시스템의티피에스동기획득방법및장치
JP4161667B2 (ja) 直交周波数分割多重信号の送信装置、受信装置、受信方法及び集積回路
EP1947789A2 (en) Digital broadcasting receiver and channel tuning method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091221

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4434229

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140108

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250