JP2006029468A - 流体圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 流体圧制御装置に関し、複数の流体圧装置の連動時における連動操作性を向上させる。
【解決手段】 第1,第2流体圧供給源1,4が供給する圧力流体により駆動される第1,第2流体圧アクチュエータ10,16と、第1流体圧アクチュエータ10へ供給される該圧力流体の供給流量を調節する二つの第1制御弁2,6と、第2流体圧アクチュエータ16へ供給される該圧力流体の供給流量を調節する二つの第2制御弁3,5と、第1制御弁6へ流通する第1パイロット圧力流体の流体圧を制御する第1パイロット圧制御弁22と、第2制御弁3へ流通する第2パイロット圧力流体の流体圧を制御する第2パイロット圧制御弁23と、操作手段の作動量に基づき第1パイロット圧制御弁22及び第2パイロット圧制御弁23における該第1及び第2パイロット圧力流体の圧力を調整する制御手段21とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、流体圧アクチュエータの作動を制御する流体圧制御装置に関する。
従来より、油圧シリンダ等をはじめとする流体圧アクチュエータの作動を制御することによって、バケットやブーム装置,アーム装置,旋回装置といった流体圧装置を作動させる流体圧制御装置としての油圧制御装置を備えた建設機械が開発されている。このような油圧制御装置においては、油圧ポンプによって加圧された作動油が作動油回路を介して各種油圧装置へ供給されるようになっており、油圧ポンプと油圧装置との間に制御弁が介装されて、油圧装置へ供給される作動油の流量や油圧が適切に制御されるようになっている。
例えば、特許文献1には、油圧メインポンプから吐出される圧油が制御弁を介して複数の油圧シリンダ(アクチュエータ)へ供給される油圧回路の油圧制御装置において、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧油が、操作レバーを備えたリモコン弁(遠隔操作弁)を介して制御弁の調圧弁部へ供給されて、制御弁の開度が調整される構成が記載されている。このような構成により、オペレータによる操作レバーの操作に応じて制御弁の開度を調節し、油圧シリンダへ供給される圧油の流量を制御できるようになっている。
ところで、複数の流体圧ポンプ、流体圧装置及び制御弁を備えてこれらを総合的に制御する流体圧制御装置も開発されている。例えば、近年の建設機械の油圧制御装置においては、図7に示すような2ポンプ式油圧回路を制御するものがある。
図7に示された2ポンプ式油圧回路には、流体圧供給源として圧油(作動油)を作動油タンク24から油圧回路内へ吐出する第1油圧ポンプ1及び第2油圧ポンプ4と、作業装置を駆動する流体圧装置としてのブームシリンダ10,アームシリンダ16及びバケットシリンダ20とが備えられている。なお、25は第1油圧ポンプ1及び第2油圧ポンプ4図示しないパイロットポンプを駆動するエンジンである。
第1油圧ポンプ1の圧油供給ライン上には、ブーム第1制御弁2とアーム第2制御弁3とバケット制御弁19とが並列に配され、第2油圧ポンプ4の圧油供給ライン上には、アーム第1制御弁5とブーム第2制御弁6とが並列に配されている。ここで、ブーム第1制御弁2及びブーム第2制御弁6は、ともにブームシリンダ10へ供給される圧油の供給流量を制御する弁であり、一つのブームシリンダ10に対して第1油圧ポンプ1及び第2油圧ポンプ4の各々に対応する二系統の油圧回路から供給される作動油が、これらの二つの制御弁によって流量制御されるようになっている。
同様に、アーム第1制御弁5及びアーム第2制御弁3は、ともにアームシリンダ16へ供給される圧油の供給流量を制御する弁であり、一つのアームシリンダ16に対して二系統の油圧回路から供給される作動油が、これらの二つの制御弁によって流量制御されるようになっている。また、バケット制御弁19はバケットシリンダ20へ供給される圧油の供給流量を制御する弁である。
また、第1油圧ポンプ1,第2油圧ポンプ4の圧油供給ラインとは独立して、各制御弁2,3,5,6,19の開度制御を行うためのパイロット回路7,11,13,17が備えられている。各制御弁2,3,5,6,19は、図7に示すように、スプール(流量制御スプール)の位置を3つの位置に連続的に切り替え可能なスプール弁として構成されている。
ブーム第1制御弁2は、パイロットライン7を介して、ブーム操作レバー8に備えられた図示しない油圧リモコン弁によるパイロット圧を圧力室2aに受圧するようになっており、例えば、ブーム操作レバー8が「ブーム上げ方向」へ操作されると、ブーム第1制御弁2は「ブーム上げ位置」に切り換えられるようになっている。これにより、第1油圧ポンプ1からの圧油は、ブームヘッドライン9Hを介してブームシリンダ10のブームヘッド室10bへ供給されるようになっている。
また、ブーム操作レバー8が「ブーム上げ方向」へ操作されたとき、パイロットライン7より分岐したパイロットライン11を介してパイロット圧がブーム第2制御弁6の圧力室6aへも供給される。これにより、ブーム第2制御弁6も「ブーム上げ位置」に切り換えられ、第2油圧ポンプ1からの圧油が、ブームヘッドライン12Hを介してブームシリンダ10のブームヘッド室10bへと供給されるようになっている。また、ブームロッド室10aの圧油はブームロッドライン9Rを通り、ブーム第1制御弁2を介して作動油タンク24へ流入するようになっている。このような作動油の流量制御により、ブームシリンダ10のシリンダロッドがブームヘッド室10b側からブームロッド室10a側へ押圧されて伸び、ブームが上昇するようになっている。
同様に、アーム第1制御弁5は、パイロットライン13を介して、アーム操作レバー14に備えられた図示しない油圧リモコン弁によるパイロット圧を圧力室5aに受圧するようになっており、例えば、アーム操作レバー14が「アーム伸び方向」に操作されると、アーム第1制御弁5は「アーム伸び位置」に切り換えられるようになっている。これにより、第2油圧ポンプ4からの圧油が、アームヘッドライン15Hを介してアームシリンダ16のアームヘッド室16bへ供給されるようになっている。
また、アーム操作レバー14が「アーム伸び方向」へ操作されたとき、パイロットライン13より分岐したパイロットライン17を介してパイロット圧がアーム第2制御弁3の圧力室3aへも供給される。これにより、アーム第2制御弁3も「アーム伸び位置」に切り換えられ、第1油圧ポンプ1からの圧油が、アームヘッドライン18Hを介してアームシリンダ16のアームヘッド室16bへと供給されるようになっている。また、アームロッド室16aの圧油はアームロッドライン15R,18Rを通り、アーム第1制御弁5又はアーム第2制御弁3を介して作動油タンク24へ流入するようになっている。このような作動油の流量制御により、アームシリンダ16のシリンダロッドがアームヘッド室16b側からアームロッド室16a側へ押圧されて、伸び方向へ移動するようになっている。
なお、バケットについては、図示しないバケット伸び用リモコン弁から供給されるパイロット圧により、バケット制御弁19が「バケット伸び位置」に切り換えられて、バケットシリンダ20が作動するようになっている。また、これらの制御弁2,3,5,6,19にはそれぞれ、可変絞りが設けられており、供給されるパイロット圧の大きさに応じて開度が変化するようになっている。
このように、図7に示す油圧回路の油圧制御装置によれば、一つの油圧シリンダに対して、二系統の油圧回路を接続することによって、2台の油圧ポンプ1,4で供給される作動油を効率良く各油圧装置に供給することができるようになっている。
特開2001−200806号公報
ところで、図7に示す従来の油圧回路では、以下のような課題がある。
すなわち、「ブーム上げ」の操作と「アーム伸び」の操作とを同時に行う空中連動操作時には、構造的に、ブームの荷重が加えられるブームヘッド室10b側と比較して、重力方向へ自重で落下する方向へ移動するアームヘッド室16b側の負荷圧力は非常に小さくなりやすい。そのため、第1油圧ポンプ1から供給される圧油は、油圧回路内において負荷圧力の大きいブーム側のブーム第1制御弁2よりも、負荷圧力の小さいアーム側のアーム第2制御弁3の方へ流入しやすくなり、ブームシリンダを上げるための圧油が不足してブームが上がらなくなることがある。また逆に、アームシリンダへ供給される圧油が過剰となってアームがオペレータの意図した速度よりも速く移動してしまうこともあり、良好な連動操作性が得られにくいことが課題とされている。
また、アームシリンダ16とバケットシリンダ20とを伸ばしながら掘削作業を行う際、バケットシリンダ20への掘削負荷を小さくして掘削を容易にするために、所謂「透かし操作(掘削作業時に、バケットとアームのレバー操作量を維持したままブーム上げ操作を行って、掘削負荷を抜く操作)」を行ったときには、アームヘッド室16b側の負荷圧力がブームヘッド室10b側の負荷圧力よりも大きくなることがある。そのため、第2油圧ポンプ4から供給される圧油が、油圧回路内において負荷圧力の大きいアーム側のアーム第1制御弁5よりも、負荷圧力の小さいブーム側のブーム第2制御弁6の方へ流入しやすくなり、アームシリンダ16の動作が鈍くなって、良好な掘削性能が得られないことがある、という課題もある。
本発明は、このような課題に鑑み案出されたもので、簡素な構成で、複数の流体圧装置の連動時における連動操作性を向上させることができる流体圧制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の流体圧制御装置(請求項1)は、流体圧回路の作動流体としての圧力流体を供給する第1流体圧供給源及び第2流体圧供給源と、上記の第1流体圧供給源及び第2流体圧供給源から供給される該圧力流体により駆動される第1流体圧アクチュエータ及び第2流体圧アクチュエータと、該第1流体圧アクチュエータから上記の第1流体圧供給源及び第2流体圧供給源への圧力流体供給通路上にそれぞれ介装され、該第1流体圧アクチュエータへ供給される該圧力流体の供給流量を調節する二つの第1制御弁と、該第2流体圧アクチュエータから上記の第1流体圧供給源及び第2流体圧供給源への圧力流体供給通路上にそれぞれ介装され、該第2流体圧アクチュエータへ供給される該圧力流体の供給流量を調節する二つの第2制御弁と、該第1流体圧アクチュエータの第1作動量を設定するとともに、該第1作動量に応じて第1パイロット回路を介して該二つの第1制御弁へ第1パイロット圧力流体を流通させ、該二つの第1制御弁の開度を制御する第1操作手段と、該第2流体圧アクチュエータの第2作動量を設定するとともに、該第2作動量に応じて第2パイロット回路を介して該二つの第2制御弁へ第2パイロット圧力流体を流通させ、該二つの第2制御弁の開度を制御する第2操作手段と、該第1パイロット回路上に介装され、該二つの第1制御弁のうち該第2流体圧供給源からの該圧力流体を該第1流体圧アクチュエータへ供給する第1制御弁へ流通する該第1パイロット圧力流体の流体圧を制御する第1パイロット圧制御弁と、該第2パイロット回路上に介装され、該二つの第2制御弁のうち該第1流体圧供給源からの該圧力流体を該第2流体圧アクチュエータへ供給する第2制御弁へ流通する該第2パイロット圧力流体の流体圧を制御する第2パイロット圧制御弁と、上記の第1作動量及び第2作動量に基づいて、上記の第1パイロット圧制御弁及び第2パイロット圧制御弁における上記の第1パイロット圧力流体及び第2パイロット圧力流体の圧力を調整する制御手段とを備えたことを特徴としている。
また、上記の第1パイロット回路及び第2パイロット回路における上記の第1パイロット圧力流体及び第2パイロット圧力流体のそれぞれの流体圧を検出する検出手段とを備え、
該制御手段は、該検出手段で検出された該それぞれの流体圧に基づいて、上記の第1パイロット圧力流体及び第2パイロット圧力流体の圧力を調整することが好ましい(請求項2)。
また、上記の第1パイロット圧制御弁及び第2パイロット圧制御弁が、電磁比例圧力制御弁として構成されていることが好ましい(請求項3)。
本発明の流体圧制御装置(請求項1)によれば、第1流体圧アクチュエータ及び第2流体圧アクチュエータの作動量に基づいて第1パイロット圧制御弁及び第2パイロット圧制御弁におけるパイロット圧力流体の圧力が減少するため、第1流体圧供給源からの圧力流体を第2流体圧アクチュエータへ流通させる片方の第2制御弁と、第2流体圧供給源からの圧力流体を第2流体圧アクチュエータへ流通させる片方の第1制御弁との開口を絞ることができる。
これにより、第1流体圧アクチュエータ及び第2流体圧アクチュエータの連動時においても、負荷圧力の低いアクチュエータ側への作動流体の流入量を減少させることができ、連動操作性を向上させることができる。
また、本発明の流体圧制御装置(請求項2)によれば、このような第1制御弁及び第2制御弁の開度制御がパイロット回路における流体圧に応じて制御されるため、オペレータの操作意思に応じた制御を実施することができ、操作性を向上させることができる。
また、本発明の流体圧制御装置(請求項3)によれば、第1制御弁,第2制御弁を絞る必要のないときには、制御手段が電磁比例圧力制御弁を制御する際に、電流値をゼロにすればよいため、制御にかかる消費電力量を抑えることができる。
以下、図面により、本発明の実施形態について説明する。
図1〜図5は本発明の一実施形態としての油圧制御装置を示すもので、図1は本油圧制御装置の油圧回路の全体構成を示す回路構成図、図2は本油圧制御装置における制御弁の開口特性を示すグラフ、図3は本油圧制御装置における電磁比例圧力制御弁の制御特性を示すグラフ、図4は本油圧制御装置の変形例における電磁比例圧力制御弁の制御特性を示すグラフであり、(a)は電流値の増大に対し曲線的に設定圧が減少する対応関係を示すもの、(b)は電流値に対し設定圧の最低値が保証された対応関係を示すもの、図5は本油圧制御装置が適用された建設機械を示す模式的側面図である。
なお、図6は、電磁比例圧力制御弁の制御特性を示すグラフであって、本油圧制御装置の効果を説明するために記載したものである。
まず、図1を用いて本油圧制御装置の構成について説明する。なお、図1において前述した従来の油圧制御装置(図7参照)と同一の部位については同一の符号を用いて説明を省略している。
本油圧制御装置は、図5に示したような油圧ショベル等の建設機械に適用されている。この油圧ショベルは、図5に示すように、上部旋回体100と下部走行体101と作業装置102とから構成され、作業装置102としてブーム103,アーム(スティック)104,バケット108を備えて構成されている。ブーム103は上部旋回体100に対して回動可能に枢着され、ブーム103の先端には同じく鉛直面内に回動可能にアーム104が接続され、さらにアーム104の先端には鉛直面内に回動可能にバケット108が接続されている。
また、上部旋回体100とブーム103との間には、ブーム103を駆動するための2本のブームシリンダ10が設けられるとともに、ブーム103とアーム104との間には、アーム104を駆動するためのアームシリンダ16が設けられ、アーム104とバケット108との間には、バケット108を駆動するためのバケットシリンダ20が設けられている。
本油圧制御装置は、これらの作業装置102を駆動する油圧回路に適用されている。
図1に示すように、本油圧制御装置は、エンジン25の動力で駆動する第1油圧ポンプ(第1流体圧供給源)1及び第2油圧ポンプ(第2流体圧供給源)4を備え、油圧回路(流体圧回路)を介してこれらの油圧ポンプ1,4から作動油(作動流体)を供給される作業装置102の各油圧シリンダ(流体圧アクチュエータ)10,16,20と、油圧回路上に設けられて各油圧シリンダ10,16,20へ供給される作動油量を調整する複数の制御弁2,3,5,6,19と、各油圧シリンダ10,16,20の作動量を設定する操作レバー8,14とを備えている。また、操作レバー8,14の操作量に応じて制御弁2,3,5,6,19の開度を制御するためのパイロット回路7,11,13,17が設けられるとともに、パイロット回路内を流通するパイロット作動油の油圧を制御する電磁比例圧力制御弁22,23と、電磁比例圧力制御弁22,23におけるパイロット作動油圧の被制御量を調整制御するコントローラ21とが備えられている。
まず、本油圧制御装置を備えた本建設機械の作業装置102に関して、ブーム103を駆動するアクチュエータであるブームシリンダ10(第1流体圧アクチュエータ,図1では2本のブームシリンダ10のうちの1本を代表して示している)と、アーム104を駆動するアクチュエータであるアームシリンダ(第2流体圧アクチュエータ)16とは、第1油圧ポンプ1が作動油を供給する回路(ライン)と第2油圧ポンプ4が作動油を供給する回路(ライン)との二系統(二ライン)の油圧回路に共に接続されており、第1油圧ポンプ1及び第2油圧ポンプ4のそれぞれから作動油を供給されうるように配置されている。
ブームシリンダ10と第1油圧ポンプ1とを連結する作動油供給系路上には、ブーム第1制御弁2が介装され、第2油圧ポンプとを連結する作動油供給系路上には、ブーム第2制御弁6が介装されている。また、アームシリンダ16と第1油圧ポンプ1とを連結する作動油供給系路上には、アーム第1制御弁5が介装され、第2油圧ポンプとを連結する作動油供給系路上には、アーム第2制御弁3が介装されている。
換言すると、ブームシリンダ10へ供給される作動油は、ブーム第1制御弁2とブーム第2制御弁6との二つの制御弁(第1制御弁)によって、流量制御されるようになっている。同様に、アームシリンダ16へ供給される作動油は、アーム第1制御弁5とアーム第2制御弁3との二つの制御弁(第2制御弁)によって、流量制御されるようになっている。
つまり、第1油圧ポンプ1の作動油供給ライン上にはブーム第1制御弁2とアーム第2制御弁3とが並列に配置され、また、第2油圧ポンプ4の作動油供給ライン上にはアーム第1制御弁5とブーム第2制御弁6とが並列に配置されている。
なお、バケット108を駆動するバケットシリンダ20及びバケット制御弁19は、第1油圧ポンプ1の作動油供給ライン上に配置されている。
これらの各制御弁2,3,5,6,19は、スプール(流量制御スプール)の位置を3つの位置に連続的に切り換え可能なスプール弁として構成されており、各作業装置の操作レバーの操作量に応じて開度調整が行われるようになっている。
すなわち、ブームシリンダ10の伸縮作動量を設定するブーム操作レバー(第1操作手段)8には、図示しない油圧リモコンバルブが備えられており、オペレータによってブーム操作レバー8が操作されると、パイロット回路(第1パイロット回路)7,11を介して、ブーム第1制御弁2の圧力室2a及びブーム第2制御弁6の圧力室6aへパイロット作動油が供給されて、ブーム第1制御弁2及びブーム第2制御弁6のスプール位置が切り換えられるとともに、パイロット作動油の油圧の大きさ(すなわち、パイロット圧)に応じた開度に調整されるようになっている。
また、アームシリンダ16の伸縮作動量を設定するアーム操作レバー(第2操作手段)14がオペレータによって操作されると、パイロット回路(第2パイロット回路)13,17を介して、アーム第1制御弁5の圧力室5a及びアーム第2制御弁3の圧力室3aへパイロット作動油が供給されて、アーム第1制御弁5及びアーム第2制御弁3のスプール位置が切り換えられるとともに、パイロット圧に応じた開度に調整されるようになっている。また、ブームの各制御弁2,6を制御するパイロット回路7,11とアームの各制御弁3,5を制御するパイロット回路13,17とは互いに独立した回路となっている。
なお、ここではブーム操作レバー8が「ブーム上げ方向」へ操作された場合と、アーム操作レバー14が「アーム伸び方向」へ操作された場合とを想定した説明を行っているが、これらの操作レバーが逆方向(例えば「ブーム下げ方向」や「アーム縮み方向」)へ操作された場合には、図示しないパイロット回路を介してパイロット作動油が各制御弁2,3,5,6へ供給されて、スプール位置が逆方向へ切り換えられるようになっている。また、バケット制御弁19の伸び,縮み制御用のパイロット回路についても、図示を省略している。
パイロット圧に対する油圧シリンダ,油圧ポンプ及び作動油タンクを結ぶ各通路の開口特性(絞り特性)は、図2に示すように設定されている。すなわち、図2に示すように、パイロット圧が大きいほど油圧シリンダと油圧ポンプとを結ぶ通路(P−C通路)の開口面積、及び油圧シリンダと作動油タンクとを結ぶ通路(C−T通路)の開口面積は大きくなり、油圧ポンプと作動油タンクとを結ぶバイパス通路の開口面積は逆に減少していくような特性に設定されている。これにより、オペレータは、操作レバーを操作してパイロット圧を適宜調整することで、各制御弁における油圧シリンダ,油圧ポンプ及び作動油タンクを結ぶ各通路の作動油流量を調整できるようになっている。
また、パイロット回路11には、ブーム第2制御弁6へ供給されるパイロット作動油を制御する電磁比例圧力制御弁(第1パイロット圧制御弁)22と電磁比例圧力制御弁22の上流側のパイロット作動油圧を検出する第1パイロット圧センサ(検出手段)26とが介装され、また同様に、パイロット回路17には、アーム第2制御弁3へ供給されるパイロット作動油を制御する電磁比例圧力制御弁(第2パイロット圧制御弁)23と電磁比例圧力制御弁23の上流側のパイロット作動油圧を検出する第2パイロット圧センサ(検出手段)27とが介装されている。
これらの圧力制御弁22,23は、第1パイロット圧センサ26及び第2パイロット圧センサ27で検出された各パイロット圧の大きさに応じてコントローラ(制御手段)21から入力される電流値に基づき、パイロット作動油の流量制御を行う電磁比例圧力制御弁である。
第1パイロット圧センサ26は、パイロット回路11に介装された電磁比例圧力制御弁22の上流側におけるパイロット圧(パイロット作動油の油圧の大きさ)P1を検出するようになっている。また、第2パイロット圧センサ27は、パイロット回路17に介装された電磁比例圧力制御弁23の上流側におけるパイロット圧(パイロット作動油の油圧の大きさ)P2を検出するようになっている。
コントローラ21は、検出されたパイロット圧P1,P2に基づいて、様々なパターンで電流値U1,U2を電磁比例圧力制御弁22,23のぞれぞれへ出力するようになっている。なお、本実施形態では、コントローラ21に予め記述されたソフトウェアによって、パイロット圧P1,P2がそれぞれ大きいほど、出力される電流値U1,U2が大きくなるように設定されている。また、ブーム操作レバー8とアーム操作レバー14とが同時に作動したとき(例えば、P1,P2がともに所定圧力P0以上となったとき)には、それぞれが単独で作動したとき(例えば、P1,P2のいずれかが所定圧力P0未満のとき)よりも、出力される電流値がU1,U2が大きくなるように設定されている。
電磁比例圧力制御弁22,23は、図3に示す特性を有した制御弁となっている。つまり、コントローラ21から入力された電流値Uが小さければ弁の下流側のパイロット圧Pexの大きさを大きくし、電流値Uが大きくなるほど弁の下流側のパイロット圧Pexの大きさを小さくするようになっている。これにより、ブーム第2制御弁6の圧力室6a及びアーム第2制御弁3の圧力室3aへ供給されるパイロット圧の大きさは、コントローラ21から各電磁比例圧力制御弁22,23へ入力される電流値Uの大きさに応じて制御されて、ブーム第2制御弁6及びアーム第2制御弁3の開度が絞られるようになっている。つまり、コントローラ22は、操作レバー8,14の操作量に基づいて、電磁比例圧力制御弁22,23における下流側のパイロット圧を調整する制御手段として機能している。
なお、図3に示すように、本実施形態では、コントローラ21から入力される電流値がU0未満のときには、弁の下流側のパイロット圧が所定値Ppとなるように設定されている。この所定値Ppは、コントローラ21から入力される電流値が0のときの電磁比例圧力制御弁の上流側の圧力、すなわち、操作レバー8,14の操作によって各パイロット回路へ作用しうる最大のパイロット圧Pmよりも小さい値として設定されている。
つまり、本実施形態にかかる油圧制御装置では、一つの油圧シリンダに対して、二系統の油圧回路を接続することによって、2台の油圧ポンプ1,4で供給される作動油を効率良く油圧装置に作用させることができるようになっているとともに、特定の条件下では、二系統の油圧回路のうち一方の油圧回路に介装された制御弁を絞るように制御することによって、供給される作動油の負担割合を、2台の油圧ポンプ1,4間で異ならせることができるようになっている。つまり、特定の条件下では、各油圧ポンプ1,4から供給される作動油量が、あたかも、それぞれの油圧シリンダに対する重み付けがなされたかのように分配されるようになるということである。そして、本油圧制御装置では、パイロット回路に電磁比例圧力制御弁を介装させることによって、また、その配置を工夫することによって、それぞれの油圧シリンダに対する作動油供給量の重み付け作用を実現しているのである。
なお、本実施形態では、この特定の条件がパイロット回路11,17のパイロット圧P1,P2によって規定されていることになる。
以上のような構成により、本実施形態におけるバケットによれば以下のような作用・効果を奏する。
オペレータによってブーム操作レバー8とアーム操作レバー14とが同時に操作されて、ブーム上げ操作とアーム伸び操作とを同時に実施する場合、第1パイロット回路では、パイロット回路7,11を介して、ブーム第1制御弁2の圧力室2a及びブーム第2制御弁6の圧力室6aへパイロット作動油が供給される。このとき、第1パイロット圧センサ26によってパイロット回路11に介装された電磁比例圧力制御弁22の上流側のパイロット作動油圧P1がブーム操作レバー8の操作量に対応した値として検出され、コントローラ21へ入力される。
コントローラ21は、入力されたP1が大きいほど、大きな電流値U1を設定して電磁比例圧力制御弁22へ出力し、電磁比例圧力制御弁22は入力された電流値U1に基づいて下流側のパイロット作動油圧を制御する。このため、ブーム第2制御弁6はブーム第1制御弁2よりも開口が絞られることになり、第2油圧ポンプ4の作動油供給ライン上において、アームシリンダ16よりもブームシリンダ10の負荷圧力が小さいときに生じる、作動油のブームシリンダ10側への流出を抑制することができるようになる。
したがって、例えば、掘削作業時に所謂透かし操作を行った場合であっても、各シリンダの動きが遅くなるようなことがなく、良好な掘削性を得ることができる。
一方、第2パイロット回路では、パイロット回路13,17を介して、アーム第1制御弁5の圧力室5a及びアーム第2制御弁3の圧力室3aへパイロット作動油が供給される。このとき、第2パイロット圧センサ27によってパイロット回路17に介装された電磁比例圧力制御弁23の上流側のパイロット作動油圧P2がアーム操作レバー14の操作量に対応した値として検出され、コントローラ21へ入力される。
そしてコントローラ21は、入力されたP2が大きいほど、大きな電流値U2を設定して電磁比例圧力制御弁23へ出力し、電磁比例圧力制御弁23は入力された電流値U2に基づいて下流側のパイロット作動油圧を制御する。このため、アーム第2制御弁3はアーム第1制御弁5よりも開口が絞られることになり、第1油圧ポンプ1の作動油供給ライン上において、ブームシリンダ10よりもアームシリンダ16の負荷圧力が小さいときに生じる、作動油のアームシリンダ16側への流出を抑制することができるようになる。
したがって、例えば、空中でアームとブームとの連動操作を行った場合であっても、各シリンダの動きが遅くなるようなことがなく、良好な操作性を得ることができる。
また、本実施形態によれば、コントローラ21から入力された電流値に対して、弁の下流側のパイロット圧が逆比例するように開度制御を行う電磁比例圧力制御弁を用いて、パイロット回路11及び17の下流側のパイロット圧を制御しているため、制御する必要がない場合(つまり、アーム第2制御弁3,ブーム第2制御弁6の開口を絞る必要がない場合)にはコントローラ21から出力される電流値を0にするだけでよい。
これは例えば、コントローラ21から入力された電流値が大きいほど、弁の下流のパイロット圧も大きくなるように開度制御を行う電磁比例圧力制御弁(図6に示す特性を備えた、電磁比例圧力制御弁等)を用いた場合について考察すると、制御する必要がないときでも、コントローラ21は、電磁比例圧力制御弁にパイロット圧の制御をさせないための電流値を出力しなければならず、消費電力が嵩んでしまう。
これに対して、本実施形態の電磁比例圧力制御弁によれば、コントローラ21から出力される電流値を0にするだけで、制御弁の制御機能を停止させることができるため、省電力化が図れるのである。
また、コントローラ21と電磁比例圧力制御弁22,23との断線等によって電磁比例圧力制御弁が電流値に応じた作動を行うことができなくなった場合であっても、パイロット回路が遮断されることがなく、電磁比例圧力制御弁22,23が弁として機能していないのと同じ状態で操作することができ、安全性が向上するという利点もある。
また、本実施形態によれば、ブーム操作レバー8とアーム操作レバー14とが同時に作動したとき(例えば、P1,P2がともに所定圧力P0以上となったとき)には、それぞれが単独で作動したとき(例えば、P1,P2のいずれかが所定圧力P0未満のとき)よりも、出力される電流値がU1,U2が大きくなるように設定されている。
つまり、複数の油圧シリンダを操作するような複合操作を行う場合には、上述のような、一つの油圧ポンプの作動油供給ライン上における、低負荷圧力側への作動油の流出が操作性能に与える影響が大きくなることを鑑み、電流値がU1,U2を大きく設定して、ブーム第2制御弁6及びアーム第2制御弁3の開度を絞るようになっている。
したがって、複合操作状態では、油圧ポンプから供給される作動油を、予め意図された所定の油圧シリンダへ、より優先的に供給することが可能となり、より操作性能を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態では、電磁比例圧力制御弁22,23が図3に示すような特性を有した圧力制御弁となっているが、コントローラ21から入力される電流値と弁の下流側のパイロット油圧Ppとの対応関係はこれに限定されるものではなく、図4(a)や図4(b)に示されるような特性を有したものでもよい。
図4(a)に示す特性は、電流値Uの増大に対して弁の下流側のパイロット油圧Ppが直線的に減少するように設定されている。このような特性の圧力制御弁を用いた場合でも、上述の実施形態と同様の効果を奏するものとなる。
また、図4(b)に示す特性は、弁の下流側のパイロット油圧Ppの制御最小値Pminを定め、電流値Uに関わらず弁の下流側のパイロット油圧Ppが制御最小値Pmin未満に設定されないようになっている。このような特性の圧力制御弁を用いた場合には、ブーム第2制御弁6及びアーム第2制御弁3における弁開度の最小値が保証されることになり、第2油圧ポンプ4からブーム第2制御弁6を介してブームシリンダ10へ供給される作動油量の最小量(つまり、保証された最小の弁開度に対応した、作動油の最小量)や、第1油圧ポンプ1からアーム第2制御弁3を介してアームシリンダ16へ供給される作動油量の最小量を確保することができる。
また、上述の実施形態において、コントローラ21から出力される電流値Uはパイロット油圧の大きさP1,P2が大きいほど大きく設定されるようになっているが、例えば、電流値Uとパイロット油圧P1,P2との間に比例関係を持たせた設定とすることもできる。この場合、図4(a),(b)に示す電流値Uに対するパイロット圧Pexの設定特性は、圧力制御弁の上流側パイロット圧(すなわち、圧力制御弁によって制御される前の油圧の大きさ)Pinと圧力制御弁の下流側パイロット圧Pexとの対応関係を示すグラフで
あるものとして読みかえることができる。もちろん、図3に示す対応関係においても同様である。
また、上述の実施形態では、パイロット回路11,17に圧力制御弁22,23が介装されるとともに、コントローラ21が備えられて、パイロット作動油の流量制御によりパイロット圧が制御されるようになっているが、これは、操作レバー8,14の操作に基づいてパイロット回路11,17のパイロット圧を制御可能な制御弁がパイロット回路11,17に介装されていればよく、例えばリリーフ弁が介装されてもよい(この場合、リリーフ弁の内部的な調圧構造が制御手段に相当するものとなる)。
つまり、操作レバー8,14の操作に基づいてパイロット回路11,17のパイロット圧を制御できればよく、このようなパイロット圧の制御によって、ブームシリンダ10及びアームシリンダ16のそれぞれに対して供給される作動油量が、あたかも重み付けがなされたかのように分配されるように構成されていればよい。そしてその端的な構成例として、パイロット回路上に介装されたリリーフ弁の調圧作用により、ブーム第2制御弁6,アーム第2制御弁3の弁開度が絞られる構成でもよいということである。
なお、上述の実施形態では、各制御弁2,3,5,6,19が、スプールの位置を3つの位置に連続的に切り替え可能なスプール弁として構成されているが、このような弁に限定されるものではなく、各種油圧装置のアクチュエータへ供給する作動油量を制御するための弁であれば、弁の形式は問われない。
また、上述の実施形態では、作動油量を制御することによって油圧の大きさをコントロールする油圧制御装置に対して、本発明の流体圧制御装置を適用したものとなっているが、作動油以外の各種流体の圧力の大きさをコントロールする制御装置に適用可能である。
また、上述の実施形態では、本発明にかかる流体圧制御装置が油圧ショベルに適用されたものを例示しているが、流体圧を利用した様々な機械の制御装置に適用することができる。
本発明の一実施形態としての油圧制御装置の油圧回路の構成を示す回路構成図である。 本発明の一実施形態としての油圧制御装置における制御弁の開口特性を示すグラフである。 本発明の一実施形態としての油圧制御装置における圧力制御弁の制御特性を示すグラフである。 本発明の変形例としての油圧制御装置における圧力制御弁の制御特性を示すグラフであり、(a)は電流値の増大に対し直線的に設定圧が減少する対応関係を示すもの、(b)は電流値に対し設定圧の最低値が保証された対応関係を示すものである。 本発明の一実施形態としての油圧制御装置が適用された建設機械を示す模式的側面図である。 電磁比例圧力制御弁の制御特性を示すグラフであって、本油圧制御装置の効果を説明するための比較対照図である。 従来例としての油圧制御装置の油圧回路の構成を示す回路構成図である。
符号の説明
1 第1油圧ポンプ(第1流体圧供給源)
2 ブーム第1制御弁(第1制御弁の一つ)
3 アーム第2制御弁(第2制御弁の一つ)
4 第2油圧ポンプ(第2流体圧供給源)
5 アーム第1制御弁(第2制御弁の一つ)
6 ブーム第2制御弁(第1制御弁の一つ)
2a,3a,5a,6a 圧力室
7,11 パイロット回路(第1パイロット回路)
8 ブーム操作レバー(第1操作手段)
9H,12H ブームヘッドライン
9R ブームロッドライン
10 ブームシリンダ(第1流体圧アクチュエータ)
10a ブームロッド室
10b ブームヘッド室
13,17 パイロット回路(第2パイロット回路)
14 アーム操作レバー(第2操作手段)
15H,18H アームヘッドライン
15R,18R アームロッドライン
16 アームシリンダ(第2流体圧アクチュエータ)
16a アームロッド室
16b アームヘッド室
19 バケット制御弁
20 バケットシリンダ
21 コントローラ(制御手段)
22 圧力制御弁(電磁比例圧力制御弁,第1パイロット圧制御弁)
23 圧力制御弁(電磁比例圧力制御弁,第2パイロット圧制御弁)
24 作動油タンク
25 エンジン
26 第1パイロット圧センサ(検出手段)
27 第2パイロット圧センサ(検出手段)

Claims (3)

  1. 流体圧回路の作動流体としての圧力流体を供給する第1流体圧供給源及び第2流体圧供給源と、
    上記の第1流体圧供給源及び第2流体圧供給源から供給される該圧力流体により駆動される第1流体圧アクチュエータ及び第2流体圧アクチュエータと、
    該第1流体圧アクチュエータから上記の第1流体圧供給源及び第2流体圧供給源への圧力流体供給通路上にそれぞれ介装され、該第1流体圧アクチュエータへ供給される該圧力流体の供給流量を調節する二つの第1制御弁と、
    該第2流体圧アクチュエータから上記の第1流体圧供給源及び第2流体圧供給源への圧力流体供給通路上にそれぞれ介装され、該第2流体圧アクチュエータへ供給される該圧力流体の供給流量を調節する二つの第2制御弁と、
    該第1流体圧アクチュエータの第1作動量を設定するとともに、該第1作動量に応じて第1パイロット回路を介して該二つの第1制御弁へ第1パイロット圧力流体を流通させ、該二つの第1制御弁の開度を制御する第1操作手段と、
    該第2流体圧アクチュエータの第2作動量を設定するとともに、該第2作動量に応じて第2パイロット回路を介して該二つの第2制御弁へ第2パイロット圧力流体を流通させ、該二つの第2制御弁の開度を制御する第2操作手段と、
    該第1パイロット回路上に介装され、該二つの第1制御弁のうち該第2流体圧供給源からの該圧力流体を該第1流体圧アクチュエータへ供給する第1制御弁へ流通する該第1パイロット圧力流体の流体圧を制御する第1パイロット圧制御弁と、
    該第2パイロット回路上に介装され、該二つの第2制御弁のうち該第1流体圧供給源からの該圧力流体を該第2流体圧アクチュエータへ供給する第2制御弁へ流通する該第2パイロット圧力流体の流体圧を制御する第2パイロット圧制御弁と、
    上記の第1作動量及び第2作動量に基づいて、上記の第1パイロット圧制御弁及び第2パイロット圧制御弁における上記の第1パイロット圧力流体及び第2パイロット圧力流体の圧力を調整する制御手段とを備えたことを特徴とする、流体圧制御装置。
  2. 上記の第1パイロット回路及び第2パイロット回路における上記の第1パイロット圧力流体及び第2パイロット圧力流体のそれぞれの流体圧を検出する検出手段とを備え、
    該制御手段は、該検出手段で検出された該それぞれの流体圧に基づいて、上記の第1パイロット圧力流体及び第2パイロット圧力流体の圧力を調整する
    ことを特徴とする、請求項1記載の流体圧制御装置。
  3. 上記の第1パイロット圧制御弁及び第2パイロット圧制御弁が、電磁比例圧力制御弁として構成されていることを特徴とする、請求項1又は2記載の流体圧制御装置。

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