JP2006120715A - 半導体ウェハの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 SOI領域とバルク領域を有する半導体ウェハを製造するときに、半導体ウェハの表面のエッチング損傷を防止でき且つSOI領域の表面とバルク領域の表面の水平レベル差をなくすことができる半導体ウェハの製造方法を提供する。
【解決手段】 シリコンを含む半導体基板1上に第1マスク膜を堆積するステップ、第1マスク膜上に第2マスク膜を堆積するステップ、第2マスク膜の一部を選択的に除去し垂直側壁を有する窓部を形成するステップ、第2マスク膜をマスクとして用いて第1マスク膜の一部を選択的に除去するステップ、第1マスク膜及び第2マスク膜をマスクとして用いて半導体基板1に酸化種となるイオンを注入するステップ、第2マスク膜を除去するステップ、及び酸化雰囲気中で熱処理を行い酸化種とシリコンとの反応を用いて半導体基板1中に埋め込み酸化膜4xを形成し半導体基板1の表面に熱酸化膜を形成するステップを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体ウェハの製造方法に関し、特に、SOI(Silicon on Insulator)領域及びバルク領域を備える半導体ウェハの製造方法に関する。
SOI構造のデバイスを用いたSoC(Silicon on a Chip)のための半導体ウェハとして、SOI領域とバルク領域とを併せ持つハイブリッドな半導体ウェハが提案されている。このハイブリッドな半導体ウェハを用いることで、SOI構造とバルク構造のマクロ・回路・デバイスの1チップ化が実現可能となる。例えば高性能なSOI構造のCMOSロジックとバルク構造の大容量DRAMを1チップ化した高性能DRAM混載ロジック等のアプリケーションが実現可能となる。
このハイブリッドな半導体ウェハの形成方法の1つとして、SIMOX(Separation by IMplanted OXygen)法を用いた部分SIMOX技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。部分SIMOX技術では、単結晶シリコン(Si)等の半導体基板の表面の一部に、シリコン酸化膜(SiO2膜)等のマスク膜を形成し、マスク膜をマスクとして用いて半導体基板に酸化種となる酸素イオン(O+)を注入する。マスク膜を除去した後に、酸化雰囲気のアニールを伴った高温アニールを行い、半導体基板中の酸化種(O)と半導体基板1のSiの反応を用いて埋め込み酸化膜(BOX層)を形成する。その後、半導体基板の表面に形成された熱酸化膜を除去する。部分SIMOX技術によれば、SOI基板形成技術として確立したSIMOX技術に、マスク膜形成プロセスのみが付加したものなので、ハイブリッドな半導体ウェハを容易に低コストで実現できる。
部分SIMOX技術では、SOI領域端部での埋め込み酸化膜の形状が平坦となるように、O+の注入時にバルク領域をマスクするマスク膜の側面を垂直に加工する必要がある。マスク膜の側面を垂直に加工するためには、通常、反応性イオンエッチング(RIE)法が用いられる。しかしながら、RIE法のプラズマ損傷による結晶欠陥の発生や汚染の混入、及び半導体基板へのオーバーエッチングによるSOI層の膜厚ばらつきや表面平坦性の劣化等が懸念される。また、高温アニール時の埋め込み酸化膜による体積膨張により、SOI領域の表面の水平レベルがバルク領域の表面の水平レベルより高くなり、デバイス形成面としてのレベル差が生じる。このため、デバイス形成時のリソグラフィ工程や加工工程のマージンが劣化して、歩留まり低下が懸念される。
このレベル差の改善方法としては、高温アニールの際にバルク領域の半導体基板表面に酸化膜を形成する手法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)が、レベル差を調整するために必要な酸化膜の膜厚(200nm程度)は酸素イオン注入のマスク膜としての酸化膜膜厚(通常1000nm程度)よりも非常に薄いため、高温アニール前にマスク膜として使った酸化膜を薄膜化したり、全て除去した後に形成し直したりする必要があった。しかし、薄膜化の際は膜厚のばらつきによりレベル差の制御性が劣化すること、形成し直す場合にはそれ自体の工程数の増加に加えて、元々のSOI領域とバルク領域のパターンとの間の位置合わせを保証するための工程が必要となることでさらに工程コストの増大を招く問題があった。
米国特許出願公開第6333532号明細書 特開2004−193185号公報
本発明の目的は、SOI領域とバルク領域を有する半導体ウェハを製造するときに、半導体ウェハの表面のエッチング損傷を防止でき、且つ工程数を著しく増加することなく制御性良くSOI領域の表面とバルク領域の表面の水平レベル差をなくすことができる半導体ウェハの製造方法を提供することである。
本発明の特徴は、(イ)シリコンを含む半導体基板上に第1マスク膜を堆積するステップと、(ロ)第1マスク膜上に第2マスク膜を堆積するステップと、(ハ)第2マスク膜の一部を選択的に除去し、垂直側壁を有する窓部を形成するステップと、(ニ)第2マスク膜をマスクとして用いて、第1マスク膜の一部を選択的に除去するステップと、(ホ)第1マスク膜及び第2マスク膜をマスクとして用いて、窓部を介して半導体基板に酸化種となるイオンを注入するステップと、(ヘ)第2マスク膜を除去するステップと、(ト)酸化雰囲気中で熱処理を行い、酸化種とシリコンとの反応を用いて半導体基板中に埋め込み酸化膜を形成し、半導体基板の表面に熱酸化膜を形成するステップとを含む半導体ウェハの製造方法であることを要旨とする。
本発明によれば、SOI領域とバルク領域を有する半導体ウェハを製造するときに、半導体ウェハの表面のエッチング損傷を防止でき、且つ工程数を著しく増加することなく制御性良くSOI領域の表面とバルク領域の表面の水平レベル差をなくすことができる半導体ウェハの製造方法を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
本発明の実施の形態に係る半導体ウェハは、図1に示すように、SOI領域側の表面、及びSOI領域側の表面と水平レベルがほぼ等しいバルク領域側の表面を有する半導体基板1と、SOI領域側の半導体基板1中に配置された埋め込み酸化膜4xを備える。即ち、図1に示した半導体ウェハは、SOI領域とバルク領域とを併せ持つハイブリッドなウェハである。SOI領域には、例えばSOI構造のMOSトランジスタで構成されるロジック回路等が形成可能である。バルク領域には、DRAMセルや、周辺回路等が形成可能である。
半導体基板1としては、単結晶シリコン(Si)、多結晶Si、シリコンゲルマニウム(SiGe)、及びシリコンカーバイド(SiC)等のSiを含む材料が使用可能である。埋め込み酸化膜4xの材料としては、酸化シリコン(SiO2)等が使用可能である。埋め込み酸化膜や埋め込み酸化膜4x上の半導体基板1からなるSOI層の膜厚は用途に合わせて設定されるが、例えば130nm世代のロジック用としては埋め込み酸化膜4xの厚さは0.05〜0.5μm程度で、SOI層の厚さは0.05〜0.3μm程度である。ここで、バルク領域側とSOI領域側の半導体基板1の表面の水平レベルは互いにほぼ等しく、平坦化されている。
本発明の実施の形態に係る部分SIMOX法を用いた半導体ウェハの製造方法を、図1〜図6を用いて説明する。なお、以下に述べる半導体ウェハの製造方法は一例にすぎず、この変形例を含めてこれ以外の種々の製造方法により実現可能であることは勿論である。
(イ)まず、図2に示すように、単結晶Si、多結晶Si、SiGe、又はSiC等のSiを含む半導体基板1を用意する。そして、化学気相成長法(CVD法)や熱酸化法等により、半導体基板1上にシリコン酸化膜(SiO2膜)等の第1マスク膜2を200nm程度堆積する。第1マスク膜2は、Oや水(H2O)等の酸化種を透過させる膜である。引き続き、CVD法等により、第1マスク膜2上に第2マスク膜3を1000nm程度堆積する。第2マスク膜3としては、第1マスク膜2をエッチングストップ層としてRIE加工が可能で、且つ第1マスク膜2及び半導体基板1の表面に対して損傷を与えずに選択的に除去可能な膜が好ましい。例えば半導体基板1が単結晶Siからなり、第1マスク膜2がSiO2膜である場合には、第2マスク膜3の材料としては窒化シリコン(SiN)、ホウケイ酸ガラス(BSG)やホウ素燐ケイ酸ガラス(BPSG)等を用いれば良い。
(ロ)次に、第2マスク膜3上にレジスト膜を塗布し、リソグラフィ技術を用いてレジスト膜をパターニングする。引き続き、パターニングされたレジスト膜をマスクとして用いて、RIE法等により、SOI領域側の第2マスク膜3を選択的に除去する。このとき、選択比やエッチング時間を最適化することで、第1マスク膜2が受けるオーバーエッチング量を第1マスク膜2の範囲で制御することにより、半導体基板1に対するRIE損傷を防止できる。例えば半導体基板1が単結晶Si、第1マスク膜2が膜厚200nmのSiO2膜、第2マスク膜3が膜厚1000nmのSiN膜、BSG膜やBPSG膜であれば、RIEの時間調整で、半導体基板1の表面が露出しないように第2マスク膜3を除去可能である。残存したレジスト膜はアッシングや硫酸過水液等を用いて除去される。この結果、図3に示すようにSOI領域側に垂直側壁を有する窓部10が形成される。なお、第2マスク膜3をRIE法で加工すると窓部10の垂直側壁は、85度程度以上の急峻なテーパ角形状が可能である。
(ハ)次に、ウェットエッチング等により、第1マスク膜2の露出した一部を、図4に示すように、第2マスク膜3の端部から好ましくははみ出ないように、選択的に除去する。ここで、半導体基板1の表面への損傷や汚染の混入を防ぎ、且つ第2マスク膜3に対する選択比を十分確保できるウェットエッチングや気相エッチングやドライエッチングが好ましい。これらは基本的に等方性エッチングであり、膜構成に最適な手法を選択すべきである。例えば第1マスク膜2がSiO2であり、第2マスク膜3がSiNやBSGであれば、フッ酸(HF)にフッ化アンモニウム(NH4F)を混合した緩衝HF液(BHF)を用いたウェットエッチングにより、半導体基板1および第2マスク膜3に大きな損傷を与えることなく第1マスク膜2を後退させることができる。また、ウェットエッチング等の等方性エッチングのエッチング量を制御することで、SOI領域とバルク領域の境界部となる第2マスク膜3の端部と第1マスク膜2の端部の位置関係を調整でき、境界付近のSOI層や埋め込み酸化膜の膜厚など半導体ウェハ形状を容易に調節可能となる。
(ニ)次に、図5に示すように、第2マスク膜3をマスクとして用いて、窓部10を介してSOI領域側の半導体基板1に酸化種(O)となるO+を注入して、半導体基板1中に注入領域4が形成される。ここで、例えば100nm程度の厚さの薄膜SOI層を形成する場合には、第2マスク膜3の厚さが1000nm程度あれば、バルク領域側は十分にマスクされる。その後、熱リン酸(H3PO4)やHFガスを用いて第2マスク膜3を除去する。ここで、第2マスク膜3がSiN膜であればH3PO4を用い、BSG膜であればHFガスを用いれば、第2マスク膜3を半導体基板1及び第1マスク膜2に対して高選択比で除去することができる。したがって、第2マスク膜3を除去する際の、半導体基板1及び第1マスク膜2に対する損傷を防止できる。
(ホ)引き続き、バルク領域側の第1マスク膜2を残した状態で、酸化雰囲気下、1300〜1400度程度で熱処理(高温アニール)を行い、SOI領域側の注入領域4の酸化種(O)と半導体基板1のSiとの反応を用いて、図6に示すように埋め込み酸化膜4xを形成する。このとき、埋め込み酸化膜4x形成時の体積膨張により、SOI領域側の半導体基板1の表面が盛り上がる。同時に、酸化雰囲気に含まれるO等の酸化種により、図6に示すように半導体基板1の表面に熱酸化膜5が形成される。ここで、SOI領域においては、通常の酸化工程と同様にして表面の酸化膜の膜厚が薄い最初は半導体基板1の表面への酸化種の供給が充分であるため反応律速で半導体基板1の表面の酸化がほぼ一定速度で進み、表面に形成される酸化膜の厚さが増すとともに、徐々に酸化膜中を酸化種が拡散する現象が支配的となる。拡散律速では酸化速度は時間の平方根に逆比例して減少する傾向となる。一方、バルク領域においては第1マスク2が半導体基板1上にあるため、より早い段階で(あるいは最初から)拡散律速による酸化条件となるので、SOI領域に比べて半導体基板1の表面酸化が抑制される。したがって、バルク領域側の半導体基板1の第1マスク膜2直下の表面の酸化により消費される半導体基板1の膜厚を、SOI領域側の半導体基板1の露出した表面から始まる半導体基板1の消費膜厚よりも埋め込み酸化膜4xの形成による盛り上がり分だけ抑制するように第1マスク膜2の膜厚を設定することにより、SOI領域側の半導体基板1の露出した表面、及びバルク領域側の半導体基板1の第1マスク膜2直下の表面の水平レベルを互いに略等しくすることができる。なお、バルク領域の半導体基板1表面の酸化量のばらつきを抑制しレベル差を制御性良く設定するためには、酸化が充分拡散律速となるような第1マスク膜2の膜厚と高温アニール条件を設定することがより好ましい。その後、HF等を用いて第1マスク膜2及び熱酸化膜5を除去する。
本発明の実施の形態に係る半導体ウェハの製造方法によれば、図1に示した半導体ウェハを実現可能である。なお、第1マスク膜2の膜厚を適宜調整することで、バルク領域側の熱酸化膜5の厚さを調整できる。例えばある酸素イオン注入条件とアニール条件のもと100nm程度の薄膜SOIを形成する場合に、図7に示すように、SOI領域とバルク領域のレベル差を解消する最適な第1マスク膜2の膜厚は220nm程度である。なお、最適な第1マスク膜厚2の膜厚が薄くなると、図3に示したように第2マスク膜3のRIEのオーバーエッチングを第1マスク膜2の途中でストップさせることが困難に成りえる。この場合には、第2マスク膜3と第1マスク膜2の間に、第2マスク膜3のRIEに対して充分ストッパ膜として機能する膜を介在させるのが好ましい。例えば、SiO2としての第1マスク膜2の膜厚が数10nmであり、第2マスク膜3が1000nm程度の膜厚のBSGであっても、さらに第1マスク膜2と第2マスク膜3との間にSiN膜を100nm程度介在させることで、第2マスク膜3としてのBSGのRIEのオーバーエッチングをSiNでストップ可能であり、この後SOI領域のSiNをH3PO4液など等方性エッチングで側面がBSGの側面から横方向に後退するように除去し、さらに露出したSOI領域の第1マスク膜2としてのSiO2もBHF溶液などの等方性エッチングにより側面がBSGの側面から横方向に後退するように除去することで、半導体基板1にダメージを入れずに第2マスク膜3を加工することが可能である。
次に、第1の比較例を図24〜図26に示す。第1の比較例では、図24に示すように、半導体基板101上に、ウェットエッチング等により、傾斜したテーパの側面を有するマスク膜102を形成する。マスク膜102をマスクとして用いて半導体基板101にO+を注入する。この結果、SOI領域側の半導体基板101中に注入領域104が形成される。マスク膜102の側面にテーパがつくことで、半導体基板101中に注入されたO原子の濃度分布は、半導体基板1の表面側に裾を引くプロファイルとなる。このため、図25に示すように、高温アニールにより形成される埋め込み酸化膜104xと熱酸化膜105が繋がってしまう。その結果、半導体基板101へ強いストレスがかかり、結晶欠陥が増加したり、半導体基板101が変形を受け、ひいてはデバイス特性が変調される問題が生じる可能性がある。また、高温アニール後に熱酸化膜105を除去する際に、オーバーエッチングにより埋め込み酸化膜104xの一部も除去される。このため、図26に示すように、SOI領域とバルク領域の境界部に窪みが生じ、デバイス形成に際して支障が出てくる場合がある。したがって、SOI領域端部の埋め込み酸化膜104xの形状を良好にするために、O+の注入時にマスクするマスク膜102の側面を垂直形状に加工してを行う必要がある。マスク膜102の側面を垂直形状に加工するためには、RIEプロセスが有効となる。
次に、第2の比較例を図27〜図29に示す。第2の比較例では、図27に示すように、RIE法により、半導体基板201上に形成されたマスク膜202の一部を選択的に除去して、SOI領域側に垂直側壁を有する窓部210を形成する。マスク膜202をマスクとして用いて、窓部210を介してO+を注入するので、図24に示すような裾引きがない注入領域204が形成される。しかしながら、RIEプロセスにおいては、マスク膜202下の半導体基板201をエッチングストップ層として用いるので、RIEのプラズマ損傷による結晶欠陥や汚染の混入、半導体基板へのオーバーエッチングによるSOI層の膜厚ばらつきや表面平坦性の劣化等が懸念される。
これに対して、本発明の実施の形態によれば、多層マスク膜構成にしてエッチング条件を最適化することで図3に示すように第1マスク膜2をエッチングストップ層として、RIE法により第2マスク膜3の一部を除去して、埋め込み酸化膜4xを平坦に形成するための垂直側壁を有する窓部10を形成する。更に、図4に示すように、SOI領域側の第1マスク膜2を非RIE加工とし、ウェットエッチングで除去する。このため、RIE法による半導体基板1のエッチング損傷を防止でき、SOI層表面の高い平坦性を得ることができる。
更に、第2の比較例においては、図27に示したマスク膜202を除去して、酸化雰囲気中で高温アニールを行う。図28に示すように、高温アニール時の埋め込み酸化膜204xによる体積膨張により、SOI領域の表面の水平レベルがバルク領域の表面の水平レベルより高くなる。したがって、酸化雰囲気に含まれるOにより形成される熱酸化膜205を除去した後に、図29に示すように、SOI領域とバルク領域でデバイス形成面としてのレベル差が生じる。このため、デバイス形成時のリソグラフィ工程や加工工程のマージンが劣化して、歩留まり低下が懸念される。
これに対して、本発明の実施の形態によれば、図6に示すように、高温アニール時にバルク領域側に第1マスク膜2を残しているので、SOI領域側の半導体基板1の露出した表面の酸化が、バルク領域側の半導体基板1の第1マスク膜2直下の表面よりも抑制される。したがって、埋め込み酸化膜304xの体積膨張による半導体基板1の盛り上がり分だけ、バルク領域側の半導体基板1の表面の酸化の進行を抑制するように第1マスク膜2の膜厚や酸化条件を設定すれば、SOI領域側の半導体基板1の露出した表面、及びバルク領域側の半導体基板1の第1マスク膜2直下の表面の水平レベルを互いに略等しくすることができる。
更に、第2の比較例において、図27に示したO+の注入後、マスク膜202を完全に除去せずに、半導体基板1の表面の酸化の進行を抑制するのに最適な例えば200nm程度の膜厚までマスク膜202を膜減りさせて高温アニールを行う場合には、エンドポイントの検出が困難であるので、マスク膜202を膜減りさせたときの残膜の膜厚の制御性が低い。このため、高温アニール後のSOI領域側の半導体基板1の露出した表面、及びバルク領域側の半導体基板1の第1マスク膜2直下の表面の水平レベル差がばらつく傾向になる。これに対して、本発明の実施の形態では、O+の注入後には図5に示した第2マスク膜3を選択的に除去することで、図6に示すように、200nm程度の第1マスク膜2を膜減りさせることなく残すことができるので、第1マスク膜2の膜厚を最初の形成膜厚により高精度に制御できる。したがって、高温アニール後のSOI領域側の半導体基板1の露出した表面、及びバルク領域側の半導体基板1の第1マスク膜2直下の表面の水平レベルを互いに略等しくすることができる。
(第1の変形例)
本発明の実施の形態の第1の変形例に係る半導体装置の製造方法を、図1、図8〜図13を用いて説明する。
(イ)まず、図8に示すように、熱酸化法やCVD法により、Siを含む半導体基板1上にSiO2等の第1マスク膜2を堆積する。引き続き、CVD法等により、第1マスク膜2上に、BSGやBPSG等の第2マスク膜3を800nm程度堆積する。第1の変形例では、更に、CVD法により、第2マスク膜3上にSiN等の第3マスク膜6を150nm程度堆積する。
(ロ)次に、図9に示すように第3マスク膜6上に、レジスト膜を塗布し、リソグラフィ技術を用いてレジスト膜をパターニングする。引き続き、パターニングされたレジスト膜をマスクとして用いて、RIE等により、SOI領域側の第3マスク膜6及び第2マスク膜3を順次選択的に除去して、SOI領域側に垂直側壁を有する窓部10を形成する。ここで、第1マスク膜2がバッファ層として機能するので、半導体基板1に対する損傷を防止できる。残存したレジスト膜はアッシングや硫酸過水液等を用いて除去される。
(ハ)次に、CVD法等により、図10に示すように、第1マスク膜2、第2マスク膜3、及び第3マスク膜6の露出部分を覆うように、膜厚100nm程度のSiN等の絶縁膜7を堆積する。そして、RIE法等の異方性エッチングにより、絶縁膜7の平坦部を選択的に除去する。この結果、図11に示すように、第1マスク膜2及び第2マスク膜3の側壁に、100nm程度の幅を有する側壁保護膜7xを形成する。このとき、バルク領域側の第2マスク膜3直上の第3マスク膜6もオーバーエッチングを受けるが100nm程度の膜厚を残すことは可能である。即ち、第2マスク膜3が、第1マスク膜2、第3マスク膜6、及び側壁保護膜7xにより囲まれた形状となる。
(ニ)次に、HFやBHF等のエッチング溶液を用いたウェットエッチングやHFガスなどにより、図12に示すようにSOI領域側のSiO2としての第1マスク膜2を選択的に除去する。このとき、SiNとしての第3マスク膜6と側壁保護膜7xにより、BSGやBPSGなど酸化膜系であっても第2マスク膜3が除去されるのを完全に防止できる。次に、第1マスク膜2、第2マスク膜3、第3マスク膜6、及び側壁保護膜7xをマスクとして用いて、窓部10を介してSOI領域側の半導体基板1に酸化種となるO+を注入する。その後、H3PO4溶液を用いて、第3マスク膜6と側壁保護膜7xを除去する。更に、HFガス等を用いて、第2マスク膜3を除去する。
(ホ)次に、バルク領域側に第1マスク膜2を残した状態で、酸化雰囲気下、1300〜1400度程度で高温アニールを行い、SOI領域側の注入領域4の酸化種(O)と半導体基板1のSiとの反応を用いて、図13に示すように、半導体基板1中に埋め込み酸化膜4xが形成される。同時に、SOI領域側の半導体基板1の表面、及びバルク領域側の半導体基板1の第1マスク膜2直下の表面に熱酸化膜5が形成される。ここで、バルク領域においては第1マスク膜2の膜厚を調整することで、SOI領域及びバルク領域の半導体基板1と熱酸化膜5の界面がほぼ同一の水平レベルとなるように熱酸化膜5が形成される。その後、HF等を用いて熱酸化膜5が除去されることで、図1に示した半導体ウェハが完成する。
本発明においては、第2マスク膜3の材料としてBSGを用い、第1マスク膜2の材料としてSiO2を用いた場合、第1マスク膜2及び第2マスク膜3は、互いにエッチング選択比があまり大きくない。また、第2マスク膜3の材料としてSiNを用いた場合、SiNは比較的ストレスが大きく、SiNをO+の注入時のマスクとして必要な膜厚で形成すると、ストレスによるはがれの発生が懸念される。
これに対して、第1の変形例では、BSGやBPSG等の第2マスク膜3を側壁保護膜7xでマスクして第1マスク膜を除去するので、第2マスク膜の除去を防止できる。更に、厚い膜厚が必要な第2マスク膜3としてはBSGやBPSGを用いているため、マスク膜のストレスを低減することができ、剥がれやプロセスマージンの低下等を防止できる。
(第2の変形例)
本発明の実施の形態の第2の変形例に係る半導体装置の製造方法を図1、図8、図14〜図17を用いて説明する。
(イ)まず、図8に示すように、熱酸化法やCVD法等により、半導体基板1上にSiO2等の第1マスク膜2を堆積する。引き続き、CVD法等により、第1マスク膜2上にBSGやBPSG等の第2マスク膜3を堆積する。更に、CVD法等により、第2マスク膜3上に、SiN等の第3マスク膜6を堆積する。
(ロ)次に、第3マスク膜6上にレジスト膜を塗布し、リソグラフィ技術を用いてレジスト膜をパターニングする。引き続き、パターニングされたレジストをマスクとして用いて、RIE法等により、第3マスク膜6及びSOI領域側の第2マスク膜3を少なくともSOI領域側の第1マスク膜2が完全に除去されないように順次エッチングする。残存したレジスト膜はアッシングや硫酸過水液等を用いて除去される。図14に示すように、この結果、SOI領域側に垂直側壁を有する窓部10が形成される。
(ハ)次に、BHF等を用いて、SOI領域側の第1マスク膜2を選択的に除去する。このとき、図15に示すように、第3マスク膜6直下の第1マスク膜2及び第2マスク膜3の側面もエッチングされて後退する。第1マスク膜2と第2マスク膜3のエッチングレートは、膜の形成条件や熱処理条件により適宜制御することが可能であり、垂直側壁を有する窓部10xを形成可能である。その後、H3PO4等を用いて、ひさし形状となった第3マスク膜6を除去する。
(ニ)次に、図16に示すように、第2マスク膜3をマスクとして用いて、窓部10を介してSOI領域側の半導体基板1に酸化種となるO+を注入する。引き続き、HFガスを用いて、第2マスク膜3を除去する。そして、バルク領域側に第1マスク膜2を残した状態で、酸化雰囲気下、1300〜1400度程度で高温アニールを行い、SOI領域側の注入領域4の酸化種(O)と半導体基板1のSiとの反応を用いて、図17に示すように、半導体基板1中に埋め込み酸化膜4xが形成される。また、埋め込み酸化膜4xの体積膨張により半導体基板1の表面が盛り上がる。同時に、半導体基板1の表面に熱酸化膜5が形成される。ここで、バルク領域では、酸化種(O)が第1マスク膜2を介するので、半導体基板1の表面酸化が抑制される。この結果、SOI領域とバルク領域の表面の水平レベルが略等しくなる。その後、HF等を用いて熱酸化膜5を除去することで、図1に示すようなレベル差のないハイブリッドな半導体ウェハが得られる。
第2の変形例によれば、第1の変形例よりも簡略化されたプロセスで、SiO2系の低ストレス膜による厚いマスク膜を構成でき、剥がれを防止できる。
なお、RIE法により第3マスク膜6の一部を除去した後に、図15に示すように第3マスク膜6を残してウェット処理するプロセスを想定する場合、マスク膜をSiO2膜、即ち第1マスク膜2及び第2マスク膜3を単層とする場合にも適用可能で、半導体基板1に損傷を与えずにマスク膜の側面を垂直形状に加工可能である。このとき、第3マスク膜6は単にレジスト膜でも構わない。
(第3の変形例)
本発明の実施の形態の第3の変形例に係る半導体装置の製造方法を、図1、図18〜図21を用いて説明する。
(イ)まず、図18に示すように、半導体基板1を用意する。そして、後工程でパターニングする際に半導体基板1に損傷を入れないために、酸化等により、半導体基板1上にSiO2等のバッファ膜8を10nm堆積する。引き続き、CVD法等により、O等の酸化種の透過を減少させる性質を有する多結晶SiやアモルファスSi等の第1マスク膜2を堆積する。このとき、第1マスク膜2の膜厚を、後工程の高温アニール時にバルク領域側の酸化を抑制したい分のSiに相当する膜厚とする。例えば、100nm程度抑制したい場合には、45nm程度とすることで、まず多結晶SiやアモルファスSi等が酸化しきるまでは半導体基板1のSiの酸化が抑制されることになる。引き続き、CVD法等により、BSG又はBPSGの第2マスク膜3を1000nm程度堆積する。なお、第2マスク膜3として単層膜を用いるが、複合膜でも良い。
(ロ)次に、第2マスク膜3上にレジスト膜を塗布し、リソグラフィ技術を用いてレジスト膜をパターニングする。引き続き、パターニングされたレジスト膜をマスクとして用いて、RIE法等により、SOI領域側の第2マスク膜3を選択的に除去して、SOI領域側に垂直側壁を有する窓部10を形成する。ここで、第1マスク膜2が多結晶SiやアモルファスSi等からなるので、第2マスク膜3のRIEのエッチングストップ層として第1マスク膜2を活用でき、プロセスマージンを確保できる。残存したレジスト膜はアッシングや硫酸過水液等を用いて図19に示すように、除去される。その後、ケミカルドライエッチング(CDE)等によりSOI領域側の第1マスク膜2を選択的に除去する。あるいは第1マスク膜2が多結晶SiやアモルファスSi等であればRIEによってもバッファ酸化膜8をストッパとしてパターニングすることも可能である。必要であればバッファ膜8も除去される。
(ハ)次に、図20に示すように、第2マスク膜3をマスクとして用いて、窓部10を介してSOI領域側の半導体基板1に酸化種となるO+を注入する。その後、HF等を用いて第2マスク膜3を除去する。そして、酸化雰囲気下、1300〜1400度程度で高温アニールを行い、SOI領域側の注入領域4の酸化種(O)と半導体基板1のSiとの反応を用いて、図21に示すようにSOI領域側の半導体基板1中に埋め込み酸化膜4xを形成する。このとき、埋め込み酸化膜4xの体積膨張により、SOI領域側の半導体基板1の表面が盛り上がる。また、半導体基板1の表面には、熱酸化膜5が形成される。バルク領域側においては、単結晶SiやアモルファスSi等の第1マスク膜2が完全に酸化されてSiO2となってから、半導体基板1の表面の酸化が始まる。したがって、酸化雰囲気に含まれる酸化種(O)の透過を減少させ、SOI側よりも半導体基板1の表面の酸化が抑制される。その後、熱酸化膜5を除去して、図1に示すような半導体ウェハが完成する。
本発明の実施の形態では、バルク領域側に酸化種を透過させる第1マスク膜2を残して、高温アニール時に表面酸化を抑制することで、埋め込み酸化膜4x形成によるSOI領域の盛り上がりを補うプロセスとしていた。これに対して、第3の変形例によれば、第1マスク膜2として多結晶SiやアモルファスSi等の酸化種の透過を減少させる性質を有する膜を用いた場合でも、バルク領域の表面酸化を抑制することができる。したがって、第1マスク膜2の膜厚により、半導体基板1の表面の水平レベルの制御が可能となる。
(第4の変形例)
本発明の実施の形態の第4の変形例に係る半導体ウェハの製造方法を、第3の変形例と同様に図1、図18〜図21を用いて説明する。
(イ)まず、図18に示すように、CVD法や酸化等により、半導体基板1上にSiO2等のバッファ膜8を50nm程度必要であれば堆積する。CVD法等により、酸化種の透過を減少させる性質を有するSiN等の第1マスク膜2を150nm程度堆積する。更に、CVD法等により、第1マスク膜2上に例えばBSG、BPSG又はポリSi等の第2マスク膜3を1000nm程度堆積する。
(ロ)次に、第2マスク膜3上にレジスト膜を塗布し、リソグラフィ技術を用いてパターニングする。引き続き、パターニングされたレジスト膜をマスクとして用いて、RIE法等により、SOI領域側の第2マスク膜3を選択的に除去して、垂直側壁を有する窓部10を形成する。このとき、第1マスク膜2を、第2マスク膜3に対するRIEのエッチングストップ層として活用できるため、半導体基板1に対するRIE損傷を防止でき、プロセスマージンを確保できる。残存したレジスト膜はアッシングや硫酸過水液等を用いて図19に示すように除去される。
(ハ)次に、図20に示すように、H3PO4等を用いて、SOI領域側の第1マスク膜2を、第2マスク膜3の端部からはみ出さないように除去する。なお、必要であれば、HF等を用いてバッファ膜8も除去する。そして、第2マスク膜3をマスクとして用いて、窓部10を介してSOI領域側の半導体基板1に酸化種となるO+を注入する。その後、HFガス等を用いて第2マスク膜3を除去する。
(ニ)次に、酸化雰囲気下、1300〜1400度程度で、高温アニールを行い、SOI領域側の注入領域4の酸化種(O)と半導体基板1のSiとの反応を用いて、図21に示すように埋め込み酸化膜4xを形成する。このとき、バルク領域側の半導体基板1の表面には酸化種の透過を阻止する性質を有するSiN等の第1マスク膜2があるので、バルク領域側の半導体基板1の酸化が阻止される。ここで、アニール条件をSOI領域における埋め込み酸化膜4xによる盛り上がり分と表面酸化による後退分とが一致する条件、即ちSOI領域側の表面高さが変化しない条件に調整することにより、SOI領域側及びバルク領域側の半導体基板1の表面の水平レベルを互い略等しくすることができる。その後、半導体基板1の熱酸化膜5を除去して、図1に示すような半導体ウェハが完成する。
第4の変形例によれば、SOI領域側では埋め込み酸化膜4xの体積膨張分と、バルク領域における半導体基板1の表面酸化の後退分を同一となるように調整して、且つバルク領域側では半導体基板1の表面酸化を抑制することで、SOI領域側とバルク領域側の半導体基板1の表面レベルを互いにほぼ等しくすることができる。
(第5の変形例)
本発明の実施の形態の第5の変形例に係る半導体ウェハの製造方法は、図18〜図20の手順は第4の変形例と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。第5の変形例では、図20に示すように第1マスク膜2を第2マスク膜3直下に後退させた後に、酸化種の半導体基板1への供給を緩和させる多結晶SiやSiN等の絶縁膜を堆積する。そして、CDEやRIE等により、絶縁膜の一部を選択的に除去する。この結果、図22に示すように、第2マスク膜3直下に第1マスク膜2と隣接して、絶縁膜からなる埋め込みバッファ膜9が埋め込まれる。その後、SOI領域側の半導体基板1に酸化種となるO+を注入する。ここで、埋め込みバッファ膜により、自己整合的にSOI領域とバルク領域の境界部に酸化種の供給を抑制することができる。
SOI領域とバルク領域の境界部の埋め込み酸化膜4xの端部では、埋め込み酸化膜4x厚が厚めに形成される場合がある。これに対して、第5の変形例によれば、境界部に酸化種の供給を抑制する埋め込みバッファ膜9を形成することで、自己整合的に境界部に酸化種の供給を抑制することができる。したがって、埋め込み酸化膜4xの厚さが増加するのを防止可能となる。また、埋め込みバッファ膜9は境界部の半導体基板1の酸化の抑制にも寄与するため、埋め込み酸化膜4xの厚さが多少増加した場合であっても、SOI層が消失してしまうことを回避できる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。既に述べた本発明の実施の形態においては、レジスト工程を用いて境界部のマスク膜構造を半導体ウェハ内で複数設けることで、埋め込み酸化膜4xと熱酸化膜5とが分離される境界と分離されない境界等形状の異なる境界を複数併せ持つ様にしても良い。
また、部分SIMOX技術では、埋め込み酸化膜4x形成に際して、バルク領域への強い応力が生じ、広い領域にわたっての素子での影響が懸念される。ただし、形成条件により、高温アニール時にバルク領域の表面高さが境界から数十μmの領域にかけてなだらかに変化するように変形させることで、応力を解放した部分SIMOX基板にすることが可能である。図23に示すように、数10μmの範囲で数10nmで緩やかに境界に向かってバルク表面が高まる構造であれば素子形成にも問題が生じにくい。しかしながら、このレベルのなだらかな起伏もリソグラフィ工程などへの悪影響となることも考えられ、この場合には、SOI領域の半導体基板1の表面レベルがバルク領域の起伏の中央になるように設定することも有効と考えられる。さらに例えば、上述のようにマスク材(マスク膜)の構成を境界数10μm程度の範囲で切り替えて、半導体基板1が酸化されやすい条件に設定する。或いは、予め数10μm程度内の領域の半導体基板1を数10nm除去した上でアニールを行うようにすることが考えられる。予め数10μm程度内の領域の半導体基板1を数10nm除去する場合においては、ダメージや汚染等の程度上問題無い場合は、第1マスク膜2のRIEの際に、パターン境界に近い領域のエッチングが早い条件で半導体基板1までオーバーエッチングすることで、その他の構成を変えずにシンプルに対応することも可能である。このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施の形態に係る半導体ウェハの断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体ウェハの製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体ウェハの図2に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体ウェハの図3に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体ウェハの図4に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体ウェハの図5に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態に係るSOI領域の高さと最適なマスク膜の厚さとの関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係る半導体ウェハの製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係る半導体ウェハの図8に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係る半導体ウェハの図9に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係る半導体ウェハの図10に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係る半導体ウェハの図11に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係る半導体ウェハの図12に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係る半導体ウェハの製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係る半導体ウェハの図14に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係る半導体ウェハの図15に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係る半導体ウェハの図16に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態の第3及び第4の変形例に係る半導体ウェハの製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態の第3及び第4の変形例に係る半導体ウェハの図18に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態の第3及び第4の変形例に係る半導体ウェハの図19に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態の第3及び第4の変形例に係る半導体ウェハの図20に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態の第5の変形例に係る半導体ウェハの製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態の第6の変形例に係る半導体ウェハの製造方法を示す工程断面図である。 第1の比較例に係る半導体ウェハの製造方法を示す工程断面図である。 第1の比較例に係る半導体ウェハの図27に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 第1の比較例に係る半導体ウェハの図28に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 第2の比較例に係る半導体ウェハの製造方法を示す工程断面図である。 第2の比較例に係る半導体ウェハの図30に引き続く製造方法を示す工程断面図である。 第2の比較例に係る半導体ウェハの図32に引き続く製造方法を示す工程断面図である。
符号の説明
1…半導体基板
2…第1マスク膜
3…第2マスク膜
4…注入領域
4x…埋め込み酸化膜
5…熱酸化膜
6…第3マスク膜
7…絶縁膜
7x…側壁保護膜
8…バッファ膜
9…埋め込みバッファ膜

Claims (5)

  1. シリコンを含む半導体基板上に第1マスク膜を堆積するステップと、
    前記第1マスク膜上に第2マスク膜を堆積するステップと、
    前記第2マスク膜の一部を選択的に除去し、垂直側壁を有する窓部を形成するステップと、
    前記第2マスク膜をマスクとして用いて、前記第1マスク膜の一部を選択的に除去するステップと、
    前記第1マスク膜及び前記第2マスク膜をマスクとして用いて、前記窓部を介して前記半導体基板に酸化種となるイオンを注入するステップと、
    前記第2マスク膜を除去するステップと、
    酸化雰囲気中で熱処理を行い、前記酸化種と前記シリコンとの反応を用いて前記半導体基板中に埋め込み酸化膜を形成し、前記半導体基板の表面に熱酸化膜を形成するステップ
    とを含むことを特徴とする半導体ウェハの製造方法。
  2. 前記第1マスク膜の一部を選択的に除去するステップは、前記第1マスク膜の一部をウェットエッチングすることを特徴とする請求項1に記載の半導体ウェハの製造方法。
  3. 前記窓部を形成するステップの前に、前記第2マスク膜上に第3マスク膜を形成するステップを更に含み、
    前記窓部を形成するステップは、前記第3マスク膜の一部を選択的に除去することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体ウェハの製造方法。
  4. 前記第1マスク膜を堆積するステップの前に、前記半導体基板上にバッファ膜を堆積するステップを更に含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体ウェハの製造方法。
  5. 前記第1マスク膜の一部を選択的に除去するステップは、前記第2マスク膜直下の前記第1マスク膜の一部を更に除去することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体ウェハの製造方法。

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