JP2006071623A - 回転角検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転する磁界の回転角をホール素子により高精度で検出することができ、小型で安価に製造することのできる回転角検出装置を提供する。
【解決手段】回転する磁界(磁束密度B)の回転角を検出する回転角検出装置100であって、半導体基板1の一方の表面に、回転する磁界に対して、互いに異なる位相の信号を出力するように複数個のホール素子10が配置され、回転角の検出にあたって複数個のホール素子10を切り替え、回転角に対する出力特性がほぼ直線的な領域にあるホール素子を選択して、回転角を検出する回転角検出装置100とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、回転する磁界の回転角を検出する回転角検出装置に関する。
回転する磁界の回転角を検出する回転角検出装置が、Transducers 93’, 1993 The 7th International Conference on Solid-State Sensors and Actuators, p.892-895(非特許文献1)および特開平4−302406号公報(特許文献1)に開示されている。
図13(a),(b)は、特許文献1に開示された回転角検出装置90の模式図で、図13(a)は、回転角検出装置90の上視図であり、図13(b)は、図13(a)におけるD−D断面図である。
図13(a),(b)に示す回転角検出装置90は、半導体基板1の表面に溝1tが形成され、溝1tの斜面に2個のホール素子を有する磁気検出装置である。回転角検出装置90においては、{100}面方位のp型のシリコン基板1に、平面の形状が略正方形で、深さ100μm程度の深い溝1tが、ウェットエッチングにより形成されている。溝1tにおいて{111}面方位を有し対向する2つの斜面には、それぞれ、ホールプレート部であるn型の低濃度不純物拡散領域2a,2bが形成されている。このように、回転角検出装置90における2個のホール素子は、半導体基板1の表面に設けられた溝1tの斜面に平行にホールプレート部が形成され、キャリアが斜面に平行方向に流れる傾斜型ホール素子である。
また、回転角検出装置90には、ホール素子2a,2bに接続する電極配線として、n型の高濃度不純物拡散領域4が形成されている。尚、図13(b)に示す符号3pはポリシリコン膜で、ホール素子である低濃度不純物拡散領域2a,2bをトランジスタとして用いる時のゲート電極である。図13(a)では、簡単化のためポリシリコン膜3pの図示を省略しており、ゲート電極配線Ga,Gbのみを図示している。
対向する斜面にホール素子2a,2bが形成された回転角検出装置90では、図13(b)に示すように、A−A断面に平行な磁界Bが印加されると、斜面に直角な方向の磁界成分B,Bが各ホール素子2a,2bに印加される。バイアス電流I,Iが流れる各ホール素子2a,2bでは、磁界成分B,Bに比例する電圧(ホール電圧)が発生し、位相の異なる2つの出力電圧V,Vとして検出される。この位相の異なる2つの出力電圧V,Vについて、arctan演算等の演算処理をすることで、A−A断面において回転する磁界Bの回転角を360度の範囲に渡って検出することができる。
Transducers 93’, 1993 The 7th International Conference on Solid-State Sensors and Actuators, p.892-895 特開平4−302406号公報
図13(a),(b)に示す回転角検出装置90は、回転する磁界の回転角を360度の範囲に渡って検出可能であるが、上記した位相の異なる2つの出力電圧V,Vについて、arctan演算等の複雑な演算処理が必要である。このため、演算回路の回路規模が大きくなって、回転角検出装置90のコストアップ要因となってしまう。特に、高速で精度が高い回転角検出になるほど大規模な演算回路が必要で、チップ面積が大きくなり装置が大型化すると共に、製造コストが増大する。
そこで本発明は、回転する磁界の回転角をホール素子により高精度で検出することができ、小型で安価に製造することのできる回転角検出装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、回転する磁界の回転角を検出する回転角検出装置であって、半導体基板の一方の表面に、前記回転する磁界に対して、互いに異なる位相の信号を出力するように複数個のホール素子が配置され、前記回転角の検出にあたって前記複数個のホール素子を切り替え、回転角に対する出力特性がほぼ直線的な領域にあるホール素子を選択して、回転角を検出することを特徴としている。
当該回転角検出装置では、各ホール素子において検出誤差が小さい直線的な出力特性領域を利用し、それら複数個のホール素子を切り替えて回転角を検出する。このため、回転角の検出にあたってはarctan演算等の複雑な演算処理は不要であり、演算回路の回路規模が小さくなる。従って、当該回転角検出装置は、小型で安価に製造することができ、且つ高精度な回転角検出装置とすることができる。
上記回転角検出装置は、例えば請求項2に記載のように、前記回転する磁界が前記半導体基板の面内で回転する磁界であり、前記ホール素子が縦型ホール素子もしくは傾斜型ホール素子とした構成により実現することができる。
半導体基板の表面に垂直にホールプレート部が形成され、キャリアが半導体基板の表面に垂直方向に流れる縦型ホール素子、もしくは半導体基板の表面に設けられた溝の斜面に平行にホールプレート部が形成され、キャリアが斜面に平行方向に流れる傾斜型ホール素子は、半導体基板の面内方向の磁界成分変化に対して、出力電圧(ホール電圧)が変化する。従って、これら縦型ホール素子もしくは傾斜型ホール素子を、半導体基板の一方の表面に複数個配置することで、半導体基板の面内で回転する磁界に対して上記のように出力特性がほぼ直線的な領域にあるホール素子を順次選択して、回転する磁界の回転角を検出することができる。
請求項3に記載の発明は、前記複数個のホール素子が、前記回転する磁界の回転中心の周りに、リング状に等角度で配置されてなることを特徴としている。これにより、360度の範囲に渡って、回転する磁界の回転角を検出することができる。
請求項4に記載の発明は、前記複数個のホール素子が、前記回転する磁界の回転中心の周りに、リング状に等角度で配置される複数個のホール素子と、当該リング状に配置されるホール素子と別位置に配置されるホール素子とからなることを特徴としている。
これによれば、リング状に配置されるホール素子からの信号と別位置に配置されるホール素子からの信号を比較することで、別位置に配置されるホール素子からの信号を基準(例えば0°)として、360°の範囲で絶対角度を検出することができる。従って、例えば、当該回転角検出装置の電源を切った後、磁界が回転し、再び電源を入れた際に磁界がどれだけ回転しているかを判別する機能を持たせることも可能である。
請求項5に記載のように、前記リング状に配置されるホール素子は、3個以上、12個以下であることが好ましい。
360度の回転角の検出を複数個のホール素子で分担するにあたって、3個のホール素子で分担する場合には、1個のホール素子の分担角度範囲は120度(±60度)となり、各ホール素子において出力特性がほぼ直線的な領域を利用することができる。リング状に配置するホール素子の個数を増すほど、1個のホール素子の分担角度範囲は狭くなり、出力特性の直線的が向上するが、ホール素子の切り替えが煩雑になる。12個のホール素子があれば、1個のホール素子の分担角度範囲は30度(±15度)となり、各ホール素子において十分な直線性が得られて、高精度な360度の回転角検出が可能である。
請求項6に記載の回転角検出装置は、前記半導体基板が、{100}面方位のシリコン基板であり、前記ホール素子が、前記回転中心から<010>方位と<001>方位に、4個配置されてなることを特徴としている。また請求項7に記載の回転角検出装置は、前記半導体基板が、{100}面方位のシリコン基板であり、前記ホール素子が、前記回転中心から<011>方位と<0−11>方位に、4個配置されてなることを特徴としている。
ホール素子の出力電圧(ホール電圧)はキャリアの移動度に比例するが、この移動度は半導体基板の面方位によって異なる。上記2通りのホール素子配置の場合には、4個のホール素子においてキャリアの移動度が一定であるため、4個のホール素子の特性を揃えることができ、精度の高い回転角検出が可能となる。特に、請求項6に記載のホール素子配置の場合には、最大の移動度を利用した配置となるため、高感度の回転角検出が可能となる。
請求項8に記載の発明は、前記半導体基板を貫通する複数個の貫通穴が、前記リングに隣接する外側に、前記回転中心に対して回転対称に配置されてなることを特徴としている。
このリングに隣接する外側に回転対称に配置された複数個の貫通穴によって、リング状に配置されるホール素子を周囲から分離することができ、ホール素子に加わる応力の影響を低減することができる。従って、例えば、パッケージなどの応力によるホール素子のオフセット電圧を低減することができる。
請求項9に記載のように、前記回転角検出装置においては、前記リングの内部に、前記複数個のホール素子からの信号を切り替え処理する信号処理回路を配置することができる。これにより、前記信号処理回路と複数個のホール素子との配線を短くすると共に、当該回転角検出装置全体の占有面積を低減することができる。
逆に、請求項10に記載のように、前記リングの外部に、前記複数個のホール素子からの信号を切り替え処理する信号処理回路が配置してもよい。この場合には、平行磁界領域が狭い場合であっても、位置ズレの影響が出にくく、測定精度の確保が容易となる。
また、請求項11に記載のように、前記複数個のホール素子が、当該複数個のホール素子からの信号を切り替え処理する信号処理回路の空きスペースに分散配置されてなるように構成することも可能である。これによれば、チップ面積を効率的に利用することができ、チップ面積を小さくすることができる。
請求項12に記載のように、前記信号処理回路における前記信号の切り替え処理は、例えば、スイッチ回路、マルチプレクサ回路またはデマルチプレクサ回路を用いて行うことができる。
請求項13に記載のように、前記信号処理回路は、例えば、前記ホール素子のオフセット電圧調整および/または出力電圧調整のための回路を含むように構成することができる。
請求項14に記載のように、上記オフセット電圧調整および/または出力電圧調整には、例えば、前記ホール素子に接続された抵抗の抵抗値調整を用いることができる。上記抵抗値調整には、請求項15に記載のように、例えば、薄膜抵抗のトリミング、ヒューズによる接続抵抗の切断またはツェナーザップによる抵抗回路の短絡を用いることができる。上記抵抗値調整は、ウェハ段階で行ってもよいし、アッセンブリとして組み付けられた後に行ってもよい。
また、請求項16に記載のように、上記オフセット電圧調整および/または出力電圧調整には、前記ホール素子のオフセット電圧および/または出力電圧に対するメモリデータを用いた演算処理調整を用いることもできる。上記メモリデータは、請求項17に記載のように、例えば、EPROM,EEPROMもしくはフラッシュメモリまたはSRAMもしくはDRAMに記憶させることができる。
請求項18に記載のように、前記信号処理回路は、例えば、前記複数個のホール素子に対するスピニングカレント回路またはチョッパ回路を含むように構成してもよい。これによっても、前記リング状に配置されるホール素子のオフセット電圧を互いにキャンセルさせることができる。
上記複数個のホール素子を切り替え、回転角に対する出力特性がほぼ直線的な領域にあるホール素子を選択して回転角を検出する回転角検出装置は、請求項19に記載のように、前記回転する磁界が前記半導体基板の表面に垂直な面内で回転する磁界であり、前記複数個のホール素子が、横型ホール素子、縦型ホール素子および傾斜型ホール素子のうち、2種類以上のホール素子の組み合わせであるように構成することもできる。
半導体基板の表面に平行にホールプレート部が形成され、キャリアが半導体基板の表面に平行方向に流れる横型ホール素子、および上記した縦型ホール素子と傾斜型ホール素子は、半導体基板の表面に垂直な面内で回転する磁界に対して、それぞれ検出感度を有している。従って、横型ホール素子、縦型ホール素子および傾斜型ホール素子のうち、2種類以上のホール素子を組み合わせて半導体基板の一方の表面に複数個配置することで、半導体基板の表面に垂直な面内で回転する磁界に対して上記のように出力特性がほぼ直線的な領域にあるホール素子を選択して、回転する磁界の回転角を検出することができる。従って、この場合にも、小型で安価に製造することのできる高精度な回転角検出装置とすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図に基づいて説明する。
最初に、ホール素子について簡単に説明する。
図1(a),(b)は、一般的なホール素子の動作原理を示す図である。半導体のホール効果は、磁束Bに直交するように置かれた導電体(ホール素子20)にキャリアの流れがある時、磁束Bとキャリアの流れの両方に直角な方向に、起電力(ホール電圧)が発生する効果である。
図1(a)に示すように、ホール素子20の厚さをdとし、端子T間に電流Iを流した状態で、ホール素子20に直交する磁束密度Bの磁界を印加した時に、出力端子T間に発生する出力電圧(ホール電圧)をVとする。この時、図中の(1)式が成り立つ。(1)式におけるRはホール係数で、ホール素子20の材料により定まる値である。
図1(b)に示すように、磁界が回転してホール素子20の面方向と磁束密度Bのなす角度(ホール角θ)が変わると、出力電圧Vが図中の(2)式のようにcosθを乗じた式に変化する。従って、図のようにN、Sの磁石の間にホール素子20を配置し、磁石または素子を回転させた場合には、出力電圧は正弦波形状になる。この正弦波形状の出力電圧を利用して、回転する磁界(磁束密度B)の回転角を検出することができる。
半導体基板に形成するホール素子は、半導体基板面に対するキャリアの流れ方向で、3つの種類に分類することができる。図13(a),(b)では、半導体基板の表面に設けられた溝の斜面に平行にホールプレート部が形成され、キャリアが斜面に平行方向に流れる傾斜型ホール素子を説明した。
図2(a),(b)は、一般的によく用いられる横型ホール素子の一例を示す図で、図2(a)は、横型ホール素子21の上面図であり、図2(b)は、図2(a)におけるA−A断面図である。
横型ホール素子は、半導体基板の表面に平行にホールプレート部が形成され、キャリアが半導体基板の表面に平行方向に流れるホール素子である。図2(a),(b)に示す横型ホール素子21では、半導体基板1の表面に平行にn型の低濃度拡散領域(n−)であるホールプレート部2yが形成されている。キャリアは、図2(b)中に点線矢印で示したように端子T間を半導体基板1の表面に平行方向に流れ、ホールプレート部2yに直交する磁界により発生する出力電圧(ホール電圧)Vを、端子T間で検出する。
図3(a),(b)は、縦型ホール素子の一例を示す図で、図3(a)は、縦型ホール素子22の上面図であり、図3(b)は、図3(a)におけるB−B断面図である。
縦型ホール素子は、半導体基板の表面に垂直にホールプレート部が形成され、キャリアが半導体基板の表面に垂直方向に流れるホール素子である。図3(a),(b)に示す縦型ホール素子22は接合分離型の縦型ホール素子で、n型の低濃度拡散層(n−)2がp型の高濃度層4bによって分離され、半導体基板1の表面に垂直にホールプレート部2tが形成される。キャリアは、図3(b)中に点線矢印で示したように、n型の高濃度埋め込み層4uを介して、端子Ti0−Ti1間および端子Ti0−Ti2間を半導体基板1の表面に垂直方向に流れる。尚、素子として動作するのは中央にあるホールプレート部2tであり、ホールプレート部2tに直交する磁界により発生する出力電圧(ホール電圧)Vを、端子T間で検出する。
縦型ホール素子は、図3(a),(b)に示す縦型ホール素子22に限らず、種々の構造をとり得る。例えば、形態をもちいるバリエーションが考えられる。例えば、n型の高濃度埋め込み層4uをなくし、端子Ti0から流れ出たキャリアが、p型の高濃度層4bの先端を回り込むようにして、端子Ti1,Ti2に到達するようにしてもよい。p型の高濃度層4bによる接合分離なく、トレンチ分離したものであってもよい。また、図3(a),(b)に示す縦型ホール素子22では、端子Ti1,Ti2を設けて、端子Ti0から流れ出たキャリアが図の左右両側に流れるようにしているが、片側だけであってもよい。
次に、上記ホール素子を用いた本発明の回転角検出装置を説明する。
(第1の実施形態)
図4(a)は、本実施形態の回転角検出装置100の模式的な上面図である。図4(b)は、回転角検出装置100を構成する各ホール素子10について、磁界の回転角度と出力電圧の関係を示す図である。
図4(a)に示す回転角検出装置100は、図中に太線矢印で示した、半導体基板1の面内で回転する磁界(磁束密度B)の回転角を検出する回転角検出装置である。図4(a)の回転角検出装置100では、半導体基板1の一方の表面に、回転する磁界に対して互いに異なる位相の信号を出力するように、8個のホール素子10が、回転する磁界の回転中心Cの周りにリング状に等角度で配置されている。8個のホール素子10として、具体的には、図3(a),(b)で説明した縦型ホール素子、もしくは図13(a),(b)で説明した傾斜型ホール素子を用いられる。尚、傾斜型ホール素子を用いる場合には、図13(a),(b)のように2個のホールプレート部が配置されている必要はなく、溝の一つの斜面にホールプレート部が1個配置されていればよい。
図4(a)の回転角検出装置100では、回転する磁界の回転角の検出にあたって、8個のホール素子10を切り替え使用する。8個のホール素子10は縦型ホール素子もしくは傾斜型ホール素子であり、これら縦型ホール素子もしくは傾斜型ホール素子は、半導体基板1の面内方向の磁界成分変化に対して、出力電圧(ホール電圧)が変化する。具体的には、各ホール素子10は、回転する磁界に対して、図4(b)に示すような正弦波形状の出力電圧特性を有している。上記8個のホール素子10の切り替えにあたっては、各ホール素子10に対して、図4(b)に示すような最大判定値と最小判定値を設け、両端矢印で示した回転角に対する出力特性が直線的な領域にあるホール素子を選択する。回転角検出装置100における8個のホール素子10は、磁界の回転中心Cの周りにリング状に等角度で配置されているため、それぞれのホール素子10は、45度ずつ位相のずれた図4(b)に示す信号を同時に出力している。従って、図4(b)の両端矢印で示した角度範囲を45度として、この角度範囲内にあるホール素子10を順次選択していき、これら順次選択されたホール素子10の出力電圧値から、回転する磁界の回転角を360度の範囲に渡って検出することができる。
上記したように、図4(a)の回転角検出装置100では、各ホール素子10において検出誤差が小さい直線的な出力特性領域を利用して回転角を検出するため、高精度な回転角検出装置とすることができる。また、回転角検出装置100では、8個のホール素子10を切り替えて回転角を検出するため、回転角の検出にあたってはarctan演算等の複雑な演算処理は不要であり、演算回路の回路規模が小さくなる。従って、図4(a)の回転角検出装置は、小型で安価な回転角検出装置とすることができる。
図4(a)の回転角検出装置100では、8個のホール素子10がリング状に配置されていたが、リング状に配置されるホール素子10は、2個以上の任意個数であってよいが、3個以上、12個以下が好適である。360度の回転角の検出を複数個のホール素子10で分担するにあたって、3個のホール素子10で分担する場合には、1個のホール素子10の分担角度範囲は120度(±60度)となり、各ホール素子10において出力特性がほぼ直線的な領域を利用することができる。リング状に配置するホール素子10の個数を増すほど、1個のホール素子10の分担角度範囲は狭くなり、出力特性の直線的が向上するが、ホール素子10の切り替えが煩雑になる。12個のホール素子10があれば、1個のホール素子10の分担角度範囲は30度(±15度)となり、各ホール素子10において十分な直線性が得られて、高精度な360度の回転角検出が可能である。
図5(a),(b)は、別の回転角検出装置101,102の模式的な上面図である。
図5(a),(b)に示す回転角検出装置101,102では、前記縦型もしくは傾斜型のホール素子10が、{100}面方位のシリコン基板1sにおける一方の表面上に4個配置されている。図5(a)の回転角検出装置101では、4個のホール素子10が回転中心から<010>方位と<001>方位に配置され、図5(b)の回転角検出装置102では、4個のホール素子10が回転中心から<011>方位と<0−11>方位に配置されている。
ホール素子10の出力電圧(ホール電圧)はキャリアの移動度に比例するが、この移動度は半導体基板1の面方位によって異なる。図5(a),(b)の回転角検出装置101,102では、4個のホール素子10においてキャリアの移動度が一定であるため、4個のホール素子10の特性を揃えることができ、精度の高い回転角検出が可能となる。特に、図5(a)の回転角検出装置101においては、最大の移動度を利用した配置となるため、高感度の回転角検出が可能となる。
図6は、別の回転角検出装置103の模式的な上面図である。
図6に示す回転角検出装置103では、前記縦型もしくは傾斜型の8個のホール素子10からの信号を切り替え処理する、図中に破線で囲った信号処理回路30が配置されている。この信号処理回路30における信号の切り替え処理は、例えば、スイッチ回路、マルチプレクサ回路またはデマルチプレクサ回路を用いて行うことができる。
信号処理回路30は、例えば、ホール素子10のオフセット電圧調整および/または出力電圧調整のための回路を含むように構成することができる。このオフセット電圧調整および/または出力電圧調整には、例えば、ホール素子10に接続された抵抗の抵抗値調整を用いることができる。この抵抗値調整には、例えば、薄膜抵抗のトリミング、ヒューズによる接続抵抗の切断またはツェナーザップによる抵抗回路の短絡を用いることができる。これら抵抗値調整は、ウェハ段階で行ってもよいし、アッセンブリとして組み付けられた後に行ってもよい。
また、上記オフセット電圧調整および/または出力電圧調整には、ホール素子10のオフセット電圧および/または出力電圧に対するメモリデータを用いた演算処理調整を用いることもできる。このメモリデータは、例えば、EPROM,EEPROMもしくはフラッシュメモリまたはSRAMもしくはDRAMに記憶させることができる。
さらに、信号処理回路30は、例えば、8個のホール素子10に対するスピニングカレント回路またはチョッパ回路を含むように構成してもよい。これらの回路を用いて、ホール素子10の電流端子と電圧端子を順次切り替えて得られた出力電圧を演算することで、リング状に配置されるホール素子10のオフセット電圧を互いにキャンセルさせることができる。
図6の回転角検出装置103では、リングの内部に、信号処理回路30が配置されている。これにより、信号処理回路30をリングの外部に配置する場合に較べて、信号処理回路30と8個のホール素子10との配線を短くすると共に、全体の占有面積を低減することができる。
尚、図4〜6に示した回転角検出装置100〜103は、一方向に連続的に回転する磁界だけでなく、時計回りと反時計回りの両方向に任意の角度範囲を往復回転する磁界に対しても適用可能である。
図7は、別の回転角検出装置104の模式的な上面図である。
図6の回転角検出装置103では、リングの内部に信号処理回路30が配置されていたのに対し、図7の回転角検出装置104では、前記縦型もしくは傾斜型の8個のホール素子10からの信号を切り替え処理する、図中に破線で囲った信号処理回路31が、リングの外部に配置されている。図7の回転角検出装置104では、平行磁界領域が狭い場合であっても、位置ズレの影響が出にくく、測定精度の確保が容易となる。
図8は、別の回転角検出装置105の模式的な上面図である。
図8の回転角検出装置105では、図7の回転角検出装置104に対して、半導体基板1を貫通する4個の貫通穴hが、ホール素子10からなるリングに隣接する外側に、回転中心Cに対して回転対称に追加配置されている。この4個の貫通穴hによって、リング状に配置されるホール素子10を周囲から分離することができ、ホール素子10に加わる応力の影響を低減することができる。従って、例えば、パッケージなどの応力によるホール素子10のオフセット電圧を低減することができる。尚、貫通穴hは、回転中心Cに対して回転対称に配置されていれば、4個に限らず任意の複数個であってよい。
図9は、別の回転角検出装置106の模式的な上面図である。
図9の回転角検出装置106では、図7の回転角検出装置104に対して、リング状に配置されるホール素子10と別位置に、ホール素子11,12が追加配置されている。このホール素子11,12からの信号とリング状に配置されるホール素子10からの信号を比較することで、例えばホール素子11からの信号を0°の基準とし、ホール素子12からの信号を180°の基準として、360°の範囲で絶対角度を検出することができる。従って、例えば、図9の回転角検出装置106の電源を切った後、磁界が回転し、再び電源を入れた際に磁界がどれだけ回転しているかを判別する機能を持たせることも可能である。尚、貫通穴hは、回転中心Cに対して回転対称に配置されていれば、4個に限らず任意の複数個であってよい。尚、リング状に配置されるホール素子10と別位置に配置されるホール素子は2個に限らず、1個でも任意の複数個であってもよい。
図10は、別の回転角検出装置107の模式的な上面図である。
図10の回転角検出装置107では、複数個のホール素子13が、信号処理回路32の空きスペースに分散配置されている。図10の回転角検出装置107では、半導体基板1のチップ面積を効率的に利用することができ、チップ面積を小さくすることができる。
(第2の実施形態)
第1実施形態の回転検出装置100〜103は、複数個のホール素子10を切り替え、半導体基板1の面内で回転する磁界に対して、出力特性がほぼ直線的な領域にあるホール素子を選択して回転角を検出する回転角検出装置であった。本実施形態は、半導体基板の表面に垂直な面内で回転する磁界の回転角を検出する回転角検出装置に関する。
図11(a)〜(c)および図12は、本実施形態の回転角検出装置を示す例で、それぞれ、回転角検出装置200〜203における部分的な断面を模式的に示した斜視図である。
図11(a)〜(c)および図12に示す回転角検出装置200〜203は、いずれも半導体基板1の表面に垂直な面内で回転する磁界(磁束密度B)を検出する回転角検出装置である。図11(a)に示す回転角検出装置200は、図2(a),(b)で説明した横型ホール素子21と図3(a),(b)で説明した縦型ホール素子22の2種類のホール素子の組み合わせで構成されている。図11(b)に示す回転角検出装置201は、図13(a),(b)で説明した傾斜型ホール素子23と横型ホール素子21の2種類のホール素子の組み合わせで構成されている。図11(c)に示す回転角検出装置202は、傾斜型ホール素子23と縦型ホール素子22の2種類のホール素子の組み合わせで構成されている。また、図12に示す回転角検出装置203は、傾斜型ホール素子23、横型ホール素子21および縦型ホール素子22の3種類のホール素子の組み合わせで構成されている。
図11(a)〜(c)および図12に示す回転角検出装置200〜203においても、第1実施形態の場合と同様にして、各回転角検出装置200〜203を構成している複数個のホール素子21〜23を切り替え使用する。横型ホール素子21、縦型ホール素子22および傾斜型ホール素子23は、半導体基板1の表面に垂直な面内方向の磁界成分変化に対して、出力電圧(ホール電圧)が変化し、半導体基板1の表面に垂直な面内で回転する磁界(磁束密度B)に対して、それぞれ検出感度を有している。図11(a)〜(c)および図12の回転角検出装置200〜203では、横型ホール素子21、縦型ホール素子22および傾斜型ホール素子23のうち、2種類以上のホール素子が組み合わされて、半導体基板1の一方の表面に配置されている。回転角検出装置200〜203における各ホール素子21〜23は、それぞれ、半導体基板1の表面に垂直な面内で回転する磁界に対して互いに異なる位相の信号を出力する。従って、第1実施形態の場合と同様にして、出力特性がほぼ直線的な領域にあるホール素子21〜23を選択して、回転する磁界の回転角を検出することができる。このため、図11(a)〜(c)および図12に示す回転角検出装置200〜203は、半導体基板の表面に垂直な面内で回転する磁界の回転角を検出する、小型で安価に製造することのできる高精度な回転角検出装置とすることができる。
尚、図11(b),(c)および図12の傾斜型ホール素子23では、溝の斜面に2個のホールプレート部が配置されているが、溝の一つの斜面にホールプレート部が1個配置された傾斜型ホール素子であってもよい。また、図11,8に示した回転角検出装置200〜203では、横型ホール素子、縦型ホール素子および傾斜型ホール素子のうち、2種類以上のホール素子が、それぞれ1個ずつ組み合わされているが、組み合わせる各種類のホール素子の個数は、2個以上であってよい。さらに、図11,8に示した回転角検出装置200〜203は、一方向に連続的に回転する磁界だけでなく、時計回りと反時計回りの両方向に任意の角度範囲を往復回転する磁界に対しても適用可能である。
(a),(b)は、一般的なホール素子の動作原理を示す図である。 横型ホール素子の一例を示す図で、(a)は横型ホール素子の上面図であり、(b)は(a)におけるA−A断面図である。 縦型ホール素子の一例を示す図で、(a)は縦型ホール素子の上面図であり、(b)は(a)におけるB−B断面図である。 (a)は、第1実施形態の回転角検出装置の模式的な上面図であり、(b)は、回転角検出装置を構成する各ホール素子について、磁界の回転角度と出力電圧の関係を示す図である。 (a),(b)は、第1実施形態における別の回転角検出装置の模式的な上面図である。 第1実施形態における別の回転角検出装置の模式的な上面図である。 第1実施形態における別の回転角検出装置の模式的な上面図である。 第1実施形態における別の回転角検出装置の模式的な上面図である。 第1実施形態における別の回転角検出装置の模式的な上面図である。 第1実施形態における別の回転角検出装置の模式的な上面図である。 (a)〜(c)は、第2実施形態の回転角検出装置を示す例で、回転角検出装置における部分的な断面を模式的に示した斜視図である。 第2実施形態の回転角検出装置を示す例で、回転角検出装置における部分的な断面を模式的に示した斜視図である。 従来の回転角検出装置の模式図で、(a)は回転角検出装置の上視図であり、(b)は(a)におけるD−D断面図である。
符号の説明
90,100〜107,200〜203 回転角検出装置
10〜13 ホール素子
21 横型ホール素子
22 縦型ホール素子
23 傾斜型ホール素子
1 半導体基板
1s {100}面方位のシリコン基板
30〜32 信号処理回路
C 磁界の回転中心
h 貫通穴

Claims (19)

  1. 回転する磁界の回転角を検出する回転角検出装置であって、
    半導体基板の一方の表面に、前記回転する磁界に対して、互いに異なる位相の信号を出力するように複数個のホール素子が配置され、
    前記回転角の検出にあたって前記複数個のホール素子を切り替え、回転角に対する出力特性がほぼ直線的な領域にあるホール素子を選択して、回転角を検出することを特徴とする回転角検出装置。
  2. 前記回転する磁界が、前記半導体基板の面内で回転する磁界であり、
    前記ホール素子が、縦型ホール素子もしくは傾斜型ホール素子であることを特徴とする請求項1に記載の回転角検出装置。
  3. 前記複数個のホール素子が、
    前記回転する磁界の回転中心の周りに、リング状に等角度で配置されてなることを特徴とする請求項2に記載の回転角検出装置。
  4. 前記複数個のホール素子が、
    前記回転する磁界の回転中心の周りに、リング状に等角度で配置される複数個のホール素子と、当該リング状に配置されるホール素子と別位置に配置されるホール素子とからなることを特徴とする請求項2に記載の回転角検出装置。
  5. 前記リング状に配置されるホール素子が、3個以上、12個以下であることを特徴とする請求項3または4に記載の回転角検出装置。
  6. 前記半導体基板が、{100}面方位のシリコン基板であり、
    前記ホール素子が、前記回転中心から<010>方位と<001>方位に、4個配置されてなることを特徴とする請求項5に記載の回転角検出装置。
  7. 前記半導体基板が、{100}面方位のシリコン基板であり、
    前記ホール素子が、前記回転中心から<011>方位と<0−11>方位に、4個配置されてなることを特徴とする請求項5に記載の回転角検出装置。
  8. 前記半導体基板を貫通する複数個の貫通穴が、
    前記リングに隣接する外側に、前記回転中心に対して回転対称に配置されてなることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  9. 前記リングの内部に、前記複数個のホール素子からの信号を切り替え処理する信号処理回路が配置されてなることを特徴とする請求項3乃至8のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  10. 前記リングの外部に、前記複数個のホール素子からの信号を切り替え処理する信号処理回路が配置されてなることを特徴とする請求項3乃至8のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  11. 前記複数個のホール素子が、当該複数個のホール素子からの信号を切り替え処理する信号処理回路の空きスペースに分散配置されてなることを特徴とする請求項2に記載の回転角検出装置。
  12. 前記信号の切り替え処理が、スイッチ回路、マルチプレクサ回路またはデマルチプレクサ回路を用いて行われることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  13. 前記信号処理回路が、前記ホール素子のオフセット電圧調整および/または出力電圧調整のための回路を含むことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  14. 前記オフセット電圧調整および/または出力電圧調整が、前記ホール素子に接続された抵抗の抵抗値調整によることを特徴とする請求項13に記載の回転角検出装置。
  15. 前記抵抗値調整が、薄膜抵抗のトリミング、ヒューズによる接続抵抗の切断またはツェナーザップによる抵抗回路の短絡によることを特徴とする請求項14に記載の回転角検出装置。
  16. 前記オフセット電圧調整および/または出力電圧調整が、前記ホール素子のオフセット電圧および/または出力電圧に対するメモリデータを用いた演算処理調整であることを特徴とする請求項13に記載の回転角検出装置。
  17. 前記メモリデータが、EPROM,EEPROMもしくはフラッシュメモリまたはSRAMもしくはDRAMに記憶されてなることを特徴とする請求項16に記載の回転角検出装置。
  18. 前記信号処理回路が、前記複数個のホール素子に対するスピニングカレント回路またはチョッパ回路を含むことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  19. 前記回転する磁界が、前記半導体基板の表面に垂直な面内で回転する磁界であり、
    前記複数個のホール素子が、横型ホール素子、縦型ホール素子および傾斜型ホール素子のうち、2種類以上のホール素子の組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の回転角検出装置。
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