JP2006151591A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 上カールの大きなシートが第1の積載手段上に排出されないようにして、第1の積載手段上に排出されたシートを、束排出手段によって第1の積載手段上に良好に排出することができるようにする。
【解決手段】 シート有無フラグ101を処理トレイ表面から出入りさせる。処理トレイ上にシートが積載されるとシートによって押し下げられたフラグ101がフラグセンサ102によって検知され、シート有りが検知される。大きなカールを後端に有するシートPが処理トレイ上に排出されると、このシートPは後端がガイド部材7に引っかかってフラグ101を押し下げないので、シート無しが検知される。この場合、上流側の画像形成装置のスループットを下げて、カールが小さくなるようにする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば画像形成後のシートを処理するシート処理装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、複写機,プリンタ等の画像形成装置から排出されてくるシートを、一旦、処理トレイ(第1の積載手段)上に排出し、処理トレイ上で整合又は綴じ処理を行った後、ツメ束出し手段(束排出手段)によって、スタックトレイ(第2の積載手段)上に排出するシート処理装置が提案されている。
特開2000−169028号公報
しかしながら、特許文献1で開示されているシート処理装置は、画像形成装置から排出されるシートが上カールであった場合、処理トレイ上に整然と積載することができない場合がある。このような場合、ツメ束出し手段でスタックトレイに排出することができないことがある。
例えば、画像形成装置からシート処理装置に排出されるシートの上カールが大きい場合、シート掻込み手段でシートを処理トレイに引き込もうとしても、シートの上カール部分が、シート排紙口にもたれてしまい、シートを処理トレイ上に整然と積載することができない。このような現象が発生すると、ツメ束出し手段がシートの上カール部分の下を通ってしまうことになり、シートの先端をうまく把持することができなくなるために、処理トレイ上のシートをスタックトレイへ排出することができなくなる。
そこで、本発明では、上カールの大きなシートが第1の積載手段上に排出されないようにして、第1の積載手段上に排出されたシートを、束排出手段によって第1の積載手段上に良好に排出することができるようにしたシート処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シート供給手段から搬送されてくるシートを排出する排出手段と、前記排出手段から排出されたシートをシート束として積載する第1の積載手段と、前記第1の積載手段上に積載されたシート束に処理を施すシート処理手段と、処理後のシート束を前記第1の積載手段上から排出する束排出手段と、前記束排出手段から排出されたシートを積載する第2の積載手段とを備えたシート処理装置において、前記第1の積載手段上のシートの有無を検知するシート有無検知手段と、前記シート供給手段側のシート搬送系の制御を変更するための信号を出力可能な制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記シート有無検知手段の検知結果に基づいて前記シート供給手段側のシート搬送系を制御する、ことを特徴とする。
本発明によると、制御手段は、シート有無検知手段の検知結果に基づいてシート供給手段側のシート搬送系を制御することができる。したがって、シート有無検知手段を、例えば、第1の積載手段上に積載されたシートが正常な場合はシート有りを検知し、正常でない場合にはシート無しを検知するように構成しておけば、制御手段は、シート搬送系を適宜に制御して、搬送されて第1の積載手段上に積載されるシートが正常であるようにすることができる。これにより、シート処理手段による処理後のシート束を、第1の積載手段上から束排出手段によって第2の積載手段上に良好に排出することができる。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において同じ符号を付したものは、同様の構成あるいは同様の作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略した。
<実施の形態1>
図1は、本発明を適用することができる画像形成装置の概略を示す正面縦断面図である。同図に示すように、画像形成装置は、画像形成装置本体1と、シート処理装置2とを結合させて構成されている。ここで、画像形成装置本体1としては、複写機,プリンタ,ファクシミリ,印刷機等を使用することができるが、以下の説明では、画像形成装置本体1が複写機である場合を例に説明する。
画像形成装置本体1は、上部に配設された自動原稿給送装置(ADF)20から自動給送した原稿をリーダ部(画像読取部)22によって光学的に読み取り、読み取った情報をデジタル信号としてプリント部(画像形成部)23へ送信して普通紙やOHP(オーバーヘッドプロジェクタ)用の透明フィルム等のシートPにトナー像(画像)を形成するものである。
画像形成装置本体1の下部には各種サイズのシートPを収納した複数の給紙カセット24が装着されている。また、画像形成装置本体1の右側面には手差しトレイ28が設けられている。給紙カセット24又は手差しトレイ28から給紙されて搬送ローラ25によって搬送されたシートPは、レジストローラ29によってプリント部23の感光ドラム23bと転写装置23cとの間の転写部に供給される。
一方、プリント部23においては電子写真方式によってトナー像が形成される。すなわち、上述のリーダ部22で読み取った情報に基づいて露光装置23aから発光されたレーザ光が、一様帯電後の感光ドラム23bに照射され、照射部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置23dによってトナーが付着され、トナー像として現像される。こうして感光ドラム23b上に形成されたトナー像は、上述のようにして転写部に供給されたシートPに転写装置23cによって転写される。トナー像転写後の感光ドラム23bは、表面に残ったトナー(転写残トナー)がクリーニング装置(不図示)によって除去されて次の画像形成に供される。一方、トナー像転写後のシートPは、定着装置26に搬送され、ここで加熱・加圧されて表面にトナー像が永久定着される。
こうして一方の面(表面)にトナー像が定着されたシートPは、片面記録モードの場合にはシート処理装置2へと送り込まれる。一方、両面記録モードの場合には、トナー像定着後のシートPは、スイッチバックによって表裏反転された後、再送パス27に搬送され、再度、プリント部23へ搬送されて他方の面(裏面)にトナー像が形成された後、シート処理装置2へと送り込まれる。
図2は、シート処理装置2の構成を示す縦断面図、また図3は、図2の処理トレイ(後述)近傍の拡大上面図である。これら図1〜図3を参照して、シート処理装置2について詳述する。
シート処理装置2は、画像形成装置本体1に連結されて、この画像形成装置本体1とともに画像形成装置を構成している。シート処理装置2の上部には、搬送ガイド3が配設されている。この搬送ガイド3は、画像形成装置本体1の排紙ローラ1a,1bから排出されたシートPを案内するものである。搬送ガイド3には、シートPの搬送方向上流側(図1中の右側)から順に、搬送ガイド3に搬送されてきたシートPを検知するシート検知センサ4、シートPを挟持搬送する搬送ローラ対5、シートPを挟持排出する排出手段として例示する排紙ローラ対6が配設されている。この排紙ローラ対6近傍には、処理トレイ8(後述)上のシートPをガイドするガイド部材7が設けられている。このガイド部材7の下方には、第1の積載手段として例示する処理トレイ8が配設されている。処理トレイ8は、画像形成装置本体1側の端部(同図中の右側の端部)が下方に位置するように傾斜されており、排紙ローラ対6から排出されたシートPが、ステイプル処理や折り処理を行う際に、一旦、積載される。処理トレイ8は、図3に示すように、シート幅方向(シート搬送方向に直交する方向)に3つに分割されていて、それぞれの間には移送ベルト12(後述)が配設されている。処理トレイ8には、整合板9が配設されている。整合板9は、処理トレイ8の、シート幅方向の両端にそれぞれ配置されている。それぞれの整合板9の下部には、シート幅方向にラック16が固定されており、このラック16に噛合されたピニオン15をモータ(手前側及び奥側の整合モータ)14によって回転させることにより、ラック16を介して整合板9をシート幅方向に移動させることができる。
処理トレイ8の上方には、パドル17(図2参照)が配設されている。このパドル17は、処理トレイ8上のシートPの上にさらに重なるように排出されたシートPを、処理トレイ8上に引き込むためのものである。
処理トレイ8の一方の端部(同図中の右側の端部)の近傍には、処理トレイ8上に積載されて、自重で滑り落ちるシートPの後端を受け止めるストッパ21が配設されている。処理トレイ8の下方には、搬送手段を構成する2本の移送ベルト12が配設されている。移送ベルト12は、第1のプーリ軸10aに固定された2個の第1のプーリ10と、第2のプーリ軸11aに固定された2個の第2のプーリ11との間に掛け渡されている。なお、移送ベルト12については後にさらに詳述する。各移送ベルト12の外周の一部には、束排出手段として例示する押し出し爪13が取り付けられている。また、第1のプーリ軸10aには、4個の搬送下ローラ18が取り付けられている。
シート処理装置2は、図2に示すように、シート処理手段として例えばステイプラ30を備えている。ステイプラ30は、搬送経路を挟んで配設された下ステイプラ31と上ステイプラ32とによって構成されている。下ステイプラ31は針カートリッジ、針を打ち込む打ち込み部、針カートリッジから打ち込み部に針を送る針送り部等を有している。上ステイプラ32は下ステイプラ31から打たれる針を折り曲げる折り曲げ部を有している。また上ステイプラ32、下ステイプラ31はそれぞれ軸37,38にガイドされてスラスト方向(シート幅方向)に移動可能である。下ステイプラ31は、外周に螺旋状のネジ溝を有するスクリュー軸36と係合するネジ部を有し、スクリュー軸36の回転によってスラスト方向に移動可能である。上ステイプラ32は、外周に螺旋状のネジ溝を有するスクリュー軸35と係合するネジ部を有し、スクリュー軸35の回転によってスラスト方向に移動可能である。
シート処理装置2は、第2の積載手段として例示する昇降トレイ90を有している。昇降トレイ90は、上下方向に昇降可能な昇降機構92に取り付けられていて、図2中の実線と二点鎖線との間を移動できるようになっている。この昇降トレイ90には、サイズの大きいシートPに対応するための、出入り自在な補助トレイ91が設けられている。昇降トレイ90の基端部には、昇降トレイ90上に積載されたシートPの最上面を検知する紙面センサ93が配設されている。昇降トレイ90の基端部近傍に設けられた後端ガイド94は、ほぼ垂直に形成されていて、上下方向に移動する昇降トレイ90上のシートPの後端をガイドする。
図2に示すシート処理装置2には、シート折り装置50が設けてある。シート折り装置50は、シート束を挟持搬送する搬送ローラ51,52、搬送されるシート束をガイドする搬送ガイド53、後端検知第1センサ54、突き板55、折りローラ57a,57b、折りガイド59a,59b、排紙ローラ60a,60bを有している。
上述の後端検知センサ54は、反射型のフォトセンサによって構成されており、ステイプル時のステイプル位置を制御する際に使用される。突き板55は、本実施の形態では、先端の板厚が約0.3mm程度の板で構成されている。折りローラ57a,57bは、相互に押圧されており、両ローラとも駆動回転されるようになっている。上述の突き板55は、折りローラ57a,57bのニップ近傍まで侵入したり、また退避したりするようになっている。排紙ローラ60a,60bは、一方が駆動回転される駆動ローラであり、他方が駆動ローラに押圧されて従動回転する従動コロである。
シート折り装置50の下方には、第2の積載手段としてのシート束トレイ80が配設されている。シート束トレイ80は、上述のシート折り装置50によって折り処理されたシート束が排出されて積載されるトレイである。シート束トレイ80は、積載されたシート束を上方から押圧して良好な積載性を確保するためのウエイト81を有している。
前述の処理トレイ8(図3参照)には、2本の移送ベルト12が配設されている。移送ベルト12はそれぞれ第1のプーリ10と第2のプーリ11とに張設されていて、シート幅方向のほぼ中央の両側に配置されている。第1のプーリ軸10a上には、搬送下ローラ18がシート幅方向のほぼ中央の両側に2箇所ずつ設けられている。この搬送下ローラ18はタイヤ形式の中空ローラである。
第1のプーリ軸10a上には上述のように移送ベルト12を回転する第1のプーリ10が2つ配置されている。第1のプーリ10は、第1のプーリ10と第1のプーリ軸10aとの間に介在するワンウェイクラッチ75によって、図2において、第1のプーリ軸10aの反時計回りの回転で駆動回転し、時計回りの回転では駆動が切断され停止するようになっている。第1のプーリ軸10aは、第1のプーリ軸10aに固着されたプーリ73b、タイミングベルト74、ギヤプーリ72,71を介して、搬送駆動源としての搬送ステッピングモータ70のモータ軸70aに連結されている。
したがって、ステッピングモータ70が処理トレイ8上のシートPを図1〜図3のステイプル方向(矢印B方向)に移動する方向に回転するとき、第1のプーリ軸10aに固着されている搬送下ローラ18は回転駆動されているが、移送ベルト12には、ワンウェイクラッチ75よって駆動力が伝達されず移送ベルト12は、停止状態にある。ステッピングモータ70は、シートPを昇降トレイ90に向けて移動させるように回転すると、搬送下ローラ18、及び移送ベルト12はともに昇降トレイ90の方向(図1〜図3中の矢印A方向)に回転する。
図4を参照して、さらに移送ベルト12について説明する。第1のプーリ軸10aにワンウェイクラッチ75を介して取り付けられた第1のプーリ10と、第2のプーリ11とに張設された移送ベルト12には、前述のように押し出し爪13が設けられている。押し出し爪13は、移送ベルト12の矢印A方向の回転移動にともなって、その先端が同図に示す二点鎖線に沿ってトラック状の移動するようになっている。この押し出し爪13のホームポジション(HP)位置出しを行うため、この押し出し爪13に係合する押し出し爪検知アーム77と押し出し爪センサ76とが処理トレイ8の下面に設けられている。押し出し爪13が移送ベルト12によって移動されて、押し出し爪検知アーム77を押し、押し出し爪センサ76がOFFからONにきり替わったところをホームポジション(HP)とする。
また、搬送上ローラ19は、カム、駆動リンク、及び従動リンク(いずれも不図示)によって上下方向に移動して搬送下ローラ18に接離するようになっている。すなわち、同図中の実線で示す第1の位置(離間位置)と、二点鎖線で示す第2の位置(当接位置)とに揺動可能である。搬送上ローラ19は、第2の位置に配置されて、搬送下ローラ18に加圧されたときには、搬送下ローラ18との間にニップを形成するようになっている。
カム等の作動により、搬送上ローラ19を下降させて第2の位置に配置し、搬送下ローラ18に押圧する。その後、搬送ステッピングモータ70を回転し、第1のプーリ軸10aを図2,図4中の反時計回りに回転させると、搬送下ローラ18が回転して、シート束も昇降トレイ90に向けて(矢印A方向)移動する。上述の搬送上ローラ19もベルト及びギヤ(不図示)を介して搬送ステッピングモータ70(図3参照)に連動し、搬送ステッピングモータ70によって回転されるようになっている。したがって、シート束は、ステイプラ30側に入り込んだストッパ21の位置から、搬送下ローラ18と搬送上ローラ19との回転により、矢印A方向へ移動するが、シート束の後端が両ローラ間のニップを過ぎると、今度は移送ベルト12の回転に伴って押し出し爪13により、矢印A方向に搬送されることになる。
しかしながら、上カールの大きなシートPが排紙ローラ6から排出されると、シート後端が排紙ローラ6付近のガイド部材7にもたれてしまう。このため、パドル17(図2参照)によってシートPを処理トレイ8上に引き込むことができず、シートPを後端ストッパ21まで引き戻すことができないときがある(図6に示す状態)。この状態のまま、通常通りの動作が行われると、押し出し爪13がシートPの下を通り抜けてしまうため、シートPを昇降トレイ90まで搬送することができなくなる。また、ステイプルモードにおいては、シートPがないのに、ステイプル動作を行ってしまいステイプルユニットに悪影響を及ぼすおそれがある。
このような不具合を防止するため、図4,図5,図6に示すように、処理トレイ8に、シート有無検知手段として例えばシート有無センサ(処理トレイシート検出センサ)100を設けている。シート有無センサ100は、処理トレイ8上に積載された状態のシートの後端近傍で、かつホームポジションに配置された状態の押し出し爪13の近傍に配設されている。シート有無センサ100としては例えばシート有無フラグ101とフラグセンサ102とを有するセンサを使用することができる。本実施の形態では、シート有無フラグ101は、図4,図6に示すように、検出部101aと遮光部101bとを有していて、検出部101aの基端部の軸101cを中心としてほぼ上下方向に揺動可能に構成されている。つまり、検出部101aが処理トレイ8の表面に出入り自在(出没自在)に構成されている。シート有無フラグ101は、付勢部材(不図示)によって上方に軽く付勢されており、処理トレイ8上にシートPがない場合には、上述の検出部101aが処理トレイ8表面から上方に突出する。このとき遮光部101bは、フラグセンサ102の光路を開通させる。一方、シート有無フラグ101は、処理トレイ8上にシートPがある場合には、上述の検出部101aがシートPによって処理トレイ8表面から退避される。このとき遮光部101bは、フラグセンサ102の光路を遮断する。これにより、シートPが処理トレイ8上にあることを検知する。
本実施の形態で使用したシート有無センサ100は、上述のように、シート有無フラグ101の検出部101aが処理トレイ8表面から突出されているときにシート無しを検出し、シート有無フラグ101の検出部101aがシートPによって押し下げられて処理トレイ8表面から退避したときに、シート無しを検知するように構成されている。したがって、シートPが排紙ローラ対6から排紙されて処理トレイ8上に排出され、さらにパドル17によってシートPに対する引き込み動作が終了した後であっても、例えば、このシートPの後端に上向きの大きなカールが発生していてシート後端がガイド部材7に引っかかっているような状態(図6のシートPで示す状態。すなわち処理トレイ表面からのシートPの離間量が大きい場合。)では、このシートPは、シート有無センサ101の検出部101aを処理トレイ8表面から押し下げることができない。この場合には、シート有無検知センサ100は、シート無しを検知することになる。言い換えれば、本実施の形態におけるシート有無センサ100は、後端にカールが無い又はあっても小さいシートPに対しては、シート有無センサとして機能し、後端に大きなカールがあるシートPに対しては、そのカール量が大きい(又は後端がガイド部材7に引っかかっている状態である)ために押し出し爪13がシート後端に正常に係合しない旨を知らせるセンサとして機能する。つまり、シート有無検知センサ100を、シート後端のカール量を推察するセンサとしても流用している。これにより、2つの個別のセンサを配設する場合に比して、全体構成を簡略化することができる。
排紙ローラ6からシートPが排出され、このシートPに対してパドル17により引き込み動作が行われた直後に、処理トレイ8に設けたシート有無センサ100の状態を監視し、シート有無センサ100が、シートPが有ると検知すれば通常の動作を行い、シートPが無いと検知すれば画像形成装置本体1にその情報を送り、カールの少ない制御に変更する。
シートPのカール量はシートPが定着装置26(図1参照)を通過する際にシートPにかかるロール圧や定着に要する熱量によるところが大きく作用し、特に定着装置26内を、シートPを高速で搬送したり、シートPの間隔を狭くして一時期に大量のシートPを搬送したりすると、シートPが定着装置26から急激に熱を奪うため、定着装置26の温度が不安定になりカールの大きいシートPが排出される場合がある。
そこで、シートPを低速で搬送する、または連続するシートの間隔を広げて搬送すると、定着装置26の温度調整が適正に可能となり安定し、カール量が少なくなる。
本実施の形態では、使用した画像形成装置本体1は、連続して画像形成する場合、連続する2枚のシートPの紙間を通常より多くすると、シートPのカール量が少なくなる。そこで、例えば画像形成装置本体1の通常の画像形成時のスループットが50枚/分のところ、スループットを31枚/分に落とすように、画像形成装置本体1のシート搬送系をコントロールする。このような、制御を行うことにより、カールの少ないシートPが画像形成装置本体1からシート処理装置2に供給され、シート処理装置2はこのシートPに対して通常通りの処理を行うことができる。
図7に、シート処理装置2の制御に係る概略ブロック図を示す。制御ブロック110は、中央演算処理装置(CPU)と、このCPUが実行する後述する制御手順に対応する制御手段(制御プログラム等)をあらかじめ記憶したROM、CPUの演算データ及び画像形成装置本体1から受信した制御データ等を記憶するRAMなどで構成されている。
この制御ブロック110には、各種のI/Oが設けられている。制御ブロック110側に向いた矢印を入力側、制御ブロック110から離れる方向に向いた矢印を出力側とする。
同図に示すように、制御ブロック110には、搬送・束搬送関連のブロック111、パドル関連のブロック112、ステイプル/折り関連のブロック113、整合関連のブロック114、昇降トレイ関連のブロック115、シート検知関連のブロック116、ドア開閉装置検知関連のブロック117、そしてインターフェイスコントローラ120が接続されている。
本実施の形態においては、画像形成装置本体1で画像形成された後のシートPは、画像形成装置本体1から排紙ローラ1a,1bによって排紙されて、シート処理装置2に供給され、さらに排紙ローラ対6によって処理トレイ8上に排出され、パドル17による引き込み動作が行われて処理トレイ8上に積載される。このとき、処理トレイ8上のシートPにカールがない場合、又はカールが少ない場合には、図5に示すように、シートP(図5中のシートP)はパドル17によって引き込まれ、後端がストッパ21に当接されて処理トレイ8上に正常に積載される。この場合には、処理トレイ8上のシートPによってシート有無フラグ101が処理トレイ8の下方に押し下げられ、遮光部101bがフラグセンサ102の光路を遮断する。つまり、シート有無センサ100によってシート有りが検知される。
これに対して、排紙ローラ対6によって処理トレイ8上に排出され、パドル17による引き込み動作が行われて処理トレイ8上に積載されたシートPのカールが大きい場合には、図6に示すように、シートP(図6中のシートP)は、その後端がガイド部材7に引っかかってシート有無フラグ101を押し下げることができない。したがって、フラグセンサ102の光路は遮光部102bによって遮断されることはない。つまり、シート有無センサ100によってシートP無しが検知される。
そこで、本実施の形態では、排紙ローラ6からシートPが排出され、パドル17の引き込み動作動作が終了した後、シート有無センサ100を監視し、シートPが無い状態が制御ブロック110のCPUで例えば3回カウントされたら、インターフェイスコントローラ120を経由して画像形成装置本体1側のシート搬送排出手段を制御する。画像形成装置本体1から順次に排出されるシートPの間隔(紙間)を通常より大きくなるように制御することにより、画像形成装置本体1から排出されるシートPのカール量を小さくするのである。
このように、本発明に係るシート処理装置2によると、画像形成装置本体1から上カールが大きいシートPが排出された場合、シート処理装置2でそのカールを検知し、制御ブロック110の一部がシート搬送系制御手段として作用し、画像形成装置本体1のシートPを排出する間隔を大きくすることにより、排出されるシートPのカール量を小さくして、良好な積載性を得ることができる。
上述と同様のシート有無センサ100を、例えば、シートPの通紙幅方向に沿って複数設けるようにしてもよい。この場合には、シート有無センサ100による、シート有無の検知をより高精度で行うことができる。すなわち、例えば、複数のシート有無センサ100のうちの1個でもシート無しを検知した場合には、処理トレイ8上のシートに上カールが大きいものとして、画像形成装置本体1から順次に排出されるシートPの間隔(紙間)を通常より大きくなるように制御するとよい。
また、カールの少ない制御として、本実施の形態では、画像形成装置本体1の通常の画像形成時のスループットが50枚/分のところ、スループットを31枚/分に落とし、シートPの間隔(紙間)を通常より大きくなるように制御するようにしたが、それ以外にもシートPの間隔はそのままにして、シートPの搬送スピードを遅くする制御でもよい。定着装置26内を通過するシートPの搬送スピードを遅くすることにより、適正な温度調整が可能となり、排出されるシートPのカール量を小さくして、良好な積載性を得ることができる。
また、カールの少ない制御として、定着装置26の下流に搬送通路切替え可能に別途、図示しない通常のカール取り機構を設け、カールの少ない制御をするときにカール取り機構を搬送するように搬送通路を切替えるように制御してもよい。そのように制御することにより排出されるシートPのカール量を小さくして、良好な積載性を得ることができる。
以上では、シート供給装置が、画像形成装置本体1である場合を例に説明したが、本発明に係るシート処理装置は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、シート給送装置としては、シート処理装置に対してシートを供給するものであれば、画像形成装置以外の任意の装置とすることができる。
また、シート処理装置2の制御ブロック(CPU)110がインターフェイスコントローラ120を経由して画像形成装置本体1を制御するようにしたが、CPU110は一体として画像形成装置本体1にあってもよく、画像形成装置本体1が前述各種センサ等の検知信号を受け画像形成装置本体1を制御するようにしてもよい。シート処理装置2のCPUを画像形成装置本体1内に構成することによりシート処理装置2を簡略化できる。画像形成装置は、画像形成装置全体を一体的に制御することができる。
画像形成装置本体とシート処理装置とからなる画像形成装置の概略構成を模式的に示す縦断面図である。 シート処理装置の構成を示す縦断面図である。 処理トレイ近傍の上面図である。 処理トレイ近傍の正面図である。 後端にカールが無いシートが処理トレイ上に積載されて、その後端がストッパに当接されている状態を説明する図である。 後端にカールがあるシートが処理トレイ上に積載されて、その後端がガイド部材に引っかかってしまっている状態を説明する図である。 シート処理装置の概略制御ブロック図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(シート給送装置)
2 シート処理装置
6 排紙ローラ対(排出手段)
8 処理トレイ(第1の積載手段)
13 押し出し爪(束排出手段)
23 プリント部(画像形成部)
30 ステイプラ(シート処理手段)
90 昇降トレイ(第1の積載手段)
100 シート有無センサ(シート有無検知手段、処理トレイシート検出センサ)
110 制御ブロック(制御手段)

Claims (8)

  1. シート供給手段から搬送されてくるシートを排出する排出手段と、前記排出手段から排出されたシートをシート束として積載する第1の積載手段と、前記第1の積載手段上に積載されたシート束に処理を施すシート処理手段と、処理後のシート束を前記第1の積載手段上から排出する束排出手段と、前記束排出手段から排出されたシートを積載する第2の積載手段とを備えたシート処理装置において、
    前記第1の積載手段上のシートの有無を検知するシート有無検知手段と、
    前記シート供給手段側のシート搬送系の制御を変更するための信号を出力可能な制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記シート有無検知手段の検知結果に基づいて前記シート供給手段側のシート搬送系を制御する、
    ことを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記排出手段から前記第1の積載手段上にシートが排出され、かつ前記シート有無検知手段がシート無しを検知したときに、シートの供給間隔を通常よりも大きくするための制御信号を発する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記シート有無検知手段は、前記第1の積載手段上のシートの後端側近傍で、かつ前記束排出手段近傍に配設されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート処理装置。
  4. 前記シート有無検知手段は、前記第1の積載手段上に積載されたシートの後端側の、前記第1の積載手段からの離間量が大きいときに、シート無しを検知する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のシート処理装置。
  5. 前記シート有無検知手段を複数備えた、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  6. 前記シート処理手段が、前記第1の積載トレイ上のシート束に対して綴じ処理を行うステイプラである、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  7. シートに対して画像形成する画像形成部を有する、シート供給装置としての画像形成本体と、前記画像形成本体から供給されてくるシートに対して処理を施すシート処理装置とを備え、
    前記シート処理装置が、請求項1ないし6のいずれかに記載のシート処理装置である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. シートに対して画像形成する画像形成部と、
    画像形成されたシートを積載する積載手段と、
    画像形成されたシートを前記積載手段に搬送排出するシート搬送排出手段と、
    前記シート搬送排出手段を制御するシート搬送系制御手段と、
    前記積載手段上のシートの有無を検知するシート有無検知手段と、を備え、
    前記シート搬送系制御手段は、前記シート有無検知手段の検知結果に基づいて前記シート搬送排出手段を制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012132983A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

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