JP2006100630A - プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 ウェハの基板電極への脱吸着に対して、信頼性が高くさらにスループットの高いプラズマ処理方法を提供する。
【解決手段】 プラズマ処理装置におけるプラズマ処理方法であって、処理終了時(T1)に、被処理材に印加する高周波電力(RF)の出力をエッチング処理の進行しない出力まで低下させ、冷却ガス排気終了(T2)後、被処理材に印加する高周波とアンテナ電極に印加する高周波との位相差を0度とするとともにESC電源をオフし、被処理材に蓄積された電荷を放出する(T3)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、プラズマ処理装置に係わり、特にプラズマを用いて半導体素子などの表面処理を行うのに好適なプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法に関するものである。
エッチング処理をプラズマ処理装置を用いて行う場合、処理ガスを電離し活性化することで処理の高速化をはかり、また、被処理材に高周波バイアス電力を供給しイオンを垂直に入射させることで、異方性形状などの高精度エッチング処理を実現している。従来のプラズマ処理装置は、基板電極に印加する高周波と、基板電極に対向するアンテナ電極に印加する高周波はそれぞれ独立に制御されていた(例えば、特許文献1参照)。一般に、被処理材に入射するイオンのエネルギーは、被処理材に供給するバイアス電力により発生するセルフバイアス電位により決定され、そのセルフバイアス電位は、処理室内の実効的なアース面積と電極面積の比により決定されていた(例えば、非特許文献1参照)。したがって、上昇したプラズマ電位により、プラズマは、外周部に拡散してしまい十分に処理室内に閉じ込められず、真空容器内壁のスパッタおよび反応生成物の付着・脱離などにより異物の発生量が増加する可能性があった。
それらの課題に対し、基板電極とアンテナ電極に同一周波数の位相制御したバイアス電圧を印加することにより、両電極のセルフバイアス電位を任意に制御することが実現されている(例えば、特許文献2参照)。
また、被処理材であるウェハは、基板電極上の静電吸着膜上に静電的に吸着され、ウェハ裏面に希ガスを導入し基板電極との伝熱効率を増加させウェハにバイアス電力を供給しつつ、温度調整を行っている。しかし、半導体製造プロセスではその工程から、ウェハ裏面に様々な膜が製膜されることも多く、その脱吸着特性をより信頼性の高いものにする必要があった。
特開平09−321031号公報 特開2002−174766号公報 B.Champman著 Glow Discharge Processes (John Wiley & Sons, Inc., New York, 1980)
上記従来の半導体製造装置においては、半導体製造時における歩留まり向上のため、ウェハの基板電極への脱吸着に対し、スループット向上と歩留まり向上の観点からその高速化と、信頼性向上が要求されている。
本発明は、ウェハの基板電極への脱吸着に対して、信頼性が高くさらにスループットの高いプラズマ処理方法およびプラズマ処理装置を提供することを目的とする。
本発明のプラズマ処理装置では、基板電極に印加する高周波と基板電極に対向するアンテナ電極に印加する高周波の位相を制御することにより、ウェハのセルフバイアス電位を調整し、強制的にウェハにチャージされた電荷を放電することにより、ウェハの基板電極への脱吸着特性を信頼性良く行うことが可能である。
すなわち、本発明は、真空排気装置が接続され内部を減圧可能な処理室、処理室内へガスを供給するガス供給装置、被処理材を載置可能な基板電極、基板電極に被処理材を吸着させるための静電吸着膜、被処理材を温調するために冷却ガス導入機構、基板電極に対向するプラズマを発生するための電磁波を放射するアンテナ電極、基板電極へ接続された高周波電源およびアンテナ電極へ接続された高周波電源、処理装置全体を制御する制御手段からなるプラズマ処理装置であって、
基板電極へ供給する高周波とアンテナ電極へ供給する高周波の位相差を制御する手段を有し、処理終了時に位相差を制御することにより被処理材に蓄積された電荷を放出する手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、上記プラズマ処理装置において、制御手段が、冷却ガス排気終了後、被処理材に印加する高周波電力の出力をエッチング処理の進行しない出力まで低下させる手段であり、位相を制御する手段が、被処理材に印加する高周波とアンテナ電極に印加する高周波との位相差を0度とする手段であり、さらに、被処理材と基板電極との間の吸着力を監視する吸着力モニターを有し、吸着力モニターが、静電吸着膜のリーク電流を測定することにより吸着力を測定する手段であることを特徴とする。
本発明は、上記プラズマ処理装置において、さらに、被処理材上昇用のプッシャーピンと静電吸着圧力およびプッシャーピンの変位を検知する圧力・変位センサーを具備し、プッシャーピンを被処理材に密着させ、さらに圧力・変位センサーにより吸着力を測定することを特徴とする。
本発明は、真空排気装置が接続され内部を減圧可能な処理室、処理室内へガスを供給するガス供給装置、被処理材を載置可能な基板電極、基板電極に被処理材を吸着させるための静電吸着膜、被処理材を温調するために冷却ガス導入機構、基板電極に対向するプラズマを発生するための電磁波を放射するアンテナ電極、基板電極へ接続された高周波電源およびアンテナ電極へ接続された高周波電源、処理装置全体を制御する制御手段、基板電極へ接続された高周波電源とアンテナ電極へ接続された高周波電源に印加する高周波の位相を制御する手段、処理終了時に位相を制御することにより被処理材に蓄積された電荷を放出する手段、被処理材上昇用のプッシャーピン、被処理材と基板電極との間の吸着力を監視する吸着力モニターからなるプラズマ処理装置におけるプラズマ処理方法であって、処理終了時に被処理材に印加する高周波とアンテナ電極に印加する高周波の位相差を制御することにより被処理材に蓄積された電荷を放出することを特徴とする。
また、本発明は、上記プラズマ処理方法において、冷却ガス排気終了後、被処理材に印加する高周波電力の出力をエッチング処理の進行しない出力まで低下させ、被処理材に印加する高周波とアンテナ電極に印加する高周波との位相差を0度として被処理材に蓄積された電荷を放出し、さらに、被処理材と基板電極との間の吸着力を監視する吸着力モニターが、基板電極上に設けた静電吸着膜のリーク電流を測定することにより吸着力を測定することを特徴とする。
また本発明は、上記プラズマ処理方法において、吸着力モニタがプッシャーピンと静電吸着圧力およびプッシャーピンの変位を検知する圧力・変位センサーを具備しており、プッシャーピンを被処理材に密着させ、さらに圧力・変位センサーにより吸着力を測定することを特徴とする。
本発明は、基板電極と対向する電極にそれぞれ印加するバイアスの位相を制御することにより、ウェハのセルフバイアス電位を調整し、強制的にウェハにチャージされた電荷を放電することにより、ウェハの基板電極への脱吸着特性を信頼性良く行うことが可能である。したがって、プラズマ処理の信頼性の向上およびスループット向上が可能であるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図1から図4を用いて説明する。図1は、本発明を適用するプラズマ処理装置の一実施例であるエッチング装置の縦断面図である。エッチング装置は、上部が開放された真空容器101の上部に処理容器104、誘電体窓102(例えば、石英製)、アンテナ電極103(例えば、Si製)を設置し密封することにより、処理室105を形成する。上部電極103は、エッチングガスを流すための多孔構造となっており、ガス供給装置107に接続されている。また、真空容器101には真空排気口106を介して真空排気装置(図示省略)が接続されている。
アンテナ電極103上部には、同軸線路111、フィルター110および整合器109、整合器112を介して高周波電源108(例えば、周波数100MHz〜450MHz)、アンテナバイアス電源113が接続されている。アンテナバイアス電源113(例えば、周波数400kHz〜4MHz)は、外部トリガー信号により発振を制御することができる。
また、被処理材116を載置可能な基板電極115は、真空容器101下部に設置され、整合器118を介して基板バイアス電源119に接続されている。また、基板電極115は、上部に静電吸着膜(図示省略)を有し、被処理材116と静電吸着膜間に冷却用ガスを供給することが可能である。これらの冷却用ガスの圧力は、任意の圧力に制御することが可能である。また、基板バイアス電源119は、外部トリガー信号により発振を制御することが可能とされている。また、被処理材116を静電的に吸着させるために静電吸着用直流電源(静電チャック(ESC)電源)123がフィルター117を介して基板電極115に接続されている。
また、アンテナバイアス電源113と基板バイアス電源119は、位相制御器120に接続されており、アンテナバイアス電源113と基板バイアス電源119より出力される高周波の位相を制御することができるようにされている。位相の設定は、位相検出プローブ121,122の信号を元に、所望の位相に制御することが可能である。ここで、その位相は主に180°±45°とした。
上記のように構成されたプラズマ処理装置において、処理室105内部を真空排気装置(図示省略)により減圧した後、ガス供給装置107によりエッチングガスを処理室105内に導入し所望の圧力に調整する。高周波電源108より発振された高周波電力は、同軸線路111を伝播し、上部電極103および誘電体窓102を介して処理室105内に導入される。高周波電源108と該同軸線路111との間には整合器109が接続され、高周波電源108より出力された高周波電力を効率良く処理室105内に供給するように作用する。また、磁場発生用コイル114(例えば、ソレノイドコイル)により形成された磁場との相互作用により、処理室105内に高密度プラズマを生成する。特に電子サイクロトロン共鳴を起こす磁場強度(例えば、160G)を処理室内に形成した場合、効率良く高密度プラズマを生成することができる。
アンテナバイアス電源113よりの高周波電力は、整合器112、同軸線路111を介してアンテナ電極103に供給される。このとき、整合器109および整合器112と同軸線路111の間にはフィルタ110が設置されており、フィルタ110は高周波電源108より出力された高周波電力を、同軸線路111方向へ効率良く投入すると共に、アンテナバイアス電源113より出力された高周波電力を、同軸線路111方向へ効率良く投入するように作用する。
また、基板電極115に載置された被処理材116は、整合器118を介して板バイアス電源119より高周波電力が供給され、表面処理(例えば、エッチング処理)される。該基板電極115には、静電吸着用直流電源(静電チャック(ESC)電源)123が接続されており、被処理材116を吸着することが可能とされている。静電吸着用直流電源123と整合器118の間にはフィルタ117が接続されており、基板電極115および静電吸着用直流電源123から出力された電力を効率良く基板電極115に投入するように作用する。
また、位相および電源用制御器124は、放電開始およびエッチング終了信号を元にに定められたシーケンスどおりに位相および電源出力を制御することが可能な構造となっている。
図2に、被処理材116であるウェハのセルフバイアス電位を示すVdc/Vpp比とバイアスの位相差の関係を示す。ここで、Vdcとは、バイアス電圧のVpp(ピークトゥピーク電圧)の1/2をバイアス電圧の最大値から減じた値である。Vdc/Vpp比は位相差180度で−0.45と最小となり、位相差0度で約−0.15と最大となる。また、本測定結果は、上部アンテナ電極103と基板電極115の電極間隔を広い70mm程度で行った実験結果であり、同様の測定を電極間隔の狭い20mm〜40mm程度で行った場合には、位相差180度では同様にVdc/Vpp比は約−0.45となるが、位相差0度ではVdc/Vpp比は約0となる。これは、狭電極間隔では側壁のアースとしての機能が減少するためである。図2より、位相差を変化させることによりウェハのセルフバイアス電位を任意に制御できることが分かる。
図3に、エッチング処理終了時のRF電力、位相差、ウェハ裏面冷却用ガス圧力、静電吸着用電源(ESC)電圧、およびウェハと静電吸着膜間の静電吸着力の時間変化を示す。時刻T1までが実際のエッチング処理時間であり、その後が静電吸着膜に吸着したウェハを脱離させる時間である。時刻T1〜T2では、裏面冷却ガスを排気しさらにウェハバイアス(RF)出力を位相差180のままエッチングが進行しない程度の弱い出力まで減少させる。裏面冷却ガスの排気終了(時刻T2)後、静電吸着用電源(ESC)の出力電圧を0Vにすると共に、位相差を0度とする。すると静電吸着膜およびウェハ裏面に蓄積された電荷は、ESC電源を介して放電すると同時に、位相差0度としたためウェハ電位は強制的に0Vとなることから、プラズマを介して強制的に放電される。したがって、ウェハと基板電極間の吸着力は急速に減少する(時刻T3)。その後時刻T4にはバイアス電力をオフし、時刻T5にプラズマ生成用ソース電源をオフし、全ての処理を終了する。
次に、図4(a)および図4(b)を用いて吸着力モニターの構成を説明する。図4(a)の吸着力モニタは、基板電極115の表面に設けた静電吸着膜130と、ウェハ上昇用のプッシャーピン131と、圧力・変位計などのセンサ132と、プッシャーピン駆動機構134と、電流計135とRF電源119と、ESC電源123とを有している。図4(a)の構成では、静電吸着膜130は膜間にかかる電圧により、リーク電流が変化するため、そのリーク電流を電流計135で測定することにより吸着力を測定することが可能である。また、図4(b)の吸着力モニタは、基板電極115の表面に設けた静電吸着膜130と、ウェハ上昇用のプッシャーピン131と、圧力・変位計などのセンサ132と、制御部133と、プッシャーピン駆動機構134と、RF電源119と、ESC電源123とを有している。図4(b)の構成では、ウェハ上昇用のプッシャーピン131を処理終了後にウェハに密着させ、プッシャーピン131にある一定の圧力を印加し、その圧力変化および変位をセンサ132でモニターすることにより吸着力を測定することが可能である。これらのいずれかのモニターおよび制御機器を用いた場合、図3に示す時刻T3を検出することが可能である。したがって吸着力モニターを用いた場合は時刻T4を時刻T3と同時とすることが可能であり、スループットの向上が可能である。
また、上記実施例ではエッチング装置について述べたが、アッシング装置、プラズマCVD装置など、基板電極へ高周波電力を供給する他のプラズマ処理装置においても同様の効果がある。
本発明を用いた第1の実施例であるエッチング装置を示す縦断面図。 セルフバイアス電圧と位相差の関係を示す特性図。 エッチング終了時の各パラメータ出力等の時間変化を示す時間線図。 吸着力モニターの構成を示す、縦断面図。
符号の説明
101…真空容器
102…誘電体窓
103…アンテナ電極
104…処理容器
105…処理室
106…真空排気口
107…ガス供給装置
108…高周波電源
109…整合器
110…フィルター
111…同軸線路
112…整合器
113…アンテナバイアス電源
114…磁場発生コイル
115…基板電極
116…被処理材
117…フィルター
118…整合器
119…基板バイアス電源
120…位相制御器
121,122…位相検出プローブ
123…静電吸着用直流電源
124…位相および電源用制御器???
130…静電吸着膜
131…プッシャーピン
132…センサ
133…制御部
134…プッシャーピン駆動機構
135…電流計

Claims (9)

  1. 真空排気装置が接続され内部を減圧可能な処理室、処理室内へガスを供給するガス供給装置、被処理材を載置可能な基板電極、基板電極に被処理材を吸着させるための静電吸着膜、被処理材を温調するために冷却ガス導入機構、基板電極に対向するプラズマを発生するための電磁波を放射するアンテナ電極、基板電極へ接続された高周波電源およびアンテナ電極へ接続された高周波電源、処理装置全体を制御する制御手段からなるプラズマ処理装置であって、
    基板電極へ供給する高周波とアンテナ電極へ供給する高周波の位相差を制御する手段を有し、
    処理終了時に位相差を制御することにより被処理材に蓄積された電荷を放出する手段を有する
    ことを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 請求項1記載のプラズマ処理装置において、制御手段は、冷却ガス排気終了後、被処理材に印加する高周波電力の出力をエッチング処理の進行しない出力まで低下させる手段であり、位相を制御する手段が、被処理材に印加する高周波とアンテナ電極に印加する高周波との位相差を0度とする手段であることを特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 請求項1または請求項2記載のプラズマ処理装置において、被処理材と基板電極との間の吸着力を監視する吸着力モニターを有することを特徴とするプラズマ処理装置。
  4. 請求項3記載のプラズマ処理装置において、吸着力モニターが、静電吸着膜のリーク電流を測定することにより吸着力を測定する手段であることを特徴とするプラズマ処理装置。
  5. 請求項3記載のプラズマ処理装置において、被処理材上昇用のプッシャーピンと静電吸着圧力およびプッシャーピンの変位を検知する圧力・変位センサーを具備し、プッシャーピンを被処理材に密着させ、さらに圧力・変位センサーにより吸着力を測定することを特徴とするプラズマ処理装置。
  6. 真空排気装置が接続され内部を減圧可能な処理室、処理室内へガスを供給するガス供給装置、被処理材を載置可能な基板電極、基板電極に被処理材を吸着させるための静電吸着膜、被処理材を温調するために冷却ガス導入機構、基板電極に対向するプラズマを発生するための電磁波を放射するアンテナ電極、基板電極へ接続された高周波電源およびアンテナ電極へ接続された高周波電源、処理装置全体を制御する制御手段、基板電極へ接続された高周波電源とアンテナ電極へ接続された高周波電源に印加する高周波の位相を制御する手段、処理終了時に位相を制御することにより被処理材に蓄積された電荷を放出する手段、被処理材上昇用のプッシャーピン、被処理材と基板電極との間の吸着力を監視する吸着力モニターからなるプラズマ処理装置におけるプラズマ処理方法であって、
    処理終了時に被処理材に印加する高周波とアンテナ電極に印加する高周波の位相差を制御することにより被処理材に蓄積された電荷を放出する
    ことを特徴とするプラズマ処理方法。
  7. 請求項6記載のプラズマ処理方法において、冷却ガス排気終了後、被処理材に印加する高周波電力の出力をエッチング処理の進行しない出力まで低下させ、被処理材に印加する高周波とアンテナ電極に印加する高周波との位相差を0度として被処理材に蓄積された電荷を放出することを特徴とするプラズマ処理方法。
  8. 請求項6または請求項7記載のプラズマ処理方法において、被処理材と基板電極との間の吸着力を監視する吸着力モニターが、基板電極上に設けた静電吸着膜のリーク電流を測定することにより吸着力を測定することを特徴とするプラズマ処理方法。
  9. 請求項8記載のプラズマ処理方法において、吸着力モニタがプッシャーピンと静電吸着圧力およびプッシャーピンの変位を検知する圧力・変位センサーを具備し、プッシャーピンを被処理材に密着させ、さらに圧力・変位センサーにより吸着力を測定することを特徴とするプラズマ処理方法。
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