JP2006044637A - 車両用サンシェード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
サンシェードにおいてスムーズな格納動作を実現すること。
【解決手段】
車両のルーフパネル14に形成された開口14a、14bを開閉すべく駆動力を受けてルーフパネル14に対してスライドするパネル11と、開口14a、14bを開閉すべくパネル11から駆動力を受けてスライドするパネル12と、所定のスライド位置においてパネル12をパネル11に対して上方に持ち上げるガイド面16aとを有するスライドサンシェード10において、パネル11とパネル12との間に設けられ、パネル11及びパネル12に回転自在に連結された連結リンク20を有し、ガイド面16aによりパネル12がパネル11に対して上方に持ち上げられる際、連結リンク20がパネル11及びパネル12に対して回転する構成としたこと。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両用サンシェード装置に関する。
一般に車両のサンルーフにおいては、ルーフ開口を開閉するリッドが透明または半透明の材質からなる場合、リッドの車室内側に日よけとなるサンシェードが設けられている。
最近では、車内への採光量をより多くするために、大きなルーフ開口面積をもった車両が増えてきている。このような車両においては、そのルーフ開口面積に対応するように、ルーフに沿ってスライドする複数(例えば2枚)のパネルからなるサンシェードが設けられている。この場合、サンシェードは、各パネルが連続して配置される展開状態と、各パネルが互いに重なり合うように格納される格納状態との間で推移する構造となっている。
この種のサンシェードとして、後述の特許文献1に記載のものがある。このサンシェードについて、図10乃至図12を参照して説明する。
図10乃至図12は、2枚のパネルからなるサンシェードが展開状態から格納状態に推移する時の態様を描いた図である。
サンシェード1が展開状態にある時は、図10に示す様に、第1パネルのスライダ2に設けられる係合部2aが、第2パネルのスライダ3に設けられる爪部3aに、スライド方向に関して係合されている。この場合、スライダ2の係合部2aの押動面2bとスライダ3の爪部3aとが互いに当接している。つまり、この押動面2bにおいて第1パネルが第2パネルをスライド方向(図10乃至図12示右方)に押動することで、第1パネルと第2パネルとが一体にスライドする構造となっている。
サンシェード1がスライド方向に所定の位置までスライドすると、第2パネルのスライダ3に設けられるカム部3bがガイド面4に当接する。この状態で、第1パネルが第2パネルをスライド方向に押動すると、カム部3bがガイド面4に沿って上方(図10乃至図12示上方)に案内されることによって、図11に示す様に、第2パネルのスライダ3が第1パネルのスライダ2に対して上方に持ち上げられる。
そして、第1パネルが第2パネルをスライド方向にさらに押動すると、第2パネルのスライダ3は、カム部3b及びガイド面4を介して第1パネルのスライダ2に対してさらに上方に持ち上げられ、スライダ3の爪部3aがスライダ2の係合部2aから離脱する。これにより、第2パネルのスライダ3は、図12に示す様に、第1パネルのスライダ2からスライド方向に関して離脱し、第1パネルが第2パネルに対してスライド自在な状態となる。そして、第1パネルが第2パネルの下方(図10乃至図12示下方)においてスライド方向にスライドすることで、第1パネルの上方に第2パネルが重ねられ、サンシェード1が格納状態となる。
仏国公開特許公報2841186号(図3〜5を参照)
ところで、上述したサンシェードにおいては、第2パネルのスライダ3は、そのカム部3bがガイド面4に案内されることで、第1パネルのスライダ2に対して上方に持ち上げられ、最終的には、スライド方向に関して同スライダ2から離脱する。この場合、スライダ3がスライダ2からスライド方向に関して離脱するまでの間は、スライダ3のカム部3bはガイド面4に向かって押し付けられた状態にあるので、カム部3bとガイド面4との間には大きな摩擦が作用する。さらに、スライダ3の爪部3aは、スライダ2の押動面2bに押し付けられた状態で上方に持ち上げられるので、爪部3aと押動面2bとの間にも大きな摩擦が作用する構造となっている。したがって、これらの摩擦部位によって、スライダ3(第2パネル)がスライダ2(第1パネル)に対して上方に持ち上げられる動き(格納動作)が妨げられる可能性があった。
よって、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、サンシェードにおいてスムーズな格納動作を実現することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明にて講じた技術的手段は、請求項1に記載の様に、車両のルーフパネルに形成された開口を開閉すべく駆動力を受けて前記ルーフパネルに対してスライドする第1パネルと、前記開口を開閉すべく前記第1パネルから駆動力を受けてスライドする第2パネルと、所定のスライド位置において前記第2パネルを前記第1パネルに対して上方に持ち上げる持ち上げ機構とを有する車両用サンシェード装置において、前記第1パネルと第2パネルとの間に設けられ、前記第1パネル及び第2パネルに回転自在に連結されたリンク部材を有し、前記持ち上げ機構により前記第2パネルが前記第1パネルに対して上方に持ち上げられる際、前記リンク部材が前記第1パネル及び第2パネルに対して回転する構成としたことである。
ここで、前記ルーフパネルの室外側に別のパネルが備えられていても良い。この場合、該別のパネルに別の開口を形成して、前記第1、2パネルのスライドにより車両室内と車両室外とを挿通させて換気や採光を可能としても良く、また、前記別のパネルを透明又は半透明の材質からなるリッドとして、前記第1、2パネルのスライドにより前記開口から採光を可能としても良い。
好ましくは、請求項2に記載の様に、前記リンク部材は、前記第1パネルに対してスライド可能に係合されており、前記リンク部材の中央には、第1パネルとの係脱を可能にする係脱手段が備えられ、該係脱手段によって、前記リンク部材と前記第1パネルとの係合により前記第1パネルに対する前記リンク部材のスライドが不能となり、前記リンク部材と前記第1パネルとの離脱により前記第1パネルに対する前記リンク部材のスライドが可能となる構成としたことである。
請求項1に記載の発明によれば、第1パネルと第2パネルとの間にはリンク部材が設けられている。したがって、駆動力は、リンク部材を介して第1パネルから第2パネルに伝達される。リンク部材は、第1パネル及び第2パネルに回転自在に連結されているので、持ち上げ機構により第2パネルが第1パネルに対して上方に持ち上げられる間、リンク部材は、第1パネル及び第2パネルに対して回転しながら、第1パネルから第2パネルに駆動力を伝達する。つまり、第2パネルを駆動する第1パネルと、第1パネルに対して上方に持ち上げられる第2パネルとが当接しない構造となる。その際、第1パネル及び第2パネルに対してリンク部材が回転自在であるため、リンク部材によって第1パネルと第2パネルとの間の接続の自由度が増すこととなる。このため、第1パネルと第2パネルとの間においては、歪みや摩擦等を生じさせる部位が少なくなる。その結果、第2パネルが第1パネルに対して上方に持ち上げられる動き(格納動作)が妨げられる難く、車両用サンシェード装置のスムーズな格納動作を実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、係脱手段によってリンク部材が第1パネルに対するスライドを選択的に可能にしている。係脱手段によって、リンク部材と第1パネルとが係合されれば、第1パネルに対してリンク部材がスライドできなくなる。このため、ルーフパネルに対してスライドする第1パネルにリンク部材が追随し、リンク部材に連結された第2パネルをスライドさせることができる。また、係脱手段によって、リンク部材と第1パネルとが離脱されれば、第1パネルに対してリンク部材がスライドできるようになる。このため、ルーフパネルに対してスライドする第1パネルにリンク部材が追随しなくなり、リンク部材に連結された第2パネルが第1パネルに追随しなくなる。この状態で、持ち上げ機構によって第2パネルを第1パネルの上方に持ち上げれば、第1パネルと第2パネルとを積層させることができる。こうして、車両用サンシェード装置のスムーズな格納動作を一層実現させることができる。
以下、本発明を実施するための第1実施形態について、図面を基に説明する。
図1は、本発明に係るスライドサンシェード10(車両用サンシェード装置)の構造を概略的に示す図である。
スライドサンシェード10は、3枚のパネル11、12、13からなる。車両のルーフパネル14に形成された開口14aは、スライドサンシェード10によって開閉され、これにより、車室内への日射の射し込みが調節される。開口14aには、ガラスパネル15a、15bが開口を塞ぐように、それぞれ固定されている。スライドサンシェード10は、ガラスパネル15a、15bの下でガラスパネル15a、15bを車両室内側から覆うように配設されている。スライドサンシェードを構成するパネル11、12、13は、ルーフ左右方向(図1示上下方向)の各側縁に設けられたガイドレール16にルーフ上下方向(図1示紙面方向)の移動は規制され且つルーフ前後方向(図1示左右方向)にスライド自在に支持されている。ガイドレール16は、ルーフ前後方向に延在している。スライドサンシェード10は、パネル11、12、13のスライド動作により、パネル11、12、13がルーフ前後方向に連続して配置される展開状態(図1示)と、パネル11、12、13が所定のスライド位置において互いに重なり合うように格納される格納状態(図示省略)との間で推移する。スライドサンシェード10は、展開状態でガラスパネル15a、15bの一部又は全部を車両室内側から覆っている。
パネル11のルーフ左右方向の各側縁には、駆動シュー17が固定されている。駆動シュー17は、ギヤケーブル18を介して駆動機構19に連結されている。駆動機構19のモータが給電されると、その通電方向に応じて、ギヤケーブル18が、ガイドレール16に沿ってルーフ後方(図1示右方)に移動するか、あるいは、ルーフ前方(図1示左方)に移動する。これにより、ギヤケーブル18に連結された駆動シュー17がガイドレール16に沿って移動し、駆動シュー17に固定されたパネル11がガイドレール16に沿ってスライドする。つまり、パネル11は、駆動機構19の駆動力を受けてルーフパネル14に対してスライドする。
次に、パネル11とパネル12、及びパネル12とパネル13との間に設けられる連結リンク20について、図2及び図3を参照して説明する。なお、連結リンク20に係る構造は、これら2箇所において同一であるので、ここでは、前者についての説明のみ行う。
図2は、図1におけるA示部分の拡大図であり、図3は、図2におけるB−B線に沿う断面図である。
パネル11(第1パネル)、パネル12(第2パネル)においてルーフ左右方向(図2示上下方向)の各側縁には、スライダ21、スライダ22が固定されている(図2においては各々1つずつ示す)。パネル11、12は、スライダ21、22を介して、ガイドレール16にスライド自在に支持されている。スライダ21には、上述した駆動シュー17が固定されている。つまり、駆動機構19の駆動力が、スライダ21を介してパネル11に伝達される構造となっている。
連結リンク20(リンク部材)は、スライダ21とスライダ22との間に設けられている。連結リンク20は、基部20aと、連結軸部20bと、保持部20c(係脱手段)と、案内軸部20dとからなる。基部20aは、大まかにはプレート状を呈し、ガイドレール16に沿って延在している。連結軸部20bは、基部20aからルーフ左右方向に突出するように設けられている。連結軸部20bは、スライダ22に設けられた支持部22aにおいて回転自在に支持されている。つまり、連結リンク20は、スライダ22(パネル12)に回転自在に連結されている。保持部20cは、図3に示す様に、大まかには鉤状を呈し、基部20aの略中央において、下方(図3示下方)に凹状を成すように形成されている。保持部20cは、スライダ21に設けられた係合軸部21a(係脱手段)に回転自在かつ係脱可能に係合されている。そして、連結リンク20の前端には車両内側の側方に向かって案内軸部20dが形成されており、案内軸部20dがスライダ21のガイド溝21bに回動可能かつスライド可能に係合している。つまり、連結リンク20は、スライダ21(パネル11)に回転自在に連結され、かつスライド可能に係合されている。案内軸部20dは、基部20aからルーフ左右方向に突出するように設けられ、スライダ21に形成されたガイド溝21bに係合されている。このガイド溝21bは、ガイドレール16に沿って延在している。
連結リンク20とスライダ22との間には、スプリング23(付勢手段)が設けられている。スプリング23は、一端23aにおいて連結リンク20に係止され、他端23bにおいてスライダ22に係止されている。また、スプリング23は、一端23aと他端23bとの間においてスライダ22の支持部22aに係止されている。このスプリング23により、連結リンク20は、軸20b回りに図3示時計方向に回転するように常時付勢されている。
以下、スライドサンシェード10が展開状態から格納状態に推移する時の態様について、図4乃至図6を参照して説明する。
スライドサンシェード10が展開状態にある時は、図4に示す様に、スライダ21の係合軸部21aが連結リンク20の保持部20cに係合されている。この場合、駆動機構19(図1参照)の駆動力は、連結リンク20を介してスライダ21からスライダ22に伝達される。つまり、パネル12(図2参照)のスライダ22は、連結リンク20を介してパネル11(図2参照)のスライダ21から駆動力を受けてスライドする。
その際、スライダ21の係合軸部21aが連結リンク20の保持部20cに係合されているため、パネル11に対して連結リンク20がスライドできなくなる。このため、スライドするパネル11に連結リンク20が追随し、連結リンク20に連結されたパネル21をスライドさせることができる。
スライドサンシェード10が所定のスライド位置までルーフ後方(図4示右方)にスライドすると、スライダ22に設けられたカム部22b(持ち上げ機構)が、ガイドレール16に設けられたガイド面16a(持ち上げ機構)に係合する。この状態で、スライダ21がルーフ後方にスライドすると、スライダ22は、図5に示す様に、スライダ21により連結リンク20を介してルーフ後方(図5示右方)に押動されつつ、カム部22bを介してガイド面16aに沿って上方(図5示上方)に案内される。この場合、連結リンク20は、スライダ21及びスライダ22に対して回転しながら、駆動力をスライダ21からスライダ22に伝達し、これにより、スライダ22が連結リンク20と共にスライダ21に対して上方に持ち上げられていく。
そして、スライダ21がルーフ後方にさらにスライドすると、スライダ22は、ガイド面16aに係合するカム部22bを介して、連結リンク20と共にスライダ21に対してさらに上方に持ち上げられる。これにともなって、連結リンク20は、スライダ21及びスライダ22に対してさらに回転し、最終的には、図6に示すように、スライダ22に連結された連結リンク20の保持部20cが、スライダ21の係合軸部21aから離脱する。
その際、スライダ21の係合軸部21aと連結リンク20の保持部20cとが離脱されているため、パネル11に対して連結リンク20がスライドできなくなる。このため、スライドするパネル11に連結リンク20が追随しなくなる。この時点で、スライダ22は、スライダ21からスライド方向(図6示右方)に関して離脱し、スライダ21(パネル11)は、スライダ22(パネル12)に対し、スライド方向に関してスライド自在となっている。したがって、パネル11がパネル12の下方(図6示下方)においてルーフ後方(図6示右方、スライド方向)にスライドすることで、パネル11の上方(図6示上方)にパネル12が重ねられ、スライドサンシェード10が格納状態となる。このため、スライドサンシェード10のスムーズな格納動作を実現させることができる。
以上のように、実施形態のスライドサンシェード10では、パネル11及びパネル12に対して連結リンク20が回転自在であるため、連結リンク20によってパネル11とパネル12との間の接続の自由度が増すこととなる。このため、パネル11とパネル12との間においては、歪みや摩擦等を生じさせる部位が少なくなる。その結果、パネル12がパネル11に対して上方に持ち上げられる動き(格納動作)が妨げられる難く、スライドサンシェード10のスムーズな格納動作を実現することができる。
次に、本発明を実施するための第2実施形態について説明する。この第2実施形態においては、スプリング23を介して連結リンク20がスライダ22に対して付勢される方向と、スライダ22がガイド面16aに沿って案内される態様を詳細に説明する。他の点は第1実施形態と共通であるので、構造に関する詳細な説明は省略する。
以下、第2実施形態に係るスライドサンシェード10’が展開状態から格納状態に推移する時の態様について、図7〜9を参照して説明する。
スライドサンシェード10’が展開状態にある時は、図7に示す様に、スライダ21’の係合軸部21a’が連結リンク20’の保持部20c’に係合されている。この場合、駆動機構19(図1参照)の駆動力は、連結リンク20’を介してスライダ21’からスライダ22’に伝達される。つまり、パネル12(図2参照)のスライダ22’は、連結リンク20’を介してパネル11(図2参照)のスライダ21’から駆動力を受けてスライドする。
スライドサンシェード10’が所定のスライド位置までルーフ後方(図7示右方)にスライドすると、スライダ22’に設けられたシュー22b’(持ち上げ機構)が、ガイドレール16’に設けられたガイド面16a’(持ち上げ機構)に係合する。なお、スライダ22’においては、連結リンク20’に対して上方(図7示上方)に回転するように、自重よりも大きい付勢力が、スプリング23’(付勢手段)により常時加えられている。したがって、シュー22b’がガイド面16a’に係合した状態で、スライダ21’がルーフ後方にスライドすると、スライダ22’は、図8に示す様に、スライダ21’により連結リンク30’を介してルーフ後方(図8示右方)に押動されつつ、シュー22b’を介してガイド面16a’に沿って上方(図8示上方)に案内される。この場合、連結リンク20’は、スライダ21’及びスライダ22’に対して回転しながら、駆動力をスライダ21’からスライダ22’に伝達し、これにより、スライダ22’が連結リンク20’と共にスライダ21’に対して上方に持ち上げられていく。
そして、スライダ21’がルーフ後方にさらにスライドすると、スライダ22’は、ガイド面16a’に係合するシュー22b’を介して、連結リンク20’と共にスライダ21’に対してさらに上方に持ち上げられる。これにともなって、連結リンク20’は、スライダ21’及びスライダ22’に対してさらに回転し、最終的には、図9に示す様に、スライダ22’に連結された連結リンク20’の保持部20c’が、スライダ21’の係合軸部21a’から離脱する。この時点で、スライダ22’は、スライダ21’からスライド方向(図9示右方)に関して離脱し、スライダ21’(パネル11)は、スライダ22’(パネル12)に対し、スライド方向に関してスライド自在となっている。したがって、パネル11がパネル12の下方(図9示下方)においてルーフ後方(図9示右方、スライド方向)にスライドすることで、パネル11の上方(図9示上方)にパネル12が重ねられ、スライドサンシェード10’が格納状態となる。
なお、以上の説明においては、スライドサンシェード10が、車両のルーフパネル14の開口14a、14bに固定されたガラスパネル15a、15bに対応して設けられる例を示したが、これに限定されない。例えば、開閉式のガラスパネルを有する公知のサンルーフ装置に設けられる構造であっても良い。
また、スライドサンシェード10が、3枚のパネル11、12、13からなる例を示したが、複数のパネル(少なくとも2枚)からなる構造であれば、本発明の適用が可能である。この場合、各パネル間に連結リンク20がそれぞれ設けられる構造とすれば良い。
また、パネル11が、駆動機構19の駆動力によりガイドレール16に沿ってスライドする例を示したが、車両の乗員の人力によりスライドする構造であっても良い。
以上説明した様に、本発明のスライドサンシェード10によれば、パネル11のスライダ21とパネル12のスライダ22との間には連結リンク20が設けられている。したがって、駆動力は、連結リンク20を介してスライダ21からスライダ22に伝達される。連結リンク20は、スライダ21及びスライダ22に回転自在に連結されているので、スライダ22がガイド面16aに沿ってスライダ21に対して上方に持ち上げられる間、連結リンク20は、スライダ21及びスライダ22に対して回転しながら、スライダ21からスライダ22に駆動力を伝達する。つまり、スライダ22を駆動するスライダ21と、スライダ21に対して上方に持ち上げられるスライダ22とが当接しない構造なので、スライダ21とスライダ22との間においては、摩擦の作用する部位がない。その結果、スライダ22(パネル12)がスライダ21(パネル11)に対して上方に持ち上げられる動き(格納動作)が妨げられることがなく、スライドサンシェード10においてスムーズな格納動作を実現できる。
また、パネル12のスライダ22’においては、連結リンク20’に対して上方に回転するように、自重よりも大きい付勢力がスプリング23’により常時加えられている。つまり、パネル12は、連結リンク20’を介して自身に連結されるパネル11に対して上方に持ち上げられるように、スプリング23’により常時付勢されている。これにより、パネル12がパネル11に対して上方に持ち上げられる動き(格納動作)がスプリング23’によって補助され、スライドサンシェード10’においてよりスムーズな格納動作を実現できる。
また、連結リンク20とスライダ22との間にはスプリング23が設けられ、連結リンク20は、このスプリング31により、スライダ22に対して回転するように常時付勢されている。したがって、パネル11、12、13が互いに重なり合うように格納された格納状態において、これらパネル同士の位置関係が規制され、各パネル同士のガタや、各パネル同士のこすれに起因した異音の発生を防止できる。
また、スライダ22は、自身に回転自在に連結された連結リンク20を介して、スライダ21にスライド方向に関して係合している。したがって、スライドサンシェード10の展開状態において、スライダ22がスライダ21に対して上方に持ち上げられた場合であっても、連結リンク20がスライダ22及びスライダ21に対して回転することで、スライダ22とスライダ21との間の係合が保持される。この構造により、スライダ22においては、スライダ21に対し、上下方向に関する高い追従性が確保されている。
本発明に係るスライドサンシェードの構造を概略的に示す図。 図1におけるA示部分の拡大図。 図2におけるB−B線に沿う断面図。 第1実施形態に係るスライドサンシェードが展開状態から格納状態に推移する時の態様を描いた図。 第1実施形態に係るスライドサンシェードが展開状態から格納状態に推移する時の態様を描いた図。 第1実施形態に係るスライドサンシェードが展開状態から格納状態に推移する時の態様を描いた図。 第2実施形態に係るスライドサンシェードが展開状態から格納状態に推移する時の態様を描いた図。 第2実施形態に係るスライドサンシェードが展開状態から格納状態に推移する時の態様を描いた図。 第2実施形態に係るスライドサンシェードが展開状態から格納状態に推移する時の態様を描いた図。 公知のサンシェードが展開状態から格納状態に推移する時の態様を描いた図。 公知のサンシェードが展開状態から格納状態に推移する時の態様を描いた図。 公知のサンシェードが展開状態から格納状態に推移する時の態様を描いた図。
符号の説明
10 スライドサンシェード(車両用サンシェード装置)
11 パネル(第1パネル)
12 パネル(第2パネル)
14 ルーフパネル
14a 開口
14b 開口
16a ガイド面(持ち上げ機構)
20 連結リンク(リンク部材)
22b カム部(持ち上げ機構)
23’ スプリング(付勢手段)
20c 保持部(係脱手段)
21a 係合軸部(係脱手段)

Claims (2)

  1. 車両のルーフパネルに形成された開口を開閉すべく駆動力を受けて前記ルーフパネルに対してスライドする第1パネルと、前記開口を開閉すべく前記第1パネルから駆動力を受けてスライドする第2パネルと、所定のスライド位置において前記第2パネルを前記第1パネルに対して上方に持ち上げる持ち上げ機構とを有する車両用サンシェード装置において、前記第1パネルと第2パネルとの間に設けられ、前記第1パネル及び第2パネルに回転自在に連結されたリンク部材を有し、前記持ち上げ機構により前記第2パネルが前記第1パネルに対して上方に持ち上げられる際、前記リンク部材が前記第1パネル及び第2パネルに対して回転することを特徴とする車両用サンシェード装置。
  2. 前記リンク部材は、前記第1パネルに対してスライド可能に係合されており、前記リンク部材には、第1パネルとの係脱を可能にする係脱手段が備えられ、該係脱手段によって、前記リンク部材と前記第1パネルとの係合により前記第1パネルに対する前記リンク部材のスライドが不能となり、前記リンク部材と前記第1パネルとの離脱により前記第1パネルに対する前記リンク部材のスライドが可能となることを特徴とする請求項1記載の車両用サンシェード装置。
JP2005142530A 2004-06-28 2005-05-16 車両用サンシェード装置 Withdrawn JP2006044637A (ja)

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