JP2006118685A - 作業機械の流体圧回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業機械の流体圧回路に関し、簡素な構成で、流体圧アクチュエータの動作不良を防止しながら、再生効率及びエネルギー効率を向上させる。
【解決手段】 流体圧供給源4と、流体圧アクチュエータ5と、その作動量を設定する操作手段7と、流体圧アクチュエータ5への作動流体の供給流量を調節する制御弁2と、流体圧アクチュエータ5から排出された作動流体を再生させる再生回路17と、再生流量を調節する再生弁8と、制御弁2の開度を制御するパイロット回路19と、パイロット回路19から分岐して再生弁8の開度を調節する第2パイロット回路20と、流体圧供給源4からの作動流体の供給流量に応じて制御信号を出力する制御手段11と、第2パイロット回路20上に介装され該制御信号に基づいて再生弁8の開度制御にかかるパイロット圧を調節する電磁比例式パイロット圧制御弁10とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、作業機械に備えられた流体圧アクチュエータの作動を制御する流体圧回路に関する。
油圧ショベル等の作業機械は、油圧シリンダ等をはじめとする流体圧アクチュエータを流体圧回路上に備え、流体圧アクチュエータによりバケットやブーム,スティック,旋回装置といった流体圧装置を作動させるように構成されている。つまり、作業機械においては、油圧ポンプによって加圧された作動油が油圧回路を介して各種油圧装置へ供給されるようになっており、油圧ポンプと油圧装置との間に制御弁が介装されて、油圧装置へ供給される作動油の流量や油圧が適切に制御されるようになっている。
例えば、特許文献1には、油圧メインポンプから吐出される圧油が制御弁を介して複数の油圧シリンダ(アクチュエータ)へ供給される油圧回路の油圧制御装置において、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧油が、操作レバーを備えたリモコン弁(遠隔操作弁)を介して制御弁の調圧弁部へ供給されて、制御弁の開度が調整される構成が記載されている。このような構成により、オペレータによる操作レバーの操作に応じて制御弁の開度を調節し、油圧シリンダへ供給される圧油の流量を制御できるようになっている。
ところで、このような油圧回路において、油圧シリンダから作動油タンクへ排出される作動油の一部を再び油圧シリンダへ還流させて再利用を図る再生回路を併設したものが開発されている。例えば、特許文献2には、液圧シリンダのヘッド側から作動油タンクへの戻り油の一部をロッド側へ供給する再生回路が液圧回路に形成された構成が記載されており、このような構成によってヘッド側の高圧液を有効利用し、省エネルギー運転ができるようになっている。
一般的な再生回路を備えた作業機械の油圧回路の構成を図4に示す。ここに示された油圧回路は、作業機械のアームがオペレータによってアームイン操作(アームを駆動するアーム油圧シリンダの伸び操作であり、アームを内側に回転させる操作)された時に、アーム油圧シリンダ5から排出される作動油を再生利用するための再生回路17を備えた油圧回路である。
まず、この油圧回路には、エンジン21によって駆動されて作動油を圧送する油圧ポンプ4とアームを駆動するアーム油圧シリンダ5とがコントロール弁ユニット1のアーム制御弁2を介して配置されている。また、アーム制御弁2からアーム油圧シリンダ5のヘッド室5a側への作動油通路(ヘッドライン)14とアーム油圧シリンダ5のロッド室5b側への作動油通路(ロッドライン)15とを連結するように、再生通路17が備えられており、この再生通路17上には再生通路17を流通する作動油流量を制御するための再生弁8が備えられている。なお、アームイン操作時における作動油の再生量を増加させるために、アーム制御弁2の戻り油制御開口部2cの開口が十分に絞られた状態に設定されている。これにより、ロッドライン15から作動油タンク12へ還流する作動油が、タンクライン16よりも再生通路17へ流通しやすいようになっている。
このような再生回路を備えた油圧回路においては、アーム油圧シリンダ5の作動量を設定するアーム操作レバー7がオペレータによって操作されると、パイロット回路19,20を介してパイロット圧が制御弁2の圧力室2a及び再生弁8の圧力室8aへ導かれて、制御弁2,再生弁8の開度が制御されるようになっている。これにより、アーム操作レバー7の操作量の増加に応じて、再生弁8を介して再生される作動油流量を増加させることができるようになっている。
なお、再生通路17には、ヘッドライン14からロッドライン15への作動油の流通(すなわち、再生方向に対して逆方向への作動油の流通)をブロックする逆止弁(チェックバルブ)18が介装されているとともに、ロッドライン15から分岐した油圧回路上には、アームシリンダ5のロッド室5b側の作動油を直接作動油タンク12へリリーフさせるためのアンロード弁9が設けられている。
特開2001−200806号公報 特開平9−329106号公報
ところで、上述のような再生回路においては、再生通路17を流通して再生される作動油量を増加させることができれば、再生効率をより高めることができる。したがって、エネルギー効率を向上させることを考えると、再生通路17に介装される再生弁8の最大開度をできるだけ大きく(開放側に)設定して、再生通路17の作動油流量を増加させることができるようにすることが望ましい。
しかし、再生弁8の最大開度を大きく設定すると、以下のような課題が生ずることがある。例えば、アーム油圧シリンダ5においてアームイン操作を行う場合、再生通路17の作動油流量が増加することによって、ロッド室5b側の作動油の排出量も増加することになる。ここで、シリンダロッド5Rの単位移動量に対するヘッド室5aへの必要作動油流入量は、構造的に、ロッド室5bからの作動油流出量よりも多くなっている(一般に、略2倍程度)ため、増加したロッド室5b側の作動油の排出量に比例した量の作動油を、アーム油圧シリンダ5のヘッド室5a側へ供給する必要がある。
つまりここで、油圧ポンプ4からアーム油圧シリンダ5のヘッド室5a側へ供給される作動油流量と、再生通路17を通ってヘッド室5a側へ再生される作動油流量との和が、ロッド室5bからの作動油の排出によるシリンダロッド5Rの移動によって増加したヘッド室5a側体積に満たない場合には、シリンダ内でバキュームによるエアが発生し、操作性が悪化したりシリンダ内のシールが破損してしまうのである。
そのため、上述したような従来の再生回路においては、ヘッドライン14を介してヘッド室5aへ供給される作動油流量が最も少ない状態、すなわち、油圧ポンプ4を駆動するエンジン21の回転速度(エンジン回転数Ne)が低回転の状態において、ロッド室5bからの作動油排出によるシリンダ内のバキュームが発生しない程度に、再生弁8の最大開度を絞って設定せざるを得ず、再生弁8の最大開度を大きくすることが困難であるという課題がある。
また、このような再生回路における再生弁の最大開度設定にかかる制約により、単に再生効率上の課題だけでなく、以下のような課題も生じている。すなわち、再生弁8の最大開度は予めシリンダ内におけるバキュームが生じないように絞られて設定されているため、エンジン21の回転速度が高回転の状態では、油圧ポンプ4からアームシリンダ5のヘッド室5a側へ供給される作動油が増加するのに対し、ロッド室5b側においては、再生弁8から再生される作動油量が増加しにくい。
このとき、アーム制御弁2の戻り油制御開口部2cの開口も十分に絞られた状態に設定されているため、作動油タンク12へ還流する作動油量も増加しにくく、結果としてロッドライン15の作動油圧が上昇してアームシリンダ5のシリンダロッド5Rが移動しにくくなってしまう。つまり、ロッドライン15内の作動油圧がアームシリンダ5の負荷として働くことになり、油圧ポンプ4にかかる負荷も増大して、必要以上のエネルギーロスが生じることになってしまう。
本発明は、このような課題に鑑み案出されたもので、簡素な構成で、流体圧アクチュエータの動作不良を防止しながら、再生効率及びエネルギー効率の良好な作業機械の流体圧回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の作業機械の流体圧回路(請求項1)は、流体圧回路の作動流体を圧送する流体圧供給源と、該流体圧供給源から該作動流体を供給されて作動し、該作動流体を流体圧タンクへ排出する流体圧アクチュエータと、オペレータの操作量に応じて該流体圧アクチュエータの作動量を設定する操作手段と、該流体圧供給源から該流体圧アクチュエータへの作動流体供給通路上に介装されて該流体圧アクチュエータへ供給される該作動流体の供給流量を調節する制御弁と、該流体圧アクチュエータから排出された該作動流体を該流体圧タンクを介さず再び該流体圧アクチュエータへ流通させる再生回路と、該再生回路上に介装されて、該再生回路を流通する該作動流体の再生流量を調節する再生弁と、該操作手段で設定された該作動量に応じて該流体圧アクチュエータを作動させるべく該制御弁の開度を制御するためのパイロット作動流体を流通させるパイロット回路と、該パイロット回路から分岐し、流体圧によって該再生弁の開度を調節する該パイロット作動流体を流通させる第2パイロット回路と、該流体圧供給源から圧送される該作動流体の供給流量に応じて制御信号を出力する制御手段と、該第2パイロット回路上に介装され、該制御手段からの該制御信号に基づいて該再生弁の開度制御にかかる該パイロット作動流体の流体圧を調節する電磁比例式パイロット圧制御弁とを備えたことを特徴としている。
また、該制御手段は、該流体圧供給源から圧送される該作動流体の供給流量が増加するほど、該パイロット圧制御弁の開度を開放する制御信号を出力し、該再生弁は、該パイロット圧制御弁の開度の開放に伴って、該再生回路を流通する該作動流体の再生流量を増量させることが好ましい(請求項2)。
また、該作動流体供給源を駆動するエンジンとを備え、該制御手段は、該エンジンの回転数に応じて該制御信号を出力することが好ましい(請求項3)。
本発明の作業機械の流体圧回路(請求項1)によれば、簡素な構成で、再生回路を介した作動流体の再生量を電磁比例式パイロット圧制御弁で容易に調整することができ、流体圧アクチュエータの動作不良を防止しながら、再生効率を上昇させることができる。また、流体圧回路の負荷を低減させることができ、エネルギーロスを低減させることができる。
また、本発明の作業機械の流体圧回路(請求項2)によれば、再生弁にかかるパイロット圧制御弁の開度を制御するようになっているため、再生弁の開口特性を容易にかつ確実に変化させて流量コントロールすることができる。
また、本発明の作業機械の流体圧回路(請求項3)によれば、作動流体の供給流量をエンジンの回転数によって容易に把握することができ、確実に流体圧アクチュエータの動作不良を防止しながら、再生効率を上昇させる制御を実施することができる。
以下、図面により、本発明の実施形態について説明する。
図1〜図3は本発明の一実施形態としての作業機械の流体圧回路を示すもので、図1は本流体圧回路の全体構成を示す回路構成図、図2は本流体圧回路における制御弁及び再生弁の開口特性を示すグラフ、図3は本流体圧回路におけるパイロット圧力制御弁の制御特性を示すグラフである。
[構成]
まず、図1を用いて本流体圧回路の構成について説明する。なお、本実施形態の流体圧回路は、再生回路を備えた作業機械の油圧回路に本発明を適用したものであり、前述した従来の油圧回路(図4参照)と同一の部位については同一の符号を用いている。
図1に示すように、本油圧回路は、エンジン21に駆動されて作動油(作動流体)を圧送する油圧ポンプ(流体圧供給源)4と、油圧ポンプ4から作動油を供給されて作動するアーム油圧シリンダ5(流体圧アクチュエータ,以下、単にアームシリンダともいう)及びブーム油圧シリンダ(以下、単にブームシリンダともいう)6と、各油圧シリンダ5,6から排出された作動油を貯留する作動油タンク12とを備えて構成されている。
油圧ポンプ4を駆動するエンジン21の回転速度は、オペレータによって選択できるようになっており、作業状況に応じてオペレータによって操作される図示しないエンジンダイアルの操作位置に応じて、予め設定されたエンジン回転数でエンジン21が回転し、油圧ポンプ4を駆動するようになっている。例えば、エンジンダイアルの位置が1(最低回転の状態に対応するダイアル位置)に操作されると、エンジン回転数Neが最低回転数に設定され、ダイアル位置が大きくなるにつれて、より大きなエンジン回転数Neが設定され、エンジンダイアル位置が10(最高回転の状態に対応するダイアル位置)に操作されると、エンジン回転数Neが最高回転数に設定されるようになっている。
また、油圧ポンプ4は、エンジン回転数Neが小さいときには低出力で運転し、エンジン回転数Neが大きいほど高出力運転できるようになっている。なお、油圧ポンプ4の出力とは、油圧ポンプ4から圧送される作動油流量とその作動油圧との積に対応するパラメータである。
つまり、オペレータは、低速作業や低負荷の軽作業等を行う場合には小さいエンジンダイアル位置を選択して油圧ポンプ4を低出力運転させ、高速作業や高負荷の作業等を行う場合には大きいエンジンダイアル位置を選択して油圧ポンプ4を高出力運転させることができるようになっている。
なお、本実施形態では、エンジンダイアル位置が1から10までの10段階のうちの一つを選択できるようになっており、選択されたエンジンダイアル位置に対応して、エンジン回転数Neも10段階に設定されるようになっている。
また、油圧ポンプ4と各油圧シリンダ5,6との間の作動油供給通路上には、各シリンダへ供給される作動油流量を調節するためのコントロール弁ユニット1が介装されており、コントロール弁ユニット1内には、アームシリンダ5へ供給される作動油流量を制御するためのアーム制御弁(制御弁)2と、ブームシリンダ6へ供給される作動油流量を制御するためのブーム制御弁3が備えられている。
これらの各制御弁2,3は、図1に示すように、スプール(流量制御スプール)の位置を3つの位置のいずれかに切り換え可能で、かつ、開度調整が可能なスプール弁として構成されており、ブーム,アーム等の操作レバーの操作量に応じて作動油の流通方向及び開度調整が行われるようになっている。
例えば、オペレータによってアームシリンダ5の伸縮作動量を設定するアーム操作レバー7がアームイン方向(アームシリンダ5の伸び方向)へ操作されると、アーム操作レバー7の図示しないリモコンバルブが開放され、パイロット回路19を介してアーム制御弁2の圧力室2aへパイロット圧が供給されて、アーム制御弁2のスプール位置が切り換えられるとともに、そのパイロット圧に応じた開度に弁開度が調整されるようになっている。
つまり、アーム操作レバー7がアームイン方向へ操作されると、油圧ポンプ4から圧送された作動油は、ポンプライン13を流通してアーム制御弁2へ供給された後、ヘッドライン14を通ってアームシリンダ5のヘッド室5a側へと供給されるようになっている。
またこの時、アームシリンダ5のロッド室5b内の作動油は、ロッドライン15及びアーム制御弁2を介してタンクライン16を流通し、作動油タンク12へと還流するようになっている。
なお、ここでは図示を省略しているが、アーム操作レバー7がアームアウト方向(アームシリンダ5の縮み方向)へ操作された場合には、パイロット圧がアーム制御弁2の圧力室2bへ供給されて、アーム制御弁2のスプール位置が反対方向へ切り換えられるようになっている。つまりこの場合、油圧ポンプ4から圧送された作動油がアームシリンダ5のロッド室5b側へ供給されるとともに、ヘッド室5a内の作動油が作動油タンク12へ還流することになる。
また、ブームシリンダ6についても同様の構成となっているが、ここではブーム操作レバーやブーム制御弁3のパイロット回路等を省略している。
なお、パイロット圧に対する各油圧シリンダ5,6,油圧ポンプ4及び作動油タンク12を結ぶ各通路の開口特性(アーム制御弁2及びブーム制御弁3の絞り特性)は、図2に示すように設定されている。すなわち、P−C通路開度特性及びC−T通路開度特性として示すように、各油圧シリンダ5,6と油圧ポンプ4とを結ぶ通路(P−C通路)の開口面積、及び各油圧シリンダ5,6と作動油タンク12とを結ぶ通路(C−T通路)の開口面積は、圧力室へ導入されるパイロット圧が大きいほど大きく設定される。
また、図2においてバイパス通路開度特性として示すように、油圧ポンプ4と作動油タンク12とを結ぶバイパス通路の開口面積は、圧力室へ導入されるパイロット圧が大きいほど、逆に減少していくような特性に設定されている。これにより、オペレータは、操作レバーを操作してパイロット圧を適宜調整することで、各制御弁における油圧シリンダ5,6,油圧ポンプ4及び作動油タンク12を結ぶ各通路の作動油流量を調整できるようになっている。
アームシリンダ5のヘッドライン14とロッドライン15との間には、これらの二つの作動油通路を連結する再生通路(再生回路)17が設けられるとともに、この再生通路17上には、再生弁8及び逆止弁18が備えられている。
逆止弁18は、ロッドライン15からヘッドライン14へのみ作動油を流通させるためのチェック弁であり、逆方向(ヘッドライン14側からロッドライン15側への方向)への作動油流通をブロックするようになっている。また、再生弁8は、パイロット回路19から分岐した第2パイロット回路20内のパイロット圧に応じて開度が制御されて、再生通路17を流通する作動油流量をコントロールするようになっている。
なお、再生弁8における開口特性(絞り特性)についても、図2にR−H再生通路開度特性として示すような曲線に設定されている。すなわち、圧力室8aへ導入されるパイロット圧が大きいほどロッドライン15とヘッドライン14とを結ぶ通路(再生通路17)の開口面積は大きくなるような特性に設定されている。また、パイロット圧(アームインパイロット圧)が、アーム操作レバー7の最大操作時のパイロット圧であるPS1のときに、開口面積がA2maxとなるように設定されている。また、パイロット圧がPS2(ただし、PS2<PS1)のときに、開口面積がA1maxとなるように設定されている。
ここで、開口面積A1maxとは、ヘッドライン14を介してヘッド室5aへ供給される作動油流量が最も少ない状態、すなわち、油圧ポンプ4を駆動するエンジン21の回転速度(エンジン回転数Ne)が最低回転の状態において、シリンダ内にバキュームが発生しない最大の開口面積となっている。つまり、エンジン回転数Neが最低回転の状態において、再生弁8の開度をA1max以上開放すると、シリンダ内にバキュームが発生するおそれが生じる、閾値としての開度である。
例えば、第2パイロット回路20のパイロット圧が上昇すると、再生弁8の開度が開放方向に制御される。このとき、アームシリンダ5のヘッド室5a内圧力がロッド室5b内圧力よりも小さい場合には、ロッドライン15側の作動油がヘッドライン14側へ流通するようになっている。つまり、ロッドライン15から作動油タンク12へ還流する作動油のうちの一部が再生通路17を介してヘッドライン14側へ供給されることになり、アームシリンダ5のヘッド室5aへの作動油供給量が増加する。したがって、アームイン操作時においては、作動油の再生によってアームインの動作速度を上昇させることができるようになっている。
また、本実施形態では、このようなアームイン操作時における作動油の再生量を増加させるために、アーム制御弁2の戻り油制御開口部(すなわち、C−T通路)2cの開口が十分に絞られた状態に設定されている。これにより、ロッドライン15から作動油タンク12へ還流する作動油が、タンクライン16よりも再生通路17へ流通しやすいようになっている。
ところで、再生弁8が開放方向に制御されたときに、アームシリンダ5のヘッド室5a内圧力がロッド室5b内圧力よりも大きい場合には、再生弁8が開放側に制御されていたとしても、逆止弁18の働きによってロッドライン15からヘッドライン14側への作動油の再生が行われない。つまり、高圧のヘッドライン14内の作動油は、アームシリンダ5のシリンダロッド5Rを押し上げようとするが、ロッドライン15内の作動油は、再生通路17を流通することができないため、アーム制御弁2の戻り油制御開口部2cから作動油タンク12へ流通する作動油量が増加してタンクライン16に過大なブースト圧が発生してしまうおそれがある。
このため、ロッドライン15には、ヘッド室5a側の作動油圧が所定圧を超えた場合に作動油を直接作動油タンク12へリリーフさせるためのアンロード弁9が備えられている。アンロード弁9は、ロッドライン15から分岐して直接作動油タンク12へ通じるアンロードライン22上に介装されており、ヘッドライン14を流通する作動油圧に応じてその開度を開放又は閉鎖方向へ制御するようになっている。
また、パイロット回路20上には、電磁比例式の圧力制御弁(電磁比例式パイロット圧制御弁)10が介装されている。この圧力制御弁10は、コントローラ11から入力される電気信号によってパイロット回路20におけるパイロット圧を制御するようになっており、この制御特性は図3に示すように設定されている。
つまり、コントローラ11から入力される電気信号(ここでは、電流値)が増大するほど、アームインパイロット圧、すなわち、第2パイロット回路20における圧力制御弁10よりも下流側のパイロット圧(再生弁8の圧力室8aへ導入されるパイロット圧)が減少するように、開度制御されるようになっている。
コントローラ11は、アームシリンダ5へ供給される作動油流量に応じて、様々なパターンで電流値の電気信号を圧力制御弁10へ出力することができるようになっている。なお、本実施形態では、オペレータによって操作された図示しないエンジンダイアルの操作位置に応じて、コントローラ11から出力される電流値が定められるようになっており、コントローラ11に予め記述されたソフトウェアによって、エンジンダイアルの操作位置が大きいほど(つまり、エンジン回転数Neが高いほど)、出力される電流値が小さくなるように設定されている。つまり、本実施形態では、アームシリンダ5へ供給される作動油流量を把握するパラメータとして、エンジン回転速度に対応したエンジンダイアルの操作位置を参照するようになっているのである。
例えば、エンジンダイアルの操作位置が1であるとき(エンジン回転数が最低回転の状態のとき)には、最大の電流値I1が出力されるようになっている。また、エンジンダイアルスイッチの操作位置が大きくなるほど、出力される電流値が小さく設定され、エンジンダイアルスイッチの操作位置が10のとき(エンジン回転数が最高回転の状態のとき)には、電流値が最小の電流値I2となるように設定されている。
つまり、本実施形態にかかる作業機械の油圧回路では、圧力制御弁10の働きによって、アーム操作レバー7の操作量に応じて設定されるパイロット圧に関して、パイロット回路19を介してアーム制御弁2の圧力室2aへ供給されるパイロット圧と、パイロット回路19から分岐した第2パイロット回路20を介して再生弁8の圧力室8aへ供給されるパイロット圧とが、個別に制御されるようになっている。
[作用・効果]
以上のような構成により、本実施形態における油圧回路によれば以下のような作用・効果を奏する。
オペレータによってアーム操作レバー7が操作されてアームイン操作を実施する場合、まず、パイロット回路19を介してアーム制御弁2の圧力室2aへパイロット圧が供給される。また、パイロット回路19から分岐した第2パイロット回路20へも、同じパイロット圧のパイロット圧が導入される。
一方、コントローラ11には、エンジンダイアルの操作位置が入力され、そのエンジンダイアルの操作位置が大きいほど、小さな電流値が圧力制御弁10へ出力される。そして、圧力制御弁10では、入力された電流値に応じて、図3に示されたように、圧力制御弁10よりも下流側のパイロット圧(アームインパイロット圧)を制御する。
ここで、エンジンダイアルの操作位置が1(エンジン回転数が最低回転の状態)であった場合、コントローラ11から最大の電流値I1の電気信号が出力される。そしてパイロット制御弁10では、入力された最大電流値I1に基づいて、パイロット回路20におけるパイロット圧を制御する。
パイロット制御弁10における制御特性は、図3に示されたように設定されているため、第2パイロット回路20のパイロット制御弁10より下流側のパイロット圧は、その上限値がPS2に制限されることになる。これにより、オペレータによるアーム操作レバー7の操作量に関わらず、第2パイロット回路20から再生弁8の圧力室8aへ供給されるパイロット圧の最大値はPS2となる。
したがって、図2に示された開口特性により、制御弁8の開口面積の最大値がA1maxとなり、制御弁8を介した再生制御によってアームシリンダ5内にバキュームが発生するようなことがない。
また、コントローラ11へ入力されるエンジンダイアルのダイアル操作位置が1よりも大きい場合、操作位置が大きくなるに従って、小さい値の電流値I(I<I1)が圧力制御弁10へ出力される。これにより、図3に示された制御特性から、第2パイロット回路20のパイロット制御弁10より下流側のパイロット圧Psは、その上限値がPS2よりもやや高い圧力に制限されるように設定されることになる。
したがって、図2に示された開口特性により、制御弁8の開口面積の最大値Amaxが、A1maxよりも大きく設定される。
そして、エンジンダイアルの操作位置が10(エンジン回転数が最高回転の状態)であった場合、コントローラ11からは最小の電流値I2の電気信号が出力される。これにより、パイロット制御弁10では、入力された最小電流値I2に応じて、パイロット回路20におけるパイロット圧を制御する。ここで、図3の制御特性により、第2パイロット回路20のパイロット制御弁10より下流側のパイロット圧は、その上限値がPS1に制限されることになる。これにより、第2パイロット回路20から再生弁8の圧力室8aへ供給されるパイロット圧の最大値は、PS2よりも大きなPS1となる。
したがって、図2に示された開口特性により、制御弁8の開口面積の最大値がA2maxとなり、エンジンダイアルの操作位置が1のときと比較して、再生弁8を流通する作動油流量を増加させることができる。つまり、作動油の再生量を増加させることができ、エネルギー効率を上昇させることができる。
このように、エンジン回転数Neが低い状態(ヘッドライン14の作動油圧が低圧の状態)では、従来技術における再生弁8の開度制御と同様に、再生弁8の最大開度を小さく設定して、アームシリンダ5におけるバキュームの発生を防止することができ、一方、エンジン回転数Neが高いほど、再生弁8の最大開度を大きく設定して、作動油の再生効率を上昇させることができる。
また、従来の油圧回路においては、図2に破線で示すように、再生弁8のアームインパイロット圧に対する開口特性において、開口面積の最大値を、シリンダ内でバキュームによるエアが発生しないように、A1max以下に抑えて設定しておく必要があったが、本実施形態によれば、エンジン21の回転速度(エンジン回転数Ne)に応じて再生弁8の開度を制御することができるため、開口面積をより大きく設定しておくことができ、エネルギー効率を向上させることができる。
このように、本実施形態の油圧回路によれば、簡素な構成で、アームシリンダ5におけるバキュームの発生を防止しながら再生弁の開放面積を大きく設定することができ、再生効率を上昇させることができる。
また、エンジン21の高回転時には、再生弁を介して再生する作動油流量が増加するようになっているため、シリンダロッド室5b側の作動油圧が上昇しにくくなり、油圧ポンプ4にかかる負荷を低減させることができる。
また、コントローラ11は、エンジンダイアルの操作位置に応じた電流値を出力するようになっているため、簡素な構成で再生弁の開放面積を設定することが可能となる。
また、本実施形態における再生弁8の開度は、再生弁8へ導入されるパイロット回路上に介装された圧力制御弁10によって制御されるようになっているため、例えば、再生弁8の開口特性を変更したり調整したりすることが容易であり、汎用性に富んだ再生回路付き油圧回路を提供することができる。
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態では、コントローラ11が、エンジンダイアルの操作位置に応じて電気信号を出力するようになっているが、これはシリンダ内でバキュームが発生しうる状態であるか否かを判定するための一手段としてエンジンダイアルの操作位置を用いているのであって、例えば、エンジン21の回転速度を検出するセンサからのセンサ情報に基づいて電気信号を出力するよう構成してもよい。
また、ヘッドライン14を流通する作動油流量が多ければシリンダ内においてバキュームが発生しにくく、反対にヘッドライン14を流通する作動油流量が少なければバキュームが発生しやすいと考えられるため、油圧ポンプ4から圧送される作動油流量やヘッドライン14を流通する作動油流量に応じて電気信号を出力する構成としてもよい。
また、上述の実施形態において、各制御弁2,3及び再生弁8の開口特性が図2に示された特性に設定され、パイロット制御弁10の制御特性が図3に示された特性に設定されているが、これらの設定は、エンジン回転数が上昇するほど(すなわち、油圧ポンプ4からの作動油供給量が増加するほど)再生量を増加させることができるように設定すればよく、実施の形態に応じて任意に設定することができる。
また、上述の実施形態は、電磁比例式の圧力制御弁10が第2パイロット回路20上に介装された構成となっており、この圧力制御弁10がコントローラ11から入力された電気信号に応じて下流側のパイロット圧を減圧するようになっているが、これは、コントローラ11からの電気信号に基づいて第2パイロット回路20のパイロット圧を制御可能な制御弁が第2パイロット回路20に介装されていればよく、例えば電磁比例式のリリーフ弁が介装されてもよい(この場合、リリーフ弁の内部的な調圧構造が制御手段に相当するものとなる)。
また、上述の実施形態では、アームシリンダ5のアームイン操作にかかる再生回路が示されているが、その他の再生回路においても同様の効果を奏するものであり、例えば、ブーム下げ時やバケットクローズ時の再生回路等に本発明を適用することも可能である。
なお、上述の実施形態では、各制御弁2,3が、スプールの位置を3つの位置に連続的に切り替え可能なスプール弁として構成されているが、このような弁に限定されるものではなく、各種油圧装置のアクチュエータへ供給する作動油量を制御するための弁であれば、弁の形式は問われない。
また、上述の実施形態では、作動油量を制御することによって油圧の大きさをコントロールする油圧制御装置に対して、本発明の流体圧制御装置を適用したものとなっているが、作動油以外の各種流体の圧力の大きさをコントロールする制御装置に適用可能である。
本発明の一実施形態としての流体圧回路の構成を示す回路構成図である。 本発明の一実施形態としての流体圧回路における制御弁及び再生弁の開口特性を示すグラフである。 本発明の一実施形態としての流体圧回路におけるパイロット圧力制御弁の制御特性を示すグラフである。 従来技術にかかる流体圧回路の構成を示す回路構成図である。
符号の説明
1 コントロール弁ユニット
2 アーム制御弁
3 ブーム制御弁
4 油圧ポンプ(流体圧供給源)
5 アームシリンダ(流体圧アクチュエータ)
6 ブームシリンダ
7 アーム操作レバー
8 再生弁
9 アンロード弁
10 圧力制御弁(電磁比例式パイロット圧制御弁)
11 コントローラ
12 作動油タンク
13 ポンプライン
14 ヘッドライン
15 ロッドライン
16 タンクライン
17 再生通路(再生回路)
18 逆止弁
19 パイロット回路
20 第2パイロット回路
21 エンジン
22 アンロードライン

Claims (3)

  1. 流体圧回路の作動流体を圧送する流体圧供給源と、
    該流体圧供給源から該作動流体を供給されて作動し、該作動流体を流体圧タンクへ排出する流体圧アクチュエータと、
    オペレータの操作量に応じて該流体圧アクチュエータの作動量を設定する操作手段と、
    該流体圧供給源から該流体圧アクチュエータへの作動流体供給通路上に介装されて該流体圧アクチュエータへ供給される該作動流体の供給流量を調節する制御弁と、
    該流体圧アクチュエータから排出された該作動流体を該流体圧タンクを介さず再び該流体圧アクチュエータへ流通させる再生回路と、
    該再生回路上に介装されて、該再生回路を流通する該作動流体の再生流量を調節する再生弁と、
    該操作手段で設定された該作動量に応じて該流体圧アクチュエータを作動させるべく該制御弁の開度を制御するためのパイロット作動流体を流通させるパイロット回路と、
    該パイロット回路から分岐し、流体圧によって該再生弁の開度を調節する該パイロット作動流体を流通させる第2パイロット回路と、
    該流体圧供給源から圧送される該作動流体の供給流量に応じて制御信号を出力する制御手段と、
    該第2パイロット回路上に介装され、該制御手段からの該制御信号に基づいて該再生弁の開度制御にかかる該パイロット作動流体の流体圧を調節する電磁比例式パイロット圧制御弁と
    を備えたことを特徴とする、作業機械の流体圧回路。
  2. 該制御手段は、該流体圧供給源から圧送される該作動流体の供給流量が増加するほど、該パイロット圧制御弁の開度を開放する制御信号を出力し、
    該再生弁は、該パイロット圧制御弁の開度の開放に伴って、該再生回路を流通する該作動流体の再生流量を増量させる
    ことを特徴とする、請求項1記載の作業機械の流体圧回路。
  3. 該作動流体供給源を駆動するエンジンとを備え、
    該制御手段は、該エンジンの回転数に応じて該制御信号を出力する
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の作業機械の流体圧回路。
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