JP2009151803A - 記入情報処理システム、プログラム及び電子ペン用帳票 - Google Patents

記入情報処理システム、プログラム及び電子ペン用帳票 Download PDF

Info

Publication number
JP2009151803A
JP2009151803A JP2009018048A JP2009018048A JP2009151803A JP 2009151803 A JP2009151803 A JP 2009151803A JP 2009018048 A JP2009018048 A JP 2009018048A JP 2009018048 A JP2009018048 A JP 2009018048A JP 2009151803 A JP2009151803 A JP 2009151803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
entry information
information
electronic pen
line
column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009018048A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4788780B2 (ja
Inventor
Hirosuke Sugihara
弘祐 杉原
Hidefumi Arii
英文 有井
Miki Numata
幹 沼田
Sanae Sakamoto
早苗 坂本
Hiroyuki Shimomura
博之 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2009018048A priority Critical patent/JP4788780B2/ja
Publication of JP2009151803A publication Critical patent/JP2009151803A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4788780B2 publication Critical patent/JP4788780B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Character Input (AREA)
  • Character Discrimination (AREA)

Abstract

【課題】複数の項目に分割されていないノートに利用者が記入した記入情報を、利用者の意図に基づいて容易且つ的確に細分化して処理することができる記入情報処理システムを提供する。
【解決手段】記入情報処理システム100において、利用者は、まず、電子ペン10を使用してノート3に記入を行い、その記入情報は、利用者端末25を介して、サーバ5により取得される。サーバ5は、取得した記入情報からストローク毎の座標データを抽出し、座標テーブルを参照することにより、利用者がノート3上に設けられた行確認マークを通る線を記入したか否かを判定する。座標データに行確認マークの位置座標が含まれている場合、サーバ5は、利用者が行確認マークを通る線を記入したものと判定し、当該行確認マークの位置座標に基づいて、段落エリアを特定し、ノート3の一部である段落エリアに記入された記入情報を、当該段落エリアに対応付けて記憶する。
【選択図】図7

Description

本発明は、電子ペンで記入した情報の中から特定の情報を抽出し、処理することができる技術に関する。
通常、講義を受講したり、会議に出席したりする場合、利用者は、複数の罫線から構成される大学ノートやルーズリーフに内容をメモすることが多い。このような紙媒体に記載された情報は、電子データと異なり、削除やソートを容易に行うことができない。そのため、当該紙媒体に記載された情報を電子データとしてサーバやパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と呼ぶ。)上で管理することができれば、削除やソートを容易に行うことができるため便利である。
このように紙媒体に記載した情報を電子データとしてサーバやPC上で管理する場合、内容がメモされた大学ノートやルーズリーフを目視で認識した利用者がパンチ入力したり、スキャナで画像データとして取り込んだりする必要がある。
しかし、手書きの大学ノートやルーズリーフに基づいて電子データの入力を行うことは、時間と手間がかかり、利用者の負担が大きいという問題が生じる。さらに、パンチ入力は、手作業のため人為的ミスが発生する可能性もある。
また、大学ノートやルーズリーフのように複数の項目に分割されていない紙媒体に記入された情報は、各情報の結びつきが不明確であるため、対応する電子データを利用者の意図に基づいて分割をすることが困難であり、サーバやPC上で細分化して管理することができないという問題も生じていた。
特開2003−345503号公報
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、複数の項目に分割されていないノートに利用者が記入した記入情報を、利用者の意図に基づいて容易且つ的確に細分化して処理することができる記入情報処理システムを提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、電子ペンと当該電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票を使用した記入情報処理システムにおいて、前記記入情報処理システムは、前記電子ペン用帳票のフォーマットを設定するために設けられた列確認マークと、前記ドットパターン上の位置座標とが対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段と、前記電子ペン用帳票に記入された記入情報を取得する記入情報取得手段と、前記記入情報に基づいて前記座標情報を参照することにより、当該記入情報に前記列確認マークが含まれているか否かを判定する列判定手段と、前記列判定手段が、前記記入情報に前記列確認マークの位置座標が含まれていると判定した場合に、当該列確認マークの位置座標に基づいて、前記列確認マークを通る縦線が当該記入情報に含まれているか否かを判定する縦線判定手段と、前記縦線判定手段が、前記記入情報に前記縦線が含まれていると判定した場合に、当該列確認マークの位置座標に基づいて、前記電子ペン用帳票の一部である列エリアを特定する列エリア特定手段と、前記列エリアに基づいて、前記電子ペン用帳票のフォーマットを特定するフォーマット特定手段と、を備える。
上記のように構成された記入情報処理システムは、電子ペンが取得した記入情報を取得する。そして、記入情報処理システムは、記入情報から抽出した座標データに基づいて、座標情報を参照することにより、記入者が電子ペン用帳票上に設けられた列確認マークを通る縦線を記入したか否かを判定する。さらに、記入情報処理システムは、座標データに列確認マークを通る縦線が含まれており、記入者が列確認マークを通る縦線を記入したと判定した場合、当該列確認マークの位置座標に基づいて列エリアを特定する。そして、記入情報処理システムは、特定した列エリアに基づいて、利用者が意図した電子ペン用帳票のフォーマットを特定する。
これによれば、記入者が電子ペンを使用して列確認マークを通る線を電子ペン用帳票上に記入することにより、記入情報処理システムは、列エリアを特定し、当該列エリアに基づいて、利用者が意図するフォーマットを特定することができる。よって、記入情報処理システムは、利用者が意図した電子ペン用帳票のフォーマットに従って、記入情報を細分化して記憶、処理することが可能となる。
上記記入情報処理システムの一態様では、前記列確認マークの位置座標に基づいて、前記記入者が電子ペンを使用して前記列エリアに記入すべき情報である列情報を取得する列情報取得手段をさらに備え、前記フォーマット特定手段は、前記列エリア及び前記列情報に基づいて、前記電子ペン用帳票のフォーマットを特定する。
上記のように構成された記入情報処理システムは、特定した列エリアに記入すべき情報である列情報を取得し、当該列エリア及び列情報に基づいて、利用者が意図した電子ペン用帳票のフォーマットを特定する。
これによれば、記入者が電子ペンを使用して列確認マークを通る縦線を電子ペン用帳票上に記入することにより、記入情報処理システムは、予め列確認マークに対応付けて設定してある列情報に基づいて、利用者が意図するフォーマットを特定することができる。よって、記入情報処理システムは、利用者が意図した電子ペン用帳票のフォーマットに従って、記入情報を細分化して記憶、処理することが可能となる。
上記記入情報処理システムの他の一態様では、前記電子ペン用帳票には、記入された記入情報を複数に分割するための行確認マークが設けられており、さらに、前記記入情報に基づいて前記座標情報を参照することにより、当該記入情報に前記行確認マークの位置座標が含まれているか否かを判定する行判定手段と、前記行判定手段が前記記入情報に前記行確認マークの位置座標が含まれていると判定した場合に、当該行確認マークの位置座標に基づいて、前記行確認マークを通る横線が当該記入情報に含まれているか否かを判定する横線判定手段と、前記横線判定手段が前記記入情報に前記横線が含まれていると判定した場合に、当該行確認マークの位置座標に基づいて、前記電子ペン用帳票の一部である段落エリアを特定する段落エリア特定手段と、特定した前記段落エリア毎に、対応する前記記入情報を記憶する記憶手段と、を備える。
上記のように構成された記入情報処理システムは、電子ペンが取得した記入情報を取得する。そして、記入情報処理システムは、記入情報から抽出した座標データに基づいて、座標情報を参照することにより、記入者が電子ペン用帳票上に設けられた行確認マーク又は列確認マークを通る線を記入したか否かを判定する。ここで、列確認マークを通る縦線を記入したと判定した場合、記入情報処理システムは、当該列確認マークの位置座標に基づいて、記入者の意図するフォーマットを特定する。また、行確認マークを通る横線を記入したと判定した場合、記入情報処理システムは、当該行確認マークの位置座標に基づいて、段落エリアを特定する。そして、記入情報処理システムは、特定したフォーマットに従って、電子ペン用帳票の一部である段落エリアに記入された記入情報を、当該段落エリアに対応付けて記憶する。
本発明の別の観点では、電子ペンと当該電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票を使用した記入情報処理システムのコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記プログラムは、前記電子ペン用帳票のフォーマットを設定するために設けられた列確認マークと、前記ドットパターン上の位置座標とが対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段、前記電子ペン用帳票に記入された記入情報を取得する記入情報取得手段、前記記入情報に基づいて前記座標情報を参照することにより、当該記入情報に前記列確認マークが含まれているか否かを判定する列判定手段、前記列判定手段が、前記記入情報に前記列確認マークの位置座標が含まれていると判定した場合に、当該列確認マークの位置座標に基づいて、前記列確認マークを通る縦線が当該記入情報に含まれているか否かを判定する縦線判定手段、前記縦線判定手段が、前記記入情報に前記縦線が含まれていると判定した場合に、当該列確認マークの位置座標に基づいて、前記電子ペン用帳票の一部である列エリアを特定する列エリア特定手段、前記列エリアに基づいて、前記電子ペン用帳票のフォーマットを特定するフォーマット特定手段、として前記コンピュータを機能させる。
上記プログラムの一態様では、前記コンピュータが、前記列確認マークの位置座標に基づいて、前記記入者が電子ペンを使用して前記列エリアに記入すべき情報である列情報を取得する列情報取得手段をさらに備え、前記フォーマット特定手段は、前記列エリア及び前記列情報に基づいて、前記電子ペン用帳票のフォーマットを特定するよう、前記コンピュータを機能させる。
上記プログラムの他の一態様では、前記電子ペン用帳票には、記入された記入情報を複数に分割するための行確認マークが設けられており、さらに、前記コンピュータが、前記記入情報に基づいて前記座標情報を参照することにより、当該記入情報に前記行確認マークの位置座標が含まれているか否かを判定する行判定手段、前記行判定手段が前記記入情報に前記行確認マークの位置座標が含まれていると判定した場合に、当該行確認マークの位置座標に基づいて、前記行確認マークを通る横線が当該記入情報に含まれているか否かを判定する横線判定手段、前記横線判定手段が前記記入情報に前記横線が含まれていると判定した場合に、当該行確認マークの位置座標に基づいて、前記電子ペン用帳票の一部である段落エリアを特定する段落エリア特定手段、特定した前記段落エリア毎に、対応する前記記入情報を記憶する記憶手段、を備えるよう、前記コンピュータを機能させる。
上記プログラムをコンピュータにより実行することにより、上述の記入情報処理システムを実現することができる。また、上述の記入情報処理システムの各態様も同様に実現することができる。
本発明のさらに別の観点では、位置座標を示すドットパターンが印刷され、インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読み取る読取ユニットを備える電子ペンにより記入される電子ペン用帳票は、電子ペンが記入情報を送信する記入情報処理システムに対して、縦線が記入された場合に、フォーマットを特定させる基準となり、前記縦線の端部となる列確認マークが形成されている。
上記電子ペン用帳票の一態様では、前記記入情報処理システムに対して、横線が記入された場合に、段落エリアを特定させる基準となり、前記横線の端部となる行確認マークがさらに形成されている。このような電子ペン用帳票に記入者が電子ペンを使用して記入することにより、複数の項目に分割されていない場合であっても、記入情報を記入者の意図に基づいて容易且つ的確に細分化して処理することが可能となる。
本発明によれば、複数の項目に分割されていないノートに利用者が記入した記入情報を、利用者の意図に基づいて容易且つ的確に細分化して処理することができる。
電子ペンの使用形態を模式的に示す図である。 電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。 専用ペーパーに印刷されたドットパターンによる情報の表現方法を説明する図である。 ドットパターン及びそれに対応する情報の例である。 専用ペーパーにより構成される帳票の構造を示す。 電子ペン用帳票の例を示す。 本実施形態における記入情報処理システムの概略構成を示す図である。 ノートの例を示す。 記憶処理及び削除処理におけるノートの例を示す。 抽出処理におけるノートの例を示す。 フォーマット処理におけるノートの例を示す。 カテゴリ処理におけるノートの例を示す。 図7に示す記入情報処理システムに含まれるサーバの機能ブロック図である。 座標テーブルのデータ構造を模式的に示す図である。 本実施形態における記憶処理のフローチャートである。 本実施形態における削除処理のフローチャートである。 本実施形態における抽出処理のフローチャートである。 本実施形態におけるフォーマット処理のフローチャートである。 本実施形態におけるカテゴリ処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。まず、本実施形態のシステムにおいて入力デバイスとして使用される電子ペンの概要について説明する。
[電子ペン]
図1は電子ペンの使用形態を模式的に示す図であり、図2は電子ペンの構造を示すブロック図である。図1に示すように、電子ペン10は、ドットパターンが印刷された専用ペーパー20と組み合わせて使用される。電子ペン10は、通常のインクペンと同様のペン先部17を備えており、利用者は通常のインクペンと同様に専用ペーパー20上に文字などを書くことになる。
図2に示すように、電子ペン10は、その内部にプロセッサ11、メモリ12、データ通信ユニット13、バッテリー14、LED15、カメラ16及び圧力センサ18を備える。また、電子ペン10は通常のインクペンと同様の構成要素としてインクカートリッジ(図示せず)などを有する。
電子ペン10は、ペン先部17により専用ペーパー20上に描かれたインクの軌跡をデータ化するのではなく、専用ペーパー20上で電子ペン10が移動した軌跡座標をデータ化する。LED15が専用ペーパー20上のペン先部17近傍を照明しつつ、カメラ16が専用ペーパー20に印刷されているドットパターンを読み取り、データ化する。つまり、電子ペン10は専用ペーパー20上で利用者が電子ペン10を移動させることにより生じるストロークを画像データ又はベクトルデータとして取得することができる。
圧力センサ18は、利用者が電子ペン10により専用ペーパー上に文字などを書く際にペン先部17に与えられる圧力、即ち筆圧を検出し、プロセッサ11へ供給する。プロセッサ11は、圧力センサ18から与えられる筆圧データに基づいて、LED15及びカメラ16のスイッチオン/オフの切換を行う。即ち、利用者が電子ペン10で専用ペーパー20上に文字などを書くと、ペン先部17には筆圧がかかる。よって、所定値以上の筆圧が検出されたときに、利用者が記述を開始したと判定して、LED15及びカメラ16を作動する。
カメラ16は専用ペーパー20上のドットパターンを読み取り、そのパターンデータをプロセッサ11に供給する。プロセッサ11は、供給されたドットパターンから、専用ペーパー20上でのX,Y座標を算出する。
プロセッサ11は、利用者の記述が行われる間に、筆圧の配列データ及びX,Y座標データを取得し、タイムスタンプ(時間情報)と関連付けてメモリ12に記憶していく。よって、メモリ12内には利用者の記述内容に対応するデータが時系列で記憶されていく。メモリ12の容量は例えば1Mバイト程度とすることができる。
利用者により送信指示がなされるまでは、取得された全てのデータはメモリ12内に保持される。そして、利用者が送信指示を行うと、データ通信ユニット13により、電子ペン10と所定距離内にある端末装置25へメモリ12内のデータが送信される。基本的には、一度送信指示がなされると、電子ペン10はメモリ12内に記憶していた全てのデータを端末装置25へ送信するため、メモリ12内はクリアされる。よって、送信後にもう一度同じ情報を端末装置25へ送信したい場合には、利用者は専用ペーパー20上に再度記述を行う必要がある。なお、この場合、利用者は専用ペーパー20上にインクペンで書かれた文字などをなぞればよいことになる。
電子ペン10自体は、送信ボタンなどの機能ボタンを備えておらず、送信指示その他の指示は、利用者が専用ペーパー20上の所定位置に設けられた専用ボックスを電子ペン10でチェックすることにより実行される。専用ボックスの位置座標には、予め送信指示が対応付けられており、プロセッサ11は専用ボックスの位置座標を受信すると、データ通信ユニット13にメモリ12内のデータを供給し、端末装置25への送信を行わせる。なお、電子ペン10は、データの送信完了を電子ペンの振動により示すことができる。
バッテリー14は電子ペン10内の各要素に電源供給するためのものであり、例えば電子ペンのキャップ(図示せず)により電子ペン10自体の電源のオン/オフを行うことができる。
このように、電子ペン10は利用者が専用ペーパー20上に記述した文字などに対応する座標データ及び筆圧データを取得して近傍の端末装置25へ送信する機能を有するが、電子ペン10のペン先部17は通常のインクペンとなっているため、専用ペーパー20上に記述した内容はオリジナルの原本として残るという特徴がある。即ち、紙の原本に対して記述するのと同時に、その内容を座標データなどの形態でリアルタイムに電子化することができる。
なお、電子ペン10の標準機能によれば、電子ペン10により得られるデータは、原則として座標データ又はベクトルデータの形態であり、テキストデータではない。但し、電子ペン10は標準機能として、専用ペーパー20上に設けられた専用エリアに記述することにより、英数字に限りテキスト化する機能は備えている。
また、電子ペン10内には、ペン自体及びその所有者に関するプロパティ情報(ペン情報及びペン所有者情報)を保持することができ、アプリケーションから参照することができる。ペン情報としては、バッテリーレベル、ペンID、ペン製造者番号、ペンソフトウェアのバージョン、サブスクリプションプロバイダのIDなどを保持できる。また、ペン所有者情報としては、国籍、言語、タイムゾーン、emailアドレス、空きメモリ容量、名称、住所、ファックス/電話番号、携帯電話番号などを保持することができる。
なお、上記の例におけるデータ通信ユニット13では、Bluetooth(登録商標)の無線伝送、USBケーブルを使用した有線伝送、端子などの接触によるデータ伝送など、各種の方法によって電子ペン10から端末装置25へのデータ送信を行うことが考えられる。
次に、電子ペンにより利用者が記述した内容のX,Y座標データを取得する方法について説明する。前述のように専用ペーパー20には、所定のドットパターンが印刷されている。電子ペン10のカメラ16は、利用者が専用ペーパー20上に記述したインクの軌跡を読み取るのではなく、専用ペーパー20上のドットパターンを読み取る。実際、図1に示すように、LED15による照明エリア及びカメラ16の撮影エリア(照明エリア内に位置する)は、ペン先部17が専用ペーパー20に接触する位置とはずれている。
ドットパターンはカーボンを含む専用インキなどで印刷されており、カメラ16はその専用インキによるパターンのみを認識することができる。専用インキ以外のインキ(カーボンを含まない)により、専用ペーパー上に罫線や枠などを印刷しても、電子ペンはそれらを認識することはない。よって、専用ペーパーを利用して各種申込書などの帳票を作成する際は、専用インキ以外のインキで入力枠や罫線、注意書きなどを印刷する。
ドットパターンは、図3に例示するように、各ドットの位置がデータに対応付けされている。図3の例では、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右にシフトすることにより、0〜3の2ビット情報を表示した例である。このようにして表現された情報の組合せにより、専用ペーパー上の位置座標が決定される。図4(a)に例示するように、縦横2mmの範囲内に36個のドットが格子状に配置され、これらのドットにより示されるデータの配列(図4(b))が、その専用ペーパー上の位置座標と対応付けされている。よって、電子ペン10のカメラ16が図4(a)に示すようなドットパターンを撮影すると、プロセッサ11はカメラ16から入力されるドットパターンのデータに基づいて図4(b)に示すデータ配列を取得し、それに対応する専用ペーパー上の位置座標(即ち、そのドットパターンがその専用ペーパー上のどの位置にあるのか)をリアルタイムで算出する。なお、ドットパターンを認識する最小単位は2mm×2mmであり、カメラ16は毎秒100回程度の撮影を行う。
次に、専用ペーパーについて説明する。専用ペーパーの構造の一例を図5に示す。図示のように、専用ペーパー20は、台紙30上にドットパターン32が印刷され、その上に罫線などの図案34が印刷されている。台紙30は通常は紙であり、ドットパターン32は前述のようにカーボンを含んだ専用インキにより印刷される。また、通常のインキなどにより図案34が印刷される。ドットパターンと図案とは同時に印刷してもよいし、いずれかを先に印刷してもよい。
図案34の例を図6に示す。図6は、ある申込書36の例であり、複数の記入欄38や送信ボックス39が印刷されている。図6には明確に図示されておらず、詳細は後述するが、実際にはドットパターンが申込書36の全面に印刷されており、その上に記入欄38や送信ボックス39が通常のインキにより印刷されている。利用者は、ドットパターンを意識することなく、従来からある申込書と同様に、電子ペン10を使用して必要事項を申込書36の各記入欄38に記入すればよい。
専用ペーパー20上のエリアは大きく2種類のエリアに分けることができる。1つは記入エリアであり、電子ペン10による記述内容をそのまま情報として取り扱うエリアである。図6の例では複数の記入欄38がこれに該当する。もう1つは機能エレメントであり、対応するエリア内を電子ペン10でチェックした際に、予めそのエリアに対して定義されているアクション、指示などを実行するようになっている。図6の例における送信ボックス39がこれに該当する。
送信ボックス39は前述したように電子ペン10内に記憶されているデータを近傍の端末装置25へ送信するための指示を行う際に使用される。利用者が送信ボックス39内に電子ペン10でチェックを入れると、電子ペン10が送信ボックス内のドットパターンを読み取る。当該パターンは送信指示に対応付けられており、電子ペン10内のプロセッサ11はデータ通信ユニット13にメモリ12内の記憶データの送信命令を発する。
ドットパターンの割り当ては、通常、アプリケーション(用紙の種類)毎に行われる。即ち、ある申込書内のドットパターンは1枚の用紙の中で重複することはないが、同一の申込書には全て同じドットパターンが印刷されている。よって、利用者が電子ペン10で必要事項を入力すると、その入力事項がその申込書のどの項目に対するものであるかを、申込書上の座標データから特定することができる。
このように、ドットパターンを印刷した専用ペーパー上に所定の図案を印刷することにより、専用ペーパーを利用した各種申込書が作成できる。利用者は電子ペン10を使用して通常の要領で必要事項を記入すれば、その電子データが自動的に取得される。
上記の例では、ドットパターンは専用ペーパー上にカーボンを含むインキにより印刷されているが、プリンタ及びカーボンを含むインクを使用してドットパターンを通常の紙上にプリントすることも可能である。さらに、専用ペーパー上の図案も印刷ではなく、プリンタにより形成することも可能である。ドットパターンをプリンタにより紙上に形成する場合には、1枚1枚に異なるドットパターンを形成することが可能である。よって、形成されたドットパターンの違いにより、それらの用紙1枚1枚を識別し、区別することが可能となる。
なお、本明細書においては、「印刷」の語は、通常の印刷のみならず、プリンタによるプリントも含む概念とする。
次に、電子ペンにより取得したデータの送信処理について図2を参照して説明する。電子ペン10が取得したデータは、主として利用者が入力した事項のデータであるが、通常はそのデータの送信先であるサービスサーバがどこであるかの情報は含まれていない。その代わりに、その専用ペーパーに関するアプリケーションやサービスを特定する情報が専用ペーパー上のドットパターンに含まれており、利用者の入力作業中に専用ペーパーからその情報が取得されている。よって、電子ペン10から記入データを受け取った端末装置25は、まず、問い合わせサーバ26に対して、その専用ペーパーに対して入力されたデータをどのサービスサーバ27へ送信すべきかの問い合わせを行う。問い合わせサーバ26は、専用ペーパー毎に、対応するサービスサーバの情報を有しており、端末装置25からの問い合わせに応じて、当該専用ペーパーに関するサービスなどを行うサービスサーバ27の情報(URLなど)を端末装置25へ回答する。それから、端末装置25は、電子ペンから取得した記入データをそのサービスサーバ27へ送信することになる。
なお、上記の例では端末装置25、問い合わせサーバ26及びサービスサーバ27が別個に構成されているが、これらの幾つか又は全てを1つの装置として構成することも可能である。本実施形態において、後述するサーバは、問い合わせサーバ26及びサービスサーバ27を兼ねているものとする。
[記入情報処理システム]
次に、本実施形態の記入情報処理システムについて説明する。図7に記入情報処理システム100の概略構成を示す。図7に示す記入情報処理システム100は、複数の項目に分割されておらず、複数の罫線により構成される電子ペン用帳票(以下、「ノート」と呼ぶ。)に、利用者が電子ペン10を使用して記入した記入情報を、利用者の意図に沿って細分化し、所定の処理を行うものである。
図7に示すように、記入情報処理システム100は、端末装置25及びサーバ5がネットワーク2を通じて接続されることにより構成される。ここで、ネットワーク2の1つの好適な例はインターネットである。また、端末装置25とは、利用者が使用するPCや携帯電話といったネットワーク2を介してデータの授受が可能な端末である。なお、サーバ5は、記入情報データベース(以下、「DB」と呼ぶ。)7に接続されている。
まず、本システムによる記入情報の細分化方法の概要を述べておく。ノート3は、上述の専用ペーパーとして作成されたものであり、図8に示すように複数の罫線から構成されているものとする。ここで、ノート3には、利用者が意図的に特定のエリアを示すために必要な行確認マーク40や、利用者が任意に設定するフォーマットを示すために必要な列確認マーク60が設定されている。
利用者は、電子ペン10を使用して所定の内容を当該ノート3に記入する。このとき、利用者は、詳細は後述するが、列確認マークを通る縦線を記入することで、ノート3のフォーマットを任意に設定することができる。また、利用者は、行確認マークを通る横線、括弧又は四角形を記入することで、ノート3に記入した内容の中から所定のエリアを特定し、細分化することができる。
電子ペン10は記入された内容に対応するストロークデータを取得し、電子ペン10内のメモリ12に一時的に記憶した後、当該ストロークデータを端末装置25へ送信する。端末装置25は、電子ペン10からストロークデータを受信し、ネットワーク2を通じてサーバ5へ送信する。サーバ5は、ストロークデータを、利用者がノート3に対して記入した内容を示す記入情報として取得する。さらに、サーバ5は、当該記入情報に含まれる行確認マーク及び列確認マークを抽出し、各マークの位置情報に基づいて設定されたフォーマットや特定されたエリアを把握する。ここで、行確認マーク及び列確認マークが含まれるとは、ノート3のドットパターン上において各確認マークが位置する座標を通る記入情報が含まれていることをいう。即ち、当該記入情報に含まれる行確認マーク及び列確認マークとは、各確認マークが位置する座標を通る記入情報があった場合における、当該各確認マークのことである。そして、サーバ5は、設定されたフォーマットや特定されたエリアに従って、記入情報に対する所定の処理を行う。
こうして、サーバ5は、利用者が電子ペン10を使用して記入した記入情報を、利用者の意図に沿って細分化し、所定の処理を行うことができる。
なお、図8に示すノート3には、便宜上送信ボックスが記載されていないが、ノート3にも図6に示す送信ボックス39と同一の機能を有する送信ボックスを設けてあるものとする。
[ノート]
次に、ノート3について説明する。本実施形態のシステムでは、図8に示すようなノート3は、上述した専用ペーパーとして作成されている。即ち、図5に例示するように台紙30上に所定のドットパターン32が印刷されており、その上に所定のマークや罫線などが印刷されている。先に述べたように、ドットパターン32は電子ペン10が認識することができるように、カーボンを含んだインキにより印刷されている。一方、マークや罫線などの図案34は、通常の(カーボンを含まない)インキにより印刷されているため、電子ペン10がそれを認識することはない。
ここで、利用者がノート3上に行確認マーク又は列確認マークを通る線を記入することにより、行われる処理について詳しく説明する。
(i)記憶処理
図9上部は、ノート3に設けられた行確認マークを通る横線により、段落エリアを特定している例を示す。なお、本実施形態においてサーバ5は、電子ペン10から受信するストロークデータをイメージデータとして取得することとする。即ち、記入情報はイメージデータであるため、サーバ5が、ストロークデータに基づいて文字認識等の処理を行うことはない。また、詳細は後述するが、ノート3に設けられた各マークを規定する座標データは、予め座標テーブルに記憶されている。
利用者が電子ペン10を使用して所定の講義内容をノート3に記入し、図9上部に示すように、行確認マーク40a及び40bを通る横線51をさらに記入したとする。電子ペン10は、ドットパターンに基づいて、ノート3のどの座標に記入が行われたかを示すデータを生成し、内部メモリ12に記憶する。従って、図9に示すように記入した場合、電子ペン10は、ノート3上の記入位置座標を取得し、メモリ12に記憶する。そして、利用者がノート3上に設けられている送信ボックスにチェックマークを記入すると、メモリ12内に記憶されていた記入位置座標が電子ペン10から端末装置25へ送信される。つまり、サーバ5は、当該記入位置座標に基づいて、ノート3上に講義内容と行確認マーク40a及び40bを通る横線51が記入されたという情報を、記入情報として取得する。
このような記入情報を取得したサーバ5は、後述する座標テーブルを参照して、当該記入情報に行確認マーク40a及び40bを通る横線51がノート3に記入されたことを認識する。すると、サーバ5は、ノート3の冒頭から横線51までのエリアを段落エリア50と特定し、当該段落エリア50にエリアを識別するためのエリアID「A01」を割り当てる。そして、サーバ5は、図7に示す記入情報DB7に、エリアID「A01」をキーとして、段落エリア50に記載された内容を表すイメージデータを記憶する。
このように、利用者が電子ペン10を使用して2つの行確認マークを横に通る線をノート3上に記入することにより、サーバ5は、当該線で区切られたエリアを段落エリアと特定し、エリアIDをキーとして当該段落エリアに記載された内容を記入情報DB7に記憶する記憶処理を行う。なお、段落エリアを特定するための横線が、2つの行確認マークを通ること、即ち当該横線の両端が行確認マークであることを段落エリア特定の条件とすることにより、利用者が電子ペン10を使用して記入を行う際に、誤って線が行確認マークに触れた場合の誤作動を防止すると共に、段落エリアを特定するための横線を筆記中の横線と区別することが可能となる。
(ii)削除処理
図9下部は、ノート3に設けられた行確認マークを通る斜線により、削除エリアを特定している例を示す。利用者が電子ペン10を使用して所定の講義内容をノート3に記入し、図9下部に示すように、行確認マーク40c及び40fを通る斜線54aと、行確認マーク40d及び40eを通る斜線54bとをさらに記入したとする。この場合、記入情報を取得したサーバ5は、後述する座標テーブルを参照して、当該記入情報に行確認マーク40c及び40fを通る斜線54aと、行確認マーク40d及び40eを通る斜線54bとがノート3に記入されたことを認識する。すると、サーバ5は、斜線に含まれる行確認マーク40c乃至40fに囲まれたエリアを削除エリア53と特定し、当該削除エリア53に記載された内容を表すイメージデータを取得した記入情報から削除する。
このように、利用者が電子ペン10を使用して2つの行確認マークを通る斜線2本をノート3上に記入することにより、サーバ5は、当該行確認マークに囲まれたエリアを削除エリアと特定し、取得した記入情報から、当該削除エリアに記載された内容を削除する削除処理を行う。
なお、上記の削除処理の例では、削除エリアを特定するために利用者が4つの行確認マークを通る2本の斜線を記入することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、2つの行確認マークを通る1本の斜線により削除エリアを特定することとしてもよい。また、サーバ5が、1本の斜線により削除エリアが特定されている場合はグレイアウト処理を行い、2本の斜線により削除エリアが特定されている場合は削除処理を行うこととしてもよい。ここで、グレイアウト処理とは、取得した記入情報から当該削除エリアに記載された内容を削除するのではなく、サーバやPCの利用者が管理のための編集を行えないようにする処理である。即ち、グレイアウト処理された記入情報は、閲覧することはできるが、修正などの編集をすることができない。
(iii)抽出処理
図10上部は、ノート3に設けられた行確認マークを通る括弧により、抽出エリアを特定している例を示す。利用者が電子ペン10を使用して所定の講義内容をノート3に記入し、図10上部に示すように、行確認マーク40i及び40kを通る括弧56をさらに記入したとする。この場合、記入情報を取得したサーバ5は、後述する座標テーブルを参照して、当該記入情報に行確認マーク40i及び40kを通る括弧56がノート3に記入されたことを認識する。すると、サーバ5は、上端の行確認マーク40iから下端の行確認マーク40kまでのエリアを抽出エリア57と特定し、当該抽出エリアに記載された内容を表すイメージデータに対して所定の処理を行う。ここで、所定の処理とは、予め設定されているものであり、アプリケーションに依存しているものとする。
なお、上記の例では、抽出エリアを特定するための線を括弧としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、行確認マークを縦に2つ以上通っていれば抽出エリアを特定することができるものとする。
このように、利用者が電子ペン10を使用して2つ以上の行確認マークを縦に通る線をノート3上に記入することにより、サーバ5は、当該行確認マークが示すエリアを抽出エリアと特定し、当該抽出エリアに記載された内容に対して所定の処理を行う。
図10下部は、ノート3に設けられた行確認マークを通る四角形により抽出エリアを特定している例を示す。利用者が電子ペン10を使用して所定の講義内容をノート3に記入し、図10下部に示すように、行確認マーク40m乃至40pを通る四角形58をさらに記入したとする。この場合、記入情報を取得したサーバ5は、後述する座標テーブルを参照して、当該記入情報に行確認マーク40m乃至40pを通る四角形58がノート3に記入されたことを認識する。すると、サーバ5は、行確認マーク40m乃至40pで囲まれたエリアを抽出エリア59と特定し、当該抽出エリアに記載された内容を表すイメージデータに対して所定の処理を行う。
なお、上記の例では、抽出エリアを特定するための線を四角形としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、行確認マークを特定のエリアを囲むように3つ以上通っていれば抽出エリアを特定することができるものとする。
このように、利用者が電子ペン10を使用して特定のエリアを囲むように3つ以上の行確認マークを通る線をノート3上に記入することにより、サーバ5は、当該行確認マークが示すエリアを抽出エリアと特定し、当該抽出エリアに記載された内容に対して所定の処理を行う。
(iv)フォーマット処理
図11は、ノート3に設けられた列確認マークを通る縦線により、フォーマットを特定している例を示す。
ここで、ノート3は、左端の列確認マーク60a及び60bを通る縦線が記入された場合、当該縦線より左側を日付記入エリアとみなすことが設定されているものとする。なお、利用者が電子ペン10により日付記入エリアに記入した数字を文字認識することは困難である。そこで、上記(i)において記述した段落エリアを特定するための横線と併用し、横線により段落エリアを特定した後に日付記入エリアに記入した最初のストロークの時刻を記入日時として取得するものとする。また、中央の列確認マーク60c及び60dを通る縦線が記入された場合、当該縦線を段組線とみなすことが設定されている。段組線とみなすとは、即ち、左右で記入情報に含まれるイメージデータを分割し、左側の次が右側として記憶及び処理を行うことである。
なお、列情報は上記の例以外にも任意に設定することが可能である。
このように、ノート3には、所定の列確認マークを通る縦線が記入された場合に、当該縦線によって構成される列にどのような情報が記入されるかが予め設定されている。このような列確認マークを通る縦線に基づいて、各列に設定される情報を列情報という。
利用者は、ノート3を2つの列に分割し、左側の列に記入日時、右側の列に講義内容を記入するようなフォーマットを設定したいと考えた場合、電子ペン10を使用して、図11に示すように、列確認マーク60a及び60bを通る縦線61を記入する。そして、利用者は、縦線61の左側に記入日時を、右側に講義内容を記入する。この場合、記入情報を取得したサーバ5は、後述する座標テーブルを参照して、当該記入情報に列確認マーク60a及び60cを通る縦線61がノート3に記入されたことを認識する。すると、サーバ5は、予め設定されている列情報に基づいて、ノート3が、縦線61の左側のエリアは日付記入エリアであり、縦線61の右側のエリアは日付記入エリアに記入された日付に記入された情報であるようなフォーマットを設定する。そのため、サーバ5は、記入情報を記入情報DB7に記憶する際、日付記入エリアに対応付けて、縦線61の右側に記入された情報を記憶する。
このように、利用者が電子ペン10を使用して列確認マークを通る縦線をノート3上に記入することにより、サーバ5は、予め列確認マークに対応付けて設定してある列情報に基づいて、利用者が意図するフォーマットを把握し、記入情報に対し当該フォーマットに沿った処理を行う。
(v)カテゴリ処理
図12は、ノート3に設けられた列確認マークを通る縦線によりフォーマットを特定し、行確認マークを通る横線により段落エリアを特定している例を示す。
ここで、ノート3は、左端の列確認マーク60e及び60fを通る縦線が記入された場合、当該縦線より左側を日付記入エリアとみなすことが設定されているものとする。また、中央の列確認マーク60g及び60hを通る縦線が記入された場合、当該縦線より左側を会社名記入エリアとみなすことが設定されているものとする。
また、ノート3には、段落毎にどのカテゴリへ分類するかを指定するための分類指定ボックス80が設けられている。分類指定ボックス80には、利用者が電子ペン10を使用してA〜Zのアルファベットを記入するが、当該A〜Zがどのカテゴリに対応するかは、利用者が自由に決定できるものとする。なお、所定のアルファベットとカテゴリの対応は、ノートの表紙裏等に記入できるようにしておくことも可能である。また、分類指定ボックス80に記入されるのはアルファベットに限定されるものではなく、カテゴリとの対応付けがなされていれば任意の文字や記号を適用することが可能である。
なお、図12に示すノート3上には、分類指定ボックス80が罫線3本に対して1つの割合で設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、段落毎に任意のアルファベットを記入するニーズが高く、ノート3内に複数の分類指定ボックス80を設けることがデザイン上許されるのであれば、当該分類指定ボックス80の数は制限されるものではない。
利用者は、ノート3を3つの列に分割し、左側の列に記入日時、中央の列に会社名、右側の列に会議内容を記入するようなフォーマットを設定したいと考えた場合、電子ペン10を使用して、図12に示すように、列確認マーク60e及び60fを通る縦線71と、列確認マーク60g及び60hを通る縦線72とを記入する。そして、利用者は、設定したフォーマットに従って、縦線71の左側に記入日時「2003/10/27」を、縦線72の左側に会社名「(株)ABC協会」を、そして縦線72の右側に(株)ABC協会との会議内容を記入する。なお、この会議内容はアルファベット「A」に対応するカテゴリであるため、利用者は、分類指定ボックス80aに「A」を記入する。
さらに、同日に別の会社と会議があった場合、利用者は、まず、図12に示すように、段落を分けて情報を細分化するべく、行確認マーク40rを通る縦線71までの横線90を記入する。そして、利用者は、設定したフォーマットに従って、縦線72の左側に会社名「D会社」を、縦線72の右側にD会社との会議内容を記入する。なお、この会議内容はアルファベット「C」に対応するカテゴリであるため、利用者は、分類指定ボックス80bに「C」を記入する。
さらに、次の日に別の会社と会議があった場合、利用者は、まず、図12に示すように、段落を分けて情報を細分化するべく、行確認マーク40s及び40tを通る横線91を記入する。そして、利用者は、設定したフォーマットに従って、縦線71の左側に記入日時「2003/10/28」を、縦線72の左側に会社名「E会社」を、そして縦線72の右側にE会社との会議内容を記入する。なお、この会議内容はアルファベット「B」に対応するカテゴリであるため、利用者は、分類指定ボックス80cに「B」を記入する。
この場合、記入情報を取得したサーバ5は、まず、後述する座標テーブルを参照して、当該記入情報に列確認マーク60e及び60fを通る縦線71と、列確認マーク60g及び60hを通る縦線72がノート3に記入されたことを認識する。すると、サーバ5は、予め設定されている列情報に基づいて、ノート3が、縦線71の左側のエリアは日付記入エリアであり、縦線72の左側のエリアは会社名記入エリアであり、縦線72の右側のエリアは日付記入エリアに記入された日付に会社名記入エリアに記入された会社と行った会議の情報を記入するエリアであるようなフォーマットを設定する。
また、記入情報を取得したサーバ5は、後述する座標テーブルを参照して、行確認マーク40rから縦線71までの横線90がノート3に記入されたことを認識する。すると、サーバ5は、ノート3の冒頭から横線90までのエリアを小段落エリア82と特定し、当該小段落エリア82にエリアを識別するためのエリアID「AM01」を割り当てる。さらに、サーバ5は、小段落エリア82に対応する分類指定ボックス80aに記入されたアルファベットが「A」であることを認識する。このとき、サーバ5は、分類指定ボックス80aに対応する記入情報を文字認識することにより「A」であることを認識するものとする。そして、サーバ5は、図7に示す記入情報DB7に、エリアID「AM01」をキーとして、小段落エリア82に記載された内容を表すイメージデータ及びカテゴリ「A」を記憶する。
このように、上述の(i)乃至(iii)では、記入情報を段落エリアに分割する横線は両端が行確認マークを通ることを前提としていたが、(iv)及び(v)のように、列確認マークを通る縦線を併用する場合には、一端が行確認マークを通り、他端が所定の縦線の左右xmmの範囲内を通る横線も適用することができる。これにより、詳細は後述するが、記入情報を細分化し、さらに階層構造として記憶、処理することが可能となる。
次に、サーバ5は、取得した記入情報に基づいて後述する座標テーブルを参照することにより、行確認マーク40s及び40tを含む横線91がノート3に記入されたことを認識する。すると、サーバ5は、ノート3の冒頭から横線91までのエリアを大段落エリア83と特定し、当該大段落エリア83にエリアを識別するためのエリアID「AL01」を割り当てる。さらに、サーバ5は、大段落エリア83に対応する分類指定ボックス80bに記入されたアルファベットが「C」であることを認識する。そして、サーバ5は、図7に示す記入情報DB7に、エリアID「AL01」をキーとして、大段落エリア83に記載された内容を表すイメージデータ及びカテゴリ「C」を記憶する。このように、両端が行確認マークである横線91により記入情報が細分化されている場合であって、冒頭から当該横線91までの間に一端が行確認マークである横線90が記入されることにより小段落エリア82が特定されている場合、サーバ5は、小段落エリア82を包含する冒頭から横線91までのエリアを大段落エリア83と特定する。
次に、サーバ5は、取得した記入情報に基づいて後述する座標テーブルを参照することにより、横線91の記入後のエリアを大段落エリア84と特定し、当該大段落エリア84にエリアを識別するためのエリアID「AL02」を割り当てる。さらに、サーバ5は、大段落エリア84に対応する分類指定ボックス80cに記入されたアルファベットが「B」であることを認識する。そして、サーバ5は、図7に示す記入情報DB7に、エリアID「AL02」をキーとして、大段落エリア84に記載された内容を表すイメージデータ及びカテゴリ「B」を記憶する。
このように、利用者が電子ペン10を使用して両端が行確認マークである横線と、一端が行確認マークである横線とを使いわけてノート3上に記入することにより、サーバ5は、記入情報を細分化し、さらに階層構造として各情報を記憶、処理することが可能となる。また、細分化した記憶情報を所定のカテゴリに分類し、当該分類の結果を関連付けて記憶、処理することができる。
[サーバ]
次に、サーバ5について詳しく説明する。図13は、記入情報処理システム100における、特にサーバ5の内部構成を示す。図示のように、サーバ5は、記入情報処理プログラム501、記入情報取得機能502、座標テーブル503、行確認マーク特定機能505、交線特定機能506、エリア特定機能507、列確認マーク特定機能509、フォーマット特定機能510、カテゴリ特定機能511及び記入情報処理機能512を有する。ここで、エリア特定機能507は、段落エリア特定機能571、削除エリア特定機能574及び抽出エリア特定機能575から構成されている。さらに、段落エリア特定機能571は、大段落エリア特定機能572及び小段落エリア特定機能573から構成されている。なお、各機能は、サーバ5が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
記入情報処理プログラム501は、電子ペン10から取得した記入情報に基づいて、座標テーブル503を参照することにより、当該記入情報を利用者の意図に沿って細分化し、各情報を記憶、処理するプログラムである。
記入情報取得機能502は、記入情報処理プログラム501を実行することにより、利用者が電子ペン10を使用してノート3に記入した記入情報を取得する機能である。
座標テーブル503は、図14に示すように、確認マークID及びボックスIDをキーとして、座標データ、罫線及び列情報を記憶している。確認マークIDは、ノート3に設けられた行確認マーク及び列確認マークを識別する情報であり、行確認マークは「L××」、列確認マークは「C××」が割り当てられている。ボックスIDは、ノート3に設けられた分類指定ボックスを識別する情報であり「B××」が割り当てられている。また、座標データは、各確認マークID又は各ボックスが示す確認マーク又は分類指定ボックスの配置されているエリアを示すノート3上の位置座標である。また、罫線は、行確認マークに対応する場合のみ記憶されており、ノート3上における罫線との割合を表す情報である。具体的に、図14に示すような罫線「3本」とは、確認マークID「L001」が割り当てられた行確認マークは、罫線3本に対し1つの割合でノート3上に設けられていることを表している。また、列情報は、列確認マークに対応する場合のみ記憶されており、当該列確認マークを通る縦線を記入することにより構成されるノート3上の列に、どのような情報が記入されるかを示す情報である。サーバ5は、記入情報に基づいて、列情報を参照することにより、利用者の意図するフォーマットを特定することが可能となる。
行確認マーク特定機能505は、記入情報取得機能502が取得した記入情報に基づいて、座標テーブル503を参照することにより、当該記入情報に含まれる行確認マークを抽出し、ノート3上の位置を特定する機能である。また、位置を特定した行確認マークに基づいて、記入情報に含まれる各エリアを特定するための横線、斜線、括弧及び四角形を特定する機能である。
交線特定機能506は、行確認マーク特定機能が特定した横線の中で、両端が行確認マークを通るもの以外において、行確認マークを通らない一端が交わっている縦線を特定する機能である。なお、両端が行確認マークを通るもの以外であって、行確認マークを通らない一端がどの縦線とも交わっていない場合、当該横線は処理に適用されない。
エリア特定機能507は、行確認マーク特定機能505及び交線特定機能506により特定された横線、斜線、括弧及び四角形に基づいて各エリアを特定する機能である。エリア特定機能507に含まれる段落エリア特定機能571は、行確認マーク特定機能505及び交線特定機能506により特定された横線により、記入情報に含まれる段落エリアを特定する機能である。段落エリア特定機能571に含まれる大段落エリア特定機能572は、行確認マーク特定機能505により特定された、両端が行確認マークを通る横線により大段落エリアを特定する機能である。小段落エリア特定機能573は、行確認マーク特定機能505と交線特定機能506により特定された、一端が行確認マークを通り、他端が縦線と交わっている横線により小段落エリアを特定する機能である。
エリア特定機能507に含まれる削除エリア特定機能574は、行確認マーク特定機能505により特定された斜線により削除エリアを特定する機能である。抽出エリア特定機能575は、行確認マーク特定機能により特定された括弧や四角形により抽出エリアを特定する機能である。
列確認マーク特定機能509は、記入情報取得機能502が取得した記入情報に基づいて、座標テーブル503を参照することにより、当該記入情報に含まれる列確認マークを抽出し、ノート3上の位置を特定する機能である。
フォーマット特定機能510は、列確認マーク特定機能509が特定した列確認マークの位置と、対応する列情報に基づいて、利用者が意図するノート3のフォーマットを特定する機能である。
カテゴリ特定機能511は、記入情報取得機能502が取得した記入情報に基づいて、座標テーブル503を参照することにより、分類指定ボックスに記入された情報を抽出し、当該情報を文字認識することで、当該分類指定ボックスに記入されたカテゴリを特定する機能である。また、特定したカテゴリを、段落エリア特定機能571が特定した段落エリアに対応付ける機能である。
記入情報処理機能512は、フォーマット特定機能510が特定したフォーマットに従って、エリア特定機能507が特定したエリアに記載された内容のイメージデータを、カテゴリ特定機能511が特定したカテゴリに関連付けて記憶したり、所定の処理を行ったりする機能である。ここで、所定の処理とは、アプリケーションに依存する処理や利用者が任意に指定した処理である。
[記入情報処理]
次に、記入情報処理システム100により実行される記憶処理、削除処理、抽出処理、フォーマット処理及びカテゴリ処理について説明する。なお、記憶処理、削除処理、抽出処理及びフォーマット処理は、それぞれ単独で行うことも可能であるし、並行して行うことも可能である。また、カテゴリ処理は、単独で行うことも可能であるし、削除処理及び抽出処理と並行して行うことも可能である。
(i)記憶処理
まず、記入情報処理システム100により実行される記憶処理について説明する。図15は、記憶処理のフローチャートである。利用者は、まず、ノート3に電子ペン10を使用して文字列を記入する(ステップS1)。ここで、文字列とは、例えば講義内容や会議内容である。さらに、記入した講義内容等を区切って細分化したい場合、利用者は、ノート3に電子ペン10を使用して、両端が行確認マーク(△)を通る横線を記入する(ステップS2)。そして、ノート3上の送信ボックスにチェックマークを記入することにより、端末装置25を介して、記入情報をサーバ5へ送信する(ステップS3)。
サーバ5は、記入情報を取得し、当該記入情報からストローク毎の座標データを抽出する(ステップS4)。そして、サーバ5は、抽出したストローク毎の座標データに基づいて、座標テーブル503を参照することにより、記入情報に行確認マークが含まれているか否かを判定する(ステップS5)。記入情報に行確認マークが含まれていない場合(ステップS5;No)、サーバ5は、記入情報として取得したイメージデータを図7に示す記入情報DB7に記憶することで記憶処理を完了する(ステップS13)。一方、記入情報に行確認マークが含まれている場合(ステップS5;Yes)、サーバ5は、両端が行確認マークを通る横線が特定されたか否かを判定する(ステップS6)。両端が行確認マークを通る横線が特定されなかった場合(ステップS6;No)、サーバ5は、後述する削除処理又は抽出処理を行う(ステップS11)。
一方、両端が行確認マークを通る横線が特定された場合(ステップS6;Yes)、サーバ5は、当該横線に基づいて段落エリアを特定し、当該段落エリアにエリアIDを割り当てる(ステップS7)。さらに、サーバ5は、取得した記入情報の中から特定した段落エリアに対応するイメージデータを取得し(ステップS8)、割り当てたエリアIDをキーとして当該イメージデータを記入情報DB7に記憶する(ステップS9)。そして、サーバ5は、記入情報に含まれる全ての横線に対してステップS7乃至S9の処理を行ったか否かを判定し(ステップS10)、行っていない場合は当該処理を繰り返し行う。一方、行っている場合は、記憶処理を完了する。
このように、記憶処理によれば、利用者が電子ペン10を使用して2つの行確認マークを横に通る線をノート3上に記入することにより、サーバ5は、当該線で区切られたエリアを段落エリアと特定し、エリアIDをキーとして当該段落エリアに記載された内容を記入情報DB7に記憶することができる。即ち、利用者の意図に沿って記入情報を細分化し、記憶することが可能となる。
(ii)削除処理
次に、記入情報処理システム100により実行される削除処理について説明する。図16は、削除処理のフローチャートである。利用者は、まず、ノート3に電子ペン10を使用して文字列を記入する。ここで、当該文字列の内容が誤っているため削除したいと考えた場合、利用者は、ノート3上における当該誤っている内容に対して、両端が行確認マークを通る斜線を2本記入する。そして、ノート3上の送信ボックスにチェックマークを記入することにより、端末装置25を介して、記入情報をサーバ5へ送信する。
サーバ5は、記入情報を取得し、当該記入情報からストローク毎の座標データを抽出する(ステップS24)。そして、サーバ5は、抽出したストローク毎の座標データに基づいて、座標テーブル503を参照することにより、記入情報に行確認マーク(△)が含まれているか否かを判定する(ステップS25)。記入情報に行確認マークが含まれていない場合(ステップS25;No)、サーバ5は、記入情報として取得したイメージデータを図7に示す記入情報DB7に記憶することで記憶処理を完了する(ステップS35)。一方、記入情報に行確認マークが含まれている場合(ステップS25;Yes)、サーバ5は、両端が行確認マークを通る斜線が特定されたか否かを判定する(ステップS27)。両端が行確認マークを通る斜線が特定されなかった場合(ステップS26;No)、サーバ5は、記憶処理又は抽出処理を行う(ステップS31)。
一方、両端が行確認マークを通る斜線が特定された場合(ステップS26;Yes)、サーバ5は、当該斜線に基づいて削除エリアを特定し、当該削除エリアを示す斜線が2本であるか否かを判定する(ステップS28)。削除エリアを示す斜線が2本ではない場合(ステップS28;No)、サーバ5は、当該削除エリアに対応するイメージデータに対して、グレイアウト処理を行う(ステップS32)。即ち、当該イメージデータに対して利用者が操作できないような処理を施す。さらに、サーバ5は、当該削除エリアにエリアIDを割り当て、当該エリアIDをキーとしてイメージデータを記入情報DB7に記憶する(ステップS33)。
一方、削除エリアを示す斜線が2本である場合(ステップS28;Yes)、サーバ5は、当該削除エリアに対応するイメージデータを記入情報から削除する(ステップS29)。そして、サーバ5は、記入情報に含まれる全ての斜線に対してステップS27乃至S30の処理を行ったか否かを判定し(ステップS30)、行っていない場合は当該処理を繰り返し行う。一方、行っている場合は、削除処理を完了する。
このように、削除処理によれば、利用者が電子ペン10を使用して2つの行確認マークを通る斜線をノート3上に記入することにより、サーバ5は、当該行確認マークに囲まれたエリアを削除エリアと特定し、取得した記入情報から、当該削除エリアに記載された内容を削除することができる。
(iii)抽出処理
次に、記入情報処理システム100により実行される抽出処理について説明する。図17は、抽出処理のフローチャートである。利用者は、まず、ノート3に電子ペン10を使用して文字列を記入する。ここで、当該文字列の内容を抽出して所定の処理を行いたいと考えた場合、利用者は、ノート3上における当該抽出したい内容に対して、両端が行確認マークを通る括弧又は行確認マークを3つ以上通る四角形を記入する。そして、ノート3上の送信ボックスにチェックマークを記入することにより、端末装置25を介して、記入情報をサーバ5へ送信する。
サーバ5は、記入情報を取得し、当該記入情報からストローク毎の座標データを抽出する(ステップS41)。そして、サーバ5は、抽出したストローク毎の座標データに基づいて、座標テーブル503を参照することにより、記入情報に行確認マーク(△)が含まれているか否かを判定する(ステップS42)。記入情報に行確認マークが含まれていない場合(ステップS42;No)、サーバ5は、記入情報として取得したイメージデータを図7に示す記入情報DB7に記憶することで記憶処理を完了する(ステップS49)。一方、記入情報に行確認マークが含まれている場合(ステップS42;Yes)、サーバ5は、両端が行確認マークを通る括弧又は3つ以上の行確認マークを通る四角形が特定されたか否かを判定する(ステップS43)。両端が行確認マークを通る括弧又は3つ以上の行確認マークを通る四角形が特定されなかった場合(ステップS43;No)、サーバ5は、記憶処理又は削除処理を行う(ステップS47)。
一方、両端が行確認マークを通る括弧又は3つ以上の行確認マークを通る四角形が特定された場合(ステップS43;Yes)、サーバ5は、当該括弧又は四角形に基づいて抽出エリアを特定する(ステップS44)。さらに、サーバ5は、特定した抽出エリアに対応するイメージデータを記入情報から取得し、当該イメージデータに対し所定の処理を行う(ステップS45)。そして、サーバ5は、記入情報に含まれる全ての括弧又は四角形に対してステップS44及び45の処理を行ったか否かを判定し(ステップS46)、行っていない場合は当該処理を繰り返し行う。一方、行っている場合は、抽出処理を完了する。
このように、抽出処理によれば、利用者が電子ペン10を使用して特定のエリアを囲むように3つ以上の行確認マークを通る線をノート3上に記入することにより、サーバ5は、当該行確認マークが示すエリアを抽出エリアと特定し、当該抽出エリアに記載された内容に対して所定の処理を行うことができる。
(iv)フォーマット処理
次に、記入情報処理システム100により実行されるフォーマット処理について説明する。図18は、フォーマット処理のフローチャートである。利用者は、ノート3を任意のフォーマットに設定したいと考えた場合、まず、列情報に従って列確認マーク(○)を通る縦線を記入する(ステップS71)。さらに、利用者は電子ペンを使用して、当該フォーマットに合わせ、文字列を記入する(ステップS73)。そして、ノート3上の送信ボックスにチェックマークを記入することにより、端末装置25を介して、記入情報をサーバ5へ送信する。
サーバ5は、記入情報を取得し、当該記入情報からストローク毎の座標データを抽出する(ステップS74)。そして、サーバ5は、抽出したストローク毎の座標データに基づいて、座標テーブル503を参照することにより、記入情報に列確認マークが含まれているか否かを判定する(ステップS75)。記入情報に列確認マークが含まれていない場合(ステップS75;No)、サーバ5は、記入情報として取得したイメージデータを図7に示す記入情報DB7に記憶することで記憶処理を完了する(ステップS81)。一方、記入情報に列確認マークが含まれている場合(ステップS75;Yes)、サーバ5は、列確認マークを通る縦線を特定し、当該縦線と列情報に基づいてノート3上に設定されたフォーマットを特定する(ステップS76)。そして、サーバ5は、記入情報に含まれる全ての縦線に対してステップS76の処理を行ったか否かを判定し(ステップS77)、行っていない場合は当該処理を繰り返し行う。一方、行っている場合は、特定したフォーマットに沿って記入情報からイメージデータを取得する(ステップS78)。そして、取得したイメージデータを記入情報DB7に記憶することでフォーマット処理を完了する(ステップS79)。
このように、フォーマット処理によれば、利用者が電子ペン10を使用して列確認マークを通る縦線をノート3上に記入することにより、サーバ5は、予め列確認マークに対応付けて設定してある列情報に基づいて、利用者が意図するフォーマットを把握し、記入情報に対し当該フォーマットに沿った処理を行うことができる。即ち、利用者は、容易に任意のフォーマットを設定することが可能である。
(v)カテゴリ処理
次に、記入情報処理システム100により実行されるカテゴリ処理について説明する。図19は、カテゴリ処理のフローチャートである。利用者は、ノート3を任意のフォーマットに設定したいと考えた場合、まず、列情報に従って列確認マークを通る縦線を記入する。さらに、利用者は、電子ペン10を使用して、当該フォーマットに合わせ、文字列を記入する。このとき、記入した文字列の内容を区切って細分化したい場合、利用者は、ノート3に電子ペン10を使用して、両端又は一端が行確認マークを通る横線を記入する。また、利用者は、細分化した各段落のカテゴリを、対応する分類指定ボックスに記入する。そして、ノート3上の送信ボックスにチェックマークを記入することにより、端末装置25を介して、記入情報をサーバ5へ送信する。
サーバ5は、記入情報を取得し、当該記入情報からストローク毎の座標データを抽出する(ステップS91)。そして、サーバ5は、抽出したストローク毎の座標データに基づいて、座標テーブル503を参照することにより、記入情報に列確認マーク(○)が含まれているか否かを判定する(ステップS92)。記入情報に列確認マークが含まれていない場合(ステップS92;No)、サーバ5は、ステップS95へ進む。一方、記入情報に列確認マークが含まれている場合(ステップS92;Yes)、サーバ5は、列確認マークを通る縦線を特定し、当該縦線と列情報に基づいてノート3上に設定されたフォーマットを特定する(ステップS93)。そして、サーバ5は、記入情報に含まれる全ての縦線に対してステップS93の処理を行ったか否かを判定し(ステップS94)、行っていない場合は当該処理を繰り返し行う。
一方、行っている場合は、抽出したストローク毎の座標データに基づいて、座標テーブル503を参照することにより、記入情報に行確認マーク(△)が含まれているか否かを判定する(ステップS95)。記入情報に行確認マークが含まれていない場合(ステップS95;No)、サーバ5は、抽出したストローク毎の座標データに基づいて、座標テーブル503を参照することにより、分類指定ボックスに記入された記入情報を分類記入情報として取得し、当該分類記入情報を文字認識することでカテゴリを特定する(ステップS110)。さらに、サーバ5は、記入情報として取得したイメージデータを、特定したカテゴリに関連付けて、図7に示す記入情報DB7に記憶し(ステップS111)、カテゴリ処理を完了する。
一方、記入情報に行確認マークが含まれている場合(ステップS95;Yes)、サーバ5は、両端が行確認マークを通る横線が特定されたか否かを判定する(ステップS96)。両端が行確認マークを通る横線が特定されなかった場合(ステップS96;No)、サーバ5は、一端が行確認マークを通る横線の他端に位置する縦線を特定する(ステップS103)。そして、サーバ5は、横線の一端が通る行確認マークの位置座標に基づいて、小段落エリアを特定し、当該小段落エリアにエリアIDを割り当てる(ステップS104)。なお、一端が行確認マークを通る横線であっても、他端に位置する縦線が特定できない場合には、当該横線はなかったものとしてカテゴリ処理を行う。ここで、縦線が特定できない場合とは、全ての縦線の左右xmm以内に横線の端がない場合等である。そして、サーバ5は、ステップS98の処理を行う。一方、両端が行確認マークを通る横線が特定された場合(ステップS96;Yes)、サーバ5は、当該横線が通る行確認マークの位置座標に基づいて大段落エリアを特定し、当該大段落エリアにエリアIDを割り当てる(ステップS97)。さらに、サーバ5は、抽出したストローク毎の座標データに基づいて、座標テーブル503を参照することにより、各段落エリアに対応する分類指定ボックスに記入された記入情報を分類記入情報として取得し、当該分類記入情報を文字認識することによりカテゴリを特定する(ステップS98)。そして、サーバ5は、ステップS93において特定したフォーマットに従って、ステップS97及びS10において特定した各段落エリアに対応するイメージデータを取得する(ステップS99)。さらに、サーバ5は、ステップS98が特定したカテゴリに関連付けて、各段落エリアに対応するイメージデータを記入情報DB7に記憶する(ステップS100)。そして、サーバ5は、記入情報に含まれる全ての横線に対してステップS96乃至S100の処理を行ったか否かを判定し(ステップS101)、行っていない場合は当該処理を繰り返し行う。一方、行っている場合は、カテゴリ処理を完了する。
このように、カテゴリ処理によれば、利用者が電子ペン10を使用して両端が行確認マークである横線と、一端が行確認マークである横線とを使いわけてノート3上に記入することにより、サーバ5は、記入情報を細分化し、さらに階層構造として各情報を記憶、処理することが可能となる。
なお、本実施形態では、カテゴリ処理において記入情報を細分化し、階層構造で記憶する際の段落エリアを大段落及び小段落の2種類としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、任意に設定することが可能であり、フォーマットに従って複数種類の段落エリアによる階層構造を構成することもできる。
また、本実施形態では、行確認マーク及び列確認マークを、図8に示すような構成でノート3上に設けることとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、任意に設定することが可能である。そのため、本実施形態では、段落エリアを示す線を横線としているが、段落エリアを示す段落分割線は横線に限らず斜線等であってもよい。同様にフォーマットを示す線を縦線としているが、フォーマットを示すフォーマット指定線は縦線に限らず斜線等であってもよい。
この記入情報処理システムによって、複数の項目に分割されていないノートに利用者が記入した記入情報を、利用者の意図に基づいて容易且つ的確に細分化して処理することができる。
1…電子ペン
2…コンピュータ装置
3…プロジェクター
4…スクリーン(ボード)
5…線種メニュー
6…ファイルメニュー
7…記入変換メニュー
8…透明シート
21…入力手段
22…受信手段
23…送信手段
24…表示手段
25…記憶手段
26…処理手段

Claims (8)

  1. 電子ペンと当該電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票を使用した記入情報処理システムにおいて、
    前記記入情報処理システムは、
    前記電子ペン用帳票のフォーマットを設定するために設けられた列確認マークと、前記ドットパターン上の位置座標とが対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段と、
    前記電子ペン用帳票に記入された記入情報を取得する記入情報取得手段と、
    前記記入情報に基づいて前記座標情報を参照することにより、当該記入情報に前記列確認マークが含まれているか否かを判定する列判定手段と、
    前記列判定手段が、前記記入情報に前記列確認マークの位置座標が含まれていると判定した場合に、当該列確認マークの位置座標に基づいて、前記列確認マークを通る縦線が当該記入情報に含まれているか否かを判定する縦線判定手段と、
    前記縦線判定手段が、前記記入情報に前記縦線が含まれていると判定した場合に、当該列確認マークの位置座標に基づいて、前記電子ペン用帳票の一部である列エリアを特定する列エリア特定手段と、
    前記列エリアに基づいて、前記電子ペン用帳票のフォーマットを特定するフォーマット特定手段と、
    を備えることを特徴とする記入情報処理システム。
  2. 前記列確認マークの位置座標に基づいて、前記記入者が電子ペンを使用して前記列エリアに記入すべき情報である列情報を取得する列情報取得手段をさらに備え、
    前記フォーマット特定手段は、前記列エリア及び前記列情報に基づいて、前記電子ペン用帳票のフォーマットを特定すること
    を特徴とする請求項1に記載の記入情報処理システム。
  3. 前記電子ペン用帳票には、記入された記入情報を複数に分割するための行確認マークが設けられており、さらに、
    前記記入情報に基づいて前記座標情報を参照することにより、当該記入情報に前記行確認マークの位置座標が含まれているか否かを判定する行判定手段と、
    前記行判定手段が前記記入情報に前記行確認マークの位置座標が含まれていると判定した場合に、当該行確認マークの位置座標に基づいて、前記行確認マークを通る横線が当該記入情報に含まれているか否かを判定する横線判定手段と、
    前記横線判定手段が前記記入情報に前記横線が含まれていると判定した場合に、当該行確認マークの位置座標に基づいて、前記電子ペン用帳票の一部である段落エリアを特定する段落エリア特定手段と、
    特定した前記段落エリア毎に、対応する前記記入情報を記憶する記憶手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の記入情報処理システム。
  4. 電子ペンと当該電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票を使用した記入情報処理システムのコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記プログラムは、
    前記電子ペン用帳票のフォーマットを設定するために設けられた列確認マークと、前記ドットパターン上の位置座標とが対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段、
    前記電子ペン用帳票に記入された記入情報を取得する記入情報取得手段、
    前記記入情報に基づいて前記座標情報を参照することにより、当該記入情報に前記列確認マークが含まれているか否かを判定する列判定手段、
    前記列判定手段が、前記記入情報に前記列確認マークの位置座標が含まれていると判定した場合に、当該列確認マークの位置座標に基づいて、前記列確認マークを通る縦線が当該記入情報に含まれているか否かを判定する縦線判定手段、
    前記縦線判定手段が、前記記入情報に前記縦線が含まれていると判定した場合に、当該列確認マークの位置座標に基づいて、前記電子ペン用帳票の一部である列エリアを特定する列エリア特定手段、
    前記列エリアに基づいて、前記電子ペン用帳票のフォーマットを特定するフォーマット特定手段、
    として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  5. 前記コンピュータが、
    前記列確認マークの位置座標に基づいて、前記記入者が電子ペンを使用して前記列エリアに記入すべき情報である列情報を取得する列情報取得手段をさらに備え、
    前記フォーマット特定手段は、前記列エリア及び前記列情報に基づいて、前記電子ペン用帳票のフォーマットを特定するよう、
    前記コンピュータを機能させることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記電子ペン用帳票には、記入された記入情報を複数に分割するための行確認マークが設けられており、さらに、
    前記コンピュータが、
    前記記入情報に基づいて前記座標情報を参照することにより、当該記入情報に前記行確認マークの位置座標が含まれているか否かを判定する行判定手段、
    前記行判定手段が前記記入情報に前記行確認マークの位置座標が含まれていると判定した場合に、当該行確認マークの位置座標に基づいて、前記行確認マークを通る横線が当該記入情報に含まれているか否かを判定する横線判定手段、
    前記横線判定手段が前記記入情報に前記横線が含まれていると判定した場合に、当該行確認マークの位置座標に基づいて、前記電子ペン用帳票の一部である段落エリアを特定する段落エリア特定手段、
    特定した前記段落エリア毎に、対応する前記記入情報を記憶する記憶手段、
    を備えるよう、
    前記コンピュータを機能させることを特徴とする請求項4又は5に記載のプログラム。
  7. 位置座標を示すドットパターンが印刷され、インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読み取る読取ユニットを備える電子ペンにより記入される電子ペン用帳票であって、
    電子ペンが記入情報を送信する記入情報処理システムに対して、縦線が記入された場合に、フォーマットを特定させる基準となり、前記縦線の端部となる列確認マークが形成されていることを特徴とする電子ペン用帳票。
  8. 前記記入情報処理システムに対して、横線が記入された場合に、段落エリアを特定させる基準となり、前記横線の端部となる行確認マークがさらに形成されていることを特徴とする請求項7に記載の電子ペン用帳票。
JP2009018048A 2009-01-29 2009-01-29 記入情報処理システム、プログラム及び電子ペン用帳票 Expired - Fee Related JP4788780B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009018048A JP4788780B2 (ja) 2009-01-29 2009-01-29 記入情報処理システム、プログラム及び電子ペン用帳票

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009018048A JP4788780B2 (ja) 2009-01-29 2009-01-29 記入情報処理システム、プログラム及び電子ペン用帳票

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004002838A Division JP4276957B2 (ja) 2004-01-08 2004-01-08 記入情報処理システム、プログラム及び電子ペン用帳票

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009151803A true JP2009151803A (ja) 2009-07-09
JP4788780B2 JP4788780B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=40920793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009018048A Expired - Fee Related JP4788780B2 (ja) 2009-01-29 2009-01-29 記入情報処理システム、プログラム及び電子ペン用帳票

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4788780B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013084148A (ja) * 2011-10-11 2013-05-09 Dainippon Printing Co Ltd 電子ペンシステム及びプログラム
JP2013196479A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Toshiba Corp 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理方法
US8913043B2 (en) 2011-10-31 2014-12-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Electronic writing apparatus, non-transitory recording medium, and electronic writing system

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0962778A (ja) * 1995-08-28 1997-03-07 Oki Electric Ind Co Ltd 文字認識装置
JPH09147105A (ja) * 1995-11-21 1997-06-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 図面閉領域の抽出方法
JP2000331117A (ja) * 1999-05-24 2000-11-30 Oki Electric Ind Co Ltd 文書読取システム
JP2003168075A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Fujitsu Ltd 帳票認識装置および帳票認識方法
JP2003335082A (ja) * 2002-05-23 2003-11-25 Dainippon Printing Co Ltd 電子ペン用帳票
JP2004005519A (ja) * 2002-03-27 2004-01-08 Kokuyo Co Ltd 用紙レイアウト設計装置及び用紙レイアウト設計プログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0962778A (ja) * 1995-08-28 1997-03-07 Oki Electric Ind Co Ltd 文字認識装置
JPH09147105A (ja) * 1995-11-21 1997-06-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 図面閉領域の抽出方法
JP2000331117A (ja) * 1999-05-24 2000-11-30 Oki Electric Ind Co Ltd 文書読取システム
JP2003168075A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Fujitsu Ltd 帳票認識装置および帳票認識方法
JP2004005519A (ja) * 2002-03-27 2004-01-08 Kokuyo Co Ltd 用紙レイアウト設計装置及び用紙レイアウト設計プログラム
JP2003335082A (ja) * 2002-05-23 2003-11-25 Dainippon Printing Co Ltd 電子ペン用帳票

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013084148A (ja) * 2011-10-11 2013-05-09 Dainippon Printing Co Ltd 電子ペンシステム及びプログラム
US8913043B2 (en) 2011-10-31 2014-12-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Electronic writing apparatus, non-transitory recording medium, and electronic writing system
JP2013196479A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Toshiba Corp 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4788780B2 (ja) 2011-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4276957B2 (ja) 記入情報処理システム、プログラム及び電子ペン用帳票
JP4788780B2 (ja) 記入情報処理システム、プログラム及び電子ペン用帳票
JP2006323487A (ja) サーバ、プログラム及び電子ペン用複写帳票
JP2003345503A (ja) 電子ペン用帳票
JP2007055075A (ja) 電子ペン用カード申込書
JP4583232B2 (ja) 端末装置及びプログラム
JP4220206B2 (ja) 手続システム及びそのサーバ装置、並びにコンピュータプログラム
JP2008257530A (ja) 電子ペン入力データ処理システム
JP2006119712A (ja) 情報管理端末装置、情報管理プログラム及び電子ペン用帳票
JP2007316795A (ja) 電子ペン用複写帳票
JP2006119713A (ja) 編集端末装置、プログラム及び電子ペン用帳票
JP2004127200A (ja) 電子ペン用帳票、確認用データ提供システム、サーバ装置及び確認用データ取得プログラム
JP4984590B2 (ja) 電子ペン用帳票製造システム及びプログラム
JP2005107900A (ja) 識別システム、プログラム及び電子ペン用帳票
JP2013038533A (ja) 端末装置、電子ペンシステム、及びプログラム
JP4629303B2 (ja) 計算処理システム、計算処理システムのサーバ装置、計算処理プログラム、及び電子ペン用帳票
JP4725402B2 (ja) 処理装置、プログラム及び電子ペン用複写帳票
JP4887788B2 (ja) 処理装置、プログラム及び電子ペン用帳票
JP2007066158A (ja) サーバ、制御プログラム及び集計システム
JP2007264715A (ja) 電子ペン用帳票製造システム、サーバ、プログラム及び特定方法
JP4338571B2 (ja) 動画作成システム及びプログラム
JP4741363B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び、画像処理プログラム
JP4443983B2 (ja) しおり処理システム及びプログラム
JP2007102403A (ja) 消去処理装置、プログラム及び電子ペン用帳票
JP4362323B2 (ja) 電子フォーム設計システム及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110621

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110704

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees