JP2006134434A - 光ヘッド及び光ディスク装置 - Google Patents

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JP2006134434A
JP2006134434A JP2004321058A JP2004321058A JP2006134434A JP 2006134434 A JP2006134434 A JP 2006134434A JP 2004321058 A JP2004321058 A JP 2004321058A JP 2004321058 A JP2004321058 A JP 2004321058A JP 2006134434 A JP2006134434 A JP 2006134434A
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Abstract

【課題】 簡単な構造を有し、組み立てに多くの時間及び手間をかけることなく、フォ
ーカシング、トラッキングの精度を高めることができる光ヘッド及びこの光ヘッドを用い
た光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 支持部材21に形成された接着部212には、ワイヤーばね22を接着
するときに接着剤221を配置しておくための凹溝215が形成されている。凹溝215
にワイヤーばね22の一部が挿入された状態で配置し、接着剤221を接着点2121に
注入することでワイヤーばね22を接着部212に接着固定する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、光ディスクに光を照射することでデータの記録及び(又は)読出しを行うこ
とができる光ディスク装置に関するものであり、特に前記光ディスクに光を照射する光ヘ
ッドに関するものである。
近年、映像、音声又は情報の記録媒体として光を照射することで記録及び(又は)読出
しすることができる光ディスクを用いるものが多く用いられている。前記光ディスクとし
て、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等が広く用いられている
。これら光ディスクを記録媒体として該光ディスクにデータの記録及び(又は)読出しを
行う光ディスク装置は、光ディスクの記録面に対しレーザ光を照射し、反射してきた光を
検出する光ヘッドを備えている。
図2に光ヘッドの配置図を示す。図2に示すようにレーザ光源Ldと、ミラーMrと、
コリメータレンズ3と、対物レンズ4と、ビームスプリッタBsと、受光素子Pdとを有
している。レーザ光源Ldより照射されたレーザ光はミラーMrで反射されてコリメータ
レンズ3に入射する。コリメータレンズ3に入射したレーザ光は平行光として出射され対
物レンズ4に入射する。対物レンズ4に入射したレーザ光はDVDメディアDsの記録面
に照射される。
このときレーザ光はDVDメディアDsの記録層に焦点をあわせて、且つ、光軸とDV
DメディアDsの記録層とが垂直になるようにレーザ光を照射する。ビームスプリッタB
sは入射されたレーザ光の半分を透過し半分を反射するプリズムであり、DVDメディア
Dsで反射した光を受光素子Pdに導くものである。受光素子Pdは光を電流に変換する
ものであり、光の強さによってデータを読み取るものである。
前記光ディスク装置では、対物レンズ等の光学素子が備えられている前記光ヘッドを、
光ディスク面の振れや傾きに追従させつつ、その垂直方向又は半径方向に移動させる必要
があり、前記対物レンズを保持するレンズホルダを複数本の金属弾性部材(ワイヤーばね
)にて支持するものが用いられている。前記レンズホルダは上下(フォーカス方向)、左
右(トラッキング方向)に駆動する。
図8に従来の光ヘッドの一例の側面図を示す。図8に示す光ヘッドBはコリメータレン
ズ3が取り付けられたベース91と、対物レンズ4を保持するレンズホルダ95が配置さ
れるアクチュエータベース92(以後アクトベース92と示す)とを有している。アクト
ベース94はベース91に固定されている。アクトベース92には貫通孔920が形成さ
れており、コリメータレンズ3を出射したレーザ光が貫通孔920を通過して対物レンズ
4に入射する。
レンズホルダ95には、光ディスクに対して垂直方向に移動させるフォーカシング、光
ディスクの半径方向に移動させるトラッキングを行うためのコイル954、955が形成
されている。アクトベース92のレンズホルダ95を配置する部分には一対の永久磁石9
24、924が配置されており、コイル954、955には一定の磁界が発生している。
この状態でコイル954、955に電流を流すことで、レンズホルダ95を駆動して、フ
ォーカシング、トラッキング、チルトを行う。
レンズホルダ95はアクトベース82に設けられた支持部材921に、金属性のワイヤ
ーばね922を介して支持されている。ワイヤーばね922はレンズホルダ95を支持す
るとともに、コイル954、955に電流を流す送電線としても利用されている。ワイヤ
ーばね922はレンズホルダ95の両側面に2本ずつ配置されており、レンズホルダ95
の側面にはんだ付けにて取り付けられてレンズホルダ95を弾性支持している。
支持部材921の側面には粘弾性を有するゲル状の制振部材925が配置されており、
制振部材925はワイヤーばね922を覆っている。このことにより、ワイヤーばね92
2は制振部材925によってダンピングを抑えられている。支持部材921にはレンズホ
ルダ95と反対側の面にワイヤーばね922に送電するための基板923が取り付けられ
ている。基板923は支持部材921にボルト926にて固定されている。基板923に
はワイヤーばね922の端部が貫通する貫通孔927が形成されている。ワイヤーばね9
22の貫通孔927を貫通した端部を基板923にはんだ付けすることで、ワイヤーばね
922と支持部材923とを接続固定することができる。
レンズホルダ95のフォーカシング、トラッキングのための移動量は、ワイヤーばね9
22の長さによって変わってくる。さらに詳しく説明すると、基板923からレンズホル
ダ95までのワイヤーばね922の長さL2によってレンズホルダ95の移動量が決定す
る。フォーカシング、トラッキングの精度を高めるためには、ワイヤーばね922の長さ
L2を同じ長さにすればよい。ここでワイヤーばね922の長さはレンズホルダ95のは
んだ付け部から基板の貫通孔927のはんだ付け部までの長さL2である。
特開2004−152488号公報 特開2000−123385号公報 特開平9−54970号公報
しかしながら、ワイヤーばね922の長さL2は、支持部材921に取り付けられた基
板923の形状のずれ、取り付け位置のずれ、はんだの盛り方によって変化しやすく、複
数本設けられるワイヤーばね922の各長さを高精度で均一な長さになるように取り付け
るのは非常に困難である。各ワイヤーばね922は互いに平行でなくてはならず、わずか
でも角度が変わるとレンズホルダ95のフォーカシング、トラッキングが正常に動作しに
くくなる。
また、支持部材921に取り付けられた基板923の貫通孔927はワイヤーばね92
2を曲げたり、ワイヤーばね922に無理な力が加わえられたりすることなく通すことが
できるように製造するとともに、支持部材921に取り付けなくてはならない。この場合
、基板923の製造及び支持部材921への取り付けが難しく、非常に時間と手間を必要
とする。
このことは、光ヘッドを構成する各部材の製造、組み立てに高い精度が必要であり、そ
れだけ、前記光ヘッド及び該光ヘッドを備えた前記光ディスク装置の製造に必要な時間及
び手間が多くなり、製造コストが高くなる。
そこで本発明は、簡単な構造を有し、組み立てに多くの時間及び手間をかけることなく
、フォーカシング、トラッキングの精度を高めることができる光ヘッド及び光ヘッドを用
いた光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、回転している円盤状の光ディスクにレーザ光を照
射することで、データの記録、読出を行う光ディスク装置であって、
前記光ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記光ディスクに対してレーザ光を
照射する光ヘッドと、信号を処理するための信号処理装置と、前記光ヘッドにて検出され
前記信号処理装置にて復号化された信号を外部の映像表示部に接続するための外部接続部
と、制御部とを備えており、前記光ヘッドは前記レーザ光を照射するレーザ光源と、前記
レーザ光を反射するミラーと、前記レーザ光を平行光にするコリメータレンズと、前記レ
ーザ光を前記光ディスクに照射するための対物レンズと、前記光ディスクで反射された光
を分光するビームスプリッタと、光を受光する受光素子とを有しており、前記コリメータ
レンズはベースに支持され、前記対物レンズはレンズホルダに固定され、該レンズホルダ
がアクトベースに支持されており、前記アクトベースは前記ベースに固定されており、前
記アクトベースは前記レンズホルダを支持するための支持部材と、前記支持部材に固定さ
れるとともに前記レンズホルダを弾性支持する直線状に形成された2対のワイヤーばねと
、前記支持部材に取り付けられる基板と、前記レンズホルダ内部に磁界を発生させるため
の永久磁石とを有しており、前記レンズホルダは、該レンズホルダを前記光ディスクのデ
ィスク面に対して垂直方向に動かすためのフォーカシングコイルと、平行する方向に移動
するためのトラッキングコイルと、前記ワイヤーばねの位置決めをする位置決め部材と、
前記フォーカシングコイル及び前記トラッキングコイルと電気的に接続し、前記ワイヤー
ばねがはんだ付けされることで取り付けられるワイヤー取付部とを有しており、前記支持
部材は両側面に接着剤を注入するための溝部を有する接着部と、前記ワイヤーばねと接触
し粘弾性を有するゲル状の制振部材とを有しており、前記基板は前記支持部材の前記レン
ズホルダと対向する面と反対側の面に取り付けられるものであり、前記ワイヤーばねが貫
通する貫通孔と、前記貫通孔の周りに形成され、はんだ付けにて前記ワイヤーばねと電気
的に接続するランドとを有しており、前記ランドより前記ワイヤーばねを介し前記フォー
カシングコイル及びトラッキングコイルにそれぞれ独立して電力を供給し、前記ワイヤー
ばねが前記溝部に挿入され、該溝部の所定の位置に前記接着剤を注入することで前記接着
部に接着固定されることを特徴とする。
この構成によると、前記ワイヤーばねを前記支持部材の接着部の溝部に誘導し、該ワイ
ヤーばねを前記溝部に配置した状態で接着剤を注入して接着固定するので、該ワイヤーば
ねを前記支持部材に角度及び長さの精度高く配置することが可能である。このことは、複
数本備えられる前記ワイヤーばねの長さ及び配置角度を互いに等しくすることができ、そ
れだけ、レンズホルダの動作の精度を高めることができる。
また、特殊な部材や技術を使うことなく、前記ワイヤーばねを前記接着部に接着固定す
ることができるので、製造、組み立てに多くの時間、手間を必要とせず、それだけ、低コ
スト化を図ることができる。
前記レンズホルダのフォーカシング及びトラッキングの動作を高精度化することができ
るので、光ヘッドでの光ディスクの情報の読出し、光ディスクへの情報の書き込みが良好
に行われる光ディスク装置を提供することができる。
上記目的を達成するために本発明は、回転している円盤状の光ディスクにレーザ光を照
射することで、データの記録、読出を行う光ディスク装置であって、前記光ディスクに対
してレーザ光を照射する光ヘッドを備えており、前記光ヘッドは前記レーザ光を照射する
レーザ光源と、前記レーザ光を反射するミラーと、前記レーザ光を平行光にするコリメー
タレンズと、前記レーザ光を前記光ディスクに照射するための対物レンズと、前記光ディ
スクで反射した光を分光するビームスプリッタと、光を受光する受光素子とを有しており
、前記コリメータレンズはベースに支持され、前記対物レンズはレンズホルダに固定され
、該レンズホルダがアクトベースに支持されており、前記アクトベースは前記ベースに固
定されており、前記アクトベースは前記レンズホルダを支持するための支持部材と、前記
支持部材に固定されるとともに前記レンズホルダを弾性支持する直線状に形成された1又
は複数対のワイヤーばねと、前記支持部材に取り付けられる基板と、前記レンズホルダ内
部に磁界を発生させるための永久磁石とを有しており、前記レンズホルダは、該レンズホ
ルダを移動するための1又は複数のコイルと、前記ワイヤーばねの位置決めをする位置決
め部材と、前記コイルと電気的に接続し、前記ワイヤーばねがはんだ付けされることで取
り付けられるワイヤー取付部とを有しており、前記支持部材は両側面に接着剤を注入する
ための接着剤注入部を備えた接着部と、前記ワイヤーばねの振動を抑制する粘弾性を有す
るゲル状の制振部材とを有しており、前記基板は前記支持部材の前記レンズホルダと対向
する面と反対側の面に取り付けられ、電力を供給するためのランドを有し、前記ランドよ
り前記ワイヤーばねを介し前記コイルにそれぞれ独立して電力を供給し、前記ワイヤーば
ねは前記接着剤注入部に近接して配置され該接着剤注入部に接着剤を注入することで前記
接着部と接着固定されることを特徴とする。
この構成によると、前記ワイヤーばねを前記支持部材の接着部の接着剤注入部の近傍に
配置し、該接着剤注入部に接着剤を注入して接着固定するので、該ワイヤーばねを前記支
持部材に角度及び長さの精度高く配置することが可能である。このことは、複数本備えら
れる前記ワイヤーばねの長さ及び配置角度を互いに等しくすることができ、それだけ、レ
ンズホルダの動作の精度を高めることができる。
また、特殊な部材や技術を使うことなく、前記ワイヤーばねを前記接着部に接着固定す
ることができるので、製造、組み立てに多くの時間、手間を必要とせず、それだけ、低コ
スト化を図ることができる。
上記構成において、前記接着剤注入部が楕円形状を有する凹部であるものを挙げること
ができる。この構成によると、接着剤を前記接着部に注入し、垂れないようにとどめるこ
とができるので、接着固定が容易になる。このことにより容易且つ短時間に組み立てるこ
とができるようになる。また、楕円形状の凹部に限定されるものではなく、前記接着剤が
安定して配置される形状の凹部を広く採用することができる。
上記光ディスク装置として、それに限定されるものではないが、DVD記録/再生装置
、CD再生装置、CD−R記録/再生装置、CD−RW記録/再生装置、MD記録/再生
装置、LD再生装置等、光ディスクを用い、該光ディスクより情報を読み出す及び(又は
)該光ディスクに情報を記録する装置を広く挙げることができる。
上記目的を達成するために本発明は、レーザ光を照射するレーザ光源と、ベースに支持
されレーザ光を平行光にするコリメータレンズと、レンズホルダに固定され前記レーザ光
を前記光ディスクに照射するための対物レンズとを有しており、前記レンズホルダはアク
トベースに支持されており、前記アクトベースは前記ベースに固定されており、前記アク
トベースは前記レンズホルダを支持するための支持部材と、前記支持部材に固定されると
ともに前記レンズホルダを弾性支持する直線状に形成された2対のワイヤーばねと、前記
支持部材に取り付けられる基板と、前記レンズホルダ内部に磁界を発生させるための永久
磁石とを有しており、前記レンズホルダは、該レンズホルダを前記光ディスクのディスク
面に対して垂直方向に動かすためのフォーカシングコイルと、平行する方向に移動するた
めのトラッキングコイルと、前記フォーカシングコイル及び前記トラッキングコイルと電
気的に接続し、前記ワイヤーばねがはんだ付けされることで取り付けられるワイヤー取付
部とを有しており、前記支持部材は両側面に接着剤を注入するための溝部を有する接着部
と、前記ワイヤーばねと接触し粘弾性を有するゲル状の制振部材とを有し、前記基板は前
記支持部材の前記レンズホルダと対向する面と反対側の面に取り付けられるものであり前
記ワイヤーばねが貫通する貫通孔と、前記貫通孔の周りに形成され、はんだ付けにて前記
ワイヤーばねと電気的に接続するランドとを有しており、前記ランドより前記ワイヤーば
ねを介し前記フォーカシングコイル及びトラッキングコイルにそれぞれ独立して電力を供
給し、前記ワイヤーばねは前記溝部に挿入され、該溝部の所定の位置に前記接着剤を注入
することで前記接着部に接着固定されることを特徴とする光ヘッドを提供する。
この構成によると、前記ワイヤーばねを前記支持部材の接着部の溝部に誘導し、該ワイ
ヤーばねを前記溝部に配置した状態で接着剤を注入して接着固定するので、該ワイヤーば
ねを前記支持部材に角度及び長さの精度高く配置することが可能である。このことは、複
数本備えられる前記ワイヤーばねの長さ及び配置角度を互いに等しくすることができ、そ
れだけ、レンズホルダの動作の精度を高めることができる。
また、特殊な部材や技術を使うことなく、前記ワイヤーばねを前記接着部に接着固定す
ることができるので、製造、組み立てに多くの時間、手間を必要とせず、それだけ、低コ
スト化を図ることができる。
上記目的を達成するために本発明は、レーザ光を照射するレーザ光源と、ベースに支持
されレーザ光を平行光にするコリメータレンズと、レンズホルダに固定され前記レーザ光
を前記光ディスクに照射するための対物レンズとを有しており、前記レンズホルダはアク
トベースに支持されており、前記アクトベースは前記ベースに固定されており、前記アク
トベースは前記レンズホルダを支持するための支持部材と、前記支持部材に固定されると
ともに前記レンズホルダを弾性支持する直線状に形成された1又は複数対のワイヤーばね
と、前記支持部材に取り付けられる基板と、前記レンズホルダ内部に磁界を発生させるた
めの永久磁石とを有しており、前記レンズホルダは、該レンズホルダを移動するための1
又は複数のコイルと、前記ワイヤーばねの位置決めをする位置決め部材と、前記コイルと
電気的に接続し、前記ワイヤーばねがはんだ付けされることで取り付けられるワイヤー取
付部とを有しており、前記支持部材は両側面に接着剤を注入するための接着剤注入部を備
えた接着部と、前記ワイヤーばねの振動を抑制する粘弾性を有するゲル状の制振部材とを
有しており、前記基板は前記支持部材の前記レンズホルダと対向する面と反対側の面に取
り付けられ、電力を供給するためのランドを有し、前記ランドより前記ワイヤーばねを介
し前記コイルにそれぞれ独立して電力を供給し、前記ワイヤーばねは前記接着剤注入部に
近接して配置され該接着剤注入部に接着剤を注入することで前記接着部と接着固定される
ことを特徴とする光ヘッドを提供する。
この構成によると、前記ワイヤーばねを前記支持部材の接着部の接着剤注入部の近傍に
配置し、該接着剤注入部に接着剤を注入して接着固定するので、該ワイヤーばねを前記支
持部材に角度及び長さの精度高く配置することが可能である。このことは、複数本備えら
れる前記ワイヤーばねの長さ及び配置角度を互いに等しくすることができ、それだけ、レ
ンズホルダの動作の精度を高めることができる。
また、特殊な部材や技術を使うことなく、前記ワイヤーばねを前記接着部に接着固定す
ることができるので、製造、組み立てに多くの時間、手間を必要とせず、それだけ、低コ
スト化を図ることができる。
上記構成において、前記接着剤注入部は楕円形状を有する凹部であるものを挙げること
ができる。この構成によると、接着剤を前記接着部に注入し、垂れないようにとどめるこ
とができるので、接着固定が容易になる。このことにより容易且つ短時間に組み立てるこ
とができるようになる。また、楕円形状の凹部に限定されるものではなく、前記接着剤が
安定して配置される形状の凹部を広く採用することができる。
本発明によると、簡単な構造を有し、組み立てに多くの時間及び手間をかけることなく
、フォーカシング、トラッキングの精度を高めることができる光ヘッド及びこの光ヘッド
を用いた光ディスク装置を提供することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1に本発明にかかる光ディスク
装置の配置図を示す。図1に示す光ディスク装置は、それには限定されないがここではD
VDプレーヤである。図1に示すDVDプレーヤPLは、DVDメディアDsを回転させ
るスピンドルモータSpと、DVDメディアDsに光を照射し情報を読出す光ヘッドAと
、光ヘッドAで検出された信号を復号化するデコーダDcと、外部の表示装置であるモニ
タMnに接続するための外部接続部Ocと、制御部Contとを備えている。
DVDプレーヤPLは制御部Contによって制御されており、使用者よりDVDを再
生する命令がなされると、まず、スピンドルモータSpを駆動しDVDメディアDsを回
転させる。光ヘッドAより回動しているDVDメディアDsにレーザ光を照射し、その反
射光を光ヘッドAで検出する。光ヘッドAに備えられた後述の受光素子Pdは検出した光
を電気信号に変換するものであり、電気信号はデコーダDcに送られ映像用の信号に復調
され、外部接続部Ocを介してモニタMnに送られ、モニタMnに映像を表示する。
図2に光ヘッドの一例の配置図を示す。図2に示す光ヘッドAは、従来と実質上同一の
構造を有している。すなわち、レーザ光源Ldと、ミラーMrと、コリメータレンズ3と
、対物レンズ4と、ビームスプリッタBsと、受光素子Pdとを有している。レーザ光源
Ldより照射されたレーザ光はミラーMrで反射され、コリメータレンズ3に入射し、平
行光に変化してコリメータレンズ3より出射する。コリメータレンズ3より出射したレー
ザ光は対物レンズ4に入射し対物レンズ4よりDVDメディアDsに照射される。
このときレーザ光はDVDメディアDsの記録層に焦点をあわせて、且つ、光軸とDV
DメディアDsの記録層とが垂直になるようにレーザ光を照射する。ビームスプリッタB
sは入射されたレーザ光の半分を透過し半分を反射するプリズムであり、DVDメディア
Dsで反射した光を受光素子Pdに導くものである。受光素子Pdは光を電流に変換する
ものであり、光の強さによってデータを読み取るものである。上述の各部材の配置はこれ
に限定されるものではなく、可能な範囲でレーザ光照射順序が入れ替わっているものであ
っても良い。
図3に本発明に係る光ヘッドの平面図を、図4に図3に示す光ヘッドの側面図を示す。
図3に示すように光ヘッドAはコリメータレンズ3を支持するためのベース1と、対物レ
ンズ4を保持するレンズホルダ5と、ベース1に取り付けられ、対物レンズ4を保持する
レンズホルダ5を弾性支持するためのアクトベース2とを有している。アクトベース2に
は貫通孔20が形成されており、コリメータレンズ3を出射したレーザ光が貫通孔20を
通過して対物レンズ4に入射する。
アクトベース2は支持部材21と、支持部材21に固定される直線状に形成されたワイ
ヤーばね22と、支持部材21に取り付けられる基板23と、レンズホルダ5が配置され
る空間に磁界を発生させるための一対の永久磁石24(それに限定されるものではなく、
複数対の永久磁石であってもよく、1個の永久磁石であってもよい)とを有している。支
持部材21は側面211に凸状のワイヤーばね22を接着する接着部212と、接着部2
12に隣接しワイヤーばね22の振動を抑制するゲル状の制振部材213と、基板23を
取り付けるための凹部214とを有している。
ワイヤーばね22はレンズホルダ5を弾性支持するだけでなく、基板23から後述のワ
イヤー取付部53に電力を供給するための電気配線としても用いられる。ワイヤーばね2
2は制振部材213に覆われ、支持部材21の接着部212に備えられた溝部215の接
着点2121に接着剤221で接着固定される。そして、接着部212のさらに先端で基
板23とはんだ付けにて接続している。
基板23は、図3、4に示すように、支持部材21に接着固定される本体部231と、
図示を省略した電力を供給するための配線が接続する配線接続部232と、ワイヤーばね
22が貫通するワイヤー貫通孔233とを有している。基板23はここでは接着剤にて支
持部材21に接着されているが、ボルトを用いて支持部21に固定するものであっても良
い。
基板23には表面にプリント配線が形成されている。ワイヤー貫通孔233の周囲には
第1ランド234及び第2ランド235が形成されており、第1ランド234、第2ラン
ド235にはそれぞれ配線接続部232より異なるプリント配線が接続している。第1ラ
ンド234及び第2ランド235はそれぞれ対で形成されており、一方には電力が供給さ
れ、他方は接地されている。
ワイヤーばね22はワイヤー貫通孔233を貫通する。ワイヤーばね22は第1ランド
234及び第2ランド235にはんだ付けされることで電気的に接続される。ここで、第
1ランド234、第2ランド235にはそれぞれ異なるワイヤーばね22がはんだ付けさ
れている。また、接地されている方の第1ランド234、第2ランド235は1つの部材
で形成されていてもよい。
レンズホルダ5は中央に対物レンズ4を取り付けるための貫通孔51と、側面501に
はワイヤーばね22の位置決めを行う位置決め部52と、位置決めされたワイヤーばね2
2をはんだ付けするためのワイヤー取付部53とを有している。また、レンズホルダ5内
部にはレンズホルダ5をフォーカス方向、すなわち、図4中矢線ar1で示す方向に動か
すためのフォーカシングコイル54と、レンズホルダ5をトラッキング方向、すなわち、
図3中矢線ar2で示す方向に動かすためのトラッキングコイル55とを有している。
位置決め部52はワイヤーばね22が貫通し位置決めを行うための貫通孔521が形成
されている。ワイヤー取付部53は金属で形成されており、第1取付部531と第2取付
部532に電気的に分割されている。ワイヤーばね22は位置決め部52の貫通孔521
を貫通し、ワイヤー取付部53にはんだ付けにて固定される。第1取付部531はフォー
カシングコイル54と、第2取付部532はトラッキングコイル55と電気的に接続して
いる。
基板23の配線接続部232から第1ランド234に電力を供給することで、第1取付
部531にワイヤーばね22を介して電力を供給し、第1取付部531に取り付けられた
フォーカシングコイル54に電流を流すことができる。配線接続部232から第2ランド
235に電力を供給することで、ワイヤーばね22を介して第2取付部532に電力を供
給し、第2取付部532に取り付けられたトラッキングコイル55に電流を流すことがで
きる。
フォーカシングコイル54及びトラッキングコイル55は一対の永久磁石24によって
発生する磁界の内部に配置される。この磁界内に配置されたコイルに電流が流れることで
、フォーカシングコイル54、トラッキングコイル55にローレンツ力が付与する。この
ローレンツ力によってレンズホルダ5をフォーカス方向及び(又は)トラッキング方向に
移動させることができる。ワイヤーばね22は制振部材213を貫通しているので、レン
ズホルダ5に付与している力が除かれても、レンズホルダ5の振動を短時間で集束するこ
とができる。
トラッキング、フォーカシング時のレンズホルダ5の移動量はワイヤーばね22の長さ
によって変化する。ここでワイヤーばね22の長さとは、ワイヤーばね22の端から端ま
での長さではなく、支持部材21の接着部212の接着点2121から、レンズホルダ5
の位置決め部材52までの長さLである。
図5に本発明にかかる光ヘッドを構成するアクトベースの製造時の平面図を、図6に図
4に示すアクトベースの製造時の側面図を示す。図5、6に示すようにアクトベース2と
、支持部材21と、基板23と、永久磁石24とを組み立てる。永久磁石24の間の空間
にレンズホルダ5を配置した状態で、組み立て冶具6を取り付ける。これにより、アクト
ベース2とレンズホルダ5との位置を組み立て後の位置になるように組み立て冶具6で仮
組みすることができる。このように仮組みすることで、全てのワイヤーばね22において
、レンズホルダ5の位置決め部52から支持部材21の接着部212の接着点2121ま
での長さLと予め設定された長さとの誤差を減らすことが可能である。ワイヤーばね22
の長さLは、それには限定されないが、ここでは、全てのワイヤーばね22で等しくなる
ものを例に説明している。
組み立て冶具6には予めワイヤーばね22を取り付けるための取り付け孔61が形成さ
れており、取り付け孔61よりワイヤーばね22を取り付け位置に配置する。このとき、
ワイヤーばね22はレンズホルダ5の位置決め部材52の貫通孔521を貫通している。
また、ワイヤーばね22は制振部材213に覆われている。そして、ワイヤーばね22は
一部が接着部212の溝部215内部に配置された状態で接着点2121に接着剤221
を注入し、強固に接着固定する。
ワイヤーばね22を、ワイヤー貫通孔233を貫通するように配置する。そして、基板
23の第1ランド234及び第2ランド235とワイヤーばね22とをはんだ付けにて接
続固定する。また、レンズホルダ5の第1取付部531及び第2取付部532とワイヤー
ばね22とをはんだ付けにて接続固定する。レンズホルダ5がワイヤーばね22にて確実
に弾性支持されていることを確認した後、組み立て冶具6を取り外し、アクトベース2の
組み立てを完了する。
図7(A)、(B)に本発明にかかる光ヘッドの接着部の拡大斜視図を示す。図7(A
)に示すように接着部212には、ワイヤーばね22を接着するときに接着剤221を配
置しておくための溝部215が形成されている。溝部215にワイヤーばね22の一部が
挿入された状態で配置し、接着剤221を接着点2121に注入することでワイヤーばね
22を接着部212に接着固定する。ワイヤーばね22は接着時に溝部215にて位置決
めされるので、ワイヤーばね22がずれた状態で接着されるのを防ぐことができる。
また図7(B)に示すように接着部212のワイヤーばね22を接着する接着点212
1に楕円径の凹孔216を形成していてもよい。図7(A)に示すような凹溝215を形
成する場合、凹溝215にてワイヤーばね22を正確な位置に誘導することができる。ま
た、図7(B)に示すような、凹孔216を形成する場合、凹孔216が目印となり、ワ
イヤーばね22を正確な位置(凹孔216)で接着することが可能である。
図7(A)、(B)に示すような凹溝215、凹孔216を備え、凹溝215の接着点
2121、凹孔216に接着剤221を注入するので、接着剤221が流れ落ちたり、た
れたりすることなく接着することができるので、ワイヤーばね22を精度よく、確実に接
着固定することができる。
図7(A)に示す溝部215は円筒形を切断した形状を有しているが、それに限定され
るものではなく、接着剤221を確実に保持することができるとともに、ワイヤーばね2
2が振動したときに接触しないような形状のものを広く採用することができる。図7(B
)に示す凹孔216は楕円形状のものを例示しているが、それに限定されるものではなく
、接着剤221が流れたり、たれたりすることなく確実に保持することができるものを広
く採用することができる。
上記実施例では光ディスク装置としてDVDプレーヤを例に説明しているが、それに限
定されるものではなく、光ディスクにレーザ光を照射して情報を読み出したり、記録可能
な光ディスクに情報を記録したりする光ディスク装置を挙げることができる。
上記実施例では、基板として貫通孔にワイヤーばねを通してはんだ付けするものを示し
ているが、それに限定されるものではなく、支持部材に強固に固定することができ、接着
部に接着剤で確実に接着されたワイヤーばねと板に備えられたランドとを電気的に接続す
ることができる形状のものを広く採用することができる。
本発明の光ヘッドは、DVD、CD、LD等の光ディスクにレーザ光を照射して情報を
読み出したり、書込み可能な光ディスクに情報を記録したりする光ディスク装置において
適用することができる。
本発明にかかる光ディスク装置の配置図である。 光ヘッドの一例の配置図である。 本発明に係る光ヘッドの平面図である。 図3に示す光ヘッドの側面図である。 本発明にかかる光ヘッドの組立時の平面図である。 本発明にかかる光ヘッドの組立時の平面図である。 図(A)は本発明にかかる光ヘッドに用いられる支持部材の一例の拡大斜視図であり、図(B)本発明にかかる光ヘッドに用いられる支持部材の他の例の拡大斜視図である。 従来の光ヘッドの平面図である。 従来の光ヘッドの側面図である。
符号の説明
Ds 光ディスク
Mr ミラー
Bs ビームスプリッタ
Ld レーザ光源
Pd 受光部
1 ベース
2 アクトベース
21 支持部材
212 接着部
213 制振部材
214 凹部
215 溝部
216 凹孔
22 ワイヤーばね
23 基板
24 永久磁石
3 コリメータレンズ
4 対物レンズ
5 レンズホルダ
51 貫通孔
52 位置決め部材
53 ワイヤー取付部

Claims (6)

  1. 回転している円盤状の光ディスクにレーザ光を照射することで、データの記録、読出を
    行う光ディスク装置であって、
    前記光ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記光ディスクに対してレーザ光を
    照射する光ヘッドと、信号を処理するための信号処理装置と、前記光ヘッドにて検出され
    前記信号処理装置にて復号化された信号を外部の映像表示部に接続するための外部接続部
    と、制御部とを備えており、
    前記光ヘッドは前記レーザ光を照射するレーザ光源と、前記レーザ光を反射するミラー
    と、前記レーザ光を平行光にするコリメータレンズと、前記レーザ光を前記光ディスクに
    照射するための対物レンズと、前記光ディスクで反射された光を分光するビームスプリッ
    タと、光を受光する受光素子とを有しており、
    前記コリメータレンズはベースに支持され、前記対物レンズはレンズホルダに固定され
    、該レンズホルダがアクトベースに支持されており、前記アクトベースは前記ベースに固
    定されており、
    前記アクトベースは前記レンズホルダを支持するための支持部材と、前記支持部材に固
    定されるとともに前記レンズホルダを弾性支持する直線状に形成された2対のワイヤーば
    ねと、前記支持部材に取り付けられる基板と、前記レンズホルダ内部に磁界を発生させる
    ための永久磁石とを有しており、
    前記レンズホルダは、該レンズホルダを前記光ディスクのディスク面に対して垂直方向
    に動かすためのフォーカシングコイルと、該ディスク面に平行な方向に移動するためのト
    ラッキングコイルと、前記ワイヤーばねの位置決めをする位置決め部材と、前記フォーカ
    シングコイル及び前記トラッキングコイルと電気的に接続し、前記ワイヤーばねがはんだ
    付けされることで取り付けられるワイヤー取付部とを有しており、
    前記支持部材は両側面に接着剤を注入するための溝部を有する接着部と、前記ワイヤー
    ばねと接触し粘弾性を有するゲル状の制振部材とを有しており、
    前記基板は前記支持部材の前記レンズホルダと対向する面と反対側の面に取り付けられ
    るものであり、前記ワイヤーばねが貫通する貫通孔と、前記貫通孔の周りに形成され、は
    んだ付けにて前記ワイヤーばねと電気的に接続するランドとを有しており、
    前記ランドより前記ワイヤーばねを介し前記フォーカシングコイル及びトラッキングコ
    イルにそれぞれ独立して電力を供給し、
    前記ワイヤーばねが前記溝部に挿入され、該溝部の所定の位置に前記接着剤を注入する
    ことで前記接着部に接着固定されることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 回転している円盤状の光ディスクにレーザ光を照射することで、データの記録、読出を
    行う光ディスク装置であって、前記光ディスクに対してレーザ光を照射する光ヘッドを備
    えており、
    前記光ヘッドは前記レーザ光を照射するレーザ光源と、前記レーザ光を反射するミラー
    と、前記レーザ光を平行光にするコリメータレンズと、前記レーザ光を前記光ディスクに
    照射するための対物レンズと、前記光ディスクで反射した光を分光するビームスプリッタ
    と、光を受光する受光素子とを有しており、
    前記コリメータレンズはベースに支持され、前記対物レンズはレンズホルダに固定され
    、該レンズホルダがアクトベースに支持されており、前記アクトベースは前記ベースに固
    定されており、
    前記アクトベースは前記レンズホルダを支持するための支持部材と、前記支持部材に固
    定されるとともに前記レンズホルダを弾性支持する直線状に形成された1又は複数対のワ
    イヤーばねと、前記支持部材に取り付けられる基板と、前記レンズホルダ内部に磁界を発
    生させるための永久磁石とを有しており、
    前記レンズホルダは、該レンズホルダを移動するための1又は複数のコイルと、前記ワ
    イヤーばねの位置決めをする位置決め部材と、前記コイルと電気的に接続し、前記ワイヤ
    ーばねがはんだ付けされることで取り付けられるワイヤー取付部とを有しており、
    前記支持部材は両側面に接着剤を注入するための接着剤注入部を備えた接着部と、前記
    ワイヤーばねの振動を抑制する粘弾性を有するゲル状の制振部材とを有しており、
    前記基板は前記支持部材の前記レンズホルダと対向する面と反対側の面に取り付けられ
    、電力を供給するためのランドを有し、
    前記ランドより前記ワイヤーばねを介し前記コイルにそれぞれ独立して電力を供給し、
    前記ワイヤーばねが前記接着剤注入部に近接して配置され該接着剤注入部に接着剤を注
    入することで前記接着部と接着固定されることを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記接着剤注入部は楕円形状を有する凹部であることを特徴とする請求項2に記載の光
    ディスク装置。
  4. レーザ光を照射するレーザ光源と、ベースに支持されレーザ光を平行光にするコリメー
    タレンズと、レンズホルダに固定され前記レーザ光を前記光ディスクに照射するための対
    物レンズとを有しており、前記レンズホルダはアクトベースに支持されており、前記アク
    トベースは前記ベースに固定されており、
    前記アクトベースは前記レンズホルダを支持するための支持部材と、前記支持部材に固
    定されるとともに前記レンズホルダを弾性支持する直線状に形成された2対のワイヤーば
    ねと、前記支持部材に取り付けられる基板と、前記レンズホルダ内部に磁界を発生させる
    ための永久磁石とを有しており、
    前記レンズホルダは、該レンズホルダを前記光ディスクのディスク面に対して垂直方向
    に動かすためのフォーカシングコイルと、平行する方向に移動するためのトラッキングコ
    イルと、前記フォーカシングコイル及び前記トラッキングコイルと電気的に接続し、前記
    ワイヤーばねがはんだ付けされることで取り付けられるワイヤー取付部とを有しており、
    前記支持部材は両側面に接着剤を注入するための溝部を有する接着部と、前記ワイヤー
    ばねと接触し粘弾性を有するゲル状の制振部材とを有し、
    前記基板は前記支持部材の前記レンズホルダと対向する面と反対側の面に取り付けられ
    るものであり前記ワイヤーばねが貫通する貫通孔と、前記貫通孔の周りに形成され、はん
    だ付けにて前記ワイヤーばねと電気的に接続するランドとを有しており、
    前記ランドより前記ワイヤーばねを介し前記フォーカシングコイル及びトラッキングコ
    イルにそれぞれ独立して電力を供給し、
    前記ワイヤーばねが前記溝部に挿入され、該溝部の所定の位置に前記接着剤を注入する
    ことで前記接着部に接着固定されることを特徴とする光ヘッド。
  5. レーザ光を照射するレーザ光源と、ベースに支持されレーザ光を平行光にするコリメー
    タレンズと、レンズホルダに固定され前記レーザ光を前記光ディスクに照射するための対
    物レンズとを有しており、前記レンズホルダはアクトベースに支持されており、前記アク
    トベースは前記ベースに固定されており、
    前記アクトベースは前記レンズホルダを支持するための支持部材と、前記支持部材に固
    定されるとともに前記レンズホルダを弾性支持する直線状に形成された1又は複数対のワ
    イヤーばねと、前記支持部材に取り付けられる基板と、前記レンズホルダ内部に磁界を発
    生させるための永久磁石とを有しており、
    前記レンズホルダは、該レンズホルダを移動するための1又は複数のコイルと、前記ワ
    イヤーばねの位置決めをする位置決め部材と、前記コイルと電気的に接続し、前記ワイヤ
    ーばねがはんだ付けされることで取り付けられるワイヤー取付部とを有しており、
    前記支持部材は両側面に接着剤を注入するための接着剤注入部を備えた接着部と、前記
    ワイヤーばねの振動を抑制する粘弾性を有するゲル状の制振部材とを有しており、
    前記基板は前記支持部材の前記レンズホルダと対向する面と反対側の面に取り付けられ
    、電力を供給するためのランドを有し、
    前記ランドより前記ワイヤーばねを介し前記コイルにそれぞれ独立して電力を供給し、
    前記ワイヤーばねが前記接着剤注入部に近接して配置され該接着剤注入部に接着剤を注
    入することで前記接着部と接着固定されることを特徴とする光ヘッド。
  6. 前記接着剤注入部は楕円形状を有する凹部であることを特徴とする請求項5に記載の光
    ヘッド。
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