JP2006062618A - 自動車用トノボード装置 - Google Patents

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昌之 斉藤
Naruaki Kazama
成晃 風間
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Abstract

【課題】 ラゲージルームの有効利用を更に進め、大きな荷物から小さな荷物或いは長尺物から短尺物まで、合理的に且つできる限り多く収容できるように構成した。
【解決手段】 トノボード本体11を2つの分割ボード12、13で構成し、これら分割ボード12、13の端部同士をヒンジ軸14を介して突合せ連結して、分割ボード12、13を互いに車体上下方向に屈折可能に構成すると共に、ヒンジ軸14の両端部がラゲージルーム15の両ラゲージ側壁15aにおけるタイヤハウス15cの後端側部対向部位に形成した係合部21に取外し可能に係合することにより、ヒンジ軸14を支持定点として、トノボード本体11をラゲージルーム15の上部に懸架可能に構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハッチバック車やワンボックス車のような車体後部に荷室(ラゲージルーム)を有する自動車のラゲージルーム上部を覆うように構成された自動車用トノボード装置に関する。
一般に、自動車のラゲージルーム上部を覆うための機構として、トノボード装置の他に、トノカバー装置が使用されている。
トノカバー装置は、布地シート、不織布シート、合成樹脂シートなど可撓性を備えたシート材料或いはネット材料からなるトノカバー本体とトノカバー本体の一端側を巻取り可能に収容する巻取り機構とを有して構成され、巻取り機構をラゲージルームの車体前方側に設置すると共に、トノカバー本体の他端側をラゲージルームの車体後端側に懸架して、ラゲージルームの上方を覆うようになっている(特許文献1参照)。
特開2004−26048号公報。
このように構成するトノカバー装置は、トノカバー本体が可撓性を有するシート材料或いはネット材料からなることから、ラゲージルームに多くのものや高さのあるものを収容可能とすると共に自動車の後部開口側から容易に収容物の出し入れを可能とするために、色々な形状に折り畳んだ状態で使用する等が可能となる利点を有するものである。
反面、トノカバー装置は、可撓性を有するトノカバー本体を使用するために、トノカバー本体の上に重量物等を載せることに不向きであり、この点において不便であるといえる。
そこで、このようなトノカバー装置の不便さを解消すべく、従来からトノボード装置が用いられている。
この種の従来の自動車用トノボード装置は、例えば、図10に示すように、トノボード本体1を車体前後方向に分割した分割ボード2、3で構成し、分割ボード1と分割ボード2との突合せ部分をヒンジ軸4で連結して、両分割ボード2、3が互いに別体回動可能になっており、例えば、二点鎖線視するように、前部側の分割ボード2をそのままにして、後部側の分割ボード3を上方に回動することによって、ラゲージルーム5の後部側上方のみを開口できるように構成している(特許文献2参照)。
実開昭61−7251号公報。
このように構成されたトノボード装置においては、ヒンジ軸4はラゲージルーム5の両側壁の一の位置に懸架されて、両分割ボード2、3によりラゲージルーム5の上方を覆うように構成している。
そして、トノボード装置を構成するトノボード本体1は、一般に、ポリプロピレンビーズ発泡成形体等を芯材として、この芯材の表裏両面側をクロス、不織布、カーペット等の表皮材により被包して、周縁部に沿ってウェルダ溶着加工を施して端末処理することにより構成している。
したがって、トノボード本体1は、適度の剛性を有していることから、その上にある程度の重量物を載せることができ、ラゲージルーム5の有効利用を果たすことができる。
反面、トノボード本体1は、剛体であるが故に、ラゲージルーム5の上方全体を覆う他に、分割ボード2、3のうち何れか一方又は両方を上方に回動させてラゲージルーム5の上方を部分的或いは全体を開口する位のバリエーションしか形成することができない。
このために、従来のトノボード装置によっては、ラゲージルーム5内に大きな荷物から小さな荷物或いは長尺物から短尺物を収容すべく、ラゲージルーム内を適宜仕切る等して有効利用しようとする場合に難点を有している。
そこで、従来、トノボード装置であっても、ラゲージルームの有効利用の観点から案出された図11に示すようなトノボード装置が本願出願人等から提案されている(特許文献3参照)。
特開2003−25920号公報。
図11によれば、ラゲージルーム5の下部に設けた収容部6の開口部7に、ラゲージフロア8を設けて開口部7を開閉可能に構成すると共に、ラゲージルーム5の両側壁にトノボード本体1を設けてラゲージフロア8上を覆うように構成する場合、ラゲージルーム5の両側壁5aに互いに対向するスライドレール9を複数段設け、これらスライドレール9間に選択的にトノボード本体1の両端を懸架することによって、トノボード本体1を車体上下方向に複数段階調整可能に構成して、ラゲージルーム5内の収容スペースを複数形状の区画することにより、当該収容スペースの有効利用を図っている。
しかしながら、ラゲージルーム5の両側壁5aには、図12に示すように、これを覆って美装するラゲージサイドトリム5bが張り出していると共に、これよりも張り出し寸法の大きいタイヤハウス5cがラゲージルーム5内に更に大きく張出した形状となっている。
このために、図11に示す従来のトノボード装置においては、ラゲージルーム5の両側壁5aに複数個のスライドレール9を設けるにしても、スライドレール9は、ラゲージサイドトリム5bの側面部はもちろんタイヤハウス5cの側面部より更に張出した状態(符号X1およびX2参照)で両側壁5aに形成しなければならないことになる。
この結果、スライドレール9の側面は、ラゲージルーム5の収容スペースを縮小化してしまい、収容スペースの有効利用の点で、未だ課題を残しているといえる。
そこで、本発明は、かかる点に鑑み、ラゲージルームの有効利用を更に進め、大きな荷物から小さな荷物或いは長尺物から短尺物まで、合理的に且つできる限り多く収容できるように構成した自動車用トノボード装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の本発明に係る自動車用トノボード装置は、ラゲージルームの上部を覆うように構成した自動車用トノボード装置において、トノボード本体を少なくとも2つの分割ボードで構成し、これら分割ボードの端部同士をヒンジ軸を介して突合せ連結して、前記分割ボードを互いに車体上下方向に屈折可能に構成すると共に、前記ヒンジ軸の両端部が前記ラゲージルームの両ラゲージ側壁におけるタイヤハウス後端側部対向部位に形成した係合部に取外し可能に係合することにより前記ヒンジ軸を支持定点として、前記トノボード本体を前記ラゲージルームの上部に懸架可能に構成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、分割ボード同士を連結するヒンジ軸の支持定点が、ラゲージルームの両ラゲージ側壁におけるタイヤハウス後端側部対向部位に形成した係合部に取外し可能に係合することにより構成したために、当該係合部がタイヤハウスの側面より車体外側に位置させることができて、ラゲージルームの収容容積を有効利用できることになると共に、車幅方向に広いトノボード本体を採用でき、しかも、両分割ボードをヒンジ軸を中心に色々な形状に折り畳むことができ、この点から長尺物から短尺物あるいは大型荷物から小型荷物まで、効率よく且つスペースを有効に使用して収容することができる。
請求項2に記載の本発明に係る自動車用トノボード装置は、ラゲージルームの上部を覆うように構成した自動車用トノボード装置において、トノボード本体を少なくとも2つの分割ボードで構成し、一方の分割ボードの車体前方側端部に、第1のヒンジ軸を連結し、該第1のヒンジ軸の両端部が前記ラゲージルームの両ラゲージ側壁におけるタイヤハウス後端側部対向部位に形成した第1の係合部に取外し可能に係合することにより前記ヒンジ軸を支持定点として、前記トノボード本体を前記ラゲージルームの上部に懸架すると共に前記一方の分割ボードを車体上下方向に屈折屈曲可能に構成し、さらに前記他方の分割ボードの車体後方側端部に、第2のヒンジ軸を連結し、該第2のヒンジ軸の両端部を、前記第1の係合部近傍における両ラゲージ側壁の少なくともそれぞれ車体上下方向二箇所に離間した状態で形成した第2の係合部に取外し可能に係合して前記他方の分割ボードをラゲージ側壁部に懸架し、前記上下2箇所の第2の係合部に前記第2のヒンジ軸の両端部をそれぞれ選択的に係合可能に構成すると共に、前記第2係合部のそれぞれを選択的に支持定点として前記他方の分割ボードを車体上下方向に屈折可能に構成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、少なくとも2つの分割ボードのうち、一方の分割ボードのヒンジ軸の支持定点が、ラゲージルームの両ラゲージ側壁におけるタイヤハウス後端側部対向部位に形成した第1の係合部に取外し可能に係合すると共に、他方の分割ボードの第2のヒンジ軸の両端が前記第1係合部近傍における両ラゲージ側壁の少なくとも車体上下方向二箇所に離間した状態で形成した第2の係合部に取外し可能に係合する構成にしたために、当該両係合部がタイヤハウスの側面より車体外側に位置させることができて、ラゲージルームの収容容積を有効利用できることになると共に、車幅方向に広いトノボード本体を採用でき、しかも、両分割ボードをヒンジ軸を中心に色々な形状に折り畳むことができ、この点から長尺物から短尺物あるいは大型荷物から小型荷物まで、効率よく且つスペースを有効に使用して収容することができ、また、第2のヒンジ軸を両ラゲージ側壁の少なくとも車体上下方向二箇所に選択的に係合して、他方の分割ボードを両ラゲージ側壁に懸架できることから、更に収容スペースを有効に区切る等して効率よく使用することができる。
上記のように構成する本発明によれば、ヒンジ軸の係合部がタイヤハウスの側面より車体外側に位置させることができて、ラゲージルームの収容容積を有効利用できることになると共に、車幅方向に広いトノボード本体を採用でき、しかも、両分割ボードをヒンジ軸を中心に色々な形状に折り畳むことができ、この点から長尺物から短尺物あるいは大型荷物から小型荷物まで、効率よく且つスペースを有効に使用して収容することができる。
先ず、図1を用いて、本発明にかかる第1の実施の形態を採用した自動車用トノボード装置について説明する。
図1は本発明に係る第1の実施の形態を採用した自動車を後部側斜めの位置から一部切除した状態で描画した分解斜視図である。
本発明における第1の実施の態様を採用した自動車用トノボード装置は、トノボード本体11を有して構成し、トノボード本体11は車体前後方向に分割された分割ボード12と分割ボード13とで構成している。
両分割ボード12、13は、例えば、ポリプロピレンビーズ発泡成形体等を芯材として、この芯材の表裏両面側をクロス、不織布、カーペット等の表皮材により被包して、周縁部に沿ってウェルダ溶着加工を施して端末処理することにより構成している。
分割ボード12と分割ボード13は、互いの突合せ部分をヒンジ軸14により連結され、互いに車体上下方向に屈折可能に構成されている。
ヒンジ軸14は、トノボード本体11の両側部より突出した状態で両分割ボード12、13に装着されており、ヒンジ軸14の突出部は、ラゲージルーム15の両ラゲージ側壁15aに装着した一対の係合片20に形成した凹状の係合部21に係合され、トノボード本体11をラゲージ側壁15aに懸架することになる。
係合片20は、係合部21がラゲージ側壁15aよりラゲージルーム15内に張出して形成されたタイヤハウス15cの車体向端側部の上方における対向部位に位置するように、両ラゲージ側壁15aにそれぞれ装着されている。
係合部21にヒンジ軸14の突出部が取外し可能に係合することにより、ヒンジ軸14の突出部を支持定点として、トノボード本体11はラゲージルーム15の上部に懸架可能に構成されることになる。
分割ボード12の車体前端側には、フラップ22の一端側がヒンジ結合され、分割ボード13の車体後端側には、フラップ23の一端側がヒンジ結合されている。
この結果、フラップ22及び23は、他端側が分割ボード12,13に対してそれぞれ揺動可能に構成されているも、図1に示す水平位置或いは上又は下方向に傾斜した位置に保持できるように屈折可能に構成されている。
次に、上記のように構成するトノボード装置の作動について、図2乃至図5を用いて説明する。
先ず、図2示すように、上記トノボード装置は、ヒンジ軸14が係合片20の係合部21に係合して、分割ボード12及び13とフラップ23が車体前後方向に略水平に保持されて、ラゲージルーム15の上方をカバーしており、ラゲージルーム15を車体上下方向に2分割した状態となっている。
この時、フラップ22は、その車体前方が分割ボード12に対して下方に傾斜して、リアシート25のシートバック25aに添設して、トノボード本体11とリアシート25との隙間を覆い、車室内からラゲージルーム15の下方側をカバーしている。
この結果、トノボード本体11によって分割されたラゲージルーム15内に、例えば長尺物の荷物を車体前後方向に収容できることになる。
図2に示す状態において、車室側からトノボード本体11の下方におけるラゲージルーム15内に収容されている荷物を取り出したい場合には、図3に示すように、ヒンジ軸14を介して分割ボード12を上方に回動すると共に、フラップ22を分割ボード22に対して更に下方に傾斜させることによって、ラゲージルーム15の下方側における車体前方側を開口することになる。
この結果、乗員の手27を延ばせば、ラゲージルーム15の下方側におけるラゲージフロア18上に収容された収容物を取り出すことができると共に、ラゲージルーム15の下方側における車体前方側の開口部を貫通するような長尺物の荷物を立て掛けることによって収容できることになる。
また、図2の状態からヒンジ軸14を中心に、分割ボード13を垂直に屈折させると共にフラップ23を分割ボード13に対して直角に屈折すると、図4に示す状態となり、ラゲージルーム15の後方部分において、背の高い大型の荷物26を車体上下方向に立てかけて収容することができる。
また、図2の状態から、分割ボード12をヒンジ軸14を中心に斜め下方に傾斜させると共に、フラップ22を分割トノボード12に対して水平に折曲すると、図5に示す状態となり、リアシート25の後方におけるラゲージボード11の上方に、破線で示すより大きなスペースが形成されることになる。
そして、上記のように構成する本発明に係る第1の実施の形態においては、例えば、図2に示す両分割ボード12、13或いは図3及び図4に示す分割ボード12における車幅方向端部が、図6に示すように、ラゲージサイドトリム15bの側面近傍まで延在させることができ、トノボード本体11を幅広に形成することができる。
また、例えば、図5に示すフラップ22の車幅方向端部が、図7に示すように、タイヤハウス15cの側面より車体外側に位置して、タイヤハウス15cに載るような状態となって、結果的にタイヤハウス15cに邪魔されずに幅広のものを使用できることになり、これに関連して、上記した幅広のトノボード本体11を使用できることになる。
結果的に、従来のスライドレール9のように、ラゲージルーム15の収容スペースを縮小化せず、収容スペース全体を有効利用することができるものである。
次に、図8及び図9を用いて、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。
図8は本発明に係る第2の実施の形態の一使用状態を示す自動車のラゲージルーム内を概略的に描画した側面図、図9は同じく他の使用状態を示す自動車のラゲージルーム内を概略的に描画した側面図である。
図8及び図9によれば、トノボード本体11を2つの分割ボード12、13で構成した点、上記第1の実施の形態と同じであるが、分割ボード12及び分割ボード13は、それぞれ別のヒンジ軸14a、14bによりラゲージ側壁15aに懸架されると共に、第1のヒンジ軸14aの両端部が両ラゲージ側壁15aにおけるタイヤハウス15cの後端側部対向部位に形成した第1の係合部21aに取外し可能に係合することにより第1のヒンジ軸14aを支持定点として、一方の分割ボード13をラゲージルーム15の上部に懸架すると共に分割ボード13を車体上下方向に屈折可能に構成し、さらに他方の分割ボード12の車体後方側端部に、第2のヒンジ軸14bを連結し、第2のヒンジ軸14bの両端部を、第1の係合部21a近傍における両ラゲージ側壁15aの車体上下方向二箇所に離間した状態で形成した第2の係合部21b、21bに取外し可能に係合して他方の分割ボード12をラゲージ側壁部15aに懸架し、上下2箇所の第2の係合部21b、21bに第2のヒンジ軸14bの両端部をそれぞれ選択的に係合可能に構成するとともに、第2の係合部21b、21bのそれぞれを選択的に支持定点として他方の分割ボード12を車体上下方向に屈折可能に構成した点、相違するものである。
このように構成する第2の実施の形態によれば、例えば、図8に示すように、第1のヒンジ軸14aを中心に、一方の分割ボード13を破線視する状態から垂直に屈曲させ、且つ、フラップ23を一方の分割ボード13に対して直角に折曲して車体後方に延在させることにより、ラゲージルーム15の後方部分において、背の高い大型の荷物を車体上下方向に立てかけて収容することができる。この状態では、第2のヒンジ軸14bは、上方側の第2の係合部21bに係合して、他方の分割トノボード12をラゲージ側壁15aに懸架している。
また、図8に示した状態から、第2のヒンジ軸14bを上方側の係合部21bから下方側の係合部21bに掛け返ることにより、他方の分割ボード12をタイヤハウス15c上に懸架すると共に、他方の分割ボード12に対してフラップ22を上向き傾斜に折曲することにより、図9に示す状態となる。
この結果、フラップ22および他法の分割ボード12の車幅方向端部が、タイヤハウス15cの側面より車体外側に位置して、結果的にタイヤハウス15cに邪魔されずに幅広のものを使用できることになって、従来のスライドレール9のように、ラゲージルーム15の収容スペースを縮小化せず、収容スペース全体を有効利用することができ、これに関連して、トノボード本体11全体を幅広のものを使用できることになると共に、リアシート25の後部におけるラゲージルーム15の前方側を、図8に示す場合より、より高さ方向に広く形成することができることになる。
なお、更に他の実施の形態として、フラップ22や23をさらに他の分割ボードに変えることによって、ラゲージルーム15内の収容スペースの有効利用を図ることができる。
以上説明したように、本発明は、ヒンジ軸の係合部がタイヤハウスの側面より車体外側に位置させることができて、ラゲージルームの収容容積を有効利用できることになると共に、車幅方向に広いトノボード本体を採用でき、しかも、両分割ボードをヒンジ軸を中心に色々な形状に折り畳むことができ、この点から長尺物から短尺物あるいは大型荷物から小型荷物まで、効率よく且つスペースを有効に使用して収容することができるために、ハッチバック車やワンボックス車のような車体後部に荷室(ラゲージルーム)を有する自動車のラゲージルーム上部を覆うように構成された自動車用トノボード装置等に好適である。
本発明に係る第1の実施の形態を採用した自動車を後部側斜めの位置から一部切除した状態で描画した分解斜視図である。 図1におけるトノボード本体の使用態様の1を概略的に描画した側面図である。 図1におけるトノボード本体の使用態様の2を概略的に描画した側面図である。 図1におけるトノボード本体の使用態様の3を概略的に描画した側面図である。 図1におけるトノボード本体の使用態様の4を概略的に描画した側面図である。 図2におけるトノボード本体とラゲージルームのラゲージ側壁との関係を描画した説明図である。 図5におけるトノボード本体とラゲージルームのラゲージ側壁との関係を描画した説明図である。 本発明に係る第2の実施の形態の一使用状態を示す自動車のラゲージルーム内を概略的に描画した側面図である。 同じく他の使用状態を示す自動車のラゲージルーム内を概略的に描画した側面図である。 従来のトノボード装置の一例を採用した自動車のラゲージルーム内を概略的に描画した側面図である。 従来のトノボードの他の例を採用した自動車を後部側斜めの位置から一部切除した状態で描画した分解斜視図である。 図11におけるトノボード本体とラゲージルームのラゲージ側壁との関係を描画した説明図である。
符号の説明
11 トノボード本体
12 分割ボード(他方の分割ボード)
13 分割ボード(一方の分割ボード)
14 ヒンジ軸
14a 第1のヒンジ軸
14b 第2のヒンジ軸
15 ラゲージルーム
15a ラゲージ側壁
15c タイヤハウス
21 係合部
21a 一方の係合部
21b 他方の係合部

Claims (2)

  1. ラゲージルームの上部を覆うように構成した自動車用トノボード装置において、トノボード本体を少なくとも2つの分割ボードで構成し、これら分割ボードの端部同士をヒンジ軸を介して突合せ連結して、前記分割ボードを互いに車体上下方向に屈折可能に構成すると共に、前記ヒンジ軸の両端部が前記ラゲージルームの両ラゲージ側壁におけるタイヤハウス後端側部対向部位に形成した係合部に取外し可能に係合することにより前記ヒンジ軸を支持定点として、前記トノボード本体を前記ラゲージルームの上部に懸架可能に構成したことを特徴とする自動車用トノボード装置。
  2. ラゲージルームの上部を覆うように構成した自動車用トノボード装置において、トノボード本体を少なくとも2つの分割ボードで構成し、一方の分割ボードの車体前方側端部に、第1のヒンジ軸を連結し、該第1のヒンジ軸の両端部が前記ラゲージルームの両ラゲージ側壁におけるタイヤハウス後端側部対向部位に形成した第1の係合部に取外し可能に係合することにより前記ヒンジ軸を支持定点として、前記トノボード本体を前記ラゲージルームの上部に懸架すると共に前記一方の分割ボードを車体上下方向に屈折可能に構成し、さらに前記他方の分割ボードの車体後方側端部に、第2のヒンジ軸を連結し、該第2のヒンジ軸の両端部を、前記第1の係合部近傍における両ラゲージ側壁の少なくともそれぞれ車体上下方向二箇所に離間した状態で形成した第2の係合部に取外し可能に係合して前記他方の分割ボードをラゲージ側壁部に懸架し、前記上下2箇所の第2の係合部に前記第2のヒンジ軸の両端部をそれぞれ選択的に係合可能に構成すると共に、前記第2の係合部のそれぞれを支持定点として選択的に前記他方の分割ボードを車体上下方向に屈折可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の自動車用トノボード装置。
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