JP2006151971A - インスリン様成長因子−1分泌促進剤 - Google Patents

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Urao Kawakami
宇良雄 川上
Shiho Umagoe
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Abstract

【課 題】本発明は、皮膚刺激等の問題が解消され、例えば皮膚の厚みと弾力性の増加による皮膚のしわ、たるみの軽減及び育毛の促進等の効果を有するIGF−1分泌促進剤を提供することを目的とする。
【解決手段】カプサイシノイド、カプシノイド、合成カプサイシン及び内因性カンナビノイドから選択される1種又は2種以上の化合物を含有することを特徴とするインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、カプサイシノイド、カプシノイド、合成カプサイシン及び/又は内因性カンナビノイド(以下、カプサイシノイド等と略記することもある。)を含有するインスリン様成長因子−1分泌促進剤に関する。
従来、薬効成分としてカプサイシンが配合されている皮膚外用剤が種々知られている。例えば、カプサイシンを有効成分とする、真皮から表皮への水分分泌を促進し表皮に十分な水分を保持させる津液作用による美肌作用等に有効な津液改善用皮膚外用剤(例えば、特許文献1参照)、薬効成分として少なくともトウガラシチンキ等を添加し中粘度の液状混成物とした、頭皮に適用して毛根部の活性化と頭皮の血行を促し、これにより優れた育毛或いは養毛効果を発揮させる頭皮パック(例えば、特許文献2参照)、カプサイシン等を有効成分として配合した血行促進効果に起因する養毛効果を有する養毛化粧料(例えば、特許文献3参照)又は血流促進作用を有する成分が含まれる唐辛子等の生薬を配合した皮膚の荒れや皺、毛髪の黄ばみ、枝毛、千切れ等を予防し、かつ皮膚や毛髪を本質から改善する化粧料(例えば、特許文献4参照)等が知られている。しかし、これらの皮膚外用剤に薬効成分として配合されているカプサイシンは、例えば温熱作用を発揮して発汗を促す、真皮から表皮への水分分泌を促進させる、あるいは皮膚を刺激して血行を増進させる等を目的とするものであった。
インスリン様成長因子−1(insulin−like growth factor−1;以下、IGF−1と略記することもある。)はインスリンに非常に似た構造及び作用を持つ分子量約7500のペプチドホルモンである(例えば、非特許文献1参照)。IGF−1は細胞の分化を促し、細胞の増殖を助ける等、積極的に細胞を健康な状態に維持し(例えば、非特許文献2,3参照)、老化の進行を阻止することが知られている(例えば、非特許文献4参照)。しかし、カプサイシノイド等がIGF−1の分泌を促進させる等の言及はなく、またカプサイシノイド等とIGF−1との関係を示唆する記載も認められない。
特開平10−120558号公報 特開平9−12441号公報 特許第3435008号 特開2003−55139号公報 グッドマン・ギルマン薬理書[下] 薬物治療の基礎と臨床―第10版―;第61章 インスリン、経口血糖降下薬と膵臓内分泌の薬理学 2003、p2144 監訳:高折 修二、福田 英臣、赤池 昭紀 東京廣川書店発行 コーン・ケー・ジェイ(Conn KJ)外6名,ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J. Biol. Chem.)1996年、第271巻、第46号、p.28853−28860 ブラハム・シー(Braham C)外4名,デルマトロジー(Dermatology)、2002年、第20巻、第4号、p.325−329 ローベノッフ・アール(Roubenoff R)外8名,ザ・アメリカン・ジャーナル・オブ。メディシン(Am. J. Med.)、2003年、第115巻、第6号、p.501−502
本発明は、皮膚刺激等の問題が解消され、例えば皮膚の厚みと弾力性の増加による皮膚のしわ、たるみの軽減及び育毛の促進等の効果を有するIGF−1分泌促進剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題に対して鋭意・検討を行った結果、カプサイシノイド等を約0.001質量%以上0.1質量%以下含有する皮膚外用剤を塗布したマウス皮膚において、該皮膚中のインスリン様成長因子−1が顕著に増加することを知見した。本発明者らは、さらに研究を進め、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、
(1)カプサイシノイド、カプシノイド、合成カプサイシン及び内因性カンナビノイドから選択される1種又は2種以上の化合物を含有することを特徴とするインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
(2)化合物を0.001質量%以上0.1質量%以下含有する前記(1)に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
(3)皮膚の線維芽細胞の分化、増殖及び/又は間質物質産生機能を促進することを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
(4)間質物質が皮膚のコラーゲン、エラスチン及びヒアルロン酸から選択される1種又は2種以上であることを特徴とする前記(3)に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
(5)カプサイシノイドが、(6E)−N−[(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)メチル]−8−メチル−6−ノネンアミド、ジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシン、ホモカプサイシン及びホモジヒドロカプサイシンから選択される少なくとも1種の化合物を含有するものであることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
(6)カプシノイドが、カプシエイト、ジヒドロカプシエイト、ノルジヒドロカプシエイト、ホモカプシエイト及びホモジヒドロカプシエイトから選択される少なくとも1種の化合物を含有するものであることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
(7)合成カプサイシンが、ノニル酸バニリルアミド又はデシル酸バニリルアミドであることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
(8)内因性カンナビノイドが、アナンダマイドであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
(9)カプサイシノイドが、(6E)−N−[(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)メチル]−8−メチル−6−ノネンアミドを55質量%以上含有するものであることを特徴とする前記(1)に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
(10)カプサイシノイドが、(6E)−N−[(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)メチル]−8−メチル−6−ノネンアミドを98質量%以上含有するものであることを特徴とする前記(1)に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
(11)皮膚外用剤であることを特徴とする前記(3)〜(10)のいずれかに記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
(12)さらにインスリン様成長因子−1分泌促進剤全体に対し、5質量%以上の非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤及び陽イオン性界面活性剤から選択される1種又は2種以上の化合物を含有することを特徴とする前記(11)に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
(13)非イオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル及びポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルから選択される1種又は2種以上の化合物を含有することを特徴とする前記(12)に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
(14)両性界面活性剤が、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインであることを特徴とする前記(12)に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
(15)陽イオン性界面活性剤が、アルキルアンモニウム塩であることを特徴とする前記(12)に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
(16)液剤、懸濁剤、乳剤、クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、リニメント剤、ローション剤、パップ剤又はパック剤の剤型であることを特徴とする前記(11)〜(15)のいずれかに記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、および
(17)(6E)−N−[(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)メチル]−8−メチル−6−ノネンアミドを98質量%以上含有するカプサイシノイドを0.001質量%以上0.1質量%以下及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を5質量%以上18質量%以下含有することを特徴とする前記(16)に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤、
に関する。
更に、本発明は、カプサイシノイド、カプシノイド、合成カプサイシン及び内因性カンナビノイドから選択される1種又は2種以上の化合物を約0.001質量%以上0.1質量%以下含有する皮膚外用剤を哺乳動物の皮膚に塗布して、皮膚中のIGF−1分泌を促進する方法に関する。また、本発明は、IGF−1分泌促進作用を有する皮膚外用剤を製造するためのカプサイシノイド、カプシノイド、合成カプサイシン及び内因性カンナビノイドから選択される1種又は2種以上の化合物の使用に関する。
本発明のIGF−1分泌促進剤は、IGF−1、特に皮膚のIGF−1の分泌を促進し得る。IGF−1は、皮膚中の線維芽細胞を活性化し、該細胞の分化、増殖及び/又は機能を促進する。線維芽細胞は、コラーゲン、エラスチン及びヒアルロン酸等の体内の間質物質の産生を促進する。コラーゲンは結合組織を構成する主要タンパク質で、皮膚のコラーゲンは、皮膚の質感又は弾力等の皮膚の形状形成に関与している。エラスチンはコラーゲンと同様に皮膚の結合組織に存在する繊維状のタンパク質で、コラーゲン繊維を束ね、バネのように支えて、皮膚の弾力性とハリを保つ機能を有する。ヒアルロン酸はグリコサミノグルカンの一種で、哺乳動物の結合組織に多量に分布し、肌に潤いを与え、クッションの役割を担っている。このため、本発明のIGF−1分泌促進剤は、皮膚中のIGF−1を増加させ、終局的には上記した皮膚中でのコラーゲン、エラスチン及びヒアルロン酸を増加させ得るので、皮膚の弾力性や皮膚の張り、肌の潤いを維持させることができる。また、本発明のIGF−1分泌促進剤が、弾力性の低下した皮膚又はしわやたるみのある皮膚に適用されると、適用部位で、IGF−1の分泌が促進されるので該部位の皮膚の弾力性が回復し、しわが伸び、たるみが改善される。
また、本発明のIGF−1分泌促進剤は、皮膚中のIGF−1を増加させ、線維芽細胞の分化、増殖及び/又は機能を促進するので、例えば外傷や手術後の創傷治癒を早め得る。
また、IGF−1は、毛母、毛乳頭等毛根部の細胞を活性化することから、本発明のIGF−1分泌促進剤は、育毛や発毛を目的に頭皮に適用し得る。
本発明の皮膚外用剤は、カプサイシノイド等に基づく皮膚刺激がないので、安全に長期にわたり使用することができる。
以下、本発明の実施の最良の形態を説明する。
本発明において「カプサイシノイド」とは、トウガラシ(Capsicum annuum L.)の辛味成分で、ワニリルアミド(vanillylamide)を基本骨格とする化合物群をいう。カプサイシノイドとしては、例えば(6E)−N−[(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)メチル]−8−メチル−6−ノネンアミド(以下、カプサイシン(C1827NO)という。)、ジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシン、ホモカプサイシン又はホモジヒドロカプサイシン等が挙げられる。
カプサイシノイドは前記した化合物から選択される1種又は2種以上の混合物として用いることができる。例えばアメリカ薬局方掲載のカプサイシン〔カプサイシノイド(capsaicinoids)を90〜110%含有する。カプサイシン(C1827NO)の含有量は55%以上で、かつカプサイシン(C1827NO)とジヒドロカプサイシン(C1829NO)の合計含量が75%以上で、他のカプサイシノイドが15%以下である。〕や通常カプサイシンと称され、市場において流通されているカプサイシン(C1827NO)及びその他のカプサイシノイドの混合物等も本発明のカプサイシノイドとして用いることができる。
「カプシノイド」とは、トウガラシ中の無辛味のカプサイシノイド様物質をいう。カプシノイドとしては、例えばカプシエイト、ジヒドロカプシエイト、ノルジヒドロカプシエイト、ホモカプシエイト又はホモジヒドロカプシエイト等が挙げられる。
「合成カプサイシン」は、前記ワニリドアミド骨格を有するカプサイシノイド様の合成された化合物をいう。合成カプサイシンとしては、例えばノニル酸バニリルアミド又はデシル酸バニリルアミド等が挙げられる。
「内因性カンナビノイド」は、カンナビノイド受容体の内因性リガンドをいうが、同時にカプサイシン受容体の内因性リガンドにもなり得る化合物をいう。内因性カンナビノイドとしては、例えばアナンダマイド等が好ましく挙げられる。
本発明において使用される好ましいカプサイシノイド等としては、カプサイシン(C1827NO)を約55質量%以上含有する、例えばアメリカ薬局方に収載のカプサイシン等が挙げられる。より好ましくはカプサイシン(C1827NO)を約80質量%以上、さらに好ましくはカプサイシン(C1827NO)を約90質量%以上、とりわけ好ましくはカプサイシン(C1827NO)を約98質量%以上含有するカプサイシノイド等である。
カプサイシノイド及びカプシノイドは、該物質を含有するトウガラシの植物体及び/又は果実から精製・分離することによって得ることができる。トウガラシからの精製・分離は当業者にとって良く知られた溶媒抽出やシリカゲルクロマトグラフィー等の各種のクロマトグラフィー、調製用高速液体クロマトグラフィー等の手段を単独、又は適宜組み合わせることにより行うことができる。
また、カプサイシン(C1827NO)は、例えば(a)E.Spath,S.F.Darling,Ber.第63巻、737頁(1930年);(b)L.Crombie,S.H.Dandegaonker,K.B.Simpson,J.Chem.Soc.1955年、1025;(c)大沢啓助、上田條二、高橋三雄、東北薬科大学研究年報、第23巻、117頁(1976年);(d)P.M.Gannett,D.L.Nagel,P.J.Reilly,T.Lawson,J.Sharpe,B.Toth,J.Org.Chem.1988年;(e)H.Kaga,M.Miura,K.Orito,J.Org.Chem.1989年、54巻、3477頁;(f)特願昭58−163699号公報等に記載の公知の合成法に基づいて合成することができる。
また、ノルジヒドロカプサイシンは、例えばJ.Chem.Research(S)、1987年、344−345頁及びJ.Org.Chem.、1989年、第54巻、第3477−3478頁に記載の方法に従い製造できる。カプシエイトは、例えばJ.Org.Chem.、1989年,第54巻、3477−3478頁及びEur.J.Nutr.、2003年、第42巻、2−9頁に記載の方法に従い製造できる。ジヒドロカプシエイトは、例えばJ.Chem.Research(S)、1987年、344−345頁及びEur.J.Nutr.、2003年、第42巻、2−9頁に記載の方法に従い製造できる。ノルジヒドロカプシエイトは、例えばJ.Chem.Research(S)、1987年、344−345頁、J.Org.Chem.、1989年,第54巻、3477−3478頁及びEur.J.Nutr.、2003年、第42巻、2−9頁に記載の方法に従い製造できる。
合成カプサイシンであるノニル酸バニリルアミド及びデシル酸バニリルアミドは、例えばJ.Med.Chem.,1993年、第36巻、2595頁に記載の方法に従い製造できる。
また、内因性カンナビノイドであるアナンダマイドは、例えばScience,1992年、第258巻、1946頁に記載の方法に従い豚の脳等から分離精製できる。
本発明のIGF−1分泌促進剤におけるカプサイシノイド等の濃度は、IGF−1が分泌される濃度であれば特に制限されない。しかし、カプサイシノイド等は、局所刺激性が強い物質であるので、該刺激性を考慮して投与される部位において刺激のない濃度であることが好ましい。また、一般にカプサイシノイド等の効果として知られている鎮痛効果等が濃度依存的に高濃度になるに従って効果が上昇するのとは異なり、本発明のIGF−1分泌促進剤は、例えば本発明のクリーム剤1回塗布により、カプサイシノイド等が約0.002質量%以上0.1質量%以下、特に約0.005質量%以上0.025質量%以下の濃度範囲において、IGF−1の分泌が最も高くなるという特徴を有する。このため、本発明のIGF−1分泌促進剤におけるカプサイシノイド等の濃度は、約0.001質量%以上0.1質量%以下、好ましくは約0.005質量%以上0.1質量%以下であり、より好ましくは約0.005質量%以上0.025質量%以下である。
本発明のIGF−1分泌促進剤は、皮膚中のIGF−1の分泌を促進し得る。IGF−1は、インスリンと構造、作用の似た増殖因子で、組織、特に皮膚において、細胞、特に線維芽細胞の分化、増殖及び間質物質産生機能を促進する。前記間質物質としては例えば皮膚のコラーゲン、エラスチン及びヒアルロン酸等が挙げられる。前記線維芽細胞の分化、増殖が活発化すると、コラーゲンやエラスチンやヒアルロン酸が多量に産生する。コラーゲンやエラスチンは、真皮の殆どを占める線維で、皮膚の弾力を保持する働きを有する。ヒアルロン酸は、含水する力が強く皮膚の張りを持たせる。線維芽細胞がこれら間質物質を多量に産生させれば、皮膚は張りのある状態となり小ジワを少なくさせることができる。
本発明によるIGF−1分泌促進剤は、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤又は陽イオン性界面活性剤が配合されるのがよい。これら界面活性剤は、1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。これら界面活性剤がIGF−1分泌促進剤に配合されることにより、カプサイシノイド等の皮膚に対する刺激が緩和される。その結果、本発明のIGF−1分泌促進剤が適用された部位において、IGF−1分泌が促進される。
非イオン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンヒマシ油〔例.ポリオキシエチレン(3)ヒマシ油、ポリオキシエチレン(10)ヒマシ油、ポリオキシエチレン(20)ヒマシ油、ポリオキシエチレン(40)ヒマシ油、ポリオキシエチレン(50)ヒマシ油、ポリオキシエチレン(60)ヒマシ油等〕、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油〔例.ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(80)硬化ヒマシ油等〕、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル(例.モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジイソステアリン酸ポリエチレングリコール等)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル〔例.ポリオキシエチレン(25)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(15)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(4)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル等〕、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル(例.ポロキサマー235等)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル〔例.ポリオキシエチレン(7.5)ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(3)オクチルフェニルエーテル等〕又はポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル〔例.テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(60)ソルビット、ポリオキシエチレン(6)ソルビットモノラウレート、ポリオキシエチレン(6)ソルビットヘキサステアレート等〕などが挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えばアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン(例.ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等)などが挙げられる。
陽イオン性界面活性剤としては、例えばアルキルアンモニウム塩(例.塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジオクチルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等)などが挙げられる。
上記界面活性剤のうち、非イオン性界面活性剤がより好ましく、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油がさらに好ましく、ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油又はポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油がとりわけ好ましい。
上記界面活性剤の配合量は、使用される界面活性剤によっても異なるが、IGF−1分泌促進剤全体に対して、約5質量%以上、好ましくは約9質量%以上、より好ましくは約18質量%以上である。これら界面活性剤の上限は、使用される界面活性剤によっても異なるが、約30質量%程度である。
本発明のIGF−1分泌促進剤において、カプサイシノイド等と界面活性剤の配合比率は、使用される界面活性剤によっても異なるが、通常は、カプサイシノイド等に対し、界面活性剤約50〜30000質量部、好ましくは約360〜3600質量部である。
上記配合比率のIGF−1分泌促進剤としては、例えばカプサイシン(C1827NO)を98質量%以上含有するカプサイシノイド等を約0.001質量%以上0.1質量%以下及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を約5質量%以上18質量%以下含有する製剤等が挙げられる。
本発明によるIGF−1分泌促進剤は、皮膚外用剤として用いるのが好ましい。皮膚外用剤としては、例えば液剤、懸濁剤、乳剤、クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、リニメント剤、ローション剤又はパップ剤等の医薬又は医薬部外品が好ましく挙げられる。また、皮膚外用剤には、例えば化粧水、化粧用乳液、化粧用クリーム、化粧用ゲル、化粧用ローション、パック剤、ファウンデーション、洗顔剤、ボディソープ、ハンドクリーム、シャンプー、リンス、整髪料、育毛剤等のスキンケア用品あるいはメイクアップ用品等の化粧料も含まれる。
本発明の皮膚外用剤は、前記剤形に応じ、カプサイシノイド等及び上記界面活性剤に、例えば下記する基剤成分や添加剤等を加え、これら成分を混合すればよい。その際、公知の方法、例えば第14改正の日本薬局方製剤総則等に記載の方法等に従い、又は該方法に準じて製造することができる。なお、カプサイシノイド等は冷水には殆ど溶けないが油やアルコールには良く溶けるため、本発明の皮膚外用剤の製造には、カプサイシノイド等が良く溶ける成分を基剤として含有させ製造することが好ましい。
本発明の皮膚外用剤が液剤の場合、カプサイシノイド等及び上記界面活性剤に、例えば溶剤(例.常水、精製水、生理食塩液、イソプロパノール、グリセリン、エタノール、プロピレングリコール、マクロゴール400等;以下、溶剤において同様である。)等を加え、混和溶解して液剤を製造することができる。
本発明の皮膚外用剤が懸濁剤の場合、カプサイシノイド等及び上記界面活性剤に、例えば懸濁化剤・増粘剤(例.アラビアゴム、カルメロース、カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポピドン、メチルセルロース、モノステアリン酸アルミニウム等;以下、懸濁化剤・増粘剤において同様である。)と精製水又は脂肪油(例.中鎖脂肪酸トリグリセリド、ハードファット等の合成油、オリーブ油、ダイズ油、ナタネ油、ラッカセイ油、ベニバナ油、ヌカ油、ゴマ油、ツバキ油、トウモロコシ油、メンジツ油、ヤシ油、スクワラン等又はこれらの硬化油等;以下、脂肪油において同様である。)を加え、例えばミキサー等で撹拌し、全質を均等にして懸濁剤を製造することができる。
本発明の皮膚外用剤が乳剤の場合、カプサイシノイド等及び上記界面活性剤に、例えば乳化剤(例.ステアリン酸ポリオキシル40、セスキオレイン酸ソルビタン、ポリソルベート80、ラウルリル硫酸ナトリウム、ラウロマクロゴール、アラビアゴム、コレステロール、ステアリン酸、モノステアリン酸グリセリン、ポピドン等;以下、乳化剤において同様である。)と精製水を加え、例えばホモミキサー等で撹拌し、全質を均等にして乳剤を製造することができる。
本発明の皮膚外用剤がクリーム剤の場合、カプサイシノイド等及び上記界面活性剤に、油性成分(例.流動パラフィンや白色ワセリン等)、高級アルコール(例.セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、コレステロール等;以下、高級アルコールにおいて同様である。)、水溶性高分子(例.カルボキシビニルポリマー等)、高級脂肪酸(例.ステアリン酸、ベヘニン酸、パルミチン酸、オレイン酸等)又は多価アルコール(例.プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン又は1,3−ブチレングリコール等)と精製水等を加え、例えば加熱しながら乳化後、さらに撹拌しながら冷却することによりクリーム剤を製造することができる。
また、本発明の皮膚外用剤が軟膏剤の場合、例えば脂肪(例.豚脂、牛脂等)、脂肪油、ラノリン、ワセリン(例.白色ワセリン、黄色ワセリン等)、パラフィン、ろう(例.ミツロウ等)、樹脂、プラスチック(例.マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレン末等)、グリコール類、高級アルコール、グリセリン、水、乳化剤あるいは懸濁化剤等をそのまま基剤とするか、若しくは例えば上記クリーム剤と同様に乳化したものを基剤とし、該基剤にカプサイシノイド等を加え、混和して全質を均等にして軟膏剤を製造することができる。
また本発明の皮膚外用剤がゲル剤の場合は、基剤成分として、例えば水(例.精製水、蒸留水等)、高級アルコール又はゲル化剤〔例.カルボキシビニルポリマー(例.カーボポール941;Noveon,Inc.製等)等〕などを用い、これら基剤成分と共にカプサイシノイド等及び上記界面活性剤を加熱溶解し、撹拌しながら冷却することによりゲル剤を製造することができる。
また、本発明の皮膚外用剤がリニメント剤の場合、カプサイシノイド等及び上記界面活性剤を、例えばエタノール、脂肪油、グリセリン、石けん、乳化剤、懸濁化剤等の添加剤又はそれらの混和物に加え、メントール等の精油成分を加え全質に均等に泥状とすることによりリニメント剤を製造することができる。
また、本発明の皮膚外用剤がローション剤の場合、カプサイシノイド等及び上記界面活性剤と、溶剤、乳化剤又は懸濁化剤等を水性の液体に加え、例えばエタノール、脂肪油、グリセリン、石けん、乳化剤又は懸濁化剤に、カプサイシノイド等及び界面活性剤を加え混和し、全質を均等にすることにより、ローション剤を製造することができる。
また、本発明の皮膚外用剤がパップ剤の場合は、カプサイシノイド等及び上記界面活性剤を例えばグリセリン、水(例.精製水、蒸留水等)などと混和し、メントール等の精油成分を加え、全質を均等に泥状とすることによりパップ剤を製造することができる。
化粧水、化粧用乳液、化粧用クリーム、ハンドクリーム、パック剤、ファウンデーション、ボディソープ、洗顔剤、シャンプー、リンス、整髪料、育毛剤等の化粧料も上記した例えば液剤、クリーム剤、ローション剤又はリニメント剤等に準じて製造することができる。
パック剤は、前記化粧水や乳液等を例えば不織布等に浸透させ顔等にマスクするタイプであってもよく、また塗って乾燥させてはがすタイプのピールオフタイプやクリームタイプであってもよい。
また、本発明の上記皮膚外用剤には医薬品、医薬部外品又は化粧品等に使用できる任意の成分、例えば低級アルコール(例.エタノール、イソプロパノール等)、清涼剤(例.メントール、カンフル、ボルネオール、ハッカ油、樟脳、ローズマリー油等)、湿潤剤・保湿剤(例.ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、グリセリン、D−ソルビトール、プロピレングリコール、キシリトール、ソルビット、トレハロース等)、芳香剤(例.サリチル酸メチル、ウイキョウ油、トウヒチンキ、dl−メントール等)、pH調整剤(例.塩酸、クエン酸、酢酸、酒石酸、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン等)、保存剤(例.パラオキシ安息香酸エステル類、ベンジルアルコール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、クロロブタノール等)又は安定化剤(例.エデト酸ナトリウム、アスコルビン酸、亜硫酸ナトリウム等)などを必要に応じて使用してもよい。
本発明の皮膚外用剤において、液剤、懸濁剤、乳剤、クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、リニメント剤又はローション剤の場合は、皮膚外用剤自体をそのまま皮膚に塗布できる。またパップ剤の場合は、例えば支持体の織布又は不織布層側に塗布又は含浸させ、更にポリプロピレンフィルム等のライナーを添着した後、皮膚に適用できる。
本発明のIGF−1分泌促進剤は、例えば皮膚外用剤として、カプサイシノイド等0.001質量%含有のクリーム剤の場合であれば1日2〜10回程度、カプサイシノイド等0.01質量%含有のクリーム剤の場合であれば、1日1〜数回、好ましくは1〜5回程度塗布すればよい。
以下に本発明を実施例に基づいて、より具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
クリーム剤
流動パラフィン 17g
白色ワセリン 5g
セタノール 4g
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 18g
トリエタノールアミン 0.075g
カーボポール941 0.05g
カプサイシン(C1827NO)98質量%
以上含有するカプサイシノイド 0.01g
エデト酸ナトリウム 0.1g
パラオキシ安息香酸メチル 適量
パラオキシ安息香酸ブチル 適量
精製水 全量100g
製造方法:加熱しながら油相成分である流動パラフィン、白色ワセリン、セタノール、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸ブチル及びカプサイシノイドを加えて溶解する。別に加熱しながら水相成分として精製水にカーボポール941を分散させたあと、トリエタノールアミン、エデト酸ナトリウムを加える。攪拌しながら水相に油相を加え乳化後、攪拌しながら冷却し、クリーム剤を調製した。
カプサイシン(C1827NO)98質量%以上含有するカプサイシノイドを0.01g使用する代わりに、カプサイシン(C1827NO)98質量%以上含有するカプサイシノイドを0.005g、0.025g、0.05g又は0.1g、あるいはカプサイシン(C1827NO)55質量%以上含有するカプサイシノイドを0.005g、0.01g、0.025g、0.05g又は0.1gを使用する以外は実施例1と同様にしてクリーム剤を調製する。
実施例1において、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油を使用する代わりに、ポリオキシエチレン(10)ヒマシ油、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル、ポロキサマー235、ポリオキシエチレン(7.5)ノニルフェニルエーテル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(60)ソルビット、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン又は塩化セチルトリメチルアンモニウムを使用する以外は実施例1と同様にしてクリーム剤を調製する。
軟膏剤
流動パラフィン 20g
白色ワセリン 52g
セタノール 9.9g
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 18g
カプサイシン(C1827NO)98質量%
以上含有するカプサイシノイド 0.01g
製造方法:加熱しながら流動パラフィン、白色ワセリン、セタノール、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油及びカプサイシノイドを加え錬合し、軟膏剤を調製する。
カプサイシン(C1827NO)98質量%以上含有するカプサイシノイドを0.01g使用する代わりに、カプサイシン(C1827NO)98質量%以上含有するカプサイシノイドを0.005g、0.025g、0.05g又は0.1g、あるいはカプサイシン(C1827NO)55質量%以上含有するカプサイシノイドを0.005g、0.01g、0.025g、0.05g又は0.1gを使用する以外は実施例4と同様にして軟膏剤を調製する。
実施例4において、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油を使用する代わりに、ポリオキシエチレン(10)ヒマシ油、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル、ポロキサマー235、ポリオキシエチレン(7.5)ノニルフェニルエーテル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(60)ソルビット、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン又は塩化セチルトリメチルアンモニウムを使用する以外は実施例4と同様にして軟膏剤を調製する。
ゲル剤
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 9.0g
カーボポール941 0.5g
エタノール 22g
トリエタノールアミン 1.5g
カプサイシン(C1827NO)55質量%
以上含有するカプサイシノイド 0.025g
精製水 57.9g
製造方法:加熱しながら、精製水にポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油及びカーボポール941を加え溶解させた後、エタノールにカプサイシノイドを加えて溶解した液を加え、攪拌後トリエタノールアミンを加えて、攪拌しながら冷却し、ゲル剤を調製する。
カプサイシン(C1827NO)55質量%以上含有するカプサイシノイドを0.025g使用する代わりに、カプサイシン(C1827NO)98質量%以上含有するカプサイシノイドを0.005g、0.01g、0.025g、0.05g又は0.1g、あるいはカプサイシン(C1827NO)55質量%以上含有するカプサイシノイドを0.005g、0.01g、0.05g又は0.1gを使用する以外は実施例7と同様にしてゲル剤を調製する。
実施例7において、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油を使用する代わりに、ポリオキシエチレン(10)ヒマシ油、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル、ポロキサマー235、ポリオキシエチレン(7.5)ノニルフェニルエーテル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(60)ソルビット、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン又は塩化セチルトリメチルアンモニウムを使用する以外は実施例7と同様にしてゲル剤を調製する。
液剤
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 12g
エタノール 22g
カプサイシン(C1827NO)55質量%
以上含有するカプサイシノイド 0.01g
精製水 59.9g
製造方法:エタノールにカプサイシノイドを加え溶解後、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油及び精製水を加え溶解し、液剤を調製する。
カプサイシン(C1827NO)55質量%以上含有するカプサイシノイドを0.01g使用する代わりに、カプサイシン(C1827NO)98質量%以上含有するカプサイシノイドを0.005g、0.01g、0.025g、0.05g又は0.1g、あるいはカプサイシン(C1827NO)55質量%以上含有するカプサイシノイドを0.005g、0.025g、0.05g又は0.1gを使用する以外は実施例10と同様にして液剤を調製する。
実施例10において、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油を使用する代わりに、ポリオキシエチレン(10)ヒマシ油、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル、ポロキサマー235、ポリオキシエチレン(7.5)ノニルフェニルエーテル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(60)ソルビット、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン又は塩化セチルトリメチルアンモニウムを使用する以外は実施例10と同様にして液剤を調製する。
パップ剤
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 18g
グリセリン 10g
カルボキシメチルセルロースナトリウム 50g
カプサイシン(C1827NO)55質量%
以上含有するカプサイシノイド 0.005g
精製水 21.9g
製造方法:加熱しながら、水、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油及びカルボキシメチルセルロースナトリウムをよく錬合し、これにグリセリンにカプサイシノイドを加え溶解した液を加え、十分錬合しながら冷却し、パップ剤を調製する。
カプサイシン(C1827NO)55質量%以上含有するカプサイシノイドを0.005g使用する代わりに、カプサイシン(C1827NO)98質量%以上含有するカプサイシノイドを0.005g、0.01g、0.025g、0.05g又は0.1g、あるいはカプサイシン(C1827NO)55質量%以上含有するカプサイシノイドを0.01g、0.025g、0.05g又は0.1gを使用する以外は実施例13と同様にしてパップ剤を調製する。
実施例13において、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油を使用する代わりに、ポリオキシエチレン(10)ヒマシ油、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル、ポロキサマー235、ポリオキシエチレン(7.5)ノニルフェニルエーテル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(60)ソルビット、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン又は塩化セチルトリメチルアンモニウムを使用する以外は実施例13と同様にしてパップ剤を調製する。
〔試験例1〕
マウス皮膚におけるIGF−1の活性化作用(図1参照)
使用動物:8週齢のC57BL/6系雄性マウスを使用し、1群3例とした。
被験クリーム剤:実施例1のクリーム剤、実施例1のカプサイシノイドを0.001質量%、0.005質量%、0.025質量%及び0.1質量%とする以外は、同様に調製したクリーム剤を使用した。基剤は実施例1からカプサイシノイドを除いたものを使用した。
試験方法:マウスの腹腔内に、ケタラール(100mg/kg)、キシラジン(10mg/kg)を投与してマウスを麻酔し、マウスの背部皮膚にシェービングクリームを塗布した後、カミソリを使用して除毛した。被験クリーム剤又は基剤は、除毛10分後、除毛した背部皮膚1cmあたり100mgを塗布した。塗布部位のマウス皮膚の採取は、被験クリーム剤又は基剤の塗布後30分に行った。採取したマウス皮膚(各1cm)は液体窒素で凍結させた後、1N酢酸でホモジネートして、IGF−1の測定まで−80℃で保存した。前記凍結保存したホモジネート中のIGF−1の測定は、IGF−1測定キット(ACTIVE 登録商標、 Rat IGF−1 EIA;コスモ・バイオ株式会社製)を用いてEIA法で測定し、マウス皮膚IGF−1量とした。
マウス皮膚IGF−1量(レベル)を図1に示した。カプサイシノイド0.01質量%含有するクリーム剤を塗布した皮膚のIGF−1含量をピークとして、カプサイシノイドを0.005、0.01、0.025及び0.1質量%含有するクリーム剤を塗布したマウス皮膚IGF−1量が、基剤を塗布した皮膚のそれに対し有意に上昇した。
〔試験例2〕
試験前に、男性のパネラー(50才)の、目尻部のシワを写真に収めた。実施例1のクリーム剤を該パネラーの目尻部に、2回/日、5日間塗布した。5日後に試験前と同方向、同光量で目尻部のシワを写真に収めた。試験前及び実施例1のクリーム剤塗布5日後の写真を対比したところ、パネラーの目尻部のシワが目立たなくなっていた(図2)。
〔試験例3〕
マウス皮膚IGF−1に対する各種カプサイシノイド、各種カプシノイド及び合成カプサイシンの作用
使用動物:7〜10週齢のC57BL/6系雄性マウスを使用し、1群3例とした。
被験薬:被験薬として、カプサイシン(純度97%)、ジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシン、カプシエイト、ジヒドロカプシエイト、ノルジヒドロカプシエイト、ノニル酸バニリルアミド及びアナンダマイドを用いた。
被験薬は、それぞれ5mg秤量し、1mLのエタノール[99.5%(V/V);和光純薬工業株式会社製]にそれぞれ溶解したのち、生理食塩水49mLで希釈して全量50mL(各被験薬の最終濃度:0.01質量%)とし、被験薬溶液とした。基剤(対照)は、1mLエタノールと49mL生理食塩水の混合溶液を用いた。
なお、カプサイシン(純度97%)及びジヒドロカプサイシンは、シグマ社製を使用した。ノルジヒドロカプサイシンは、J.Chem.Research(S)、1987年、344−345頁及びJ.Org.Chem.、1989年、第54巻、3477−3478頁に記載の方法に従い製造した。カプシエイトは、J.Org.Chem.、1989年、第54巻、3477−3478頁及びEur.J.Nutr.、2003年、第42巻、2−9頁に記載の方法に従い製造した。ジヒドロカプシエイトは、J.Chem.Research(S)、1987年、344−345頁及びEur.J.Nutr.、2003年、第42巻、2−9頁に記載の方法に従い製造した。ノルジヒドロカプシエイトは、J.Chem.Research(S)、1987年、344−345頁、J.Org.Chem.、1989年、第54巻、3477−3478頁及びEur.J.Nutr.、2003年、第42巻、2−9頁に記載の方法に従い製造した。ノニル酸バニリルアミドは和光純薬工業株式会社製を使用した。アナンダマイドは、Alexis社(Basel,Awitzerland)製を使用した。
試験方法:試験は、被験クリーム剤又は基剤を、マウスの背部皮膚1cmあたり100mgを塗布する代わりに、各被験溶液をマウスの背部皮膚1cmあたり0.2mL塗布する以外は、試験例1の試験方法と同様の方法でおこなった。
各被験溶液を塗布したマウス皮膚IGF−1量(レベル)を図3乃至図5に示した。カプサイシン(純度97%)、ジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシン、カプシエイト、ジヒドロカプシエイト、ノルジヒドロカプシエイト、ノニル酸バニリルアミド又はアナンダマイドを0.01質量%含有する各被験溶液を塗布したマウス皮膚IGF−1量は、いずれも基剤を塗布したマウス皮膚IGF−1量よりも、有意に上昇した。
本結果は、いずれのカプサイシノイド、カプシノイド、合成カプサイシン及び内因性カンナビノイドも、皮膚IGF−1量を増加させる作用があることを立証するものである。
本発明は、カプサイシノイド等が有する薬効の作用機構に対する明確な考え方に基づいて開発されたカプサイシノイド等の配合量が少なく且つ薬効が大きいものであり、そのために皮膚外用剤として皮膚に塗布された際の皮膚刺激等の問題も解消され、且つ、例えば皮膚の厚みと弾力性の増加による皮膚のしわ、たるみの軽減の促進及び育毛の促進等十分な薬効を発揮するカプサイシノイド等を含有するインスリン様成長因子−1分泌促進剤として有用である。
図1は、塗布された皮膚外用剤中のカプサイシノイド濃度とマウスの皮膚中のIGF−1含有量との関係を示す図である。図中、*は基剤に対する有意差(p<0.01)を示す。 図2は、実施例1のクリーム剤塗布前と塗布後の変化を示す図である。 図3は、カプサイシン(純度97%)、ジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシン、カプシエイト、ジヒドロカプシエイト及びノルジヒドロカプシエイトをマウス皮膚に塗布した後のマウス皮膚中のIGF−1含有量を示す図である。図中、*は基剤に対する有意差(p<0.01)を示す。 図4は、カプサイシン(純度97%)及びノニル酸バニリルアミドをマウス皮膚に塗布した後のマウス皮膚中のIGF−1含有量を示す図である。図中、*は基剤に対する有意差(p<0.01)を示す。 図5は、カプサイシン(純度97%)及びアナンダマイドをマウス皮膚に塗布した後のマウス皮膚中のIGF−1含有量を示す図である。図中、*は基剤に対する有意差(p<0.01)を示す。

Claims (17)

  1. カプサイシノイド、カプシノイド、合成カプサイシン及び内因性カンナビノイドから選択される1種又は2種以上の化合物を含有することを特徴とするインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  2. 化合物を0.001質量%以上0.1質量%以下含有する請求項1に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  3. 皮膚の線維芽細胞の分化、増殖及び/又は間質物質産生機能を促進することを特徴とする請求項1又は2に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  4. 間質物質が皮膚のコラーゲン、エラスチン及びヒアルロン酸から選択される1種又は2種以上であることを特徴とする請求項3に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  5. カプサイシノイドが、(6E)−N−[(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)メチル]−8−メチル−6−ノネンアミド、ジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシン、ホモカプサイシン及びホモジヒドロカプサイシンから選択される少なくとも1種の化合物を含有するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  6. カプシノイドが、カプシエイト、ジヒドロカプシエイト、ノルジヒドロカプシエイト、ホモカプシエイト及びホモジヒドロカプシエイトから選択される少なくとも1種の化合物を含有するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  7. 合成カプサイシンが、ノニル酸バニリルアミド又はデシル酸バニリルアミドであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  8. 内因性カンナビノイドが、アナンダマイドであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  9. カプサイシノイドが、(6E)−N−[(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)メチル]−8−メチル−6−ノネンアミドを55質量%以上含有するものであることを特徴とする請求項1に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  10. カプサイシノイドが、(6E)−N−[(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)メチル]−8−メチル−6−ノネンアミドを98質量%以上含有するものであることを特徴とする請求項1に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  11. 皮膚外用剤であることを特徴とする請求項3〜10のいずれかに記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  12. さらにインスリン様成長因子−1分泌促進剤全体に対し、5質量%以上の非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤及び陽イオン性界面活性剤から選択される1種又は2種以上の化合物を含有することを特徴とする請求項11に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  13. 非イオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル及びポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルから選択される1種又は2種以上の化合物を含有することを特徴とする請求項12に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  14. 両性界面活性剤が、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインであることを特徴とする請求項12に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  15. 陽イオン性界面活性剤が、アルキルアンモニウム塩であることを特徴とする請求項12に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  16. 液剤、懸濁剤、乳剤、クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、リニメント剤、ローション剤、パップ剤又はパック剤の剤型であることを特徴とする請求項11〜15のいずれかに記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
  17. (6E)−N−[(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)メチル]−8−メチル−6−ノネンアミドを98質量%以上含有するカプサイシノイドを0.001質量%以上0.1質量%以下及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を5質量%以上18質量%以下含有することを特徴とする請求項16に記載のインスリン様成長因子−1分泌促進剤。
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