JP4428194B2 - 媒体給送装置 - Google Patents

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本発明は、媒体を給送する媒体給送装置及びその媒体給送装置を備えた記録装置と液体噴射装置に関する。
一般的な記録装置の1つであるインクジェット式プリンタは、背面側上部に自動給紙装置が配設され、前面側下部に自動排紙装置が配設されている。自動給紙装置は、用紙を給紙する給紙ローラと、この給紙ローラと対向して配置され、用紙が重送されたときに最上層の用紙と下層の用紙を分離するリタードローラを備えている。そして、給紙ローラとリタードローラとのニップ点直前には、リタードローラ支持フレームの左右両側から対向して延びる間口規制部材が配設されている。この間口規制部材は、給紙ローラとの間口部へ案内される用紙の枚数を規制する機能を有している。
特開2004−83269号公報
上述した従来のインクジェット式プリンタの給紙ローラは、給紙時の用紙の押圧負荷、ホッパの上昇負荷、トルクリミッタのブレーキ負荷等により、給紙ローラ軸が撓んで給紙ローラ軸位置が変動する場合がある。この給紙ローラ軸位置の変動が発生すると、給紙ローラと間口規制部材との間口部の隙間が変化することになるので、給紙に不具合が発生するおそれがある。
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、媒体収納部と供給ローラとの間口部の隙間の変動を抑えることができる媒体給送装置及びその媒体給送装置を備えた記録装置と液体噴射装置を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の媒体給送装置では、媒体を載置して収納する媒体収納部と、この媒体収納部に近接して配置され、収納されている前記媒体を給送する供給ローラとを有する媒体給送装置であって、前記媒体収納部と前記供給ローラとの間口部の隙間を調節する調節手段を備えたことを特徴としている。これにより、間口部の隙間を状況に応じて調節することができるので、高精度な給紙を常に行うことができる。
また、前記調節手段は、前記供給ローラの軸の撓みを規制することにより隙間調節することを特徴としている。これにより、供給ローラに負荷が掛かっても、供給ローラの軸位置の変動を抑えることができる。また、前記調節手段は、前記供給ローラの軸に対し当該撓み方向とこれに直交する方向に当接して規制することを特徴としている。これにより、供給ローラの軸の撓みをほぼ完全に抑えることができる。また、前記調節手段は、スペーサを用いて隙間調節することを特徴としている。これにより、間口部の隙間の調節を簡易に行うことができる。また、前記調節手段は、前記媒体収納部の高さを規制することにより隙間調節することを特徴としている。これにより、間口部の隙間を状況に応じて調節することができるので、高精度な給紙を常に行うことができる。
上記目的達成のため、本発明の記録装置では、媒体に記録する記録装置であって、上記各媒体給送装置を備えたことを特徴としている。また、本発明の液体噴射装置では、被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置であって、上記各媒体給送装置を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用効果を奏する記録装置及び液体噴射装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式複合機の外観構成の全体を示す斜視図、図2は、その内部構造を示す斜視図、図3は、その概略側面図である。このインクジェット式複合機100は、例えばJIS規格のL判やA6判からA4判までのサイズの単票紙やハガキに記録することができるプリンタ機能と、JIS規格のA4判までのサイズの原稿及びUS規格のレターサイズまでの原稿を読み取ることができるスキャナ機能と、JIS規格のL判、2L判、B5判、A4判、六切り、ハガキのサイズの用紙に複写することができるコピー機能を備えている。
このインクジェット式複合機100は、図1に示すように、全体が略直方体状のハウジング101で覆われており、下段にプリンタ110が配設され、上段にスキャナ120が配設された構成となっている。そして、背面側に本発明の特徴的な部分を含む給紙部130が配設され、前面側に給排紙部140が配設されている。ユーザは、記録前の用紙のセッティング方向として背面側の給紙部130及び前面側の給排紙部140の一方または両方を選択することができるので、インクジェット式複合機100の設置位置の自由度を高めることができる。さらに、記録後の用紙は常に前面側の給排紙部140から排紙されるので、ユーザは用紙を容易に取り出すことができる。
ハウジング101の上面には、図1に示す矩形平板状のスキャナカバー102が配設されている。このスキャナカバー102は、前部に取っ手103が形成されており、後部の回転軸を中心に図示矢印a方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、スキャナ120を使用するときは取っ手103に指を差し込んでスキャナカバー102を開閉することができるので、原稿の出し入れを容易に行うことができる。
ハウジング101の前面両側には、図2に示す複数のインクカートリッジ10が抜き差しされるカートリッジ収納部104がそれぞれ形成されている。各インクカートリッジ10は、記録用の各色のインクを貯留している。各カートリッジ収納部104は、図1に示す透明もしくは半透明のカートリッジカバー105によって覆われている。カートリッジカバー105は、その下部の回動軸を中心に図示矢印b方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、従来のように重量のあるスキャナ120全体を持ち上げてプリンタ110の内部を開放しなくても、カートリッジカバー105を軽く押して係止部を外しカートリッジ収納部104を開放するのみにより、インクカートリッジ10の交換作業等を行うことができるので、作業効率を向上させることができる。
ハウジング101の上面のスキャナカバー102の手前には、図1に示すように、プリンタ110、スキャナ120、コピーの各動作を指示する操作部106が配設されている。操作部106は、パワーをオン・オフするパワー系、用紙の頭出し等を操作したりインクのフラッシング等を操作する操作系、画像処理等を行う処理系等の図示しないボタン等と、状態を表示する液晶パネル107等を備えている。ユーザは、液晶パネル107を見て確認しながらボタン等を操作することができる。
ハウジング101内には、図2及び図3に示すように、給紙部130と、給排紙部140、記録部150等が配設されている。給紙部130には、図1に示すように、上方に向かって矩形状に開口したリア給紙口131が形成され、このリア給紙口131の両端縁と後縁に沿ってフレーム132が配設されている。そして、このフレーム132には、図1〜図3に示すように、給紙する用紙を1枚もしくは複数枚サポートするペーパーサポート133と、ペーパーサポート133にサポートされている用紙を1枚ずつ自動的に給送する本発明の特徴的な部分を含む背面給紙機構(以下、リアASFという)134等が配設されている。
図4は、ペーパーサポート133とリアASF134の詳細を示す側面図であり、図1〜図4を参照して説明する。ペーパーサポート133は、用紙の裏面をサポートする第1サポート21及び第2サポート22と、用紙の両サイドエッジをガイドする固定エッジガイド23と可動エッジガイド24等を備えている。リアASF134は、ペーパーサポート133にサポートされている用紙を給送するために持ち上げるホッパ31、このホッパ31により持ち上げられた用紙を取り出す給紙ローラ32、この給紙ローラ32により重送された用紙を1枚のみに分離するリタードローラ33、このリタードローラ33により分離された残りの用紙をホッパ31へ戻すリア紙戻しユニット34等を備えている。
第1サポート21は、平板状に形成されてフレーム132の後壁内側に格納・引出自在に配設され、第2サポート22は、平板状に形成されて第1サポート21に格納・引出自在に配設されている。第1サポート21及び第2サポート22は、給紙方向に伸縮自在に形成されているので、不使用のときはコンパクトに格納しておくことができ、また使用のときは種々のサイズの用紙を確実にサポートすることができる。
また、固定エッジガイド23は、フレーム132の装置前面側から見て右側壁に沿う形状でホッパ31と一体形成され、可動エッジガイド24は、フレーム132の装置前面側から見て左側壁に沿う形状に形成され、フレーム132の左側壁と右側壁の間をフレーム132の後壁と略平行に移動可能なようにホッパ31に取り付けられている。固定エッジガイド23と可動エッジガイド24は、用紙のサイズが異なっても確実に用紙の両側縁をガイドすることができるので、給送を高精度に行うことができる。
ホッパ31は、用紙が載置可能な平板状に形成されてフレーム132の後壁と略平行に配設されており、下端が給紙ローラ32の近傍に位置し、上端がフレーム132の後壁頂部に近接して位置するように配設されている。そして、ホッパ31は、下端側の裏面にフレーム132の後壁に一端が取り付けられた図示しない圧縮バネの他端が取り付けられており、この圧縮バネの伸縮により上端側を中心に下端側が旋回するように配設されている。
給紙ローラ32は、断面の一部が切り欠かれたD字状に形成されてホッパ31の下端近傍に配設されており、間欠的に回転してホッパ31により持ち上げられた用紙を摩擦給送するようになっている。リタードローラ33は、給紙ローラ32と当接可能に配設されており、給紙ローラ32により用紙が重送されたときに最上層の用紙のみを下層の用紙から摩擦分離するようになっている。リア紙戻しユニット34は、爪状に形成されて給紙ローラ32の近傍に配設されており、リタードローラ33により分離された下層の用紙を爪に掛けてホッパ31へ戻すようになっている。さらに、本発明の特徴的な部分であるフレーム(媒体収納部)132と給紙ローラ(供給ローラ)32との間口部の隙間を調節する間口部調節手段35、36(図10、図12等参照)を備えており、この間口部調節手段35、36の詳細については後述する。
給排紙部140には、図2及び図3に示すように、前方に向かって矩形状に開口したフロント給排紙口141が形成され、このフロント給排紙口141の下側に給紙トレイ142が配設され、給紙トレイ142の上側に排紙トレイ143が配設されている。そして、フロント給排紙口141の奧には、図3に示すように、給紙トレイ142に収納されている用紙を1枚ずつ自動的に給送する前面給紙機構(以下、フロントASFという)144と、排紙トレイ143に用紙を自動的に排送する前面排紙機構(以下、フロントEJという)145が配設されている。
給紙トレイ142は、図2及び図3に示すように、平板状に形成されており、上面に記録前の給紙される用紙が積層収納されるようなっている。排紙トレイ143は、図2及び図3に示すように、第1トレイ143a、第2トレイ143b及び第3トレイ143cを備えている。第1トレイ143aは、平板状に形成されて後部が給排紙部140の奧の本体フレーム108に回動自在に配設され、第2トレイ143bは、平板状に形成されて第1トレイ143aに格納・引出自在に配設され、第3トレイ143cは、平板状に形成されて第2トレイ143bに格納・引出自在に配設されている。
排紙トレイ143は、第2トレイ143b及び第3トレイ143cが引き出された状態で、上面に記録後の排紙される用紙が積層載置されるようなっている。第2トレイ143b及び第3トレイ143cは、排紙方向に伸縮自在に形成されているので、不使用のときはコンパクトに格納しておくことができ、また使用のときは種々のサイズの排紙される用紙を確実に積層載置することができる。なお、この給排紙部140は、給排紙時に折り曲げることが不可能な厚手の用紙や光ディスク等が収納されたトレイを手差しで給紙、供給することが可能なようにも形成されている。
図5は、フロントASF144の詳細を示す側面図であり、図3及び図5を参照して説明する。フロントASF144は、給紙トレイ142に収納されている用紙を取り出すピックアップローラユニット41、このピックアップローラユニット41により取り出された用紙の向きを変える土手部42を備えている。さらに、ピックアップローラユニット41により重送された用紙を1枚のみに分離するリタードローラユニット43、このリタードローラユニット43により分離された残りの用紙を給紙トレイ142に戻すフロント紙戻しユニット44、給送される用紙をU字状に反転させる中間ローラ45及びアシストローラ46等を備えている。
ピックアップローラユニット41は、給紙トレイ142の後部上方に配置され給紙トレイ142に対して上下に旋回自在に配設されており、下降して給紙トレイ142に収納されている用紙を摩擦給送するようになっている。土手部42は、給紙トレイ142の後部にて後方に向けて傾斜するように配設されており、ピックアップローラユニット41により給送される用紙の先端を上方に方向変換するようになっている。
リタードローラユニット43は、中間ローラ45と当接可能に配設されており、ピックアップローラユニット41により用紙が重送されたときに最上層の用紙のみを下層の用紙から摩擦分離するようになっている。フロント紙戻しユニット44は、爪状に形成されてリタードローラユニット43の近傍に配設されており、リタードローラユニット43により分離された下層の用紙を爪に掛けて給紙トレイ142へ戻すようになっている。アシストローラ46は、中間ローラ45に対して常時当接するように配設されており、リタードローラユニット43により分離された最上層の用紙を中間ローラ45と挟持してU字状に反転させ、プラテン155へ給送するようになっている。
フロントEJ145は、図3に示すように、第1排紙ローラ51と第1ギザローラ52、第2排紙ローラ53と第2ギザローラ54等を備えている。第1排紙ローラ51は、プラテン155の搬送下流側に配設されており、プラテン155を通過してくる用紙を第1ギザローラ52とともに挟持して排送し、さらに第2排紙ローラ53は、第1排紙ローラ51の搬送下流側に配設されており、その用紙を第2ギザローラ54とともに挟持して排紙トレイ143上へ排送するようになっている。
記録部150には、図3に示すように、記録動作に同期して副走査方向に用紙を送る紙送りローラ151とその従動ローラ152、記録動作に同期して主走査方向に移動するキャリッジ153、記録動作に同期してインクを吐出する記録ヘッド154、記録時の用紙を平坦に保持するプラテン155等が配設されている。
紙送りローラ151は、図3に示すように、プラテン155の搬送上流側に配設されており、給紙ローラ32により給送される用紙もしくは中間ローラ45により反転給送される用紙を図2に示す紙送り機構156により従動ローラ152とともに挟持してプラテン155へ送り出すようになっている。キャリッジ153は、プラテン155の上方で図3に示すキャリッジガイド軸157に貫装されて図2に示すキャリッジベルト158に連結されており、図2に示すキャリッジモータ159によってキャリッジベルト158が作動すると、キャリッジベルト158の動きに連行され、キャリッジガイド軸157に案内されて往復移動するようになっている。
記録ヘッド154は、図3に示すように、プラテン155と所定の間隔が空くようにしてキャリッジ153に搭載されており、例えばブラックインクを吐出するブラックインク用記録ヘッドと、イエロー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタの5色のインクをそれぞれ吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド154は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口から用紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。次に、本発明の特徴的な部分を含む給紙部130について、さらに図を参照して説明する。
図6は、上記給紙部130の詳細を斜め前方から見た斜視図、図7は、それを斜め後方から見た斜視図、図8は、それを斜め下方から見た斜視図であり、図4の側面図も参照して説明する。この給紙部130は、上述したように、フレーム132に配設されたペーパーサポート133とリアASF134を備えている。フレーム132は、装置前面側から見て右側壁132aと左側壁132b、及びそれらの間に架設された後壁132cと底盤132dで構成されている。ペーパーサポート133とリアASF134は、フレーム132に囲われた1ユニットとして構成されているので、インクジェット式複合機100の組立や修理等の際の取り扱いが容易となる。
第1サポート21は、フレーム132の後壁132cの内側であって右側壁132aと左側壁132bの間に配設され、第1サポート21の両側端が右側壁132aと左側壁132bに沿って上下に摺動自在となるように嵌め込まれている。第2サポート22は、上端が突出する形で第1サポート21の背面側に収納され、第2サポート22の両側端が第1サポート21の両側壁に沿って上下に摺動自在となるように嵌め込まれている。ペーパーサポート133は、第1サポート21と第2サポート22の2段階で収納・引出自在となっているので、収納したときの面積を小さくすることができ、また引き出したときの支持面積を大きく取ることができる。
固定エッジガイド23は、ホッパ31の右側端から垂直に立ち上がるように一体形成され、可動エッジガイド24は、固定エッジガイド23と平行であって、ホッパ31の左側端と右側端との間に形成された溝31aに沿って摺動自在に配設されている。可動エッジガイド24は、スムーズに移動することができるので、固定エッジガイド23との間で用紙を幅に合わせて正確に挟み込むことができる。
ホッパ31は、第1サポート21の内側であってフレーム132の右側壁132aと左側壁132bの間に配設され、ホッパ31の下端が上端を中心に旋回して、収納されている用紙の下端を給紙ローラ32に対して押圧・離間するようになっている。給紙ローラ32は、両端がフレーム132の右側壁132aと左側壁132bの間に回転自在に配設されている給紙ローラ軸32aの右端寄りに配設されている。この給紙ローラ32は、用紙の摩擦給送が容易となるように、外周にゴム等が配設されている。そして、この給紙ローラ軸32aには、主要な用紙の幅に合わせて3つの補助給紙ローラ32bが配設されている。
リタードローラ33は、フレーム132の底盤132dにおける給紙ローラ32と接触する位置に回転自在に軸支持されている。リア紙戻しユニット34は、フレーム132の底盤132dにおけるリタードローラ33の両側と、補助給紙ローラ32bの近傍の4箇所に回転自在に軸支持されている。次に、本発明の特徴的な部分であるフレーム(媒体収納部)132と給紙ローラ(供給ローラ)32との間口部の隙間を調節する調節手段35の詳細について図を参照して説明する。
図9は、フレーム132と給紙ローラ32との間口部を示す側面図である。この間口部Aは、フレーム132の底盤132dに形成されているリタードローラ33直上の用紙給送面132daと、給紙ローラ32の円弧周面32bとの間隙のことである。この間口部Aの隙間を一定に保持することにより、給紙ローラ32により引き出されるホッパ31上の用紙Pが通過可能な枚数を一定にすることができ、その後のリタードローラ33による用紙の分離を確実に行うことができる。したがって、この間口部Aの隙間を調節する図10等に示す間口部調節手段35、36が配設されている。
図10は、上記間口部調節手段35の配設位置を示す斜視図、図11は、その側面図である。この間口部調節手段35は、給紙ローラ32側で調節する手段であり、板金を略L字状に折り曲げた上面部35aと側面部35bで成る形状に形成されている。そして、上面部35aは、一端側が突き出ており、その突出部分にはネジ穴35cが穿孔されている。また、側面部35bは、中央下部に給紙ローラ軸32aの外周を上から押え付ける半円状の押え付け部35dが形成され、さらに上面部35aと同様に一端側下部が突き出ており、その突出部分には下向きのスリット35eが形成されている。
このような構成の間口部調節手段35は、以下の方法で取り付けられる。すなわち、側面部35bの一端側下部が本体フレーム108の壁面に形成されている穴108aに挿入されて、スリット35eが穴108aの縁に差し込まれる。そして、押え付け部35dが給紙ローラ軸32aの外周を上から押え付けるようにして、上面部35aの一端側が本体フレーム108の上部に所定の厚さのスペーサ35fを介して載置され、ネジ穴35cを介してネジ止めされ固定される。これにより、間口部Aの隙間を所定間隔に調節することができる。よって、給紙ローラ32により引き出されるホッパ31上の用紙が通過可能な枚数を一定にすることができ、その後のリタードローラ33による用紙の分離を確実に行うことができる。
そして、このとき、間口部調節手段35は、押え付け部35dの後部35daと上部35dbと前部35dcの3箇所、すなわち給紙ローラ32に用紙の押圧負荷、ホッパ31の上昇負荷、トルクリミッタのブレーキ負荷等が掛かったときの給紙ローラ軸32aの撓み方向及びそれと直交する方向で給紙ローラ軸32aの外周に当接する。これにより、給紙ローラ32に上記負荷等が掛かっても、給紙ローラ軸32aの撓みを規制することができるので、給紙ローラ軸32aの軸位置の変動を防止することができ、間口部Aの隙間を所定間隔に調節することができる。よって、給紙ローラ32により引き出されるホッパ31上の用紙が通過可能な枚数を一定にすることができ、その後のリタードローラ33による用紙の分離を確実に行うことができる。
図12は、上記間口部調節手段36の配設位置を示す斜視図、図13は、その分解斜視図である。この間口部調節手段36は、フレーム132の底盤132d側で調節する手段であり、図9に示す用紙給送面132daを含む部分を別体として構成したものである。この間口部調節手段36は、リタードローラ33の両側を挟む略C字形状に形成されている。そして、フレーム132の底盤132dに形成されているホッパ31の回転軌跡と同一軌跡で延びるスライド面132dbに取り付けられている。
図14は、上記間口部調節手段36の調節方法を説明すための側面図である。このような間口部調節手段36は、図示矢印方向にスライド自在となるので、間口部調節手段36の用紙給送面132daと、給紙ローラ32の円弧周面32bとの間隙である間口部Aの隙間を所定間隔に調節することができる。よって、給紙ローラ32により引き出されるホッパ31上の用紙が通過可能な枚数を一定にすることができ、その後のリタードローラ33による用紙の分離を確実に行うことができる。
このような構成において、インクジェット式複合機100にて用紙に記録する場合の動作について説明する。ユーザは、ペーパーサポート133の第2サポート22を第1サポート21から完全に引き出すとともに、第1サポート21をフレーム132から完全に引き出してセットする。そして、記録前の複数枚の用紙をペーパーサポート133に収納してインクジェット式複合機100を起動する。ペーパーサポート133に積層収納された用紙は、給紙ローラ32の回転に機械的に同期した圧縮バネの復元によるホッパ31の上昇により給紙ローラ32に押付けられ、最上層の用紙のみが調節された間口部Aを通ってリタードローラ33により分離されて紙送りローラ151へ給送される。そして、分離された下層の用紙は、リア紙戻しユニット34によりホッパ31へ押し戻される。一方、最上層の用紙は、スキュー取り及び頭出しされた後、紙送り機構156により駆動されている紙送りローラ151とその従動ローラ152に挟持されてプラテン155へ給送される。
用紙は、キャリッジモータ159とキャリッジベルト158により走査されるキャリッジ153に搭載された記録ヘッド154により記録される。このとき、インクジェット式複合機100の制御部は、例えばイエロー、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアン、ライトシアン、ブラックの計7色のインクカートリッジから記録ヘッド154へ各色インクを供給し、各色インクの吐出タイミング及びキャリッジ153や紙送りローラ151の駆動を制御して、高精度なインクドット制御、ハーフトーン処理等を実行する。そして、記録が完了した用紙は、紙送り機構156により駆動されている第1排紙ローラ51と第1ギザローラ52、第2排紙ローラ53と第2ギザローラ54に挟持されて給排紙部140へ排紙され、排紙トレイ143上へ積層載置される。
以上のように、本実施形態のインクジェット式複合機100によれば、フレーム132の底盤132dの用紙給送面132daと給紙ローラ32の円弧周面32bとの間口部Aの隙間を調節する間口部調節手段35、36を備えたので、間口部Aの隙間を状況に応じて調節することができ、高精度な給紙を常に行うことができる。また、間口部調節手段35は、給紙ローラ軸32aの撓みを規制することにより隙間調節するので、給紙ローラ32に負荷が掛かっても、給紙ローラ32の軸位置の変動を抑えることができる。
また、間口部調節手段35は、給紙ローラ軸32aに対し当該撓み方向とこれに直交する方向に当接して規制するので、給紙ローラ軸32aの撓みをほぼ完全に抑えることができる。また、間口部調節手段35は、スペーサ35fを用いて隙間調節するので、間口部Aの隙間の調節を簡易に行うことができる。また、間口部調節手段36は、フレーム132の底盤132dの用紙給送面132daの高さを規制することにより隙間調節するので、間口部Aの隙間を状況に応じて調節することができ、高精度な給紙を常に行うことができる。
媒体給送装置を備えた記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置、スキャナ等であっても適用可能である。また、記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置の意味として、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等を備えた装置にも適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式複合機の外観構成の全体を示す斜視図である。 図1の複合機の内部構造を示す斜視図である。 図2の複合機の内部構造の概略側面図である。 図1の複合機のペーパーサポートとリアASFの詳細を示す側面図である。 図1の複合機のフロントASFの詳細を示す側面図である。 図1の複合機の給紙部の詳細を斜め前方から見た斜視図である。 図1の複合機の給紙部の詳細を斜め後方から見た斜視図である。 図1の複合機の給紙部の詳細を斜め下方から見た斜視図である。 フレームと給紙ローラとの間口部を示す側面図である。 間口部調節手段の配設位置を示す斜視図である。 図10の側面図である。 別の間口部調節手段の配設位置を示す斜視図である。 図12の分解斜視図である。 間口部調節手段の調節方法を説明するための側面図である。
符号の説明
21 第1サポート、22 第2サポート、23 固定エッジガイド、24 可動エッジガイド、31 ホッパ、32 給紙ローラ、32a 給紙ローラ軸、32b 円弧周面、34 リア紙戻しユニット、35、36 間口部調節手段、60 紙戻し部、61 紙戻しレバー、62 紙戻し爪、70 紙戻し駆動部、71 紙戻し軸、72 カムフォロア、73 カム、74 紙戻し復帰バネ、100 インクジェット式複合機、101 ハウジング、110 プリンタ、120 スキャナ、130 給紙部、131 リア給紙口、132 フレーム、132da 用紙給送面、133 ペーパーサポート、134 リアASF、140 給排紙部、144 フロントASF、150 記録部、A 間口部

Claims (1)

  1. 媒体を載置して収納する媒体収納部と、
    前記媒体収納部に近接して配置され、収納されている媒体を給送する供給ローラと、
    前記媒体収納部に設けられた揺動可能なホッパと、
    前記供給ローラと当接するリタードローラと、
    前記ホッパの先端の揺動軌跡に沿って延びるスライド面と、媒体を前記ホッパから前記供給ローラへと搬送するための用紙給送面とを有する底盤と、
    前記スライド面上をスライド自在設けられた略C字形状の隙間調節部材であって、前記リタードローラを挟むように前記用紙給送面上に突出した一対の先端部を有し、前記先端部と前記供給ローラとの隙間の大きさを、前記スライドにより調節可能に構成されている隙間調節部材と、を備える媒体給送装置。
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