JP2006062501A - ヘッドアップディスプレイ - Google Patents

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Yuichi Kondo
雄一 近藤
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Abstract

【課題】 異なる車種に搭載した場合であっても、視認性の良い位置に像を表示することができるヘッドアップディスプレイ(HUD)を提供する。
【解決手段】 HUDの構成を、ケース1の内部に配置された映像を投影する表示器2と、虚像を表示するコンバイナ3と、表示器2から投射された光をコンバイナ3に向けて反射する折り返しミラー4と、HUDの使用時に塵等が入るのを防ぐ防塵カバー5とを有する構成とする。そして、HUDの使用時において折り返しミラー4からコンバイナ3に入射する光6bの光軸と平行な方向に、コンバイナ3を移動させて、所望の高さにコンバイナ3を保持する機構部を有する構成とする。これにより、同じHUDをインストルメントパネルの高さが異なる車種に搭載した場合であっても、コンバイナ3の表示部3aの位置が、適切な表示位置となるように、コンバイナ3の高さをチューニングすることができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、コンバイナを用いて運転者に情報を表示するヘッドアップディスプレイ(以下では、HUDと呼ぶ)に関するものである。
従来、HUDの1つとして、フロントガラスとは別のコンバイナと、表示器とを有する構成のものがある。これは、ハーフミラー等により構成されたコンバイナをインストルメントパネル(ダッシュボード)の上面に配置し、フロントガラスよりも運転者側に位置するこのコンバイナに対して、液晶表示器等の表示器から投射された光を入射させることで、コンバイナに虚像を表示するものである(例えば、特許文献1、2参照)。
さらに、このようなHUDとしては、非使用時ではコンバイナを倒し、使用時ではコンバイナに像が表示されるように、コンバイナを起きあがらせる、いわゆるポップアップタイプのものや、コンバイナが常に起きあがった状態のタイプのものがある。
特開平11−85052号公報 特開平11−91403号公報
ところで、HUDを製造する場合では、車種毎に専用のHUDを製造するよりも、あらゆる車種に対応できるHUDを製造することが好ましい。したがって、製品としては、あらゆる車種に対応できる構造となっていることが望まれる。
しかし、上記した従来のHUDでは、コンバイナの大きさおよび高さは一定である。このため、同じHUDを異なる車種に設置した場合、車種によっては、以下に説明するように、視認性の良い位置に像を表示できないという問題が生じる。
具体的には、車種毎にインストルメントパネルの高さや形状が異なっている。このため、車種毎に、コンバイナの高さが異なり、運転者から見て、像が表示される位置が異なってしまう。したがって、像が表示される位置としては、例えば、運転者の注視点から何度下の位置というように、運転者が表示像を良く視認できる位置であることが必要であるが、車種によっては、像の表示位置がその位置からずれてしまう場合がある。
また、車種毎にステアリングの位置等が異なっている。このため、車種によっては、ステアリングやメータフードで像が隠れてしまい、運転者が像を視認できない場合が生じる。
本発明は、上記点に鑑み、異なる車種に搭載した場合であっても、視認性の良い位置に像を表示することができるヘッドアップディスプレイを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、コンバイナ(3)に入射する光の光軸(6a)と平行な方向に、コンバイナ(3)を移動させる移動手段(11、21、22、23、24、25)を有することを特徴としている。
これにより、光学系を調整することなく、コンバイナのインストルメントパネルからの高さを調整することができる。この結果、異なる車種に搭載した場合であっても、視認性の良い位置に像を表示することができるヘッドアップディスプレイを提供することができる。なお、光軸とは、アイレンジ(7)の中心(7a)と、表示器の表示中心と、コンバイナ等の光学系とによって、決定されるもののうち、コンバイナに直接入射する光の光軸のことである。
請求項2に示すように、例えば、HUDに、コンバイナ(3)を起こした状態や、コンバイナ(3)を倒した状態とするように、コンバイナ(3)を回動させる回動手段(12、13、14、15、16、17)を備えさせることもできる。
このとき、コンバイナを倒した状態で、光軸と平行な方向に移動させた後、コンバイナを倒した状態から起こしたり、請求項3に示すように、回動手段(12、13、14、15、16、17)により、コンバイナ(3)を、倒れた状態から所望の角度まで起こした後、その角度のまま、移動手段(11、21、22、23、24、25)により、光軸(6a)と平行な方向に移動させたりすることができる。
請求項4に記載の発明では、表示器(2)は、表示器(2)からコンバイナ(3)までの光路長を変更できるように、設置位置が変えられるようになっていることを特徴としている。
これにより、コンバイナを光軸と平行な方向に移動させても、表示器からコンバイナまでの光路長を所望の大きさに設定することができる。この結果、車種毎に表示像サイズ等の見栄えが変わってしまうことを抑制できる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
図1〜5に、本発明の第1実施形態におけるHUDの構成を示す。図1は、非使用時におけるHUDの側面図であり、図5は、使用時におけるHUDの側面図であり、図2〜4は、非使用時から使用時に至るまでの各段階におけるHUDの側面図である。
本実施形態のHUDは、いわゆるポップアップ式のHUDであり、例えば、インストルメントパネルの上面に設けられた凹部に埋め込むように設置される。なお、各図の右側が運転者側であり、左側が車両の前方側である。
HUDは、各図に示すように、ケース1と、シャッター1a、1bと、表示器2と、フロントガラスとは別のコンバイナ3と、折り返しミラー4と、防塵カバー5とを備えている。
ケース1は、直方体の箱であり、図1に示すように、HUDの非使用時に、表示器2、コンバイナ3、折り返しミラー4、防塵カバー5を収納するものである。ケース1は、例えば、ケース1の上面と、インストルメントパネルの上面とが一致するように、配置される。
シャッター1a、1bは、ケース1の上面に設けられており、図1に示すように、非使用時では、ケース1の蓋をし、図5に示すように、使用時では、図示しない可動機構部によって、開くようになっている。シャッター1a、1bは、遮光性のものである。
表示器2は表示像を映し出すものであり、例えば、液晶表示器が用いられる。表示器2は、図1に示すように、ケース1の底面に設置されており、取り付けピン2a等により固定されている。取り付けピン2aは、ケース1に設けられた穴1cに差し込むようになっており、ケース1の複数の位置に穴1cが設けられている。
これにより、表示器2からコンバイナ3までの光路長を変更できるように、表示器2の固定位置が変えられるようになっている。なお、この固定位置の可変方向は、表示器2から投射される光(後述する図5中の光6a)の光軸と平行な方向である。
コンバイナ3は、フロントガラスよりも運転者側に位置し、表示器2から投射された光が入射されることで、虚像を表示するものである。コンバイナ3は、像を表示する表示部3aと、表示部3aを支持する支持部3bとを有している。表示部3aは、ハーフミラー(凹面鏡)となっている。表示部3aおよび支持部3bは、透明な樹脂により一体的に形成されている。なお、コンバイナ3としては、表示部3aおよび支持部3bがはじめから一体成形されたものや、別々に形成された表示部3aおよび支持部3bを貼り合わせたものとを用いることができる。
また、図1に示すように、コンバイナ3は、非使用時では、倒れた状態でケース1に収納される。このとき、表示部3aの表示面は略水平となっている。また、コンバイナ3は、図5に示すように、使用時では、後述する図示しない可動機構部によって、倒れた状態から起き上がるようになっている。
折り返しミラー4は、光路を折り返すためのものであり、ケース1の底面に設置されている。本実施形態では、図5に示すように、表示器2から水平方向(図中左右方向)に投射された光(映像)を、折り返しミラー4が、上方向に反射させて、反射させた光をコンバイナ3に入射させるように配置されている。また、折り返しミラー4は、後述する図示しない可動機構部によって、前後(図中左右方向)に移動可能となっている。
防塵カバー5は、図5に示すように、コンバイナ3が起きあがった状態のときに、ケース1内に埃やゴミなどが入るのを防ぐものである。防塵カバー5は、非使用時では、図1に示すように、ケース1の内部に収納され、使用時では、図5に示すように、後述する図示しない可動機構部によってケース1の上面上に位置する。
また、防塵カバー5は、図5に示すように、表示器2からの光が透過する面5aと、透過しない面5bと、三角形状の側面5cとを有している。表示器2からの光が透過する面5aは透明であり、透過しない面5bは不透明となっている。これらの面5a、5bは、例えば、アクリルなどのあらかじめ透明な材料で一体に成型され、表示器2からの光が透過しない面5bが黒色に塗装されることで形成される。透過しない面5bが不透明なのは、外光が折り返しミラー4で反射して、運転者の目に入ることを防ぐためである。
また、防塵カバー5は、図5に示すように、透明な面5aと、不透明な面5bとにより、山型形状となっている。すなわち、表示器2からの光が透過する面5aは、水平方向に対して斜めになっている。これは、外光が防塵カバー5に反射して、運転者の目に入ることを防ぐためである。
また、HUDは、図示しないが、上記した各可動機構部を制御するための制御部を有している。HUDは、この制御部により、各可動機構部が制御されることで、以下のように作動する。
まず、図2に示すように、シャッター1a、1bが開く。これにより、ケース1の上面に、コンバイナ3と防塵カバー5とをせり上げるための開口部が形成される。このとき、シャッター1aは起き上がった状態で保持される。HUDの使用時において、外光が防塵カバー5に反射して、運転者の目に入るのを防ぐためである。
その後、図3に示すように、開口部からコンバイナ3が起き上がり、所望の角度になる。この所望の角度とは、コンバイナ3に表示される虚像を運転者が視認できる角度である。
続いて、図4に示すように、コンバイナ3が上昇する。この上昇方向は、HUDの使用時において、コンバイナ3に入射する光(後述する折り返しミラー4で反射された表示器2からの光6b)の光軸上、すなわち、光軸方向と平行な方向である。また、上昇する高さは、表示部3aの位置が、表示像の視認性の良い位置となるように、車種毎にあらかじめ設定されている。なお、図示しないが、上昇する高さに応じて、表示器2の固定位置が設定されている。
その後、図5に示すように、防塵カバー5が開口部からせり上げられる。このようにして、HUDが使用状態となる。
HUDの使用時では、表示器2から、車両の前方(図中左方向)に向かって、光(映像)6aが投射される。そして、その光6aは、折り返しミラー4で上方向に反射されて、その反射光6bがコンバイナ3の表示部3aに入射する。表示部3aで反射した反射光6cが運転者の目に入るようになっている。
これにより、運転者は、コンバイナ3の表示部3aで、反射光6cの進む方向の延長線上に、前方の景色と重ねて、表示器2から投影された種々の情報の表示を視認することができる。なお、上記した光6a、6b、6cの進む方向(光軸)は、アイレンジ7の中心7aと、表示器2の表示中心と、コンバイナ3、折り返しミラー4とによって、決定されるものである。アイレンジ7は、一般的な運転者の目が位置する範囲のことであり、アイレンジの中心7aは標準的な運転者の目の高さに相当する。アイレンジは、車両のシートの高さで定まるものである。
また、運転者の目の高さが標準よりも低かったり、高かったりする場合では、運転者の視域を満足するために、運転者の目の高さに応じて、図5中の破線で示すように、折り返しミラー4が平行移動する。
次に、上記した作動を可能とする各可動機構部の構造について説明する。図6にコンバイナ3の可動機構部の側面図を示す。上記したように、コンバイナ3の動作としては、「コンバイナ3が起き上がり、所望の角度になる第1の動作」と、「所望の角度に起き上がっているコンバイナ3が上昇する第2の動作」とがある。
そこで、まず、第1の動作を実現するための第1の機構部について説明する。この第1の機構部が本発明の回動手段に相当する。図に示すように、第1の機構部は、ハウジング11と、モータ12と、減速ギヤ13と、回転中心軸14と、コンバイナ側ギヤ15とを有している。
ハウジング11は、その内側に、モータ12と、減速ギヤ13と、回転中心軸14とがマウントされている。モータ12はコンバイナ3を回動させるためのものである。ハウジング11は樹脂や金属等により構成される。
減速ギヤ13はモータ12の回転を減速させるためのものである。なお、本実施形態では、減速ギヤ13を2つ用いているが、減速ギヤ13の数を他の数とすることもできる。
回転中心軸14は、コンバイナ3の支持部3bに設けられており、コンバイナ3を回動させるときに中心となる軸である。コンバイナ側ギヤ15は減速ギヤ13からの動力をコンバイナ3に伝えるものであり、コンバイナ3の支持部3bと一体となっている。なお、コンバイナ側ギヤ15としては、コンバイナ側ギヤ15と支持部3bとがはじめから一体成形されたものや、支持部3bと別に形成されたものを支持部3bに貼り合わせたものを用いることができる。
また、ハウジング11内には、コンバイナ3が起き上がったときに、コンバイナ3の回動を停止させる停止部16とリミットスイッチ17とが設けられている。
このような構成の第1の機構部では、モータ12が回転するとその動力が減速ギヤ13とコンバイナ側ギヤ15とを介してコンバイナ3に伝達する。これにより、回転中心軸14を中心にして、コンバイナ3を回動させ、コンバイナ3を倒れている状態から所望の角度にまで起き上がらせることができる。
次に、第2の動作を実現するための第2の機構部について説明する。この第2の機構部が本発明の移動手段に相当する。第2の機構部は、ハウジング11と、モータ21と、減速ギヤ22と、送りねじ23と、案内ガイド24と、案内用ピン25とを有している。
モータ21はハウジング11全体を上昇させるための動力源である。減速ギヤ22はモータ21の回転を減速させるためのものである。送りねじ23は、直接、ハウジング11全体を上昇させるものである。
案内ガイド24は、ハウジング11の上昇方向を定めるものであり、ケース1の内側に設けられている。案内ガイド24は、直線状であり、HUDの使用時において、コンバイナ3に入射する光6bの光軸と平行な方向に延びている。案内用ピン25はハウジング11に設けられており、案内ガイド24に沿ってハウジング11が移動するためのピンである。
このような構成の第2の機構部では、モータ21が回転するとその動力が減速ギヤ22を伝達し、送りねじ23が回転する。この結果、送りねじ23の動作に連動して、ハウジング11全体が、案内ガイド24に沿って、移動し、図示しないリミットスイッチにより、所望の位置で停止する。
これにより、ハウジング11にマウントされているコンバイナ3を、コンバイナ3に入射する光6bの光軸と平行な方向に移動させることができる。
図7にシャッター1a、1bの可動機構部と防塵カバー5の可動機構部の側面図を示す。まず、シャッター1aの可動機構部について説明する。この可動機構部は、シャッター1aの可動動力源としてのモータ31と、減速ギヤ32と、シャッター1a側のギヤ33と、シャッター1aを回転させる際の軸となる回転軸34とを有している。
モータ31、減速ギヤ32、回転軸34は、ケース1の内部にマウントされている。シャッター1a側のギヤ33は、シャッター1aの支持部35のシャッター1aから離れた側の端部に位置し、シャッター1aと一体である。回転軸34は、支持部35に設けられている。
このような構成のシャッター1aの可動機構部では、モータ31が回転すると、その動力が減速ギヤ32、シャッター1a側のギヤ33を伝達する。これにより、シャッター1aが回転軸34を中心として、反時計回りに回転することで、シャッター1aが開く。このとき、シャッター1aが所定の位置に達したときに、リミットスイッチ36により、シャッター1aの可動が停止する。
次に、シャッター1bの可動機構部について説明する。この可動機構部は、シャッター1bの可動動力源としてのモータ41と、減速ギヤ42と、シャッター1b側のギヤ43と、シャッター1bを回転させる際の軸となる回転軸44とを有している。
モータ41、減速ギヤ42、回転軸44は、ケース1の内部にマウントされている。シャッター1b側のギヤ43は、シャッター1bの端部に位置し、シャッター1bと一体である。回転軸44は、シャッター1bの端部近傍に設けられている。
このような構成により、シャッター1bは、回転軸44を中心として、時計回りに回転することで、開くようになっており、図示しないリミットスイッチや回転のカウンターを制御することで、所定の位置で止まるようになっている。
次に、防塵カバー5の可動機構部について説明する。この可動機構部は、防塵カバー5の可動動力源としてのモータ51と、減速ギヤ52と、防塵カバー5側のギヤ53と、防塵カバー5を回転させる際の軸となる回転軸54とを有している。
モータ51、減速ギヤ52、回転軸54は、ケース1の内部にマウントされている。防塵カバー5側のギヤ53は、防塵カバー5の透明な面5aの端部に位置し、防塵カバー5と一体である。回転軸54も、透明な面5aの端部に設けられている。
このような構成により、モータ51が回転すると、動力が減速ギヤ52、防塵カバー5側のギヤ53を伝達して、防塵カバー5が回転軸54を中心に回転し、リミットスイッチ55が所定の位置に達すると回転が停止する。これにより、非使用時には、ケース1内に収納されていた防塵カバー5が、使用時では、所望の位置までせり上がるようになっている。
図8に、折り返しミラー4の可動機構部の側面図を示す。折り返しミラー4の可動機構部は、ハウジング61と、送りねじ62と、折り返しミラー4を稼働させるためのモータ63と、減速ギヤ64と、案内ガイド65と、ガイド用ピン66とを有している。
送りねじ62と、折り返しミラー4を稼働させるためのモータ63と、減速ギヤ64と、案内ガイド65とは、ケース1の内部にマウントされている。
ハウジング61は折り返しミラー4を保持するためのものである。送りねじ62および案内ガイド65は、折り返しミラー4とハウジング61とを直線動作させるためのものである。送りねじ62および案内ガイド65は、折り返しミラー4と表示器2との距離を短くしたり長くしたりする方向(折り返しミラー4から表示器2に向かう方向)と平行である。ガイド用ピン66は、ハウジング61に設けられており、ハウジング61が案内ガイド65に沿って移動するためのピンである。
このような構成により、モータ63が回転すると、減速ギヤ64を伝達して、送りねじ62が回転する。これにより、折り返しミラー4がハウジング61ごと、図中左右方向に平行移動するようになっている。
本実施形態では、上記したように、HUDは、使用時において折り返しミラー4からコンバイナ3に入射する光6bの光軸と平行な方向に、コンバイナ3を移動させて、所望の位置にコンバイナ3を保持する第2の機構部を有している。
これにより、折り返しミラー4で反射した光6bがコンバイナ3に入射する状態でコンバイナ3を移動させることができ、折り返しミラー4などの光学系の調整をしなくても、コンバイナ3のインストルメントパネルからの高さを調整することができる。この結果、同じHUDをインストルメントパネルの高さが異なる車種に搭載した場合であっても、コンバイナ3の表示部3aの位置が、適切な表示位置となるように、コンバイナ3の高さをチューニングすることができる。
したがって、本実施形態によれば、同じHUDを異なる車種に搭載した場合であっても、視認性の良い位置に像を表示することができるヘッドアップディスプレイを提供することができる。
また、本実施形態では、上記したように、ケース1内における表示器2の設置位置が、表示器2から投射される光6aの光軸と平行な方向に、変更できるようになっている。
第2の機構部により、コンバイナ3の高さを調整した場合では、表示器2から折り返しミラー4を介してコンバイナ3まで進む光6a、6bの光路長が変わる。運転者はコンバイナ3で拡大される像を視認するが、この像の拡大率は、光路長によって決まる。このため、光路長が変わってしまうと、コンバイナ3に表示される像の大きさが変わってしまう。
そこで、本実施形態によれば、コンバイナ3の高さを調整した場合に、表示器2の設置位置を移動させることで、光路長を変更させて、コンバイナ3に表示される像の大きさが変わってしまうのを抑制することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、HUDが防塵カバー5を有する場合を例として説明したが、防塵カバー5を有しない構造とすることもできる。図9、10、11に、本実施形態におけるHUDの断面図を示す。図9〜11に示すHUDは、図1〜5に示すHUDに対して、防塵カバー5を省略したものであり、他の構成は図1〜5に示すHUDと同じである。
非使用時では、図9に示すように、ケース1の内部に、第1実施形態と同様に、コンバイナ3が収納されている。
そして、使用時では、まず、図10に示すように、第1実施形態と同様に、シャッター1a、1bが開いた後、コンバイナ3が起き上がり、図11に示すように、コンバイナ3が上昇する。
本実施形態では、コンバイナ3が上昇した後、図11に示すように、シャッター1bが開いた状態から、少し、戻って、所定の位置で停止するようになっている。
これにより、第1実施形態での防塵カバー5の不透明な面5bの代わりに、外光が折り返しミラー4に反射して、運転者の目に入るのを防ぐことができる。
(他の実施形態)
(1)上記した各実施形態では、図6に示すように、第2機構部のモータ21、減速ギヤ22、送りねじ23、案内ガイド24をケース1にマウントする場合を例として説明したが、これらを専用のハウジングにマウントして、その専用のハウジングをケース1の内部にマウントすることもできる。
(2)上記した各実施形態では、HUDが非使用状態から使用状態になる場合において、コンバイナ3が、コンバイナ3が倒れた状態から所望の角度まで起き上がる第1の動作をした後、所望の角度のまま、コンバイナ3に入射する光6bの光軸と平行な方向に、コンバイナ3が移動する第2の動作を行う場合を例として説明した。
しかし、HUDが非使用状態から使用状態になる場合においては、コンバイナ3が、第2の動作をした後、第1の動作を行うようにすることもできる。すなわち、使用時において折り返しミラー4からコンバイナ3に入射する光6bの光軸と平行な方向に、コンバイナ3が倒れた状態のまま、コンバイナ3が上昇した後、コンバイナ3が所望の角度まで起き上がるようにすることもできる。
(3)上記した各実施形態では、コンバイナ3の第2の機構部において、送りねじ23を用いる場合を例として説明したが、送りねじ23の代わりに、ラックピニオン等の他の平行移動機構を用いることもできる。
(4)上記した各実施形態では、各構成部をケース1の内部に保持する場合を例として説明したが、ケース1の代わりに、天井板に各構成部を保持させることもできる。
(5)上記した各実施形態では、折り返しミラー4を用いる場合を例として説明したが、折り返しミラー4を省略することもできる。この場合、例えば、折り返しミラー4の位置に表示器2を配置する。
(6)上記した各実施形態では、コンバイナ3が倒れた状態から起き上がる、いわゆるポップアップタイプのHUDを例として説明したが、コンバイナ3が常に起き上がった状態に固定されているタイプのHUDに対しても、本発明を適用することができる。
本発明の第1実施形態における非使用時のヘッドアップディスプレイの断面図である。 図1のヘッドアップディスプレイが使用状態になる前段階における断面図である。 図1のヘッドアップディスプレイが使用状態になる前段階における断面図である。 図1のヘッドアップディスプレイが使用状態になる前段階における断面図である。 図1のヘッドアップディスプレイが使用状態になったときの断面図である。 コンバイナ3の可動機構部の側面図である。 シャッター1a、1bの可動機構部と防塵カバー5の可動機構部の側面図である。 折り返しミラー4の可動機構部の側面図である。 本発明の第2実施形態における非使用時のヘッドアップディスプレイの断面図である。 図9のヘッドアップディスプレイが使用状態になる前段階における断面図である。 図9のヘッドアップディスプレイが使用状態になったときの断面図である。
符号の説明
1…ケース、2…表示器、
3…コンバイナ、3a…表示部、3b…支持部、
4…折り返しミラー、5…防塵カバー、
6a、6b、6c…光軸、
11、61…ハウジング、
12、21、31、41、51、63…モータ、
13、22、32、42、52、64…減速ギヤ、
14、34、44、54…回転中心軸、
15…コンバイナ側ギヤ、
23、62…送りねじ、
24、65…案内ガイド、
25、66…案内用ピン、
33…シャッター1a側のギヤ、
43…シャッター1b側のギヤ、
53…防塵カバー5側のギヤ。

Claims (4)

  1. 光を投射する表示器(2)と、
    車両のフロントガラスよりも運転者側に配置され、前記光が入射されることで、虚像を表示するコンバイナ(3)とを備えるヘッドアップディスプレイにおいて、
    前記コンバイナ(3)に入射する前記光の光軸(6a)と平行な方向に、前記コンバイナ(3)を移動させる移動手段(11、21、22、23、24、25)を有することを特徴とするヘッドアップディスプレイ
  2. 前記コンバイナ(3)を起こした状態や、前記コンバイナ(3)を倒した状態とするように、前記コンバイナ(3)を回動させる回動手段(12、13、14、15、16、17)を有することを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
  3. 前記コンバイナ(3)は、前記回動手段(12、13、14、15、16、17)により、倒れた状態から前記角度まで起こされた後、前記角度のまま、前記移動手段(11、21、22、23、24、25)により、前記光軸(6a)と平行な方向に移動させられるようになっていることを特徴とする請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ。
  4. 前記表示器(2)は、前記表示器(2)から前記コンバイナ(3)までの光路長を変更できるように、設置位置が変えられるようになっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のヘッドアップディスプレイ。


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