JP2006163209A - 光ファイバケーブル - Google Patents

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Toyoaki Kimura
豊明 木村
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Abstract

【課題】 自身が通線工具と同じ機能を持つことで、布設作業の簡略化を図り得る光ファイバケーブルを得る。
【解決手段】 外層体2の中心部に光ファイバ1Aを配置した断面を持つワイヤー状をなし、全体の曲げ剛性及び外周形状が、配管内に電線を通すための通線工具の曲げ剛性及び外周形状と略同等に設定されている。外層体2の外径は6mm以下で、全体の曲げ剛性は0.06〜0.12N・mに設定されている。また、外層体2の外周面に、長手方向に連続した螺旋状の凹凸条2aが形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、加入者宅に設置された配管内に容易に布設することのできる光ファイバケーブルに関するものである。
近年、光通信システムの需要が増化するにつれ、光伝送路である光ファイバケーブルが多く使用されている。FTTH(Fiber To The Home)等の用途に用いられ光ファイバケーブルを加入者宅の配管内に布設する場合、最初に配管内にワイヤー状の通線工具を押し込み、次にこの通線工具(例えば、非特許文献1参照)の末端に連結した光ファイバケーブルを牽引するという工程を経て光ファイバケーブルを布設している。
このような専用の通線工具を用いるのは、従来の光ファイバケーブルの場合、通線に適する曲げ剛性を有するものではなく、そのままでは一般的に曲げ部が複数箇所にわたって形成される配管内に押し込み布設することができないからである。
ジェフコム株式会社 Vol.3、インターネット<URL:http://www.jefcom.co.jp/shop/pdf/018.pdf
しかし、光ファイバケーブルと別に専用の通線工具を使用すると、工程が増えるので、布設作業が面倒であった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、自身に通線工具と同じ機能を持つことで、布設作業の簡略化を図り得る光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1の発明は、外層体の中心部に光ファイバを配置した断面を持ち、全体の曲げ剛性及び外周形状が、配管内に電線を通すための通線工具の曲げ剛性及び外周形状と略同等に設定されていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項2の発明は、請求項1において、前記外層体の外径が6mm以下に設定されると共に、全体の曲げ剛性が0.06〜0.12N・mに設定されていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項3の発明は、請求項1または2において、前記外層体の外周面に、長手方向に連続した螺旋状の凹凸条が形成されていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項4の発明は、請求項1または2において、前記外層体が、前記光ファイバを中心に配した状態でそれを囲むように複数本の線条体を螺旋状に撚り合わせることにより構成されており、その線条体の撚り合わせにより生じる螺旋状の凹凸形状が外面に浮き出るように、前記外層体の外周に外被を被覆したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ケーブル自体に通線工具と同じ機能を発揮させることができる。つまり、既設の配管の中に直接ケーブルを押し込むことができ、そのままケーブルを配管内に布設することができる。従って、従来では、既設の配管の中にケーブルを布設する際に、最初に通線工具を通した後、次に光ケーブルを牽引する工程を要していたが、ケーブル自体が通線工具と同等の機能を有することから、1工程で布設が完了し、一般に使用する通線工具も不要になる。よって、作業手間や作業コストを減らすことができる。
請求項2の発明によれば、加入者宅において通常設置されている内径16φの配管内に無理なく確実にケーブルを布設することができる。
請求項3の発明によれば、配管の内壁とケーブルとの接触面積を減らすことができ、ケーブル押し込み時の摩擦を軽減して、通線を容易にすることができる。
請求項4の発明によれば、撚線状の外層体の外側に外被を被せて形状安定化を図るものの、その外被の外面に、外層体の螺旋状の凹凸形状を浮き上がらせるので、配管の内壁とケーブルとの接触面積を減らすことができ、ケーブル押し込み時の摩擦を軽減して、通線を容易にすることができる。
以下、本発明に係る光ファイバケーブルの好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は第1の実施の形態の光ファイバケーブル10Aの構成図である。
この光ファイバケーブル10Aは、樹脂で一体成形された外層体2の中心部に単心光ファイバ1Aを配置した断面を持つもので、全体がワイヤー状をなしており、曲げ剛性及び外周形状が、配管内に電線を通すための一般の通線工具の曲げ剛性及び外周形状と略同等に設定されている。
具体的には、一般の加入者宅に設置される配管は内径が16mmφであるから、それに確実に通せる外径として外層体2の外径は6mm以下に設定されている。また、全体の曲げ剛性は、0.06〜0.12N・mに設定されている。また、外層体2の外周面には、長手方向に連続した螺旋状の凹凸条2aが形成されている。外層体2は、ヤング率が4000kg/mm〜7000kg/mmの高強度プラスチックで構成されている。また、凹凸条2aの最外面の凸部には必要に応じて、エルカ酸アミド等の低摩擦材が添加されている。
図2は第2の実施の形態の光ファイバケーブル10Bであり、このケーブル10Bでは、前記と同じ外層体2の中心部に光ファイバコード1Bを配置している。光ファイバコード1Bは、光ファイバの外周を、アラミド繊維等の緩衝材で覆ったもの、あるいは、アラミド繊維等の緩衝材とポリエチレンの被覆材で覆ったものであり、外層体2を除去することで、光ファイバコードとしての使用が可能である。
図3は第3の実施の形態の光ファイバケーブル10Cであり、このケーブル10Cでは、前記と同じ外層体2の中心部に多心光ファイバ1Cを配置している。
以上の構成にすることにより、光ファイバケーブル10A、10B、10C自体に通線工具と同じ機能を発揮させることができる。つまり、既設の16mmφの配管の中に直接ケーブル10A、10B、10Cを確実、且つ、容易に押し込むことができて、そのままケーブル10A、10B、10Cを配管内に布設することができる。従って、1工程で布設が完了し、一般に使用する通線工具も不要になり、作業手間や作業コストを減らすことができる。この場合、外層体2の外周の凹凸条2aが、配管の内壁とケーブルとの接触面積を減らして、ケーブル押し込み時の摩擦を軽減する効果をもたらす。
図4は第4の実施の形態の光ファイバケーブル10Dであり、このケーブル10Dでは、(a)に示すように外層体20が、光ファイバ1Aを中心に配した状態でそれを囲むように複数本の線条体21を螺旋状に撚り合わせることにより構成されている。そして、(b)に示すように、その線条体21の撚り合わせにより生じる螺旋状の凹凸形状20aが外面に浮き出るように、外層体20の外周に厚さ0.1〜0.5mmのポリエチレンの外被25を被覆することにより、光ファイバケーブル10Dが構成されている。
この第4の実施の形態の光ファイバケーブル10Dも、全体がワイヤー状をなし、曲げ剛性及び外周形状が、一般の通線工具の曲げ剛性及び外周形状と略同等に設定されている。従って、前記した第1〜第3の実施の形態の光ファイバケーブルと同じ作用効果を発揮することができる。
次に配管内に通線のためのサンプル実験の結果を説明する。
ここでは、加入者宅で主に使用されている管路の一つである16φPFS(単層構造の合成樹脂製可撓管)管路に、光ケーブル等を押し込み布設する場合について実験した。押し込みの条件として、図5(a)に示すように、管路長は一般的な住宅規定である「内線規定」に基づき、30m×曲がり4箇所とした。また、予め16φの管路内に5φのケーブルが先行配線されている場合とした。
サンプルとして、次の9種類を使用したところ、図6の結果が得られた。
(1)2cドロップケーブル
(2)2cインドアケーブル
(3)2cノンメタルドロップケーブル
(4)8cドロップケーブル
(5)8cテープスロットケーブル
(6)24cLAN用ケーブル
(7)GW巻付ケーブル
(8)LLDPE被覆FRP
(9)通線用工具(本発明の実施形態の光ファイバケーブルに相当)
(1)〜(8)のサンプルは、全ルートに対しての布設は困難であったが、(9)の通線工具は全ルートに対しての押し込みが可能であった。この差について分かるのは、押し込み性に寄与している要因の一つが曲げ剛性であるということである。図7に押込長と曲げ剛性の関係を示す。この結果から分かることは、曲げ剛性が強すぎると直進性が増し、曲がり部でつかえて奥へ入らなくなる。一方、曲げ剛性が弱過ぎると直進性に欠け、管路内で蛇行し進行が妨げられる。従って、最適な曲げ剛性は、0.06〜0.12N・mの範囲であると考えられる。
また、押し込み性と外径の相関について調べてみた結果が図8である。この図から分かるように、外径が大きいと管路内の隙間に対し物理的に通線しづらくなる。そこで、その上限を求める必要がある。加入者宅配線で一般的に使用されている内径16φの管路内に5φ程度の配線が既に布設されている環境における隙間は、単純計算で16φ−5φ=11φである。その隙間に対して押し込み布設が可能な外径を見極めてみたところ、外径6.0mm以下が一般的な環境であれば、押し込みが可能であると判断できた。
また、第3角まで到達した(5)(7)(9)のその他の条件を比較すると、これらはいずれも外形が丸形であることが分かる。従って、管路内をスムーズに進行させるには丸形が好ましいことが分かる。
本発明の第1の実施の形態の光ファイバケーブルの構成図である。 本発明の第2の実施の形態の光ファイバケーブルの構成図である。 本発明の第3の実施の形態の光ファイバケーブルの構成図である。 本発明の第4の実施の形態の光ファイバケーブルの構成図である。 サンプル実験の条件を示し、(a)は布設ルート、(b)は配管内部を示す図である。 サンプルの種類と結果を示す図である。 各サンプルの剛性と押込長の相関を示すグラフである。 各サンプルの外径と押込長の相関を示すグラフである。
符号の説明
1A 単心光ファイバ
1B 光ファイバコード
1C 多心光ファイバ
2 外層体
2a 凹凸条
10A〜10D 光ファイバケーブル
20 外層体
20a 凹凸形状
21 線条体
25 外被

Claims (4)

  1. 外層体の中心部に光ファイバを配置した断面を持ち、全体の曲げ剛性及び外周形状が、配管内に電線を通すための通線工具の曲げ剛性及び外周形状と略同等に設定されていることを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 前記外層体の外径が6mm以下に設定されると共に、全体の曲げ剛性が0.06〜0.12N・mに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバケーブル。
  3. 前記外層体の外周面に、長手方向に連続した螺旋状の凹凸条が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバケーブル。
  4. 前記外層体が、前記光ファイバを中心に配した状態でそれを囲むように複数本の線条体を螺旋状に撚り合わせることにより構成されており、その線条体の撚り合わせにより生じる螺旋状の凹凸形状が外面に浮き出るように、前記外層体の外周に外被を被覆したことを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバケーブル。
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