JP2006125239A - オイルポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】吸込口から空気を吸い込むことがあるオイルポンプにおいて、無潤滑状態を防止して信頼性を確保し、小型化したオイルポンプを提供すること。
【解決手段】第1円筒状空間31を形成するハウジング30と、該空間内に回転自在に配置された第1ドリブンロータ40と、該ロータの内周に配置され、該ロータとの間に容積が縮小拡大する複数の容積室Rを形成する第1ドライブロータ50と、該容積室のうち縮小側容積室と連通する吐出ポート12と、拡大側容積室と連通する複数の吸込ポート11a,11bとを有するオイルポンプ100において、複数の吸込ポート11a,11bの隣接する吸込ポート11a,11bとの間には、隣接する吸込ポート11a,11bを区分するドライブロータ50の径方向に延びる仕切部13,23が形成され、各吸込ポート11a,11bにはそれぞれオイル貯留部60へ連通する独立した吸込通路14a,14bが設けられている。
【選択図】図2
【解決手段】第1円筒状空間31を形成するハウジング30と、該空間内に回転自在に配置された第1ドリブンロータ40と、該ロータの内周に配置され、該ロータとの間に容積が縮小拡大する複数の容積室Rを形成する第1ドライブロータ50と、該容積室のうち縮小側容積室と連通する吐出ポート12と、拡大側容積室と連通する複数の吸込ポート11a,11bとを有するオイルポンプ100において、複数の吸込ポート11a,11bの隣接する吸込ポート11a,11bとの間には、隣接する吸込ポート11a,11bを区分するドライブロータ50の径方向に延びる仕切部13,23が形成され、各吸込ポート11a,11bにはそれぞれオイル貯留部60へ連通する独立した吸込通路14a,14bが設けられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、オイルポンプに関し、各々の吸込部位から、吸込抵抗に影響されず独立してオイルを吸込むことができるオイルポンプに関するものである。
従来のオイルポンプとしては、オイルパン内のオイルをリザーブタンクに供給する第1ポンプ(スカベンジポンプ)と、リザーブタンク内のオイルを潤滑箇所に供給する第2ポンプ(フィードポンプ)とを備えるものがある。また、このオイルポンプの第1のポンプは、同一軸線上に配設され各々オイルパン内に通ずる吸込口を専有する複数のロータと、該ロータ間に配設され隣り合うロータが共用する吐出通路を設けたスペーサを備えている。このような構造により、オイルパン内の複数の吸込口によって夫々の第1のポンプの各ロータ毎にオイルが供給される。このため最低1つの前記吸込口がオイルパンのオイル内に浸っていれば、他の吸込口がオイルパンのオイルに浸っておらず、空気を吸込んだとしてもこれに影響されることなく、第1のポンプの機能を完全に果すものである(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような構造は、吸込口を複数設けるに当たり、各々ロータが必要である。このため、オイルポンプの軸方向長さがながくなる。また、吸込口が空気のみ吸い込む場合、そのロータにはオイルが吸引されず、無潤滑状態が続き、ドライブロータとドリブンロータが嵌挿されるケーシングとの間の摩耗等が発生し易く、信頼性に問題がある。
特公平6−94805号公報
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、吸込口から空気を吸い込むことがあるオイルポンプにおいて、無潤滑状態を防止して信頼性を確保すると共に、小型化したオイルポンプを提供することを技術的課題とする。
上記の課題を解決するために請求項1の発明において講じた技術的手段は、第1円筒状空間を形成するハウジングと、前記第1円筒状空間内に回転自在に配置される第1ドライブロータと、前記第1ドライブロータの外周に配置され、前記第1ドライブロータと係合し回転し、前記第1ドライブロータとの間に容積が縮小拡大する複数の容積室を形成する第1ドリブンブロータと、前記容積室のうち縮小側容積室と連通する吐出ポートと、前記容積室のうち拡大側容積室と連通する複数の吸込ポートとを有するオイルポンプにおいて、前記複数の吸込ポートの隣接する吸込ポートとの間には、前記隣接する吸込ポートを区分する前記ドライブロータの径方向に延びる仕切部が形成され、前記各吸込ポートにはそれぞれオイル貯留部へ連通する独立した吸込通路が設けられていることである。
上記の課題を解決するために請求項2の発明において講じた技術的手段は、前記第1ドライブロータと前記第1ドリブンロータとから構成される第1ポンプの前記第1ドライブロータを回転駆動する回転軸上に、第2円筒状空間内に回転自在に配置された第2ドライブロータと、第2ドライブロータ外周に配置され、前記第2ドライブロータと係合し回転する第2ドリブンロータとから構成される第2ポンプが配置されていることである。
上記の課題を解決するために請求項3の発明において講じた技術的手段は、前記第1ポンプと前記第2ポンプとの間には、前記第1円筒状空間又は前記第2円筒状空間の何れか一方が形成される有底筒状体が配置されていることである。
上記の課題を解決するために請求項4の発明において講じた技術的手段は、前記第1ポンプと前記第2ポンプとの間には、前記第1ポンプと前記第2ポンプとを区分けする円板体が配置されていることである。
上記の課題を解決するために請求項5の発明において講じた技術的手段は、前記第1ポンプの吐出ポートと前記第2ポンプの吐出ポートは、互いに貫通し連通され、共通の吐出通路を有することである。
上記の課題を解決するために請求項6の発明において講じた技術的手段は、前記共通の吐出通路は、前記第1ポンプの吐出ポートにおいて前記第2ポンプと反対側に設けられることである。
請求項1の発明によれば、複数の吸込ポートの隣接する吸込ポートとの間には、隣接する吸込ポートを区分するドライブロータの径方向に延びる仕切部が形成され、各吸込ポートにはそれぞれオイル貯留部へ連通する独立した吸込通路が設けられていることにより、1つのロータで、複数の箇所から独立してオイルを吸込むことができ、構造を簡単にすることができる。また、何れか1つの吸込ポートから空気を吸い込むことがある場合でも、残る吸込ポートからオイルを吸い込むころができるため、ハウジングとロータとの摺動部を潤滑することができ、摩耗を防止することができる。また、ロータの摺動面積を小さくできることで信頼性が向上し、フリクションを低減することができる。
請求項2の発明によれば、第1ドライブロータと第1ドリブンロータとから構成される第1ポンプの第1ドライブロータを回転駆動する回転軸上に、第2円筒状空間内に回転自在に配置された第2ドライブロータと、第2ドライブロータ外周に配置され、第2ドライブロータと係合し回転する第2ドリブンロータとから構成される第2ポンプが配置されていることにより、単一の回転軸で第1ポンプ及び第2ポンプを駆動することができ、オイルポンプを小型化できる。また、軸受部の潤滑を第2ポンプで行うことで、軸受部の信頼性を向上することができる。
請求項3の発明によれば、第1ポンプと第2ポンプとの間には、第1円筒状空間又は第2円筒状空間の何れか一方が形成される有底筒状体が配置されていることにより、組付時、第1ポンプと第2ポンプを一方向から組付することができる。
請求項4の発明によれば、第1ポンプと第2ポンプとの間には、第1ポンプと第2ポンプとを区分けする円板体が配置されていることにより、第1ポンプと第2ポンプとから構成されるオイルポンプを小型化することができる。また、円板体を別部材とすることができ、円板体に軸受に適した材質用いることができ、オイルポンプの信頼性を向上することができ、一方向から組付することができる。
請求項5の発明によれば、第1ポンプの吐出ポートと第2ポンプの吐出ポートは、互いに貫通し連通され、共通の吐出通路を有することにより、第1ポンプの各構成要素間の間に第2ポンプから吐出されるオイルを供給することができ、第1ポンプの各構成要素間を潤滑でき、摺動部の信頼性を向上することができる。
請求項6の発明によれば、第1ポンプの吐出ポートと第2ポンプの吐出ポートは、互いに貫通し連通され、共通の吐出通路を有し、共通の吐出通路は、第1ポンプの吐出ポートにおいて第2ポンプと反対側に設けられていることにより、第1ポンプの各構成要素間の第2ポンプと反対側に至る全域に渡って、第2ポンプから吐出されるオイルを確実に供給することができ、第1ポンプの各構成要素間を潤滑でき、摺動部の信頼性を向上することができる。
以下、本発明の第1の実施形態について、図1乃至3を参照して説明する。
図1は、オイルポンプ100の縦断面図である。オイルポンプ100は、第1円筒状空間31を形成するハウジング30と、第1円筒状空間31内に回転自在に配置された第1ドライブロータ50と、第1ドライブロータ50の外周に配置され、第1ドライブロータ50と係合し回転する第1ドリブンロータ40とから主に構成される第1ポンプ1から構成される。第1ドライブロータ50は、その中央に配置されるシャフト70に固定されている。シャフト70の一端には、駆動ギヤ80が固定されている。図示しない駆動源から駆動ギヤ80及びシャフト70を介して駆動力が伝達され、第1ドライブロータ50が回転され、第1ドリブンロータ40が回転される。図2示すように、第1ドリブンロータ40と第1ドライブロータ50との間には、容積が縮小拡大する複数の容積室Rが形成されている。
ハウジング30は、ボデー10とカバー20とから構成されている。
図2に示すように、ボデー10には、容積室Rのうち縮小側容積室と連通する吐出ポート12と、容積室Rのうち拡大側容積室と連通する複数の吸込ポート11a,11bが形成されている。隣接する吸込ポート11a,11bの間には、吸込ポート11a,11bを区分する第1ドライブロータ50の径方向に延びる仕切部13が形成されている。図2、4に示すように、吸込ポート11a,11bには、それぞれオイル貯留部60へ連通する吸込通路14a,14bが設けられている。吸込ポート11a上で、容積室Rは、容積を拡大するため、吸入通路14aを通してオイルを吸い込む。吸込ポート11b上で、容積室Rは、容積を拡大するため、吸入通路14bを通してオイルを吸い込む。吐出ポート12上で、容積室Rは、容積を縮小するため、吐出通路15を通してオイルを図示しない被送給部にオイルを圧送する。
図3に示すように、カバー20には、容積室Rのうち縮小側容積室と連通する吐出ポート22と、容積室Rのうち拡大側容積室と連通する複数の吸込ポート21a,21bが形成されている。吸込ポート21aはボデー10の吸込ポート11aに、吸込ポート21bはボデー10の吸込ポート11bにそれぞれ連通されている。吐出ポート22は、ボデー10の吐出ポート12に連通されている。隣接する吸込ポート21a,21bの間には、吸込ポート21a,21bを区分する第1ドライブロータ50の径方向に延びる仕切部23が形成されている。尚、仕切部23は、ボデー10の仕切部13と周方向において同じ位置に、同一形状を呈し、対向するように形成される。吸込ポート21a上で、容積室Rは、容積を拡大するため、吸入通路14aを通してオイルを吸い込む。吸込ポート21b上で、容積室Rは、容積を拡大するため、吸入通路14bを通してオイルを吸い込む。吐出ポート22上で、容積室Rは、容積を縮小するため、吐出通路15を通してオイルを図示しない被送給部にオイルを圧送する。
上記のように、吸込ポート11a及び21aからなる第1ポンプ部と、吸込ポート11b及び21bからなる第2ポンプ部は、仕切部13,23により区分されるため、それぞれ吸入通路14a,14bを通して独立してオイルを吸い込むことができる。これにより、図4のようにオイル貯留部60が傾斜により、オイル貯留部60に連通する一方の吸入通路14aが空気のみを吸い込む場合においても、他方の吸入通路14bは、第1ポンプ部に影響されることなく、オイルを吸い込むことができる。尚、図4ではオイル貯留部60が吸入通路14a,14bに対して独立して設けられているが、一体のものであってもよい。
また、オイル貯留部60から各吸入通路14a,14bまでの距離がオイルポンプ1及びオイル貯留部60の配置の制約により、等しくすることが困難な場合、オイルの吸込抵抗の差により、吸込能力に違いがでる場合がある。この場合においては、各吸入通路14a,14bの通路内径を大幅に変えなくても、仕切部13,23の周方向の位置を変えることにより、第1ポンプ部及び第2ポンプ部には同等のオイル吸込能力を持たせることができる。
次に、本実施形態の作動について以下に説明する。
第1のオイルポンプ1は、図示しない駆動源から駆動ギヤ80及びシャフト70を介して駆動力が伝達され、第1ドライブロータ50が回転され、第1ドリブンロータ40が回転される。第1ドリブンロータ40と第1ドライブロータ50との間に形成された複数の容積室Rがロータ40,50の回転に伴ってその容積が拡大、縮小される。このとき、吸込ポート11aと11b、及び吸込ポート21aと21bのそれぞれの間に形成された仕切部13,23により、第1ポンプ部及び第2ポンプ部が形成され、それぞれ独立してオイルを吸い込む。このとき、オイル貯留部60が傾斜により、オイル貯留部60に連通する一方の吸入通路14aが空気のみを吸い込む場合においても、他方の吸入通路14bはオイルを吸い込むことができる。
次に、本発明の第2の実施形態について、図5を参照して説明する。
第2の実施形態は、オイルポンプ100は、第1ポンプ1に加えて第2ポンプ2が設けられ、両方のポンプ1,2が後述するシャフト270により駆動されることが第1の実施形態と異なる。また、第1ポンプ1のボデー10と第2カバー220との間に第2円筒状空間231が形成され有底筒状の第2ポンプを構成する第2ボデー210が配置されていることが、第1の実施形態と異なる。ボデー10、第2ボデー210及び第2カバー220は、図示しない締結部材により固定されている。尚、前記を除く部分は、第1の実施形態と同じであり、同じ部位の説明、図面の符号は省略する。
第2ボデー210の外側底面には、第1の実施形態の吸込ポート21a,21bに対応する吸込ポート221a,221bがそれぞれ形成されている。また、第1の実施形態の吐出ポート22に対応する吐出ポート222が形成されている。第2ボデー210の内側底面には、吸込ポート211及び吐出ポート212が形成されている。図5、6に示すように、吸込ポート211には、第2オイル貯留部260へ連通する吸込通路214が設けられている。
第2カバー220には、第2ポンプ2を構成する吸込ポート221A及び吐出ポート222Aが形成されている。
第2円筒状空間231には、駆動ギヤ80と反対側へ延長されたシャフト270が挿通されている。シャフト270には、第2ドライブロータ250が固定されている。第2ドライブロータ250の外周には、第2円筒状空間231内に回転自在に配置された第2ドリブンロータ240が配置されている。第2ドライブロータ250と第2ドリブンロータ240とは係合し回転し、第2ドライブロータ250と第2ドリブンロータ240との間には、容積が縮小拡大する複数の容積室R2が形成される。
吸込ポート211,221Aは、容積室R2のうち拡大側容積室と連通する。吐出ポート212,222Aは、容積室R2のうち縮小側容積室と連通する。吸込ポート221Aは吸込ポート211に、吐出ポート222Aは吐出ポート212にそれぞれ連通されている。
第2の実施形態においては、単一のシャフト270で第1ポンプ1及び第2ポンプ2を駆動することができるため、オイルポンプ100を小型化できる。また、軸受部の潤滑を第2ポンプ2により行うことができ、信頼性を向上することができる。
第2の実施形態では、シャフト270を支持する軸受部C、Dを第2ポンプを構成する第2カバー220と第2ボデー210に配置している。また、第2ポンプ2は、第2オイル貯留部260に常時一定のオイルが貯留され、吸込通路214の先端がその液面下に配置され、オイルを確実に吸い込むようにされている。これにより、軸受部C、Dには、第2ポンプ2により確実にオイルが供給され、潤滑不良等が防止できる。
次に、本発明の第3の実施形態について、図7を参照して説明する。
第3の実施形態は、第2の実施形態におけるボデー10に第3円筒状空間332追加し第3ボデー310としたこと、第3ボデー310に対応して、第2の実施形態におけるカバー20の外形を拡大した第3カバー320としたことが、第2実施形態と異なる。尚、前記を除く部分は、第2の実施形態と同じであり、同じ部位の説明、図面の符号は省略する。
第3ボデー310は、第2円筒状空間331及び第3円筒状空間332からなる段付凹部を有している。第2円筒状空間331には、第1ドリブンロータ40と第1ドライブロータ50が嵌挿されている。拡径された第3円筒状空間332には、第2のポンプ2の第2ボデー210が嵌挿されている。尚、第2ボデー210とカバー320の周方向の位置決めは、ピン315により行っている。
次に、本発明の第4の実施形態について、図8を参照して説明する。
第4の実施形態は、第2の実施形態のボデー10の凹部円筒状空間の深さを深くした単一の凹部円筒状空間430に、第1円筒状空間内431と第2円筒状空間内432を設けたことが、第2の実施形態と異なる。また、第1円筒状空間内431と第2円筒状空間内432との間に、円板体434を設けたことが、第2実施形態と異なる。尚、前記を除く部分は、第2の実施形態と同じであり、同じ部位の説明、図面の符号は省略する。
円板体434の一方には、吸込ポート411a,411b及び吐出ポート412が形成されている。吸込ポート411a,411bと吐出ポート412との間には、仕切部413が形成されている。円板体434の他方には、吸込ポート411A及び吐出ポート412Aが形成されている。尚、円板体434は、図示しない固定手段により周方向の位置が固定される。
第4の実施形態の構造により、円板体434は別体の部材を用いることができ、例えば軸受に適した材料を使うことで、オイルポンプ100の信頼性を向上することができる。
次に、本発明の第5の実施形態について、図9を参照して説明する。
第5の実施形態は、第2の実施形態の吐出ポート212と吐出ポート222とが貫通して連通した態様である吐出ポート512と吐出ポート522が形成されている。これにより、吐出ポート522より吐出されたオイルは、吐出ポート512に連通する吐出通路515を通して吐出される。尚、前記を除く部分は、第2の実施形態と同じであり、同じ部位の説明、図面の符号は省略する。
第5の実施形態の構造により、第2ポンプ2から吐出されるオイルの一部が第1ポンプ1の吐出ポート522を介して第1ポンプ1へ供給され、第1ポンプ1がエアーを吸い込んで、無潤滑状態が続いた場合でも十分に第1ポンプ1にオイルが供給され、第1ポンプ1の各構成要素間を潤滑でき、摺動部の潤滑部の信頼性を向上することができる。
次に、本発明の第6の実施形態について、図10を参照して説明する。
第6の実施形態は、第5の実施形態の吐出通路515が、第1ポンプ1の第2ポンプ2と反対側に位置するように形成されていることが、第5の実施形態と異なる。尚、前記を除く部分は、第5の実施形態と同じであり、同じ部位の説明、図面の符号を省略する。
これにより、第2ポンプ2から吐出されるオイルの一部が第1ポンプ1の吐出ポート522を介して第1ポンプ1の軸方向の全体に渡ってオイルを供給することができる。このため、第1ポンプ1がエアーを吸い込んだ場合でも十分に第1のポンプ1にオイルが供給され、第1ポンプ1の各構成要素間の潤滑不良による不具合を確実に防止できる。
尚、第1ポンプ1から吐出されるオイルは、図11に示すように図示しないオイルの被送給部に直接圧送するようにしても良い。
11a,11b・・・吸込ポート
12・・・吐出ポート
13,23・・・仕切部
14a,14b・・・吸込通路
30・・・ハウジング
31・・・第1円筒状空間
40・・・第1ドリブンロータ
50・・・第1ドライブロータ
60・・・オイル貯留部
100・・・オイルポンプ
R・・・容積室
12・・・吐出ポート
13,23・・・仕切部
14a,14b・・・吸込通路
30・・・ハウジング
31・・・第1円筒状空間
40・・・第1ドリブンロータ
50・・・第1ドライブロータ
60・・・オイル貯留部
100・・・オイルポンプ
R・・・容積室
Claims (6)
- 第1円筒状空間を形成するハウジングと、
前記第1円筒状空間内に回転自在に配置される第1ドライブロータと、
前記第1ドライブロータの外周に配置され、前記第1ドライブロータと係合し回転し、前記第1ドライブロータとの間に容積が縮小拡大する複数の容積室を形成する第1ドリブンブロータと、
前記容積室のうち縮小側容積室と連通する吐出ポートと、
前記容積室のうち拡大側容積室と連通する複数の吸込ポートとを有するオイルポンプにおいて、
前記複数の吸込ポートの隣接する吸込ポートとの間には、前記隣接する吸込ポートを区分する前記ドライブロータの径方向に延びる仕切部が形成され、前記各吸込ポートにはそれぞれオイル貯留部へ連通する独立した吸込通路が設けられていることを特徴とするオイルポンプ。 - 前記第1ドライブロータと前記第1ドリブンロータとから構成される第1ポンプの前記第1ドライブロータを回転駆動する回転軸上に、第2円筒状空間内に回転自在に配置された第2ドライブロータと、第2ドライブロータ外周に配置され、前記第2ドライブロータと係合し回転する第2ドリブンロータとから構成される第2ポンプが配置されていることを特徴とする請求項1に記載のオイルポンプ。
- 前記第1ポンプと前記第2ポンプとの間には、前記第1円筒状空間又は前記第2円筒状空間の何れか一方が形成される有底筒状体が配置されていることを特徴とする請求項2に記載のオイルポンプ。
- 前記第1ポンプと前記第2ポンプとの間には、前記第1ポンプと前記第2ポンプとを区分けする円板体が配置されていることを特徴とする請求項2に記載のオイルポンプ。
- 前記第1ポンプの吐出ポートと前記第2ポンプの吐出ポートは、互いに貫通し連通され、共通の吐出通路を有することを特徴とする請求項2乃至4に記載のオイルポンプ。
- 前記共通の吐出通路は、前記第1ポンプの吐出ポートにおいて前記第2ポンプと反対側に設けられることを特徴とする請求項5に記載のオイルポンプ。
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