JP2006129312A - 画像情報装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 受け取り側が不自然でない文書を受け取ることができ、煩わしい手作業がなく、切り貼りなど不正行為も不可能とし、且つ誰がファクシミリ送信を行う場合でも機密文書だけが送れないようにすることを容易とする画像情報装置を提供する。
【解決手段】 原稿上の画像を読み取るスキャナ5と、そのスキャナ5により読み取られた画像データを送信する通信制御部2とを備えた画像情報装置において、紋様画処理制御部18が、紋様データを作成し、その紋様データをスキャナ5により読み取られた画像データに上書きし、紋様データの上書きされた画像データに基づいてプロッタ6が印刷用紙に画像を形成する一方、ファクシミリ送信を行う前には、紋様判定部29が送信対象の画像データに紋様データが含まれているか否かを判別し、紋様が含まれている場合には、通信制御コントローラ21がその画像データの送信を禁止する構成にした。
【選択図】 図1
【解決手段】 原稿上の画像を読み取るスキャナ5と、そのスキャナ5により読み取られた画像データを送信する通信制御部2とを備えた画像情報装置において、紋様画処理制御部18が、紋様データを作成し、その紋様データをスキャナ5により読み取られた画像データに上書きし、紋様データの上書きされた画像データに基づいてプロッタ6が印刷用紙に画像を形成する一方、ファクシミリ送信を行う前には、紋様判定部29が送信対象の画像データに紋様データが含まれているか否かを判別し、紋様が含まれている場合には、通信制御コントローラ21がその画像データの送信を禁止する構成にした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ファクシミリ装置、複写機、複写やファクシミリ通信が可能な多機能画像情報装置など画像情報装置に係り、特に、複写された機密文書のファクシミリ送信を防止できる画像情報装置に関する。
かつては、ファクシミリ装置といえば原稿上の画像をファクシミリ送信するか、ファクシミリ受信を行なって受信した画像データを印刷用紙上に出力するだけ、複写機といえば複写を行うだけであったが、半導体技術や情報処理技術の進歩により近年ではファクシミリ装置や複写機など画像情報装置の多機能化が進み、1つの画像情報装置で、画像データの蓄積、複写、ファクシミリ通信などができるようになった。そのような画像情報装置では、例えば複写を行なった際に入力した画像データをファイルとして蓄積しておき、その後で、ファイル一覧を表示させて所望の文書を再複写したり、ファクシミリ送信を行なったりすることができる。
本発明では、このような画像情報装置またはファクシミリ装置により行われるファクシミリ送信で機密文書が送信されるのを防止する。以下、特許文献に示された関連従来技術について説明する。
まず、特許文献1だが、この従来技術では、原稿読み取り時に、特定マークや文字の認識処理を行い、それらが認識されたときのみファクシミリ送信を行うようにして、機密文書が不用意に送信されてしまう事態を回避する。
また、特許文献2に示された従来技術では、所定の暗証番号が入力されると、それに対応した機能を実行するファクシミリ装置など通信装置に係り、異なる暗証番号が入力されたとき、入力状況に関する情報を記憶しておき、記憶した情報を所定時間おきにプリント出力したり、所定回数以上の不正試行に対して暗証番号の変更を促したりする。
特開平7−203192号公報
特開2000−332889公報
本発明では、このような画像情報装置またはファクシミリ装置により行われるファクシミリ送信で機密文書が送信されるのを防止する。以下、特許文献に示された関連従来技術について説明する。
まず、特許文献1だが、この従来技術では、原稿読み取り時に、特定マークや文字の認識処理を行い、それらが認識されたときのみファクシミリ送信を行うようにして、機密文書が不用意に送信されてしまう事態を回避する。
また、特許文献2に示された従来技術では、所定の暗証番号が入力されると、それに対応した機能を実行するファクシミリ装置など通信装置に係り、異なる暗証番号が入力されたとき、入力状況に関する情報を記憶しておき、記憶した情報を所定時間おきにプリント出力したり、所定回数以上の不正試行に対して暗証番号の変更を促したりする。
前記したように、ファクシミリ装置など画像情報処理装置では機密保持という点からは問題がある。部署内では機密でないが外部に対して機密を保持する必要がある機密文書が複写され、その部署内に配布された場合、配布された機密文書を読み込んで、ファクシミリ送信により外部に漏洩してしまうのである。前記した特許文献1に示された従来技術はこの問題をある程度は解決しているが、この従来技術では、機密文書でない大多数の文書(画像データ)に特定のマークや文字が付加されてしまい、その文書を受け取る側にとって不自然だし、特定のマークや文字を付加する手作業がしばしば発生してわずらわしい。そのうえ、切り貼りをして特定のマークや文字を付加する不正も可能である。
また、特許文献2に示された従来技術では、誰がファクシミリ送信を行う場合でも機密文書だけが送れないようにするのは困難である。
本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決しようとするものであり、具体的には、受け取り側が不自然でない文書を受け取ることができ、煩わしい手作業がなく、切り貼りなど不正行為も不可能とし、且つ誰がファクシミリ送信を行う場合でも機密文書だけが送れないようにすることを容易とする画像情報装置を提供することにある。
また、特許文献2に示された従来技術では、誰がファクシミリ送信を行う場合でも機密文書だけが送れないようにするのは困難である。
本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決しようとするものであり、具体的には、受け取り側が不自然でない文書を受け取ることができ、煩わしい手作業がなく、切り貼りなど不正行為も不可能とし、且つ誰がファクシミリ送信を行う場合でも機密文書だけが送れないようにすることを容易とする画像情報装置を提供することにある。
前記した課題を解決するために、請求項1記載の発明では、原稿上の画像を読み取る画像読み取り手段と、該画像読み取り手段により読み取られた画像データを送信するファクシミリ通信手段とを備えた画像情報装置において、ファクシミリ送信を行う前に送信対象の画像データに紋様データが含まれているか否かを判別する紋様判別手段と、紋様が含まれている場合には前記画像データの送信を禁止する通信制御手段とを備えた。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、紋様データを作成する紋様作成手段と、作成された紋様データを原稿から読み取った画像データに上書きする上書き手段と、前記紋様データが上書きされた画像データに基づいて印刷用紙に画像を形成する画像形成手段とを備えた。
また、請求項3記載の発明では、原稿上の画像を読み取る画像読み取り手段と、その画像読み取り手段により読み取られた画像データに基づいて印刷用紙に画像を形成する画像形成手段とを備えた画像情報装置において、紋様データを作成する紋様作成手段と、作成された紋様データを原稿から読み取った画像データに上書きする上書き手段とを備え、前記紋様データが上書きされた画像データに基づいて印刷用紙に画像を形成するように画像形成手段を構成した。
また、請求項4記載の発明では、請求項2または請求項3記載の発明において、前記紋様を書き込む紋様書き込み領域を設定する領域設定手段を備えた。
また、請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明において、前記紋様書き込み領域を選択する領域選択手段と、その領域選択手段により選択された紋様書き込み領域に紋様が書き込まれているか否かを判別する既書き込み判別手段とを備え、その既書き込み判別手段により既に紋様が書き込まれていると判別されたときには他の紋様書き込み領域に紋様を書き込むように前記紋様作成手段を構成した。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、紋様データを作成する紋様作成手段と、作成された紋様データを原稿から読み取った画像データに上書きする上書き手段と、前記紋様データが上書きされた画像データに基づいて印刷用紙に画像を形成する画像形成手段とを備えた。
また、請求項3記載の発明では、原稿上の画像を読み取る画像読み取り手段と、その画像読み取り手段により読み取られた画像データに基づいて印刷用紙に画像を形成する画像形成手段とを備えた画像情報装置において、紋様データを作成する紋様作成手段と、作成された紋様データを原稿から読み取った画像データに上書きする上書き手段とを備え、前記紋様データが上書きされた画像データに基づいて印刷用紙に画像を形成するように画像形成手段を構成した。
また、請求項4記載の発明では、請求項2または請求項3記載の発明において、前記紋様を書き込む紋様書き込み領域を設定する領域設定手段を備えた。
また、請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明において、前記紋様書き込み領域を選択する領域選択手段と、その領域選択手段により選択された紋様書き込み領域に紋様が書き込まれているか否かを判別する既書き込み判別手段とを備え、その既書き込み判別手段により既に紋様が書き込まれていると判別されたときには他の紋様書き込み領域に紋様を書き込むように前記紋様作成手段を構成した。
また、請求項6記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、前記紋様判別手段はあらかじめ設定された紋様書き込み領域のみを対象に判別処理を行う構成にした。
また、請求項7記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、ファクシミリ送信の対象とされた画像データが前記紋様を含んでいた場合には機密文書である旨を示す警告文を表示する警告表示手段を備えた。
また、請求項8記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、指示されたファクシミリ送信が実行されなかった場合に通信エラーの表示または履歴記録を行う構成であり、ファクシミリ送信の対象とされた画像データが前記紋様を含んでいたために送信を実行しなかったときには当該通信エラーを表示または履歴記録の対象外とする構成にした。
また、請求項9記載の発明では、請求項8記載の発明において、画像データが前記紋様を含んでいたために送信を禁止されたファクシミリ送信を示す禁止ファクシミリ情報を記憶しておく禁止ファクシミリ情報記憶手段と、記憶された禁止ファクシミリ情報の一覧を出力する一覧情報出力手段とを備えた。
また、請求項10記載の発明では、請求項9記載の発明において、前記禁止ファクシミリ情報として、直接送信ならばその送信時刻、メモリ送信ならばメモリに蓄積した時刻、および相手先電話番号を記録する構成にした。
また、請求項11記載の発明では、請求項9または請求項10記載の発明において、前記禁止ファクシミリ情報記憶手段に記録された前記禁止ファクシミリ情報の件数を判別する記録数判別手段と、前記件数が所定数に達したとき、前記禁止ファクシミリ情報の一覧を特定宛先へ送信する一覧送信手段とを備えた。
また、請求項7記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、ファクシミリ送信の対象とされた画像データが前記紋様を含んでいた場合には機密文書である旨を示す警告文を表示する警告表示手段を備えた。
また、請求項8記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、指示されたファクシミリ送信が実行されなかった場合に通信エラーの表示または履歴記録を行う構成であり、ファクシミリ送信の対象とされた画像データが前記紋様を含んでいたために送信を実行しなかったときには当該通信エラーを表示または履歴記録の対象外とする構成にした。
また、請求項9記載の発明では、請求項8記載の発明において、画像データが前記紋様を含んでいたために送信を禁止されたファクシミリ送信を示す禁止ファクシミリ情報を記憶しておく禁止ファクシミリ情報記憶手段と、記憶された禁止ファクシミリ情報の一覧を出力する一覧情報出力手段とを備えた。
また、請求項10記載の発明では、請求項9記載の発明において、前記禁止ファクシミリ情報として、直接送信ならばその送信時刻、メモリ送信ならばメモリに蓄積した時刻、および相手先電話番号を記録する構成にした。
また、請求項11記載の発明では、請求項9または請求項10記載の発明において、前記禁止ファクシミリ情報記憶手段に記録された前記禁止ファクシミリ情報の件数を判別する記録数判別手段と、前記件数が所定数に達したとき、前記禁止ファクシミリ情報の一覧を特定宛先へ送信する一覧送信手段とを備えた。
本発明によれば、請求項1記載の発明では、ファクシミリ送信を行う前に送信対象の画像データに紋様データが含まれているか否かを判別し、紋様が含まれている場合には画像データの送信を禁止できるので、従来技術のように受け取り側に対して特定のマークや文字が付加された文書が送られることはなく、したがって、受け取り側は不自然でない文書を受け取ることができ、また多数の文書にマークや文字を付加する煩わしい手作業が不要となり、且つ切り貼りなど不正行為も不可能となり、誰がファクシミリ送信を行う場合でも機密文書だけが送れないようにすることも容易である。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、紋様データを作成し、作成された紋様データを原稿から読み取った画像データに上書きし、紋様データが上書きされた画像データに基づいて印刷用紙に画像を形成することができるので、ファクシミリ装置によりファクシミリ送信を行う際に、紋様が含まれている場合には画像データの送信を禁止するようにすることが可能になる。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、紋様データを作成し、作成された紋様データを原稿から読み取った画像データに上書きし、紋様データが上書きされた画像データに基づいて印刷用紙に画像を形成することができるので、ファクシミリ装置によりファクシミリ送信を行う際に、紋様が含まれている場合には画像データの送信を禁止するようにすることが可能になる。
また、請求項3記載の発明では、原稿上の画像を読み取る画像読み取り手段と、その画像読み取り手段により読み取られた画像データに基づいて印刷用紙に画像を形成する画像形成手段とを備えた画像情報装置において、紋様データを作成し、作成された紋様データを原稿から読み取った画像データに上書きし、紋様データが上書きされた画像データに基づいて印刷用紙に画像を形成することができるので、この画像情報装置やファクシミリ装置によりファクシミリ送信を行う際に、紋様が含まれている場合には画像データの送信を禁止するようにすることが可能になる。
また、請求項4記載の発明では、請求項2または請求項3記載の発明において、紋様を書き込む紋様書き込み領域を設定できるので、紋様書き込み領域を狭くすることができ、したがって、狭くなった分だけ紋様判定の時間を短くでき、独自モードではなく、標準プロトコルで許容されている時間内でハンドシェイクを行うことができる。
また、請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明において、紋様書き込み領域を選択し、選択された紋様書き込み領域に紋様が書き込まれているか否かを判別し、既に紋様が書き込まれていると判別されたときには他の紋様書き込み領域に紋様を書き込むことができるので、孫コピーなどで最初の紋様が判別しにくい場合、他の領域に書き込まれた最新の紋様を用いて紋様判別を行うことができる。
また、請求項6記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、あらかじめ設定された紋様書き込み領域のみを対象に判別処理を行うことができるので、紋様書き込み領域が狭くなった分だけ判別処理の時間を短くでき、独自モードではなく、標準プロトコルで許容されている時間内でハンドシェイクを行うことができる。
また、請求項7記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、ファクシミリ送信の対象とされた画像データが紋様を含んでいて送信が行われなかった場合には機密文書である旨を示す警告文を表示できるので、送信者は送信できなかった理由を知ることができる。
また、請求項4記載の発明では、請求項2または請求項3記載の発明において、紋様を書き込む紋様書き込み領域を設定できるので、紋様書き込み領域を狭くすることができ、したがって、狭くなった分だけ紋様判定の時間を短くでき、独自モードではなく、標準プロトコルで許容されている時間内でハンドシェイクを行うことができる。
また、請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明において、紋様書き込み領域を選択し、選択された紋様書き込み領域に紋様が書き込まれているか否かを判別し、既に紋様が書き込まれていると判別されたときには他の紋様書き込み領域に紋様を書き込むことができるので、孫コピーなどで最初の紋様が判別しにくい場合、他の領域に書き込まれた最新の紋様を用いて紋様判別を行うことができる。
また、請求項6記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、あらかじめ設定された紋様書き込み領域のみを対象に判別処理を行うことができるので、紋様書き込み領域が狭くなった分だけ判別処理の時間を短くでき、独自モードではなく、標準プロトコルで許容されている時間内でハンドシェイクを行うことができる。
また、請求項7記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、ファクシミリ送信の対象とされた画像データが紋様を含んでいて送信が行われなかった場合には機密文書である旨を示す警告文を表示できるので、送信者は送信できなかった理由を知ることができる。
また、請求項8記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、指示されたファクシミリ送信が実行されなかった場合に通信エラーの表示または履歴記録を行う構成であり、ファクシミリ送信の対象とされた画像データが紋様を含んでいたために送信を実行しなかったときには当該通信エラーを表示または履歴記録の対象外とすることができるので、送信者は不正意図が完了したと考えて、さらに別の方法を企てたりしなくなり、結果的に別の方法による不正行為を防止できる。また、意図したファクシミリ送信が実行されたと思うので、結果として、更なる送信の試みを防ぐことができる。
また、請求項9記載の発明では、請求項8記載の発明において、画像データが紋様を含んでいたために送信を禁止されたファクシミリ送信を示す禁止ファクシミリ情報を記憶しておき、記憶された禁止ファクシミリ情報の一覧を出力することができるので、システム管理者が不正ファクシミリ送信の情報を得ることができ、したがって、さらに効果的な機密保持を実現できる。
また、請求項10記載の発明では、請求項9記載の発明において、禁止ファクシミリ情報として、直接送信ならばその送信時刻、メモリ送信ならばメモリに蓄積した時刻、および相手先電話番号を記録できるので、これらの禁止ファクシミリ情報から不正送信者を特定することが可能になり、したがって、さらに効果的な機密保持を実現できる。
また、請求項11記載の発明では、請求項9または請求項10記載の発明において、記録された禁止ファクシミリ情報の件数を判別し、その件数が所定数に達したとき、禁止ファクシミリ情報の一覧を特定宛先へ自動的に送信できるので、特定宛先をシステム管理者のファクシミリ番号にすることにより、システム管理者は手を煩わせることなく不正ファクシミリ送信の情報を得ることができる。
また、請求項9記載の発明では、請求項8記載の発明において、画像データが紋様を含んでいたために送信を禁止されたファクシミリ送信を示す禁止ファクシミリ情報を記憶しておき、記憶された禁止ファクシミリ情報の一覧を出力することができるので、システム管理者が不正ファクシミリ送信の情報を得ることができ、したがって、さらに効果的な機密保持を実現できる。
また、請求項10記載の発明では、請求項9記載の発明において、禁止ファクシミリ情報として、直接送信ならばその送信時刻、メモリ送信ならばメモリに蓄積した時刻、および相手先電話番号を記録できるので、これらの禁止ファクシミリ情報から不正送信者を特定することが可能になり、したがって、さらに効果的な機密保持を実現できる。
また、請求項11記載の発明では、請求項9または請求項10記載の発明において、記録された禁止ファクシミリ情報の件数を判別し、その件数が所定数に達したとき、禁止ファクシミリ情報の一覧を特定宛先へ自動的に送信できるので、特定宛先をシステム管理者のファクシミリ番号にすることにより、システム管理者は手を煩わせることなく不正ファクシミリ送信の情報を得ることができる。
以下、図面により本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対位置などは特定的な記載がない限りこの説明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の一実施形態を示す画像情報装置の構成ブロック図である。図示したように、この画像情報装置は、複写動作を制御する複写制御部1、ファクシミリ送受信を含む各種通信を制御する通信制御部2、およびこれらに直流電圧を供給する電源供給部3、この画像情報装置全般に係る操作を行う操作パネル4、原稿上の画像を読み取るスキャナ5、用紙上に画像をプリントするプロッタ6、その他の各種入出力装置7などを備えている。複写とファクシミリ通信を並行動作できるようにするため、複写制御部1は操作パネル4の制御、原稿からの画像読み取り、プリント出力を行い、通信制御部2は各種通信のデータ送受信全般を担当する。
また、複写制御部1は、複写機能および装置全般を制御するメインCPU11、プログラムを記憶しているROM12、各種設定値などを記憶しておくRAM13、データ処理に用いるワークRAM14などを備えている。RAM13は1次電池などでバックアップされ、電源オフ時にもデータが保持される。さらに、画像データを蓄積しておく大容量メモリ(例えばハードディスク記憶装置)10、操作パネル4を制御する操作パネル制御部15、スキャナ5を制御するスキャナ制御部16、プロッタ6を制御するプロッタ制御部17、後述する紋様処理を行う紋様画処理制御部18、各種入出力装置7を制御するIO制御部19、および画像データのファイリング(蓄積)のためにファイリングに適した圧縮伸長を行う圧縮伸長制御部20などを備える。
なお、操作パネル制御部15は主としてメインCPU11により制御され、通信制御部2からの制御は直接またはメインCPU11を介して行われる。また、IO制御部19は用紙センサ、ドアセンサ、ヒーター温度センサからの信号を処理したり、モータ類などを駆動したりする。
図1は本発明の一実施形態を示す画像情報装置の構成ブロック図である。図示したように、この画像情報装置は、複写動作を制御する複写制御部1、ファクシミリ送受信を含む各種通信を制御する通信制御部2、およびこれらに直流電圧を供給する電源供給部3、この画像情報装置全般に係る操作を行う操作パネル4、原稿上の画像を読み取るスキャナ5、用紙上に画像をプリントするプロッタ6、その他の各種入出力装置7などを備えている。複写とファクシミリ通信を並行動作できるようにするため、複写制御部1は操作パネル4の制御、原稿からの画像読み取り、プリント出力を行い、通信制御部2は各種通信のデータ送受信全般を担当する。
また、複写制御部1は、複写機能および装置全般を制御するメインCPU11、プログラムを記憶しているROM12、各種設定値などを記憶しておくRAM13、データ処理に用いるワークRAM14などを備えている。RAM13は1次電池などでバックアップされ、電源オフ時にもデータが保持される。さらに、画像データを蓄積しておく大容量メモリ(例えばハードディスク記憶装置)10、操作パネル4を制御する操作パネル制御部15、スキャナ5を制御するスキャナ制御部16、プロッタ6を制御するプロッタ制御部17、後述する紋様処理を行う紋様画処理制御部18、各種入出力装置7を制御するIO制御部19、および画像データのファイリング(蓄積)のためにファイリングに適した圧縮伸長を行う圧縮伸長制御部20などを備える。
なお、操作パネル制御部15は主としてメインCPU11により制御され、通信制御部2からの制御は直接またはメインCPU11を介して行われる。また、IO制御部19は用紙センサ、ドアセンサ、ヒーター温度センサからの信号を処理したり、モータ類などを駆動したりする。
通信制御部2は、通信制御部2の全般を制御する通信制御コントローラ21、プログラムを記憶しているROM22、設定値などを記憶するRAM23、データ処理に用いるワークRAM24などを備えている。RAM23は1次電池などでバックアップされ、電源オフ時にもデータが保持される。また、G3faxモデム25を備え、アナログ回路網へのアナログ回線インタフェース(IF)26を介して回線と接続し、ファクシミリ送受信を行う。送受信されるデータは通信データ処理部27にあるFAX圧縮伸長部28においてデータ変換される。通信データ処理部27は後述する紋様判定部29も備えている。さらに、各種通信データを蓄積する通信データ蓄積メモリ30も備える。
また、複写制御部1と通信制御部2とはブリッジ8で接続され、両者間でデータのやり取りを行う。
このような構成で、ファクシミリ送信データは直接送信時、スキャナ5からブリッジ8を介して通信データ処理部27へ、さらにG3faxモデム25へと流れ、ファクシミリ受信データは受信即時出力時、G3faxモデム25から通信データ処理部27へ、さらにプロッタ6へと流れる。この際、複写制御部1・通信制御部2間の画像データ転送はブリッジ8を介してワークRAM14、24間で、ページごと、ブロックごと、またはラインごとに行われる。
なお、電源供給部3では、電源コード31からAC電源が入力され、使用する各種直流電源を直流供給部32が生成している。
また、この実施形態の画像情報装置では、請求項記載の画像読み取り手段がスキャナ5により実現され、ファクシミリ通信手段が通信制御部2により実現され、紋様判別手段が紋様判定部29により実現され、通信制御手段が通信データ処理部27により実現され、紋様作成手段および上書き手段が紋様画処理制御部18により実現され、画像形成手段がプロッタ6により実現される。
以下、本発明の実施例を説明する。
また、複写制御部1と通信制御部2とはブリッジ8で接続され、両者間でデータのやり取りを行う。
このような構成で、ファクシミリ送信データは直接送信時、スキャナ5からブリッジ8を介して通信データ処理部27へ、さらにG3faxモデム25へと流れ、ファクシミリ受信データは受信即時出力時、G3faxモデム25から通信データ処理部27へ、さらにプロッタ6へと流れる。この際、複写制御部1・通信制御部2間の画像データ転送はブリッジ8を介してワークRAM14、24間で、ページごと、ブロックごと、またはラインごとに行われる。
なお、電源供給部3では、電源コード31からAC電源が入力され、使用する各種直流電源を直流供給部32が生成している。
また、この実施形態の画像情報装置では、請求項記載の画像読み取り手段がスキャナ5により実現され、ファクシミリ通信手段が通信制御部2により実現され、紋様判別手段が紋様判定部29により実現され、通信制御手段が通信データ処理部27により実現され、紋様作成手段および上書き手段が紋様画処理制御部18により実現され、画像形成手段がプロッタ6により実現される。
以下、本発明の実施例を説明する。
この実施例では、機密文書には、プリント出力時に、見た目に判別が付かない紋様を付加して印刷(プリント)する。印刷された際に目障りにならないようにゴミ点にしか見えない細かい点の集合で紋様を作成し、フィルタリングにより抽出するのである。図2(a)に、用紙Pに印刷された紋様の例を示す。点線で囲まれた(点線は印刷しない)Dがそれで、実線で書かれた部分は実プリントではなく、もっとも濃度が高いところを示している。本発明では、このような紋様の付いた機密文書がファクシミリ通信で送信されるのを紋様検知により禁止するものであるが、その際、画像読み取り時にスキューがあったり、縦横両方の向きの原稿セットがあったりすることを考慮し、図示したように回転対称の紋様にしている(図示の例は15度回転対称)。
この実施例では、機密文書を実施形態に示した画像情報装置で複写する場合に紋様を付加するのであるが、その際は、まず利用者が操作パネル4により機密文書の複写であることを指示する。これにより、メインCPU11は紋様画処理制御部18に指令し、スキャナ5により読み取った画像データに紋様を付加させ、紋様の付加された画像データをプロッタ6により出力する。拡大縮小複写の場合にはスキャナ制御部16で(または紋様画処理制御部18で)変倍を行い、その後で紋様を付加する。
部署内で機密文書を配布する場合は、複写時に操作パネル4からの指示に応じて、メインCPU11がこのような紋様付き文書を出力するようにしておくとともに、部署外の人からは配布した複写文書を回収し、持ち出されないようにしておくのである。
この実施例では、機密文書を実施形態に示した画像情報装置で複写する場合に紋様を付加するのであるが、その際は、まず利用者が操作パネル4により機密文書の複写であることを指示する。これにより、メインCPU11は紋様画処理制御部18に指令し、スキャナ5により読み取った画像データに紋様を付加させ、紋様の付加された画像データをプロッタ6により出力する。拡大縮小複写の場合にはスキャナ制御部16で(または紋様画処理制御部18で)変倍を行い、その後で紋様を付加する。
部署内で機密文書を配布する場合は、複写時に操作パネル4からの指示に応じて、メインCPU11がこのような紋様付き文書を出力するようにしておくとともに、部署外の人からは配布した複写文書を回収し、持ち出されないようにしておくのである。
次に、ファクシミリ送信のプロトコル(伝送制御手順)について説明する。比較のために、図3(a)には通常のファクシミリ送信の簡略なプロトコルを示した。図示したように、まず発呼側であるこの画像情報装置が相手先の電話番号発信し、交換器から着呼側の相手先ファクシミリ装置へ呼出信号が送出される。これにより、相手先ファクシミリ装置はオフフックするとともに応答信号を送出してくる。発呼側ではアナログ回線IF26がそれに返答し、G3faxモデム25がファクシミリ画情報を送出し、応答返答のハンドシェイク後に通信が終了する。
前記において、ファクシミリ画情報送信の際は、通信制御コントローラ21からの要求を受けて、メインCPU11がスキャナ5により読み取った送信データをブリッジ8経由で通信制御部2内のワークRAM24へ転送する。そして、通信データ処理部27内のFAX圧縮伸長部28においてハンドシェイクで確立した圧縮モードで送信データを圧縮し、圧縮した画情報をG3faxモデム25経由で送信する。
それに対して、本発明に係る送信では、ファクシミリ送信が試みられると、図3(b)に示したように独自モードに入り、画情報送信の前に相手先ファクシミリ装置を待たせるハンドシェイクを行う。そして、その間に紋様判定部29が内部にある紋様検出フィルタ(紋様に応じてデザインされている)により送信データ中から紋様検出を行い、紋様がなければ、図3(a)に示したファクシミリ画情報送信以下を続行する。紋様がある場合には、図3(b)に示したように画情報を送信せずに通信エラーの動作を実行し、回線断の信号を相手先ファクシミリ装置へ送出し、回線をオンフックする。
前記において、メモリ送信機能が用いられた場合、ワークRAM24に展開された送信データの紋様判定を行なった後、もっとも圧縮率の良いモードで圧縮し、ワークRAM24に記憶しておく。そして、設定された時刻になると、ファクシミリ送信動作を実行せずに通信エラーとする。
こうして、この実施例によれば、機密文書のファクシミリ送信を防止することができるし、従来技術のようにその実現のために機密文書以外の文書に特定のマークや文字を付加する必要がないので、受け取り側は不自然でない文書を受け取ることができるし、特定のマークや文字を付加する手作業がしばしば発生して煩わしいということもなくなり、切り貼りなど不正行為も不可能となり、誰がファクシミリ送信を行う場合でも機密文書だけが送れないようにすることも容易である。
前記において、ファクシミリ画情報送信の際は、通信制御コントローラ21からの要求を受けて、メインCPU11がスキャナ5により読み取った送信データをブリッジ8経由で通信制御部2内のワークRAM24へ転送する。そして、通信データ処理部27内のFAX圧縮伸長部28においてハンドシェイクで確立した圧縮モードで送信データを圧縮し、圧縮した画情報をG3faxモデム25経由で送信する。
それに対して、本発明に係る送信では、ファクシミリ送信が試みられると、図3(b)に示したように独自モードに入り、画情報送信の前に相手先ファクシミリ装置を待たせるハンドシェイクを行う。そして、その間に紋様判定部29が内部にある紋様検出フィルタ(紋様に応じてデザインされている)により送信データ中から紋様検出を行い、紋様がなければ、図3(a)に示したファクシミリ画情報送信以下を続行する。紋様がある場合には、図3(b)に示したように画情報を送信せずに通信エラーの動作を実行し、回線断の信号を相手先ファクシミリ装置へ送出し、回線をオンフックする。
前記において、メモリ送信機能が用いられた場合、ワークRAM24に展開された送信データの紋様判定を行なった後、もっとも圧縮率の良いモードで圧縮し、ワークRAM24に記憶しておく。そして、設定された時刻になると、ファクシミリ送信動作を実行せずに通信エラーとする。
こうして、この実施例によれば、機密文書のファクシミリ送信を防止することができるし、従来技術のようにその実現のために機密文書以外の文書に特定のマークや文字を付加する必要がないので、受け取り側は不自然でない文書を受け取ることができるし、特定のマークや文字を付加する手作業がしばしば発生して煩わしいということもなくなり、切り貼りなど不正行為も不可能となり、誰がファクシミリ送信を行う場合でも機密文書だけが送れないようにすることも容易である。
この実施例では、紋様を書き込む書き込み領域を設定する請求項4記載の領域設定手段を備え、その書込み領域のみを対象に判別処理を行う。なお、この実施例では、領域設定手段が操作パネル4およびCPU11などにより実現される。
図4に、書き込み領域設定例を示す。この例では、領域を(1)〜(9)に9分割し、領域(1)を書き込み領域に設定している。例えば、初期設定の際に、スーパーユーザ(システム管理者)が操作パネル4により番号を入力して書き込み領域を選択すると、メインCPU11はその番号を取得してRAM13に記憶しておく。そして、機密文書の複写時には、紋様画処理制御部18が選択された領域に紋様を書き込む。このようにして、ファクシミリ送信時、通信制御部2内の紋様判定部29が選択された領域のみを対象にして紋様の有無を判定する。なお、判定の際、図5に示したように画像が回転していても前記した理由により問題なく判定できる。
こうして、この実施例によれば、紋様書き込み領域が狭くなった分だけ紋様判定の時間を短くでき、独自モードではなく、標準プロトコルで許容されている時間内でハンドシェイクを行うことができる。
図4に、書き込み領域設定例を示す。この例では、領域を(1)〜(9)に9分割し、領域(1)を書き込み領域に設定している。例えば、初期設定の際に、スーパーユーザ(システム管理者)が操作パネル4により番号を入力して書き込み領域を選択すると、メインCPU11はその番号を取得してRAM13に記憶しておく。そして、機密文書の複写時には、紋様画処理制御部18が選択された領域に紋様を書き込む。このようにして、ファクシミリ送信時、通信制御部2内の紋様判定部29が選択された領域のみを対象にして紋様の有無を判定する。なお、判定の際、図5に示したように画像が回転していても前記した理由により問題なく判定できる。
こうして、この実施例によれば、紋様書き込み領域が狭くなった分だけ紋様判定の時間を短くでき、独自モードではなく、標準プロトコルで許容されている時間内でハンドシェイクを行うことができる。
この実施例では、実施例2において、紋様画処理制御部18に、紋様作成手段だけでなく、通信制御部2内の紋様判定部29にあるフィルタと同じフィルタを装備しておく。また、請求項5記載の領域選択手段および既書き込み判別手段を紋様画処理制御部18により実現する。
このような構成で、紋様画処理制御部18は機密文書の1回目の複写(子コピー)では例えば図4に示した領域(1)を選択し、この領域に紋様を書き込む。また、複写した機密文書からの複写時(孫コピー時)には領域(2)を選択して書き込む。つまり、スキャナ5により読み取った後、既書き込み判別手段でもある紋様画処理制御部18が領域(1)について紋様判定を行い、領域(1)に紋様がないと判定された場合には1回目の複写(子コピー)と判定して、領域(1)に紋様を書き込み、紋様があると判定された場合には、孫コピーと判定し、領域(2)に文様を書き込む。そして、ファクシミリ送信時、ワークRAM24から通信データ処理部27への転送は分割された領域ごとに領域(1)から順に転送し、紋様判定部29が領域(1)から順に紋様判定を行う。
これにより、この実施例では、孫コピーなどで最初の紋様が判別しにくい場合でも他の領域から最新の紋様を見つけることができる。最初の紋様が判別できたときにはその時点でファクシミリ送信不可と判定する。
このような構成で、紋様画処理制御部18は機密文書の1回目の複写(子コピー)では例えば図4に示した領域(1)を選択し、この領域に紋様を書き込む。また、複写した機密文書からの複写時(孫コピー時)には領域(2)を選択して書き込む。つまり、スキャナ5により読み取った後、既書き込み判別手段でもある紋様画処理制御部18が領域(1)について紋様判定を行い、領域(1)に紋様がないと判定された場合には1回目の複写(子コピー)と判定して、領域(1)に紋様を書き込み、紋様があると判定された場合には、孫コピーと判定し、領域(2)に文様を書き込む。そして、ファクシミリ送信時、ワークRAM24から通信データ処理部27への転送は分割された領域ごとに領域(1)から順に転送し、紋様判定部29が領域(1)から順に紋様判定を行う。
これにより、この実施例では、孫コピーなどで最初の紋様が判別しにくい場合でも他の領域から最新の紋様を見つけることができる。最初の紋様が判別できたときにはその時点でファクシミリ送信不可と判定する。
前記した各実施例では、紋様が検出されてファクシミリ送信が禁止された場合、メインCPU11は通信エラーとし、通信エラー画面を表示する。それに対して、この実施例では、請求項7記載の警告表示手段を操作パネル4、メインCPU11、および操作パネル制御部15により実現し、紋様が検出されてファクシミリ送信が禁止された場合、メインCPU11は、通信エラーにするとともに、「この原稿は機密文書のためファクシミリ送信できません」という旨の警告文を操作パネル4の表示部に表示する。
これにより、この実施例によれば、利用者は送信できなかった理由を知ることができる。
これにより、この実施例によれば、利用者は送信できなかった理由を知ることができる。
前記した各実施例では、紋様が検出されてファクシミリ送信が禁止された場合、通信エラーとしているが、この実施例では、通信エラーとせずに正常終了する。また、この実施例では通信履歴(通信管理レポート)を記録しており、指示されたファクシミリ送信が実行されなかった場合、通信エラーを表示するとともにそのエラー履歴を記録する構成であるが、紋様が検出されてファクシミリ送信が禁止された場合、通信履歴(通信管理レポート)上は、直接通信時には確立した通信モードなどを記載し、メモリ送信時には例えば当該画像情報装置のデフォルトの通信モードなどを記載しておく。通信モードとしては例えばG3のV34手順、V17手順、ECMモード、微細文字というようなITU勧告で決められたモードがあり、これらが利用者の指示に従って設定される。通信管理レポートにはこれらを記号化して(ECMモードならE)記載する。
これにより、この実施例では、表面上正常終了しているので、不正ファクシミリ送信が禁止されているのを気づかせないようにでき、送信者は不正意図が完了したと考えて、さらに別の方法を企てたりしなくなり、結果的に別の方法による不正行為を防止できる。また、意図したファクシミリ送信が実行されたと思うので、結果として、それ以上試みさせるのを防ぐことができる。
これにより、この実施例では、表面上正常終了しているので、不正ファクシミリ送信が禁止されているのを気づかせないようにでき、送信者は不正意図が完了したと考えて、さらに別の方法を企てたりしなくなり、結果的に別の方法による不正行為を防止できる。また、意図したファクシミリ送信が実行されたと思うので、結果として、それ以上試みさせるのを防ぐことができる。
この実施例では、請求項9記載の禁止ファクシミリ情報記憶手段をRAM23により実現し、一覧情報出力手段をプロッタ6およびメインCPU11により実現する。そして、実施例5において、紋様を含んでいたために送信を禁止したとき、メインCPU11は禁止したファクシミリ送信を示す禁止ファクシミリ情報をRAM23に記憶しておき、その後、指示に応じて記憶しておいた禁止ファクシミリ情報の一覧をプロッタ6により出力する。禁止ファクシミリ情報としては、直接送信ならばその時刻、メモリ送信ならばメモリ蓄積した時刻、および入力された相手先電話番号を含む。そのような禁止ファクシミリ情報を、通常の通信管理情報(通信履歴情報)とは別にRAM23に記憶するのである。なお、禁止ファクシミリ情報の一覧を出力できるのは、例えばシステム管理者(スーパーユーザー)とする。
こうして、この実施例によれば、システム管理者が不正ファクシミリ送信の情報を得ることができるので、さらに効果的な機密保持を実現できる。
なお、この実施例において、請求項11記載の記録数判別手段および一覧送信手段としても動作するように通信制御コントローラ21を構成し、その通信制御コントローラ21が、禁止ファクシミリ情報の記録数が例えばシステム管理者の設定により指定された回数に達したかどうかを判別し、達した場合、禁止ファクシミリ情報の一覧を指定された宛先のファクシミリ装置へファクシミリ送信する構成も可能である。このような構成では、指定宛先をシステム管理者のファクシミリ番号にすることにより、システム管理者は手を煩わせることなく不正ファクシミリ送信の情報を得ることができる。
以上、複写機能とファクシミリ通信機能を備えた画像情報装置の場合で各実施例を説明したが、前記した紋様画処理制御部を含む複写制御部が複写機内にあり、紋様判定部を含む通信制御部がファクシミリ装置内にあり、そのような複写機とファクシミリ装置とが別の装置になっている構成でもよい。
こうして、この実施例によれば、システム管理者が不正ファクシミリ送信の情報を得ることができるので、さらに効果的な機密保持を実現できる。
なお、この実施例において、請求項11記載の記録数判別手段および一覧送信手段としても動作するように通信制御コントローラ21を構成し、その通信制御コントローラ21が、禁止ファクシミリ情報の記録数が例えばシステム管理者の設定により指定された回数に達したかどうかを判別し、達した場合、禁止ファクシミリ情報の一覧を指定された宛先のファクシミリ装置へファクシミリ送信する構成も可能である。このような構成では、指定宛先をシステム管理者のファクシミリ番号にすることにより、システム管理者は手を煩わせることなく不正ファクシミリ送信の情報を得ることができる。
以上、複写機能とファクシミリ通信機能を備えた画像情報装置の場合で各実施例を説明したが、前記した紋様画処理制御部を含む複写制御部が複写機内にあり、紋様判定部を含む通信制御部がファクシミリ装置内にあり、そのような複写機とファクシミリ装置とが別の装置になっている構成でもよい。
1 複写制御部
2 通信制御部
4 操作パネル
5 スキャナ
6 プロッタ
8 ブリッジ
11 メインCPU
13 RAM
14 ワークRAM
18 紋様画処理制御部
21 通信制御コントローラ
23 RAM
24 ワークRAM
25 G3faxモデム
27 通信データ処理部
29 紋様判定部
2 通信制御部
4 操作パネル
5 スキャナ
6 プロッタ
8 ブリッジ
11 メインCPU
13 RAM
14 ワークRAM
18 紋様画処理制御部
21 通信制御コントローラ
23 RAM
24 ワークRAM
25 G3faxモデム
27 通信データ処理部
29 紋様判定部
Claims (11)
- 原稿上の画像を読み取る画像読み取り手段と、該画像読み取り手段により読み取られた画像データを送信するファクシミリ通信手段とを備えた画像情報装置において、ファクシミリ送信を行う前に送信対象の画像データに紋様データが含まれているか否かを判別する紋様判別手段と、紋様が含まれている場合には前記画像データの送信を禁止する通信制御手段とを備えたことを特徴とする画像情報装置。
- 請求項1記載の画像情報装置において、紋様データを作成する紋様作成手段と、作成された紋様データを原稿から読み取った画像データに上書きする上書き手段と、前記紋様データが上書きされた画像データに基づいて印刷用紙に画像を形成する画像形成手段とを備えたことを特徴とする画像情報装置。
- 原稿上の画像を読み取る画像読み取り手段と、その画像読み取り手段により読み取られた画像データに基づいて印刷用紙に画像を形成する画像形成手段とを備えた画像情報装置において、紋様データを作成する紋様作成手段と、作成された紋様データを原稿から読み取った画像データに上書きする上書き手段とを備え、前記紋様データが上書きされた画像データに基づいて印刷用紙に画像を形成するように画像形成手段を構成したことを特徴とする画像情報装置。
- 請求項2または請求項3記載の画像情報装置において、前記紋様を書き込む紋様書き込み領域を設定する領域設定手段を備えたことを特徴とする画像情報装置。
- 請求項4記載の画像情報装置において、前記紋様書き込み領域を選択する領域選択手段と、その領域選択手段により選択された紋様書き込み領域に紋様が書き込まれているか否かを判別する既書き込み判別手段とを備え、その既書き込み判別手段により既に紋様が書き込まれていると判別されたときには他の紋様書き込み領域に紋様を書き込むように前記紋様作成手段を構成したことを特徴とする画像情報装置。
- 請求項1または請求項2記載の画像情報装置において、前記紋様判別手段はあらかじめ設定された紋様書き込み領域のみを対象に判別処理を行う構成にしたことを特徴とする画像情報装置。
- 請求項1または請求項2記載の画像情報装置において、ファクシミリ送信の対象とされた画像データが前記紋様を含んでいた場合には機密文書である旨を示す警告文を表示する警告表示手段を備えたことを特徴とする画像情報装置。
- 請求項1または請求項2記載の画像情報装置において、指示されたファクシミリ送信が実行されなかった場合に通信エラーの表示または履歴記録を行う構成であり、ファクシミリ送信の対象とされた画像データが前記紋様を含んでいたために送信を実行しなかったときには当該通信エラーを表示または履歴記録の対象外とする構成にしたことを特徴とする画像情報装置。
- 請求項8記載の画像情報装置において、画像データが前記紋様を含んでいたために送信を禁止されたファクシミリ送信を示す禁止ファクシミリ情報を記憶しておく禁止ファクシミリ情報記憶手段と、記憶された禁止ファクシミリ情報の一覧を出力する一覧情報出力手段とを備えたことを特徴とする画像情報装置。
- 請求項9記載の画像情報装置において、前記禁止ファクシミリ情報として、直接送信ならばその送信時刻、メモリ送信ならばメモリに蓄積した時刻、および相手先電話番号を記録する構成にしたことを特徴とする画像情報装置。
- 請求項9または請求項10記載の画像情報装置において、前記禁止ファクシミリ情報記憶手段に記録された前記禁止ファクシミリ情報の件数を判別する記録数判別手段と、前記件数が所定数に達したとき、前記禁止ファクシミリ情報の一覧を特定宛先へ送信する一覧送信手段とを備えたことを特徴とする画像情報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004317357A JP2006129312A (ja) | 2004-10-29 | 2004-10-29 | 画像情報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004317357A JP2006129312A (ja) | 2004-10-29 | 2004-10-29 | 画像情報装置 |
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JP2006129312A true JP2006129312A (ja) | 2006-05-18 |
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JP2004317357A Pending JP2006129312A (ja) | 2004-10-29 | 2004-10-29 | 画像情報装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006129312A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9838551B2 (en) | 2008-07-31 | 2017-12-05 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image transmitting apparatus |
-
2004
- 2004-10-29 JP JP2004317357A patent/JP2006129312A/ja active Pending
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