JP2006057513A - アイドルストップ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動系保護のためにアイドルストップの解除を禁止しているときに、ブレーキ踏力に対するアシスト力を回復させる。
【解決手段】
本発明は、アイドルストップ中に無段変速機(2)への供給油圧が低下してアイドルストップの解除を禁止しているときに、車速が所定値以上で、かつマスタバック負圧が所定値以下となったら、アイドルストップを解除してエンジン(1)を始動させることを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】
本発明は、アイドルストップ中に無段変速機(2)への供給油圧が低下してアイドルストップの解除を禁止しているときに、車速が所定値以上で、かつマスタバック負圧が所定値以下となったら、アイドルストップを解除してエンジン(1)を始動させることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、アイドルストップ制御装置に関するものである。
アイドルストップ車両は、車両停止時にエンジンを停止し、発進時にエンジンを再始動するように制御することで燃費を向上させることができる。
また、ベルト式CVT(Continuously Variable Transmission)はスチールベルトと一対のプーリとを備えており、スチールベルトは各プーリに巻き掛けられる。各プーリはオイルポンプから圧送される油圧(CVT油圧)によってスチールベルトを挟持しながら、その溝幅を変化させることで変速比を変化させている。CVT油圧が不足するとプーリがスチールベルトを挟持する力が低下するので、スチールベルトとプーリとの間に滑りを生じるおそれがある。したがって、十分な油圧を確保することが重要である。
しかし、ベルト式CVTを搭載したアイドルストップ車両では、アイドルストップ時にエンジンの停止によってCVT油圧を確保することができなくなる。
そこで、エンジンによって駆動するCVTオイルポンプに加えて、電動のCVTサブオイルポンプを備えることでアイドルストップ時にCVT油圧を確保する技術が特許文献1に記載されている。
特開2002−115755号公報
しかし、上記従来技術のようにCVTサブオイルポンプを搭載した車両においても、CVTサブオイルポンプの故障、コントロールバルブの故障又はCVTオイルの油温過大などによりCVT油圧を確保することができなくなることがある。このような状況でエンジンを再始動させると、プーリの挟持力が不足してスチールベルトとプーリとの間に滑りを生じてスチールベルトの耐久性の低下を招くおそれがある。
そこで、CVT油圧が低下した場合には、スチールベルトを保護するためにエンジンを再始動しない、すなわちアイドルストップの解除を禁止するように制御する。
しかしながら、車両が登坂路などでアイドルストップ中にこのような制御が行われると、ブレーキが緩んで車両が動き出した場合などでもエンジンを再始動することができない。エンジン停止中はマスタバック負圧を発生させることができないので、この状態でブレーキの踏み直しなどによってマスタバック負圧が消費されるとブレーキのアシスト力が不足するおそれがある。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、駆動系保護のためにアイドルストップの解除を禁止しているときであっても、ブレーキ踏力のアシスト力を発生させるためにアイドルストップを解除させることができるアイドルストップ制御装置を提供することを目的としている。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、エンジン(1)の駆動力を変速して伝達するベルト式無段変速機(2)と、車速を検出する車速検出手段(13)と、ブレーキにアシスト力を与えるマスタバック負圧を検出するマスタバック負圧検出手段(14)と、車両の運転条件に基づいてアイドルストップを実施又は解除するアイドルストップ制御手段(S104、S108)と、アイドルストップ中に、電力によって駆動され、ベルト式無段変速機(2)に油圧を供給する油圧供給手段(4)と、アイドルストップ中であって、油圧供給手段の発生油圧が所定値以下のとき、アイドルストップを解除することを禁止するアイドルストップ解除禁止手段(S201)と、アイドルストップの解除が禁止されているときに、車速が所定値以上で、かつマスタバック負圧が所定値以下であるとき、アイドルストップを解除してエンジン(1)を始動させるアイドルストップ強制解除手段(S206)とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、アイドルストップ中にベルト式無段変速機への供給油圧が不足して、駆動系保護のためにエンジンの再始動を禁止しているときであっても、車速が発生し、かつマスタバック負圧が低下してブレーキのアシスト力が不足したときは、エンジンを再始動させるように制御する。これにより、即座にマスタバック負圧が回復してブレーキのアシスト力を確保することができるので、車両の安全性を向上させることができる。
以下では図面等を参照して本発明の実施の形態について詳しく説明する。
図1は、本発明によるアイドルストップ制御装置を示すシステム構成図である。本装置は、エンジン1と、ベルト式無段変速機(CVT)2と、CVTオイルポンプ3と、CVTサブオイルポンプ4と、エンジンコントロールモジュール(ECM)5とを備えている。
エンジン1は、ECM5によって停止及び始動を制御されており、ドライバーのキー操作による始動の場合にはスタータモータ6によって始動され、アイドルストップ状態からの再始動の場合にはSSGモータ(Separated starter generator motor)7によって始動される。エンジン1の駆動力は、トルクコンバータ8を介してCVT2へと伝達されて運転状況に応じて変速される。
CVT2は、エンジン1の駆動力を運転状況に応じて無段階に変速することができる無段変速機である。CVT2は、プライマリプーリと、セカンダリプーリと、スチールベルトとを備えている。プライマリプーリ及びセカンダリプーリはCVTオイルポンプ3から圧送される油圧によって溝幅が変化する。スチールベルトはプライマリプーリ及びセカンダリプーリに巻き掛けられ、各プーリの溝幅に応じてプーリ接触半径が変化することで変速比を変化させる。CVT2の変速比はECM5からの信号に応じてCVT/CU9によって制御される。
CVTオイルポンプ3は、エンジン1の駆動力によって加圧したオイルをCVT2のプライマリプーリ及びセカンダリプーリに対して圧送する。
CVTサブオイルポンプ4は、電力によって駆動することで加圧したオイルをCVT2のプライマリプーリ及びセカンダリプーリに対して圧送する油圧供給手段である。CVTサブオイルポンプ4は、エンジン1の停止によってCVTオイルポンプ3が駆動できないときに代わって駆動される。
ECM5は、エンジン1と、CVTサブオイルポンプ4と、CVTコントロールユニット(CVT/CU)9と、モータコントローラ10と、バッテリコントローラ11とを制御する。CVT/CU9はCVT2の制御及びCVT油圧の検出を行う。モータコントローラ10はSSGモータ7を制御する。バッテリコントローラ11は、スタータモータ6及びSSGモータ7に電力を供給するバッテリ12の充放電状態を制御する。また、ECM5は車速検出手段である車速センサ13によって検出された車速と、マスタバック負圧検出手段であるマスタバック負圧センサ14によって検出されたマスタバック負圧と、CVT/CU9から送信されたCVT油圧とに基づいて本発明のアイドルストップ制御を行う。
次に、ECM5で行うアイドルストップ制御について図2を参照しながら説明する。図2はアイドルストップ制御装置の本実施形態における制御を示したフローチャートであり、所定時間(例えば10ms)ごとに繰り返し行われる。
ステップS101では、アイドルストップ条件が成立しているか否かを判定する。アイドルストップ条件とは、例えばエンジン水温及びブレーキ油圧が所定値以上、車速およびアクセル開度が所定値以下、並びにエンジン回転速度がアイドル回転速度と等しいなどの条件である。アイドルストップ条件が成立していると判定されたときはステップS102へ進み、アイドルストップ条件不成立のときは処理を終了する。
ステップS102では、CVTサブオイルポンプ4を始動させる。
ステップS103では、ステップS101においてアイドルストップ条件が成立してから規定時間経過したか否かを判定する。規定時間経過後であればステップS104へ進み、規定時間経過前であれば処理を終了する。ここで、規定時間とはCVTサブオイルポンプ4が作動を開始してから、CVTオイルポンプ3に代わって油圧を十分に供給できるようになるまでに要する時間であり、予め実験などによって求めておく。
ステップS104では、アイドルストップを実施する。アイドルストップはECM5から燃料噴射弁に対して燃料停止要求を送信して燃料噴射を止めることで行う。アイドルストップの実施によってエンジン1が停止してCVTオイルポンプ3の作動が停止する。
ステップS105では、CVT油圧を読み込む。CVT油圧はCVT/CU9によって検出される。
ステップS106では、CVT油圧がCVT所定圧より低いか否かを判定する。CVT油圧がCVT所定圧より低ければステップS200へ進み、CVT油圧がCVT所定圧以上であればステップS107へ進む。ここで、CVT所定圧はプライマリプーリ及びセカンダリプーリを適切に制御するために必要な油圧の最小値であり、予め実験などによって求めておく。
ステップS107では、アイドルストップ条件を再度判定して不成立となったか否かを判定する。アイドルストップ条件が不成立となったのであればステップS108へ進み、アイドルストップ条件が成立したままであれば処理を終了する。
ステップS108では、アイドルストップ解除命令に従ってSSGモータ7によってエンジン1を始動する。エンジン1の始動によってCVTオイルポンプ4の作動が開始される。
ステップS109では、CVTサブオイルポンプ4を停止させて処理を終了する。
次にステップS200で行うCVT油圧異常時制御について図3を用いて説明する。図3は、CVT油圧異常時の制御を示したフローチャートである。
ステップS201では、アイドルストップの解除を禁止するように設定する。ここで、アイドルストップの解除とはアイドルストップ条件が不成立になったときにSSGモータ7によってエンジン1を始動させることである。このようにアイドルストップの解除を禁止することで、CVT油圧低下時のスチールベルトの耐久性の低下を防止することができる。
ステップS202では、車速及びマスタバック負圧を読み込む。車速は車速センサ13から読み込み、マスタバック負圧はマスタバック負圧センサ14から読み込む。
ステップS203では、車速が所定値より大きいか否かを判定する。車速が所定値より大きければステップS204へ進み、車速が所定値以下であればステップS209へ進む。ここで、所定値とは車両が発進したか否かを判定するための微小な速度であり、予め実験などによって求めておく。
ステップS204では、マスタバック負圧がマスタバック所定圧より低いか否かを判定する。マスタバック負圧がマスタバック所定圧より低ければステップS205へ進み、マスタバック負圧がマスタバック所定圧以上であればステップS209へ進む。ここで、マスタバック所定圧とはドライバーのブレーキ踏力に対して十分なアシスト力を発生させることができるマスタバック負圧の最低値であり、予め実験などによって求めておく。
ステップS205では、スロットルバルブを閉じる。
ステップS206では、SSGモータ7によってエンジン1を始動させる。エンジンの始動によってCVTオイルポンプ3が作動を開始するのでCVT油圧は回復する。
ステップS207では、CVTサブオイルポンプ4を停止させる。
ステップS208では、アイドルストップを禁止するように設定して処理を終了する。
ステップS209では、警告灯を点灯させてドライバーに対してキー操作によるエンジン始動を促して処理を終了する。ステップS201においてSSGモータ7によるエンジン始動を禁止されているので、ドライバーはシフトレバーをP又はNレンジに操作してキーをオンにすることでエンジン1を始動させる必要がある。このときエンジン1はスタータモータ6によって始動される。ここで、SSGモータ7による始動ではなくドライバーのキー操作による始動としたのは、ステップS106においてCVT油圧がCVT所定圧より低いと判定されたので、エンジン始動と同時にCVT2のスチールベルトにエンジントルクが付加されてスチールベルトの耐久性が低下するのを防止するためである。ドライバーのキー操作による始動であれば、シフトレバーはP又はNレンジにあるのでエンジンが始動してCVTオイルポンプ3が作動してからCVT2に駆動力が伝達されることとなり、スチールベルトを含む駆動系の耐久性の低下を防止することができる。
以上の制御をまとめて作用を説明する。なお、理解を容易にするために図2、3のフローチャートに対応する符号を括弧内に示した。アイドルストップ条件が成立しているか否かを判定して(S101)、成立していればCVTサブオイルポンプ4を始動する(S102)。その後、規定時間が経過してからアイドルストップを実施する(S103、S104)。すなわち、燃料噴射をストップしてエンジン1を停止させる。CVT油圧を読み込んでCVT所定圧より低いか否かを判定する(S105、S106)。CVT油圧がCVT所定圧以上であれば、アイドルストップ条件が不成立となったときにSSGモータ7によってエンジン1を始動させてCVTオイルポンプ3を停止させる(S107、S108、S109)。
CVT油圧がCVT所定圧より低いか否かを判定して(S106)、CVT油圧がCVT所定圧より低くなったときアイドルストップの解除を禁止する(S201)。車速とマスタバック負圧を読み込んで(S202)、車速が所定値より大きいか否か、マスタバック負圧がマスタバック所定圧より低いか否かを判定する(S203、S204)。車速が所定値より大きくかつマスタバック負圧が所定圧より小さければスロットルバルブを閉じてSSGモータ7によってエンジン1を始動する(S205、S206)。エンジン始動後にCVTサブオイルポンプ4を停止させてアイドルストップの禁止を設定する(S207、S208)。
車速が所定値以下、又はマスタバック負圧が所定圧以上であれば(S203、S204)、ドライバーに対してキー操作によるエンジン始動を行うように警告灯を点灯させて通知する(S209)。
次に本実施形態の内容について図4を用いて説明する。図4はアイドルストップ制御時の車両の状態を示したタイムチャートである。図4(A)はエンジン始動要求、図4(B)はエンジン運転状態、図4(C)はアイドルストップ禁止フラグ、図4(D)はアイドルストップ解除禁止フラグ、図4(E)は油圧異常フラグ、図4(F)はCVT油圧、図4(G)はブレーキ油圧、図4(H)はマスタバック負圧、図4(I)は車速をそれぞれ示している。なお、理解を容易にするために図2、3のフローチャートに対応する符号を括弧内に示した。
アイドルストップ状態でエンジン1が停止しているときに、CVTサブオイルポンプ4の故障などによってCVT油圧が低下する。時刻t1においてCVT油圧がCVT所定圧より低くなると(図4(F);S106でY)、アイドルストップの解除が禁止され(S201)、SSGモータ7によるエンジン再始動が禁止される(図4(D))。また、このとき車速は所定値以下であるので(図4(I);S203)ドライバーに対してキー操作による始動を促すように警告灯を点灯させる(S209)。このように、CVT油圧がCVT所定圧より低い間は油圧異常フラグがONとなってCVT油圧異常時制御が行われる(図4(E);S200)。
その後、ドライバーのブレーキ踏力の減少によってブレーキ油圧が低下して、時刻t2においてアイドルストップ条件が不成立となることによりエンジン始動要求がONとなってもエンジン1は始動させない(図4(A)、(G))。
その後、ドライバーがブレーキを踏み直すことでブレーキ踏力に対するアシスト力として働いているマスタバック負圧が消費され、エンジン1からの負圧供給がないのでマスタバック負圧はさらに低下する(図4(H))。マスタバック負圧が低下するとドライバーのブレーキ踏力に対するアシスト力が働かなくなるのでブレーキ油圧が低下して時刻t3において車両が動き始める(図4(G)、(H)、(I))。
車速が増加して時刻t4において所定値を超えた時(図4(I);S203でY)、マスタバック負圧はマスタバック所定圧より低いので(図4(H);S204でY)、スロットルバルブを閉じてSSGモータ7によってエンジン1を始動する(図4(A)、(B);S205、S206)。エンジン1が始動したことによりCVTオイルポンプ3が作動を開始するので、CVTサブオイルポンプ3の作動を停止してアイドルストップ状態となることを禁止する(S207、S208)。
その後、エンジン1の作動によってCVT油圧が回復し(図4(F))、さらにマスタバック負圧が供給されドライバーのブレーキ踏力に対するアシスト力が増加するので、車速は低下して車両を停止させることができる(図4(G)、(H)、(I))。
以上のように本実施形態ではアイドルストップ中であってCVT油圧が低下したときに、CVT2のスチールベルトを含む駆動系の耐久性の低下を防止するためにSSGモータ7によるエンジン再始動を禁止しているときであっても、マスタバック負圧が不足して車両が動き出したときにはSSGモータ7によってエンジン1を始動してマスタバック負圧を発生させる。これにより、登坂路などで車両が動き出したときには即座にマスタバック負圧が確保されブレーキ力をアシストして車両を停車させることができるので車両の安全性、信頼性を向上させることができる。
また、マスタバック負圧が低下したことによりエンジン1を始動させるときはスロットルバルブを閉じてから始動するので、エンジン1の始動によってCVT油圧が回復するまでエンジン1の発生トルクを抑えることができて、CVT2のスチールベルトを含む駆動系の耐久性の低下を抑制することができる。
さらに、マスタバック負圧が低下したことによりエンジン1を始動させた後に、アイドルストップ状態になることを禁止するので、再度アイドルストップ状態となってCVT油圧が低下してCVT2のスチールベルトを含む駆動系の耐久性の低下を防止することができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明と均等であることは明白である。
1 エンジン
2 ベルト式無段変速機(CVT)
3 CVTオイルポンプ
4 CVTサブオイルポンプ(油圧供給手段)
5 エンジンコントロールモジュール(ECM)
6 スタータモータ
7 SSGモータ
8 トルクコンバータ
9 CVTコントロールユニット
10 モータコントローラ
11 バッテリコントローラ
12 バッテリ
13 車速センサ(車速検出手段)
14 マスタバック負圧センサ(マスタバック負圧検出手段)
S104 アイドルストップ制御手段
S108 アイドルストップ制御手段
S201 アイドルストップ解除禁止手段
S205 バルブ開度調節手段
S206 アイドルストップ強制解除手段
2 ベルト式無段変速機(CVT)
3 CVTオイルポンプ
4 CVTサブオイルポンプ(油圧供給手段)
5 エンジンコントロールモジュール(ECM)
6 スタータモータ
7 SSGモータ
8 トルクコンバータ
9 CVTコントロールユニット
10 モータコントローラ
11 バッテリコントローラ
12 バッテリ
13 車速センサ(車速検出手段)
14 マスタバック負圧センサ(マスタバック負圧検出手段)
S104 アイドルストップ制御手段
S108 アイドルストップ制御手段
S201 アイドルストップ解除禁止手段
S205 バルブ開度調節手段
S206 アイドルストップ強制解除手段
Claims (3)
- エンジンの駆動力を変速して伝達するベルト式無段変速機と、
車速を検出する車速検出手段と、
ブレーキにアシスト力を与えるマスタバック負圧を検出するマスタバック負圧検出手段と、
車両の運転条件に基づいてアイドルストップを実施又は解除するアイドルストップ制御手段と、
アイドルストップ中に、電力によって駆動され、前記ベルト式無段変速機に油圧を供給する油圧供給手段と、
アイドルストップ中であって、前記油圧供給手段の発生油圧が所定値以下のとき、アイドルストップを解除することを禁止するアイドルストップ解除禁止手段と、
アイドルストップの解除が禁止されているときに、車速が所定値以上で、かつ前記マスタバック負圧が所定値以下であるとき、アイドルストップを解除して前記エンジンを始動させるアイドルストップ強制解除手段と、
を備えることを特徴とするアイドルストップ制御装置。 - スロットルバルブの開度を調節するバルブ開度調節手段をさらに備え、
前記アイドルストップ強制解除手段は前記スロットルバルブを閉じてから前記エンジンを始動させる、
ことを特徴とする請求項1に記載のアイドルストップ制御装置。 - 前記アイドルストップ制御手段は、前記アイドルストップ強制解除手段によって前記エンジンを始動した後にアイドルストップの実施を禁止する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアイドルストップ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004239408A JP2006057513A (ja) | 2004-08-19 | 2004-08-19 | アイドルストップ制御装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004239408A JP2006057513A (ja) | 2004-08-19 | 2004-08-19 | アイドルストップ制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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