JP2006117384A - 媒体給送装置及び該媒体給送装置を備えた記録装置と液体噴射装置 - Google Patents

媒体給送装置及び該媒体給送装置を備えた記録装置と液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 媒体のセット性を向上させ、媒体の先端に傷や媒体折れが生じるのを防ぎ、更に、少数の用紙が用紙収納部に収納された場合でも重送を防止し、良好な給送を実現可能とする媒体給送装置を提供することにある。
【解決手段】 本発明に係る用紙給送装置142は、フリクションパッド423の給送下流側パッド面423aが土手分離部42の底部421(媒体収納面)と平行に形成され、給送上流側パッド面423bが底部421より引っ込んだ形状に形成されていることを特徴とする。これにより、媒体収納手段に用紙を収納するセット性が向上し、正しい用紙収納が容易となり、また、用紙の先端に傷や媒体折れが生じるのを防ぐことが可能となる。更に、給送下流側パッド面423aが底部421と平行に形成されているので、喰い込み荷重S2の増加を抑え、少数枚の用紙が用紙収納部に収納された場合でも重送を防止することが可能となる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、媒体を給送する媒体給送装置、及び、その媒体給送装置を備えた記録装置と液体噴射装置に関する。
記録装置の1つであるインクジェット式プリンタは、背面側から給紙して前面側に排紙するタイプや、前面側にて給排紙するタイプがある。前面側にて給排紙するタイプのプリンタは、例えば、装置前面の下段に給紙トレイが配設され、上段に排紙スタッカが配設されている。そして、給紙トレイに収納されている用紙はピックアップローラ(媒体給送手段)により給送が開始される。この際、重送された用紙は分離手段により最上層の用紙と下層の用紙とに分離され、最上層の用紙のみが紙送りローラ等により給送される。紙送りローラ等により給送された用紙は記録部へ給送されて記録された後、排紙ローラ等により排紙スタッカ上に排紙される。上述した分離手段の例として、積層した用紙から当接した1枚の用紙のみを分離して給送可能とするピックアップローラと、ピックアップローラが圧接する部分に分離パッドが埋設されたプレッシャープレートと、を有するプリンタの用紙分離機構が、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2000−159368号公報
上記の特許文献1に記載された用紙分離機構は、積層した用紙から当接した1枚の用紙のみを分離して搬送可能とするピックアップローラと、ピックアップローラが圧接する部分に分離パッドが埋設されたプレッシャープレートと、を有するプリンタの用紙分離機構であって、各分離パッドの給紙直角方向の長さが対応する各ピックアップローラの長さよりも短く形成させている。これにより、用紙分離時のピックアップローラと用紙、用紙と分離パッドとの摩擦力の調整を可能とし、用紙の分離と給送を安定して行なうことを可能としたものである。
上記、特許文献1に記載された用紙分離機構では、特許文献1の図1に示すように、分離パッドがプレッシャープレートの上面より突出して配設されているので、用紙のセット性が悪い。すなわち、用紙を収納部へセットする際に用紙の先端が分離パッドの側面と衝突するので、用紙収納時の障害となり、また、用紙の先端に傷や用紙折れを生じさせる虞がある。
また、用紙セット性を向上させる為に分離パッドを傾斜させた態様(図9参照)が、背面側から給紙するタイプの用紙収納部に採用されている。しかし、分離パッドを傾斜させた態様では、用紙セット性は向上するがピックアップローラの回転により発生する食い込み荷重が増加し、特に少数の用紙が用紙収納部に収納された場合に重送を生じさせる虞が生じる。
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、媒体のセット性を向上させ、媒体の先端に傷や媒体折れが生じるのを防ぎ、更に、少数の用紙が用紙収納部に収納された場合でも重送を防止し、良好な給送を実現可能とする媒体給送装置と、その給送装置を備えた記録装置及び液体噴射装置とを提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の媒体給送装置では、媒体を収納する媒体収納手段と、前記媒体を給送する媒体給送手段と、を含み、前記媒体給送手段と挟持して前記媒体を給送するパッドが前記媒体収納手段に配設された媒体給送装置であって、前記パッドの給送下流側パッド面が前記媒体収納手段の媒体収納面と平行に形成され、前記パッドの給送上流側パッド面が前記媒体収納面より引っ込んだ形状に形成されていることを特徴としている。
これにより、前記パッドの給送上流側パッド面が前記媒体収納面より引っ込んだ形状に形成されているので、媒体収納手段に媒体を収納するセット性が向上し、正しい媒体収納が容易となり、また、媒体の先端に傷や媒体折れが生じるのを防ぐことが可能となる。更に、前記パッドの給送下流側パッド面が前記媒体収納手段の媒体収納面と平行に形成されているので、喰い込み荷重の増加を抑え、少数の用紙が用紙収納部に収納された場合でも重送を防止することが可能となる。
また、本発明の媒体給送装置では、前記給送上流側パッド面が斜面又は円周面を含む面となっていることを特徴とする。これにより、媒体収納手段に媒体をスムースに収納することができ、媒体のセット性を向上させることが可能である。
また、本発明の媒体給送装置では、前記パッドの給送上流側が前記媒体収納手段に埋設されていることを特徴としている。これにより、スペースを有効に利用することが可能である。
また、本発明の媒体給送装置では、前記媒体給送手段が前記給送下流側パッド面と当接することを特徴としている。これにより、前記媒体を前記媒体給送手段と前記給送下流側パッド面で前記媒体を挟持するので、前記媒体の給送/分離を確実に行い、前記媒体の給送性を向上させることが可能である。
上記目的達成のため、本発明の記録装置では、媒体に記録する記録装置であって、上記各媒体給送装置を備えたことを特徴としている。また、上記目的達成のため、本発明の液体噴射装置では、被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置であって、上記各媒体給送装置を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用効果を奏する記録装置または液体噴射装置を提供することができる。
以下、本発明に係る媒体給送装置の一実施形態として、記録装置の1つであるインクジェット式プリンタに用いられている媒体給送装置について、図1乃至図11を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式複合機100の外観構成の全体を示す斜視図、図2はその内部構造を示す斜視図、図3はその概略側面図である。このインクジェット式複合機100は、例えばJIS規格のL判やA6判からA4判までのサイズの単票紙やハガキに記録することができるプリンタ機能と、JIS規格のA4判までのサイズの原稿及びUS規格のレターサイズまでの原稿を読み取ることができるスキャナ機能と、JIS規格のL判、2L判、B5判、A4判、六切り、ハガキのサイズの用紙に複写することができるコピー機能とを備えている。
このインクジェット式複合機100は、図1に示すように、全体が略直方体状のハウジング101で覆われており、下段にプリンタ110が配設され、上段にスキャナ120が配設された構成となっている。そして、前面側に本発明に掛る媒体給送装置としての用紙給送装置142(図3参照)を含む給排紙部140が配設され、背面側に給紙部130が配設されている。ユーザは、記録前の用紙のセッティング方向として背面側の給紙部130及び前面側の給排紙部140の一方又は両方を選択することができるので、インクジェット式複合機100の設置位置の自由度を高めることができる。更に、記録後の用紙は常に前面側の給排紙部140から排紙されるので、ユーザは用紙を容易に取り出すことができる。
ハウジング101の上面には、図1に示す矩形平板状のスキャナカバー102が配設されている。このスキャナカバー102は、前部に取っ手103が形成されており、後部の回転軸を中心に図示矢印A方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、スキャナ120を使用するときは取っ手103に指を差し込んでスキャナカバー102を開閉することができるので、原稿の出し入れを容易に行うことができる。
ハウジング101の前面両側には、図2に示す複数のインクカートリッジ109が抜き差しされるカートリッジ収納部104、104が形成されている。各インクカートリッジ109は、記録用の各色のインクを貯留している。各カートリッジ収納部104は、図1に示す透明もしくは半透明のカートリッジカバー105によって覆われている。カートリッジカバー105は、その下部の回動軸を中心に図示矢印B方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、従来のように重量のあるスキャナ120全体を持ち上げてプリンタ110の内部を開放しなくても、カートリッジカバー105を軽く押して係止部を外しカートリッジ収納部104を開放するのみにより、インクカートリッジ109の交換作業等を行うことができるので、作業効率を向上させることができる。
ハウジング101の上面のスキャナカバー102の手前には、図1に示すように、プリンタ110、スキャナ120、コピーの各動作を指示する操作部106が配設されている。操作部106は、パワーをオン・オフするパワー系、用紙の頭出し等を操作したりインクのフラッシング等を操作する操作系、画像処理等を行う処理系等の図示しないボタン等と、状態を表示する液晶パネル107等を備えている。ユーザは、液晶パネル107を見て確認しながらボタン等を操作することができる。
ハウジング101内には、図2及び図3に示すように、本発明に係る用紙給送装置142を含む給排紙部140、給紙部130、記録部150等が配設されている。給紙部130には、図1に示すように、上方に向かって矩形状に開口したリア給紙口31が形成され、このリア給紙口31の両端縁と後縁に沿ってフレーム32が配設されている。そして、このフレーム32には、図1〜図3に示すように、給紙する用紙を1枚もしくは複数枚支持するペーパーサポート33と、ペーパーサポート33に支持されている用紙を1枚ずつ自動的に給送する背面給紙機構(以下、「リアASF」という)34等が配設されている。
図4は、ペーパーサポート33とリアASF34の詳細を示す側面図である。図1〜図4を参照して給紙部130について説明する。ペーパーサポート33は、用紙の裏面を支持する第1サポート33a及び第2サポート33bより略構成され、用紙の幅を両側より規制する一対のエッジガイド(可動エッジガイド35a、固定エッジガイド35b)と連設されている。
第1サポート33aは、平板状に形成されてフレーム32の後壁内側に格納・引出自在に配設され、第2サポート33bは、平板状に形成されて第1サポート33aに格納・引出自在に配設されている。第1サポート33a及び第2サポート33bは、給紙方向に伸縮自在に形成されているので、不使用のときはコンパクトに格納しておくことができ、また使用のときは種々のサイズの用紙を確実にサポートすることができる。
固定エッジガイド35bはフレーム32の装置前面側から見て右側壁に沿う形状に形成され、可動エッジガイド35aは、フレーム32の装置前面側から見て左側壁に沿う形状に形成され、フレーム32の左側壁と右側壁の間をフレーム32の後壁と略平行に移動可能なように取り付けられている(図2参照)。可動エッジガイド35aと固定エッジガイド35bは、用紙のサイズが異なっても確実に用紙の両側縁をガイドすることができるので、用紙の給送を確実に行うことができる。
次に、図4に示すリアASF34は、ペーパーサポート33に支持されている用紙を給送するために持ち上げるホッパ36、このホッパ36により持ち上げられた用紙を取り出す給紙ローラ37、この給紙ローラ37により重送された用紙を1枚のみに分離するリアリタードローラ38、このリアリタードローラ38により分離された残りの用紙をホッパ36へ戻すリア紙戻しユニット39(図4参照)等を備えている。
ホッパ36は、用紙が載置可能な平板状に形成されてフレーム32の後壁と略平行に配設されており、下端が給紙ローラ37の近傍に位置し、上端がフレーム32の後壁頂部に近接して位置するように配設されている(図2、図4参照)。そして、ホッパ36は、下端側の裏面にフレーム32の後壁に一端が取り付けられた図示しない圧縮バネの他端が取り付けられており、この圧縮バネの伸縮により上端側を中心に下端側が旋回するように配設されている。
給紙ローラ37は、断面の一部が切り欠かれたD字状に形成されてホッパ36の下端近傍に配設されており、間欠的に回転してホッパ36により持ち上げられた用紙を摩擦給送するようになっている(図4参照)。リアリタードローラ38は、給紙ローラ37と当接可能に配設されており、給紙ローラ37により用紙が重送されたときに最上層の用紙のみを下層の用紙から摩擦分離するようになっている。リア紙戻しユニット39は、爪状に形成されて給紙ローラ37の近傍に配設されており、リアリタードローラ38により分離された下層の用紙を爪に掛けてホッパ36へ戻すようになっている(図4参照)。
次に、図2、図3を参照して、本発明に係る用紙給送装置142を含む給排紙部140について説明する。給排紙部140には、図2及び図3に示すように、前方に向かって矩形状に開口したフロント給排紙口141が形成され、このフロント給排紙口141の奥側に本発明に係る用紙給送装置142が配設されている。用紙給送装置142は、図3に示すように、媒体(用紙)を収納する媒体収納部を主に構成する給紙トレイ40、給紙トレイ40に収納されている用紙を1枚ずつ自動的に給送する前面給紙機構(以下、「フロントASF」という)144、給紙トレイ40の上方に配置された排紙トレイ143に用紙を自動的に排送する前面排紙機構(以下、「フロントEJ」という)145により略構成されている。
給紙トレイ40は、図2及び図3に示すように、平板状に形成されており、上面に記録前の給紙される用紙が略水平に積層収納されるようになっている。排紙トレイ143は、図2及び図3に示すように、第1トレイ143a、第2トレイ143b及び第3トレイ143cを備えている。第1トレイ143aは、平板状に形成されて後部が給排紙部140の奧の本体フレーム108に回動自在に配設され、第2トレイ143bは、平板状に形成されて第1トレイ143aに格納・引出自在に配設され、第3トレイ143cは、平板状に形成されて第2トレイ143bに格納・引出自在に配設されている。
図3に示す排紙トレイ143は、第2トレイ143b及び第3トレイ143cが引き出された状態で、上面に記録後の排紙される用紙が積層載置されるようなっている。第2トレイ143b及び第3トレイ143cは、排紙方向に伸縮自在に形成されているので、不使用のときはコンパクトに格納しておくことができ、また使用のときは種々のサイズの排紙される用紙を確実に積層載置することができる。なお、この給排紙部140は、給排紙時に折り曲げることが不可能な厚手の用紙や光ディスク等の媒体を手差しで給送、排出することが可能なようにも形成されている。
図5は、フロントASF144の詳細を示す側面図である。図3及び図5を参照して、フロントASF144について説明する。フロントASF144は、給紙トレイ40に収納されている用紙を押し出すピックアップローラユニット41(媒体給送手段)と、このピックアップローラユニット41により押し出された用紙の先端を当接させて重送された用紙を分離する土手分離部42(第1の分離手段)と、を備えている。更に、本実施形態に係るフロントASF144は、土手分離部42では分離しきれなかった重層用紙を分離する第2の分離手段としてのリタード分離部43、給送される用紙をU字状に反転させる中間ローラ45及びアシストローラ46等を備えている。ここで、本発明の特徴的な部分を含む土手分離部42について、図6を参照して説明する。
図6は、第1の分離手段としての土手分離部42を示す斜視図である。図6に示すように、土手分離部42は、給紙トレイ40に連設する底部421と、底部421の奥側端部に後方に向けて傾斜するように形成されている土手傾斜部420と、により略構成されている。底部421は給紙トレイ40と一体となり、その上方に収納された用紙を積層させる。本実施形態では、給紙トレイ40と土手分離部42とが一体となって、媒体(用紙)収納手段として機能する。底部421には、本発明の特徴部分を形成するフリクションパッド423が幅方向(給送方向Xと直角する方向)中央付近に配設されている。フリクションパッド423は、ピックアップローラユニット41と当接可能であって、ピックアップローラユニット41とフリクションパッド423とにより挟持された用紙は、給送方向Xへ給送される。なお、フリクションパッド423は、摩擦係数の高い部材で形成されており、例えば、本実施形態ではコルク材が用いられている。土手傾斜部420には複数のリブ422が形成され、当該リブ422の頂面が給紙トレイ40及び底部421(以下、「給紙トレイ40等」という)の上に積層収納された用紙の先端と当接する。土手傾斜部420の傾斜角度やリブ頂面の表面状態等は、用紙の分離に大きく影響するので、給送される用紙(媒体)を考慮して好適な状態に設定されている。
次に、フロントASF144についての説明(図3及び図5参照)に戻る。媒体給送手段としてのピックアップローラユニット41は、給紙トレイ40の後部に連設された土手分離部42の底部421上方に配置され、給紙トレイ40等に対して上下に旋回自在に配設されており、下降して給紙トレイ40等に収納されている用紙を摩擦給送するようになっている。
リタード分離部43は、リタードローラユニット43aとこのリタードローラユニット43aにより分離された下層の用紙を押し戻すフロント紙戻しユニット43bとにより略構成される。リタードローラユニット43aは中間ローラ45と当接可能に配設されており、土手分離部42では分離しきれなかった重層用紙がリタードローラユニット43aと中間ローラ45とにより摩擦分離される。フロント紙戻しユニット43bは、爪状に形成されてリタードローラユニット43aの近傍に配設されており、リタードローラユニット43aにより分離された下層の用紙を爪に掛けて土手分離部42側へ押し戻すようになっている。
アシストローラ46は、中間ローラ45の上方やや左の位置に中間ローラ45に対して常時当接するように配設されており、リタードローラユニット43aにより分離された最上層の用紙を中間ローラ45と挟持してU字状に反転させ、用紙をプラテン55へ給送する。図5に示すように、用紙が搬送される給紙経路は中間ローラ45の外周面(左半分)に沿って形成された反転部を含み、その反転部の後半途中にアシストローラ46が配設されている。これに対し、前述したリタードローラユニット43aが給紙経路の反転部の前半途中に配設されている。すなわち、給紙経路の反転部の前半途中にリタードローラユニット43aが中間ローラ45と当接可能に配設され、反転部の後半途中に中間ローラ45に常時当接するアシストローラ46が配設されている。これにより、中間ローラ45の外周面に沿って反転給紙される用紙は、反転部前半では中間ローラ45とリタードローラユニット43aにより挟持され、反転部後半では中間ローラ45とアシストローラ46により挟持されるので、略U字状の給紙経路での給紙を安定して行うことが可能となる。
フロントEJ145は、図3に示すように、第1排紙ローラ48aと第1ギザローラ49a、第2排紙ローラ48bと第2ギザローラ49b等を備えている。第1排紙ローラ48aは、プラテン55の搬送下流側に配設されており、プラテン55を通過してくる用紙を第1ギザローラ49aと共に挟持して排送し、更に第2排紙ローラ48bは、第1排紙ローラ48aの搬送下流側に配設されており、その用紙を第2ギザローラ49bと共に挟持して排紙トレイ143上へ排送するようになっている。
次に、図2、図3を参照して、記録部150について説明する。記録部150には、図3に示すように、記録動作に同期して副走査方向に用紙を送る紙送りローラ51とその従動ローラ52、記録動作に同期して主走査方向に移動するキャリッジ53、記録動作に同期してインクを吐出する記録ヘッド54、記録時の用紙を平坦に保持するプラテン55等が配設されている。
紙送りローラ51は、図3に示すように、プラテン55の搬送上流側に配設されており、給紙ローラ37により給紙される用紙もしくは中間ローラ45を介して給紙トレイ40より反転給紙される用紙を、図2に示す紙送り機構56により従動ローラ52と共に挟持してプラテン55へ送り出すようになっている。キャリッジ53は、プラテン55の上方で図3に示すキャリッジガイド軸57に貫装されてキャリッジベルト58(図2参照)に連結されており、図2に示すキャリッジモータ59によってキャリッジベルト58が作動すると、キャリッジベルト58の動きに連行され、キャリッジガイド軸57に案内されて往復移動するようになっている。
記録ヘッド54は、図3に示すように、プラテン55と所定の間隔が空くようにしてキャリッジ53に搭載されており、例えばブラックインクを吐出するブラックインク用記録ヘッドと、イエロー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタの5色のインクをそれぞれ吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド54は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口から用紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。
このような構成において、インクジェット式複合機100にて用紙に記録する場合の動作について説明する。ユーザは、記録前の複数枚の用紙を給紙トレイ40等に収納してインクジェット式複合機100を起動する。給紙トレイ40等に積層収納された用紙は、ピックアップローラユニット41により押し出され、押し出された用紙の先端が土手傾斜部420と当接しつつ摩擦分離が行われ、最上層の用紙が上方に配設された中間ローラ45側へ給送される。この際、土手分離部42では分離しきれなかった重層用紙は、紙戻し軸72により駆動されるリタードローラユニット43aと中間ローラ45とにより再度分離されて最上層の用紙が中間ローラ45により給送され、分離された下層の用紙は紙戻し軸72により駆動される紙戻し71により給紙トレイ40側に押し戻される。そして、給送された用紙は、スキュー取り及び頭出しされた後、紙送り機構56により駆動されている紙送りローラ51とその従動ローラ52に挟持されてプラテン55へ給送される。
プラテン55へ給送された用紙は、キャリッジモータ59とキャリッジベルト58により走査されるキャリッジ53に搭載された記録ヘッド54により記録される。このとき、インクジェット式複合機100の制御部は、例えばイエロー、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアン、ライトシアン、ブラックの計7色のインクカートリッジから記録ヘッド54へ各色インクを供給し、各色インクの吐出タイミング及びキャリッジ53や紙送りローラ51の駆動を制御して、高精度なインクドット制御、ハーフトーン処理等を実行する。そして、記録が完了した用紙は、紙送り機構56により駆動されている第1排紙ローラ48aと第1ギザローラ49a、第2排紙ローラ48bと第2ギザローラ49bに挟持されて給排紙部140へ排紙され、排紙トレイ143上へ積層載置される。
続いて、土手分離部42における重送された用紙の分離について説明する。図3に示すように、給紙トレイ40等上に正しく載置された用紙はその先端を土手傾斜部420(リブ422の各頂面)と当接した状態で積層収納される。ピックアップローラユニット41は最上層の用紙を上から押えつつ図3における左方向に最上層の用紙を押し出して給紙する。この際、最上層の用紙には、ピックアップローラユニット41から受ける鉛直下方向の静荷重と喰い込み荷重、水平方向(図3における左方向)の推進力、土手傾斜部422から受ける土手反力(当接負荷)、下層の用紙との摩擦抵抗力等が作用する。また、最下層の用紙は、ピックアップローラユニット41から受ける鉛直下方向の荷重を受け、用紙の下面とフリクションパッド423の上面(パッド面)とは大きな摩擦抵抗力が発生する。これら最上層の用紙に働く各種力の作用を考慮しつつ、最上層の用紙のみが土手傾斜部420を登り給送されるように、ピックアップローラユニット41の荷重、土手傾斜部420の傾斜角度等が好適な状態に設定されている。これにより、ピックアップローラユニット41が駆動されて用紙の給紙が開始されると最上層の用紙のみが土手傾斜部420で給紙方向を上方に転換されてリタード分離部43へ給送される。
次に、本発明の特徴部分について、図7〜11を参照して、詳細に説明する。
図7は、土手分離部42とピックアップローラユニット41とを拡大して示す側断面図である。図8は、土手分離部525(比較例)とピックアップローラユニット41とを拡大して示す側断面図である。図7及び図8に示すピックアップローラユニット41は給紙のため下降した状態であって、用紙をセット(収納)する際にはピックアップローラユニット41を上昇させた状態で、用紙のセットを行う。
図7に示すように、本発明の特徴部分を構成するフリクションパッド423は、略矩形に形成された板状のパッド(図6参照)であって、図7に示すように、途中で折れ曲がった形状となっている。そして、フリクションパッド423は、ピックアップローラユニット41(ピックアップローラ41a)と当接可能な給送下流側パッド面423aが底部421と平行になるように配設され、フリクションパッド423の給送上流側パッド面423bが底部421の下に潜るように、土手分離部42(媒体給送手段)に埋設されている。また、フリクションパッド423の給送下流側パッド面423aは、底部421の上面から突出している。
これに対し、図8に示すフリクションパッド523は、略矩形に形成された平板状のパッドであって、フリクションパッド423の第1の比較例である。フリクションパッド523は、その上面(パッド面523a)が底部521と平行でかつ底部521の上面より突出するように土手分離部525に配設されている。なお、図8に示す土手分離部525は、平板状のフリクションパッド523(第1の比較例)を含むこと以外は、本実施形態に係る土手分離部42と同様である。上述のように、フリクションパッド523が底部521の上面より突出しているので、図8の左方向から土手分離部525へ用紙を進入させてセットする際に、用紙の先端がフリクションパッド523の側面と衝突する。このため、用紙を正しい状態にセットするのが困難となり、用紙が正しい状態にセットされない場合、例えば、土手分離部525での用紙の分離・給紙が困難となる。
一方、本実施形態に係るフリクションパッド423(図7参照)は、給送下流側パッド面423aが底部421の上面から突出しているが、給送上流側パッド面423bが緩やかに傾斜した斜面若しくは円周面を形成して底部421の下に潜っている。これにより、用紙P11、12(上層がP11、下層がP12)を図7の左方向から進入させてセットする際に、用紙の先端がフリクションパッド423の側面に衝突することはない。また、給送下流側パッド面423aが底部421の上面から突出し、ピックアップローラ41aと当接可能であるので、給送下流側パッド面423aとピックアップローラ41aのローラ面で用紙P11、12が確実に挟持されて給紙される。すなわち、上層の用紙P11はピックアップローラ41aにより給紙されるが、下層の用紙P12は給送下流側パッド面423aとの摩擦力の作用により給紙されない(図7参照)。このように、用紙P11、12は給送下流側パッド面423aとピックアップローラ41aとで確実に挟持されているので、本発明に係る用紙給送装置142では用紙の給送/分離を確実に実施することが可能である。
図9は、フリクションパッド623(第2の比較例)とピックアップローラユニット41とを拡大して示す側断面図である。フリクションパッド623は、フリクションパッド523と同様に、矩形上に形成された平板上のパッドであって、フリクションパッド423の第2の比較例である。フリクションパッド623は、給送下流側から給送上流側に下がるように傾斜しており、給送下流端部623aは底部621より突出しているが、給送上流端部623bは底部621の下に潜っている。このように、給送面(底部621)に対して傾いたフリクションパッドは、例えば、リアASF34で採用されているものである。
前述したようにフリクションパッド623は、本実施形態のフリクションパッド423と同様に、給送上流端部623bが底部621の下に潜るように配設されているので、図9の左方向から用紙P21、22(上層がP21、下層がP22)を進入させてセットする際に、用紙P21、22の先端がフリクションパッド623の側面に衝突する事はない。このため、用紙のセット性は向上するが、フリクションパッド423とは異なり、フリクションパッド623のピックアップローラ41aと当接するパッド面623cが底部621に対して平行ではなく傾いている。これにより、用紙P21、22に作用するピックアップローラ41aの喰い込み荷重が大きくなり、前提としていた各種力の作用のバランスが崩れる事により用紙の重送が発生する。特に、収納された用紙の枚数が少なくなると、このような重送が生じる。続いて、喰い込み荷重の増加に伴い用紙の重送が発生する原因について、図10を参照して説明する。
図10は、フリクションパッド423上の用紙P11に作用する喰い込み荷重に関する計算式を説明する為の概念図である。S1はピックアップローラユニット41が用紙P11を介してフリクションパッド423に与える静荷重、S2はピックアップローラ41aの回転(モーメント)により鉛直下方向に発生する喰い込み荷重、μはピックアップローラ41aのローラ面と給送される用紙P11との摩擦係数、θはピックアップローラユニット41の回動中心点41bからNIP点(ピックアップローラ41aとフリクションパッド423の接点)を結ぶ直線とフリクションパッッド423の下流側パッド面423aとの間でなす角度とする。
図10に示すように用紙P11が給送される際、用紙P11には当接したピックアップローラ41aの反時計方向の回転により発生する喰い込み荷重S2が作用する。なお、ピックアップローラユニット41の静荷重S1が喰い込み荷重S2と共に作用するが、静荷重S1はフリクションパッッド423からの反力によって打ち消されるので図示していない。また、この当接したピックアップローラ41aの回転により用紙P11を給送させる推進力Fが、用紙給送方向である右水平方向(土手傾斜部420の方向)へと作用する。この時の推進力Fは、静荷重S1と喰い込み荷重S2との合力に摩擦係数μをかけた積となる(F=μ(S1+S2))。
この時の力の釣り合いをNIP点から回動中心点41bへの半径方向と、これと直行する接線方向に分解して考える。喰い込み荷重S2と推進力Fの半径方向合力は、ピックアップローラユニット41の取り付け部から受ける図示しない反力により相殺されるが、接線方向は推進力Fの接線方向成分fと喰い込み荷重S2の接線方向成分s2とが釣合う関係となる(f=s2)。すなわち、以下の式(1)が成立する。
μ(S1+S2)*sinθ=S2*cosθ ・・・(1)
式(1)を静荷重S1と喰い込み荷重S2との関係を示す式に変形すると、式(2)となる。
S2={μ*tanθ/(1−μ*tanθ)}S1 ・・・(2)
式(2)より、角度θが大きくなると喰い込み荷重S2も増加することが判る。すなわち、図9に示すフリクションパッド623では、パッド面623cが底部621に対して傾いているので、回動中心点41bとNIP点とを結ぶ直線とパッド面623cとのなす角度が大きくなるので、喰い込み荷重S2が増加する。なお、図9は2枚の用紙P21、22を収納している場合を示し、このように少数枚の用紙を収納している際にパッド面の傾きが問題となる。
多数枚の用紙を収納(例えば図3参照)している際は、最上層の用紙はパッド面の傾きの影響をほとんど受けないので、最上層の用紙は底部421(621)と略平行である。このとき、最上層の用紙と当接するピックアップローラ41aは収納された用紙の厚さ分だけ底部621の上面より高い位置にあるので、ピックアップローラ41aと用紙との接する点(以下、「用紙接点」という)と回動中心点41bとを結ぶ直線と、用紙上面とのなす角度は小さい。給紙が行われるとピックアップローラ41aの位置は給紙した用紙の厚さ分だけ低くなり、回動中心点41bと用紙接点とを結ぶ直線と用紙上面とのなす角度は僅かに増加する。更に、給紙が進み、少数枚の用紙が収納された状態になると、ピックアップローラ41aの位置が給紙した用紙の厚さ分だけ低くなることに加え、前述したパッド面の傾きの影響を受けることにより回動中心点41bと用紙接点とを結ぶ直線と用紙上面とのなす角度が増加する。当該角度が増加することにより、喰い込み荷重S2が増加するので、良好な給紙を行っていたバランス状態が崩れて用紙の重送が発生する。
これに対し、本実施形態に係るフリクションパッド423(図7参照)は、給送下流側パッド面423aが底部421の上面から平行に突出している。この為、給紙される用紙は、常に底部421、給送下流側パッド面423aと平行に維持され、回動中心点41bと用紙接点とを結ぶ直線と用紙上面とのなす角度の増加を抑えることができる。これにより、少数枚の用紙が収納された状態であっても、喰い込み荷重S2の増加を抑え、良好な給紙・分離を行うバランス状態を維持することにより重送の発生を防止することが可能となる。
図11は、フリクションパッド723(第3の比較例)とピックアップローラユニット41とを拡大して示す側断面図である。フリクションパッド723は、フリクションパッド523、623と同様に、略矩形に形成された平板状のパッドであって、フリクションパッド423の第3の比較例である。フリクションパッド723は、フリクションパッド523と同様に、パッド面723aが底部721と平行でかつ底部721より突出するように配設されている。また、フリクションパッド723が配設されている底部721は、フリクションパッド723の上流側に、パッド面より高い凸部721aが形成されている事を特徴とする。この底部721の形状により、図11の左方向から用紙P31、32(上層がP31、下層がP32)を進入させた場合、底部721にある凸部721aが、用紙P31、32の先端とフリクションパッド723の側面との衝突を防ぐので、用紙のセット性は良好となる。しかし、こしの強い用紙P31、32を給送する場合、用紙P32とフリクションパッド723(パッド面723a)との間に隙間が生じ(図11参照)、フリクションパッド723と用紙P32との摩擦力が減少するので、用紙P32は用紙P31に連れられて給送される虞が生じる。
これに対し、本実施形態に係るフリクションパッド423(図7参照)は、給送下流側パッド面423aが底部421の上面と平行に形成されているので、こしの強い用紙を給送する場合でもフリクションパッド423と用紙との摩擦力が減少する事は無く、前述したような用紙の重送を確実に防止することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明によれば、フリクションパッド423の給送下流側パッド面423aが土手分離部42の底部421(媒体収納面)と平行に形成され、フリクションパッド423の給送上流側パッド面423bが底部421より引っ込んだ形状に形成されていることを特徴としている。これにより、給紙トレイ40等(媒体収納手段)に用紙を収納するセット性が向上し、正しい用紙収納が容易となり、また、用紙の先端に傷や媒体折れが生じるのを防ぐことが可能となる。更に、給送下流側パッド面423aが底部421と平行に形成されているので、喰い込み荷重S2の増加を抑え、少数枚の用紙が給紙トレイ40等(用紙収納部)に収納された場合でも重送を防止することが可能となる。
また、本発明によれば、給送上流側パッド面423bが斜面又は円周面を含む面となっているので、給紙トレイ40等(媒体収納手段)に用紙(媒体)をスムースに収納することができ、用紙のセット性を向上させることが可能である。
また、本発明によれば、フリクションパッド423の給送上流側が底部421(媒体収納手段)に埋設されているので、スペースを有効に利用しつつ、用紙のセット性を向上させることが可能である。
また、本発明によれば、ピックアップローラ41a(媒体給送手段)が給送下流側パッド面423aと当接するので、ピックアップローラ41aと給送下流側パッド面423aとで用紙(媒体)を挟持して用紙の給送/分離を確実に行い、用紙の給送性を向上させることが可能である。
なお、本発明の範囲は上述した実施形態に限られず、特許請求の範囲の記載に反しない限り、他の様々な実施形態に適用可能である。例えば、本実施形態では、給排紙部140における用紙給送装置142について説明したが、媒体を給送する媒体給送装置であれば広く適用が可能である。
媒体給送装置を備えた記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置等であっても適用可能である。また、記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置の意味として、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等を備えた装置にも適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式複合機100の外観構成の全体を示す斜視図である。 インクジェット式複合機100の内部構造を示す斜視図である。 インクジェット式複合機100の概略側面図である。 ペーパーサポート33とリアASF34の詳細を示す側面図である。 フロントASF144の詳細を示す側面図である。 土手分離部42を示す斜視図である。 土手分離部42とピックアップローラユニット41とを拡大して示す側断面図である。 土手分離部525(比較例)とピックアップローラユニット41とを拡大して示す側断面図である。 フリクションパッド623(第2の比較例)とピックアップローラユニット41とを拡大して示す側断面図である。 フリクションパッド423上の用紙P11に作用する喰い込み荷重に関する計算式を説明する為の概念図である。 フリクションパッド723(第3の比較例)とピックアップローラユニット41とを拡大して示す側断面図である。
符号の説明
31 リア給紙口、32 フレーム、33 ペーパーサポート、34 リアASF、35a 可動エッジガイド、35b 固定エッジガイド、36 ホッパ、37 給紙ローラ、40 給紙トレイ、41 ピックアップローラユニット、41a ピックアップローラ、42、525 土手分離部、43 リタード分離部、43a リタードローラユニット、43b フロント紙戻しユニット、45 中間ローラ、46 アシストローラ、51 紙送りローラ、52 従動ローラ、55 プラテン、100 インクジェット式複合機、110 プリンタ、120 スキャナ、130 給紙部、140 給排紙部、141 フロント給排紙口、142 用紙給送装置、143 排紙トレイ、144 フロントASF、145 フロントEJ、150 記録部、420、520、土手傾斜部、421、521、621、721 底部、422、522 リブ、423、523、623、723 フリクションパッド、423a 給送下流側パッド面、423b 給送上流側パッド面

Claims (6)

  1. 媒体を収納する媒体収納手段と、
    前記媒体を給送する媒体給送手段と、を含み、
    前記媒体給送手段と挟持して前記媒体を給送するパッドが前記媒体収納手段に配設された媒体給送装置であって、
    前記パッドの給送下流側パッド面が前記媒体収納手段の媒体収納面と平行に形成され、前記パッドの給送上流側パッド面が前記媒体収納面より引っ込んだ形状に形成されていることを特徴とする媒体給送装置。
  2. 前記給送上流側パッド面が斜面又は円周面を含む面となっていることを特徴とする請求項1に記載の媒体給送装置。
  3. 前記パッドの給送上流側が前記媒体収納手段に埋設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の媒体給送装置。
  4. 前記媒体給送手段が前記給送下流側パッド面と当接することを特徴とする請求項1乃至3に記載の媒体給送装置。
  5. 媒体に記録する記録装置であって、
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の媒体給送装置を備えたことを特徴とする記録装置。
  6. 被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置であって、
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の媒体給送装置を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8240657B2 (en) 2007-11-08 2012-08-14 Ricoh Company, Ltd. Sheet feeding device and image forming apparatus
US10059543B2 (en) 2015-10-20 2018-08-28 Seiko Epson Corporation Medium feeding device, image reading apparatus, and recording apparatus
US10308456B2 (en) 2017-03-30 2019-06-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet supplier

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