JP2006043444A - 排気循環型掃除機及びこれに用いられる空気吸込口体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 空気吸込口体から噴出された排気によって空気吸込口体を清掃面から浮かした状態で円滑に清掃ができるのであり、しかも清掃時に空気吸込口体を前後に移動させる過程で、洗浄・殺菌とすすぎ、更に乾燥などが行える上、埃やゴミ更に汚水の回収が行な得る排気循環型掃除機を提供することを課題とする。
【解決手段】 排気循環型掃除機とこの掃除機の空気吸込口体とからなり、この空気吸込口体から噴出する排気によって、空気吸込口体を清掃面から僅かながら浮かせた状態で掃除ができたり、更に好ましくは、空気吸込口体から、空気とともに、洗浄水、洗浄液、温水、蒸気などのいずれかを噴き出して床面などの清掃面の洗浄や除菌が円滑にできるように構成した。
【選択図】 図6

Description

本発明は、空気吸込口体が清掃面から浮上した状態で清掃が行なわれる排気循環型掃除機及びこれに用いられる空気吸込口体に関し、更に詳しくは、空気吸込口体から噴き出された排気を、空気吸込口体の下面と清掃面との間を流通させることによって、空気吸込口体を掃除する対象面から僅かながら浮かせた状態で掃除ができる上、空気吸込口体から、空気とともに、洗浄水、洗浄液、温水、蒸気などのいずれかを噴き出して床面などの清掃や除菌などができる排気循環型掃除機及びこれに用いられる空気吸込口体に関する。
床面を清掃する器具には、モップや雑巾などの作業道具と、電気掃除機、汚れた水も吸い取ることができる湿式クリーナー、モータで回転するブラシがハンドルの先端に装着された洗浄機であるポリシャーなどの電動製品がある。そして、ビルなどの窓ガラスの清掃には、ゴム製の細長い平板に短い柄が取り付けられているスクイージーと呼ばれる清掃具を使用していた。
電気掃除機は排気を外部に放出する従来型のものと排気循環型の掃除機がある。この排気循環型の掃除機としては、特許文献1に開示されているように、電動送風機の動作により、空気吸込口体の吸込口から空気を吸込み、この吸い込んだ空気をフィルタに通して集塵を捕捉し、前記フィルタを通過して電気送風機から排出された空気を、還流回路を介して吸込口体に戻した後、戻された空気を循環させながら掃除をする掃除機であると記載されている。
この種、従来の排気循環型の掃除機は、埃が焼けるような嫌な臭いがする排気が室内に排出されない点と、畳の目やカーペットの繊維間に詰まっている埃やゴミを排気で浮き出した後、これを吸込んで回収することができるという高い清掃機能を有している点と、空気を吸込む負圧で空気吸込口体が床など吸着して円滑な移動を妨げるのを防止しているという点において、多くの人に受け入れられている。
この他にも、特許文献2に記載の噴き出し口掃除機のように、排気循環型の掃除機において、空気の噴出し口から熱風を噴き出して、掃除をする面の除菌又は殺菌や乾燥を行なうものも開示されている。
特願2000−376361号公報 特開2003−299599号公報
モップや雑巾を利用して床面などを掃除する作業は作業者の労働負担が大きく、家庭以外では作業経済性が低い。このため、電気掃除機や湿式クリーナー、ポリシャーが使用されることになるが、例えば、ポリシャーで床面を洗浄すると、洗浄後に床面に残った洗剤や水の後処理が問題となる。このため、丁寧にポリシャーで床面に残った洗剤分や油脂分を除去する作業を行なったり、床面に残った洗剤分や油脂分を湿式クリーナーで吸い取ることが一般に行なわれているが、このような作業を行なっても、床面に残った洗剤を十分に吸い取ることができないので、床面に洗剤の跡が残り、これらが時間の経過とともに白く浮き上がってくることがあった。
又、従来のスクイ−ジーを利用してビルの汚れた窓ガラスを清掃する際には、窓を水で濡らし、この水をスクイージーで掻き取りながら行なわれるが、スクイージーで汚れた水を上手に回収しなければ、汚れた水が落下して、通行人に迷惑を掛けるため、その使用には相当の熟練を要していた。
電気掃除機のうち、上記各従来技術における排気循環型の掃除機においては、空気吸込口体が床面などに着地した状態で前後に移動させて掃除を行なうようにしているために、空気吸込口体の下部周縁が床面や畳面を擦って、床面や畳面を傷付けてしまうことがある。又、従来の排気循環型の掃除機は、排気を循環させて床面や畳、カーペットを掃除することができても、床面に付着した汚れなどは除去出来なかったのである。
本発明が解決しようとする課題は、このような背景下において、コンクリートやタイル等で形成された床面や畳面、カーペットなどに落ちていたり詰まっている埃やゴミ更に汚れを排気圧と排気の流通によって除去した後、これらを吸い取って除去できるのであり、特に、排気によって空気吸込口体を清掃面から浮かした状態で清掃ができる上、その清掃の際に、空気吸込口体を前後方向に移動させる過程で、きれいな洗浄水などを噴き出してすすぎを行い、洗浄後の汚れた水分やすすぎに使用した水分なども吸い取って掃除機内に回収することができたり、又特に、ビルなどの窓ガラスを洗浄するときには、洗浄に使用した水を落下させることなく回収することができる排気循環型掃除機及びこれに用いられる空気吸込口体を提供することを目的とする。
以上の課題を達成するための手段となる本発明に係る排気循環型掃除機においては、電動ファン及びフィルタが内装された掃除機本体と、空気吸込口及び排気噴出口を有する空気吸込口体と、掃除機本体と空気吸込口体とを接続する配管とが組み付けられて、電動ファンの回転による負圧によって空気吸込口体から空気が吸込まれて、フィルタで集塵・捕捉し、集塵・捕捉後の排気が、空気吸込口体の排気噴出口から排出されて、この排気が空気吸込口から吸込まれるように構成されている排気循環型の掃除機であって、空気吸込口体の排気噴出口から噴き出された排気が、空気吸込口体の下面と清掃面との間に流通して、空気吸込口体を清掃面から浮上させた姿勢で清掃が行なわれるように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の排気循環型掃除機(以下、本発明の掃除機と略称する。)は、排気を噴出する乾式のものと、排気と共に洗浄水などを噴出する湿式のものとがある。
いずれの構造の排気循環型掃除機も、排気圧によって空気吸込口体が清掃面から浮上した姿勢で清掃が行なわれる。この浮上は、排気循環型掃除機のホース先端に装着されている空気吸込口体(ノズル)の下面と清掃面(例えば、床面)との間を流通させることによって可能となる。この空気吸込口体を浮上する高さ(間隔)は僅かでよいのである。
空気吸込口体を床面などの清掃面から浮上させて使用すると、例えば、カーペットの掃除をするときには、空気吸込口体の吸込み力でカーペットが吸い付かないので、空気吸込口体をカーペットから離したり、吸込みの強弱を調整するスイッチを操作するという面倒な作業が不要になる。
また、空気吸込口体を床面などの清掃面から浮上させて使用すると、清掃面が傷付かないし、清掃面にこぼれた水を、空気吸込口体の下面で清掃面に押し広げないので、効率良く吸込むことができるようになる。
そして、最も大きな理由としては、空気吸込口体から清掃面に向けて排気を噴き出す力を利用して、清掃効率を向上させるようにしたことである。例えば、カーペットの繊維の間や畳の目の間に埃やゴミが付着していると、吸込みだけではこれらを効率良く取り除くことができないことがあるが、排気圧(空気)でカーペットや畳を叩く(吹き付ける)と、繊維の間や畳の目に付着している埃やゴミを浮かすことができるのであり、このようにして浮上した埃やゴミを吸込んで除去することができるのである。
空気吸込口体を浮上させる力は、空気吸込口体の排気噴出口から空気吸込口の間に排気を流通させることによって可能となる。また、空気吸込口体に設けられている排気噴出口から排気を噴き出す圧力(排気圧)も浮上作用に好ましい影響を与えるのである。
この排気は、掃除機本体内に装備されている電動ファンの回転により生じる。すなわち、掃除機内の電動ファンを回転させると、空気吸込口体から掃除機本体内に向けた負圧が発生し、この負圧によって吸込まれた空気は、掃除機内のフィルタを通過した後、掃除機の外に排出されるが、本発明の排気循環型掃除機では、この排気を、掃除機本体内から、吸込みとは別の配管経路を通じて再び空気吸込口体から噴出(排出)させるようにしたのである。つまり、この排気を床面などの清掃面に向けて噴出し、更にこの排気を、床面と空気吸込口体の下面の間に流通させて空気吸込口体を自然に浮き上がらせ、この過程で床面などの上の埃やゴミを排気の流れに乗せて、その後、排気とともに空気吸込口から吸込んで掃除機本体内に回収するようにした。
本発明の排気循環型掃除機の使用状況下において、例えば空気吸込み用延長パイプを手で持ち上げようとすると、大気圧の影響で空気吸込口体が清掃面に明らかに吸い付けられる方向の吸引力が作用するのである。
本発明の掃除機において、排気用配管は、吸込み用配管と全く別に設けても良いが、掃除をする作業者のハンドリングを低下させないためには、吸込み用配管を排気用配管内に設けたり、又は逆に、排気用配管の内部に吸込み用配管を設けたり、或いは、双方の配管の側壁同士が一体となって連設した一体構造の配管にすることが好ましい。
空気吸込口体を浮上させるためには、一定以上の排気圧と排気量を維持させる必要があるが、このために、掃除機本体内のファンの回転数を上げると、吸込み力も強くなって空気吸込口体が床面などの清掃面に吸着し易くなる。本発明の排気循環型掃除機では、排気圧を利用して空気吸込口体を浮上させるために、空気吸込口体に設けられている排気噴出口の位置と、排気を噴出す向きと、排気噴出口と空気吸込口との位置関係、空気吸込口体の下部形状などについて考慮したものである。
本発明の掃除機においては、空気吸込口体に設けられている排気噴出口を、空気吸込口体の下部中央部に設けるとともに、排気噴出口をバランスの良い位置に設けることによって、浮上し易く、浮上姿勢のバランスも安定するようになるのである。
そして、排気噴出口を、床面などの清掃面に対して垂直に向け、或いは、この垂直方向よりも若干内向きに向けて、排気が空気吸込口体の下方で滞留し易い状態で空気吸引口に向かうようにして、空気吸込口体を浮かせ易くしたのである。
排気噴出口と空気吸込口との位置関係について、空気吸込口体の底面が幅広い形状の場合には、排気噴出口と空気吸込口との間隔をできるだけ広くして、空気吸込口体の下面と清掃面との間に、できるだけ多くの排気が滞留し易い状態で空気吸込口に流通するように構成したのである。更に好ましくは、空気吸込口体がバランスを欠いた姿勢で浮上しないように、空気吸込口を片寄った位置に設けないようにしたものである。
ところで、空気吸込口体の下部形状については、排気の大部分が空気吸込口体の下部側方に流れ出ないように構成されている。
ところで、本発明においては、排気噴出口から噴出される排気圧又は排気量を高くすれば空気吸込口体が浮上し易く、逆に、排気圧又は排気量を低くすれば、空気吸込口体は浮上し難くなることは言うまでもないが、前記排気圧又は排気量を高くすれば、その排気圧が高いために、空気吸込体の下部側方から内部に吸引する力に勝って、ゴミや塵などを含んだ空気(排気)がそのまま直進し、このゴミや塵などを含んだ空気(排気)が空気吸込口体の外方に漏出、飛散する恐れがある。一方、排気圧又は排気量を低くすれば、前述のような漏出、飛散の問題が発生しない反面、空気吸込体が浮上し難くなるという問題が生じる。
そこで、本発明においては、排気噴出口から噴出される排気圧又は排気量をさほど高くしないように調整してゴミや塵更に埃などを含んだ空気(排気)が空気吸込口体の外方に漏出、飛散するのを防止する一方、空気吸込口体における平面部の終端を上方向の湾曲状に形成して、そのまま空気吸込口の内壁面へと連接することで、排気噴出口から噴出された排気が、前記平面部における終端の湾曲面に沿って上昇することによって、空気吸込口体が一層浮上し易くなる上、排気の外方への漏れが防止されて当該排気の循環が円滑になるだけでなく、ゴミや塵更に埃などの回収が至極容易に行われるように構成するのが最も望ましい。
このように、本発明においては、空気吸込口体の下面と清掃面との間を流通した排気が、空気吸込口体における平面部の終端を上方向の湾曲状に形成して、そのまま空気吸込口の内壁面へと連接することで、空気吸込口体を更に浮上させる効果が得られると共に、塵や埃更にゴミなどを含む空気(排気)が上方向に吸引、循環し易い構造にしたものが最も望ましい。
そして、本発明の掃除機においては、排気噴出口から噴出される排気圧を高めて空気吸込口体を清掃面から浮上させ易くするために、排気噴出口又は排気噴出口近傍の排気路が絞られているものが望ましい。
即ち、排気を幅広く行なうと高い排気圧が得られないが、このように排気の出口を絞ると、空気吸込口体の下部の一部から下方に向けて排気が力強く噴き出されるので、空気吸込口体を浮上させるのに役立つからである。
更に、本発明の掃除機においては、排気噴出口及び平面部の下面に、通気性を有する面状体を被覆することも可能である。この面状体は、排気圧(空気)で浮かすことができない清掃面に付着したゴミや汚れまでも、拭き取って、清掃面を清掃せんとするものである。
つまり、通常の使用時では、空気吸込口体が清掃面を浮上しながら埃やゴミを浮かせて除去できるが、清掃面には、排気圧(空気)で浮かすことができないような頑固なゴミや汚れが付着している場合もある。そのため、このような場合には、空気吸込口体を浮上させている力に抗しながら、空気吸込口体を清掃面に押圧し、面状体を清掃面に密着させて、頑固なゴミや汚れを拭き取ることで、清掃面をより確実に清掃することができるのである。そして、面状体で拭き取った後には、空気吸込口体への押圧を解除するだけで、空気吸込口体は、再び浮上して、通常の使用状態に戻されるのである。なお、面状体は、新品と取替え可能なように、着脱可能にしておくのが好ましい。
ところで、空気吸込口体を安定した姿勢で浮上させるために、強い排気の噴き出し力を維持させようとすると、掃除機本体内のファンの回転数が高くなって、強い吸込み力が得られるが、このようにすると、空気吸込口体が床面などの清掃面に吸着し易くなる。このため、空気の吸込み、排気の圧力バランス及び流量のバランスが必要となるのである。
このため、本発明では、更に、前記掃除機本体、前記配管又は前記空気吸込口体のいずれか1つ、或いはこれらのいずれかに接続される接続管に、空気吸込口体の浮上に必要な排気圧及び排気量の調整を行なう圧力調整バルブが設けられているものが望ましい。
この圧力調整バルブの調整は、手動で行なっても良いが、手動による圧力調整は面倒であり、電動ファンの回転数の変化に追随させて調整をするのは容易でない場合が生じることも考えられる。
このため、本発明の掃除機においては、更に、圧力調整バルブの作動が、空気吸込口体を浮上させるために必要な排気圧又は排気量のデータと圧力制御プログラム又は流量制御プログラムがメモリに格納されたマイコン制御で行なわれるように構成されているものが好ましい。
また、本発明では、更に、他の構成として、圧力調整バルブの作動が、掃除機本体内に装備されている電動ファンの回転数のデータ、又は電動ファンを回転させているモータの駆動電流の変化のデータを基にした制御プログラムがメモリに格納されたマイコン制御で行なわれているものが望ましい。
圧力調整バルブをマイコン制御する場合、その制御は、予め、マイコン内のメモリに記憶した吸込みバルブの浮上に最適とされる圧力数値、流量数値、電動ファンの回転数、モータに流れる駆動電流の数値のいずれか又は複数がシュミレーションされた制御プログラムに沿って行なわれ、マイコン制御は、吸込み又は排気あるいは双方の圧力を検知するセンサ、電動ファンの回転数を検知するセンサの少なくとも1つのセンサによる検知信号を検知して制御されるように構成するのが望ましい。このように構成すると、電動ファンの回転数を一定範囲内で変化させても、空気吸込口体を浮上させることができる。
また、本発明においては、空気吸込口体から床面の埃やゴミなどを吸込んで集塵するだけでなく、空気とともに床面や壁面又はガラス面等の清掃面に付着している水や水分も吸込むことができることが望ましいことから、掃除機本体内には、空気吸込口体の排気噴出口から噴き出した水及び水分を回収する回収水貯留容器が設けられているものが望ましい。
ところで、上述した本発明の掃除機において、排気は、空気だけを排気する乾式のものであるが、本発明では、更に、掃除機本体内、又は該掃除機本体に隣接した箇所に、洗浄水貯蔵容器が設けられて、当該洗浄水貯蔵容器内の洗浄水が、送風ファンの回転によって発生した空気の加圧及び/又は負圧によって、或いは、掃除機本体内に設けられているポンプの駆動によって、空気吸込口体の排気噴出口から、空気とともに噴き出されて清掃面を洗浄し、洗浄後の水が、空気吸込口体の空気吸込口から掃除機本体内の回収水貯留容器内に回収されるように構成されているものが望ましい。
この湿式の排気循環型掃除機においては、上述した乾式の構造も備えるとともに、排気中に洗浄水を混入させて排気とともに空気吸込口体の排気噴出口から床面などに向けて噴出し、この洗浄水によって床面などの清掃面を洗浄し、床面などのシミや汚れを取り除いた後、その洗浄後の汚水を、空気吸込口から吸込んで、掃除機本体内に送って回収するものである。
このように、空気吸込口体の排気噴出口から、空気とともに、霧状又は水滴状の洗浄水を噴出すようにすると、この水分で床面に付着しているシミや汚れも除去できるのである。しかも、空気吸込口体を前後に移動させる過程で、噴き出したきれいな洗浄水ですすぎもできるようになる。そして、洗浄後の汚れた水分や洗浄に使用した水分を、空気吸込口体の空気吸込口から吸込んで、掃除機本体内に送り込んで回収できるようになるのである。
また、この湿式の排気循環型掃除機の場合には、前記した排気噴出口及び平面部の下面に被覆される面状体は、通気性及び通水性を有するものを用いられる。
そして、本発明では、更に、前記掃除機において、洗浄水貯蔵容器内に、又は洗浄水が流通する配管部分に、洗浄水を温水にするヒーターが設けられ、該ヒーターで温められた温水が、空気とともに空気吸込口体の排気噴出口から噴き出されるように構成されているものが一層望ましいのであり、床面に付着したシミや汚れの除去が温水で一層良好に行なわれたり、洗浄後の床面などを効果的に乾燥することができるのである。
更に、本発明の掃除機においては、洗浄水貯蔵容器又は洗浄水が流通する配管の途中箇所に、当該洗浄水を蒸気化させる蒸気発生器が設けられ、蒸気が、空気とともに空気吸込口体の排気噴出口から排出されるように構成されているものが好ましいのであり、このように構成すると、排気噴出口から蒸気を噴射して、床面に付着したよごれや油分を含んだ汚れも更にきれいに除去できるようにしたのである。
そして、本発明の掃除機においては、洗浄水貯蔵容器が、消毒液又は殺菌液或いは除菌液用の容器で構成されているものが望ましく、このように構成すると、例えば、病院の床面に付着している雑菌、病原菌などを殺菌する消毒液を、空気吸込口体から空気とともに病院の床面等の清掃面に吹き付けて、院内感染を防止することができるのである。
以上において説明した本発明の掃除機においては、床清掃用及び/又は床洗浄用のものが挙げられるのであり、また、吸込口体浮上式排気循環型掃除機は、窓ガラス洗浄用及び/又は壁面洗浄用のものが挙げられる。
本発明の掃除機において、洗浄水や洗浄液、温水、水蒸気又は消毒液などを排気とともに噴出する構造のものにおいては、空気吸込口体を前後に移動させる過程で、洗浄とすすぎを行うことができるのである。すなわち、排気噴出口から空気とともに噴出した水又は水蒸気等によって、床面などを洗浄又は殺菌し、この洗浄又は殺菌した後の汚れた汚水を空気吸込口から吸込むだけでなく、空気吸込口体の移動によって、再度、きれいな水分を噴射させて流通させることによって、すすぎを行ない、このすすいだ後の水分も空気吸込口から吸込んで回収できるようにしたものである。
また、本発明では、排気循環型掃除機の一部を構成する空気吸込口体についても、権利化を図るようにすることが好ましいと判断したのであり、本発明に係る空気吸込口体においては、前述のいずれか1項に記載の排気循環型掃除機の一部を構成してなる空気吸込口体であって、この空気吸込口体における下部中央箇所に排気噴出口が設けられ、該排気噴出口における出口の周囲に、排気を清掃面に流通させて空気吸込口体を清掃面から浮上させるための平面部が形成され、更に、該平面部の周囲に空気吸込口が形成されていることを特徴とするものである。
このように、空気吸込口体の下部中央箇所に排気噴出口を設けると、排気噴出口から空気吸込口に至る排気の流通経路が、平面方向に左右及び前後方向に均等に広がるため、空気吸込口体が安定して姿勢で浮上し易くなる。又、空気吸込口を排気噴出口の周囲に設けると、空気吸込口体の下方の幅広い面で、掃除ができるのである。
また、本発明では、排気噴出口が、横方向の長さが長く、前後方向の幅が狭く形成されたスリット状に形成されている空気吸込口体も好ましいのであり、このように構成すると、横方向に幅広く形成された排気噴出口によって、空気吸込口体を前後に移動させたときに、床面などを幅広く清掃ができるので望ましい。
このように、排気噴出口が、横方向に長さが長く、前後方向の幅が狭く形成されたスリット状に形成されていると、排気噴出口から噴き出されて空気吸込口体の下面と清掃面との間に流通する排気が、空気吸込口体の下方に幅広く広がって、空気吸込口体を左右バランス良く浮上させることができるのである。
また、本発明では、空気吸込口が、空気吸込口体の下部周縁に沿った矩形、円形、楕円形のいずれかの形状に形成されているものも望ましいのであり、空気吸込口体の下部周縁に沿って形成された空気吸込口によって、空気吸込口体の下部の幅広い面で高効率の清掃能率が得られるのである。
ところで、本発明において、スリット状とは比較的狭い幅で、しかも長尺状の長穴のことをいう。
また、本発明においては、空気吸込口体の平面部を着脱自在に構成することによって清掃面との間隔を調整可能に形成されているものも望ましい。
このように、清掃面との間隔を調整可能に形成されていると、空気吸込口体の下面と清掃面との間に流通する排気を、空気吸込口体の下方で滞留させ易くして、空気吸込口体の浮上を更に高めることができるようになる。
更に、本発明に係る空気吸込口体おいては、排気噴出口から噴出される排気圧又は排気量をさほど高くしないように調整してゴミや塵更に埃などを含んだ空気(排気)が空気吸込口体の外方に漏出、飛散するのを防止する一方、空気吸込口体における平面部の終端を上方向の湾曲状に形成して、そのまま空気吸込口の内壁面へと連接することで、排気噴出口から噴出された排気が、前記平面部における終端の湾曲面に沿って上昇することによって、空気吸込口体が一層浮上し易くなる上、排気の外方への漏れが防止されて当該排気の循環が円滑になるだけでなく、ゴミや塵更に埃などの回収が至極容易に行われるように構成するのが最も望ましい。
このように、本発明においては、空気吸込口の下面と清掃面との間を流通した排気は、空気吸込口体における平面部の終端を上方向の湾曲状に形成して、そのまま空気吸込口の内壁面へと連接することで、空気吸込口体を更に浮上させる効果が得られると共に、埃やゴミ更に塵などを含む空気(排気)が上方向に吸引、循環し易い構造にした空気吸込口体も好ましいのである。
本発明に係る空気吸込口体を、以上のように構成すると、空気吸込口体における排気噴出口から噴出された空気が直ちに空気吸込口から吸込まれないので、空気吸込口体を浮上させる作用が向上し、しかも、排気噴出口から空気とともに噴出される洗浄水、洗浄液、温水、水蒸気、消毒液などが清掃面に接する機会が多くなるので、洗浄や除菌又は殺菌が効果的に行なえるのである。ここにいう空気の流通路は、噴出後の排気が空気吸込口に吸い込まれるまでの時間が長くなったり、排気がすぐに空気吸込口体の周囲の外方向に逃げ難くなるようにするものも含まれる。
また、本発明においては、排気噴出口及び平面部の下面に、通気性、又は、通気性及び通水性を有する面状体を被覆することも可能である。
この面状体は、スポンジ、布、化学繊維等の多孔質材で形成され、耐久性が良く、安定した通気性を得ることができ、空気吸込口体を浮上させている力に抗しながら、空気吸込口体を清掃面に押圧し、面状体を清掃面に密着させて、頑固なゴミや汚れ更に塵などを拭き取ることで、清掃面をより確実に清掃することができるのである。なお、面状体は、新品と取替え可能なように、着脱可能にしておくのが好ましい。
また、本発明に係る空気吸込口体においては、排気循環型掃除機に取り付けられ、且つ窓ガラス又は壁面などを洗浄するための空気吸込口体であって、この空気吸込口体は、筒形状を有する外筒と、該外筒内に間隔を設けて形成された内筒とを有し、しかも前記外筒に連接され、且つ横方向に扇形に広がる外側ケース部と、前記内筒に連接され、且つ前記外側ケース部内に沿うように当該外側ケース部よりも小形状を有し、しかも横方向に扇形に広がる内側ケース部とからなり、前記前後の外側ケース部と内側ケース部との間には、それぞれ所定間隔を設けて排気路が形成されており、又、前記内筒に連通する内側ケース部内に空気吸込み路が形成されており、この空気吸込み路の前端である内側ケース部の前端には横方向に長いスリット形状の空気吸込口が形成されており、更に、前記排気路の前端である前後の外側ケース部と内側ケース部との間においてその前端には、それぞれ横方向に長いスリット形状の排気噴出口が形成されていることを特徴とするものである。
この空気吸込口体においては、排気噴出口から空気と共に、洗浄水、洗浄液、温水又は消毒液などのいずれかが混じって噴出されるものである。そして、このように、排気噴出口と、空気吸込口を横方向に長く形成すると、1回の操作で幅広く窓ガラスを掃除することができるのである。しかも、排気噴出口に近接して沿った両側に空気吸込口が設けられているので、排気噴出口から噴出した水分によって、窓ガラスをきれいに洗浄し得るのであり、又、洗浄後の汚水を、下方に落下させることなく、全て空気吸込口から吸込みすることができるのであり、これによって、通行人に汚水を掛けたり、落下面を汚すことが無いので望ましい。ところで、この窓ガラス又は壁面を洗浄するための空気吸込口体においては、当該空気吸込口体が、床面清掃用の空気吸込口体と比較して軽量であるため、必ずしも、窓ガラス面又は壁面から浮上させる必要がないのである。
以上の如き構成を有する本発明の排気循環型掃除機によれば、次のような効果を奏するのである。
第1に、本発明の排気循環型掃除機においては、当該掃除機における空気吸込口体から噴出した排気によって、空気吸込口体を清掃面から僅かに浮上させることができるようになっているので、空気吸込口体を浮上させた状態で清掃面上を前後に移動させながら、清掃面上のゴミ、埃、水等を吸込んで回収できるのである。この結果、カーペットの掃除をするときに、空気吸込口体の吸込み力でカーペットが吸い付くといった不具合を無くすることができる上、空気吸込口体の前後方向の移動も円滑に行なえるなどの効果を奏するのである。
また、空気吸込口体を前後に移動させて掃除をするときに、畳やカーペットを空気吸込口体で擦って、傷付ける等の弊害が発生しないなどの効果を奏するのである。
第2に、本発明の排気循環型掃除機においては、空気吸込口体から清掃面に向けて排気を噴き出すようにしている結果、この噴出力を利用して、カーペットの繊維の間や畳の目の間に付着している埃や粉かなゴミを浮き出した後、これを吸込むという、高い清掃効果が得られるなどの効果を奏するのである。
第3に、本発明の排気循環型掃除機においては、空気吸込口体における平面部の終端を上方向に湾曲させて空気吸込口の内壁面へと連設させ、これによって、排気噴出口から噴出された排気が、前期平面部における終端の内壁面に誘導されて上方向に循環され易い構造に形成されている。
そのため、本発明の排気循環型掃除機においては、排気噴出口から噴出される排気圧又は排気量をさほど高くしないように調整してゴミや塵更に埃などを含んだ空気(排気)が空気吸込口体の外方に漏出、飛散するのを防止する一方、空気吸込口体における平面部の終端を上方向の湾曲状に形成して、そのまま空気吸込口の内壁面へと連接することで、排気噴出口から噴出された排気が、空気吸込口の下面と清掃面との間を流通し、前記平面部における終端の湾曲面に沿って上昇することによって、空気吸込口体が一層浮上し易くなる上、排気の外方への漏れが防止されて当該排気の循環が円滑になるだけでなく、ゴミや塵更に埃などの回収が至極容易に行われるなどの効果を奏するのである。
第4に、本発明の排気循環型掃除機においては、排気噴出口及び平面部の下面には、通気性、又は、通気性及び通水性を有する面状体が被覆されているので、この面状体で排気圧(空気)で浮かすことができない清掃面に付着したゴミや汚れまでも、浮遊ないし拭き取って、清掃面を確実に清掃できるのである。
第5に、本発明の排気循環型掃除機においては、空気吸込口体から噴出する排気の圧力を、圧力調整バルブで調整することができるように構成すると、空気吸込口体を、更にバランス良く浮上させて清掃することができるようになり、更には、この圧力調整バルブの制御をマイコン制御で行なえるようにすると、手動で圧力調整バルブの調整を行う必要が無くなり、従って、電動ファンの回転数の変化に対しても、空気吸込口体をバランス良く浮上させることができるなどの効果を奏するのである。
第6に、本発明の排気循環型掃除機においては、掃除機本体内に、吸込んだ汚水や水分を貯める回収水貯留容器を設けると、床面などにこぼれている汚水なども吸込んで回収できるので、作業性が一層向上するなどの効果を奏するのである。
第7に、本発明の排気循環型掃除機においては、空気吸込口体から、洗浄水、洗浄液、温水、水蒸気などのいずれかを、空気とともに噴射することができるように構成すると、床面の埃やゴミ等を吸込みするだけでなく、床面を水拭きしたように綺麗に清掃することができる結果、特に、床面などに付着している頑固な汚れや油分を含んだ汚れ更にシミ等も洗浄できるのであり、又その後、洗浄後の汚水も吸込むことができるのである。特に、空気吸込口体を前後に移動させて掃除を行なう過程で、床面などにきれいな洗浄水などを噴き出してすすぎができるようになるのである。しかも、洗浄からすすぎ、埃やゴミ等と共に、洗浄やすすぎに使用した水分(汚水)の回収という一連の工程は、空気吸込口体を前後に移動させるだけで行なえるようになり、清掃作業の短縮を実現させることができるなどの効果を奏するのである。
第8に、本発明に係る排気循環型掃除機の一部を構成してなる空気吸込口体においては、この空気吸込口体における下部中央箇所に排気噴出口が設けられ、該排気噴出口における出口の周囲に、排気を清掃面に流通させて空気吸込口体を清掃面から浮上させるための平面部が形成され、更に、該平面部の周囲に空気吸込口が形成されていると、空気吸込口体の浮上をバランス良く行うことができるうえ、空気吸込口を排気噴出口の周囲に設けたことによって、空気吸込口体の下方の幅広い面で、清掃ができるので、清掃の作業性が著しく向上するなどの効果を奏するのである。
又、本発明に係る排気循環型掃除機の一部を構成してなる空気吸込口体においては、平面部の終端は、上方向に湾曲されたうえで、空気吸込口の内壁面へと連設されてなり、排気噴出口から噴出された排気が、前記平面部の終端における内壁面に誘導されて上方向に循環され易い構造に構成されてなり、これによって、排気噴出口から噴出される排気圧又は排気量をさほど高くしないように調整してゴミや塵更に埃などを含んだ空気(排気)が空気吸込口体の外方に漏出、飛散するのを防止する一方、空気吸込口体における平面部の終端を上方向の湾曲状に形成して、そのまま空気吸込口の内壁面へと連接することで、排気噴出口から噴出された排気が、前記平面部における終端の湾曲面に沿って上昇することによって、空気吸込口体が一層浮上し易くなる上、排気の外方への漏れが防止されて当該排気の循環が円滑になるだけでなく、ゴミや塵更に埃などの回収が至極容易に行われる結果、清掃の作業性が著しく向上するなどの効果を奏するのである。
このように、本発明においては、空気吸込口体における平面部の終端を上方向の湾曲状に形成して、そのまま空気吸込口の内壁面へと連接することで、空気吸込口体の平面部と清掃面との間を流通した排気が、空気吸込口体を更に浮上させる効果が得られると共に、塵や埃更にゴミなどを含む空気(排気)が上方向に吸引、循環し易くなるなどの効果を奏するのである。
又、本発明に係る排気循環型掃除機の一部を構成してなる空気吸込口体においては、窓ガラス及び壁面などを洗浄する空気吸込口体であって、当該空気吸込口体を、内側に排気噴出口が横方向に長いスリット形状に形成されている一方、空気吸込口が排気噴出口に沿って近接した前後に2箇所にスリット形状に形成された窓拭き用の空気吸込口体に構成すると、排気噴出口から噴出した水分によって、窓ガラスをきれいに洗浄し得るのであり、また、洗浄後の汚水を、下方に落下させることなく、全て空気吸込口から吸込みすることができるのであり、これによって、通行人に汚水を掛けたり、落下面を汚すことが無いなどの効果を奏するのである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例に基づき詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではないのである。
図1は本発明の実施例1に係る排気循環型掃除機を示す全体斜視図であり、図2はその掃除機における掃除機本体の内部において流体の流れを示す模式図である。
図1に示す実施例1の排気循環型掃除機(以下、実施例1の掃除機と略称する。)1は、掃除機本体2と、空気吸込み用ホース8と、空気吸込み用延長パイプ9と、排気用ホース11と、排気用延長パイプ12と、排気用ホース11を空気吸込み用ホース8内に接続するアタッチメント13と、空気吸込口体14とが組み付けられたもので構成されている。
尚、空気吸込口体14は図示した形状のものに限らず、清掃箇所に応じた他の形状のものにも交換可能に構成されており、また、掃除機1には、紙パックフィルターを用いないサイクロン式のものも含まれる。
図1及び図2に示すように、掃除機本体2は、掃除機本体ケース3内に電動モータ(図示せず)の駆動力を得て回転する電動ファン4と、集塵を補足するフィルタ5が内装されており、この掃除機本体ケース3には、空気吸込口6と、排気噴出口7とが設けられている。そして、この掃除機本体ケース3内には、この場合、吸込んだ汚水の回収水貯留容器45が収容されている。
この実施例1の掃除機1の使用においては、空気吸込み用延長パイプ9の手元側に設けられている手元スイッチ10をONにして、掃除機本体2内の電動ファン4を回転させて、空気吸込口体14内から空気吸込み用延長パイプ9及び空気吸込み用ホース8を通じて掃除機本体ケース3内に、塵やゴミ等を含む空気を吸引させて電動フィルタ5で塵やゴミを集塵・補足するとともに、これらとともに水分を吸い込んだときには、水分を回収水貯留容器45内に貯留し、塵やゴミ更に水分を除去した排気を、排気用ホース11から排気用延長パイプ12を通じて、空気吸込口体14から外部に噴き出し、この排気を再び空気吸込口体14で吸引するという排気循環が行なわれる。
そして、その使用においては、空気吸込口体14から噴き出した排気によって、空気吸込口体14を、床面などの掃除面から浮上させることができるのである。この掃除機1の使用状況下において、例えば空気吸込み用延長パイプ9を手でもって持ち上げようとすると、前記空気吸込口体14は大気圧の影響によって清掃面に吸い付くような方向の吸引力が発生するのである。
図1及び図2に示す実施例1の掃除機では、清掃員が取り扱い易いように、排気用ホース11の一部が空気吸込み用ホース8内に導入され、排気用延長パイプ12が空気吸込み用延長パイプ9内に設けられている。このように、空気吸込口体14は、空気を吸込むだけでなく、排気も行なわれるように構成されている。
このように、図1〜図6に示すように、実施例1の掃除機1では、空気吸込み用延長パイプ9内に排気用延長パイプ12が設けられており、これらの先端部と空気吸込口体14との接合は、図3の断面図に示すように、空気吸込み用延長パイプ9を空気吸込口体14のパイプ16に接合したときに、排気用延長パイプ12も同時に空気吸込口体14の該当箇所に接合されるように構成されている。
また、図4に示すように、双方の延長パイプ9,12を、長尺方向に沿った中央の仕切板16aが形成された1本のパイプ16で構成しても良いのである。
そして、図1及び図2に示す実施例1の掃除機1においては、後述する図5(b)に示すように、空気吸込口体14が清掃面Fから浮上してこの姿勢が維持されるように、排気の噴出量が自動制御されるように構成しても良いのである。この場合、この制御は、掃除機本体2内の電動ファン4の回転数が、空気吸込口体14を浮上させるのに必要なデータと比較して、最適な回転数になっているのかを比較・演算することにより行なわれ、これらはマイコン制御で行なわれる。このため、掃除機本体2内には、電動ファン4の回転数を検知するセンサSと、制御回路基板を内装した制御回路ボックスNが設けられている。
図5において(a)図は、本発明の実施例1による排気循環型掃除機の一部を構成する第1形状の空気吸込口体を示す斜視図であり、図5において(b)図は、第1形状の空気吸込口体を側面断面図で示す作用図である。
図5において(a)図及び(b)図に示す第1形状の空気吸込口体14は、横方向に長く形成された矩形の箱形を有するケース部15の上面中央から上方に向けて、短尺状で、しかも前記空気吸込み用延長パイプ9に接続するための空気吸込み用パイプ16が突出されており、この空気吸込み用パイプ16内には、当該空気吸込み用パイプ16よりも小径の排気用パイプ17が位置し、空気吸込み用パイプ16の下部が空気吸込口体14の下部周縁に沿って形成された空気吸込口18に連通し、排気用パイプ17の下部が空気吸込口体14の下部中央面に形成されている排気噴出口19に連通し、ケース部15の下部に、空気吸込口18と排気噴出口19を形成している平面部20が設けられ、この平面部20の下面とケース部15の下縁とを面一に揃えた形状を有している。
図5において(a)図に示すように、この第1形状の空気吸込口体14の下面に形成されている排気噴出口19は、左右方向に長く形成され、且つ前後方向に幅狭く形成されたスリット状に形成されており、この排気噴出口19の出口周囲には平面部20による平坦面が形成され、この平面部20の周縁部と空気吸込口体14の矩形のケース部15の下端周縁部との間に空気吸込口18が形成されている。
図5の各図に示すように、この第1形状の空気吸込口体14の使用においては、掃除機本体2から、電動ファン4の回転によって排気路A内に送られてきた排気が、排気噴出口19から清掃面Fに向けて垂直方向に噴出され、この噴出された排気圧によって、噴出された後に空気吸込口体14の下面と清掃面Fとの間を流通する排気とによって、空気吸込口体14を清掃面Fから浮上させるように構成されているのであり、この状態で、空気吸込口体14を前後に円滑に移動させて使用することができるのである。
すなわち、図5において(b)図に示すように、空気吸込口体14には、自身の重さと、大気圧、更に空気吸込口18から空気が吸い込まれる吸引力とによって、清掃面Fに押し付けられる方向(矢P方向)に力が働くが、空気吸込口体14の排気噴出口19から噴出された排気が、空気吸込口体14の下面と清掃面Fとの間に作用、流通するため、空気吸込口体14には、常に浮き上がる方向(矢U方向)が働いて、空気吸込口体14が常に一定の間隔を保って床面Fから浮上するのである。
このように空気吸込口体14が浮上した状態で清掃が行なわれると、空気吸込口体14が、円滑に清掃面F上を移動させることができる結果、清掃面Fに吸着したり、カーペットなどに吸着させたりしないのである。しかも、排気によって清掃面F上の埃やゴミが浮上し、排気とともに、空気吸込口18から空気吸込み路B内に吸引されて回収され、更にこの埃やゴミは電動フィルタ5に集塵・捕捉された後の排気が、再び排気路A内に送られるという排気循環が行なわれるのである。
図6(a)図は、本発明の実施例1による排気循環型掃除機の一部を構成する第2形状の空気吸込口体を示す斜視図であり、図6(b)図は、第2形状の空気吸込口体を側面断面図で示す作用図である。
図6の(a)図及び(b)図に示す第2形状の空気吸込口体14は、横方向に長く形成された矩形の箱形を有するケース部15の上面中央から上方に向けて、短尺状で、しかも前記空気吸込み用延長パイプ9に接続するための空気吸込み用パイプ16が突出されており、この空気吸込み用パイプ16内には、当該空気吸込み用パイプ16よりも小径の排気用パイプ17が位置し、空気吸込み用パイプ16の下部が空気吸込口体14の下部周縁に沿って形成された空気吸込口18に連通し、排気用パイプ17の下部が空気吸込口体14の下部中央面に形成されている排気噴出口19に連通し、ケース部15の下部に、空気吸込口18と排気噴出口19を形成している平面部20が設けられ、この平面部20の下面とケース部15の下縁とを面一に揃えた形状を有している点では、図5で示したものと同様である。
ところが、この第2形状の空気吸込口体14では、図6の(a)図及び(b)図で示すように、平面部20の終端を、上方向に湾曲されたうえで、空気吸込口18の内壁面へと連設される湾曲面Rを形成し、排気噴出口19から噴出された排気が、平面部20の終端の湾曲面Rに誘導されて上方向に吸引、循環され易い構造に構成されている。
そのため、排気噴出口19から噴出された排気は、平面部20と清掃面Fとの間を流通するが、やがて排気は、平面部20における終端の湾曲面Rに沿って、矢印で示すように、上方向に誘導、循環されるので、空気吸込口体14が一層浮上し易くなるうえ、排気が空気吸込口体14の外方に漏出、飛散するのを確実に防止できるのである。また、平面部20の終端を上方向に湾曲させて、そのまま空気吸込口の内壁面へと連接されているので、排気の吸引、循環を円滑に行うことができるうえ、ゴミや塵更に埃などの回収が至極容易に行うことができるのである。
このように、この実施例では、平面部20と清掃面Fとの間を流通した排気は、空気吸込口体14における平面部20終端の湾曲面Rに沿って上方に向かうので、空気吸込口体14を更に浮上させる効果が得られると共に、埃やゴミ更に埃などが上方向に舞い上げられ、空気吸込み路B内から空気吸込み用パイプ16内へとスムーズに吸引されて、排気循環が円滑に行われるのである。
図7において(a)図は、本発明の実施例1に係る排気循環型掃除機の一部を構成する第3形状の空気吸込口体を示す一部断面斜視図であり、図7において(b)図は、同じくその底面図であり、図7において(c)図は、同じくその側面断面図である。
これら各図に示す第3形状の空気吸込口体14は、横方向に長く形成された底面視矩形のケース部15の上面中央から上方に向けて、短尺パイプで、しかも前記空気吸込み用延長パイプ9に接続するための空気吸込み用パイプ16が突出されており、この空気吸込み用パイプ16内には、当該空気吸込み用パイプ16よりも小径の排気用パイプ17が位置し、空気吸込み用パイプ16の下部が、空気吸込口体14におけるケース部15とこのケース部15に対して間隔を設けて形成されている内壁部分22とによって形成された空間に連通しており、この空間が空気吸込路Bになり、この空気吸込路Bの下端部が、空気吸込口18に構成されている。
そして、空気吸込み用パイプ16の内部に小径の排気用パイプ17が位置し、この排気用パイプ17の下端部は、下方に向かうに従って幅広く形成され、前後の幅が狭く形成された内壁29と平面部20とに囲まれて形成された排気路A内と連通しており、平面部20の中央には、左右方向に長いスリット状の排気噴出口19が形成されている。
この第3形状の空気吸込口体14の平面部20は、空気吸込口体14の下面に嵌まり込んだ状態で、ビス23,23・・で止められて着脱自在に装着されており、このビス23,23・・を取り外すことによって平面部20を取り除くことにより、空気吸込口体14の下面の間隔を大きく調整することができるのである。
図8において(a)図は、平面部を着脱自在に装着した状態の空気吸込口体の下部周辺部を示す側面部分断面図であり、同(b)図は、平面部を取り外した状態の空気吸込口体の下部周辺部を示す側面部分断面図である。
図8において(a)図に示すように、空気吸込口体14の下部に平面部20が着脱自在に装着された状態では、排気噴出口19から噴出された排気が清掃面Fに衝突し、更に、この排気が排気噴出口19から空気吸込口18方向に流れることによって、空気吸込口体14を上方に押し上げて、清掃面Fから浮上させることができるのである。
これに対して、図8において(b)図に示すように、空気吸込口体14の下部に着脱自在に装着されている平面部20を取り外すと、空気吸込口体14の下面の位置、間隔が平面部20の厚さ相当分広がり、しかも、空気吸込口18の周囲がこの高くなった下面より低い位置になるため、排気噴出口19から空気吸込口18に流れる排気が、空気吸込口体17の下方で滞留しながら空気吸込口18に流れる。このため、空気吸込口体14は、更に、浮上し易い状態になるのである。
図9(a)図は、排気噴出口及び平面部の下面に、通気性、又は、通気性及び通水性を有する面状体を被覆した状態の空気吸込口体を示す斜視図であり、図9(b)図は、同じくその下部周辺部を示す側面断面模式作用図である。
この面状体Sは、スポンジ、布、化学繊維等の多孔質材を矩形状に形成し、平面部20を巻き込むようにして取付けている。
図9(b)に示すように、排気噴出口19から噴出された排気は、面状体Sを通気して清掃面Fに衝突し、更に、この排気が排気噴出口19から空気吸込口18方向に流れることによって、空気吸込口体14を上方に浮上させながら、埃やゴミを除去している。
ところが、清掃面Fには、排気圧(空気)で浮かすことができない頑固なゴミや汚れなどが付着していることもある。
このような場合には、空気吸込口体14を浮上させている力に抗しながら、空気吸込口体14を清掃面Fに押圧して、面状体Sを清掃面に密着させながら移動すれば、清掃面Fに付着した頑固なゴミや汚れを拭き取ることができ、清掃面Fをより確実に清掃することができるのである。
そして、面状体Sで拭き取った後には、空気吸込口体14への押圧を解除するだけで、空気吸込口体14は、再び浮上して、通常の使用状態に戻されるのである。
なお、面状体Sは、新品と取替え可能なように、着脱可能にしておくのが好ましい。
次に、本発明の実施例2に係る排気循環式掃除機について説明する。
図10は本発明の実施例2に係る排気循環型掃除機を示す全体斜視図であり、図11はその掃除機における掃除機本体の内部において流体の流れを示す模式図である。
これら各図に示す、本発明の実施例2による排気循環型掃除機(以下、実施例2の掃除機と略称する。)1は、図1及び図2に示す実施例1の排気循環型掃除機1を改良したものであり、排気と共に、水分や水滴又は水蒸気などのいずれかを同時に噴出して、その後、これらを空気吸込口から回収することができるものである。
図10及び図11に示す実施例2の排気循環型掃除機1は、空気吸込口体14から空気と共に洗浄水Wを噴出すことができるように、掃除機本体ケース3の側部には水貯留容器25が設けられている。そして、この掃除機本体ケース3内で回転する電動ファン4の回転によって生じる風圧が水貯留容器25内に及ぶように、掃除機本体ケース3と水貯留容器25とがパイプ26で連通されている。そして、水貯留容器25内に充填された水の排出用配管27が、水貯留容器25内から、空気吸込用ホース8及び空気吸込用延長パイプ9に沿って設けられており、この排出用配管27の先端部が、空気噴出口体14の空気噴出路に接続することができるように構成されている。それ以外の構造は、前述した実施例1の排気循環型掃除機と同様である。
そして、この排出用配管27の途中にバルブVが設けられて、当該バルブVの開・閉の調整が、空気吸込用延長パイプ12の手元側に設けられている手元スイッチ10の操作によって手動操作で行なわれるように構成されている。
図12において(a)図は、この実施例2の掃除機に用いられている空気吸込口体を示す斜視図であり、図12において(b)図はこの空気吸込口体を側面断面視して示す作用図である。
図10、図11及び図12の各図において、この実施例2の掃除機1によれば、電動ファン4の風圧によって、水貯留容器25内に充填されている水Wが、排出用配管27内を通じて空気吸込口体14の排気噴出口19から排気(空気)とともに噴き出される。この噴出される洗浄水Wは、霧又は水滴であり、図12において(b)図に示すように、この洗浄水Wの水分で清掃面Fを洗浄し、洗浄後の汚れた洗浄水が、排気(空気)と共に、空気吸込口体14で吸込まれて掃除機本体ケース3内に送られる。そして、清掃時に、空気吸込口体14を前後方向に移動させるだけで、水洗いと、すすぎと、汚れた水などの回収が行なえるのである。
そして、図11に示すように、空気中に含まれている埃やゴミは電動フィルタ5で集塵・補足され、又、汚水は回収水貯留容器45内に回収され、濾過された排気が再び空気吸込口体14に送られる。
又、この実施例2の掃除機1も、排気を利用して空気吸込口体14を清掃面から浮上させて使用されるのである。
尚、掃除機本体2内の電動ファン4の回転によって配管内に生じる負圧を利用して、水Wが噴出方向に送り出されるように構成しても良いのである。
このように、空気と共に、霧状又は水滴状の洗浄水が、タイル面やガラス面などの清掃面に噴出されると、埃やゴミなどを吸引すると共に、清掃面に付着している汚れも洗浄されて、洗浄後の汚れた水分は、掃除機本体2内に吸引されて、回収水貯留容器45内に貯留される。
図13(a)図は、この実施例2の掃除機に用いられている他の空気吸込口体を示す斜視図であり、図13(b)図は、この空気吸込口体を側面断面視して示す作用図である。
この空気吸込口体14は、図13の(a)図及び(b)図に示すように、平面部20の終端が上方向に湾曲されたうえで、空気吸込口18の内壁面へと連設されており、これによって、排気噴出口19から噴出された排気が、平面部20における終端の内壁面(湾曲面R)に吸引、誘導されて上方向に循環され易い構造に形成されている点に特徴がある。
この実施例の掃除機1でも、電動ファン4の風圧によって、水貯留容器25内に充填されている洗浄水Wが、排出用配管27内を通じて空気吸込口体14の排気噴出口19から排気(空気)とともに噴き出される。この噴出される洗浄水Wは、霧又は水滴であり、洗浄水Wの水分で清掃面Fを洗浄し、洗浄後の汚れた洗浄水が、排気(空気)と共に、空気吸込口体14で吸込まれて掃除機本体ケース3内に送られる。そして、清掃時に、空気吸込口体14を前後方向に移動させるだけで、水洗いと、すすぎと、汚れた水などの回収を行うことができるが、平面部20の終端が、上方向に湾曲されたうえで、空気吸込口18の内壁面へと連設される湾曲面Rに形成されており、排気噴出口19から噴出された排気は、平面部20の終端の湾曲面Rに吸引、誘導されて上方向に循環され易い構造に形成されている。
そのため、排気噴出口19から噴出された排気は、平面部20と清掃面Fとの間の流通するが、やがて排気は、平面部20の終端の湾曲面Rに沿って、矢印に示すように、上方向に吸引、誘導されるので、空気吸込口体14が清掃面Fから一層浮上し易くなるうえ、排気が空気吸込口体14の外方に漏出、飛散するのを確実に防止することができるのである。また、平面部20の終端が上方向に湾曲面に形成されて、そのまま空気吸込口の内壁面へと連接されているので、排気の循環を円滑に行うことができるのであり、また、ゴミや塵更に埃などの回収が至極容易に行うことができるのであり、しかも洗浄後の汚れた洗浄水も一緒に上方へ舞い上げられ、このゴミや塵更に埃と共に汚れた戦時用水を、図11に示す空気吸込み路B内から空気吸込み用パイプ16内へとスムーズに吸引して、排気循環を行うことができる。
図14は、この実施例2の掃除機1に用いられている更に他の空気吸込口体を示す分解斜視図である。また、図15(a)図は、図14で示す空気吸込口体の斜視図であり、図15(b)図は、図14で示す空気吸込口体を側面断面視して示す作用図である。
この空気吸込口体14では、前述のような、空気吸込口体14における排気用パイプ17が、空気吸込み用パイプ16内に設けられた二重管構造ではなく、各々別のルートから排気用パイプ17と空気吸込み用パイプ16とが、空気吸込口体14に連結される構造にされている点で、前述の実施例とは相違するものである。
具体的には、排気用パイプ17は、ジャバラ管17aを介して左、右に分岐され、このジャバラ管17aの下端に排気連結口17bを設けてなり、排気連結口17bには、水を排出する排出用配管27の先端部が各々分岐されて連結している。
また、ケース部15の上面には、排気連結口17bを貫通する貫通孔15aを左、右に開設している。
このケース部15内には、前、後壁が半円状の湾曲面Rに形成された横長の柱状体15’が内装されている。
この柱状体15’の上面には、排気連結口17bが連結される連結穴5a’を形成し、且つ、柱状体15’の下面には、横長の排気噴出口19を開設している。なお、これ以外の構造は、前述した実施例の排気循環型掃除機と同様であるため、省略する。
この実施例の掃除機1でも、電動ファン4の風圧によって、水貯留容器25内に充填されている水Wが、排出用配管27内を通じて排気連結口17bから噴水され、排気噴出口19から空気とともに噴き出される。この噴出される洗浄水Wは、霧又は水滴であり、洗浄水Wの水分で清掃面Fを洗浄し、洗浄後の汚れた洗浄水が、空気と共に、空気吸込口体14で吸込まれて掃除機本体ケース3内に送られる。そして、清掃時に、空気吸込口体14を前後方向に移動させるだけで、水洗いと、すすぎと、汚れた水などの回収を行うが、平面部20の終端が、上方向に湾曲されているうえで、空気吸込口18の内壁面へと連接される湾曲面Rに形成されているので、排気噴出口19から噴出された排気が、平面部20の終端における湾曲面Rに吸引、誘導されて循環され易い構造に形成されている。
そのため、排気噴出口19から噴出された排気は、平面部20と清掃面Fとの間の流通するが、やがて排気は、平面部20の終端の湾曲面Rに沿って、矢印に示すように、上方向に吸引、誘導されるので、空気吸込口体14が清掃面Fから一層浮上し易くなるうえ、排気が空気吸込口体14の外方に漏出、飛散するのを確実に防止することができるのである。また、平面部20の終端が上方向に湾曲面に形成されて、そのまま空気吸込口の内壁面へと連接されているので、排気の循環を円滑に行うことができる上、ゴミや塵更に埃などの回収が至極容易に行うことができるのであり、しかも洗浄後の汚れた洗浄水も一緒に上方へ舞い上げられ、このゴミや塵更に埃と共に汚れた戦時用水を、図11に示す空気吸込み路B内から空気吸込み用パイプ16内へとスムーズに吸引して、排気循環を行うことができるのである。
図16において(a)図は、本発明の実施例3による排気循環型掃除機掃除機における掃除機本体の内部において流体の流れを示す模式図であり、図16において(b)図は、この掃除機の空気吸込口体を側面断面視して示す作用図である。
これらの各図に示すように、本発明の実施例3に係る排気循環型掃除機1においては、洗浄水を送り出す排出用配管27内の途中部に、水蒸気発生装置30が設けられて、洗浄水Wを水蒸気にして空気吸込口体14の排気噴出口19から排気と共に噴出されるように構成されているのであり、このように構成することにより、図示しないが、手元スイッチの開・閉によって水蒸気発生装置30内のヒータを切断して水又は洗浄水で清掃面を洗浄するようにしても良いのであり、又、この洗浄後に水蒸気で清掃面を乾燥させたり、高熱殺菌を行ったりしても良いのである。
又、水蒸気発生装置30から発生した水蒸気によって清掃面(洗浄面)Fに付着している頑固な汚れや油分を含んだ汚れを除去したり、この汚れを除去した後の汚れた水分が空気吸込口18で吸込まれて、掃除機本体2内の回収水貯留容器45内に回収される。
次に、本発明の実施例4による排気循環型掃除機について説明する。
図17において(a)図は、本発明の実施例4に係る排気循環型掃除機における掃除機本体の内部において流体の流れを示す模式図であり、図17において(b)図は、この掃除機の空気吸込口体を側面断面視して示す作用図である。
これら各図に示す実施例4による排気循環型掃除機1は、前述した実施例3による排気循環型の掃除機を更に改良したもので、掃除機本体2内又は当該掃除機本体2の排気口7に合わせた位置に、排気を加熱する排気加熱装置31が設けられたもので構成されている。
このように、排気加熱装置31で排気を加熱すると、乾燥した温かい排気を排気噴出口19から噴出して、洗浄水Wの水分で濡れた清掃面(洗浄面)Fを乾燥させることができるのである。
尚、排気の加熱によって清掃面を乾燥するという方式を採らずに、洗浄水を温水にして乾燥を早めるようにしても良いのである。又、洗浄水に洗剤を添加したり、病院等の特定施設の清掃の場合には、洗浄水に代えて消毒液、除菌液又は殺菌液などのいずれかを充填しても良いのである。
図18は、実施例5による窓拭き用の空気吸込口体を側面断面視して示す作用図であり、図19は、実施例5による窓拭き用の空気吸込口体を接続した掃除機本体の他の実施例を示す側面断面模式図であり、図20は、実施例5による窓拭き用の空気吸込口体を接続した掃除機本体の更なる他の例を示す側面断面模式図である。
図18に示す実施例5の窓拭き用の空気吸込口体14は、外側ケース38内に、小径のパイプ39,39で形成された排気路55,55が設けられ、これら排気路55,55で囲まれた内側に空気吸込み路Bが設けられ、外側ケース38と小径のパイプ39,39の間には排気路A,Aが形成されており、小径のパイプ39,39の先端部が細く絞られた形状を有し、図示していないが、先端部に向かうに従って横方向に大きく広がっており、排気噴出口19,19と空気吸込口18は、ガラス面Gに沿うように横直線方向に形成され、空気吸込口18の途中部分は、空気吸込口18の先端部全体をガラス面Gに沿わせて操作がし易いように折曲されている。
この実施例5の窓拭き用の空気吸込口体14では、外側ケース38の内壁に最も近い排気路A,Aが、排気用ホース11aによって掃除機本体2の排気噴出口7aに接続されており、又、小径のパイプ39,39で形成されている排気路55,55が、排気用ホース11bによって掃除機本体2内に設けられている排出用配管27の先端部27aに接続されている。また、空気吸込み路Bが、空気吸込み用ホース8によって掃除機本体2の空気吸込み口6に接続されている。
図18に示す掃除機本体2内には、洗浄水を貯留する水貯留容器45が収容されており、その上方には汚れた水をろ過するフィルタ5が設けられている。この掃除機本体2の吸引及び排気は、前述した各実施例の掃除機本体と同様に、電動ファン4の回転により行われるが、排気噴出口7aから排気用ホース11aには、空気が排気され、排気用ホース11bには、水貯留容器25内の水を含んだ空気が噴出される。
このため、空気吸込口体14の外側ケース38の内壁に最も近い排気路A,Aの先端部から前方に向けて空気が噴き出し、その内側の排気路55,55の先端部から前方に向けて水分を含んだ空気が噴き出される。
図18によりこの実施例5による窓拭き用の空気吸込口体14の使用方法とその作用を説明すると、掃除機本体2の電源をONさせて電動ファン4を回転させた状態で、空気吸込口体14の先端部全体を窓ガラス面Gに沿わせる。このようにすると、電動ファン4の回転による負圧によって、排気路A,Aの先端部から噴出された空気は、ガラス面Gに当たって、ガラス面Gに沿って広がる方向に流れ、排気路A,Aの内側に位置する排気路55,55の先端部から噴き出された水滴又は霧状になった水分を含んだ空気は、排気路55,55の径が比較的小さいことに加えてその先端部が細く絞られた形状になっているために、前方のガラス面Gに向けて強く噴き出される。
このため、この実施例では、空気吸込口体14の先端部から噴き出した空気の流通層がガラス面Gと空気吸込口体14の先端部との間に発生して、当該空気吸込口体14の先端部がガラス面Gから少し浮いた状態になるが、噴出した空気の多くが空気吸込口体14から吸い込まれるという吸引作用も働いているために、空気吸込口体14の先端部をガラス面Gに押し当てる方向に操作しても、空気吸込口体14の先端部はガラス面Gに接触することなく、適度の間隔が維持された状態になる。
このため、空気吸込口体14の外側ケース38の内壁面に沿って設けられている排気路A,Aの先端部から噴出された空気と、排気路55,55の先端部から噴き出された水滴又は霧状になった水分を含んだ空気とによって、ガラス面Gに付着している埃や汚れが落とされるのであるが、特に、排気路55,55の先端部から噴き出された水滴又は霧状になった水分を含んだ空気は強く噴き出されるため、ブラシと水で洗浄したときと同様にガラス面Gを綺麗に洗浄することができる。
そして、窓ガラス面Gに付着している汚水は、空気吸込口体14を通じて、掃除機本体2内まで吸引され、掃除機本体2内に吸引された汚水は、フィルタ5で汚れの大きな粒子が除去されて、下方の水貯留容器45内に貯められる。
尚、図18に示す掃除機本体2内には、水貯留容器45の上方にフィルタ5を設けて、空気吸込み口6から掃除機本体2内に吸い込まれた汚水をろ過するように構成されているが、例えば、水貯留容器45の中央に縦方向のフィルタで形成した仕切りを設けて、この仕切りで区切った一方側に吸い込んだ汚水を入れ、仕切りでろ過された水が他方側に貯まるようにして、浄化された水を再び吸引させるようにしてもよいのである。
又、前記実施例に代えて、例えば、図19に示すように、掃除機本体ケースの内側に汚水を貯める回収水貯留容器45を設けるとともに、掃除機本体ケースの外側に洗浄水Wを貯める水貯留容器25を取り付けて、当該水貯留容器25内に向けて取り付けられている排出用配管27の先端部27aに排気用ホース11bの基部側になる一端部を接続し、又、掃除機本体2の排気噴出口7aに排気用ホース11aの基部側になる一端部を接続し、更に、空気吸込み用ホース8の基部側になる一端部を掃除機本体2の空気吸込み口6に接続して、負圧を利用して水貯留容器25内のきれいな水を空気吸込み口6から噴き出させて、空気吸込口体14から回収した汚水を、掃除機本体2内の回収水貯留容器45内に貯めるようにしても良いのである。
更には、図20に示す掃除機本体2のように、回収水貯留容器45と水貯留容器25とを併設すると共に、これらをフィルタ5で仕切って、回収水貯留容器45内に回収した汚水を当該フィルタ5でろ過して水貯留容器25内に移動させるように構成してもよいのである。
この場合、回収水貯留容器45内から水貯留容器25内に向けた水の移動は、水貯留容器25内の洗浄水Wが排出用配管27から吸引されることによる減少を補うために自然に行われるが、掃除機本体2内に設けられている電動ファン4の回転による負圧を利用したり、回収水貯留容器45内の汚水をポンプで吸引して水貯留容器25内に移すように吸引濾過を行ってもよいのである。
尚、この空気吸込口体14が接続される排気循環型の掃除機本体2としては、前記各実施例のものが好適に用いられるのであり、従って、ここでは重複説明を避けるため省略する。
図21は、図18〜図20で示された窓拭き用の空気吸込口体14の他の実施例を示す側面断面模式図である。この窓拭き用の空気吸込口体14は、外側ケース38内に、一定間隔を設けて形成された小径のパイプ39を設けたものであり、このパイプ39の細く絞られた先端部の排気噴出口19から水分を含んだ空気が前方のガラス面Gに向けて強く噴き出されて当該ガラス面Gの汚れを浮かせ、その結果、ブラシと水で洗浄したときと同様にガラス面Gを奇麗に洗浄することができるのである。
そして、窓ガラス面Gに付着された汚水は、排気噴出口19の周囲に隣設された空気吸込口18に吸い込まれて、外側ケース38とパイプ39との間に設けられた排気路Aを通じて掃除機本体2内に吸引するようにしても、前述の場合と同様の効果を得ることができるのである。
図1は、本発明の実施例に係る排気循環型掃除機を示す全体斜視図である。 図2は、その掃除機における掃除機本体の内部において流体の流れを示す模式図である。 図3は、空気吸込み用延長パイプ及び排気用延長パイプとの構造を示す部分側面断面図である。 図4は、排気・吸込み一体型パイプの他の形状の一部を示す部分斜視図である。 図5において(a)図は、本発明の実施例1に係る排気循環型掃除機の一部を構成する第1形状の空気吸込口体を示す斜視図である。 図5において(b)図は、その第1形状の空気吸込口体の内部において流体の流れを示す作用図である。 図6において(a)図は、本発明の実施例1に係る排気循環型掃除機の一部を構成する第2形状の空気吸込口体を示す斜視図である。 図6において(b)図は、第2形状の空気吸込口体を側面断面図で示す作用図である。 図7において(a)図は、本発明の実施例1に係る排気循環型掃除機の一部を構成する第3形状の空気吸込口体を示す一部断面斜視図である。 図7において(b)図は、同じくその底面図である。 図7において(c)図は同じくその側面断面図である。 図8において(a)図は、平面部を着脱自在に装着した状態の空気吸込口体の下部周辺部を示す側面部分断面図である。 図8において(b)図は、その平面部を取り外した状態の空気吸込口体の下部周辺部を示す側面部分断面図である。 図9において(a)図は、排気噴出口及び平面部の下面に、通気性、又は、通気性及び通水性を有する面状体を被覆した状態の空気吸込口体を示す斜視図である。 図9において、(b)図は、同じく、その空気吸込口体の内部において流体の流れを示す作用図である。 図10は、本発明の実施例2に係る排気循環型掃除機を示す全体斜視図である。 図11は、本発明の実施例2に係る排気循環型掃除機における掃除機本体の内部において流体の流れを示す模式図である。 図12において(a)図は、この他の実施例に係る排気循環型掃除機に好適に用いられている空気吸込口体を示す斜視図である。 図12において(b)図は、その空気吸込口体の内部において流体の流れを示す作用図である。 図13において(a)図は、実施例2の排気循環型掃除機に用いられている他の空気吸込口体を示す斜視図である。 図13において(b)図は、この空気吸込口体を側面断面視して示す作用図である。 図14は、本発明の実施例2に係る排気循環型掃除機に用いられている更に他の空気吸込口体を示す分解斜視図である。 図15において(a)図は、図14で示した空気吸込口体の斜視図である。 図15(b)図は、図14で示した空気吸込口体を側面断面視して示す作用図である。 図16において(a)図は、本発明の実施例3に係る排気循環型掃除機における掃除機本体の内部において流体の流れを示す模式図である。 図16において(b)図は、本発明の実施例3に係る排気循環型掃除機における空気吸込口体の内部において流体の流れを示す作用図である。 図17において(a)図は、本発明の実施例4に係る排気循環型掃除機における掃除機本体の内部において流体の流れを示す模式図である。 図17において(b)図は、その排気循環型掃除機における空気吸込口体の内部において流体の流れを示す作用図である。 図18は、実施例5による窓拭き用の空気吸込口体を側面断面視して示す側断面模式作用図である。 図19は、実施例5による窓拭き用の空気吸込口体を接続した掃除機本体の他の実施例を示す側断面模式作用図である。 図20は、実施例5による窓拭き用の空気吸込み口体を接続した掃除機本体の更なる他の実施例を示す側断面模式作用図である。 図21は、窓拭き用の空気吸込口体を接続した掃除機本体の更なる他の実施例を示す側断面模式作用図である。
符号の説明
1 排気循環型掃除機
2 掃除機本体
3 掃除機本体ケース
4 電動ファン
5 フィルタ
6 空気吸込口
7 排気噴出口
8 空気吸込み用ホース
9 空気吸込み用延長パイプ
11 空気吸込み用延長パイプ
12 排気用延長パイプ
13 アタッチメント
14 空気吸込口体
16 空気吸込み用パイプ
17 排気用パイプ
18 空気吸込口
19 排気噴出口
20 平面部
25 水貯留容器
R 湾曲面
F 清掃面
G ガラス面

Claims (10)

  1. 電動ファン及びフィルタが内装された掃除機本体と、空気吸込口及び排気噴出口を有する空気吸込口体と、掃除機本体と空気吸込口体とを接続する配管とが組み付けられて、電動ファンの回転による負圧によって空気吸込口体から空気が吸込まれて、フィルタで集塵・捕捉し、この集塵・捕捉後の排気が、空気吸込口体の排気噴出口から排出されて、当該排気が空気吸込口から吸込まれるように構成されている排気循環型の掃除機であって、
    空気吸込口体の排気噴出口から噴き出された排気が、空気吸込口体の下面と清掃面との間に流通して、空気吸込口体を清掃面から浮上させた姿勢で清掃が行なわれるように構成されていることを特徴とする排気循環型掃除機。
  2. 空気吸込口体は、下部中央箇所に下方に向けて排気を噴出する排気噴出口が設けられ、該排気噴出口の周囲に、排気を清掃面に流通させて空気吸込口体を清掃面から浮上させるための平面部が形成され、更に、該平面部の周囲に空気吸込口が形成されている請求項1に記載の排気循環型掃除機。
  3. 平面部の終端は、上方向に湾曲されたうえで、空気吸込口の内壁面へと連設されてなり、排気噴出口から噴出された排気が、前記平面部の終端における内壁面に誘導されて上方向に循環され易い構造に構成されている請求項1又は2に記載の空気吸込口体。
  4. 排気噴出口及び平面部の下面には、通気性、又は、通気性及び通水性を有する面状体が被覆されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の排気循環型掃除機。
  5. 掃除機本体、配管又は空気吸込口体のいずれか1つ、或いはこれらのいずれかに接続される接続管に、空気吸込口体を浮上させるために必要な排気圧及び排気量の調整を行なう圧力調整バルブが設けられている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の排気循環型掃除機。
  6. 掃除機本体内、又は該掃除機本体に隣接した箇所に、洗浄水貯蔵容器が設けられて、当該洗浄水貯蔵容器内の洗浄水が、送風ファンの回転によって発生した空気の加圧及び/又は負圧によって、或いは、掃除機本体内に設けられているポンプの駆動によって、空気吸込口体の排気噴出口から、空気とともに噴き出されて清掃面を洗浄し、洗浄後の水が、空気吸込口体の空気吸込口から掃除機本体内の回収水貯留容器内に回収されるように構成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の排気循環型掃除機。
  7. 洗浄水貯蔵容器内に、又は洗浄水が流通する配管部分に、洗浄水を温水或いは水蒸気にするヒーターが設けられ、該ヒーターで温められた温水或いは水蒸気が、空気とともに空気吸込口体の排気噴出口から噴き出されるように構成されている請求項6に記載の排気循環型掃除機。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の排気循環型掃除機の一部を構成してなる空気吸込口体であって、この空気吸込口体における下部中央箇所に下方に向けて排気を噴出する排気噴出口が設けられ、該排気噴出口の周囲に、排気を清掃面に流通させて空気吸込口体を清掃面から浮上させるための平面部が形成され、更に、該平面部の周囲に空気吸込口が形成されていることを特徴とする空気吸込口体。
  9. 平面部の終端は、上方向に湾曲されたうえで、空気吸込口の内壁面へと連設されてなり、排気噴出口から噴出された排気が、前記平面部の終端の内壁面に誘導されて上方向に循環され易い構造に構成されている請求項16に記載の空気吸込口体。
  10. 排気循環型掃除機に取り付けられ、且つ窓ガラス又は壁面などを洗浄するための空気吸込口体であって、この空気吸込口体は、筒形状を有する外筒と、該外筒内に間隔を設けて形成された内筒とを有し、しかも前記外筒に連接され、且つ横方向に扇形に広がる外側ケース部と、前記内筒に連接され、且つ前記外側ケース部内に沿うように当該外側ケース部よりも小形状を有し、しかも横方向に扇形に広がる内側ケース部とからなり、前記前後の外側ケース部と内側ケース部との間には、それぞれ所定間隔を設けて排気路が形成されており、又、前記内筒に連通する内側ケース部内に空気吸込み路が形成されており、この空気吸込み路の前端である内側ケース部の前端には横方向に長いスリット形状の空気吸込口が形成されており、更に、前記排気路の前端である前後の外側ケース部と内側ケース部との間においてその前端には、それぞれ横方向に長いスリット形状の排気噴出口が形成されていることを特徴とする空気吸込口体。
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