JP2006121469A - 放送受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 チャンネルスキャン実行時間を短縮し、短時間でチャンネル番号を割り振り直す放送受信装置を実現することにある。
【解決手段】 予め複数の地域の識別名と複数の放送局に割り当てられているチャンネルとが関係付けられた放送者情報テーブルが格納された記憶部23における複数の地域の中から1地域を選択し、選択された1地域内の複数の放送局に割り当てられているチャンネルをチューナ11の受信チャンネルを走査して、基準地域における複数の放送局に割り当てられたチャンネル順にリモコンのキーを割り振り直すようにして地上ディジタル放送受信装置を実現した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受信可能な地上波ディジタル放送の受信チャンネルを、所定のチャンネルのみをスキャンするようにし、短時間でリモコンキーに対する受信チャンネルを割り付ける機能を備えた地上ディジタル放送受像装置に関する。
最近になり、3大都市圏で放送が開始された地上波ディジタル放送を受信する受信装置が市場に導入されるようになってきた。その地上ディジタル放送は、従来なされていたNTSCによる地上放送と異なる、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式によりディジタル変調がなされる、従来と互換性のない放送方式である。送信周波数帯はVHF帯を用いずに、UHF帯の13〜62チャンネルを用いる。従って、放送者とチャンネル数の間には、従来のようなチャンネル番号と放送者との間の対応関係がない。そこでリモコンのキーの番号と放送者との間に対応関係を設定すべく、特定の番号のリモコンキーを操作することにより特定の対応関係にある放送が受信されるようなキー設定を行う。俗にその設定をチャンネルスキャンと呼び、全てのチャンネルの受信を試み、受信された信号からPSI(Program Specific Information)情報や、SI情報(番組配列情報)を得、得られた情報を基に特定の放送者とリモコンキーとの対応関係を設定する。そのチャンネルスキャンはテレビを購入したり、引っ越しした場合に、最初にどこの物理チャンネルでどういう放送が行われているかを調査するために行われる。
チャンネルスキャン動作は、小さなチャンネル番号から順に選局する。そこにOFDM信号受信回路が同期するディジタル放送が存在するかを検出する。同期可能な地上ディジタル放送が受信されるときには受信信号を復調する。復調してMPEG(moving picture experts group)で制定された規格のTS(Transport Stream)を得る。そこに記述される放送局情報を検出する。受信機内部の不揮発のメモリーにチャンネル番号とその情報を記憶する。全ての受信チャンネルをスキャンした後、リモコンキーと受信される放送との対応関係を設定する。そのチャンネルスキャンは、サービスエリア内の放送局が開局する度毎に、新たなチャンネルスキャンを行い、受信状態のよい放送局の信号を受信するようにする。放送受信により得られるNIT(Network Information Table)のTS情報記述子に含まれるremote_control_key_idにより、リモコンのポジションキーの1から12が指定される放送局に割り付け可能である。
特許文献1には、全域スキャン処理をより短時間で行うチャンネルスキャン機能を搭載するディジタル/アナログ放送受像装置を構成するに際し、最初に地上波ディジタル放送の全周波数帯域に亘って放送信号の検出を行い、ディジタル放送信号を検出できた場合には放送信号の伝送経路が地上波であると判断する。次に地上波アナログ放送について、全周波数帯域に亘って放送信号の検出を行い、ディジタル放送信号を検出できなかった場合には放送信号の伝送経路がケーブル放送波であると判断する。その後にケーブル波放送の全周波数帯域に亘って放送信号の検出を行う。以上の放送信号の検出結果により、受信可能と判断したチャンネルをチャンネルマップに記憶設定するようにした放送信号の伝送経路を自動的に判別すると共に、受信可能な放送チャンネルを自動的に設定する全域チャンネルスキャン機能を備えたディジタル/アナログ放送受像装置が開示されている。
特開2003−219289号公報
しかしながら、特許文献1にに開示されたような放送チャンネルの高速全域スキャン機能を備えたディジタル放送受像装置では、実際に物理チャンネルの13チャンネルから62チャンネルのどこで地上ディジタル放送が行われているかが不明なため、1チャンネルずつ選局しては、そこに地上ディジタル放送が行われているかを検出するようにしてスキャンする。受信される信号はサービスエリア外の微弱な放送波へのOFDM信号の同期補足を繰り返し行ったり、受信されるTS信号のエラー補正のため受信をリトライする動作もなされる。そのための時間は1チャンネル当たり例えば3秒程度以上が必要とされる。即ち、13〜62チャンネルの50チャンネルを受信又は受信不能として検出するための時間は3x50=150秒程以上が必要とされる。ユーザーがテレビを購入したとき、放送局が開局されたとき、放送周波数が周波数リパッキングなどで変更されるとき、あるいはユーザーが別の地域に引っ越したときなどにチャンネルスキャンが必要であり、そのための待ち時間をできるだけ短くしなければならないという課題があった。即ち、最初の受信開始時には、このチャンネルスキャンを実行する必要があり、その動作が終了するまでの所定の時間はテレビ視聴ができなかった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、チャンネルスキャンの実行を受信可能とされるチャンネルに絞り込んで行うようにしてスキャン実行時間を短縮し、最初の受信開始時又は受信エリア変更時にも短時間でチャンネル番号が割り振り直され、キー番号の割り振り直されたリモコンキーを操作してディジタル放送の視聴を可能とする放送受信方法を提供することを目的とする。
本願発明における第1の発明は、複数地域における複数の放送局が放送する複数の番組を各放送局に対応させた複数のチャンネルの中から1つを選択して、リモコンから前記1つに選択した信号を画像表示装置に出力させることによって表示させて前記番組を視聴する際、基準地域における複数のチャンネルと複数の番組との関係を前記リモコンに再配置させる放送受信方法において、予め前記複数の地域の識別名と前記複数の放送局に割り当てられているチャンネルとが関係付けられて格納された記憶部における前記複数の地域の中から1地域を選択し、前記選択された1地域内の複数の放送局に割り当てられているチャンネルを走査して、前記基準地域における複数の放送局に割り当てられたチャンネル順に前記リモコンのキーを割り振り直すことを特徴とする放送受信方法を提供する。
第2の発明は、予め作成された複数地域のテーブルの中から1又は複数の地域を選択し、前記1又は複数の地域における放送局が放送する複数の番組の中から良好な画像が得られる番組に対応させたチャンネルのテーブルを作成し、前記テーブルを受信機の格納部に記憶させ、前記受信機の操作部を操作することにより前記良好な画像を視聴できる放送受信方法を提供する。
本発明によれば、予め複数の地域の識別名と複数の放送局に割り当てられているチャンネルとが関係付けられて格納された記憶部における前記複数の地域の中から1地域を選択し、前記選択された1地域内の複数の放送局に割り当てられているチャンネルを走査して、基準地域における複数の放送局に割り当てられたチャンネル順にリモコンのキーを割り振り直す格別な方法があるので、チャンネルスキャンの実行を受信可能とされるチャンネルに絞り込んで行うようにしてスキャン実行時間を短縮し、最初の受信開始時又は受信エリア変更時にも短時間でチャンネル番号が割り振り直され、キー番号の割り振り直されたリモコンキーを操作してディジタル放送の視聴を可能とする放送受信方法を実現できる。
また、予め作成された複数地域のテーブルの中から1又は複数の地域を選択し、前記1又は複数の地域における放送局が放送する複数の番組の中から良好な画像が得られる番組に対応させたチャンネルのテーブルを作成し、前記テーブルを受信機の格納部に記憶させ、前記受信機の操作部を操作することにより前記良好な画像を視聴できるようにしているため、チャンネルスキャンの実行を受信可能とされるチャンネルに絞り込むスキャン実行時間を短縮し、最初の受信開始時又は受信エリア変更時にもスキャンして得られたチャンネルのテーブルにより例えばリモコンキーを操作して良好に受信できるディジタル放送のみを視聴可能とする放送受信方法を実現できる。
以下に本発明の各実施例に係る地上ディジタル放送受信装置について図1〜5を用いて説明する。
図1は、本発明の実施に係る地上ディジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。
図2は、本発明の実施に係る地域詳細情報を例示した図である。
図3は、本発明の実施に係る受信地域毎放送者情報を例示した図である。
図4は、本発明の実施に係る放送局と中継局との関係例を示した図である。
図5は、本発明の実施に係る地上ディジタル放送受信装置の動作をフローチャートで例示した図である。
その地上ディジタル放送受信装置は、チャンネルスキャンの実行を受信可能とされるチャンネルに絞り込んで行うようにしてスキャン実行時間を短縮し、最初の受信開始時又は受信エリア変更時にも短時間でチャンネル番号が割り振り直され、キー番号の割り振り直されたリモコンキーを操作してディジタル放送の視聴を可能とする放送受信方法を実現するという目的を、予め複数の地域の識別名と複数の放送局に割り当てられているチャンネルとが関係付けられて格納された記憶部における前記複数の地域の中から1地域を選択し、前記選択された1地域内の複数の放送局に割り当てられているチャンネルを走査して、基準地域における複数の放送局に割り当てられたチャンネル順にリモコンのキーを割り振り直すようにして実現した。
地上ディジタル放送受信装置の構成について述べる。
図1に示す地上ディジタル放送受信装置1は、チューナ11、デスクランブラ12、デマルチプレクサ13、デマルチプレクサ用RAM14、ビデオデコーダ15、GUI(Graphical User Interface)インポーザ16、オーディオデコーダ17、リモコンI/F(Interface)21、CPU(Central Processing Unit)22、ROM(Read Only Memory)23、RAM(Random Access Memory)24、フラッシュメモリ25、及びRTC(Real time clock)26より構成される。チューナ11にはアンテナ3が接続される。GUIインポーザ16からは映像信号が出力され、オーディオデコーダ17からはオーディオ信号が出力される。
地上ディジタル放送受信装置の動作について述べる。
まず、ディジタル放送受信装置1のROM23には後述の地域情報テーブル、及び後述の放送者情報テーブルが格納されている。そのディジタル放送受信装置1が新たな受信エリアの地域に移動され、アンテナ3が接続されて図示しない電源スイッチがオンされたときに、CPU22からはROM23に格納されているチャンネルスキャン用プログラムに制御されてチャンネルスキャンが実行開始される。CPU22により、GUIインポーザ16が介されて地域情報に係る入力画面が使用者に提示される。使用者により図示しないリモコンが操作され、例えば郵便番号が入力され、操作情報はリモコンI/F21が介されてCPU22に入力される。CPU22により、ROM23に記憶される地域情報テーブルが参照されてディジタル放送受信装置1の設置場所が検出される。次に、放送者情報テーブルが参照されてその地域がサービスエリアとされる放送者、受信チャンネル、及びリモコンキーのポジションに係る放送者情報が得られる。リモコンキー情報は、NIT(Network Information Table)のTS情報記述子に含まれるremote_control_key_idにより1から12の番号が指定されるため、その番号を目的の放送局に割り付けることを可能とする。次に、CPU22により第1次受信チャンネルがチャンネル番号順に設定される。チューナ11により指定された番号の受信が開始される。チューナ11に含まれる同期検出回路により受信されるOFDM信号の同期信号が検出され、入力信号に同期された同期信号が生成される。同期信号により図示しないFFT(Fast Fourier Transform;高速フーリエ変換)回路が駆動されOFDM信号が復号される。
復号されたOFDM信号はデスクランブラ12により有料放送の受信に係るスクランブルが解かれ、MPEG(moving picture experts group)−2により規定されるTS(Transport Stream)が得られる。TS信号はデマルチプレクサ13により多重化が解かれて得られる信号はデマルチプレクサ用RAM14に一時記憶される。一時記憶された信号は必要に応じて読み出される。ビデオストリームはビデオデコーダ15で復号化され、オーディオ信号はオーディオデコーダ17で復号化される。制御情報にはSI/PSI情報及びデータカルーセル情報があり、それらの情報はCPU22に入力される。CPU22では、SI情報はEPG(Electronic Program Guide:電子番組案内)作成用情報として用いられる。データカルーセル情報からはBML(Broadcast Markup Language)文書情報により記述されたデータ放送のコンテンツが抽出される。それらの情報はRAM24に蓄えられる。
放送者情報テーブルに従って受信チャンネルが選択され、放送者情報が複合されて取得されるとともに、受信される信号の誤り率は図示しない誤り検出回路により検出される。誤り率情報はチャンネル情報とともにRAM24に記憶される。その放送受信動作は放送者情報テーブルに記述される全ての放送局に対して実行される。1つの放送者に対して複数の信号が受信されるときには誤り率の小さな方の放送局が、その放送者の受信チャンネルとして指定される。1つの放送者に対して誤り率の小さな放送受信チャンネルが得られない場合には、次の中継局情報に従って上記と同様の受信動作を行う。放送者情報と、必要に応じた中継局情報によるディジタル放送受信が行われる。放送者と受信チャンネルの関係はリモコンキー番号に関連付けて決定される。決定された番号と受信チャンネルに係る情報はフラッシュメモリ25に記憶される。その記憶により新たなサービスエリアに移動した放送受信装置により、リモコンの番号キーにアサインされたチャンネルが指定され、ディジタル放送受信が可能となる。受信して得られる映像信号は図示しない画像表示装置に供給されて表示されると共に、受信して得られるオーディオ信号は図示しないオーディオアンプで増幅され、増幅された信号は図示しないスピーカに供給され、発音される。
この放送受信装置によるチャンネルスキャンは、設置場所に係る郵便番号情報や電話の局番情報を入力することにより、その地域で受信可能とされる候補の受信チャンネルのみがチャンネルスキャンされて受信に適した受信チャンネルのアサインが行われるため、チャンネルスキャンに係る時間は短時間で済む。例えば8個の受信チャネルがある場合のチャンネルスキャン局数はその2倍程度の16箇所である。UHF帯における全ての受信チャンネル数は13〜62チャンネルに50のチャンネル数があるので、1局当たりのスキャン時間が4秒であるとすると、チャンネルスキャンに要する時間は200秒が64秒程度に短縮されることになる。
次に、詳細に説明する。
図2を参照して、地域詳細情報について説明する。
その地域詳細情報テーブルは放送受信装置1のフラッシュメモリ25に予め記述されている情報である。この地域詳細情報テーブルは放送波等からのダウンロードにより更新されることがある。親局や地方局が存在する場合の放送者は県単位に割り当てられて存在する。基本的に、その県内の地方局はその県自体を域内放送局のサービスエリアとする。但し、東京の場合は関東広域とし、隣接する県を含めてサービスエリアとしている。ある県内では原則としてその県内にある地方局からの信号を受信するものとするが、地域によっては隣接する県の放送を受信する方が好ましい場合もある。そこで、県内を地域詳細により、例えば神奈川県の場合は横浜1、横浜2、平塚、秦野、・・・・のように分割し、それらの分割された詳細地域で望ましい放送受信を行わせる。その詳細地域の区分けのために、例えば使用者により入力される郵便番号などの地域情報が用いられる。
なお、ここでは地域名をそのまま記述しているが、実際の装置では地域名等を記号に置き換え、CPU22によりその記号が用いられてチャンネルスキャンを行うための放送者候補と候補に係る受信チャンネルが選定される。
図3を参照して受信地域毎放送者情報テーブルについて説明する。
このテーブルは、地域名(県名)、地域詳細、郵便番号、候補地域名、放送者情報に係る放送局及びそのチャンネル、中継局情報に係る中継局及びそのチャンネル情報を一覧にしたものである。ここに示される例は、使用者により操作されて入力された地域詳細に係る郵便番号が小田原である場合である。即ち、地域詳細の小田原は地域名が神奈川県であり、神奈川県に隣接する地域は東京都、山梨県、及び静岡県である。しかし、小田原は山梨県地方からの放送受信に適していないため放送者情報としては神奈川県内でなされる放送、東京からなされる関東広域放送、及び静岡県からの放送が候補とされる。即ち、放送者情報テーブルで小田原が地域指定される場合は、神奈川県、東京都、及び静岡県の放送がチャンネルスキャン候補として記述されている。その放送者情報には、神奈川県の「●●●」などにより示される受信装置が設置される地域の放送局、東京都の「○○○」、「△△△」、「□□□」、及び「・・・」として示される関東広域の放送局、及び静岡の「***」及び「・・・」等として示される隣接地域の放送局が放送者情報として候補地域名に指定される。さらに、放送局「○○○」信号をMFN(Multi frequency network)により中継する中継局として平塚局、及び小田原局がありその19チャンネルが中継局情報として記述される。
この例の場合では、ROM23、又はフラッシュメモリ25に記述される放送者情報テーブルの地域詳細情報を郵便番号などを入力して特定し、その地域詳細情報に係り記述される放送者情報の放送局に係るチャンネルを所定の順でチャンネルスキャンするようにしている。
なお、放送者情報としては、居住地域及び隣接地域の他に、例えば関東広域など第3の地域で放送され、または放送された信号が中継されて居住地域で受信可能とされる場合には、受信可能とされる放送局を放送者情報に含めて記述しておくものとする。
また、放送者情報と中継局情報とを階層的に扱い、放送者情報を第1優先、中継局情報を第2優先としてチャンネルスキャンを行う方法の他に、放送者情報と中継局情報とを第1優先としてチャンネルスキャンを行う方法もある。中継局情報を第1優先として扱うか否かを含めて地域詳細で指定される場所の平均的な受信状態を基に放送者情報テーブルを作成しておく。いずれにしろ、放送者情報テーブルには地域詳細で指定される地域が受信可能である放送局とその受信チャンネルを、CPU22が参照して短時間のチャンネルスキャンを実行できるようにする。
一方、放送受信装置が放送者情報テーブルを有していない場合などでは、県名、その県に所在する放送局、及びその局に係るチャンネル番号情報をROM23、又はフラッシュメモリ25に記憶させておく。次に、県名一覧をGUIインポーザ16により発生させて図示しない表示器に表示させ、そこからユーザが指定する居住する県名及び受信を希望する隣接県名などをリモコン操作により入力する。CPU22は入力された県でなされる放送のチャンネルスキャンをチャンネル番号情報を基に実行するようにしても良い。
放送受信装置1は、放送者情報テーブルの放送者情報に記述される放送局のチャンネルスキャンを行い、受信される信号の誤り率が所定のレート以上である場合など、良好な受信信号が得られない場合は中継局情報を基に中継放送されるチャンネルによるチャンネルスキャンを行う。以上の動作により、操作により指定された地域でなされる放送の受信チャンネルのみがスキャンされるため、チャンネルスキャンに要する時間が例えば1/3程度に短縮される。
図4を参照して放送局と中継局との関係例について述べる。
放送者「○○○」は親局所在地が東京であり、親局チャンネルは27として設定されている。その中継局として、前橋、沼田などで27とは異なる37チャンネルで中継されている。この場合はチャンネル27と異なる周波数で放送されるMFNの例である。多摩、新島、八丈では親局と同じ27チャンネルが用いられSFN(Single frequency network)で中継されている。これらのMFNやSFNで中継される信号の制御情報であるSI/PSI情報及びデータカルーセル情報は親局と同一であるため、仮に27チャンネルで受信される信号は東京から送信される信号であるか、またはSFNにより中継されているかを判断することは出来ない。いずれにしろガードインターバルを有するOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号は、受信される2つの信号間の時間差がガードインターバル以内である限り正常な信号として受信されるため、受信装置側で親局の信号と中継局の信号とをアンテナの方向を調整するなどにより片方だけを受信するように設定する必要はない。
20チャンネルで水戸から放送される地方局からの信号は、東京の親局から放送される信号とは異なる制御情報が付加される。関東広域で茨城県に隣接する地域、又はアンテナの指向性が水戸を向いている放送受信装置は水戸から放送される20チャンネルの信号を受信可能である。共通の放送者「○○○」に係り存在する親局及び地方局のチャンネルを指定してチャンネルスキャンをする場合は、仮にユーザによる例えば郵便番号の入力操作に時間を要しているときなどに、放送受信装置が設置される地域は制御情報を基に得ることが出来る。放送受信装置は得られた地方局所在地に係る情報を基に所在地を特定し、特定された所在地の他の放送者に係る放送チャンネル情報をROM23に記述される放送者情報テーブルより得る。得られたテーブルが用いられてチャンネルスキャンを行うことが出来る。
その場合の放送受信装置は、まず特定の放送者を指定し、その特定放送者に係る地方所在地情報と地方局チャンネル情報を基に特定放送者のみのチャンネルスキャンを行う。スキャンして受信される地方局情報を基に放送受信装置の設置される地域名を特定する。次にROM23に記述される放送者情報テーブルから特定された地域名に係る他の放送者の地方局チャンネル情報を取得する。取得されたチャンネル情報を用いてチャンネルスキャンを行う。スキャンして受信される信号の誤り率が高いなどの場合は放送者情報テーブルから中継局チャンネル情報を得てチャンネルスキャンを行う。受信状態のよい方の受信チャンネルを受信して得られる制御情報に記述される割り付け情報で指定されるリモコンボタンに関連付ける。
図5を参照して放送受信装置1の動作について説明する。
まず、S(ステップ)81において、入力あるいは検出された地域情報を基にチャンネルスキャンの対象とするチャンネルを決定する。S82で対象とされるチャンネルを取得し、チャンネルスキャンテーブルとして作成する。S83で作成されたテーブルを、例えば若いチャンネル番号順、や電波の強い順、ないしは地域の近い順に並べ替える。S84で、チューナ11はCPU22によりチャンネル選定れた放送波の受信を試みる。S85で、チューナは入力信号に同期し、OFDM信号を復号し、所定以下の誤り率で受信されるかを検出する。受信される場合には受信して得られるチャンネル番号、誤り率情報、及び受信して得られる制御情報から放送者情報を得、それらの情報をRAM24に記憶する。S85で放送が受信されなかった場合、及びS86で受信テーブルに登録された場合はS87において、S83で作成されたテーブルの全ての放送が受信されたかを検出する。全部スキャンしていない場合には次のスキャン局を選択し、S84からの動作を繰り返す。全部スキャンされた場合にはチャンネルスキャンの動作を終了する。その後、受信された放送に同じ放送者が含まれる場合はそれらの誤り率などが比較され、受信状態の良い方のチャンネルが受信チャンネルとして選択される。制御情報と共に受信されるリモコン番号の箇所に、その放送を受信させるためのキー割付がなされる。
ここで、受信される制御情報がCPU22により解読されて得られる時刻情報はRTC26に入力され、水晶発振器を有する時計が正確な時刻に修正される。その時刻情報が用いられ、取得されたEPG(Electronic Program Guide)に従った視聴予約の動作が可能とされる。
以上、放送受信装置の動作について説明した。チャンネルスキャンがなされ、好適に受信された放送をリモコンキーに再配置することにより、使用者は従来のアナログ放送を受信していると同じ感覚でキー番号に関係付けられた放送者の番組を視聴できる。
一方、他の応用例として、放送の受信方法としてリモコンキーの「+」ボタン及び「−」ボタンを操作しながら順に放送者を切り替えて視聴する方法もある。その場合には、チャンネルスキャンにより良好に受信された全ての放送局に係るチャンネル番号をチャンネルテーブルとしてフラッシュメモリ25に記憶しておく。使用者が「+」、「−」ボタンを操作することによりチャンネルテーブルに記憶される番号の放送を順に切り替えて視聴することができる。TV放送をBGVとして受信する場合、及び12以上の受信局を切り替えながら視聴する場合に応用可能な受信方法である。
以上のように、本発明によれば、予め複数の地域の識別名と複数の放送局に割り当てられているチャンネルとが関係付けられて記憶部23格納された放送者情報テーブルを用い、前記複数の地域の中から1地域を選択し、前記選択された1地域内の複数の放送局に割り当てられているチャンネルをチューナ11の受信チャンネルを走査して、基準地域における複数の放送局に割り当てられたチャンネル順にリモコンのキーを割り振り直すようにしているので、チャンネルスキャンの実行を受信可能とされるチャンネルに絞り込んで行うようにしてスキャン実行時間を短縮し、最初の受信開始時又は受信エリア変更時にも短時間でチャンネル番号が割り振り直され、キー番号の割り振り直されたリモコンキーを操作してディジタル放送の番組視聴を可能とする放送受信方法を実現できる。
また、予め作成された複数の地域名を記述したテーブルの中から1又は複数の地域を選択し、前記1又は複数の地域における放送局が放送する複数の番組の中から良好な画像が得られる番組に対応させたチャンネルのテーブルを作成し、前記テーブルを放送受信装置1のフラッシュメモリ25に記憶させ、前記放送受信装置1の操作部を操作することにより前記良好な画像を視聴できるようにしているため、チャンネルスキャンの実行を受信可能とされるチャンネルに絞り込むスキャン実行時間を短縮すると共に、最初の受信開始時又は受信エリア変更時にもスキャンして得られたチャンネルのテーブルにより例えばリモコンの「+」キーまたは「−」キーを操作して良好に受信できるディジタル放送のみを順次切り替えて視聴可能とするディジタル放送受信装置における好適な受信方法を実現できる。
受信される放送の番号を標準的なチャンネル番号に振り直し、振り直されたリモコンキーの番号を操作して番組受信する機能を有するディジタル放送受信装置に適用できる。
本発明の実施に係る地上ディジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施に係る地域詳細情報を例示した図である。 本発明の実施に係る受信地域毎放送者情報を例示した図である。 本発明の実施に係る放送局と中継局との関係例を示した図である。 本発明の実施に係る地上ディジタル放送受信装置の動作をフローチャートで例示した図である。
符号の説明
1 放送受信装置
3 アンテナ
11 チューナ
12 デスクランブラ
13 デマルチプレクサ
14 デマルチプレクサ用RAM
15 ビデオデコーダ
16 GUIインポーザ
17 オーディオデコーダ
21 リモコンI/F
22 CPU
23 ROM
24 RAM
25 フラッシュメモリ
26 RTC

Claims (2)

  1. 複数地域における複数の放送局が放送する複数の番組を各放送局に対応させた複数のチャンネルの中から1つを選択して、リモコンから前記1つに選択した信号を画像表示装置に出力させることによって表示させて前記番組を視聴する際、基準地域における複数のチャンネルと複数の番組との関係を前記リモコンに再配置させる放送受信方法において、
    予め前記複数の地域の識別名と前記複数の放送局に割り当てられているチャンネルとが関係付けられて格納された記憶部における前記複数の地域の中から1地域を選択し、
    前記選択された1地域内の複数の放送局に割り当てられているチャンネルを走査して、前記基準地域における複数の放送局に割り当てられたチャンネル順に前記リモコンのキーを割り振り直すことを特徴とする放送受信方法。
  2. 予め作成された複数地域のテーブルの中から1又は複数の地域を選択し、前記1又は複数の地域における放送局が放送する複数の番組の中から良好な画像が得られる番組に対応させたチャンネルのテーブルを作成し、
    前記テーブルを受信機の格納部に記憶させ、前記受信機の操作部を操作することにより前記良好な画像を視聴できる放送受信方法。
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