JP2006126712A - 手振れ補正システムおよび撮影装置 - Google Patents

手振れ補正システムおよび撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易な制御系で手振れを防止することが可能な手振れ補正システムおよび撮像装置を提供する。
【解決手段】 手振れ補正システム10Aは、撮像素子5が固定された撮像ユニット9と、撮像ユニット9に設けられその揺れを検知する揺れ検知センサ8と、本体側部材12と、撮像ユニット9を本体側部材12に対して支持する弾性支持部材11aと、撮像ユニット9を本体側部材12に対して相対的に移動させるように駆動する駆動部16とを備える。弾性支持部材11aは、駆動部16によって撮像ユニット9が駆動されていないときには撮像ユニット9を本体側部材12に対して固定する。また、手振れ補正システム10Aのコントローラ30aは、揺れ検知センサ8により検出された揺れを打ち消す向きに撮像ユニット9を移動させて、撮像ユニット9の手振れ補正を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、手振れ補正システムおよび手振れ補正システムを利用した撮影装置に関する。
撮影時の手振れは撮影画像の品質を低下させてしまうため、撮影時の手振れによる影響を抑制することが好ましい。撮影時の手振れを補正する技術としては、撮像素子を装置本体に対して相対的に駆動させるものが存在する。
例えば、特許文献1には、撮像素子を含む鏡胴部と、鏡胴部を回動可能に支持する支持体(本体側部材)と、鏡胴部と支持体との間の相対位置関係を検出する相対角度検出器と、鏡胴部の慣性角速度を検出する慣性角速度検出器とを備える撮影装置が示されている。この撮影装置においては、慣性角速度検出検出器の出力信号と相対角度検出器の出力信号との合成信号に基づいて、アクチュエータに対する出力指令が送出されることによって、鏡胴部が支持体に対して駆動されて、鏡胴部の揺れが補償される。
特公平6−36573号公報
ところで、上記技術においては、鏡胴部が支持体に対して常に「回動可能」となるように支持されている。そのため、鏡胴部と支持体との相対位置関係を適切に保ちつつ手振れを補正することが難しいという事情が存在する。そして、そのような事情を考慮して手振れ補正を実現するため、慣性角速度検出器からの出力信号だけでなく、鏡胴部と支持体との相対位置関係に関する相対角度検出検出器からの出力信号にも基づいて、アクチュエータの駆動量を決定するサーボ制御系が構築されている。
しかしながら、このような技術においては、慣性角速度検出器だけでなく相対角度検出検出器からの信号をも用いて制御系が構築されるため、制御系が複雑になってしまうという問題がある。
そこで、この発明の課題は、簡易な制御系で手振れを防止することが可能な手振れ補正システムおよび撮影装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、手振れ補正システムであって、撮像素子が固定された撮像ユニットと、前記撮像ユニットに設けられ、前記撮像ユニットの揺れを検知する揺れ検知手段と、本体側部材と、前記撮像ユニットを前記本体側部材に対して支持する支持部材と、前記撮像ユニットを前記本体側部材に対して相対的に移動させる駆動手段と、前記撮像ユニットの手振れ補正を制御する制御手段とを備え、前記支持部材は、前記駆動手段によって前記撮像ユニットが駆動されていないときには前記撮像ユニットを前記本体側部材に対して固定し、前記駆動手段による駆動力が付与されたときには前記撮像ユニットの前記本体側部材に対する相対移動を許容するように、前記撮像ユニットを支持し、前記制御手段は、前記駆動手段を用いて、前記揺れ検知手段により検出された揺れを打ち消す向きに前記撮像ユニットを移動させることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る手振れ補正システムにおいて、前記支持部材は、前記撮像ユニットと前記本体側部材との間に設けられた弾性支持部材を有していることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明に係る手振れ補正システムにおいて、前記支持部材は、摩擦力によって前記撮像ユニットを前記本体側部材に対して支持することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る手振れ補正システムにおいて、前記揺れ検知手段は、角速度センサまたは角度センサを有しており、前記駆動手段は、前記撮像ユニットを回転駆動させることが可能であり、前記制御手段は、前記駆動手段を用いて前記撮像ユニットを回転駆動させることによって、前記撮像ユニットの手振れを補正することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る手振れ補正システムにおいて、前記揺れ検知手段は、画像式の揺れ検知センサを有していることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明に係る手振れ補正システムにおいて、前記駆動手段は、前記撮像ユニットを並進駆動させることが可能であり、前記制御手段は、前記駆動手段を用いて前記撮像ユニットを並進駆動させることによって、前記撮像ユニットの手振れを補正することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明に係る手振れ補正システムにおいて、前記駆動手段は、形状記憶合金を用いて形成された駆動部材を有していることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明に係る手振れ補正システムにおいて、前記駆動手段は、所定の方向に付勢された弾性部材と、形状記憶合金を用いて形成され前記所定の方向に伸縮可能な駆動部材とを有していることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明に係る手振れ補正システムにおいて、前記駆動手段は、形状記憶合金を用いて形成された駆動部材を、所定の駆動方向において前記撮像ユニットの両側に有していることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明に係る手振れ補正システムにおいて、手振れ補正制御の開始指示を受け付ける入力手段、をさらに備え、前記制御手段は、前記開始指示の入力時点における前記撮像ユニットの変位を維持するように前記撮像ユニットを駆動して、前記撮像ユニットの手振れを補正することを特徴とする。
請求項11の発明は、撮影装置であって、請求項1ないし請求項10のいずれかの発明に係る手振れ補正システムと、前記撮像素子からの出力信号に基づいて画像データを生成する手段とを備えることを特徴とする。
請求項1ないし請求項11に記載の発明によれば、駆動手段によって撮像ユニットが駆動されていないときには撮像ユニットは支持部材によって本体側部材に対して固定されるので、本体側部材と撮像ユニットとの相対的位置関係を適切に維持することが容易である。さらに、撮像ユニットに揺れ検知手段が設けられており、当該揺れ検知手段によって検出された揺れを打ち消す向きに撮像ユニットが移動されて撮像ユニットに対する手振れの影響が抑制されるので、簡易な制御系で手振れ補正を行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<構成概要>
図1は、第1実施形態に係る手振れ補正システム10Aが組み込まれた携帯電話1Aを示す側面図である。この携帯電話1Aは、通信機能を有するとともに撮影機能をも有しており、通信装置としてだけでなく撮影装置としても機能する。
図1に示されるように、携帯電話1Aは、LCD等で構成される表示部71と各種のキーで構成される入力部72とを本体表面に備えている。また、図1の破断部分においては、携帯電話1Aの内部の様子が示されている。この破断部分等に示されるように、携帯電話1Aは、手振れ補正システム10Aを内蔵している。
図2は、手振れ補正システム10Aに含まれる要素をより詳細に示す図である。図2に示すように、手振れ補正システム10Aは、略円筒形状の撮像ユニット9と、撮像ユニット9の外径よりも大きな内径を有する略円筒形状の本体側部材(筐体側部材とも称する)12とを備えている。なお、図2は側面図であるため、撮像ユニット9および本体側部材12はいずれも図2において直方体形状で示されているが、正面側から見ると撮像ユニット9および本体側部材12はいずれも略円形状を有している。
撮像ユニット9は、撮影レンズ3と絞り4と撮像素子5とフォーカスアクチュエータ6と絞りアクチュエータ7と揺れ検知センサ8とを備えている。これらの撮影レンズ3と絞り4と撮像素子5とフォーカスアクチュエータ6と絞りアクチュエータ7と揺れ検知センサ8とは、いずれも撮像ユニット9に固定されて設けられている。撮影レンズ3は、1枚又は複数のレンズによって構成される。撮影レンズ3を通った被写体の光像(被写体像)は、撮像素子5に結像される。撮像素子5は、カラーフィルタがそれぞれ付された微細な画素群を有しており、例えばRGBの色成分を有する画像信号に光電変換する。撮像素子5としては、例えばCCDあるいはCMOSなどが用いられる。また、フォーカスアクチュエータ6は、撮影レンズ3のフォーカスレンズを移動させることによって被写体を合焦状態にすることが可能であり、絞りアクチュエータ7は、絞り4の羽根を駆動することによって、絞り4の絞り具合を調整することが可能である。また、揺れ検知センサ8は、撮像ユニット9に固定され、撮像ユニット9の揺れを検知する。
本体側部材12は、一端面が開放された略円筒形状を有する部材12a、および部材12aにおける開放面を塞ぐように設けられたカバーガラス12bなどで構成されている。この本体側部材12は、携帯電話1Aの装置本体側に固定される部材であり、詳細には、部材12aが携帯電話の本体に固定されている。また、透光性を有するカバーガラス12bは、外部から撮像ユニット9への異物の進入を防ぐ役割を有するとともに、被写体からの光像を透過させ撮影レンズ3を介して撮像素子5へと導く役割とを有している。
また、手振れ補正システム10Aは、略円柱形状を有する弾性支持部材11aをさらに備えている。弾性支持部材11aは、撮像ユニット9と本体側部材12との間に設けられる。弾性支持部材11aの一方の端面は撮像ユニット9に固定されるとともに、他方の端面は本体側部材12に固定される。このように、撮像ユニット9は、基本的には、弾性支持部材11aによって本体側部材12に固定されている。
ただし、撮像ユニット9は、弾性を有する弾性支持部材11aによって支持されているため、後述する駆動部16による駆動力が付与された場合には、撮像ユニット9は、X軸周りの回転方向(ピッチ方向)に移動すること、およびY軸周りの回転方向(ヨー方向)に移動することが可能である。具体的には、弾性支持部材11aによる保持力よりも大きな力が駆動力として加えられることによって、撮像ユニット9は本体側部材12に対して所定の回転軸(X軸に平行な軸およびY軸に平行な軸)を中心に揺動することが可能である。
したがって、後述するように、携帯電話1Aの本体が手振れ等によって揺れた場合でも、揺れ検知センサ8により検出された揺れを打ち消す向きに(言い換えれば、検出された揺れと逆向きに)撮像ユニット9を移動させることによって、手振れを補正することが可能になる。
このように、撮像ユニット9は、駆動部16(後述)によって駆動されていないときには本体側部材12に対して固定されている一方で、駆動部16による駆動力が付与されたときには本体側部材12に対して相対移動することが可能となっている。すなわち、撮像ユニット9は、適度の強度で支持(保持)されている。
言い換えれば、弾性支持部材11aは、駆動部16によって撮像ユニット9が駆動されていないときには撮像ユニット9を本体側部材12に対して固定し、且つ、駆動部16による駆動力が付与されたときには撮像ユニット9の本体側部材12に対する相対移動を許容するように、撮像ユニット9を支持している。端的に言えば、弾性支持部材11aは、撮像ユニット9を本体側部材12に対して固定的に支持している。
なお、図1および図2においては、XYZ直交座標系を設定している。X軸は水平方向を示し、Y軸は鉛直方向を示し、Z軸はX軸およびY軸の双方に直交する方向を示している。以下、適宜、このXYZ座標系を参照しつつ説明を行う。
<手振れ補正システムの駆動系の詳細>
図2に示すように、手振れ補正システム10Aは、撮像ユニット9を駆動するための駆動部16を有している。詳細には、X軸周りの回転方向(ピッチ方向)に撮像ユニット9を駆動するための駆動部16Pと、Y軸周りの回転方向(ヨー方向)に撮像ユニット9を駆動するための駆動部16Y(図5参照)とを有している。言い換えれば、駆動部16Pは撮像ユニット9をピッチ方向に回転駆動させることが可能であり、駆動部16Yは撮像ユニット9をヨー方向に回転駆動させることが可能である。駆動部16P,16Yを用いて、ピッチ方向およびヨー方向に回転駆動することによって、撮像ユニット9の揺れを補正すること、すなわち手振れを補正することが可能になる。
駆動部16Pは、バイアスバネ14a(弾性部材)と駆動部材15aとを有している。
バイアスバネ14aの一端は撮像ユニット9の外周面下部に固定され、他端は本体側部材12の下側内面に固定されている。バイアスバネ14aは、自然長から伸びた状態で設けられており、ピッチ方向において、撮像ユニット9と本体側部材12とを相互に接近させる力を付与する。
また、駆動部材15aは、形状記憶合金(Status Memory Alloy、以下、「SMA」とも略記する)を用いて形成された棒状の部材である。駆動部材15aの一端は撮像ユニット9の外周面上部に固定され、他端は本体側部材12の上側内面に固定されている。駆動部材15aは、後述するように、電流印加による発熱量に応じて伸縮し、撮像ユニット9をピッチ方向に駆動する。
このように、ピッチ方向における撮像ユニット9の一端側に、本体側部材12および撮像ユニット9の双方に対して固定された駆動部材15aが設けられ、ピッチ方向における撮像ユニット9の他端側に、本体側部材12および撮像ユニット9の双方に対して固定されたバイアスバネ14aが設けられている。
駆動部16Yも、駆動部16Pと同様の構成を有している。図2には示していないが、撮像ユニット9をヨー方向に駆動することを可能にするため、駆動部16Yは、バイアスバネ14b(不図示)と駆動部材15b(不図示)とを有している。バイアスバネ14bはバイアスバネ14aと同様の構成を有しており、駆動部材15bは駆動部材15aと同様の構成を有している。
詳細には、バイアスバネ14bの一端は撮像ユニット9の外周面左側(紙面手前側)に固定され、他端は本体側部材12の左側内面に固定されている。バイアスバネ14bは、自然長から伸びた状態で設けられており、ヨー方向において、撮像ユニット9と本体側部材12とを相互に接近させる力を付与する。また、駆動部材15bの一端は撮像ユニット9の外周面右側(紙面奥側)に固定され、他端は本体側部材12の右側内面に固定されている。駆動部材15bは、後述するように、電流印加による発熱量に応じて伸縮し、撮像ユニット9をヨー方向に駆動する。
以下では、駆動部16Pについての駆動原理について説明する。なお、説明の重複を避けるために省略するが、もう1つの駆動部16Yについても同様である。
図3は、SMAに対する印加電流とSMAで形成された駆動部材15aの伸縮程度との関係を示す図であり、図4は、撮像ユニット9の各駆動状態について説明する図である。
図3に示すように、SMAに対して電流が印加されていない状態(非通電状態)では、SMAは記憶温度よりも低くなり変形しやすい状態(柔らかい状態)となるため、駆動部材15aはバイアスバネ14aに引っ張られて伸びる。その結果、非通電状態では、図4(a)に示すように、撮像ユニット9は、そのカバーガラス12bの主面(+Z側)が右下を向いて傾いた状態となる。その後、印加電流を増加させるとSMAが発熱し記憶温度に近づくにつれて、(比較的収縮されていた)記憶状態に復帰しようとするため駆動部材15aは縮み、撮像ユニット9が本体側部材12に対して所定の回転軸(例えばX軸に平行な軸RX)を中心に反時計回りに徐々に回転する。そして、印加電流が所定の値になった時点で、図4(b)に示すように、撮像ユニット9は、撮影レンズ3の光軸AXがZ軸に平行となるような、中立位置(基準位置)に移動する。また、印加電流をさらに増加させると駆動部材15aがさらに縮むため、図4(c)に示すように、撮像ユニット9のカバーガラス12bの主面(+Z側)が今度は右上を向いて傾いた状態となる。
逆に、図4(c)の状態から印加電流を減少させていくと、撮像ユニット9が本体側部材12に対して時計回りに徐々に回転し、図4(b)の状態を経て、図4(a)の状態へと移行する。
このように、SMAで形成された駆動部材15aに対する印加電流の大きさを制御することによって、撮像ユニット9をピッチ方向の正方向および負方向のいずれにも駆動することができる。
また、手振れ補正用の駆動可能範囲を大きくするため、撮影時においては所定の電流を印加し、撮像ユニット9が中立位置(ないし「基準位置」とも称する)(図4(b)参照)に存在する状態となるようにしておくことが好ましい。
なお、図3に示すように、SMAの伸縮特性にヒステリシスが存在する場合には、制御系において、このようなヒステリシスを補償するような入力電圧等を定めればよい。
<手振れ補正処理>
つぎに、この手振れ補正システム10Aにおける手振れ補正の原理および制御系について説明する。
上述したように、撮像素子5および揺れ検知センサ8はいずれも撮像ユニット9側に設けられている。したがって、この揺れ検知センサ8により検知される揺れがゼロになるように(揺れを打ち消すように)、撮像ユニット9を本体側部材12に対して相対的に駆動することによれば、撮像素子5による撮影画像における手振れを補正することができる。
以下では、手振れ補正制御についてより詳細に説明する。
図5は、携帯電話1Aにおける、撮像処理と手振れ補正とに関する制御系の概要を示す図である。図5に示すように、撮像ユニット9に設けられた揺れ検知センサ8は、撮像ユニット9の揺れを検出する。具体的には、揺れ検知センサ8は、ピッチ方向における撮像ユニット9の角速度(詳細には、慣性角速度(対地角速度))を検出するジャイロセンサ(角速度センサ)8aと、ヨー方向における撮像ユニット9の角速度を検出するジャイロセンサ8bとを有している。
揺れ検知センサ8の各ジャイロセンサ8a,8bからの出力信号は、揺れ検出回路30cにおいて増幅され且つフィルタリング処理が施された上で、撮像ユニット9の「揺れ」を示す信号として検出され、コントローラ30aに入力される。
コントローラ30aはマイクロコンピュータで構成される。このマイクロコンピュータ内で所定のソフトウエアプログラムが実行されることによって、角度検出部31と目標角度設定部32と現在角度算出部33と最適制御値演算部34と制御値出力部35とを含む各処理部の機能が実現される。なお、角度検出部31と目標角度設定部32と現在角度算出部33と最適制御値演算部34とは、ゼロメソッド制御部30bを構成する。ゼロメソッド制御部30bは、揺れ検知センサ8によって検知される揺れがゼロになるように撮像ユニット9を駆動する制御系である。
コントローラ30aは、揺れ検出回路30cによって検出された揺れを打ち消す向きに撮像ユニット9を駆動させるための制御指令値を、ゼロメソッド制御部30bおよび制御値出力部35を用いて生成し、駆動回路(ドライバ)30dに出力する。そして、駆動回路30dは、コントローラ30aからの制御指令値に基づいて駆動部16を駆動する。これによって、撮像ユニット9は本体側部材12に対して相対的に駆動され、手振れが補正される。
また、図5に示すように、携帯電話1Aには、撮像素子5にて取得された画像を扱う処理部として、A/D変換部21、画像処理部22および画像メモリ23が設けられている。すなわち、撮像素子5にて取得されたアナログ信号の画像は、A/D変換部21にてデジタル信号に変換され、画像処理部22にて所定の画像処理がなされた後、画像メモリ23に一時的に格納される。画像メモリ23に格納された画像は、記録用画像としてメモリカード90へ記録されたり、ライブビュー表示用画像として表示部71に表示されることとなる。このように、画像処理部22等によって、撮像素子5からの出力信号に基づいて画像データが生成される。画像生成に関する各種処理もコントローラ30aの制御に基づいて行われる。
また、シャッタボタン(レリーズボタンとも称する)29は、2段階の押し込み式のボタンとして構成されている。コントローラ30aは、シャッタボタン29が半押し状態(状態S1とも称する)にまで押し込まれたときに、AF処理およびAE処理を開始する。また、コントローラ30aは、シャッタボタン29がさらに全押し状態(状態S2とも称する)にまで押し込まれたときには、記録用画像を撮影するための露光動作を行う。また、コントローラ30aは、全押し状態S2になった時点で(全押し状態S2を検出する信号に応答して)、本撮影指示が入力されたとみなすとともに、手振れ補正制御の開始指示が入力されたものとみなし、後に詳述する手振れ補正制御を開始するものとする。なお、これに限定されず、シャッタボタン29以外の入力操作に応じて、手振れ補正制御を開始するようにしてもよい。また、手振れ補正制御は、撮影開始の指示入力時点だけでなく、撮影準備の開始指示時点(半押し状態S1になった時点)からの開始されるようにしてもよい。
本実施形態における手振れ補正を行うことによれば、記録用画像の露光中における光像の位置変化を最小限にとどめることによって、手振れの影響が軽減された画像を得ることが可能になる。
図6は、ゼロメソッド制御部30bを中心とする、コントローラ30a内での詳細動作を示す図である。
角度検出部31は、各ジャイロセンサ8a,8bによって検出されたピッチ方向およびヨー方向の各角速度ωp,ωyを積分することによって、ピッチ方向およびヨー方向における回転変位(角度)θp,θyを算出する。算出された角度θp,θyは、目標角度設定部32と現在角度算出部33とに入力される。なお、角速度ωp,ωyは地面を基準にした角速度(対地角速度)であり、角度θp,θyは地面を基準にした角度(対地角度)である。
目標角度設定部32は、サーボ制御系における目標角度θpd,θydを設定する。ここでは、目標角度設定部32は、シャッタボタン29の押下時点(全押し状態S2)での撮像ユニット9の変位を、目標角度θpd,θydとして設定するものとする。すなわち、シャッタボタン29の押下時点(手振れ補正開始指示の入力時点)における撮像ユニット9の変位が目標変位(角度)として設定される。この結果、この目標変位を維持するように撮像ユニット9が駆動されて、撮像ユニット9の手振れ補正処理が行われることになる。なお、シャッタボタン29の押下時点において各角度θp,θyをリセットすれば、目標角度(θpd,θyd)は(0,0)となる。
現在角度算出部33は、角度検出部31によって算出された角度値から現在角度を求める。角度検出部31によって算出された角度値をそのまま現在角度として決定すれば十分であるが、必要に応じて適宜、その値を修正するようにしてもよい。
最適制御値演算部34は、目標角度(θpd,θyd)と現在角度(θp,θy)との差分値((θpd−θp),(θyd−θy))を求めて比例ゲインを乗じるとともに、2段階の微分要素による制御を加え、ローパスフィルタを通した上で更に適宜のゲインを乗じて制御指令値を決定する。すなわち、揺れ検知センサ8(ジャイロセンサ8a,8b)によって検出された角速度を一旦角度に変換した上で、角度の次元と、(角度を一階微分した)角速度の次元と、(角度を二階微分した)加速度の次元との3つの次元において、フィードバック制御を行う。SMAを用いた駆動系は、電流印加による発熱段階、加速度発生に起因する速度発生段階、速度発生に起因する変位発生段階を有しているため、3次遅れの系となる。したがって、フィードバック制御(サーボ制御系)をより良好に行うためには、このように、180度(2次)以上の位相進み要素(微分要素)を加えることが好ましい。
なお、ここでは、ジャイロセンサ8a,8bからの出力信号を一旦積分して角度値に変換した上で角度を制御量とするPD制御(より詳細には、微分要素として一階微分の微分要素のみならず二階微分の微分要素をも有するPD制御)を行っているが、これに限定されず、角速度を制御量とするPID制御を行うようにしてもよい。具体的には、角速度の現在値と目標値との差にゲインを乗じた値と、角速度の積分値(すなわち角度の次元の値)に関する現在値と目標値との差にゲインを乗じた値と、角速度の微分値(すなわち角加速度の次元の値)に関する現在値と目標値との差にゲインを乗じた値とを加算した値を制御指令値として算出するようにしてもよい。
また、図6にも示すように、最適制御値演算部34によって算出された制御指令値は、制御値出力部35に入力される。制御値出力部35は、最適制御値演算部34によって算出された制御指令値と撮像ユニット9を基準位置(図4(b)参照)に保持するための値とを加算した値を、コントローラ30aからの出力値Vinとして駆動回路30dへと出力する。
図7に示すように、駆動回路30dは、入力された電圧Vinと参照電圧Vrefとの差に基づいて、SMAを駆動するための出力電圧VM+を決定する。なお、駆動回路30dは、ピッチ方向とヨー方向との両方向についての制御を行うため、実際には2チャンネル分の回路を有しているが、ここでは図示の簡略化のため、1チャンネル分のみを例示する。
図8は、駆動回路30dの入出力特性を示す図である。図8において、横軸は、入力電圧Vinと参照電圧Vrefとの差(Vin−Vref)を示し、縦軸は、出力電圧VM+を示している。例えば、参照電圧Vrefが2.5ボルトであり、入力電圧が3.5ボルトのときには、両者の差の1ボルトに対して所定のゲインGを乗じた値(この場合はG)が、駆動回路30dから算出される。駆動回路30dは、コントローラ30aからの制御指令値Vinに基づいて駆動部16を駆動し、これによって、撮像ユニット9は本体側部材12に対して相対的に駆動され、手振れによる撮像ユニット9の揺れが補正される。なお、図8に示されるように、差分値(Vin−Vref)が負になるときには、駆動部材15aに対する印加電流はゼロとなる。
図9は、上述の制御の流れを示すフローチャートである。なお、このフローチャートの開始時点よりも前の所定の時点(例えば、被写体確認用のライブビュー表示が開始された時点)から、撮像ユニット9は駆動部16を用いた駆動によって基準位置(図4(b)参照)に移動されているものとする。この移動後の状態においても、撮像ユニット9は、弾性支持部材11aによって本体側部材12に対して固定された状態となっている。
上述したように、ボタン操作等に応答して手振れ制御が開始(ステップSP11)されると、手振れ制御開始時の角度が取り込まれ(ステップSP12)、目標角度(θpd,θyd)として設定される(ステップSP13)。以後、各時点の角度(θp,θy)がこの目標角度(θpd,θyd)に近づくようにフィードバック制御が行われる。
具体的には、各時点において現在角度が取り込まれ(ステップSP14)、目標角度と現在角度との差分値(Δθp,Δθy)=(θpd−θp,θyd−θy)が算出され(ステップSP15)、当該差分値等に基づいて制御指令値が算出される(ステップSP16)。制御指令値は上述したようにして算出される。
そして、このような動作が繰り返されることによって、手振れ補正が実現される。その後、所定時間が経過したことおよび/または揺れが所定の基準値以下に収まったことなどの条件が満たされたと判定(ステップSP17)された時点で、記録画像の露光動作、並びに画像データの生成および記録動作等が行われる(ステップSP18)。
以上のように、駆動部16によって撮像ユニット9が駆動されていないときには撮像ユニット9は弾性支持部材11aによって本体側部材に対して固定されるので、本体側部材12と撮像ユニット9との相対的位置関係を適切に維持することが容易である。例えば、手振れ補正のための駆動力を与えないときにも撮像ユニットを容易に静止状態とすることができる。そして、揺れ検知センサ8により検出された揺れを打ち消す向きに撮像ユニット9が移動されて撮像ユニット9の手振れが補正されるので、簡易な制御系で手振れ補正を行うことができる。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。上記第1実施形態においては、SMAとバイアスバネとを組み合わせた駆動系を用いる場合を例示したが、この第2実施形態においては、SMAを2つ組み合わせた駆動系を用いる場合を例示する。
第1実施形態におけるSMAとバイアスバネとを組み合わせた駆動系においては、SMAが縮む向きには比較的高い応答性を有する制御が可能であるのに対して、SMAが伸びる向きにおける応答性は、バイアスバネの強さにもよるが、比較的低くなってしまう。SMAは、伸びる向きよりも縮む向きに、比較的高速に変位することが可能だからである。
これに対して、この第2実施形態のように、SMAを2つ組み合わせた駆動系を用い、2つのSMAのそれぞれが縮む力を利用して他方のSMAを伸ばすことによって、所定の回転方向における両方の向きにおいて比較的高い応答性を確保することが可能になる。
図10は、第2実施形態に係る携帯電話1Bに用いられる手振れ補正システム10Bを示す図である。第2実施形態に係る携帯電話1Bは、手振れ補正システム10Aの代わりに手振れ補正システム10Bを備える点で、第1実施形態に係る携帯電話1Aと相違する。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
手振れ補正システム10Bは、2つの駆動部18P,18Y(不図示)を有している。駆動部18Pは、ピッチ方向における駆動を行う点で、駆動部16Pと類似し、駆動部18Yは、ヨー方向における駆動を行う点で、駆動部16Yと類似している。ただし、駆動部18Pは、バイアスバネ14aの代わりに駆動部材17aを有している点で、駆動部16と相違する。同様に、駆動部18Yは、バイアスバネ14bの代わりに駆動部材17b(不図示)を有している点で、駆動部16Yと相違する。
駆動部18Pと駆動部18Yとは同様の構成を有しているので、重複説明を避けるため、以下では一方の駆動部18Pについてのみ詳細に説明する。
駆動部18Pは、駆動部材15aに加えて、同様の部材である駆動部材17aを、撮影レンズ3の光軸AXに対して対称となる位置に有している。駆動部材17aの一端は撮像ユニット9の外周面下部に固定され、他端は本体側部材12の下側内面に固定されている。このように、本体側部材12と撮像ユニット9との双方に対して固定された駆動部材15a,17aが、ピッチ方向において撮像ユニット9の両側にそれぞれ1つずつ設けられている。
以下では、駆動部18Pについての駆動原理について説明する。
図11は、SMAに対する印加電流と撮像ユニット9の変位との関係を示す図である。なお、以下の説明では、図4も適宜参照するが、図4におけるバイアスバネ14aの代わりに駆動部材17aが設けられていることを前提とする。
一方の駆動部材17aのSMA(SMAbとも表す)に比較的大きな電流(例えば印加電流の上限値)を印加し他方の駆動部材15aのSMA(SMAaとも表す)に電流を印加しないようにする場合を想定する。この場合には、駆動部材17aは加熱されて縮み、駆動部材15aは比較的低い温度となり伸びやすい状態となる。したがって、駆動部材17aの収縮力によって駆動部材15aが伸ばされた状態となる(図4(a))。
この状態から、今度は、駆動部材17aのSMAに対する印加電流をゼロに設定し駆動部材15aのSMAに対する印加電流を増加させていく。すると、駆動部材17aが比較的伸びやすい状態になった上で駆動部材15aの収縮力が増加していくため、撮像ユニット9が本体側部材12に対して所定の回転軸(例えばX軸に平行な軸RX)を中心に反時計回りに徐々に回転する。そして、或る時点で両駆動部材15a,17aの長さが同一となり、図4(b)に示すように、撮像ユニット9は、撮影レンズ3の光軸AXがZ軸に平行となるような、中立位置に移動する。そして、駆動部材15aのSMAに対する印加電流をさらに増加させると、駆動部材15aがさらに縮み駆動部材17aがさらに伸びるため、図4(c)に示すように、撮像ユニット9の入射面側が今度は右上に傾くことになる。
逆に、図4(c)の状態から、駆動部材15aのSMAに対する印加電流をゼロに設定した上で、駆動部材17aのSMAに対する印加電流を徐々に増加させていくと、撮像ユニット9が本体側部材12に対して時計回りに徐々に回転し、図4(b)の状態を経て、図4(a)の状態へと移行する。
したがって、SMAで形成された駆動部材15a,17aに対する印加電流の大きさを制御することによって、撮像ユニット9をピッチ方向の正方向および負方向のいずれにも駆動することができる。
このような駆動系を用いた場合であっても、上記と同様に、撮像ユニット9に設けた揺れ検知センサ8によって検出された揺れを打ち消す向きに撮像ユニット9を本体側部材12に対して移動させることによって、手振れを補正することが可能になる。
図12および図13は、上記のような駆動を実現する駆動回路(ドライバ)30dの詳細動作を示す図である。図12は、駆動回路30dに対する入出力の接続を示す図であり、図13は、駆動回路390dの入出力特性を示す図である。
図12に示すように、駆動回路30dは、入力された電圧Vinと参照電圧Vrefとの差に基づいて、駆動部材15a(SMAa)を駆動するための出力電圧VM+を決定するとともに、駆動部材17a(SMAb)を駆動するための出力電圧VM−を決定する。なお、駆動回路30dは、ピッチ方向とヨー方向との両方向についての制御を行うため、実際には2チャンネル分の回路を有しているが、図示の簡略化のため、1チャンネル分のみを例示する。
図13は、駆動回路30dの入出力特性を示す図である。図8において、横軸は、入力電圧Vinと参照電圧Vrefとの差(Vin−Vref)を示し、縦軸は、出力電圧VM+,VM−を示している。
例えば、参照電圧Vrefが2.5ボルトであり、入力電圧が3.5ボルトのときには、両者の差の1ボルトに対して所定のゲインGを乗じた値が、駆動部材15a(SMAa)に対する出力値VM+として出力される。このとき、図13に示されるように、もう一方の駆動部材17a(SMAb)に対する出力値VM−はゼロとなる。
また、参照電圧Vrefが2.5ボルトであり、入力電圧が1.5ボルトのときには、両者の差の「−1」ボルトに対して所定のゲインGを乗じた値が、駆動部材17a(SMAb)に対する出力値VM−として出力される。このとき、図13に示されるように、もう一方の駆動部材15a(SMAa)に対する出力値VM+はゼロとなる。
駆動回路30dは、コントローラ30aからの制御指令値Vinに基づいて駆動部16を駆動し、これによって、撮像ユニット9は本体側部材12に対して相対的に駆動され、手振れによる撮像ユニット9の揺れが補正される。
特に、上述したように、2つのSMAのそれぞれが縮む力を利用して他方のSMAを伸ばすことができる。より詳細には、各SMAは、収縮時にバネ力よりも強い力を発生することができるため、各SMAは、その比較的強い収縮時の力を利用して、撮像ユニット9の変位(ここでは回転角度)を比較的高速に変化させることができる。したがって、所定の回転方向における両方の向きにおいて比較的高い応答性を確保することが可能になる。
<3.第3実施形態>
次に第3実施形態に係る携帯電話1Cについて説明する。この携帯電話1Cは、上述の手振れ補正システム10Aに代えて、手振れ補正システム10Cを備える点で第1実施形態等と相違する。
上記第1および第2実施形態においては、揺れ検知センサとして、ジャイロセンサを用いる場合を例示したが、この第3実施形態においては、揺れ検知センサとして、画像式センサ8Cを用いる場合について例示する。
また、上記各実施形態においては、撮像ユニット9が本体側部材12に対して弾性支持部材11aを用いて固定的に支持されている場合を例示したが、この第3実施形態においては、本体側部材であるベース板51(後述)に対して、撮像ユニット9Cが摩擦力(特に静止摩擦力)を用いて固定的に支持される場合を例示する。
さらに、上記各実施形態においては、SMAを用いたアクチュエータ等を用いて撮像ユニット9と本体側部材12との相対移動を実現する場合を例示したが、この第3実施形態においては、インパクトアクチュエータ(SIDM:Smooth Impact Drive Mechanism、とも称する)を用いて撮像ユニット9Cとベース板(本体側部材)51との間の相対移動を実現する場合を例示する。
また、上記各実施形態においては、回転方向(詳細には、ピッチ方向およびヨー方向)における駆動を実現する場合を例示したが、この第3実施形態においては、並進方向(詳細には、X方向およびY方向)における駆動(並進駆動)を実現する場合を例示する。
以下では、第1実施形態との相違点を中心に、第3実施形態に係る携帯電話1Cについて説明する。
図14、図15および図16は、携帯電話1Cに設けられた手振れ補正システム10Cの概要を示す図である。図14は、手振れ補正システム10Cを概念的に示す構成図であり、図15は、手振れ補正システム10Cの撮像ユニット9Cの概要構成を示す斜視図である。また、図16はスライド駆動機構50の詳細を示す組み立て斜視図である。なお、図14〜図16においては、図示の簡略化のため、各構成要素を適宜省略して示している。例えば、図16においては、撮像ユニット9Cの図示を省略している。
図14に示すように、手振れ補正システム10Cは、撮像ユニット9Cと、装置本体に対する撮像ユニット9Cの相対的な並進運動を実現するスライド駆動機構50とを備えている。
また、図15に示すように、撮像ユニット9Cは、撮像基板91上に、撮像素子5と撮影レンズ3と揺れ検知センサ8Cとを有している。
また、図14および図16に示すように、スライド駆動機構50は、装置本体(ここでは、携帯電話1Cの本体)に固設されるベース板51と、ベース板51に対してX軸方向に移動する第1スライダ52と、第1スライダ52に対してY軸方向に移動する第2スライダ53との3つの部材を備えて構成される。また、第2スライダ53の+Z側主平面には、撮像ユニット9Cが固定されて配置される。詳細には、撮像ユニット9C上の撮影レンズ3、撮像素子5、および揺れ検知センサ8Cが被写体側(+Z側)に配置された状態で、撮像ユニット9Cの撮像基板91が第2スライダ53の+Z側主平面に固定される。
撮像ユニット9Cは、このようなスライド駆動機構50によりZ軸に直交するXY平面内にて移動することが可能であるとともに、+Z側の被写体を撮影することが可能である。
以下では、図16を参照しながら、このスライド駆動機構50についてさらに詳細に説明する。
ベース板51は、撮影レンズ3からの入射光が通過可能となるように中央部が開口しており、X軸方向に延設される第1アクチュエータ511、および、スプリング55を掛けるための第1スプリング掛け512を備えている。第2スライダ53は、Y軸方向に延設される第2アクチュエータ531、および、剛球54をZ軸方向両面に遊嵌する剛球受け532を備えている。また、第1スライダ52は、第1アクチュエータ511と対向する位置に第1摩擦結合部521、および、第2アクチュエータ531と対向する位置に第2摩擦結合部522がそれぞれ設けられ、さらに、第1スプリング掛け512と対向する位置に第2スプリング掛け523が設けられる。
第1アクチュエータ511および第2アクチュエータ531はそれぞれ、圧電素子と延設方向に駆動可能な駆動ロッドとを備えており、圧電素子に印加される駆動パルスに応じた量および向きに駆動ロッドが移動するようになっている。
このスライド駆動機構50が組み上げられるときには、第1アクチュエータ511の駆動ロッドと第1摩擦結合部521とが摩擦結合され、第2アクチュエータ531の駆動ロッドと第2摩擦結合部522とが摩擦結合される。また、ベース板51と第1スライダ52とは、スプリング55によって相互に接近する向きに付勢される。このとき、第2スライダ53は、ベース板51と第1スライダ52とに剛球54を介して挟み込まれた状態とされる。これにより、Z軸正方向側から負方向側に向かって、ベース板51、第2スライダ53、第1スライダ52の順に重なって、これら部材51,53,52が配置されることとなる。
このようなスライド駆動機構50が組み上げられた状態で、第1アクチュエータ511の駆動ロッドが緩速で移動すると、これに摩擦結合する第1摩擦結合部521により第1スライダ52がベース板51に対してX軸方向に移動する。このとき、第1スライダ52の移動にあわせて第2スライダ53もベース板51に対してX軸方向に移動する。第1アクチュエータ511の駆動ロッドが急速に移動すると、慣性により第1スライダ52は停止する。また、第2アクチュエータ531の駆動ロッドが緩速で移動すると、これに摩擦結合する第2摩擦結合部522により第2スライダ53が第1スライダ52に対してY軸方向に移動する。このとき、第1スライダ52のベース板51に対する移動はなされないため、第2スライダ53は単独でベース板51に対してY軸方向に移動することとなる。第2アクチュエータ531の駆動ロッドが急速に移動すると、慣性により第2スライダ53は停止する。つまり、各圧電素子に与えられる駆動パルスによって各駆動ロッドが速度の異なる往動および復動(振動)を行うことにより、第2スライダ53がX軸および/またはY軸方向に移動することとなる。
また、スプリング55の付勢力等によってZ方向における垂直抗力が比較的大きな値となるため、アクチュエータ511と第1摩擦結合部521との静止摩擦力も比較的大きな値となる。同様に、アクチュエータ531と第2摩擦結合部522との静止摩擦力も比較的大きな値となる。したがって、装置全体に揺れが生じた場合において、摩擦結合における摩擦力(静止摩擦力)が慣性力および重力よりも大きくなり、各アクチュエータ511,531によって各部材が駆動されていないときには、撮像ユニット9Cは、第2スライダ53と第1スライダ52とを介してベース板51に対して固定されることになる。言い換えれば、撮像ユニット9Cはベース板51に対して静止摩擦力によって相対的に移動しないように保持される。
この結果、装置本体が手振れによって揺れている場合、各アクチュエータ511,531による非駆動時においては、撮像ユニット9Cには、装置本体と同様の揺れが生じることになる。
この揺れは揺れ検知センサ8C(図15参照)によって検出される。図15に示すように、揺れ検知センサ8Cは、画像式の揺れ検知センサであり、揺れ検知用のレンズ(レンズユニット)81と、揺れ検知用の撮像素子82とを有している。また、揺れ検知センサ8Cは、撮影レンズ3および撮像素子5と同様に、撮像ユニット9Cの撮像基板91に固定されている。そのため、揺れ検知センサ8Cによって検出された揺れは、撮像素子5に生じる揺れと同じ揺れとなる。したがって、この揺れ検知センサ8Cを用いることによって、撮像ユニット9C(撮像素子5)の揺れを検知することが可能である。
図17は、画像式の揺れ検出動作の一例を説明する図である。詳細には、図17に示すように、撮像素子82によって微小時間間隔ΔTで連続的に取得される複数の画像(たとえば2つの画像)を比較することによって、画像の揺れを検出する。
たとえば、時刻T1における取得画像G1と時刻T2(=T1+ΔT)における取得画像G2とをパターンマッチング技術を用いて比較する。詳細には、2つの画像G1,G2を各方向(例えば8方向)に各所定量(例えば、1画素および2画素)ずつずらして重ね合わせた場合ごとに、2つの画像における対応画素間の画素値の差(|P1−P2|)を全て(または一部)の画素について加算した総和E(=Σ|P1−P2|)を算出する。そして、その総和Eを最も小さくするような「ずれ方向」と「ずれ量」との組合せに対応する「ずれ」を、2つの画像G1,G2相互間での「ずれ」、言い換えれば、時刻Tと時刻(T+ΔT)との相互間での「ずれ」であるとして検出すればよい。例えば、16種類(=8種類の「ずれ方向」×2種類の「ずれ量」)の組合せのそれぞれについて評価値(総和)Eを求め、これらの組合せの中から、その評価値Eが最も適切な(総和Eが最小となる)組合せを選択する。この選択された組合せに対応する「ずれ」が、2つの画像G1,G2相互間での「ずれ」として求められる。
なお、揺れ検知センサ8Cによる撮影画像を用いるのではなく撮像素子5による撮影画像を用いることによっても撮像ユニット9Cの揺れを検知することが可能ではある。ただし、ここでは、揺れ検出処理の高速化等を図るため、揺れ検知センサ8Cを撮像素子5とは別個に設けるものとする。
また、撮影環境が低輝度のときにも比較的大きな光量を撮像素子82に到達させるため、レンズ81は比較的明るいFナンバーを有するものであることが好ましい。さらに、撮影環境が低輝度のときにも比較的大きな光量を得るため、撮像素子82は比較的大きな開口率を有するものであることが好ましい。また、撮像素子82は、より高い周波数の揺れを検出することを可能にするため、高速読み出しによって読出時間を短縮することが可能なタイプおよび/または読み出し対象領域を限定して読出時間を短縮することが可能なタイプのものとすることが好ましい。
さて、前述したように、ベース板51は装置本体に固設され、撮像ユニット9Cは第2スライダ53に固設され、さらにスライド駆動機構50はXY方向における駆動用のアクチュエータ511,531を備えている。そして、スライド駆動機構50は、アクチュエータ511,531を用いて静止摩擦力よりも大きな駆動力を与えることによって、撮像ユニット9Cを装置本体に対してXY平面内にて相対的に駆動することが可能である。すなわち、手振れ補正システム10Cは、撮像ユニット9Cを駆動する駆動系として、アクチュエータ511,531などによって構成された並進駆動系を有している。
また、前述したように、揺れ検知センサ8Cは撮像素子5と同様に撮像ユニット9Cに固設されている。したがって、揺れ検知センサ8Cによって検出された揺れを打ち消す向きに、撮像ユニット9Cをベース板51(本体側部材)に対して相対移動させることによって、撮像ユニット9Cに固設された撮像素子5の揺れを補正することが可能になる。
このような揺れを軽減するための手振れ補正の制御系としては、上記第1および第2実施形態と同様の制御系を用いればよい。
以上のようにして、撮像ユニット9Cに固設された揺れ検知センサ8Cによって、撮像ユニット9Cの揺れを検出し、その揺れ検知センサ8Cによって検出された「揺れ」を打ち消す向きに撮像ユニット9Cを本体側部材(ベース板51)に対して駆動することによって、手振れを防止することが可能である。また、非駆動時においては摩擦力によって撮像ユニット9Cはベース板51に対して相対移動しないように固定されているため、比較的容易に位置決めを行うことが可能である。
ただし、この手振れ補正システム10Cにおいて、より正確な位置決めを行うためには、位置センサを用いて撮像ユニット9Cの本体側部材(ベース板51)に対する相対位置を求めることが好ましい。なお、その場合でも、手振れ補正後に基準位置に戻すための制御などに位置検出値を用いるだけで済み、手振れ補正の制御系には必ずしもこの位置検出値を用いることを要しない。したがって、手振れ補正の制御系としては、位置検出値を加えることなく、揺れ検知センサ8Cによる揺れをゼロにするような比較的容易な制御系を用いればよいことになる。また、この場合、位置センサは必ずしも広い範囲にわたってリニアリティを有するものであることを要さず、基準位置への復帰が可能となるように、基準位置付近でのリニアリティが高いものであれば十分である。そのため、手振れ補正制御に位置センサからの出力値をも用いる場合に比べて、比較的安価な位置センサを用いることが可能となる。
<4.その他>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記第3実施形態においては、インパクトアクチュエータ(SIDM)による駆動系を用いて撮像ユニット9Cを駆動していたが、これに限定されず、第1実施形態あるいは第2実施形態と同様の駆動系を用いて撮像ユニット9Cを駆動するようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、ジャイロセンサを用いて角速度を検出して揺れを検出する場合と、画像式センサを用いて揺れを検出する場合とを例示したが、これに限定されない。例えば、方位センサ(角度センサ)を用いて、撮像ユニットの方位角を検出して、揺れを検出するようにしてもよい。また、傾斜角度検出センサ(角度センサ)を用いて、撮像ユニットの傾斜角度を検出して、揺れを検出するようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態においては、携帯電話に各手振れ補正システム10A,10B,10Cを設ける場合を例示したが、これに限定されない。具体的には、デジタルカメラ、あるいは、撮影機能を有するPDA機器などの撮影装置に対して、上記の思想に基づく手振れ補正システムを適用することもできる。
第1実施形態に係る手振れ補正システムおよび携帯電話の概略構成を示す側面図である。 手振れ補正システムに含まれる要素をより詳細に示す図である。 SMAに対する印加電流とSMAで形成された駆動部材15aの伸縮程度との関係を示す図である。 撮像ユニットの駆動状態を示す図である。 手振れ補正等に関する制御系の概要を示す図である。 ゼロメソッド制御部等における詳細動作を示す図である。 駆動回路に対する入出力の接続を示す図である。 駆動回路の入出力特性を示す図である。 手振れ補正制御を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る手振れ補正システムを示す図である。 SMAで形成された駆動部材の伸縮程度と印加電流との関係を示す図である。 駆動回路に対する入出力の接続を示す図である。 駆動回路の入出力特性を示す図である。 第3実施形態における手振れ補正システムの構成概要を示す図である。 撮像ユニットの概要構成を示す斜視図である。 スライド駆動機構50の詳細を示す組み立て斜視図である。 揺れ検出動作の一例を説明する図である。
符号の説明
1A,1B,1C 携帯電話
3 撮影レンズ
5 撮像素子
8,8C 揺れ検知センサ
9,9C 撮像ユニット
10A,10B,10C 手振れ補正システム
11a 弾性支持部材
12 本体側部材
14a,14b バイアスバネ
15a,15b,17a,17b 駆動部材(SMA)
16,16P,16Y,18P,18Y 駆動部
30a コントローラ
50 スライド駆動機構
51 ベース板
52,53 スライダ
55 スプリング
511,531 アクチュエータ
521,522 摩擦結合部

Claims (11)

  1. 手振れ補正システムであって、
    撮像素子が固定された撮像ユニットと、
    前記撮像ユニットに設けられ、前記撮像ユニットの揺れを検知する揺れ検知手段と、
    本体側部材と、
    前記撮像ユニットを前記本体側部材に対して支持する支持部材と、
    前記撮像ユニットを前記本体側部材に対して相対的に移動させる駆動手段と、
    前記撮像ユニットの手振れ補正を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記支持部材は、前記駆動手段によって前記撮像ユニットが駆動されていないときには前記撮像ユニットを前記本体側部材に対して固定し、前記駆動手段による駆動力が付与されたときには前記撮像ユニットの前記本体側部材に対する相対移動を許容するように、前記撮像ユニットを支持し、
    前記制御手段は、前記駆動手段を用いて、前記揺れ検知手段により検出された揺れを打ち消す向きに前記撮像ユニットを移動させることを特徴とする手振れ補正システム。
  2. 請求項1に記載の手振れ補正システムにおいて、
    前記支持部材は、前記撮像ユニットと前記本体側部材との間に設けられた弾性支持部材を有していることを特徴とする手振れ補正システム。
  3. 請求項1に記載の手振れ補正システムにおいて、
    前記支持部材は、摩擦力によって前記撮像ユニットを前記本体側部材に対して支持することを特徴とする手振れ補正システム。
  4. 請求項1または請求項2に記載の手振れ補正システムにおいて、
    前記揺れ検知手段は、角速度センサまたは角度センサを有しており、
    前記駆動手段は、前記撮像ユニットを回転駆動させることが可能であり、
    前記制御手段は、前記駆動手段を用いて前記撮像ユニットを回転駆動させることによって、前記撮像ユニットの手振れを補正することを特徴とする手振れ補正システム。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の手振れ補正システムにおいて、
    前記揺れ検知手段は、画像式の揺れ検知センサを有していることを特徴とする手振れ補正システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の手振れ補正システムにおいて、
    前記駆動手段は、前記撮像ユニットを並進駆動させることが可能であり、
    前記制御手段は、前記駆動手段を用いて前記撮像ユニットを並進駆動させることによって、前記撮像ユニットの手振れを補正することを特徴とする手振れ補正システム。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の手振れ補正システムにおいて、
    前記駆動手段は、形状記憶合金を用いて形成された駆動部材を有していることを特徴とする手振れ補正システム。
  8. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の手振れ補正システムにおいて、
    前記駆動手段は、所定の方向に付勢された弾性部材と、形状記憶合金を用いて形成され前記所定の方向に伸縮可能な駆動部材とを有していることを特徴とする手振れ補正システム。
  9. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の手振れ補正システムにおいて、
    前記駆動手段は、形状記憶合金を用いて形成された駆動部材を、所定の駆動方向において前記撮像ユニットの両側に有していることを特徴とする手振れ補正システム。
  10. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の手振れ補正システムにおいて、
    手振れ補正制御の開始指示を受け付ける入力手段、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記開始指示の入力時点における前記撮像ユニットの変位を維持するように前記撮像ユニットを駆動して、前記撮像ユニットの手振れを補正することを特徴とする手振れ補正システム。
  11. 撮影装置であって、
    請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の手振れ補正システムと、
    前記撮像素子からの出力信号に基づいて画像データを生成する手段と、
    を備えることを特徴とする撮影装置。
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