JP2006155830A - 光ディスク及び光ディスク装置及び光ディスク再生方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この発明では、(1)光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、中間層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層がレーザ光入射方向に順に配置された片面2層光ディスクであること(2)第2記録層の面記録密度が第1記録層の面記録密度の3倍以上であること(3)第1記録層に第2記録層が形成されていることを示す情報が形成されていること(4)第2記録層に第1記録層が形成されていることを示す情報が形成されていることを基本要素としている。
【選択図】 図8
Description
周知のように、デジタル映像を蓄積する光ディスクとして、DVD(デジタル多用途ディスク)があり、主に映画コンテンツの蓄積・配布(デジタル作品出版物)として全世界で幅広く使われている。このDVDは、DVDフォーラムが作成した規格で、DVD規格(DVD Book)(www.dvdforum.org参照)として公開され、また国際規格やJISとしても定められている。ここでは、DVD物理規格の1つである、120mmDVD−ROMの国際規格に関連した文献としてECMA267がある。以下ECMA267にしたがって簡単に説明する。
ECMA267
図1に片面1層DVDディスク10の基本構造と光ヘッドの関係を示す。よく知られているように、DVDディスク10は、0.6mm厚のディスク基板2枚を貼り合せた構造をもつ。1つは信号基板11、もう1つは、ダミー基板14で、記録層15を内側にして、接着層16で貼り合されている。通常これらの基板は、射出成形機を用いて、ポリカーボネートというプラスチック材料で形成される。
===片面2層DVD===
図3は片面2層ディスク20の基本構造と光ヘッドの関係を示す。よく知られているように、このディスクは、第1記録層(L0層)25と第2記録層(L1層)26をもち、ディスクの片面から、この2つの記録層にアクセスして信号の再生ができる。図示しているとおり、光入射面22から見ると、光透過層23を通して、手前が第1記録層25で、その奥側が第2記録層26である。各記録層へのアクセスは、対物レンズ18のレンズアクチュエータで動かし、層間ジャンプさせることで実現している。
一方、記録層の反射率は、
1層ディスク:45-85%(PBS有り)、60-85%(PBS無し:円偏光)
2層ディスク:18-30%(PBS有り)、18-30%(PBS無し:円偏光)
と決められている。
0b:反射率が40%より大きい場合(PBS有り)
1b:反射率が40%より小さい場合(PBS有り)
この他、IDには、
Area type b27−b26
00b In the Data area
01b In the Lead -in area
10b In the lead-out area
11b in the Middle area
Data type b25
0b Read-only data
1b Other than read only data
Layer number b24
0b Layer0 of DL discs or on SL discs
1b Layer1 of DL discs
が記述されている。上記は、ビットの記述内容と、その意味内容をペアにして示している。
01b Dual
Others: reserve
さらに、1層ディスクと2層ディスクでは、1層当たりの容量が異なるが、これは線記録の違いである。コントロールデータゾーン37のPhysical format informationの(BP3)に記録密度が定義されており、b7-b4が線密度で
0000b:0.267μm (1層の場合の線記録密度)
0001b:0.293μm (2層の場合の線記録密度)
となっている。
一方、最近よく報道されているように、HD(High Definition)映像(高精細映像)をディスク1枚に入れたいという要望から、青紫色半導体レーザ(以降、青紫色レーザ)を用いて、DVDの3倍以上の高密度化したHD DVDが提案され、DVDフォーラムで規格化が行われている(www.dvdforum.org参照。まだ商品化されていない)。HD DVDは、従来のDVDと同じディスク構造を有し、容量は、片面1層ディスクが15GB、両面2層ディスクが30GBである。これらの大容量化は、レーザ光の短波長化、高NA化、変調方式、新しい信号処理(PRML:Partial Response and Most Likelyhood)などの新しい技術で実現されている。
このように、HD映像を蓄積可能な大容量のHD DVDが提案され、新たにHD DVD用に設計されたHD DVD装置(ドライブあるいはプレーヤ)であれば、HD DVDディスクだけではなく、DVDについても読めるように設計することは可能である。しかし、このディスクは、DVDに比べ、記録密度、変調方式、信号処理、トラックフォーマットなどが大きく異なるため、従来のDVD装置(ドライブあるいはプレーヤ)では読み取ることができない。つまり、従来のDVD装置では、HD DVDディスクに収録されたHD映画コンテンツだけではなく、HD DVDに収録された従来のDVD映画コンテンツも読み取ることができないなどの課題があり、HD DVDを普及させる上で、阻害要因となっている。
この発明に係る光ディスクは、基本的に、つぎの事項(1)〜(4)により特定されるものである。
(2)第2記録層の面記録密度が第1記録層の面記録密度の3倍以上であること
(3)第1記録層に第2記録層が形成されていることを示す情報が形成されていること
(4)第2記録層に第1記録層が形成されていることを示す情報が形成されていること
また、この発明に係る光ディスクは、上記の事項を基本とし、つぎの事項(5)(6)を加えて実施することができる。
(6)第2層のリードインエリアまたはBCAエリアに第1層が形成されていることを示す情報が形成されていること
この発明に係る光ディスク装置は、上記に対し、つぎの事項(7)(8)を加えて実施することができる。
(8)第2層に収録されている映像・音響作品の初期画面情報に、第1層に関する情報が収録されていること
この発明に係る光ディスク装置は、つぎの事項(9)〜(14)により特定されるものである。
(9)光ディスクに記録された情報を読み取る装置であること
(10)光ディスクは、光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、中間層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層がレーザ光入射方向に順に配置されていること
(11)第2記録層の面記録密度が第1記録層の面記録密度の3倍以上であること
(12)第1記録層に第2記録層が形成されていることを示す情報が形成されていること
(13)第2記録層に第1記録層が形成されていることを示す情報が形成されていること
(14)情報を読み取る装置は、第1レーザ光と第2レーザ光を発生可能な光ヘッドと、第1記録層から第2記録層が形成されていることを検出する手段と、第2記録層から第1記録層が形成されていることを検出する手段と、第1レーザ光か第2レーザ光を選択的に発生させる制御手段を備えること。
(15)制御手段は、ユーザインタフェースからの利用者入力に基づいて第1レーザ光か第2レーザ光を選択すること
この発明に係る光ディスク装置は、つぎの事項(16)〜(21)により特定されるものである。
(16)光ディスクに記録された情報を読み取る装置であること
(17)光ディスクは、光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、中間層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層がレーザ光入射方向に順に配置されていること
(18)第2記録層の面記録密度が第1記録層の面記録密度の3倍以上であること
(19)第1記録層に第2記録層が形成されていることを示す情報が形成されていること
(20)第2記録層に第1記録層が形成されていることを示す情報が形成されていること
(21)情報を読み取る装置は、第1レーザ光と第2レーザ光を発生可能な光ヘッドと、
第2記録層があることを検出する手段と、第2の記録層があることを利用者に知らせる手段を備えた装置であること。
(22)光ディスクの情報を読み取りその情報から映像・音響作品情報をディスプレイに表示することが可能な再生装置であること
(23)光ディスクは、光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、中間層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層がレーザ光入射方向に順に配置されていること
(24)第2記録層の面記録密度が第1記録層の面記録密度の3倍以上であること
(25)第1記録層に収録されている映像・音響作品の初期画面情報に、第2記録層に関する情報が収録されていること
(26)第2記録層に収録されている映像・音響作品の初期画面情報に、第1記録層に関する情報が収録されていること
(27)再生装置は、第1レーザ光と第2レーザ光を発生可能な光ヘッドと、再生している映像・音響作品の初期画面情報からユーザインタフェースによる利用者入力に基づいて、第1レーザ光または第2レーザ光を発生させ、第1の記録層または第2の記録層を選択的に再生する手段を備えた装置であること。
図7、図8にこの発明の一実施例による光ディスク80と光ヘッドの関係を示す。図8には、図2と図5に示したディスクを張り合わせた様子を示している。
次に、すでに大量に市販されている従来のDVD装置で、この光ディスクが片面1層のThin single layerディスク として認識されるためには、赤色レーザ光17に対し、DVD層86から戻ってくる信号光は45%以上なければならない。一方、同じ光ディスクに青紫色レーザ光47を照射した場合、HD DVD層86から戻ってくる信号光は、この光でフォーカス及びトラッキングサーボがかかり、かつ信号が再生できなければならない。
HD DVD−ROMの場合
片面1層ディスク 40%−70%(複屈折を含む)
片面2層ディスク 18%−32%(複屈折を含む)
HD DVD Rewritable(at system lead in area)
片面1層ディスク 4%−8% (複屈折を含む)
となっている。
本発明の光ディスクで、DVD層85を通常の片面1層DVD−ROMディスクとして扱う必要がある。そこで、データフレームのID及びコントロールデータゾーン37 のPhysical format informationの(BP2)は、片面1層のDVD−ROMディスクとして設定する。
b29: 0b 反射率が40%より大きい場合
b24: 0b シングルレーヤディスク
これ以外の設定は、通常のDVD−ROMディスクと同じである。
(BP2)
b6-b5: 00b Single (レイヤーの数)
つまりバイトポジションBP2内の第6、第5ビット目を00bとし、レイヤー数がシングルであることを示す
これ以外の設定は、通常のDVD−ROMディスクと同じである。
DVD層85に、HD DVD層86が形成されていることを示す情報は、コントロールデータゾーンのPhysical format informationの(BP2)にあるLayer typeのb3を利用する。このビットは、DVD−ROMディスク以外のDVD−R/RWディスク、DVD−RAMディスクなどの記録形DVDでもReservedになっており、このビットを使っても影響がでない。
コントロールデータゾーンのPhysical format informationの(BP2)
b3: 1b 第1記録層にDVD層、第2記録層(HD DVD層)がある
ことを設定する。
には、b7がReservedとなっていることから、
b7: 1b 第1記録層にDVD層、第2記録層(HD DVD層)がある
と設定しても良い。つまり第7ビット目に1bを記述し、第1記録層はDVD層であり、第2記録層がHD DVDであることを示すのである。
なお、コントロールデータゾーンのPhysical format informationは、全部で2048バイトあり、その大半の(BP)がReservedとなっていることから、他の記録形ディスクとかち合わない範囲で使用することは可能である。
本発明の光ディスクで、HD DVD層86を通常の片面1層DVD−ROMディスクとして扱う必要がある。ただし、反射率は低いので、再生条件などを示す情報として、反射率が40%より小さい場合に設定する。データフレームのID及びコントロールデータゾーン66 のPhysical format informationの(BP2)は、片面1層のDVD−ROMディスクとして設定する。
b29: 1b 反射率が40%より小さい場合
b24: 0b シングルレーヤディスク
つまり、ID内のb29に1bを記述し、反射率が40%より小さいことを示し、b24に0bを記述し、シングルレイヤーのディスクであることを示す、
これ以外の設定は、通常のHD DVD−ROMディスクと同じである。
(BP2)
b6-b5: 00b Single (レイヤーの数)
これ以外の設定は、通常のHD DVD−ROMディスクと同じである。
HD DVD層86に記述される情報であって、DVD層85が形成されていることを示す情報は、コントロールデータゾーンのPhysical format informationの(BP2)にあるレイヤータイプ(Layer type)のb3を利用する。このビットは、HD DVD−ROMディスク以外のHD DVD−Rディスク、HD DVD−Rewritableディスクの記録形HD DVDでもReservedになっており、このビットを使っても影響がでない。
コントロールデータゾーンのPhysical format informationの(BP2)において
b3: 1b 第1記録層にDVD層、第2記録層(HD DVD層)がある
とする。つまり、b3に1bを記述し、第1記録層にDVD層があり、第2記録層にHD DVD層があることを示すのである。
映像作品などの入ったDVDディスクは、作品の全体を示すメニューが収録され、通常、リモコンスイッチのメニューボタンを押すことでディスプレイに表示することができる。 図9は、本発明対応のDVDプレーヤ用の初期画面(1)を示す図(メニュー150)である。本発明に係るディスクがDVDプレーヤに装填されると、例えば、最初の画面として、初期画面(1)が現れ、例えば、次のようなメッセージが現れる。コメント151として、”このディスクは、DVD作品とHD DVD作品を収録しています””このプレーヤはDVD作品を再生します。””HD DVDプレーヤはHD DVD作品を再生します”が現れる。またコメント152として、”このプレーヤは、DVD作品だけ再生することができます。””HD DVD作品を再生するには、HD DVDプレーヤをお使いください”が現れる。また、次のステップ進むためのボタン153が表示される。次のステップに移行すると、DVDに収録されているタイトルやチャプターの表示メニューになる。上記のコメントもディスクにメニューコンテンツとして記録されている。なおこのようなメニューに限らず、種々の方法が可能であり、外国語でもよい、またマーク、絵文字などを組み合わせたメッセージであってもよい。
次に、本発明のディスクを本発明対応のDVDプレーヤで再生する場合について、図15、図16及び図17を用いて説明する。図15は、DVDプレーヤの主要構成とディスプレイ143を示し、図16はDVDプレーヤのリモコンスイッチ180、図17はDVDプレーヤの動作フロー図である。
次に、青紫色レーザ光を用いた本発明対応のHD DVD装置の場合について、図18、図19、及び図16を用いて説明する。
次に、図20、図21、図22、図23、及び図24を用いて、赤色レーザ光と青紫色レーザ光の両方を用いる本発明に係るコンパチ装置について説明する。
上記の説明では、本発明のディスクの識別情報として、コントロールデータゾーンのPhysical format informationの(BP2)のb3を使うことを示した。
には、b7がReservedとなっていることから、
b7: 1b 第1記録層にDVD層、第2記録層(HD DVD層)がある
と設定しても良い。
Claims (10)
- 光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、中間層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層がレーザ光入射方向に順に配置された片面2層光ディスクにおいて、
第2記録層の面記録密度が第1記録層の面記録密度の3倍以上であり、
第1記録層に、第2記録層が形成されていることを示す情報が形成され、
第2記録層に、第1記録層が形成されていることを示す情報が形成され、
ていることを特徴とする光ディスク。 - 第1層のリードインエリアに、第2層が形成されていることを示す情報が形成され、第2層のリードインエリア、またはBCAエリアに、第1層が形成されていることを示す情報が形成されていることを特徴とする請求項1記載の光ディスク。
- 第1層に収録されている映像・音響作品の初期画面情報に、第2層に関する情報が収録され、第2層に収録されている映像・音響作品の初期画面情報に、第1層に関する情報が収録されていることを特徴とする請求項1または請求項2の光ディスク。
- 光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、中間層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層がレーザ光入射方向に順に配置された片面2層光ディスクで、かつ第2記録層の面記録密度が第1記録層の面記録密度の3倍以上であり、第1記録層に第2記録層が形成されていることを示す情報が形成され、第2記録層に第1記録層が形成されていることを示す情報が形成されている光ディスクを読み取る光ディスク装置であって、
第1レーザ光と第2レーザ光を発生可能な光ヘッドと、第1記録層から第2記録層が形成されていることを検出する手段と、第2記録層から第1記録層が形成されていることを検出する手段と、第1レーザ光か第2レーザ光を選択的に発生させる制御手段を備えた光ディスク装置。 - 制御手段は、ユーザインタフェースによる利用者入力に基づいて第1レーザ光か第2レーザ光を選択する請求項4に記載の光ディスク装置。
- 光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、中間層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層がレーザ光入射方向に順に配置された片面2層光ディスクで、第2記録層の面記録密度が第1記録層の面記録密度の3倍以上であり、光ディスクの第1層に収録されている映像・音響作品の初期画面情報に、第2層に関する情報が収録され、第2層に収録されている映像・音響作品の初期画面情報に、第1層に関する情報が収録されている光ディスクを読み取りその情報から映像・音響作品情報をディスプレイに表示することが可能な再生装置であって、
第1レーザ光と第2レーザ光を発生可能な光ヘッドと、再生している映像・音響作品の初期画面情報からユーザインタフェースによる利用者入力に基づいて、第1レーザ光または第2レーザ光を発生させ、第1の記録層または第2の記録層を選択的に再生する手段とを有することを特徴とする再生装置。 - 光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、中間層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層がレーザ光入射方向に順に配置された片面2層光ディスクで、かつ第2記録層の面記録密度が第1記録層の面記録密度の3倍以上であり、第1記録層に第2記録層が形成されていることを示す情報が形成され、第2記録層に第1記録層が形成されていることを示す情報が形成されている光ディスクを読み取る光ディスク装置であって、
第1レーザ光を発生する光ヘッドと、第2記録層があることを検出する手段と、第2の記録層があることを利用者に知らせる手段を備えた光ディスク装置。 - 光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、中間層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層がレーザ光入射方向に順に配置された片面2層光ディスクであり、第2記録層の面記録密度が第1記録層の面記録密度の3倍以上であり、第1記録層に、第2記録層が形成されていることを示す情報が形成され、第2記録層に、第1記録層が形成されていることを示す情報が形成されている光ディスクを読み取る再生方法であって、
第1レーザ光をアクセスして、フォーカス状態を前記光ディスクの厚み方向へ往復移動させ、
前記第1記録層にフォーカスを合わせてゲイン調整を行い、フォーカスサーボをオンにし、続いてトラッキングサーボをオンし、
前記第1の記録層から上記の第2記録層が存在することを示す情報を検出し、
モニタに対して、ディスクに第2記録層が形成されていること、及び第1記録層だけを再生することができることのコメントを表示するようにしたことを特徴とする光ディスクの再生方法。 - 光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、中間層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層がレーザ光入射方向に順に配置された片面2層光ディスクであり、第2記録層の面記録密度が第1記録層の面記録密度の3倍以上であり、第1記録層に、第2記録層が形成されていることを示す情報が形成され、第2記録層に、第1記録層が形成されていることを示す情報が形成されている光ディスクを読み取る再生方法であって、
第2レーザ光をアクセスしフォーカス状態を前記光ディスクの厚み方向へ往復移動させ、第1記録層と第2記録層があることを検出し、
前記第2記録層にフォーカスを合わせてゲイン調整を行い、フォーカスサーボをオンにし、続いてトラッキングサーボをオンし、
前記第2記録層から、上記の第1記録層が存在することを示す情報を検出し、
モニタに対して、ディスクに第1記録層が形成されていること、及び、第2記録層だけを再生することができることのコメントを表示するようにしたことを特徴とする光ディスクの再生方法。 - 光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、中間層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層がレーザ光入射方向に順に配置された片面2層光ディスクであり、第2記録層の面記録密度が第1記録層の面記録密度の3倍以上であり、第1記録層に、第2記録層が形成されていることを示す情報が形成され、第2記録層に、第1記録層が形成されていることを示す情報が形成されている光ディスクを再生する再生方法であって、
第1レーザ光を用いてフォーカス状態を前記光ディスクの厚み方向へ往復移動させ、前記第1記録層と第2記録層とがあることを検出し、
前記第1記録層にフォーカスを合わせてゲイン調整を行い、フォーカスサーボをオンにし、続いてトラッキングサーボをオンにし、前記第1の記録層から、上記の第2の記録層が存在することを示す情報を検出する、または、
前記第2レーザ光を用いてフォーカス状態を前記光ディスクの厚み方向へ往復移動させ、
前記第1記録層と前記第2記録層があることを検出し、
前記第2記録層にフォーカスを合わせてゲイン調整を行い、フォーカスサーボをオンにし、続いてトラッキングサーボをオンし、前記第2の記録層から、上記の第1記録層が存在することを示す情報を検出し、
第1記録層と第2記録層のいずれを再生するのかを選択させるためのコメントもしくはボタンをモニタに表示するようにしたことを特徴とする光ディスクの再生方法。
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