JP2006108315A - 固体撮像装置 - Google Patents

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良章 加藤
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Abstract

【課題】 垂直転送部の暗電流低減と取り扱い電荷量の確保とを両立する固体撮像装置を提供する。
【解決手段】 固体撮像装置は、2次元状に複数個配列され光電変換した信号電荷を蓄積するフォトダイオードと、フォトダイオードに蓄積された信号電荷を受け垂直方向に転送する垂直転送電極を有する垂直転送部と、垂直転送部から信号電荷を受け水平方向に転送する水平転送部と、水平転送部からの信号電荷を受け出力信号に変換する出力部とを備えている。この固体撮像装置は、垂直転送電極へM相(Mは2以上の自然数)の垂直転送パルスを印加することにより、同一フィールド期間内で、垂直転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数よりも、水平転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数を少なくする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体撮像装置とその駆動方法の技術に関する。
近年、家庭用ビデオカメラやデジタルスチルカメラなどの撮像機器が一般に普及している。これらの撮像機器には、2次元状に複数個配列された受光素子の出力信号を、複数の垂直CCD及び1以上の水平CCDを用いて順に出力する固体撮像素子を用いたものがある。
図8は、従来の固体撮像装置の概略構成例を示したものである。図8において、101は受光部、102は水平CCD、103は出力部、104はフォトダイオード、105は垂直CCD、106は駆動制御部、107はA/Dコンバータ、108は信号処理部である。フォトダイオード104は、受光部101にマトリクス状に設けられている。なお、図8では、垂直方向に8個、水平方向に3列のみのフォトダイオード104およびそれらに対応する転送電極を図示したが、フォトダイオードの個数は任意である。
垂直CCD105は、1つのフォトダイオード104に対して2枚ずつの転送電極105a,105bを有している。転送電極105a,105bの3組に対し、駆動制御部106より、受光部101の水平端部のバスラインを介して、φV1〜φV6の6相の転送パルスが供給される。以降、垂直CCD105においてφV1〜φV6が供給される転送電極をそれぞれV1〜V6と称する。転送電極105a,105bは、ハイレベルの転送パルスが供給されている間は信号電荷を保持し、転送パルスがハイレベルからローレベルへ切り替わると、垂直転送方向へ信号電荷を転送する。なお、図8では、駆動制御部106から垂直CCD105へ転送パルスを印加するバスラインのみを図示したが、駆動制御部106は水平CCD102の動作も制御する。あるいは、駆動制御部106が垂直CCD105のみを制御し、水平CCD102の動作を制御する制御回路を別途有する構成としても良い。
図8に示した固体撮像装置は、3フィールドにて1フレームを成し、1フィールドにおける信号電荷の転送は、6相の転送パルスφV1〜φV6で制御される。図9は、このときの転送パルスタイミングを示した図である。また、図10は、垂直CCD105の転送電極における電荷の遷移状態を表すポテンシャル図である。
時刻t0においては、図9に示すように、転送パルスφV1〜φV6のうち、φV1〜φV4がハイレベルである。これにより、図10に示すように、電極V1〜V4に信号電荷が蓄積される。時刻t1においては、図9に示すように、φV5がローレベルからハイレベルに変わっており、図10に示すように、V1〜V5の5電極に信号電荷が蓄積される。時刻t2においては、図9に示すように、φV1がハイレベルからローレベルに変わっており、図10に示すように、V2〜V5の4電極に信号電荷が蓄積される。時刻t3においては、図9に示すように、φV6がローレベルからハイレベルに変わっており、図10に示すように、V2〜V6の5電極に信号電荷が蓄積される。時刻t4においては、図9に示すように、φV2がハイレベルからローレベルに変わっており、図10に示すように、V3〜V6の4電極に信号電荷が蓄積される。
以下同様な動作を繰り返し、時刻t12において、時刻t0と同じ状態に戻る。但し時刻t12の時点では、1サイクル分の信号電荷の転送が完了している。そして、水平ブランキング期間外の期間では、水平CCD102による出力部103への信号電荷の水平転送が行われ、その間、垂直CCD105では、上記時刻t12の状態のまま信号電荷が保持される。
以上のように、上記例の従来の固体撮像装置では、6枚を1組とした転送電極構造にて、電荷が蓄積される電極は4枚ないし5枚となっている。この電極数は、垂直CCD105での取り扱い電荷を最大にできる数である。
一方、特許文献1には、転送する信号電荷を読み出すフォトダイオードの数に応じて、転送時の蓄積電極数を変更する技術が開示されている。
また、特許文献2には、転送電荷が存在しないときに、垂直CCDでの暗電流発生を防止するための技術が開示されている。
特許第3262216号 特許第2977975号
しかしながら、上記した従来の構成のように、電荷を蓄積する電極数を増加させると、これに伴って垂直CCDでの暗電流が増加してしまうといった相反する問題が生じる。垂直CCDにて発生した暗電流は、転送電極が蓄積状態である時に蓄積され、転送中に全転送電極下において発生したものの総蓄積量として出力される。また、暗電流は、特許文献1に開示されているように取り扱い電荷量を増加させるために蓄積電極数を増加させると、その数に比例して増加していく。
一方、特許文献2に記載された構成では、垂直CCDへ転送パルスが印加されていないときに、電極に印加する電圧を全てローレベルにしてピンニング状態にすることで、暗電流の蓄積を防止している。しかし、信号電荷が存在する電極をローレベルにすると、信号電荷まで消去してしまうという問題がある。
本発明は、かかる課題を鑑み、垂直転送部の暗電流低減と取り扱い電荷量の確保を両立する固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明にかかる固体撮像装置は、2次元状に複数個配列され光電変換した信号電荷を蓄積する受光素子と、前記受光素子に蓄積された信号電荷を受け垂直方向に転送する垂直転送電極を有する垂直転送部と、前記垂直転送部から信号電荷を受け水平方向に転送する水平転送部と、前記水平転送部からの信号電荷を受け出力信号に変換する出力部とを備えた固体撮像装置であって、前記垂直転送電極へM相(Mは2以上の自然数)の垂直転送パルスを印加することにより、同一フィールド期間内で、垂直転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数よりも、水平転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数を少なくする垂直転送制御部をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる固体撮像装置の駆動方法は、2次元状に複数個配列され光電変換した信号電荷を蓄積する受光素子と、前記受光素子に蓄積された信号電荷を受け垂直方向に転送する垂直転送電極を有する垂直転送部と、前記垂直転送部から信号電荷を受け水平方向に転送する水平転送部と、前記水平転送部からの信号電荷を受け出力信号に変換する出力部とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、前記垂直転送電極へM相(Mは2以上の自然数)の垂直転送パルスを印加することにより、同一フィールド期間内で、垂直転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数よりも、水平転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数を少なくすることを特徴とする。
本発明によれば、垂直転送を行う期間においては最大取り扱い電荷量を確保しつつ、水平転送を行う期間、すなわち垂直転送部が垂直転送を停止している間は、信号電荷を蓄積する垂直転送電極の数を減らすことにより、暗電流の抑制と、最大取り扱い電荷量の確保とを両立することができる。
すなわち、垂直転送時には、信号電荷の転送残しが発生しやすく、かつ、時間が短いために暗電流蓄積の影響が小さいので、できるだけ多数の垂直転送電極によって信号電荷の最大取り扱い電荷量を確保する。一方、水平転送を行う期間(例えば非水平ブランキング期間等、水平転送部が水平転送を行う一方、垂直転送部が垂直転送を停止している間)は、信号電荷の移動が無いため転送残しが発生しにくく、かつ、時間が長いために、暗電流蓄積の影響が大きい。従って、この間は信号電荷を蓄積する電極数を減らすことにより、暗電流増加を抑制することができる。
本発明にかかる固体撮像装置は、2次元状に複数個配列され光電変換した信号電荷を蓄積する受光素子と、前記受光素子に蓄積された信号電荷を受け垂直方向に転送する垂直転送電極を有する垂直転送部と、前記垂直転送部から信号電荷を受け水平方向に転送する水平転送部と、前記水平転送部からの信号電荷を受け出力信号に変換する出力部とを備えた固体撮像装置であって、前記垂直転送電極へM相(Mは2以上の自然数)の垂直転送パルスを印加することにより、同一フィールド期間内で、垂直転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数よりも、水平転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数を少なくする垂直転送制御部をさらに備えた構成である。
上記の構成において、Mを4以上の自然数とし、前記垂直転送制御部が、垂直転送を行う期間には、電荷転送方向において連続する(M−2)本ないし(M−1)本の垂直転送電極に信号電荷を蓄積させ、水平転送を行う期間には、電荷転送方向において連続する(M−3)本以下の垂直転送電極に信号電荷を蓄積させることが好ましい。これにより、垂直転送時には、信号電荷の転送残しが発生しやすく、かつ、時間が短いために暗電流蓄積の影響が小さいので、垂直転送が可能な最大数である(M−2)本ないし(M−1)本の電極に信号電荷を蓄積させることにより、信号電荷の最大取り扱い電荷量を確保できる。一方、水平転送を行う期間は、信号電荷の移動が無いため転送残しが発生しにくく、かつ、時間が長いために、暗電流蓄積の影響が大きい。従って、この間は信号電荷を蓄積する電極数を(M−3)本に減らすことにより、暗電流増加を抑制することができる。
上記の構成において、垂直転送部が、垂直転送電極下の少なくとも一部にポテンシャルバリアを備えた構成とすることが好ましい。ポテンシャルバリアは、例えば、隣接する垂直転送電極間に1つおきに設けても良いし、隣接する垂直転送電極間の全てに設けても良い。ポテンシャルバリアを設けることにより、転送方向の逆方向へ電荷が流れることを防止できる。
上記のポテンシャルバリアを備えた構成において、垂直転送部が、電荷転送方向に長短2本で1組の垂直転送電極を交互に配置してなり、前記1組の垂直転送電極のうち長い方の垂直転送電極の、電荷転送方向後ろ側に、前記ポテンシャルバリアが設けられたことが好ましい。長い方の垂直転送電極の後ろ側にポテンシャルバリアを設けることにより、この垂直転送電極で構成される転送ゲート内にポテンシャル段差を設けることができ、転送方向の逆方向へ電荷が流れることを効果的に防止できる。
上記の構成において、さらに、垂直転送部が、水平転送を行う期間に信号電荷を蓄積させる垂直転送電極が、長短2本で1組の垂直転送電極のN(N:自然数)組と、前記垂直転送電極のうち短い方の垂直転送電極1本とを含む合計(2N+1)本であることが好ましい。この構成は、水平転送を行う期間に信号電荷を蓄積させる垂直転送電極が、長短2本で1組の垂直転送電極のN(N:自然数)組と、前記垂直転送電極のうち長い方の垂直転送電極1本とを含む合計(2N+1)本である場合よりも、水平転送を行う期間に信号電荷を蓄積させる垂直転送電極の総面積が小さくて済むため、暗電流の抑制効果がさらに大きくなるという利点がある。
上記の各構成において、垂直転送制御部が、動作モードとしてモニタモードとスチルモードを有し、前記モニタモードで動作する場合およびスチルモードで動作する場合のいずれか一方において、同一フィールド期間内で、垂直転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数よりも、水平転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数を少なくし、前記モニタモードで動作する場合およびスチルモードで動作する場合のいずれか他方において、同一フィールド期間内で、垂直転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数の最小値と、水平転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数とを一致させることが好ましい。
あるいは、上記の各構成において、垂直転送制御部が、動作モードとしてモニタモードとスチルモードを有し、前記モニタモードで動作する場合およびスチルモードで動作する場合の両方において、同一フィールド期間内で、垂直転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数よりも、水平転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数を少なくするようにしても良い。
以下、本発明のより具体的な実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる固体撮像装置における転送パルスタイミングを示した図であり、フレームモード(スチルモード)における垂直転送パルスタイミングを示す。なお、図1において、Tは、水平駆動周波数の逆数(単位は秒)である。
本実施形態にかかる固体撮像装置の概略構成は、図8に示した従来の構成と同様であるが、駆動制御回路から垂直CCDへ与えられる信号が従来とは異なる。
図1に示すように、本実施形態にかかる固体撮像装置では、水平ブランキング期間内の時刻t0において、駆動制御部106から垂直CCD105の転送電極へ与えられるφV1〜φV6のうち、φV2〜φV4がハイレベルである。これにより、V2〜V4の3電極に信号電荷が蓄積される。時刻t1においては、φV5がローレベルからハイレベルに変わっており、V2〜V5の4電極に信号電荷が蓄積される。時刻t2においては、φV6がローレベルからハイレベルに変わっており、V2〜V6の5電極に信号電荷が蓄積される。時刻t3においては、φV2がハイレベルからローレベルに変わっており、V3〜V6の4電極に信号電荷が蓄積される。時刻t4においては、φV1がローレベルからハイレベルに変わっており、V1とV3〜V6の5電極に信号電荷が蓄積される。以下同様な動作を繰り返し、時刻t12において、時刻t0の状態と同じ状態に戻る。以上の動作により、1サイクル分、信号電荷が転送されている。時刻t12における垂直CCD105の転送電極の電圧レベルは、次の水平ブランキング期間の時刻t0までそのまま維持される。すなわち、水平ブランキング期間外では、φV1,φV5,φV6がローレベル、φV2,φV3,φV4がハイレベルに維持されるので、水平CCD102が出力部103へ水平転送を行っている間、垂直CCD105では、V2,V3,V4の3電極に信号電荷が蓄積されたまま維持される。
以上のように、本実施形態にかかる固体撮像装置では、スチルモードの場合、垂直CCD105内で信号電荷が転送される水平ブランキング期間内では、電荷が蓄積される電極数は4ないし5となっている。そして、垂直CCD105内で信号電荷の転送が行われない非水平ブランキング期間、すなわち、水平CCD102が出力部103へ信号電荷の水平転送を行っている期間では、水平ブランキング期間の時刻t12と同じ状態が維持され、電荷を蓄積する電極数が3に減少された状態で、垂直CCD105に信号電荷が保持されている。
すなわち、電荷の取り残しが起こりやすい転送中(水平ブランキング期間)には、電荷を蓄積する電極数を最大(4または5)にして転送を行い、暗電流発生の影響が大きい電荷保持期間(非水平ブランキング期間)においては、電荷を蓄積する電極数を減らした状態になっている。
従って、本実施形態にかかる固体撮像装置では、図9および図10に示した従来の駆動方法のように、転送中の電荷蓄積電極数を4または5とし、電荷保持期間の電荷蓄積電極数を4とする場合に比較して、暗電流を約3/4に抑制できる。しかも、取り扱い電荷量を減少させずに維持することができ、取り扱い電荷量の確保と暗電流抑制とを両立することが可能となる。
例えば、図9および図10に示したような、水平ブランキング期間において信号電荷転送を4電極ないし5電極で行い、非水平ブランキング期間において信号電荷保持を4電極で行う従来の駆動方法(以下、従来の駆動方法Aと称する)に対して、信号電荷転送を3電ないし4電極で行い信号電荷保持を3電極で行う駆動方法(以下、従来の駆動方法Bと称する)では、暗電流を上記従来の駆動方法Aの約3/4に抑制できるものの、最大取り扱い電荷量は72%に減少してしまう。一方、本実施形態のように、信号電荷転送を4電極ないし5電極で行い信号電荷保持を3電極で行えば、暗電流を上記従来の駆動方法Aの約3/4に抑制しつつ、最大取り扱い電荷量を上記従来の駆動方法Aの93%に維持できる。
ここで、本実施形態の固体撮像装置において、非水平ブランキング期間において信号電荷を保持する電極の数を減らしても、取り扱い電荷量を維持できる原理を説明する。図11は、4電極で信号電荷を保持していた状態から、3電極で信号電荷を保持する状態に遷移する際の電荷の転送状況を示した図である。
図11に示すように、ハイレベルの電極がローレベルに遷移する時に、該当電極下にある電荷はポテンシャルの変化に従い転送方向に押し出されていく。すなわち、該当電極下のポテンシャルが上昇するに従って、その下にある電荷は上方に押し上げられ、ポテンシャルが低い方向(転送方向前方)に転送されていく。
電荷の転送は、以下の3通りの転送モードに分類できる。すなわち、(i)電荷量が多いときは、お互いのクーロン反発力によりポテンシャルの低い方向に転送が起こる。(ii)電荷量が少なくなると、電圧差や不純物分布により形成されたポテンシャル勾配に従って転送が起こる。(iii)電荷量が少なくポテンシャル勾配がないときは、周辺温度に応じた熱エネルギーによる拡散により転送が起こる。
このうち、(i)、(ii)の転送モードであれば、短時間に転送残りの無い転送が行われるのに対して、(iii)の転送モードでは短時間での転送が困難であり、転送残りが生じ易い。従って、(iii)の転送モードで電荷を完全に転送するためには、時間を要する。
図11に示すように、4電極で電荷を保持していた状態(S1)から、3電極で保持する状態(S6)へ遷移すると、状態S6における3電極下の電荷量はほぼ満杯の状態となる。この状態では、ハイレベル電極下で電荷が貯まっているポテンシャルレベルと、ローレベル電極下のバリア状態であるポテンシャルレベルとの差が小さくなっており、(ii)の転送モードが起こりにくい状態になっている。従って、ハイレベルの電極がローレベルに遷移するときに、図11の状態S6において該当電極下にある電荷(図11中で円で囲んで示した電荷)が完全に転送されるためには、上記(iii)の転送モードによる電荷転送が完了するために、十分な時間が必要になってくる。
本実施形態にかかる固体撮像装置によれば、垂直転送を行っている期間は4電極ないし5電極で電荷を保持し、上記の(ii)の転送モードが有効になる状態を保ち、垂直転送が行われない非水平ブランキング期間では十分な時間が得られるので、(iii)の転送モードでも電荷を完全に転送することができる。これにより、本実施形態にかかる固体撮像装置では、電荷保持電極数を3電極に減らしたときも(ii)の転送モードが有効でなくなる欠点を補って、電荷転送残りを防止することができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態にかかる固体撮像装置における転送パルスタイミングを示した図であり、モニタモードにおける垂直転送パルスタイミングを示す。なお、図2において、Tは水平駆動周波数の逆数(単位は秒)である。
本実施形態にかかる固体撮像装置の概略構成は、図8に示した従来の構成と同様であるが、駆動制御回路から垂直CCDへ与えられる信号が従来とは異なる。
図2に示すように、時刻t0においては、φV2〜φV4のパルスがハイレベルで、V2〜V4の3電極に信号電荷が蓄積される。時刻t1においては、φV5がローレベルからハイレベルに変わっており、V2〜V5の4電極に信号電荷が蓄積される。時刻t2においては、φV6がローレベルからハイレベルに変わっており、V2〜V6の5電極に信号電荷が蓄積される。時刻t3においては、φV2がハイレベルからローレベルに変わっており、V3〜V6の4電極に信号電荷が蓄積される。時刻t4においては、φV1がローレベルからハイレベルに変わっており、V1とV3〜V6の5電極に信号電荷が蓄積される。以降、同様な動作を繰り返し、時刻t36において時刻t0の状態と同じ状態となり、V2〜V4の3電極により信号電荷が蓄積される。ただし、時刻t36の時点では3サイクル分の信号電荷の転送が完了している。そして、次の水平ブランキング期間の時刻t0までこの状態が維持される。
以上のようにモニタモード時においても、信号電荷の転送が行われる期間では電荷が蓄積される電極数は4組乃至5組となっている。また、上記の一連の転送は1フィールド期間中の水平ブランキング期間中に行われている。それ以外の信号電荷の転送が行われない非水平ブランキング期間では時刻t0と同等の状態で、蓄積電極数が3電極に減少した状態で信号電荷が保持される。
上記のとおり、本実施形態にかかる固体撮像装置においても、垂直転送パルスが印加され信号電荷が転送されている水平ブランキング期間では、4電極ないし5電極にて信号電荷を蓄積しながら転送が行われ、非水平ブランキング期間では、3電極に信号電荷が蓄積された状態が維持される。従って、電荷の取り残しが起こりやすい転送中には電荷蓄積電極数を最大にして転送を行い、暗電流発生の影響が大きい電荷保持期間においては電荷蓄積電極数を減らした状態になっている。
従って、本実施形態にかかる固体撮像装置では、図9および図10に示した従来の駆動方法Aのように、転送中の電荷蓄積電極数を4ないし5とし、電荷保持期間の電荷蓄積電極数を4とする場合に比較して、暗電流を約3/4に抑制できる。しかも、取り扱い電荷量を減少させずに維持することができ、取り扱い電荷量の確保と暗電流抑制とを両立することが可能となる。
なお、第1および第2の実施形態では、6相の転送パルスで垂直CCDを駆動する場合に、垂直転送中の電荷蓄積電極数を4または5とし、電荷保持期間の電荷蓄積電極数を3とする例を示したが、転送パルスの相数と、垂直転送中の電荷蓄積電極数と、電荷保持期間の電荷蓄積電極数との組み合わせは、垂直転送中の電荷蓄積電極数よりも電荷保持期間の電荷蓄積電極数の方が小さいことを条件として、この例に限定されない。例えば、M(M:6以上の自然数)相の転送パルスを用いる場合に、垂直転送中の電荷蓄積電極数がM−2ないしM−1であれば、電荷保持期間の電荷蓄積電極数はM−K(K:3以上の自然数、ただしM−K≧3)であれば良い。なお、M−Kの値が小さくなるほど、暗電流の抑制効果は高くなるが、転送電荷量が減少するため、暗電流の抑制効果に相反して、転送電荷量の減少による画質の劣化が問題となることがある。従って、暗電流の抑制と転送電荷量の確保とのどちらが画質に与える効果が大きいかを考慮して、例えば駆動モードや撮像シーンの特性に応じて、電荷保持期間の電荷蓄積電極数を切り替えることも好ましい(具体例は後述)。また、転送パルスの相数が8以上の場合であっても、垂直転送中の電荷蓄積電極数を4または5とし、電荷保持期間の電荷蓄積電極数を3とすることも可能である。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の第3の実施形態にかかる固体撮像装置の垂直CCD105の電極構造を示す断面図である。なお、本実施形態にかかる固体撮像装置の概略構成は、図8に示した従来の構成と同様であるため、重複した説明は省略する。また、本実施形態にかかる固体撮像装置において垂直CCD105に印加される転送パルスは、第1の実施形態または第2の実施形態において図1または図2に示したものと同様である。
本実施形態にかかる固体撮像装置では、図3に示すように、垂直CCD105の転送電極膜は、その電荷転送方向における長さが、偶数ゲート(V2,V4,V6)よりも奇数ゲート(V1,V3,V5)の方が長くなるよう形成されている。さらに、奇数ゲートの転送方向後ろ側に、ポテンシャルバリアが設けられている。
具体的には、本実施形態にかかる固体撮像装置の垂直CCD105は、図3に示すように、P型ウェル52上にN型ウェル51が設けられ、さらにその上に、SiO2等の絶縁膜(図示せず)を介して、ポリシリコンゲート54a,54bが交互に設けられた構成である。ポリシリコンゲート54aは、垂直CCD105の電荷転送方向における長さが、ポリシリコンゲート54bよりも長い。ポリシリコンゲート54aが奇数ゲート(V1,V3,V5)に相当し、ポリシリコンゲート54bが偶数ゲート(V2,V4,V6)に相当する。そして、奇数ゲート(V1,V3,V5)の転送方向後ろ側の下部のN型ウェルにP型不純物を注入することにより、N-領域53が設けられている。従って、V6とV1との間、V2とV3との間、V4とV5との間に、N-領域53によるポテンシャルバリアが存在する。このポテンシャルバリアは、V1からV6へ、V3からV2へ、V5からV4へと、転送方向とは逆方向へ信号電荷が逃げないように、奇数ゲート内に電位勾配を設けるものである。
図5は、本実施形態にかかる固体撮像装置に、図2に示す転送パルスを印加した場合の、垂直CCD105内の電荷の遷移状態を表すポテンシャル図である。なお、図5では、時刻t31〜t36の遷移のみを示した。
図5に示すように、時刻t31では、φV5,φV6,φV1,φV2のパルスがハイレベル、φV3,φV4のパルスがローレベルであるので、V5,V6,V1,V2の4電極に信号電荷が蓄積されている。時刻t32では、φV3がローレベルからハイレベルに変わっており、V5,V6,V1,V2,V3の5電極に信号電荷が蓄積された状態となる。時刻t33では、φV5がハイレベルからローレベルに変わることにより、V6,V1,V2,V3の4電極に信号電荷が蓄積された状態となる。このとき、図5に示すように、転送電極V5の転送方向後ろ側にN-領域53によるポテンシャルバリアが設けられていることにより、φV5がハイレベルからローレベルに切り替わるときに、転送電極V5に蓄積されていた信号電荷が転送電極V4へ逃げることが防止される。時刻t34では、φV4がローレベルからハイレベルに変わっており、V6,V1,V2,V3,V4の5電極に信号電荷が蓄積された状態となる。時刻t35では、φV6がハイレベルからローレベルに変わっており、V1,V2,V3,V4の4電極に信号電荷が蓄積された状態となる。時刻t36では、φV1がハイレベルからローレベルに変わっており、V2,V3,V4の3電極に信号電荷が蓄積された状態となる。
図6は、時刻t34から時刻t35の間でφV6がハイレベルからローレベルへ切り替わる際の電荷の遷移状態をより詳細に示したポテンシャル図である。また、図7は、時刻t35から時刻t36の間でφV1がハイレベルからローレベルへ切り替わる際の電荷の遷移状態をより詳細に示したポテンシャル図である。図6および図7から、奇数ゲートの転送方向後ろ側に設けられたポテンシャルバリアにより、信号電荷が電荷転送方向とは逆方向へ逃げずに、効率良く転送されていることが分かる。
加えて、ポテンシャルバリアが設けられている場合には、ポテンシャルバリア領域の転送長が短くなるため、前述の(ii)の転送モードを促進することができ、ポテンシャルバリア上部に存在していた電荷は、量が少ない場合でも容易に転送方向に転送されることになるため、効率よい電荷転送が実現される。
また、時刻t36においてV2,V3,V4の3電極に蓄積されている信号電荷は、次の水平ブランキング期間の時刻t0までそのままの状態で維持される。従って、第1または第2の実施形態と同様に、水平ブランキング期間では4ないし5枚の転送電極で信号電荷を蓄積し、非水平ブランキング期間では3枚の転送電極で信号電荷を蓄積したまま保持することにより、上述の従来の固体撮像装置と比較して、暗電流を抑制できるという効果を奏する。
さらに、非水平ブランキング期間において信号電荷を蓄積する3枚の転送電極が、V2(偶数ゲート:短)、V3(奇数ゲート:長)、V4(偶数ゲート:短)の組み合わせであることにより、奇数ゲート(長)、偶数ゲート(短)、奇数ゲート(長)の3枚の組み合わせの場合と比較して、暗電流の低減効果が大きいという効果がある。前者の組み合わせの方が、非水平ブランキング期間において信号電荷を蓄積する電極の総面積が小さいからである。しかし、後者の組み合わせは、飽和量の減少を抑制できるという観点では、前者の組み合わせよりも有利である。
なお、本実施形態にかかる固体撮像装置の変形例として、図4に示すように、N-領域53によるポテンシャルバリアを奇数ゲートと偶数ゲートの両方に設けた構成も、図3に示した構成と同様の効果を奏し、本発明の実施形態に含まれる。
また、図3および図4では、奇数ゲートと偶数ゲートの電極膜の転送方向における長さが異なり、かつ、少なくとも長い方の電極膜の転送方向後ろ側に、ポテンシャルバリアが設けられた構成を例示した。しかし、ポテンシャルバリアが設けられていれば、電極膜の長さは全てのゲートにおいて均一であっても良い。
さらに、図3および図4では、N型ウェル51における不純物濃度を調整することによって転送方向にポテンシャル段差を設ける構成を例示したが、単一ゲート内にポテンシャル段差を設ける手段はこれのみに限定されない。
上述の第1〜第3の実施形態では、スチルモードおよびモニタモードのそれぞれにおける垂直転送パルスの例を示したが、スチルモードおよびモニタモードの両方を有する固体撮像装置の場合は、非水平ブランキング期間の電荷蓄積電極数を水平ブランキング期間の電荷蓄積電極数よりも少なくする駆動方法を、スチルモードとモニタモードの両方に適用しても良いし、スチルモードの場合のみ、もしくは、モニタモードの場合のみに適用しても構わない。モニタモードは、一般に、スチルモードに比較して、信号電荷量に対する電荷蓄積電極数が多いので、垂直CCDの暗電流成分がより多くなる駆動モードであると言える。従って、モニタモードにおいて、第2の実施形態で説明したように、非水平ブランキング期間の電荷蓄積電極数を水平ブランキング期間の電荷蓄積電極数よりも少なくする駆動方法を採用することにより、暗電流を抑制するという効果が大きく得られる。
また、非水平ブランキング期間の電荷蓄積電極数を水平ブランキング期間の電荷蓄積電極数よりも少なくする駆動方法を適用するか否かを、画質に対する要求優先度に合わせて変更できるようにしても良い。例えば、転送容量を大きくとる必要がある場合は、暗電流の抑制効果よりも転送容量の減少が画質に及ぼす影響が大きいため、当該駆動方法を適用せずに、従来のように非水平ブランキング期間の電荷蓄積電極数(例えば6相駆動の場合は4ないし5)の最小値(すなわち4)と、水平ブランキング期間の電荷蓄積電極数(例えば4)とを等しくする駆動方法を採用することが好ましい。一方、例えば、画素間引きを行うモニタモードや、いわゆる「長秒モード(夜景モード)」のように、転送すべき電荷量が少ない場合は、非水平ブランキング期間の電荷蓄積電極数を水平ブランキング期間の電荷蓄積電極数よりも少なくする駆動方法を適用すれば、転送容量の減少が画質に及ぼす影響が小さいため、暗電流を抑制することによる効果が顕著となる。この反対に、モニタモードでも信号電荷を混合するなどして信号量が大きくなるときは、従来のように、非水平ブランキング期間の電荷蓄積電極数と水平ブランキング期間の電荷蓄積電極数とを等しくする駆動方法を採用する方が、有効である。
また、撮影画像のコントラストが大きい場合は、輝度が低い部分に関して暗電流を抑制することによる効果が大きいため、非水平ブランキング期間の電荷蓄積電極数を水平ブランキング期間の電荷蓄積電極数よりも少なくする駆動方法を適用することが好ましい。この場合、出力部3からの出力信号を処理する画像処理部(DSP)において、撮影画像のコントラストContと平均出力値Avgとをそれぞれ算出し、算出された値をコントラストの閾値X、出力値の閾値Yとそれぞれ比較し、Cont>XかつAvg>Yの場合には当該駆動方法を適用し、それ以外の場合は、従来の駆動方法を適用するようにすれば良い。なお、X,Yはあらかじめ定められた値である。あるいは、画像処理部において最小出力値Minをそれぞれ算出し、算出された値を、最小出力値の閾値Zと比較し、Min<Zの場合には当該駆動方法を適用し、それ以外の場合は、従来の駆動方法を適用するようにしても良い。なお、Zはあらかじめ定められた値である。
また、上述の実施形態では、スチルモードとモニタモードを例に挙げたが、これ以外の駆動モードでも、信号電荷を垂直転送しているときの電荷蓄積電極数よりも、信号電荷を垂直転送しない期間での電荷蓄積電極数を小さくすれば、同様な効果が得られることは明白である。
本発明は、一体型ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等に適用できる固体撮像装置であって、垂直CCDでの暗電流抑制と同時に最大取り扱い電荷量の減少を抑制することができる固体撮像装置として利用可能である。
本発明の第1の実施形態にかかる固体撮像装置における垂直転送パルスの一例を示した図 本発明の第2の実施形態にかかる固体撮像装置における垂直転送パルスの一例を示した図 本発明の第3の実施形態にかかる固体撮像装置における垂直転送部の電極構造の一例を示す断面図 本発明の第3の実施形態にかかる固体撮像装置における垂直転送部の電極構造の他の例を示す断面図 第3の実施形態にかかる固体撮像装置に、図2に示す転送パルスを印加した場合の、垂直CCD内の電荷の遷移状態を表すポテンシャル図 図5の一部(時刻t34〜t35)を詳細に示したポテンシャル図 図5の一部(時刻t35〜t36)を詳細に示したポテンシャル図 従来の固体撮像装置の概略構成を示すブロック図 従来の固体撮像装置における垂直転送パルスの一例を示した図 従来の固体撮像装置において、垂直CCDの転送電極の遷移状態を表すポテンシャル図 垂直CCDにおいて信号電荷を保持する電極数が減少する際の電荷の転送状況を詳細に表すポテンシャル図
符号の説明
101 受光部
102 水平CCD
103 出力部
104 フォトダイオード
105 垂直CCD
106 駆動制御部
107 A/Dコンバータ
108 信号処理部

Claims (8)

  1. 2次元状に複数個配列され光電変換した信号電荷を蓄積する受光素子と、前記受光素子に蓄積された信号電荷を受け垂直方向に転送する垂直転送電極を有する垂直転送部と、前記垂直転送部から信号電荷を受け水平方向に転送する水平転送部と、前記水平転送部からの信号電荷を受け出力信号に変換する出力部とを備えた固体撮像装置であって、
    前記垂直転送電極へM相(Mは2以上の自然数)の垂直転送パルスを印加することにより、同一フィールド期間内で、垂直転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数よりも、水平転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数を少なくする垂直転送制御部をさらに備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  2. Mを4以上の自然数とし、前記垂直転送制御部は、垂直転送を行う期間には、電荷転送方向において連続する(M−2)本ないし(M−1)本の垂直転送電極に信号電荷を蓄積させ、水平転送を行う期間には、電荷転送方向において連続する(M−3)本以下の垂直転送電極に信号電荷を蓄積させる、請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記垂直転送部が、垂直転送電極下の少なくとも一部にポテンシャルバリアを備えた、請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記垂直転送部が、電荷転送方向に長短2本で1組の垂直転送電極を交互に配置してなり、
    前記1組の垂直転送電極のうち長い方の垂直転送電極の、電荷転送方向後ろ側に、前記ポテンシャルバリアが設けられた、請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記垂直転送部が、水平転送を行う期間に信号電荷を蓄積させる垂直転送電極が、長短2本で1組の垂直転送電極のN(N:自然数)組と、前記垂直転送電極のうち短い方の垂直転送電極1本とを含む合計(2N+1)本である、請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記垂直転送制御部は、動作モードとしてモニタモードとスチルモードを有し、
    前記モニタモードで動作する場合およびスチルモードで動作する場合のいずれか一方において、同一フィールド期間内で、垂直転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数よりも、水平転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数を少なくし、
    前記モニタモードで動作する場合およびスチルモードで動作する場合のいずれか他方において、同一フィールド期間内で、垂直転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数の最小値と、水平転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数とを一致させる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記垂直転送制御部は、動作モードとしてモニタモードとスチルモードを有し、
    前記モニタモードで動作する場合およびスチルモードで動作する場合の両方において、同一フィールド期間内で、垂直転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数よりも、水平転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数を少なくする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  8. 2次元状に複数個配列され光電変換した信号電荷を蓄積する受光素子と、前記受光素子に蓄積された信号電荷を受け垂直方向に転送する垂直転送電極を有する垂直転送部と、前記垂直転送部から信号電荷を受け水平方向に転送する水平転送部と、前記水平転送部からの信号電荷を受け出力信号に変換する出力部とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記垂直転送電極へM相(Mは2以上の自然数)の垂直転送パルスを印加することにより、同一フィールド期間内で、垂直転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数よりも、水平転送を行う期間に前記垂直転送電極において信号電荷を蓄積する電極の数を少なくすることを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
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