JP2006127396A - 電子ペンシステム - Google Patents

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Minoru Tokunaga
稔 徳永
Kenji Fujii
健司 藤井
Takumi Hayashi
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Abstract

【課題】
電子ペンを操作してドットパターンが印刷された用紙上に記入した内容を、電子ドキュメントに種々の形態で反映させる。
【解決手段】
電子ドキュメントを印刷した面および該面とは異なる面に、複数のドットを格子状位置からそれぞれ微少量だけずらして形成したそれぞれ異なるドットパターンを割り当て、割り当てたドットパターンを格子状に印刷した用紙102と、筆記機能と撮影機能を有し、撮影した前記ドットパターンの配列状態をもとに自身の位置情報を、割り当てられた各ドットパターンが印刷された用紙毎に取得する電子ペン101と、前記位置情報もとに電子ペンで記入された記入内容を取得し、取得した記入内容を前記電子ドキュメントに反映させるドキュメント管理計算機107を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子ペンシステムに係り、特に、電子ペンを操作してドットパターンが印刷された用紙上に記入した内容を、電子ドキュメントに反映させることのできる電子ペンシステムに関する。
手書きの文字や図形等のデータをデジタル化してパソコンやワープロ等に取り込むことを可能にする電子ペンが開発され、また実用化されている(特許文献1参照)。この技術では,ある特殊な電子ペンと用紙を用い、前記電子ペンを操作して用紙上に書き込んだ文字あるいは図形の軌跡をベクトル化して保存し、送信することができる。
図2は、電子ペンの概要を説明する図である。まず、用紙102にはドットパターン210が印刷されている。このドットは一定間隔の格子状に印刷されており、その位置は格子点から微妙にずれている。
一方、電子ペン101は、内蔵カメラ203によってこのドットパターン210を読み取ることにより、電子ペン101のペン先がドットパターン空間上のどの位置にあるか、その絶対座標を正確に特定することができる。
電子ペン101は、カメラ203、インクカートリッジ204、筆圧センサ205、プロセッサ206、メモリ207、バッテリ208、通信装置209を内蔵している。カメラ203は筆圧センサ205が感圧しているときのみドットパターンを読み取り、読み取ったドットパターンをもとにプロセッサ206はデジタルペンのペン先の位置情報を取得する。すなわち、用紙102に書き込まれた文字や図形の軌跡をデジタル化して取得する。 取得したデジタル軌跡情報は時系列にメモリ207に蓄積し、所定のタイミングで通信装置209を介して所定の機器に送信される。
また、電子ドキュメントをドットパターンとともに用紙に印刷しておき、この用紙に電子ペンを用いて記入した編集記号および文字を解釈して、前記電子ドキュメントを修正する技術、および前記電子ドキュメントの修正の承諾をユーザに促す表示ソフトウェアが知られている(特許文献2参照)。
国際公開第 01/26033号パンフレット 国際公開第 01/71475号パンフレット
前記特許文献2に示される技術は、電子ドキュメントをドットパターンとともに用紙に印刷しておき、この用紙に電子ペンを用いて記入することを前提とする技術であり、電子ドキュメントが印刷されていない用紙の裏面への記入、電子ペンを用いて記入した記入内容の電子ドキュメントへの反映方法、あるいは電子ドキュメントの複数部印刷用紙への印刷等、種々の利用形態に適した構成を備えるものではない。
本発明は、これらの問題点に鑑みてなされたもので、電子ペンを操作してドットパターンが印刷された用紙上に記入した内容を、電子ドキュメントに種々の形態で反映させることのできる電子ペンシステムを提供する。
本発明は上記課題を解決するため、次のような手段を採用した。
電子ドキュメントを印刷した面および該面とは異なる面に、複数のドットを格子位置からそれぞれ微少量だけずらして形成したそれぞれ異なるドットパターンを割り当て、割り当てたドットパターンを格子状に印刷した用紙と、筆記機能と撮影機能を有し、撮影した前記ドットパターンの配列状態をもとに自身の位置情報を、割り当てられた各ドットパターンが印刷された用紙毎に取得する電子ペンと、前記位置情報もとに電子ペンで記入された記入内容を取得し、取得した記入内容を前記電子ドキュメントに反映させるドキュメント管理計算機を備えた。
本発明は、以上の構成を備えるため、電子ペンを操作してドットパターンが印刷された用紙上に記入した内容を、電子ドキュメントに種々の形態で反映させることのできる電子ペンシステムを提供することができる。
以下、最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る電子ペンシステムを説明する図である。このシステムによれば、ある電子ドキュメントをドットパターンとともに、あるいはドットパターンのみを用紙に印刷し、印刷されたドットパターンを電子ペンで読み取ることによって、用紙上に手書きした文字や図形をデジタル化し、そのデジタル化データを印刷元の前記電子ドキュメントに反映することができる。
図において、電子ペンシステム113は、ネットワーク123に、それぞれ、通信装置106を介して接続されたパターン管理計算機103、通信装置110を介して接続されたドキュメント管理計算機107、通信装置112を介して接続されたプリンタ111、通信装置209を介して接続された電子ペン101、および用紙102を備える。ネットワーク123は、公衆移動通信網や公衆固定通信網、インターネット、無線あるいは有線のLAN等によって構成されるネットワーク網である。パターン管理計算機103には、入力装置104、表示装置105が接続されている。入力装置104は、パターン管理計算機103に対して入力を行うためのキーボードやマウス等である。表示装置105は、パターン管理計算機103内で処理あるいは保存されている情報を表示するためのディスプレイやプロジェクタ等である。ドキュメント管理計算機107には、入力装置108、表示装置109が接続されている。入力装置108は、ドキュメント管理計算機107に対して入力を行うためのキーボードやマウス等である。表示装置109は、ドキュメント管理計算機107内で処理あるいは保存されている情報を表示するためのディスプレイやプロジェクタ等である。プリンタ111は、印刷用用紙としてセットされた用紙に対して所定の印刷を行う印刷機ユニットである。
ドキュメント管理計算機107は、CPU119、記憶装置118を備える。記憶装置118には、CPU119により順次読み込まれて実行されることによりそれぞれの処理手段としての役割を果たすプログラムである印刷部122、ドキュメント更新部121、およびドキュメント管理テーブル120を備える。
パターン管理計算機103は、CPU115、記憶装置114を備える。記憶装置114には、CPU115により順次読み込まれて実行されることによりそれぞれの処理手段としての役割を果たすプログラムであるパターン管理部117、パターン管理テーブル116を備える。なお、ネットワーク123で接続された各構成要素は他の構成要素に含まれてもよい。
図3は、ドキュメント管理テーブル120のテーブル構成を説明する図である。ドキュメント管理テーブル120は、電子ペンでの記入内容が反映される電子ドキュメントを管理するためのテーブルであり、「セットID」と「ファイル識別子」を備える。「セットID」は、印刷部122が印刷するセット毎に、セットを識別するために付与する識別子である。また、「ファイル識別子」は、電子ドキュメントを電子ファイル形態でシステム内で一意に識別するための識別子であり、計算機名、ディレクトリおよびファイル名を備える。
図4は、パターン管理テーブル116のテーブル構成を説明する図である。パターン管理テーブル116は、印刷した用紙のページと、該ページに割り当てられたドットパターンとの対応を管理するテーブルである。図に示すように、「ドットパターンID」毎に対応する「送信先計算機」、「セットID」および「ページ番号」が対応付けられている。「ドットパターンID」は、ドットパターンごとに固有の識別子である。「送信先計算機」は、電子ペンにより記入した記入内容を送信すべき計算機を識別するための識別子である。また、「ページ番号」は、記入内容が反映される電子ドキュメントにおけるページ番号である。
図5は、電子ドキュメント印刷時の処理を説明する図であり、図6は、はこのときの印刷指示画面を説明する図である。まず、電子ドキュメント(電子ペンによる記入前)の印刷処理を説明する。
(1)印刷指示画面表示処理501
印刷部122は、印刷対象とする電子ドキュメントに対して、図6に示すような印刷指示画面601を表示して、ユーザから印刷指示を受ける。
ユーザは、印刷指示画面601の「プリンタ名」には、印刷先のプリンタを識別するための名前を指定する。「部数」には、印刷したい部数を指定する。「片面印刷範囲」には、用紙の他方の面には印刷したくないページを指定する。「すべて」を選択すると、電子ドキュメントにおけるすべてのページを指定したものとみなす。「現在のページ」を選択すると、この時点で、電子ドキュメントにおいて表示あるいは操作対象となっているページを指定したものとみなす。「ページ指定」には、電子ドキュメントにおけるページ番号を指定する。
「両面印刷範囲」には、前のページが印刷された用紙の反対面が何も印刷されていない場合に、その印刷されていない面に印刷し、それ以外の場合には別の用紙に印刷するページを指定する。「すべて」を選択すると、電子ドキュメントにおけるすべてのページを指定したものとみなす。「ページ指定」には、電子ドキュメントにおけるページ番号を指定する。「裏面印刷範囲」には、用紙の他方の面には電子ドキュメントの内容は印刷したくないページで、その電子ドキュメントが印刷されない面に電子ペンで記入した内容も電子ドキュメントに反映させたいページを指定する。「すべて」を選択すると、電子ドキュメントにおけるすべてのページを指定したものとみなす。「現在のページ」を選択すると、この時点で、電子ドキュメントにおいて表示あるいは操作対象となっているページを指定したものとみなす。「ページ指定」には、電子ドキュメントにおけるページ番号を指定する。「OK」ボタンは、印刷したいときに押下し、「キャンセル」ボタンは、印刷したくないときに押下する。
「キャンセル」ボタンが押下されたときは、後述する(2)から(5)の処理は行わない。「裏面印刷範囲」が指定され、かつ、「OK」ボタンが押下されたときは、(2)の処理へ進む。「裏面印刷範囲」が指定されずに、かつ、「OK」ボタンが押下されたときは、(3)の処理へ進む。また、「OK」ボタンが押下されたときは、印刷対象となった電子ドキュメントを、所定のディレクトリに手書き反映用電子ドキュメントとして1つ複製する。
ここでは、「プリンタ名」としてプリンタ111の識別子が、「部数」として2が、「片面印刷範囲」として「ページ指定」に1が、「両面印刷範囲」として「ページ指定」に3および4が、「裏面印刷範囲」として「ページ指定」に2が、それぞれ指定された場合を例に説明する。
(2)裏面印刷前処理502
印刷部122は、前記(1)の処理で、裏面印刷範囲が指定されたとき、手書き反映用電子ドキュメントにおいて、裏面印刷対象ページの次のページとして新規(白紙)ページを作成し、この電子ドキュメントを新たに手書き反映用電子ドキュメントとする。新規作成されたページの次ページ以降のページのページ番号は1ずつ大きくなることになる。これにともない、(1)の処理で指定された印刷範囲は適切に変更される。そして、裏面印刷対象ページと新規作成された次ページとで、後述する(3)の処理における両面印刷範囲とする。
ここでは、2ページ目が裏面印刷範囲として指定されているので、2ページ目と3ページ目の間に新規ページを作成する。したがって、新たな手書き反映用電子ドキュメントでは、3ページ目がこの新規ページとなり、元の手書き反映用電子ドキュメントの3ページ目以降のページのページ番号はそれぞれ1ずつ大きくなる。これにともない、(1)の処理で指定されていた両面印刷範囲が4ページ目および5ページ目に変更される。そして、両面印刷範囲として2ページ目および3ページ目が加えられる。
(3)パターン割り当て前処理503
印刷部122は、手書き反映用電子ドキュメントを所定のディレクトリに印刷部数分複製し、複製した各電子ドキュメントに対し、異なるセットIDを付与する。各電子ドキュメントとセットIDとの対応は、ドキュメント管理テーブル120に記録する。その後、このドキュメント管理テーブル120を参照するプログラムであるドキュメント更新部が実行されるドキュメント管理計算機の識別子を、印刷部数分のセットID、片面印刷範囲および両面印刷範囲のページ番号とともにパターン管理部117に送る。
ここでは、印刷部数が2部と指定されているので、手書き反映用電子ドキュメントを1つ複製する。したがって、所定のディレクトリには、計2つの手書き反映用電子ドキュメント(ファイル識別子をaaaおよびbbbとする)が存在する。そして、これら2つの手書き反映用電子ドキュメントに対するセットIDとして、1および2をそれぞれ付与し、そのファイル識別子とセットIDとの対応をドキュメント管理テーブル120に記録する。その後、このドキュメント管理テーブル120を参照するプログラムであるドキュメント更新部121が実行されるドキュメント管理計算機107の識別子を、セットIDの1および2、片面印刷範囲および両面印刷範囲のページ番号である1、2、3、4、5とともにパターン管理部117に送る。
(4)パターン割り当て処理504
パターン管理部117は、印刷部122から送られてきたドキュメント管理計算機の識別子、セットID、ページ番号を受け取る。受け取ったセットIDごと、ページ番号ごとに異なるドットパターンIDを割り当て、パターン管理テーブル116に記録する。このとき記録した各レコードの送信先計算機としては、受け取ったドキュメント管理計算機の識別子を記録する。その後、割り当てたドットパターンIDを、対応するセットID、ページ番号とともに印刷部122に送る。
ここでは、セットIDが1でページ番号が1、2、3、4、5のそれぞれのペアに対してドットパターンIDのA、B、C、D、Eを、セットIDが2でページ番号が1、2、3、4、5のそれぞれのペアに対してドットパターンIDのF、G、H、I、Jを、割り当て、パターン管理テーブル116に記録する。このときの送信先計算機はドキュメント管理計算機107である。その後、セットIDが1でページ番号が1、2、3、4、5のそれぞれのペアに対するドットパターンIDとしてA、B、C、D、Eを、セットIDが2でページ番号が1、2、3、4、5のそれぞれのペアに対するドットパターンIDとしてF、G、H、I、Jを、印刷部122に送る。
(5)印刷処理505
印刷部122は、手書き反映用電子ドキュメントを、印刷部数、片面印刷範囲および両面印刷範囲にしたがって、プリンタ111で用紙に印刷する。このとき、該当する印刷部ごと(すなわちセットIDごと)、ページ番号ごとに、パターン管理部117から受け取ったドットパターンIDからドットパターンを生成し、このドットパターンも電子ドキュメントの内容とともに印刷する。また、印刷部内のすべてのページには同じ識別コードを、印刷部ごとには異なる識別コードを印刷する。この識別コードとしてセットIDを使ってもよい。これにより、印刷した用紙が1枚1枚シャッフルされたとしても、ユーザはこの識別コードを見ただけで、反映先が同じ電子ドキュメントに対する用紙をまとめることができる。
ここでは、計6枚の用紙に印刷される。そのうちの1枚(第1枚目)は、片面だけに手書き反映用電子ドキュメントの1ページ目の内容と、ドットパターンIDがAのドットパターンおよびセットIDである「1」が印刷された用紙である。別の1枚(第2枚目)は、一方の面に手書き反映用電子ドキュメントの2ページ目の内容と、ドットパターンIDがBのドットパターンおよびセットIDである「1」が印刷され、また反対の面に手書き反映用電子ドキュメントの3ページ目の内容(白紙なので何もない)と、ドットパターンIDがCのドットパターンおよびセットIDである「1」が印刷された用紙である。さらに別の1枚(第3枚目)は、一方の面に手書き反映用電子ドキュメントの4ページ目の内容と、ドットパターンIDがDのドットパターンおよびセットIDである「1」が印刷され、反対の面に手書き反映用電子ドキュメントの5ページ目の内容と、ドットパターンIDがEのドットパターンおよびセットIDである「1」が印刷された用紙である。さらに別の1枚(第4枚目)は、片面だけに手書き反映用電子ドキュメントの1ページ目の内容と、ドットパターンIDがFのドットパターンおよびセットIDである「2」が印刷された用紙である。さらに別の1枚(第5枚目)は、一方の面に手書き反映用電子ドキュメントの2ページ目の内容と、ドットパターンIDがGのドットパターンおよびセットIDである「2」が印刷され、反対の面に手書き反映用電子ドキュメントの3ページ目の内容(白紙なので何もない)と、ドットパターンIDがHのドットパターンおよびセットIDである「2」が印刷された用紙である。さらに別の1枚(第6枚目)は、一方の面に手書き反映用電子ドキュメントの4ページ目の内容と、ドットパターンIDがIのドットパターンおよびセットIDである「2」が印刷され、反対の面に手書き反映用電子ドキュメントの5ページ目の内容と、ドットパターンIDがJのドットパターンおよびにセットIDである「2」が印刷された用紙である。
次に、電子ペンによる記入内容の電子ドキュメントへの反映処理を説明する。
(6)パターン参照処理506
パターン管理部117は、電子ペン使用時にも処理を行う。電子ペンは、ドットパターンが印刷された用紙に記入した記入内容を送信する際に、その記入内容の送信先を問い合わせる。問い合わせ先の計算機の識別子はあらかじめ電子ペンに登録されている。ここでは、問い合わせ先の計算機はパターン管理計算機103であるとする。電子ペンは、記入した用紙に印刷されたドットパターンのドットパターンIDを取得し、取得したドットパターンIDをパターン管理計算機103に送る。パターン管理計算機103で実行されるパターン管理部117は、電子ペンから送られてきたドットパターンIDをもとにパターン管理テーブル116を参照し、送信先計算機、セットID、ページ番号を取得して取得したデータを前記電子ペンに返す。電子ペンは、記入内容にパターン管理部117から受け取ったセットIDとページ番号を付加して送信先計算機に送信する。
ここでは、ドットパターンIDがHのドットパターンが印刷された用紙に電子ペンで記入した場合を例とする。電子ペンはドットパターンIDとしてHをパターン管理計算機103に送る。パターン管理部117は、パターン管理テーブル116を参照して、ドットパターンIDのHに対応する送信先計算機としてドキュメント管理計算機107を、セットIDとして2を、ページ番号として3をそれぞれ前記電子ペンに返す。電子ペンは、ドットパターンIDがHのドットパターンが印刷された用紙に記入された記入内容に、受信した内容であるセットID2およびページ番号3を付加して、送信先計算機であるドキュメント管理計算機107に送信する。
(7)記入内容反映処理507
ドキュメント管理計算機107で実行されるプログラムであるドキュメント更新部121は、電子ペンから送信されてきた記入内容、セットID、およびページ番号を受け取る。次いで、ドキュメント管理テーブル120を参照し、受け取ったセットIDに対応する手書き反映用電子ドキュメントの受け取ったページ番号のページに、受け取った記入内容を反映する。
ここでは、ドキュメント更新部121は、ドキュメント管理テーブル120を参照して、電子ペンから受け取ったセットIDである2に対応するファイル識別子bbbの手書き反映用電子ドキュメントの電子ペンから受け取ったページ番号である3ページ目に、電子ペンによる記入内容であるデジタル軌跡情報を時系列に描画する。
以上説明したように、ある電子ドキュメントをドットパターンとともに用紙に印刷しておき、電子ペンを用いて前記用紙上に文字や図形を手書きする。この手書きを行っているとき、電子ペンを用いて前記用紙上に印刷されたドットパターンを読み取ることによって、用紙上に手書きした文字や図形をデジタル化する。そして、このデジタル化データを印刷元の電子ドキュメントに反映することができる。
なお、電子ペンから送信されてくる記入内容には、電子ペンごとに固有の識別子を付与しておくとどの電子ペンで記入した内容かを判別することができる。この場合には、使用された電子ペンの数だけ電子ドキュメントを複製し、電子ペンごとに異なる電子ドキュメントに記入内容を反映することができる。
裏面印刷範囲が指定されたときの裏面記入内容の反映方法としては、裏面印刷対象ページの次のページに反映させる方法以外に、例えば、印刷対象の電子ドキュメントの最終ページあるいは最初ページに反映させる方法、裏面印刷対象ページへのコメント情報として付加する方法、あるいは、裏面印刷対象ページが印刷された用紙の表面の記入内容とは別の色で裏面印刷対象ページに反映させる方法が考えられる。なお、印刷対象の電子ドキュメントの最終ページあるいは最初ページへの反映の場合は、前記(2)の処理で、手書き反映用電子ドキュメントの最終ページあるいは最初ページに新規ページを作成することが必要である。
ドキュメント更新部121は、電子ペンによる記入内容を電子ドキュメントに反映するか否かを決定することができる。例えば、電子ペンはスイッチを備えており、記入中のスイッチの状態を電子ペンから送信する。この送信されてきた状態信号により、反映するか否かを決めることができる。また、用紙上の所定の位置への記入(チェックボックスへのチェックの有無)があるか否かにより反映するか否かを決めることができる。また、記入内容を囲む線の記入があるか否かで、その記入内容を反映するか否かを決めることができる。
例えば、電子ペンによる記入内容を反映させたいときは、ユーザは電子ペンのスイッチを押しながら記入する。この場合、スイッチは一度操作を行えば状態が保持されるものでもよい。反映モードか非反映モードかの表示が電子ペンにあってもよい。あるいは、用紙上の所定の位置に反映開始と反映終了のチェックボックスを用意して、ユーザが反映開始のチェックボックスに記入してから、反映終了のチェックボックスに記入するまでの記入内容を反映するようにしてもよい。また、上記の反映、非反映の判断条件は、記入内容の反映方法の指示にも利用することができる。例えば、電子ファイルへの反映か、ディスプレイへの表示か、あるいはその双方に反映させるかを指示することができる。
ディスプレイへの表示の際は記入された用紙のページに対応する電子ドキュメントのページの内容と共に表示することができる。
このようにして、電子ペンによる記入内容が反映された電子ドキュメントは、印刷時のユーザ認証を利用して、印刷者しかアクセスできないようにしてもよい。また、電子ペンの識別子と対応づけられた電子ペン所有者情報を利用して、記入者(電子ペン所有者)のみアクセス可能にしてもよい。また、電子ペン所有者情報をもとに所有者の電子メールアドレスに電子メールとして送信するようにしてもよい。また、使用した電子ペンに、記入内容が反映された電子ドキュメントを送信し、その電子ドキュメントを電子ペンとともに持ち運び、その後、その電子ドキュメントを電子ペンから適当な計算機に移すことができるようにしてもよい。
前記(3)の処理において、印刷部数が2以上に指定されている場合においても手書き反映用電子ドキュメントを印刷部数分複製することなく、前記(5)の処理において指定部数印刷し、前記(7)の処理において、すべての印刷部数分の用紙への記入内容を1つの手書き反映用電子ドキュメントに反映させるようにしてもよい。このとき、セットIDは、印刷部ごとに異なるようにしてもよいし、すべて同一にしてもよい。異なるセットIDにする場合は、ドキュメント管理テーブルにおいて、ファイル識別子をすべて同一の手書き反映用電子ドキュメントのものにすればよい。同一のセットIDにする場合は、前記(4)の処理において同一セットIDでも印刷部数分ドットパターンIDを割り当てるようにすればよい。同一のセットIDにする場合は、同一ページ番号であれば、すべての印刷部数分の用紙に同一のドットパターンを印刷するようにしてもよい。
なお、前記(7)の処理において、手書き反映用電子ドキュメントは、電子ペンによる記入内容とは分けて保存しておき、必要に応じて、記入内容を反映するようにしてもよい。
このように本実施形態によれば、裏面への記入内容を電子ドキュメントに反映させることができる。また、印刷部ごとの用紙および電子ドキュメントの管理を容易に行うことができる。また、記入内容の表示前に記入内容の電子ドキュメントへの反映、非反映を選択することができる。
本実施形態に係る電子ペンシステムを説明する図である。 電子ペンの概要を説明する図である。 ドキュメント管理テーブル120のテーブル構成を説明する図である。 パターン管理テーブル116のテーブル構成を説明する図である。 電子ドキュメント印刷時の処理を説明する図である。 印刷指示画面を説明する図である。
符号の説明
101 電子ペン
102 用紙
103 パターン管理計算機
104,108 入力装置
105,109 表示装置
106,110,112 通信装置
107 ドキュメント管理計算機
111 プリンタ
113 電子ペンシステム
114,118 記憶装置
115,119 CPU
116 パターン管理テーブル
117 パターン管理部
120 ドキュメント管理テーブル
121 ドキュメント更新部
122 印刷部
123 ネットワーク
203 カメラ
204 インクカートリッジ
205 筆圧センサ
206 プロセッサ
207 メモリ
208 バッテリ
209 通信装置
210 ドットパターン
601 印刷指示画面

Claims (10)

  1. 電子ドキュメントを印刷した面および該面とは異なる面に、複数のドットを格子位置からそれぞれ微少量だけずらして形成したそれぞれ異なるドットパターンを割り当て、割り当てたドットパターンを格子状に印刷した用紙と、
    筆記機能と撮影機能を有し、撮影した前記ドットパターンの配列状態をもとに自身の位置情報を、割り当てられた各ドットパターンが印刷された用紙毎に取得する電子ペンと、
    前記位置情報もとに電子ペンで記入された記入内容を取得し、取得した記入内容を前記電子ドキュメントに反映させるドキュメント管理計算機を備えたことを特徴とする電子ペンシステム。
  2. 請求項1記載の電子ペンシステムにおいて、
    前記電子ペンで電子ドキュメントを印刷した面とは異なる面に記入された記入内容は、電子ドキュメントを印刷したページの次のページとして新規作成したページに反映させることを特徴とする電子ペンシステム。
  3. 電子ドキュメントを印刷した面および該面とは異なる面に、複数のドットを格子位置からそれぞれ微少量だけずらして形成したそれぞれ異なるドットパターンを割り当て、割り当てたドットパターンを格子状に印刷した用紙と、
    筆記機能と撮影機能を有し、撮影した前記ドットパターンの配列状態をもとに自身の位置情報を割り当てられた各ドットパターンが印刷された用紙毎に取得する電子ペンと、
    前記電子ドキュメントを印刷部数分複製し、電子ペンで記入された記入内容を複製した各電子ドキュメントに、印刷セット毎に反映させるドキュメント管理計算機を備えたことを特徴とする電子ペンシステム。
  4. 電子ドキュメントを印刷した面および該面とは異なる面に、複数のドットを格子位置からそれぞれ微少量だけずらして形成したそれぞれ異なるドットパターンを割り当て、割り当てたドットパターンを格子状に印刷した用紙と、
    筆記機能と撮影機能を有し、撮影した前記ドットパターンの配列状態をもとに自身の位置情報を割り当てられた各ドットパターンが印刷された用紙毎に取得する電子ペンと、
    前記電子ドキュメントを使用される電子ペンの数分複製し、電子ペンで記入された記入内容を、複製した各電子ドキュメントに使用される電子ペン毎に反映させるドキュメント管理計算機を備えたことを特徴とする電子ペンシステム。
  5. 請求項1ないし4の何れか1記載の電子ペンシステムにおいて、
    電子ペンで記入された記入内容を反映した電子ドキュメントを所定の電子メールアドレス宛に電子メールとして送信することを特徴とする電子ペンシステム。
  6. 請求項1ないし5の何れか1記載の電子ペンシステムにおいて、
    電子ペンで記入された記入内容を電子ドキュメントに反映させる方法は、電子ペンを介して入力される属性情報をもとに決定することを特徴とする電子ペンシステム。
  7. 請求項1ないし5の何れか1記載の電子ペンシステムにおいて、
    電子ペンで記入された記入内容を電子ドキュメントに反映させるか否かは、電子ペンを介して入力される属性情報をもとに決定することを特徴とする電子ペンシステム。
  8. 請求項6ないし7の何れか1記載の電子ペンシステムにおいて、
    前記属性情報は、電子ペン操作時における電子ペンに備えたスイッチの状態情報であることを特徴とする電子ペンシステム。
  9. 請求項6ないし7の何れか1記載の電子ペンシステムにおいて、
    前記属性情報は、特定位置にチェックマークを記入する電子ペン操作であることを特徴とする電子ペンシステム。
  10. 請求項3ないし4の何れか1記載の電子ペンシステムにおいて、
    各印刷セット内の全てのページには、各印刷セット毎に異なる共通のセットIDを付与して印刷することを特徴とする電子ペンシステム。

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