JP2006088863A - 自動車用空調装置の空気導入装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 自動車用空調装置の内気導入時の騒音を低減させること。
【解決手段】 自動車用空調装置の空気導入装置3に設けられた内気導入口21に導入ダクト25を接続したこと。そしてその導入ダクト25の開口26を助手席の足元空間に向けて伸ばしたこと。必要により、導入ダクト25に共鳴空間30を設けたこと。これにより、内気吸入時の騒音を低減できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 自動車用空調装置の空気導入装置3に設けられた内気導入口21に導入ダクト25を接続したこと。そしてその導入ダクト25の開口26を助手席の足元空間に向けて伸ばしたこと。必要により、導入ダクト25に共鳴空間30を設けたこと。これにより、内気吸入時の騒音を低減できる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、内気と外気を選択的に導入する空気導入装置の改良に関する。
自動車用空調装置内へ内気(車室内空気)又は外気(車外空気)を選択的に導入するために、ブロワ、内気導入口、外気導入口及び前記両口を選択する切換ドアとより成る空気導入装置が前記自動車用空調装置の上流側に設けられている。即ち、空気導入装置は、古くから特許文献1に示されるように、送風機部1と内外気切換箱7とより成り、内気導入口5から内気が外気導入口6からは外気が、ダンパ14の開度に比して選択して導入されていた。
実開昭60−13806
前記ダンパ14を動かし、外気導入口6から内気導入口5に切換えると、送風機部1のファン18の回転により生じる騒音を遮断するものがなく、その騒音が車室内に伝えられ、乗員に不快感を与えていた。このため、この特許文献1にあっては、内気導入口5の上流側に吸音箱15を設けて、該吸音箱15にて騒音を吸収し、騒音の低減を図っていた。また、吸音箱15から流出した騒音は、ダッシュパネル10の内側に貼着されている吸音シート11によっても吸収され、さらに低減されていた。
また、空気導入装置からの騒音の対策として、特許文献2に示すように、車両用空調装置のインテークユニット1の内気取入口5に、車室内方向に対して該内気取入口5を遮蔽する形状の遮音部材9を設けている。その遮音部材9の遮蔽する形状とは、内気取入口2の下部から上部へと延びるポケット形状である。これにより、騒音が遮音部材9にて遮られ、車室内への伝播を低減できるものであった。
特開2000−168334
前記特許文献1において、ダッシュパネルに吸音材を貼着して吸音効果を得ていたが、低価格車においては吸音材を使用しない方向となってきて、吸音効果が得られなくなってきている。また、インストルメントパネルの内側にも、自動車の部品や機器などの収容物が多数収容され、この結果、空気導入装置の内気導入口に至る空気導入路として前記収容物の隙間を利用せざるを得ず、吸込み空気の風切音が発生し、騒音の発生源ともなっていた。
そこで、この発明は、空気導入装置の内気導入口に至るまでに発生する騒音の低減のみならず、送風機から発生する騒音の車室内への伝播を低減させた自動車用空調装置の空気導入装置を提供するものである。
この発明に係る自動車用空調装置の空気導入装置は、少なくとも、車室内空気が導入される内気導入口を有する自動車用空調装置の空気導入装置において、前記内気導入口の上流側に導入ダクトを接続し、この導入ダクトの先端開口が助手席の足元空間に向かって伸びていることにある(請求項1)。
これにより、車室内から得る内気が、導入ダクトを介して助席の足元付近から吸い込まれ、インストルメントパネル下の収容物の隙間を通らずに所定の風量が得られ、もって、収容物とから生じている風切音をなくすことができる。また導入ダクトは比較的長いことから、遮音効果や、流れる空気の整流作用が得られ、騒音を低減させることができる。前記導入ダクトの先端開口は下向きに開いており、この先端開口から車室内空気が上方へ導かれ、前記内気導入口に至るようにしている(請求項2)。
前記導入ダクトに共鳴空間を接続したことにある(請求項3)。これにより、送風機の回転による騒音のみならず導入ダクト内で生じる騒音が共鳴空間により減衰され、導入ダクトの先端開口から出る騒音量を減少させることができる。前記共鳴空間としてグローボックスを利用したことにあり(請求項4)、別部品としての共鳴空間を用いることなく、既存のグローボックスを利用することができる。
前記導入ダクト内にフィルタを配したことにあり(請求項5)、これにより、フィルタの新たなる取付場所が増加する。また前記導入ダクト内に空気の流れを規制するガイドを設けたことから(請求項6)、吸込時の内気に整流作用が与えられる。
以上のように、この発明によれば、内気の導入に空気導入装置の内気導入口に導入ダクトを接続して、インストルメントパネル下の収容物に影響を受けることなく、必要で充分の車室内空気(内気)を導入できるものである。また導入ダクトは比較的長いことから、遮蔽効果や流れる空気の整流作用が得られ、騒音を低減させることができる(請求項1)。
また導入ダクトに接続の共鳴空間により、騒音が減衰され、導入ダクトの先端開口からの騒音量を減少させることができる(請求項3)。また、共鳴空間として既存のグローボックスを利用すれば、装置が増加せずに充分なる効果が得られる(請求項4)。さらに導入ダクト内にフィルタを設置させることができ、新たなる取付場所が増加する(請求項5)。さらにまた、導入ダクト内に設けられたガイドにより、導入される車室内空気を整流させることができる(請求項6)。
以下、この発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
図1,図において、この発明の第1の実施例が示され、自動車用空調装置1は、空調ケース2の上流に下記する空気導入装置3を備えて、内気又は外気を選択的に導入している。この導入した空気は、エバポレータ4により冷却されて冷風となり、エアミックスドア5の開度に比して所定に比率によりヒータコア6により加熱され温風となり、その後方で冷風と混合して所定の温度に温調されて、ベント吹出用開口7、足元吹出用開口8、デフロスト吹出用開口9から、吹出モード別に車室内空間10に吹出されるものである。11,12,13は、吹出モードドアである。
前記した空気導入装置3は、空調ケース2の上方に設けられ、送風機15は前記空調ケース2と一体の送風機ケース16内に収納され、図1に示す運転席側に配されたモータ17により回転される。この送風機ケース16の下流は自動車用空調装置1のエバポレータ4の上流空間に連通され、また上流は図示しないベルマウスを介して図1に示す助手席側へ広がる切換空間18に接続されている。
この切換空間18には、車体の前方に向けて開設の外気導入口20と内気導入口21とが形成されると共に、回転軸22を支点に回動する内外気切換ドア23が配され、この内外気切換ドア23の回動位置により外気又は内気が選択して導入される。ちなみに図2に示す位置にあれば、外気を導入する外気導入モードとなっている。
導入ダクト25は、前記内気導入口21に接続され、その先端開口26は下向きで、助手席の足元空間に向けて伸びている。この導入ダクト25の断面積は導入に充分な面積を有し、車室内空間10の空気(内気)を上方へ導いた後に、ガイド27に添って前記内気導入口21に導いている。このように、導入ダクト25を介して内気を導入する構造のため、インストルメントパネル下の収容物の隙間を利用して内気を導入するに比して風切音の発生が防がれるし、また必要で充分の量の空気を導入することができる。なお、導入ダクト25の開口26は、図1に二点削線で示すように複数個としても良い。
図3において、この発明の第2の実施例が示されている。この例では、送風機15から発生の騒音を積極的に減衰させるために導入ダクト25の途中に共鳴空間30を設けている。このため、騒音が共鳴空間30内に入り、共鳴することから、該騒音が減衰されるものである。その他の部分は、前記第1の実施例と同一のため、同一部分に同一の番号を付して説明を省略する。
図4において、この発明の第3の実施例が示されている。この例では、グローボックス31を共鳴器として使用したものである。即ち、グローボックス31を通路34により導入ダクト25に接続している。このように、グローボックス31を共鳴空間として利用することから、部品点数の増加とならない。32はドーナッツ型のシール材である。その他の部分は、前記第1の実施例と同一のため、同一の部分に同一の番号を付して説明を省略する。
図5において、この発明の第4の実施例が示されている。この例では、導入ダクト25にフィルタ33を設置したもので、これにより、フィルタ33の設置場所の拡大となる。ただフィルタ33は内気のみの濾過しか行わない。その他の部分は、第1の実施例と同一のため、同一の部分に同一の番号を付して説明を省略する。
1 自動車用空調装置
2 空調ケース
3 空気導入装置
4 エバポレータ
6 ヒータコア
15 送風機
16 送風機ケース
18 切換空間
20 外気導入口
21 内気導入口
25 導入ダクト
26 開口
27 ガイド
30 共鳴空間
31 クールボックス
33 フィルタ
2 空調ケース
3 空気導入装置
4 エバポレータ
6 ヒータコア
15 送風機
16 送風機ケース
18 切換空間
20 外気導入口
21 内気導入口
25 導入ダクト
26 開口
27 ガイド
30 共鳴空間
31 クールボックス
33 フィルタ
Claims (6)
- 少なくとも、車室内空気が導入される内気導入口を有する自動車用空調装置の空気導入装置において、
前記内気導入口の上流側に導入ダクトを接続し、この導入ダクトの先端開口が助手席の足元空間に向けて伸びていることを特徴とする自動車用空調装置の空気導入装置。 - 前記導入ダクトの先端開口は下向きに開いており、この先端開口から車室内空気が上方へ導かれ、前記内気導入口に至るようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動車用空調装置の空気導入装置。
- 前記導入ダクトに共鳴空間を接続したことを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用空調装置の空気導入装置。
- 前記共鳴空間としてグローボックスを利用したことを特徴とする請求項3記載の自動車用空調装置の空気導入装置。
- 前記導入ダクト内にフィルタを配したことを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用空調装置の空気導入装置。
- 前記導入ダクト内に空気の流れを規制するガイドを配したことを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用空調装置の空気導入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004276500A JP2006088863A (ja) | 2004-09-24 | 2004-09-24 | 自動車用空調装置の空気導入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004276500A JP2006088863A (ja) | 2004-09-24 | 2004-09-24 | 自動車用空調装置の空気導入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006088863A true JP2006088863A (ja) | 2006-04-06 |
Family
ID=36230242
Family Applications (1)
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JP2004276500A Pending JP2006088863A (ja) | 2004-09-24 | 2004-09-24 | 自動車用空調装置の空気導入装置 |
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JP (1) | JP2006088863A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011168214A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Toyota Motor Corp | 車両用空調装置 |
WO2020080036A1 (ja) * | 2018-10-16 | 2020-04-23 | 株式会社ヴァレオジャパン | 送風機および空調装置 |
-
2004
- 2004-09-24 JP JP2004276500A patent/JP2006088863A/ja active Pending
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